JP2516337Y2 - 押しボタンスイッチ - Google Patents

押しボタンスイッチ

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JP2516337Y2
JP2516337Y2 JP1989102450U JP10245089U JP2516337Y2 JP 2516337 Y2 JP2516337 Y2 JP 2516337Y2 JP 1989102450 U JP1989102450 U JP 1989102450U JP 10245089 U JP10245089 U JP 10245089U JP 2516337 Y2 JP2516337 Y2 JP 2516337Y2
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勝 八木
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  • Switches With Compound Operations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、樹脂から一体に成形された押しボタンスイ
ッチに関する。
[従来の技術] 従来、ゲーム機などの機器に使用される押しボタンス
イッチとして、量産性や成形性等の点から樹脂製の押し
ボタンスイッチが多く使用されている。
この種の押しボタンスイッチとしては、第6図に示す
ように、例えば1つの押しボタンスイッチP1で、複数の
スイッチ動作を行うことができるものが知られている。
即ち、1つの押しボンタンスイッチP1に複数のスイッチ
指示部P2を設け、このスイッチ指示部P2のいずれかを押
すことによって、各々のスイッチ動作が実行される。
この押しボタンスイッチP1は、通常、スイッチ指示部
P2に対応した複数の凸部P3を備えた軟質のスイッチ基板
P4と、それより硬質なスイッチボタンP5を重ね合わせた
ものを使用しており、スイッチボタンP5のスイッチ指示
部P2を押すことによって、上記各凸部P3を押圧して各々
のスイッチ動作を行っていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この様な押しボタンスイッチP1は、異
なる材料でスイッチ基板P4とスイッチボタンP5を製造
し、それらを組み合わせて完成しなければならないの
で、製造に手間がかかるという問題があり、また製造時
に組み付けがしっかりと行われないとスイッチ動作がス
ムーズに実行されないという問題が生じることがあっ
た。更に、例えばゲーム機などの押しボタンスイッチP1
は、通常酷使されるので、従来の様な部品を組み合わせ
て製造すると、使用しているうちに故障が生じ易くなっ
て耐久性が低下することがあった。
本考案は、製造が容易で、しかも故障が少なく耐久性
に優れた押しボタンスイッチを提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 即ち、前記課題を解決するための本考案の押しボタン
スイッチは、 スイッチボタンと、該スイッチボタンの下部の外周に
一体に連設され、下方に行くほど外方向に広がった可撓
性の薄肉のスイッチ可動部と、該スイッチ可動部に連設
されたスイッチ基板とから一体に形成された樹脂製の押
しボタンスイッチであって、上記スイッチボタンの中央
下部には、スイッチ動作の支点となる下方に突出した支
持部を備えるとともに、上記スイッチボタンの側面に
は、該側面から外側に張り出す複数のスイッチ押圧部を
備え、更に、上記スイッチ可動部は、上記スイッチ押圧
部を除いた上記スイッチボタンの側面の下部の外周形状
に応じた曲率を有する第1の部位と、上記スイッチ押圧
部の下部の外周形状に応じて、上記第1の部位より大き
な曲率を有する第2の部位と、を備え、前記第1の部位
と第2の部位とは周方向に一体に形成されるとともに、
該第1の部位と第2の部位との境界部分は内側に凸とさ
れていることを特徴とする押しボタンスイッチを要旨と
する。
[作用] 本考案の押しボタンスイッチは、スイッチボタンとス
イッチ基板とが可撓性の薄肉のスイッチ可動部によって
連設されて一体に成形されており、このスイッチボタン
の側面から外側に向かって複数のスイッチ押圧部が張り
出している。そして、スイッチボタンに設けられたスイ
ッチ押圧部が張り出していることによって、スイッチ可
動部もスイッチ押圧部の周囲に張り出している。更に、
スイッチボタンの中央下部には、スイッチ動作の支点と
なる支持部が下方に突出している。その上、スイッチ可
動部は、スイッチ押圧部を除いたスイッチボタンの側面
の下部の外周形状に応じた曲率を有する第1の部位と、
スイッチ押圧部の下部の外周形状に応じて第1の部位よ
り大きな曲率を有する第2の部位とを備え、第1の部位
と第2の部位とは周方向に一体に形成されるとともに、
第1の部位と第2の部位との境界部分は内側に凸とされ
ている。
従って、スイッチボタンの上部を押すと、その押す位
置に対応したスイッチ押圧部が下方に押圧され、それに
よって、スイッチ押圧部の周囲のスイッチ可動部が大き
く下方にたわんで、スイッチ押圧部自体が下方へ移動し
てスイッチ動作が行われる。また、スイッチボタンから
指を離した場合には、スイッチ押圧部はその周囲のスイ
ッチ可動部自体が有する可撓性(弾性)によって上方に
付勢されて、スイッチ押圧部自体が上方に移動して元の
状態に戻る。また、本考案では、押しボタンスイッチの
下部に支持部が設けられているので、仮に隣合うスイッ
チ指示部を同時に押して、隣合うスイッチ押圧部のスイ
ッチ動作を同時に行なうときでも、その操作を容易に且
つ迅速に、しかも確実に行なうことができる。
更に、本考案では、上述した構成のスイッチ可動部を
備えているので、スイッチを押した場合のスイッチの明
確な操作感(クリック感)が得られる。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本実施例の樹脂製(例えばTPE製)の押しボ
タンスイッチ1を示しており、この押しボタンスイッチ
1は、他のボタンスイッチ2とともに、スイッチ基板3
を介してスイッチ部材4として一体に製造されている。
本実施例の押しボタンスイッチ1は、スイッチボタン
5と、スイッチボタン5の上部に形成された十字形のス
イッチ指示部6と、スイッチボタン5の側面に形成され
たスイッチ押圧部7と、スイッチボタン5の下端の周囲
に形成されたスイッチ可動部8とから構成されている。
第2図ないし第4図に示すように、スイッチボタン5
は円筒形の部材であり、その内側中央部には支柱10が形
成され、更に支柱10の下端には半球状の支持部11が下方
に張り出している。この支持部11は押しボタンスイッチ
1が四方に揺動可能な様に支点となって支える部材であ
る。
また、上記スイッチ指示部6は、押しボタンスイッチ
1の押圧する位置を示すものであり、本実施例では押圧
位置が4箇所あるので、十字形に分岐して上方に盛り上
がっている。
上記スイッチ押圧部7は、各々スイッチ指示部6に対
応して4箇所設けられており、スイッチ指示部6の下方
でかつスイッチボタン5の側面に位置し、その側面から
外側に半円柱状に張り出している。
上記スイッチ可動部8は、薄肉(例えば厚さ0.15〜0.
2mm)に形成されて可撓性(弾性)を有しており、破損
することなく屈曲が可能である。このスイッチ可動部8
は、スイッチボタン5の下端の周囲に形成されており、
その下端の周囲から斜め下方の外方向に伸びてスイッチ
基板3に連設されている。更にスイッチ可動部8は、上
記スイッチ押圧部7の下側に位置する部分では、スイッ
チ押圧部7の外形に沿って半円状に湾曲して張り出して
いる。つまり、第1図からも明かな様に、スイッチ可動
部8は、スイッチ押圧部7の下側に位置する部分では大
きな曲率でカーブするとともに、それ以外の箇所では
(スイッチ押圧部7の下側に位置する部分よりも)小さ
な曲率でカーブし、それにより両曲率の部分の境界部分
では内側に凸となっている。
尚、スイッチ押圧部7の内側には、押しボタンスイッ
チ1が押されたときに、電気回路の閉回路を形成する接
触部12が形成されており、この接触部12の下端には、カ
ーボン印刷接点13が形成されている。尚、このカーボン
印刷接点13の代わりに導電性の熱可塑性のエラストマー
樹脂を嵌め込んで接点を形成してもよい。
上述した押しボタンスイッチ1は、例えば第5図に示
すように、ゲーム機の操作盤20に使用される。このゲー
ム機の操作盤20は、押しボタンスイッチ1が露出する貫
通孔21が形成された上蓋22と、螺子部23が形成された下
蓋24との間に、押しボタンスイッチ1が形成されたスイ
ッチ部材4と、電子回路,IC(図示せず)及び押しボタ
ンスイッチ1の接点となる導通部25等が形成されたプリ
ント基板26とが挟まれている。
この様な構成によって、本実施例の押しボタンスイッ
チ1は、下記の作用効果を奏する。
十字形のスイッチ指示部6が押されると、それに対応
してスイッチ押圧部7が下方に押圧される。するとスイ
ッチ押圧部7の周囲の湾曲したスイッチ可動部8がたわ
んで沈み込み、スイッチ押圧部7が下方に移動する。こ
のとき、たわむのは殆どがスイッチ押圧部7の周囲のス
イッチ可動部8だけであるので、押されたスイッチ押圧
部7だけが選択的に下方に移動することになり、他のス
イッチ押圧部7は下方に移動しない。これによって、ス
イッチ動作が確実に行われる。尚、2つのスイッチ指示
部7を一度に押した場合には、支持部11が支点となって
スイッチボタン5が傾斜し、各々のスイッチ可動部8が
同時にたわんで両方のスイッチ動作を一度に実行するこ
とも可能である。
また、スイッチ指示部7から指が離されると、スイッ
チ可動部8自体の弾性によって、スイッチ押圧部7が上
方に付勢され、それによって押しボタンスイッチ1は迅
速に元の状態に復帰することができる。
その上、押しボタンスイッチ1を押したときには、押
圧位置のスイッチ押圧部7の周囲の上述した独特な構造
のスイッチ可動部8のみが一挙にたわむので、スイッチ
の確実な操作感が得られスイッチ操作を誤ることがな
い。
また、本実施例の押しボタンスイッチ1は、同じ樹脂
材料でスイッチ部材4全体を形成する際に、スイッチボ
タン5,スイッチ可動部8及びスイッチ基板3等とともに
同時に形成できるので、製造が簡単であるという利点が
ある。更に、従来の様に異なる部品を組み合わせるので
はないので、製造時の組み付けの不具合のような問題が
生ずることがない。更にゲーム機などの押しボタンスイ
ッチ1は通常酷使されるが、本実施例の押しボタンスイ
ッチ1は一体成形なので、使用している各部品の組み合
せに不具合が生じて操作できなくなるということがな
い。
以上、本実施例について説明したが、本考案は本考案
の要旨を逸脱しない範囲において、上記実施例に限定さ
れることなく実施できることは勿論である。
例えば、押しボタンスイッチ1のスイッチ押圧部7
は、半円柱状でなくともよく、半球状,角柱状等各種の
形状のものを採用できる。また、スイッチ押圧部7は、
スイッチ指示部6に達するまで上方に伸びていてもよ
い。更に、スイッチ押圧部7の数は任意に設定できるこ
とは勿論である。
[考案の効果] 本考案の押しボタンスイッチは、スイッチ押圧部がス
イッチボタンの側面から外側に張り出すとともに、スイ
ッチ押圧部の外形に沿って可撓性のスイッチ可動部が張
り出しているので、押しボタンスイッチを押すと、スイ
ッチ可動部がたわんで所定のスイッチ押圧部に対応した
スイッチ動作のみが確実に行われる。またスイッチ押圧
部の周囲の上述した独特な構造のスイッチ可動部は迅速
にたわむので、スイッチを押した際の操作感がはっきり
得られ、スイッチの誤操作を防止することができる。更
に本考案では、支持部を支点として隣合うスイッチ押圧
部の間の方向に傾くことができるので、少ない力で、迅
速且つ確実に、複数の同時スイッチ操作を行なうことが
できる。
また、本考案では、スイッチ可動部の構成により、確
実なクリック感が得られるという顕著な効果を奏する。
その上、本考案の押しボタンスイッチは樹脂を材料とし
て一体に形成されるので製造が容易で、故障しにくいと
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の押しボタンスイッチを含むス
イッチ部材示す斜視図、第2図は押しボタンスイッチを
示す平面図、第3図はその底面図、第4図はそのA-A断
面図、第5図はゲーム機の操作盤の分解斜視図、第6図
は従来の押しボタンスイッチの分解斜視図である。 1……押しボタンスイッチ 3……スイッチ基板 5……スイッチボタン 6……スイッチ指示部 7……スイッチ押圧部 8……スイッチ可動部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチボタン(5)と、 該スイッチボタン(5)の下部の外周に一体に連設さ
    れ、下方に行くほど外方向に広がった可撓性の薄肉のス
    イッチ可動部(8)と、 該スイッチ可動部(8)に連設されたスイッチ基板
    (3)とから一体に形成された樹脂製の押しボタンスイ
    ッチであって、 上記スイッチボタン(5)の中央下部には、スイッチ動
    作の支点となる下方に突出した支持部(11)を備えると
    ともに、 上記スイッチボタン(5)の側面には、該側面から外側
    に張り出す複数のスイッチ押圧部(7)を備え、 更に、上記スイッチ可動部(8)は、 上記スイッチ押圧部(7)を除いた上記スイッチボタン
    (5)の側面の下部の外周形状に応じた曲率を有する第
    1の部位と、 上記スイッチ押圧部(7)の下部の外周形状に応じて、
    上記第1の部位より大きな曲率を有する第2の部位と、 を備え、 前記第1の部位と第2の部位とは周方向に一体に形成さ
    れるとともに、該第1の部位と第2の部位との境界部分
    は内側に凸とされていることを特徴とする押しボタンス
    イッチ。
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