JPH0735093B2 - Tダイフィルム及びその製造装置ならびにエンボッシング用ロール及びサイドシールバッグ - Google Patents

Tダイフィルム及びその製造装置ならびにエンボッシング用ロール及びサイドシールバッグ

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JPH0735093B2
JPH0735093B2 JP17945389A JP17945389A JPH0735093B2 JP H0735093 B2 JPH0735093 B2 JP H0735093B2 JP 17945389 A JP17945389 A JP 17945389A JP 17945389 A JP17945389 A JP 17945389A JP H0735093 B2 JPH0735093 B2 JP H0735093B2
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尚正 林
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は包装用袋物の素材であるTダイフィルム及び
その製造装置ならびにエンボッシング用ロール及びサイ
ドシールバッグに関する。
〔従来の技術〕
一般庶民の生活水準の向上に伴って生活必需品の種類は
多様化し、またその輸送、運搬も当然活発になり、包装
業界も急速な発展をして来た。
包装は個装、内装および外装の三つに大別されることは
良く知られているが、いずれの分野においても合成樹
脂、中でも熱可塑性樹脂を素材とするフィルム、シート
類(以下、これらを単にフィルム類と略記する)の進出
には目を見張るものがある。特に包装袋の分野において
その傾向は顕著であり、従来の主な素材であった紙に代
えて、または紙と併用することによって、フィルム類の
特徴を存分に発揮させ、機能的にもまた装飾的にも、よ
り優れた包装袋にしようとする努力がなされて来た。
包装袋には、平袋およびサイドシールバッグなどのよう
に、底にも側面にもまちがなく薄物を入れる袋、また、
底を亀の子貼りにしたり、底は平たく貼り合わせ側面に
は折り込みを設けたガセット袋、さらには、ショッピン
グバッグまたはコンテナーバッグなどと呼ばれる角底で
手提げが付き、外側に商品名または美しい図柄などが印
刷された袋など数多くの型式のものがある。このような
包装袋の多くはフィルム類を2枚重ねて開口部以外の三
方を適当な方法によってシールするか、または1枚のフ
ィルム類を二つ折りして重ね、折った部分を底にして、
開口部を除く二方をシールするなどして製造されてい
る。
特に近年になって、包装袋の内容物に高級感を与え商品
価値を高めようとする思慮のもとに、表面および裏面の
それぞれの一部もしくは全部に、透明フィルムと不透明
フィルムとを適宜配置した袋が使用されるようになって
きた。このような需要に対応するためには、透明フィル
ム、不透明フィルムというような異種のフィルムを適宜
継ぎ足してからそれを原反として製袋しなければなら
ず、包装袋に対する要望の多様化に伴って、原反の製造
工程、製袋時のシールの工程など煩雑になり、当然のこ
とながら製造原価は高くなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上述べたように、従来の技術においては、包装袋に対
する要望の多様化に、製造原価を高くすることなく適宜
対応できる方策は未だ充分ではないという問題があり、
これを解決することが課題となっていた。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この発明は、引き取り方向
に平行な直線、任意の折れ線または曲線を境界とする透
明帯と不透明エンボッシング帯とからなるTダイフィル
ムとしたのである。
また、外周面がつや消し面または凹凸模様を有する面か
らなる金属ロールと、表面の少なくとも一部が全周にわ
たって任意の幅で欠如しているゴムロールとが対をなし
ているエンボッシング用ロールとしたのである。
または、細長いスリットから熱可塑性高分子材料を溶融
押し出して引き取りロールで延伸しながらフィルムを製
造するTダイ方式のフィルム成形装置において、細長い
スリットと引き取りロールとの間に前記したエンボッシ
ング用ロールを組み入れたTダイフィルムの製造装置と
したのである。
さらにまた、前記したTダイフィルムを原反フィルムと
したサイドシールバッグとしたのである。以下、その詳
細を述べる。
まず、この発明のTダイフィルムは、継ぎ目がなく、フ
ィルム引き取り方向に平行な直線、任意の折れ線または
曲線の境界線で透明フィルムと不透明エンボッシングフ
ィルムとが接した状態になったものである。そして、こ
のようなTダイフィルムを成形するために直接必要とな
る器具であるこの発明のエンボッシング用ロールを構成
する2本のロールのうち、1本は金属製であり、その表
面はつや消し面(マット面とも別称し、微細な凹凸が形
成された粗面である)、または凹凸模様が形成された面
であればよく、通常のエンボッシングに用いられる鋼管
クロムめっきロールでこの発明の目的を充分達成するこ
とができる。このような金属ロールと対をなすゴムロー
ルは通常シリコーンゴムのような耐熱性のある弾性体
で、しかも表面硬度が60〜75度程度のもので構成された
ロールであり、その表面の少なくとも一部が全周にわた
って欠如されている部分は、深さ0.5〜5.0mm程度にゴム
を切削除去し、このゴムロールを相手の金属ロールに接
触させたとき、欠如部分に0.5〜5.0mmの前記深さに相当
する透き間が生じることを意味するものであり、エンボ
ッシングをしようとする素材をこのようなゴムロールと
金属ロールとの間に通しても、ゴムロールの欠如部分を
通過する素材には何らの作用効果も及ぼさないことにな
る。したがって、欠如部分を0.5mmよりも淺くすること
はフィルム類の種類、特に厚みによっては影響を受ける
危険性があるので好ましくなく、一方、5.0mmより深く
することは通常の場合その必要はない。なお、欠如部分
と非欠如部分との境界は軸に垂直な真円に限るものでは
なく、折れ線または曲線を形成していてもよい。
つぎにこの発明の透明帯と不透明エンボッシング帯との
面積比は特に限定するものではなく、需要家の要望に対
応して随時決定される場合が多いが、一般には1対1か
ら2対8程度の範囲である。このような範囲であれば、
金属ロールに対するゴムロールの相対的位置を左右に移
動して、金属ロールに対してゴムロールが接触する幅と
欠如して触れない幅との割合を調整すればよい。
〔実施例〕
Tダイ1を有するフィルム成形機から、低密度ポリエチ
レン(樹脂温度205℃)を押出して、幅1300mm、厚み50
μmのTダイフィルム2を製造する工程において、クロ
ムメッキをしたマット状の外径250mm、長さ1500mmの金
属ロール3と、外径250mm、長さ1500mmで、中央から幅7
00mm、深さ3.0mmの欠如部分5のある硬度70度のシリコ
ーンからなるゴムロール4とが対をなしたエンボッシン
グ用ロールを用いて、透明帯Aおよび不透明エンボッシ
ング帯BのあるTダイフィルム2を得た。得られたTダ
イフィルム2は両端をトリーミングして、第3図に示す
ように、全幅1300mm、透明帯Aの幅630mm、不透明エン
ボッシング帯Bの幅670mm(端縁部の幅40mmを含め)か
らなり、両者の境界線はフィルムの引き取り方向(縦方
向)に平行な直線を形成していた。そこで、Tダイフィ
ルム2のほぼ中央に位置する透明帯と不透明エンボッシ
ング帯Bの境界線を山折り線6とし、この山折り線6に
平行して2本の谷折り線7および7′を設けて、透明帯
Aの上に不透明エンボッシング帯Bを重ねて二つ折りと
し、Tダイフィルム2の引き取り方向に直角の方向(横
方向)に300mm間隔で溶断した、その結果、底がガセッ
ト型で、幅300mm、深さ約600mmのポリエチレン包装袋が
得られた。この袋は胴部の片面は透明であり、他方の面
は不透明であり、しかも底面には従来のようなヒートシ
ールによる継ぎ目は全くなく、商品価値の高い包装袋で
あった。
〔効果〕
以上述べたように、この発明のTダイフィルムは透明帯
と不透明エンボッシング帯とが併存したフィルムであ
り、そして、両帯の境界には、この発明のエンボッシン
グロールを使用することによって、従来のように2枚の
原反を重ねて熱融着したときに出来る継ぎ目は全く無
く、また、この発明のエンボッシングロールを通常のT
ダイフィルム成形機のTダイと引き取りロールとの間に
適宜組み入れることによって、一工程で見栄えのあるT
ダイフィルムを作ることが可能となる。したがって、こ
の発明のTダイフィルムを原反として、ガセット型のよ
うな底に折り重ねのある包装袋を作製する際も、折り重
ね部分に融着によって出来る継ぎ目がないので、それだ
けにサイドシールも容易になり、溶断部分が均一に出来
上がることになる。したがって、この発明によって従来
の技術よりも工程を減らし、しかも優れた包装体を得る
ことが出来るので、この発明の意義はきわめて大きいと
いうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のエンボッシングロールを組み入れた
Tダイ方式のフィルム成形機の要部を示すための斜視
図、第2図はこの発明のエンボッシングロールを例示す
るための斜視図、第3図はこの発明のTダイフィルムを
例示するための平面図、第4図は第3図に示すTダイフ
ィルムガセット型の包装袋に製袋するための折り重ねた
状態の平面図、第5図は第4図の模式化した側面図であ
る。 A……透明帯、B……不透明エンボッシング帯、1……
Tダイ、2……Tダイフィルム、3……金属ロール、4
……ゴムロール、5……欠如部分、6……山折り線、
7、7′……谷折り線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】引き取り方向に平行な直線、任意の折れ線
    または曲線を境界とする透明帯と不透明エンボッシング
    帯とからなるTダイフィルム。
  2. 【請求項2】外周面がつや消し面または凹凸模様を有す
    る面からなる金属ロールと、表面の少なくとも一部が全
    周にわたって任意の幅で欠如しているゴムロールとが対
    をなしているエンボッシング用ロール。
  3. 【請求項3】細長いスリットから熱可塑性高分子材料を
    溶融押し出して引き取りロールで延伸しながらフィルム
    を製造するTダイ方式のフィルム成形装置において、細
    長いスリットと引き取りロールとの間に請求項2記載の
    エンボッシング用ロールを組み入れた請求項1記載のT
    ダイフィルムの製造装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のTダイフィルムを原反フィ
    ルムとしたサイドシールバッグ。
JP17945389A 1989-07-11 1989-07-11 Tダイフィルム及びその製造装置ならびにエンボッシング用ロール及びサイドシールバッグ Expired - Fee Related JPH0735093B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010030573A1 (en) * 2008-09-09 2010-03-18 Frito-Lay North America, Inc. Partially metallized film having barrier properties

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010030573A1 (en) * 2008-09-09 2010-03-18 Frito-Lay North America, Inc. Partially metallized film having barrier properties

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