JPH0735239Y2 - 押しボタンスイッチ - Google Patents
押しボタンスイッチInfo
- Publication number
- JPH0735239Y2 JPH0735239Y2 JP10368089U JP10368089U JPH0735239Y2 JP H0735239 Y2 JPH0735239 Y2 JP H0735239Y2 JP 10368089 U JP10368089 U JP 10368089U JP 10368089 U JP10368089 U JP 10368089U JP H0735239 Y2 JPH0735239 Y2 JP H0735239Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- push button
- resin
- button switch
- upper portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Manufacture Of Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、樹脂から形成された押しボタンスイッチに関
する。
する。
[従来の技術] 従来、電話機などの機器に使用される押しボタンスイッ
チは、量産性に優れている点や成形が容易なことから樹
脂製の押しボタンスイッチが多く使用されている。この
押しボタンスイッチとして、異なる硬さの樹脂からなる
部材を上下に積層したスイッチが提案されている。例え
ば、ボタンをしっかりと押すことができるように上部
(スイッチ上部)を硬質な樹脂で形成し、更にボタンを
押した衝撃を吸収するように下部(スイッチ下部)を柔
軟な樹脂で形成したスイッチが提案されている。
チは、量産性に優れている点や成形が容易なことから樹
脂製の押しボタンスイッチが多く使用されている。この
押しボタンスイッチとして、異なる硬さの樹脂からなる
部材を上下に積層したスイッチが提案されている。例え
ば、ボタンをしっかりと押すことができるように上部
(スイッチ上部)を硬質な樹脂で形成し、更にボタンを
押した衝撃を吸収するように下部(スイッチ下部)を柔
軟な樹脂で形成したスイッチが提案されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この様な押しボタンスイッチは、通常、
硬質なスイッチ上部と軟質なスイッチ下部とが嵌め合わ
されて接している構造なので、長期間使用しているとそ
の境目にゴミなどが侵入し、スイッチがガタついて操作
がしにくくなることがあり、場合によってはスイッチが
分離してしまうことがあった。或は軟質のスイッチ下部
がへたってしまい、良好な押圧感が得られないという問
題が生じていた。また、電話機のように多くの押しボタ
ンスイッチがある場合には、いちいち嵌め込んで一体に
することは面倒であるという問題も生じていた。
硬質なスイッチ上部と軟質なスイッチ下部とが嵌め合わ
されて接している構造なので、長期間使用しているとそ
の境目にゴミなどが侵入し、スイッチがガタついて操作
がしにくくなることがあり、場合によってはスイッチが
分離してしまうことがあった。或は軟質のスイッチ下部
がへたってしまい、良好な押圧感が得られないという問
題が生じていた。また、電話機のように多くの押しボタ
ンスイッチがある場合には、いちいち嵌め込んで一体に
することは面倒であるという問題も生じていた。
本考案は、製造が容易で、しかも長期間使用しても壊れ
たり使用感が低下しない押しボタンスイッチを提供する
ことを目的とする。
たり使用感が低下しない押しボタンスイッチを提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 即ち、上記課題を解決するための本考案の請求項1の押
しボタンスイッチは、 硬質の樹脂から形成されたスイッチ上部と、該スイッチ
上部を構成する樹脂より軟質な樹脂から形成されたスイ
ッチ下部と、からなる押しボタンスイッチであって、 上記スイッチ上部の底部側には、上記スイッチ下部側に
張り出して該スイッチ下部を貫く脚部を備えるととも
に、該スイッチ下部は上記スイッチ上部の底部側に上記
軟質な樹脂を充填して形成したことを要旨とする。
しボタンスイッチは、 硬質の樹脂から形成されたスイッチ上部と、該スイッチ
上部を構成する樹脂より軟質な樹脂から形成されたスイ
ッチ下部と、からなる押しボタンスイッチであって、 上記スイッチ上部の底部側には、上記スイッチ下部側に
張り出して該スイッチ下部を貫く脚部を備えるととも
に、該スイッチ下部は上記スイッチ上部の底部側に上記
軟質な樹脂を充填して形成したことを要旨とする。
更に、請求項2に記載の押しボタンスイッチは、 上記スイッチ上部の内部に、該スイッチ上部の底部側か
らスイッチ上部の上面に達して、該スイッチ上部を貫通
する空隙を形成したことを要旨とする。
らスイッチ上部の上面に達して、該スイッチ上部を貫通
する空隙を形成したことを要旨とする。
ここで、上記スイッチ上部の上面に露出する空隙の形状
が、例えば数字,アルファベット,記号等に相当する形
状であると、その空隙にスイッチ下部の一部が入り込む
ことによって、スイッチの機能をはっきりと表示でき、
見やすくなるので好適である。更に、スイッチ上部とス
イッチ下部の色を区別すると、上記機能の表示が一層は
っきりするので好適である。
が、例えば数字,アルファベット,記号等に相当する形
状であると、その空隙にスイッチ下部の一部が入り込む
ことによって、スイッチの機能をはっきりと表示でき、
見やすくなるので好適である。更に、スイッチ上部とス
イッチ下部の色を区別すると、上記機能の表示が一層は
っきりするので好適である。
[作用] 本考案の請求項1の押しボタンスイッチは、スイッチ上
部が硬質の樹脂から形成され、更にスイッチ下部が軟質
の樹脂から形成され、それらが一体になされているの
で、スイッチを押した場合にしっかりスイッチを押すこ
とができるとともに、適度なクッションの作用があり、
スイッチの使用感を向上させる。更に、上記スイッチ上
部の底部側には、充填されたスイッチ下部が密着してし
っかりと接合している。その上、スイッチ上部の底部側
からスイッチ下部側に張り出した脚部がスイッチ下部を
貫く構成であるので、脚部の周囲に充填された樹脂が密
着し、この点からも接合性が向上している。また、この
脚部は硬質の樹脂から形成されているので、スイッチ下
部のへたりを防止するとともに、スイッチを押したとき
には、脚部の硬さ及びその周囲の樹脂の柔らかさの組合
せにより、好適な押圧感が実現される。
部が硬質の樹脂から形成され、更にスイッチ下部が軟質
の樹脂から形成され、それらが一体になされているの
で、スイッチを押した場合にしっかりスイッチを押すこ
とができるとともに、適度なクッションの作用があり、
スイッチの使用感を向上させる。更に、上記スイッチ上
部の底部側には、充填されたスイッチ下部が密着してし
っかりと接合している。その上、スイッチ上部の底部側
からスイッチ下部側に張り出した脚部がスイッチ下部を
貫く構成であるので、脚部の周囲に充填された樹脂が密
着し、この点からも接合性が向上している。また、この
脚部は硬質の樹脂から形成されているので、スイッチ下
部のへたりを防止するとともに、スイッチを押したとき
には、脚部の硬さ及びその周囲の樹脂の柔らかさの組合
せにより、好適な押圧感が実現される。
また、請求項2に記載の押しボタンスイッチは、上記ス
イッチ上部の底部側から上面に達する空隙が、スイッチ
上部を貫いて形成されているので、流し込まれたスイッ
チ下部の軟質の樹脂は上面にまで達して露出する。従っ
てこの構成により、上記作用に加えて、スイッチ上部と
スイッチ下部との接合性が一層向上するとともに、上面
に露出した部分がはっきりと区別されるので、押しボタ
ンスイッチの機能の表示が明瞭になされる。更に、長期
間使用された場合にも、上面の表示は消えることがない
ので、押しボタンスイッチの耐久性を向上させる作用が
ある。
イッチ上部の底部側から上面に達する空隙が、スイッチ
上部を貫いて形成されているので、流し込まれたスイッ
チ下部の軟質の樹脂は上面にまで達して露出する。従っ
てこの構成により、上記作用に加えて、スイッチ上部と
スイッチ下部との接合性が一層向上するとともに、上面
に露出した部分がはっきりと区別されるので、押しボタ
ンスイッチの機能の表示が明瞭になされる。更に、長期
間使用された場合にも、上面の表示は消えることがない
ので、押しボタンスイッチの耐久性を向上させる作用が
ある。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本実施例の押しボタンスイッチ1を示してお
り、この押しボタンスイッチ1は、硬質の樹脂(例えば
ABS樹脂)からなるスイッチ上部2と、それよりの軟質
の樹脂(例えば熱可塑性のエラストマー樹脂)からなる
スイッチ下部3とから形成されている。
り、この押しボタンスイッチ1は、硬質の樹脂(例えば
ABS樹脂)からなるスイッチ上部2と、それよりの軟質
の樹脂(例えば熱可塑性のエラストマー樹脂)からなる
スイッチ下部3とから形成されている。
上記スイッチ上部2は、第2図ないし第5図に示すよう
に、箱状のスイッチ上部本体4と、その本体4から下方
に張り出す4本の脚部5とから構成されている。スイッ
チ上部本体4の上面6には、井字形の凹部7が形成さ
れ、更にその凹部7の底となる部分には円盤状底部8が
形成されている。
に、箱状のスイッチ上部本体4と、その本体4から下方
に張り出す4本の脚部5とから構成されている。スイッ
チ上部本体4の上面6には、井字形の凹部7が形成さ
れ、更にその凹部7の底となる部分には円盤状底部8が
形成されている。
また、井字形の凹部7の端部は円盤状底部8からはみ出
しているので、このはみ出した部分が上記本体4の上面
6を貫いて後述する空隙9の一部となっている。更に、
本体4の内部(第5図)10に形成された空隙9は、十字
形の隔壁11によって4つのブロックに区分されており、
第6図に示すように、その隔壁11の下端から上記脚部5
が下方に伸びている。
しているので、このはみ出した部分が上記本体4の上面
6を貫いて後述する空隙9の一部となっている。更に、
本体4の内部(第5図)10に形成された空隙9は、十字
形の隔壁11によって4つのブロックに区分されており、
第6図に示すように、その隔壁11の下端から上記脚部5
が下方に伸びている。
一方、スイッチ下部3は、第1図に示すように、スイッ
チ上部2の下方に配置され、上記脚部5の周囲を包んで
密着しているが、その一部はスイッチ上部2の内部10に
入り込んで、スイッチ上部2の内部構造と密着してい
る。更に、スイッチ下部3の一部は、井字形の凹部7の
空隙9から、円盤状底部8の表面12までも達して、井字
形の凹部7を埋めるように充填されている。また、スイ
ッチ下部3は、その底部13が上記脚部5の下端に達して
おり、ちょうど脚部5の高さと同じになされている。
チ上部2の下方に配置され、上記脚部5の周囲を包んで
密着しているが、その一部はスイッチ上部2の内部10に
入り込んで、スイッチ上部2の内部構造と密着してい
る。更に、スイッチ下部3の一部は、井字形の凹部7の
空隙9から、円盤状底部8の表面12までも達して、井字
形の凹部7を埋めるように充填されている。また、スイ
ッチ下部3は、その底部13が上記脚部5の下端に達して
おり、ちょうど脚部5の高さと同じになされている。
更に、上記スイッチ下部3の底部13の4つの辺は、なだ
らかに傾斜する薄膜のスイッチ可動部14と連設されてお
り、このスイッチ可動部14は、押しボタンスイッチ1の
スイッチ基板15と連設されている。
らかに傾斜する薄膜のスイッチ可動部14と連設されてお
り、このスイッチ可動部14は、押しボタンスイッチ1の
スイッチ基板15と連設されている。
スイッチ基板15は、第7図ないし第9図に示すように、
縦4列,横4列の合計16個の押しボタンスイッチ1が一
体に形成されて配置されたものである。また、スイッチ
基板15の裏面16は、第9図に示すように、各押しボタン
スイッチ1の底部13が露出しており、その底部13には各
々4本の脚部5の先端が露出している。更に、底部13の
中央付近には、押しボタンスイッチ1を押したときに、
回路が電気的に接続されるように、二字形或は環状のカ
ーボン印刷接点16が形成されている。
縦4列,横4列の合計16個の押しボタンスイッチ1が一
体に形成されて配置されたものである。また、スイッチ
基板15の裏面16は、第9図に示すように、各押しボタン
スイッチ1の底部13が露出しており、その底部13には各
々4本の脚部5の先端が露出している。更に、底部13の
中央付近には、押しボタンスイッチ1を押したときに、
回路が電気的に接続されるように、二字形或は環状のカ
ーボン印刷接点16が形成されている。
次に、上述した構成の押しボタンスイッチ1の製造方法
について説明する。
について説明する。
まず、スイッチ上部2の型(図示せず)の中にABS樹脂
を充填し、スイッチ上部2を形成する。次に、そのスイ
ッチ上部2を、スイッチ基板15,スイッチ可動部14及び
スイッチ下部2を共に形成する型、即ち押しボタンスイ
ッチ1全体を一体に形成する型(図示せず)に嵌め込
み、その型の中に熱可塑性のエラストマー樹脂を充填す
る。それによってエラストマー樹脂は、スイッチ上部2
の内部10の空隙9に入るとともに、上面6に達する空隙
9の一部を通って井字形の凹部7に入って、スイッチ上
部2の上面6と同じ位置にまで達する。更に、エラスト
マー樹脂が脚部5の周囲に充填されてスイッチ下部3の
本体部分が形成されるとともに、その周囲に広がってス
イッチ可動部14やスイッチ基板5が形成される。この様
にして、スイッチ上部2,スイッチ下部3,スイッチ可動部
14,スイッチ基板15が一体に形成され、本実施例の押し
ボタンスイッチ1が完成する。
を充填し、スイッチ上部2を形成する。次に、そのスイ
ッチ上部2を、スイッチ基板15,スイッチ可動部14及び
スイッチ下部2を共に形成する型、即ち押しボタンスイ
ッチ1全体を一体に形成する型(図示せず)に嵌め込
み、その型の中に熱可塑性のエラストマー樹脂を充填す
る。それによってエラストマー樹脂は、スイッチ上部2
の内部10の空隙9に入るとともに、上面6に達する空隙
9の一部を通って井字形の凹部7に入って、スイッチ上
部2の上面6と同じ位置にまで達する。更に、エラスト
マー樹脂が脚部5の周囲に充填されてスイッチ下部3の
本体部分が形成されるとともに、その周囲に広がってス
イッチ可動部14やスイッチ基板5が形成される。この様
にして、スイッチ上部2,スイッチ下部3,スイッチ可動部
14,スイッチ基板15が一体に形成され、本実施例の押し
ボタンスイッチ1が完成する。
次に、本実施例の押しボタンスイッチ1の作用効果につ
いて説明する。
いて説明する。
本実施例の押しボタンスイッチ1は、スイッチ上部2を
形成した後で、スイッチ下部3を充填して形成するの
で、スイッチ上部2やスイッチ下部3がしっかりと接合
されており、長時間使用した場合にも剥がれたり分離す
ることがない。また樹脂を充填して形成するので、連続
的に効率よく製造できるという効果がある。更に、スイ
ッチ可動部14やスイッチ基板15も同時に製造できるの
で、製造が簡易化されるという利点がある。
形成した後で、スイッチ下部3を充填して形成するの
で、スイッチ上部2やスイッチ下部3がしっかりと接合
されており、長時間使用した場合にも剥がれたり分離す
ることがない。また樹脂を充填して形成するので、連続
的に効率よく製造できるという効果がある。更に、スイ
ッチ可動部14やスイッチ基板15も同時に製造できるの
で、製造が簡易化されるという利点がある。
特に本実施例では、脚部5の周囲にスイッチ下部3が密
着しており、更に、スイッチ下部3がスイッチ上部2の
内部10に入り込むとともに、井字形の凹部7でつながっ
ているので、スイッチ上部2はきわめて強固にスイッチ
下部3と接合されており、過酷な状態で使用されても剥
離や破損することがない。
着しており、更に、スイッチ下部3がスイッチ上部2の
内部10に入り込むとともに、井字形の凹部7でつながっ
ているので、スイッチ上部2はきわめて強固にスイッチ
下部3と接合されており、過酷な状態で使用されても剥
離や破損することがない。
また、スイッチ上部2から下方に張り出す脚部5が、ス
イッチ下部3を貫いている構成であるので、この脚部5
が弾力のあるスイッチ下部3を適度に支えており、長期
間使用してもスイッチ下部3がへたることがない。更に
硬質の脚部5を軟質のスイッチ下部3が包んでいる構成
であるので、押しボタンスイッチ1を押したときに適度
な硬さがあり、使用感が優れている。
イッチ下部3を貫いている構成であるので、この脚部5
が弾力のあるスイッチ下部3を適度に支えており、長期
間使用してもスイッチ下部3がへたることがない。更に
硬質の脚部5を軟質のスイッチ下部3が包んでいる構成
であるので、押しボタンスイッチ1を押したときに適度
な硬さがあり、使用感が優れている。
更に、スイッチ下部3の一部が、スイッチ上部2の井字
形の凹部7に達しているので、その凹部7が形成する記
号をはっきりと示すという効果がある。この記号は従来
の印刷したもののように、長期間使用しても消えること
がない。
形の凹部7に達しているので、その凹部7が形成する記
号をはっきりと示すという効果がある。この記号は従来
の印刷したもののように、長期間使用しても消えること
がない。
また、スイッチ可動部14は、きわめて薄膜に作られてお
り、押しボタンスイッチ1を押すとスイッチ可動部14が
下方にたわみ、それによって押しボタンスイッチ1全体
が下方に移動する。このスイッチ可動部14は弾力がある
ので、押しボタンスイッチ1を押した際には指先に適度
な反発が伝わり、押しボタンスイッチ1が確実に押され
たことがわかる。そして、押しボタンスイッチ1から指
を離すと、スイッチ可動部14自体の弾性により、速やか
に押しボタンスイッチ1が押し戻されて元の状態に復帰
する。この様に、スイッチ可動部14自体が弾性を有して
いるので、ばねの様な弾性部材を使用する必要がなく製
造の手間が少なくなる。また、このスイッチ可動部14自
体の形成も、上記押しボタンスイッチ1やスイッチ基板
15と同時に行うことができるので、極めて製造が簡単で
あるという効果がある。
り、押しボタンスイッチ1を押すとスイッチ可動部14が
下方にたわみ、それによって押しボタンスイッチ1全体
が下方に移動する。このスイッチ可動部14は弾力がある
ので、押しボタンスイッチ1を押した際には指先に適度
な反発が伝わり、押しボタンスイッチ1が確実に押され
たことがわかる。そして、押しボタンスイッチ1から指
を離すと、スイッチ可動部14自体の弾性により、速やか
に押しボタンスイッチ1が押し戻されて元の状態に復帰
する。この様に、スイッチ可動部14自体が弾性を有して
いるので、ばねの様な弾性部材を使用する必要がなく製
造の手間が少なくなる。また、このスイッチ可動部14自
体の形成も、上記押しボタンスイッチ1やスイッチ基板
15と同時に行うことができるので、極めて製造が簡単で
あるという効果がある。
次に他の実施例の押しボタンスイッチについて説明す
る。本実施例の押しボタンスイッチのスイッチ上部20に
は、第10図に示すように、数字を示す凹部21が形成され
ている。この凹部21の一部は上記実施例と同様に空隙22
となって、スイッチ上部20を貫通しており、図示しない
スイッチ下部が入り込んで密着性や表示の機能が向上す
るという効果がある。
る。本実施例の押しボタンスイッチのスイッチ上部20に
は、第10図に示すように、数字を示す凹部21が形成され
ている。この凹部21の一部は上記実施例と同様に空隙22
となって、スイッチ上部20を貫通しており、図示しない
スイッチ下部が入り込んで密着性や表示の機能が向上す
るという効果がある。
以上、各実施例について説明したが、本考案は本考案の
要旨を逸脱しない範囲において、上記実施例に限定され
ることなく実施できることは勿論である。
要旨を逸脱しない範囲において、上記実施例に限定され
ることなく実施できることは勿論である。
例えば、押しボタンスイッチ1の脚部5は、4本以外の
他の本数でもよく、その脚部5をスイッチ上部2,20の下
端の中央付近から下方に張り出すように構成してもよ
い。
他の本数でもよく、その脚部5をスイッチ上部2,20の下
端の中央付近から下方に張り出すように構成してもよ
い。
また、スイッチ下部3の材料として、透明な樹脂を使用
すれば、光透過性の押しボタンスイッチ1を製造するこ
とができる。更にこの押しボタンスイッチ1に発光ダイ
オード等の発光する部材を取り付けると、スイッチ下部
3だけでなくスイッチ上部2,20の文字や記号を光らせる
ことができ、特に照明が暗い場所での操作が容易になる
という利点がある。
すれば、光透過性の押しボタンスイッチ1を製造するこ
とができる。更にこの押しボタンスイッチ1に発光ダイ
オード等の発光する部材を取り付けると、スイッチ下部
3だけでなくスイッチ上部2,20の文字や記号を光らせる
ことができ、特に照明が暗い場所での操作が容易になる
という利点がある。
[考案の効果] 本考案の請求項1の押しボタンスイッチは、硬質のスイ
ッチ上部と、軟質のスイッチ下部とから一体に形成さ
れ、しかもスイッチ上部の底部側にはスイッチ下部を貫
く脚部を備えているので、スイッチ上部とスイッチ下部
がしっかりと密着して剥離することがなく、耐久性が向
上するという効果がある。更に、脚部がスイッチ下部を
貫いて支えているので、長期間使用してもへたりがな
く、また使用感が優れている。
ッチ上部と、軟質のスイッチ下部とから一体に形成さ
れ、しかもスイッチ上部の底部側にはスイッチ下部を貫
く脚部を備えているので、スイッチ上部とスイッチ下部
がしっかりと密着して剥離することがなく、耐久性が向
上するという効果がある。更に、脚部がスイッチ下部を
貫いて支えているので、長期間使用してもへたりがな
く、また使用感が優れている。
更に、請求項2の押しボタンスイッチは、スイッチ上部
を貫く空隙が上面にまで達しており、その空隙にスイッ
チ下部が入り込んで記号等の表示ができるので、押しボ
タンスイッチの機能をはっきり明示することができ、ま
た長期間使用しても記号等は消えることがない。更に密
着性も向上する。
を貫く空隙が上面にまで達しており、その空隙にスイッ
チ下部が入り込んで記号等の表示ができるので、押しボ
タンスイッチの機能をはっきり明示することができ、ま
た長期間使用しても記号等は消えることがない。更に密
着性も向上する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の実施例の押しボタンスイッチを示す一
部破断斜視図、第2図はそのスイッチ上部を示す斜視
図、第3図はその平面図、第4図はその正面図、第5図
はその底面図、第6図はそのA−A断面図、第7図は押
しボタンスイッチが配置されたスイッチ基板の平面図、
第8図はその正面図、第9図はその底面図、第10図は他
の実施例のスイッチ上部を示す斜視図である。 1……押しボタンスイッチ 2,20……スイッチ上部 3……スイッチ下部 5……脚部 7,21……凹部 9,22……空隙
部破断斜視図、第2図はそのスイッチ上部を示す斜視
図、第3図はその平面図、第4図はその正面図、第5図
はその底面図、第6図はそのA−A断面図、第7図は押
しボタンスイッチが配置されたスイッチ基板の平面図、
第8図はその正面図、第9図はその底面図、第10図は他
の実施例のスイッチ上部を示す斜視図である。 1……押しボタンスイッチ 2,20……スイッチ上部 3……スイッチ下部 5……脚部 7,21……凹部 9,22……空隙
Claims (2)
- 【請求項1】硬質の樹脂から形成されたスイッチ上部
と、該スイッチ上部を構成する樹脂より軟質な樹脂から
形成されたスイッチ下部と、からなる押しボタンスイッ
チであって、 上記スイッチ上部の底部側には、上記スイッチ下部側に
張り出して該スイッチ下部を貫く脚部を備えるととも
に、該スイッチ下部は上記スイッチ上部の底部側に上記
軟質な樹脂を充填して形成したことを特徴とする押しボ
タンスイッチ。 - 【請求項2】上記請求項1のスイッチ上部の内部に、該
スイッチ上部の底部側からスイッチ上部の上面に達し
て、該スイッチ上部を貫通する空隙を形成したことを特
徴とする請求項1記載の押しボタンスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10368089U JPH0735239Y2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | 押しボタンスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10368089U JPH0735239Y2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | 押しボタンスイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0343227U JPH0343227U (ja) | 1991-04-23 |
JPH0735239Y2 true JPH0735239Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=31652504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10368089U Expired - Fee Related JPH0735239Y2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | 押しボタンスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735239Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-04 JP JP10368089U patent/JPH0735239Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0343227U (ja) | 1991-04-23 |
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