JP2581577Y2 - 紐付き物品 - Google Patents

紐付き物品

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JP2581577Y2
JP2581577Y2 JP7032293U JP7032293U JP2581577Y2 JP 2581577 Y2 JP2581577 Y2 JP 2581577Y2 JP 7032293 U JP7032293 U JP 7032293U JP 7032293 U JP7032293 U JP 7032293U JP 2581577 Y2 JP2581577 Y2 JP 2581577Y2
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秀平 陰山
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Kotobuki and Co Ltd
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Kotobuki and Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、人間の首等に引っ掛け
て必要な時に使用に供され又は美観上の使用に供される
紐付き物品に関し、特にその伸縮機能の付いた紐付き物
品に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、この種の紐付き物品の例とし
て、シャープペンシル、ボールペン、万年筆等の筆記具
に紐を付けたものがある。従来の紐付き筆記具は、筆記
具のキャップの先端に一体又は別体にリングを形成し、
リングの孔に紐を通し、その紐の自由端同志を結んで環
状部分を形成して、使用者の首等に引っ掛けるものであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな紐付き物品にあっては、物品を使用しようとする際
には、紐を首から外して、物品を使用に適した位置に置
かなければならず、不便であるという問題があった。ま
た、従来の紐付き物品は、安全面からの考慮がなされて
いないため、時に危険に巻き込まれるおそれがある。即
ち、この紐付き物品を首に引っ掛けていたときに、物品
が例えば電車のドアに挟まれる等して、電車に引き込ま
れたり、首が絞められたりした場合には、非常に危険で
ある。
【0004】本考案は、かかる問題点に鑑みなされたも
ので、伸縮機能を有し、首から外すことなく使用するこ
とができる紐付き物品を提供することを目的とする。さ
らに別の目的として、危険を回避するための安全機能の
付いた紐付き物品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本校案では、首等に引っ掛けるための環状部分を形
成する紐が物品に取り付けられた紐付き物品において、
該環状部分の一部の位置に、紐を係止すると共に環状部
分の長さを調整する調整部材を設け、該環状部分から調
整部材を通った紐は、物品によって折り返されて再び調
整部材に取り付けられる。
【0006】また、前記環状部分の調整部材が設けられ
た部分と略対向する環状部分は、紐の2つの自由端の移
動を夫々制限する2つの係合部材が係合することで環状
部分を形成しており、該2つの係合部材は、2つの自由
端を分離する方向に対して抵抗力を持ち、該抵抗力以上
の力で分離可能とする。
【0007】
【作用】紐によって形成された環状部分に使用者の首を
引っ掛ける。物品の不使用時にあっては、調整部材を通
り物品によって折り返されて調整部材に取り付けられる
紐の部分が多くなるように調整部材によって係止される
紐を調整することで、環状部分の長さが短く、紐付き物
品の全長も短くなり、物品は首下の適当な位置に垂下さ
れる。
【0008】物品の使用時にあっては、物品を引っ張る
ことにより、調整部材を通り物品によって折り返される
紐の部分が少なくなるように調整部材を通って紐が環状
部材へと移動するため、環状部分の長さが長く、紐付き
物品の全長も長くなり、物品は使用に適した位置まで伸
びる。再び不使用時になると、調整部材を物品に対して
引き上げて、調整部材から物品によって折り返される紐
の部分が多くなるようにすることで、全長を短くするこ
とができる。
【0009】このように、使用時では紐付き物品の全長
が長く、不使用時では紐付き物品の全長が短いので、紐
を首から外すことなく物品を引っ張ることで使用に適し
た位置に置くことが出来る。また、不使用時に不用意に
物品が何らかに引っ張られる危険性を少なくすることも
出来る。さらに、紐の2つの自由端の移動を夫々制限す
る2つの係合部材を係合することで環状部分を形成した
場合には、物品が必要以上に引っ張られたときに、係合
部材の方へ首等が移動させられ、2つの自由端を分離す
る方向に力を与える。この力が抵抗力以上になると、2
つの係合部材が分離するために環状部分がなくなり、首
等から物品が滑り落ちる。従って、危険に巻き込まれる
ことがない。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本考案の実施例を説明す
る。図1は、安全機能の付いた紐付き物品の全体正面図
である。物品として、シャープペンシル、ボールペン、
万年筆等の筆記具1を使用した場合について説明する
が、その他装飾品等であっても同様に適用可能である。
【0011】筆記具1の後端には、紐2を折り返すため
の取付具3が設けられる。取付具3には、貫通孔31が
穿設されており、貫通孔31の径は、2本分の紐が遊び
を持って通過することができる大きさである。紐2は2
本の紐21、21から構成される。紐21、21は、首
等に引っ掛けるための環状部分Rを形成しており、環状
部分Rの一部の位置に、調整部材4が設けられる。
【0012】図2に示したように、調整部材4は2つの
貫通孔41、41を有しており、夫々の貫通孔41、4
1は、その中央に環状段部42、42を有して段部42
の部分で径が小さくなっている。夫々の貫通孔41、4
1には、2本の紐21、21が通過する。そして、環状
段部42、42によってその紐が押圧されることで、紐
21、21が係止される。
【0013】環状部分Rを形成する紐21、21は、調
整部分4において、その一方の貫通孔41を通過し、筆
記具1の取付具3の貫通孔31を通過することで、折り
返されて、再び調整部材4の他方の貫通孔41を通過
し、通過後、2本の紐21、21はまとめて結目23と
なる。結目23は、貫通孔41を通過できない大きさに
設定されて、紐21、21は、その一端が調整部材4に
その移動を制限された状態で取り付けられる。
【0014】各紐21、21の他方の自由端には、結目
25、25が夫々形成されて、さらに結目25、25に
は、係合部材51、52が夫々取り付けられる。係合部
材51、52は、結目25、25が収納される内部空間
を有し、その入口は狭く、結目25が通り抜けることが
できない大きさに設定されて、結目25はその移動を制
限される。そして、係合部材51の入口と反対側の開放
部の内側には凹部53が、また他方の係合部材52の開
放部の凸部54が形成され、凹部53と凸部54とが嵌
合することによって、係合部材51と52とは係合し、
紐21、21による環状部分Rが保持される。
【0015】係合部材51、52の凹部53及び凸部5
4は、係合部材51と52が分離する方向に対して抵抗
力を発生する。この抵抗力の大きさは凹部53と凸部5
4の高さ、又は凹部53と凸部54の長さを適当に設定
することによって調整することができる。例えば、抵抗
力の大きさを4Kg前後に設定すると良い。次に、本実
施例の作用を説明する。
【0016】使用者は、首Nに環状部分Rを引っ掛ける
ことによって、筆記具1を下げる。筆記具1の不使用時
にあっては、図4に示すように、調整部材4を通り筆記
具1の取付部3によって折り返されて調整部材4に戻
る、いわゆる紐21、21の夫々の二重部分が多くなる
ように、調整部材4によって係止される紐21、21の
部分を調整する。従って、環状部分Rの長さは短く、全
長も短くなり、筆記具1は、首N下の適当な位置に垂下
される。
【0017】次に、筆記具1の使用時には、筆記具1を
下方へ引っ張ると、図5に示すように、調整部材4を通
り筆記具1の取付部3によって折り返されて調整部材4
に戻る、いわゆる紐21、21の夫々の二重部分が少な
くなるように、紐21、21が調整部材4を通って環状
部分Rの方へ移動する。そのため、環状部分Rの長さが
長く、全長も長くなり、筆記具1を使用するのに適した
位置まで伸びる。
【0018】筆記具1の使用が終われば、調整部材4と
筆記具1を持って、調整部材4を筆記具1に対して引き
離す方向に持ち上げることによって、調整部材4から筆
記具1の取付部3によって折り返される紐21、21の
部分が多くなるようにして、再び全長を短くする。この
調整部材4を持ち上げる際には、筆記具1と調整部材4
を持って両者を引き離すため、図6(a)で示したよう
に紐21、21と調整部材4は略平行の関係にあり、調
整部材4の移動はスムーズに行われる。一方図6(b)
に示したように、筆記具1を下方へ引っ張る際には、結
目23から調整部材4にかかるモーメントによって図の
ように調整部材4が傾くので、調整部材4は紐21の抵
抗を受けながら移動する。従って、物品1の自重のみで
調整部材4が下方へ移動することはない。
【0019】このように、不使用時では全長が短く、使
用時では全長が長い伸縮機能を持つため、紐を首から外
すことなく筆記具を引っ張ることで使用に適した位置に
置くことが出来る。また、不使用時に不用意に筆記具が
何らかに引っ張られる危険性を少なくすることも出来
る。さらに、筆記具1が必要以上に引っ張られた場合に
は、係合部材51、52の方へ首が移動させられ、係合
部材51、52に収納された各々の紐21、21の結目
25、25から、2つの係合部材51、52を引き離す
方向に力が伝わる。この力が所定の例えば4Kg以上に
なると、係合部材51と52の係合が外れ、分離するた
めに、環状部分Rがなくなり、首から筆記具1が滑り落
ちる。従って、安全機能が働くため、従来のような危険
に巻き込まれる恐れがない。
【0020】尚、本実施例では、2本の紐を使用した場
合について説明したが、1本の紐で構成することもでき
る。この場合には、結目23の代わりに1本の紐の略中
央部を調整部材4に固定すればよい。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
紐付き物品が伸縮機能を有するので、使用時にいちいち
首から紐を外す必要がなく、便利である。また、不使用
時には紐付き物品の全長が短くなるので、不使用時に不
用意に物品が何らかに引っ張られる危険性を少なくする
ことも出来る。
【0022】さらに、紐の2つの自由端の移動を夫々制
限する2つの係合部材を係合することで環状部分を形成
した場合には、物品が必要以上に引っ張られたときに、
2つの自由端を分離し、首等から物品が滑り落ちるの
で、積極的に危険防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の安全機能の付いた紐付き物品の実施例
を示す全体正面図である。
【図2】図1の調整部材の断面図である。
【図3】図1の係合部材の断面図である。
【図4】図1の実施例の不使用時を示す図である。
【図5】図1の実施例の使用時を示す図である。
【図6】調整部材の紐に対する移動状態を表し、(a)
は調整部材を引き上げる時、(b)は調整部材が下方へ
引っ張られる時の図である。
【図7】係合状態の係合が外れる状態を示す図である。
【符号の説明】
1 筆記具(物品) 2 紐 21 紐 25 結目(自由端) 3 取付具 4 調整部材 51、52 係合部材 R 環状部分

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 首等に引っ掛けるための環状部分を形成
    する紐が物品に取り付けられた紐付き物品において、 該環状部分の一部の位置に、紐を係止すると共に環状部
    分の長さを調整する調整部材を設け、該環状部分から調
    整部材を通った紐は、物品によって折り返されて再び調
    整部材に取り付けられることを特徴とする紐付き物品。
  2. 【請求項2】 前記環状部分の調整部材が設けられた部
    分と略対向する環状部分は、紐の2つの自由端の移動を
    夫々制限する2つの係合部材が係合することで環状部分
    を形成しており、該2つの係合部材は、2つの自由端を
    分離する方向に対して抵抗力を持ち、該抵抗力以上の力
    で分離可能である請求項1記載の紐付き物品。
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