JPH0735091U - 安全機能の付いた紐付き物品 - Google Patents

安全機能の付いた紐付き物品

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JPH0735091U
JPH0735091U JP6741193U JP6741193U JPH0735091U JP H0735091 U JPH0735091 U JP H0735091U JP 6741193 U JP6741193 U JP 6741193U JP 6741193 U JP6741193 U JP 6741193U JP H0735091 U JPH0735091 U JP H0735091U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 危険に巻き込まれることのない安全機能の付
いた紐付き物品とする。 【構成】 首等に引っ掛けるための環状部分Rを形成す
る紐2の環状部分Rの一部が筆記具1の取付具3に取り
付けられ、取付具3と略対向する環状部分Rの位置に、
紐2の2つの自由端の移動を制限すると共に紐2を係止
するアジャスター4を設けて、アジャスター4によって
閉じた環状部分Rを形成し、アジャスター4を各紐2
1、21の係止を行い結合手段によって接触結合する2
つの係止部材41、41から構成し、該結合手段は、係
止部材41、41の少なくとも一方の接触面に設けられ
た突部と該突部と対向して他方の係止部材の接触面に設
けられた凹部からなり、突部と凹部は係止部材の接触面
に対して垂直な力に対して抵抗力を発生し、該抵抗力以
上の力で2つの係止部材が分離可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、人間の首等に引っ掛けて必要な時に使用に供され又は美観上の使用 に供される紐付き物品に関し、特にその安全機能の付いた紐付き物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、この種の紐付き物品の例として、シャープペンシル、ボールペン、万 年筆等の筆記具に紐を付けたものがある。 従来の紐付き筆記具は、筆記具のキャップの先端に一体又は別体にリングを形 成し、リングの孔に紐を通し、その紐の自由端同志を結んで環状部分を形成して 、使用者の首等に引っ掛けるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような紐付き物品にあっては、安全面からの考慮がなされ ていないため、時に危険に巻き込まれるおそれがある。即ち、この紐付き物品を 首に引っ掛けていたときに、物品が例えば電車のドアに挟まれる等して、電車に 引き込まれたり、首が絞められたりした場合には、非常に危険である。
【0004】 本考案は、かかる問題点に鑑みなされたもので、かかる危険を回避するための 安全機能の付いた紐付き物品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の安全機能の付いた紐付き物品は、首等に 引っ掛けるための環状部分を形成する紐の該環状部分の一部が物品に取り付けら れ、該物品に取り付けられた部分と略対向する環状部分の位置に、紐の2つの自 由端の移動を制限すると共に紐を係止する係止部品を設けて、該係止部品によっ て該紐の閉じた該環状部分を形成し、係止部品を、各自由端から繋がる各紐の係 止を夫々行う2つの係止部材から構成し、該係止部材は互いの接触面において結 合手段によって結合し、該結合手段は、係止部材の少なくとも一方の接触面に設 けられた突部と該突部と対向して他方の係止部材の接触面に設けられた凹部から なり、突部と凹部は係止部材の接触面に対して垂直な力に対して抵抗力を発生し 、該抵抗力以上の力で2つの係止部材を分離可能とする。
【0006】 また、前記突部の側面にリブを形成すると共に、前記凹部の中の側面に該リブ を収容するリブ受け部を形成することによって、2つの係止部材の接触面に対し て垂直な力に対して抵抗力を発生させることができる。
【0007】
【作用】
紐の2つの自由端の移動を制限すると共に紐を係止する係止部品を設け、係止 部品によって紐の閉じた環状部分を形成し、使用者の首に該環状部分を引っ掛け る。 通常は、係止部品を構成する2つの係止部材は、突部と凹部との係合により、 結合し、係止部材の接触面に対して垂直な力に対して発生する抵抗力によって、 分離することはなく、環状部分を保持する。
【0008】 物品が必要以上に引っ張られた場合に、物品と対向する環状部分の位置に設け られた係止部品の方へ首等が移動させられ、係止部品の2つの係止部材に向かう 各々の紐に力を与えて、2つの係止部材の接触面に対して垂直な力を与える。こ の力が抵抗力以上になると、2つの係止部材が分離するために環状部分がなくな り、首等から物品が滑り落ちる。従って、危険に巻き込まれることがない。
【0009】
【実施例】
以下、図面を用いて本考案の実施例を説明する。図1は、安全機能の付いた紐 付き物品の全体正面図である。物品として、シャープペンシル、ボールペン、万 年筆等の筆記具1を使用した場合について説明するが、その他装飾品等であって も同様に適用可能である。
【0010】 筆記具1の後端には、紐2を取り付けるための取付具3が固定される。取付具 3は、図4の透視斜視図で示したように、筆記具1の筆記軸が貫通するための大 孔31と、大孔31の両端に連続して紐2を留めるための小孔32、32が穿設 される。小孔32、32の入口は、中に比べて窄まっており、紐2の結目23が 入口を貫通することができない大きさに設定され、紐2が筆記具1に取り付けら れる。
【0011】 本実施例では、紐2は2本の紐21、21から構成されている。紐21、21 は、その一端に形成された結目23、23が取付具3に取り付けられると共に、 後述のアジャスター4を介して、その他端である自由端に結目25、25が形成 される。結目25、25には、結目25、25を覆うようにエンド飾り5、5が 設けられている。エンド飾り5、5の貫通孔の入口は、入口以外の部分に比べ窄 まっており、結目25、25がその入口を貫通することができない大きさに設定 されている。但し、このエンド飾り5、5は、省略することも可能である。
【0012】 アジャスター4は、紐21、21を係止する係止部品として作用し、紐21、 21は、アジャスター4によって係止されることで、1つの環状部分Rを形成す る。 アジャスター4は、より詳細には2つの係止部材41、41からなり、係止部 材41、41には、夫々貫通孔42、42及び貫通孔42、42の中程に滑り止 めリブ43、43が形成されており、貫通孔42を通った紐21、21が滑り止 めリブ43、43によって係止される。
【0013】 図2から分かるように係止部材41、41は貫通孔42の軸線と平行な接触面 49、49で互いに接触し、接触面49に夫々一つずつ設けられた結合手段であ る突部44と該突部44と対向して設けられた凹部45が係合することによって 、2つの係止部材41、41が結合している。 図3に突部44と凹部45の係合の詳細を示す。(A)は凹部45の側断面図 であり、(B)は突部44の正面図である。突部44の側面の3ヵ所にリブ46 が形成され、一方、凹部45の側面奥に環状リング溝であるリブ受け部47が形 成される。リブ46をリブ受け部47の中に収容することによって、突部44と 凹部45との間で抵抗力を発生させることができる。このリブ46の高さ及び長 さ、リブ受け部47の深さを変えることによってこの抵抗力を調整することがで き、例えば、抵抗力を4Kg前後に設定すると良い。この実施例の場合、リブ4 6を3個程度とすることで、環状リング溝であるリブ受け部47に入れやすく、 かつ環状リング溝であるリブ受け部47がリブ46の逃げ部も兼ねることができ る。但し、任意には、リブ46を環状リング形状として、環状リング溝であるリ ブ受け部47に嵌合することとしてもよい。さらには、リブ受け部47を環状リ ング溝でなく、リブ46に対向する位置に設けられたリブ46と同数の溝とする ことも可能である。
【0014】 係止部材41の貫通孔42の径の大きさは、紐21、21の自由端の結目25 、25が通過することができない大きさに設定して、自由端の結目25、25の 移動を制限し、通常状態で環状部分Rを保持している。 次に、本実施例の作用を説明する。 図5に示すように、使用者は、首Nに環状部分Rを引っ掛けることによって、 物品を下げる。このとき、環状部分Rの大きさは、紐21を適度な強度で引っ張 ってアジャスター4に係止される紐の部分を変えることによって、調整すること ができ、例えば首Nに引っ掛ける時には、一旦環状部分Rを広げ、首Nに装着し た後には、環状部分Rを狭めて丁度良い長さに調整することができる。
【0015】 通常状態では、2つの係止部材41、41は、突部44と凹部45が係合する ことで結合しているため、環状部分Rは保持される。 図6に示したように、筆記具1が必要以上に引っ張られた場合には、アジャス ター4の方へ首が移動させられ、2つの係止部材41、41に向かう各々の紐2 1、21から、2つの係止部材41、41の接触面49、49に対して垂直な力 をアジャスター4の端部に与える。この力が所定の例えば4Kg以上になると、 突部44と凹部45の係合が外れ、2つの係止部材41、41が分離するために 、環状部分Rがなくなり、首から筆記具1が滑り落ちる。従って、安全機能が働 くため、従来のような危険に巻き込まれる恐れがない。
【0016】 尚、本実施例では、2本の紐を使用した場合について説明したが、1本の紐で 構成することもできる。この場合には、例えば、物品側に紐を取り付けるリング を形成し、紐をリングに通した後に、アジャスターを通って、それぞれの自由端 に結目、又はエンド飾りを取り付けて、アジャスターを通過できないようにすれ ば、前実施例と同様に作用させることができる。
【0017】 また、突部と凹部の位置及び数は任意に設定することが可能である。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、紐付き物品に安全機能を付けたので、 危険に巻き込まれそうなときに、かかる所定以上の力に対して係止部材が分離し て、環状部分がなくなり首から物品が滑り落ち、危険に巻き込まれる恐れがない という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の安全機能の付いた紐付き物品の実施例
を示す全体正面図である。
【図2】(A)は図1の実施例のアジャスターの断面
図、(B)はアジャスターを構成する係止部材の一つの
(A)図内C−C断面図である。
【図3】図2のD部の拡大図であり、(A)は図1の実
施例の係止部材の凹部の断面図、(B)は係止部材の突
部の正面図である。
【図4】図1の実施例の取付具3の透過斜視図である。
【図5】図1の実施例の使用状態を示す。
【図6】図1の実施例の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 筆記具(物品) 2 紐 21 紐 3 取付具 4 アジャスター(係止部品) 41 係止部材 42 貫通孔 43 滑り止めリブ 44 突部 45 凹部 46 リブ 47 リブ受け部 R 環状部分

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 首等に引っ掛けるための環状部分を形成
    する紐の該環状部分の一部が物品に取り付けられた紐付
    き物品において、 該物品に取り付けられた部分と略対向する環状部分の位
    置に、紐の2つの自由端の移動を制限すると共に紐を係
    止する係止部品を設けて、該係止部品によって該紐の閉
    じた該環状部分を形成し、係止部品を、各自由端から繋
    がる各紐の係止を夫々行う2つの係止部材から構成し、
    該係止部材は互いの接触面において結合手段によって結
    合し、該結合手段は、係止部材の少なくとも一方の接触
    面に設けられた突部と該突部と対向して他方の係止部材
    の接触面に設けられた凹部からなり、突部と凹部は係止
    部材の接触面に対して垂直な力に対して抵抗力を発生
    し、該抵抗力以上の力で2つの係止部材が分離可能であ
    ることを特徴とする安全機能の付いた紐付き物品。
  2. 【請求項2】 前記突部の側面にリブを形成すると共
    に、前記凹部の中の側面に該リブを収容するリブ受け部
    を形成することによって、2つの係止部材の接触面に対
    して垂直な力に対して抵抗力を発生する請求項1記載の
    安全機能の付いた紐付き物品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004028150A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Morito Co Ltd 連結具
JP2006256243A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Hitachi Maxell Ltd キャップ保持構造、キャップ、電子ペンおよびペン

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