JPH0734992A - キャブレターの燃料油面位置保持装置 - Google Patents
キャブレターの燃料油面位置保持装置Info
- Publication number
- JPH0734992A JPH0734992A JP18362293A JP18362293A JPH0734992A JP H0734992 A JPH0734992 A JP H0734992A JP 18362293 A JP18362293 A JP 18362293A JP 18362293 A JP18362293 A JP 18362293A JP H0734992 A JPH0734992 A JP H0734992A
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- JP
- Japan
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- fuel
- fuel tank
- combustion engine
- internal combustion
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長期間にわたって内燃機関を停止しても燃料
油面を規定の位置に保持できて、したがって、始動性が
悪化しない。 【構成】 内燃機関11に燃料タンク10から燃料を導
く燃料供給装置を、燃料タンク10内から内燃機関11
のキャブレター12に燃料を導く燃料通路13に、内燃
機関11の吸入管内に発生する負圧に応動して開く常閉
型の自動弁15を介装して構成する。それと共に、前記
燃料供給装置に採用される燃料油面位置保持装置は、記
自動弁15の燃料供給通路16の下流側に、前記自動弁
15および燃料タンク10とは別体に燃料を溜める補助
燃料タンク17が連通されたものであって、前記補助燃
料タンク17を、その上面が燃料タンク10の下面より
高くし、かつ、大気に解放した。
油面を規定の位置に保持できて、したがって、始動性が
悪化しない。 【構成】 内燃機関11に燃料タンク10から燃料を導
く燃料供給装置を、燃料タンク10内から内燃機関11
のキャブレター12に燃料を導く燃料通路13に、内燃
機関11の吸入管内に発生する負圧に応動して開く常閉
型の自動弁15を介装して構成する。それと共に、前記
燃料供給装置に採用される燃料油面位置保持装置は、記
自動弁15の燃料供給通路16の下流側に、前記自動弁
15および燃料タンク10とは別体に燃料を溜める補助
燃料タンク17が連通されたものであって、前記補助燃
料タンク17を、その上面が燃料タンク10の下面より
高くし、かつ、大気に解放した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両(自動二輪車、二
輪三輪スクータ等)内燃機関の始動性不良の対策に用い
るのに好適な、キャブレターの燃料油面位置保持装置に
関する。
輪三輪スクータ等)内燃機関の始動性不良の対策に用い
るのに好適な、キャブレターの燃料油面位置保持装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両、例えば自動二輪車に搭載される内
燃機関は、燃料を気化するキャブレターに燃料タンクか
ら燃料通路を介して燃料を導いている。この燃料通路に
手動動作により燃料を走行用、停止用に切り換える燃料
コックを介装したものがある他、この燃料通路に、内燃
機関の吸気管内に発生する負圧により応動して開く常閉
型の自動弁(負圧型コックとも称される)を介装したも
のがある。
燃機関は、燃料を気化するキャブレターに燃料タンクか
ら燃料通路を介して燃料を導いている。この燃料通路に
手動動作により燃料を走行用、停止用に切り換える燃料
コックを介装したものがある他、この燃料通路に、内燃
機関の吸気管内に発生する負圧により応動して開く常閉
型の自動弁(負圧型コックとも称される)を介装したも
のがある。
【0003】また、キャブレターの燃料入り側には、フ
ロート室が設けられており、このフロート室ではフロー
トによりニードル弁を開閉して、キャブレターに供給す
る燃料の油面を規定のレベルにしている。内燃機関の始
動性を良好にするためには、キャブレターのフロート室
内の燃料油面を常に規定のレベルに保持しておく必要が
ある。
ロート室が設けられており、このフロート室ではフロー
トによりニードル弁を開閉して、キャブレターに供給す
る燃料の油面を規定のレベルにしている。内燃機関の始
動性を良好にするためには、キャブレターのフロート室
内の燃料油面を常に規定のレベルに保持しておく必要が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
自動弁を有する内燃機関においてその内燃機関を長期間
停止すると、前記自動弁が閉止している状態で前記フロ
ート室内の燃料が蒸発してその油面レベルが下がってし
まい、内燃機関の始動性が悪化するという問題点が生じ
る。
自動弁を有する内燃機関においてその内燃機関を長期間
停止すると、前記自動弁が閉止している状態で前記フロ
ート室内の燃料が蒸発してその油面レベルが下がってし
まい、内燃機関の始動性が悪化するという問題点が生じ
る。
【0005】すなわち、始動モータ又はクランキングに
より内燃機関を一回クランキングしたときの前記自動弁
の解放時は非常に短く、したがって、フロート室への燃
料供給量は微量となるから、前記のように低下したフロ
ート室の燃料油面レベルを規定レベルに上昇させるまで
には、内燃機関のクランキング操作を多数回行わなけれ
ばならず、それだけ始動に長時間を要するため始動性が
悪化するのである。
より内燃機関を一回クランキングしたときの前記自動弁
の解放時は非常に短く、したがって、フロート室への燃
料供給量は微量となるから、前記のように低下したフロ
ート室の燃料油面レベルを規定レベルに上昇させるまで
には、内燃機関のクランキング操作を多数回行わなけれ
ばならず、それだけ始動に長時間を要するため始動性が
悪化するのである。
【0006】本発明は前記従来の問題点を解決するため
なされたものであり、その課題は、長期間にわたって内
燃機関を停止してもキャブレターの燃料油面を規定の位
置に保持できて、したがって、始動性が悪化しないキャ
ブレターの燃料油面位置保持装置を提供することであ
る。
なされたものであり、その課題は、長期間にわたって内
燃機関を停止してもキャブレターの燃料油面を規定の位
置に保持できて、したがって、始動性が悪化しないキャ
ブレターの燃料油面位置保持装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を達成
するため、次の構成を有する。本発明は、燃料タンク内
から内燃機関のキャブレターに燃料を導く燃料通路に、
内燃機関の吸入管内に発生する負圧に応動して開く常閉
型の自動弁を介装して構成された燃料供給装置におい
て、前記自動弁の燃料供給通路の下流側に、前記自動弁
および燃料タンクとは別体に燃料を溜める補助燃料タン
クが連通され、前記補助燃料タンクは、その上面が燃料
タンクの下面より高くされ、かつ、大気に解放している
ことを特徴とするキャブレターの燃料油面位置保持装置
である。
するため、次の構成を有する。本発明は、燃料タンク内
から内燃機関のキャブレターに燃料を導く燃料通路に、
内燃機関の吸入管内に発生する負圧に応動して開く常閉
型の自動弁を介装して構成された燃料供給装置におい
て、前記自動弁の燃料供給通路の下流側に、前記自動弁
および燃料タンクとは別体に燃料を溜める補助燃料タン
クが連通され、前記補助燃料タンクは、その上面が燃料
タンクの下面より高くされ、かつ、大気に解放している
ことを特徴とするキャブレターの燃料油面位置保持装置
である。
【0008】
【作用】本発明によれば、長期間にわたって内燃機関を
停止して、自動弁が閉止した状態でフロート室内の燃料
が蒸発したとしても、補助燃料タンクの上面が燃料タン
クの下面より高くされ、かつ、大気に開放しているの
で、自動弁の負圧に関係なくまたは自動弁の開閉に関係
なく、常時フロート室内に燃料が供給されるため、燃料
油面を常時規定の位置に保持できる。したがって、長期
間内燃機関を停止していても、フロート室内の燃料が蒸
発してなくなることがないため、内燃機関の始動性が悪
化することがない。また、前記補助燃料タンクは、前記
自動弁および燃料タンクと別体とされているため、補助
燃料タンクの設置の自由度が高い。
停止して、自動弁が閉止した状態でフロート室内の燃料
が蒸発したとしても、補助燃料タンクの上面が燃料タン
クの下面より高くされ、かつ、大気に開放しているの
で、自動弁の負圧に関係なくまたは自動弁の開閉に関係
なく、常時フロート室内に燃料が供給されるため、燃料
油面を常時規定の位置に保持できる。したがって、長期
間内燃機関を停止していても、フロート室内の燃料が蒸
発してなくなることがないため、内燃機関の始動性が悪
化することがない。また、前記補助燃料タンクは、前記
自動弁および燃料タンクと別体とされているため、補助
燃料タンクの設置の自由度が高い。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明の実施例に係るキャブレター
の燃料油面保持装置が採用された自動二輪車の内燃機関
及びその燃料供給装置の周辺を示す側面図である。ま
た、図2は、前記燃料油面保持装置の説明図、図3は、
前記燃料供給装置の自動弁の詳細な構成を示す断面図、
図4は、フロート室を詳細に示す断面図である。
説明する。図1は、本発明の実施例に係るキャブレター
の燃料油面保持装置が採用された自動二輪車の内燃機関
及びその燃料供給装置の周辺を示す側面図である。ま
た、図2は、前記燃料油面保持装置の説明図、図3は、
前記燃料供給装置の自動弁の詳細な構成を示す断面図、
図4は、フロート室を詳細に示す断面図である。
【0010】図1に示すように、実施例の自動二輪車
は、後輪8(2点鎖線で示す)の上方に燃料タンク10
が位置し、かつ、後輪の前方に内燃機関11が位置して
いる。
は、後輪8(2点鎖線で示す)の上方に燃料タンク10
が位置し、かつ、後輪の前方に内燃機関11が位置して
いる。
【0011】この内燃機関11に燃料タンク10から燃
料を導く燃料供給装置は、燃料タンク10内から内燃機
関11のキャブレター12に燃料を導く燃料通路13
に、内燃機関11の吸気管(図示省略)内に発生する負
圧に応動して開く常閉型の自動弁15を介装して構成さ
れたものである。
料を導く燃料供給装置は、燃料タンク10内から内燃機
関11のキャブレター12に燃料を導く燃料通路13
に、内燃機関11の吸気管(図示省略)内に発生する負
圧に応動して開く常閉型の自動弁15を介装して構成さ
れたものである。
【0012】前記燃料供給装置に採用される燃料油面位
置保持装置は、前記自動弁15の燃料供給通路16の下
流側に、前記自動弁15および燃料タンク10とは別体
に燃料を溜める補助燃料タンク17が連通されたもので
あって、前記補助燃料タンク17は、その上面が燃料タ
ンク10の下面より高く、かつ、大気に解放されたもの
である。
置保持装置は、前記自動弁15の燃料供給通路16の下
流側に、前記自動弁15および燃料タンク10とは別体
に燃料を溜める補助燃料タンク17が連通されたもので
あって、前記補助燃料タンク17は、その上面が燃料タ
ンク10の下面より高く、かつ、大気に解放されたもの
である。
【0013】すなわち、前記実施例の自動二輪車は、後
輪8がリアアーム18で支持され、このリアアーム18
には、該内燃機関11の駆動力を変速して後輪8に伝達
する駆動力伝達機構(図示省略)が一体に設けられてい
る。このリアアーム18は、リアフレーム19(一部の
み図示)の後部にクッションユニット20を介して揺動
自在に取り付けられている。前記燃料タンク10は、前
記クッションユニット20の上側取り付け端部の上方に
位置するように固定され、この燃料タンク10の後方に
は、リアフェンダー21がリアフレーム19に固定され
ており、また、この燃料タンク10の上方にはオイルタ
ンク22が載置されている。
輪8がリアアーム18で支持され、このリアアーム18
には、該内燃機関11の駆動力を変速して後輪8に伝達
する駆動力伝達機構(図示省略)が一体に設けられてい
る。このリアアーム18は、リアフレーム19(一部の
み図示)の後部にクッションユニット20を介して揺動
自在に取り付けられている。前記燃料タンク10は、前
記クッションユニット20の上側取り付け端部の上方に
位置するように固定され、この燃料タンク10の後方に
は、リアフェンダー21がリアフレーム19に固定され
ており、また、この燃料タンク10の上方にはオイルタ
ンク22が載置されている。
【0014】前記燃料通路13は、前記燃料タンク10
の下端部から下方かつ斜め前方に向けて伸びており、そ
の途上に自動弁15を介装して後述するフロート室2
5、さらにはキャブレター12に至る。なお、前記燃料
通路13は、重力により、あるいは、図示しない燃料ポ
ンプにより燃料を導くものである。キャブレター12の
構成は、周知のため、その説明は省略する。
の下端部から下方かつ斜め前方に向けて伸びており、そ
の途上に自動弁15を介装して後述するフロート室2
5、さらにはキャブレター12に至る。なお、前記燃料
通路13は、重力により、あるいは、図示しない燃料ポ
ンプにより燃料を導くものである。キャブレター12の
構成は、周知のため、その説明は省略する。
【0015】前記自動弁15は、図1〜図3に詳細に示
すように、4方に向けて概略円盤形状であって、内部を
2つの部屋に仕切るようにダイアフラム15aが設けら
れ、かつ、内部のダイアフラム15aから外部に向けて
連通する第1〜第4の4つの接続端15b〜15eが設
けられている。第1の接続端15bは前記燃料タンク1
0の下端部に燃料通路13を介して接続され、第2の接
続端15cは上流側の前記補助燃料タンク17の下端部
に接続され、第3の接続端15dは下流側のキャブレタ
ー12(図示しないフロート室を介して)に接続され、
第4の接続端15eは内燃機関11の吸気管(図示省
略)に通路(バキュームチューブ;図示省略)を介して
接続される。
すように、4方に向けて概略円盤形状であって、内部を
2つの部屋に仕切るようにダイアフラム15aが設けら
れ、かつ、内部のダイアフラム15aから外部に向けて
連通する第1〜第4の4つの接続端15b〜15eが設
けられている。第1の接続端15bは前記燃料タンク1
0の下端部に燃料通路13を介して接続され、第2の接
続端15cは上流側の前記補助燃料タンク17の下端部
に接続され、第3の接続端15dは下流側のキャブレタ
ー12(図示しないフロート室を介して)に接続され、
第4の接続端15eは内燃機関11の吸気管(図示省
略)に通路(バキュームチューブ;図示省略)を介して
接続される。
【0016】自動弁15内のダイアフラム15aで仕切
られた一方の部屋には、図3に示すように、第1の接続
端15bに連通するノズル状の吐出口23がダイアフラ
ム15aに当接するよう配設されると共に第2、第3の
接続端15b、15cが連通されており、この一方の部
屋が前記燃料供給通路16を構成する。また、他方の部
屋には前記第4の接続端15eが連通している。
られた一方の部屋には、図3に示すように、第1の接続
端15bに連通するノズル状の吐出口23がダイアフラ
ム15aに当接するよう配設されると共に第2、第3の
接続端15b、15cが連通されており、この一方の部
屋が前記燃料供給通路16を構成する。また、他方の部
屋には前記第4の接続端15eが連通している。
【0017】内燃燃関11には、吸気側にキャブレター
12とキャブレター12上流側の図4のような、フロー
ト24が内装されているフロート室25が連接されてい
て、このフロート室25で燃料レベル(図4中、符号F
Lで示す)を一定に保っている。つまり、フロート室2
5内には、自動弁15から燃料通路を介して連通する開
口25aが臨み、また、フロート24はフロート室25
内でピン24aを中心に燃料レベルにより揺動可能にな
っている。このフロート24とピン24aとの間には前
記開口25a内に挿入されてフロート24の上下動で開
口25aを開閉するニードル25bが配設されている。
12とキャブレター12上流側の図4のような、フロー
ト24が内装されているフロート室25が連接されてい
て、このフロート室25で燃料レベル(図4中、符号F
Lで示す)を一定に保っている。つまり、フロート室2
5内には、自動弁15から燃料通路を介して連通する開
口25aが臨み、また、フロート24はフロート室25
内でピン24aを中心に燃料レベルにより揺動可能にな
っている。このフロート24とピン24aとの間には前
記開口25a内に挿入されてフロート24の上下動で開
口25aを開閉するニードル25bが配設されている。
【0018】補助燃料タンク17は、図2のように、前
記自動弁15より上方に位置して、その下端部が第2の
接続端15cを介して自動弁15に接続され、その上端
部はエアベントホース17aに連通して、大気に解放さ
れている。また、この補助燃料タンク17の上面レベル
は、燃料タンク10の下面レベル(位置)を基準とし
て、それより(高さHだけ)高くなるようにされてい
る。これにより、燃料タンク10の燃料レベルが下がっ
た時でも常時、補助燃料タンク17内に燃料が確保され
る。また、この補助燃料タンク17と第2の接続端15
cとの接続は、自動弁15がエア抜きに好適な角度にな
るようになされる。なお、この補助燃料タンク17は、
適宜の容量のものとし得るが、例えば10〜40cc程
度のわずかな容量のものにすることが可能である。ま
た、この補助燃料タンク17はその材質は、アルミニウ
ム、樹脂、ゴムなどいずれの材質でもよい。
記自動弁15より上方に位置して、その下端部が第2の
接続端15cを介して自動弁15に接続され、その上端
部はエアベントホース17aに連通して、大気に解放さ
れている。また、この補助燃料タンク17の上面レベル
は、燃料タンク10の下面レベル(位置)を基準とし
て、それより(高さHだけ)高くなるようにされてい
る。これにより、燃料タンク10の燃料レベルが下がっ
た時でも常時、補助燃料タンク17内に燃料が確保され
る。また、この補助燃料タンク17と第2の接続端15
cとの接続は、自動弁15がエア抜きに好適な角度にな
るようになされる。なお、この補助燃料タンク17は、
適宜の容量のものとし得るが、例えば10〜40cc程
度のわずかな容量のものにすることが可能である。ま
た、この補助燃料タンク17はその材質は、アルミニウ
ム、樹脂、ゴムなどいずれの材質でもよい。
【0019】前記実施例では、前記のように構成するの
で、自動二輪車を長期間使用せずに長期間にわたって内
燃機関11を停止して、自動弁15が閉止した状態でフ
ロート室25内の燃料が蒸発したとしても、補助燃料タ
ンク17の上面が燃料タンク10の下面よりレベルHだ
け高くされ、かつ、大気に開放しているので、自動弁1
5の負圧に関係なくまたは自動弁15の開閉に関係な
く、常時フロート室25内に燃料が供給されるため、燃
料油面レベルを常時規定の位置に保持できる。したがっ
て、長期間内燃機関11を停止していても、フロート室
25内の燃料が少なくなることがないため、内燃機関1
0の始動性が悪化することがない。
で、自動二輪車を長期間使用せずに長期間にわたって内
燃機関11を停止して、自動弁15が閉止した状態でフ
ロート室25内の燃料が蒸発したとしても、補助燃料タ
ンク17の上面が燃料タンク10の下面よりレベルHだ
け高くされ、かつ、大気に開放しているので、自動弁1
5の負圧に関係なくまたは自動弁15の開閉に関係な
く、常時フロート室25内に燃料が供給されるため、燃
料油面レベルを常時規定の位置に保持できる。したがっ
て、長期間内燃機関11を停止していても、フロート室
25内の燃料が少なくなることがないため、内燃機関1
0の始動性が悪化することがない。
【0020】また、補助燃料タンク17の上面が燃料タ
ンク10の下面よりも上面に位置するため、燃料タンク
10の燃料レベルが下がったときでも補助燃料タンク1
7内に燃料が確保され、常時に良好な始動ができる。ま
た、補助燃料タンク17が 燃料タンク10と別体のた
め配置の自由度が高い。
ンク10の下面よりも上面に位置するため、燃料タンク
10の燃料レベルが下がったときでも補助燃料タンク1
7内に燃料が確保され、常時に良好な始動ができる。ま
た、補助燃料タンク17が 燃料タンク10と別体のた
め配置の自由度が高い。
【0021】なお、前記実施例においては本発明の好適
な例を示したが、本発明はこれのみに限定されないこと
はもちろんであり、本発明の範囲内ならばどのような態
様も取り得る。
な例を示したが、本発明はこれのみに限定されないこと
はもちろんであり、本発明の範囲内ならばどのような態
様も取り得る。
【0022】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、長
期間にわたって内燃機関を停止してもキャブレターの燃
料油面を規定の位置に保持できるため、始動性が悪化し
ない。また、補助燃料タンクの設置の自由度が高い。
期間にわたって内燃機関を停止してもキャブレターの燃
料油面を規定の位置に保持できるため、始動性が悪化し
ない。また、補助燃料タンクの設置の自由度が高い。
【図1】本発明の実施例に係るキャブレターの燃料油面
保持装置が採用された自動二輪車の内燃機関及びその燃
料供給装置の周辺を示す一部断面図を含む側面図であ
る。
保持装置が採用された自動二輪車の内燃機関及びその燃
料供給装置の周辺を示す一部断面図を含む側面図であ
る。
【図2】図1の燃料供給装置の燃料油面保持装置及び自
動弁の詳細な構成を示す一部断面図を含む側面図であ
る。
動弁の詳細な構成を示す一部断面図を含む側面図であ
る。
【図3】自動弁を詳細に示す断面図である。
【図4】図1の内燃機関のフロート室を詳細に示す断面
図である。
図である。
【符号説明】10 燃料タンク 11 内燃機関 12 キャブレター 13 燃料通路 15 自動弁 15a ダイアフラム 15b〜15e 第1〜第4の接続端 16 自動弁内の燃料供給通路 17 補助燃料タンク 23 自動弁内の吐出口 24 フロート 25 フロート室 25a 開口
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料タンク内から内燃機関のキャブレタ
ーに燃料を導く燃料通路に、内燃機関の吸入管内に発生
する負圧に応動して開く常閉型の自動弁を介装して構成
された燃料供給装置において、 前記自動弁の燃料供給通路の下流側に、前記自動弁およ
び燃料タンクとは別体に燃料を溜める補助燃料タンクが
連通され、 前記補助燃料タンクは、その上面が燃料タンクの下面よ
り高くされ、かつ、大気に解放していることを特徴とす
るキャブレターの燃料油面位置保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18362293A JP3146773B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | スクータ型自動二輪車のキャブレターの燃料油面位置保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18362293A JP3146773B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | スクータ型自動二輪車のキャブレターの燃料油面位置保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734992A true JPH0734992A (ja) | 1995-02-03 |
JP3146773B2 JP3146773B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=16139000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18362293A Expired - Fee Related JP3146773B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | スクータ型自動二輪車のキャブレターの燃料油面位置保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3146773B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8998059B2 (en) | 2011-08-01 | 2015-04-07 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Adjunct therapy device having driver with cavity for hemostatic agent |
US9492170B2 (en) | 2011-08-10 | 2016-11-15 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Device for applying adjunct in endoscopic procedure |
US8998060B2 (en) | 2011-09-13 | 2015-04-07 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Resistive heated surgical staple cartridge with phase change sealant |
US9101359B2 (en) | 2011-09-13 | 2015-08-11 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical staple cartridge with self-dispensing staple buttress |
US9999408B2 (en) | 2011-09-14 | 2018-06-19 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical instrument with fluid fillable buttress |
US8814025B2 (en) | 2011-09-15 | 2014-08-26 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Fibrin pad matrix with suspended heat activated beads of adhesive |
US9254180B2 (en) | 2011-09-15 | 2016-02-09 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical instrument with staple reinforcement clip |
US9125649B2 (en) | 2011-09-15 | 2015-09-08 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical instrument with filled staple |
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