JPH0734928A - エンジンの燃料制御装置 - Google Patents
エンジンの燃料制御装置Info
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- JPH0734928A JPH0734928A JP17444993A JP17444993A JPH0734928A JP H0734928 A JPH0734928 A JP H0734928A JP 17444993 A JP17444993 A JP 17444993A JP 17444993 A JP17444993 A JP 17444993A JP H0734928 A JPH0734928 A JP H0734928A
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- Japan
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- value
- time
- memory
- starting
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 始動時間を学習し、この学習値にもとづいて
噴射弁に燃料漏れがあると判断されたときは、暖機直後
の再始動時に始動時噴射量の初期値を減量補正すること
により、燃料漏れがあっても、暖機直後の再始動時の始
動性をよくする。 【構成】 判定手段15は始動時間の計測値TMSTが
バックアップされた第1メモリ13内の記憶値よりも所
定値大きいかどうかにより噴射弁10に燃料漏れがある
かどうかを判定し、この判定結果を第2メモリ16が記
憶し、このメモリ16内の判定結果をエンジンの停止後
もバックアップ手段18がバックアップする。再始動時
に前記バックアップされた第2メモリ16内の記憶値に
よれば燃料漏れがありかつ始動時水温が所定範囲内にあ
ることが判定手段19で判定されたとき、減量補正手段
20が始動時噴射量の初期値を減量補正する。
噴射弁に燃料漏れがあると判断されたときは、暖機直後
の再始動時に始動時噴射量の初期値を減量補正すること
により、燃料漏れがあっても、暖機直後の再始動時の始
動性をよくする。 【構成】 判定手段15は始動時間の計測値TMSTが
バックアップされた第1メモリ13内の記憶値よりも所
定値大きいかどうかにより噴射弁10に燃料漏れがある
かどうかを判定し、この判定結果を第2メモリ16が記
憶し、このメモリ16内の判定結果をエンジンの停止後
もバックアップ手段18がバックアップする。再始動時
に前記バックアップされた第2メモリ16内の記憶値に
よれば燃料漏れがありかつ始動時水温が所定範囲内にあ
ることが判定手段19で判定されたとき、減量補正手段
20が始動時噴射量の初期値を減量補正する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンの燃料制御装
置、特に始動時のものに関する。
置、特に始動時のものに関する。
【0002】
【従来の技術】始動性向上のため、始動時には通常の噴
射量より若干多くなるように燃料噴射弁からの燃料噴射
量を決めている((株)鉄道日本社発行の「自動車工
学」1986年1月号第111頁〜第112頁、特開昭
57−110750号公報参照)。
射量より若干多くなるように燃料噴射弁からの燃料噴射
量を決めている((株)鉄道日本社発行の「自動車工
学」1986年1月号第111頁〜第112頁、特開昭
57−110750号公報参照)。
【0003】始動状態が検出されると、マイコンはただ
ちに2種類の噴射パルス幅(噴射量相当値)の演算を行
い、その演算結果の多いほうに始動時噴射量を決定す
る。
ちに2種類の噴射パルス幅(噴射量相当値)の演算を行
い、その演算結果の多いほうに始動時噴射量を決定す
る。
【0004】二通りの計算の一方は、エンジ回転数と吸
入空気量を用いて通常時の噴射パルス幅を決定する手順
により得られる有効パルス幅Teを1.3倍し、さらに
電圧補正分としての無効パルス幅Tsを加算した信号時
間T1(=Te×1.3+Ts)である。
入空気量を用いて通常時の噴射パルス幅を決定する手順
により得られる有効パルス幅Teを1.3倍し、さらに
電圧補正分としての無効パルス幅Tsを加算した信号時
間T1(=Te×1.3+Ts)である。
【0005】もう一方は図5に示したように、始動時専
用に決定されかつ冷却水温Twに応じた噴射パルス幅T
st0にクランキング回転数およびクランキング時間を
考慮した信号時間Tstである。
用に決定されかつ冷却水温Twに応じた噴射パルス幅T
st0にクランキング回転数およびクランキング時間を
考慮した信号時間Tstである。
【0006】ただし、始動時でもキースイッチを“ST
ART”位置にひねった瞬間は、エンジン回転数Nおよ
びエアフローメータからの吸入空気量Qaの信号もコン
ピュータに入力されないため、冷却水温Twに応じた始
動時噴射パルス幅で噴射される。
ART”位置にひねった瞬間は、エンジン回転数Nおよ
びエアフローメータからの吸入空気量Qaの信号もコン
ピュータに入力されないため、冷却水温Twに応じた始
動時噴射パルス幅で噴射される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、暖機直後に
エンジンを停止し、所定時間(たとえば1〜2時間)放
置すると、燃料配管内の残圧によって噴射弁の先端から
微量の燃料漏れが生じることがある。この燃料漏れは、
噴射弁のばらつきによるところが大きく、同じ条件でも
燃料漏れのまったくない噴射弁もあるのであるが、燃料
漏れを起こしたときは、この燃料漏れで暖機直後の再始
動時に吸気管内の混合気が可燃混合比の限界を越えて濃
くなり、再始動時間が長くかかるのである。
エンジンを停止し、所定時間(たとえば1〜2時間)放
置すると、燃料配管内の残圧によって噴射弁の先端から
微量の燃料漏れが生じることがある。この燃料漏れは、
噴射弁のばらつきによるところが大きく、同じ条件でも
燃料漏れのまったくない噴射弁もあるのであるが、燃料
漏れを起こしたときは、この燃料漏れで暖機直後の再始
動時に吸気管内の混合気が可燃混合比の限界を越えて濃
くなり、再始動時間が長くかかるのである。
【0008】そこでこの発明は、通常時の始動時間や暖
機直後の再始動時の始動時間を学習し、この学習値にも
とづいて噴射弁から燃料漏れがあると判断されたとき
は、次の暖機直後の再始動時に始動時噴射量の初期値を
減量補正することにより、燃料漏れがあっても、暖機直
後の再始動時の始動性をよくすることを目的とする。
機直後の再始動時の始動時間を学習し、この学習値にも
とづいて噴射弁から燃料漏れがあると判断されたとき
は、次の暖機直後の再始動時に始動時噴射量の初期値を
減量補正することにより、燃料漏れがあっても、暖機直
後の再始動時の始動性をよくすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図1に示
すように、始動時噴射量を少なくとも始動時水温または
吸入空気量にもとづいて演算する手段11と、始動時間
を計測する(たとえばキースイッチが“START”位
置でかつエンジン回転数Nが所定値以下の時間を始動時
間として計測する)手段12と、始動時間の学習値TM
STLRを記憶する第1メモリ13と、この第1メモリ
13内の記憶値をエンジンの停止後もバックアップする
手段14と、前記始動時間の計測値TMSTが前記第1
メモリ13内の記憶値よりも所定値大きいかどうかによ
り燃料噴射弁10に燃料漏れがあるかどうかを判定する
手段15と、この判定結果を記憶する第2メモリ16
と、この第2メモリ16内の記憶値より燃料漏れのない
とき前記始動時間の計測値TMSTと前記バックアップ
された第1メモリ13内の記憶値とにもとづいた値(た
とえば始動時間の計測値TMSTと第1メモリ13内の
記憶値との加重平均値)をあらたな学習値として更新す
る手段17と、前記第2メモリ16内の記憶値をエンジ
ンの停止後もバックアップする手段18と、再始動時に
前記バックアップされた第2メモリ16内の記憶値によ
れば燃料漏れがありかつ始動時水温が所定範囲内にある
かどうかを判定する手段19と、この判定結果より再始
動時に前記バックアップされた第2メモリ16内の記憶
値によれば燃料漏れがありかつ始動時水温が所定範囲内
にあるとき前記始動時噴射量を減量補正する手段20
と、この減量補正された噴射量を駆動パルスに変換して
前記燃料噴射弁10に出力する手段21とを設けた。
すように、始動時噴射量を少なくとも始動時水温または
吸入空気量にもとづいて演算する手段11と、始動時間
を計測する(たとえばキースイッチが“START”位
置でかつエンジン回転数Nが所定値以下の時間を始動時
間として計測する)手段12と、始動時間の学習値TM
STLRを記憶する第1メモリ13と、この第1メモリ
13内の記憶値をエンジンの停止後もバックアップする
手段14と、前記始動時間の計測値TMSTが前記第1
メモリ13内の記憶値よりも所定値大きいかどうかによ
り燃料噴射弁10に燃料漏れがあるかどうかを判定する
手段15と、この判定結果を記憶する第2メモリ16
と、この第2メモリ16内の記憶値より燃料漏れのない
とき前記始動時間の計測値TMSTと前記バックアップ
された第1メモリ13内の記憶値とにもとづいた値(た
とえば始動時間の計測値TMSTと第1メモリ13内の
記憶値との加重平均値)をあらたな学習値として更新す
る手段17と、前記第2メモリ16内の記憶値をエンジ
ンの停止後もバックアップする手段18と、再始動時に
前記バックアップされた第2メモリ16内の記憶値によ
れば燃料漏れがありかつ始動時水温が所定範囲内にある
かどうかを判定する手段19と、この判定結果より再始
動時に前記バックアップされた第2メモリ16内の記憶
値によれば燃料漏れがありかつ始動時水温が所定範囲内
にあるとき前記始動時噴射量を減量補正する手段20
と、この減量補正された噴射量を駆動パルスに変換して
前記燃料噴射弁10に出力する手段21とを設けた。
【0010】第2の発明は、図11に示すように、始動
時噴射量を少なくとも始動時水温または吸入空気量にも
とづいて演算する手段11と、始動時間を計測する(た
とえばキースイッチが“START”位置でかつエンジ
ン回転数Nが所定値以下の時間を始動時間として計測す
る)手段12と、暖機直後の再始動時の始動時間の学習
値TMSTLR2を記憶するメモリ31と、このメモリ
31内の記憶値をエンジン停止後もバックアップする手
段14と、前記始動時間の計測値TMSTと前記バック
アップされたメモリ31内の記憶値とにもとづいた値
(たとえば始動時間の計測値TMSTとメモリ31内の
記憶値との加重平均値)をあらたな暖機直後の再始動時
の始動時間の学習値として更新する手段32と、再始動
時に前記バックアップされたメモリ31内の記憶値が所
定値(たとえば3sec)を越えかつ始動時水温が所定
範囲内にあるかどうかを判定する手段33と、この判定
結果より再始動時に前記バックアップされたメモリ31
の内の記憶値が所定値を越えかつ始動時水温が所定範囲
内にあるとき前記始動時噴射量を減量補正する手段34
と、この減量補正された噴射量を駆動パルスに変換して
燃料噴射弁10に出力する手段21とを設けた。
時噴射量を少なくとも始動時水温または吸入空気量にも
とづいて演算する手段11と、始動時間を計測する(た
とえばキースイッチが“START”位置でかつエンジ
ン回転数Nが所定値以下の時間を始動時間として計測す
る)手段12と、暖機直後の再始動時の始動時間の学習
値TMSTLR2を記憶するメモリ31と、このメモリ
31内の記憶値をエンジン停止後もバックアップする手
段14と、前記始動時間の計測値TMSTと前記バック
アップされたメモリ31内の記憶値とにもとづいた値
(たとえば始動時間の計測値TMSTとメモリ31内の
記憶値との加重平均値)をあらたな暖機直後の再始動時
の始動時間の学習値として更新する手段32と、再始動
時に前記バックアップされたメモリ31内の記憶値が所
定値(たとえば3sec)を越えかつ始動時水温が所定
範囲内にあるかどうかを判定する手段33と、この判定
結果より再始動時に前記バックアップされたメモリ31
の内の記憶値が所定値を越えかつ始動時水温が所定範囲
内にあるとき前記始動時噴射量を減量補正する手段34
と、この減量補正された噴射量を駆動パルスに変換して
燃料噴射弁10に出力する手段21とを設けた。
【0011】
【作用】通常時の始動時間の学習値がバックアップさ
れ、次の暖機直後の再始動時に、始動時間の計測値TM
STがこのバックアップされている学習値と所定値の加
算値を越えていれば噴射弁に燃料漏れがあると判定さ
れ、この判定結果もバックアップされることから、その
次の暖機直後の再始動時に、バックアップされている判
定結果より、前回の暖機直後の再始動時に燃料漏れがあ
ったかどうかがわかる。
れ、次の暖機直後の再始動時に、始動時間の計測値TM
STがこのバックアップされている学習値と所定値の加
算値を越えていれば噴射弁に燃料漏れがあると判定さ
れ、この判定結果もバックアップされることから、その
次の暖機直後の再始動時に、バックアップされている判
定結果より、前回の暖機直後の再始動時に燃料漏れがあ
ったかどうかがわかる。
【0012】燃料漏れがあると、今回の暖機直後の再始
動時には始動時噴射量が減量補正され、これにより吸気
管内の混合気が薄くなり、可燃混合気となって始動が容
易になる。
動時には始動時噴射量が減量補正され、これにより吸気
管内の混合気が薄くなり、可燃混合気となって始動が容
易になる。
【0013】第2の発明では、暖機直後の再始動時の始
動時間の学習値がバックアップされ、次の暖機直後の再
始動時に、バックアップされている学習値と所定値の比
較により所定値を越えていると、前回の暖機直後の最始
動時に燃料漏れがあったことがわかる。
動時間の学習値がバックアップされ、次の暖機直後の再
始動時に、バックアップされている学習値と所定値の比
較により所定値を越えていると、前回の暖機直後の最始
動時に燃料漏れがあったことがわかる。
【0014】この燃料漏れがあるときは、今回の暖機直
後の再始動時に始動時噴射量が減量補正されるのであ
り、これにより始動が容易になる。
後の再始動時に始動時噴射量が減量補正されるのであ
り、これにより始動が容易になる。
【0015】
【実施例】図2において、燃料の噴射は、量が多いとき
も少ないときも吸気ポートに設けた一か所の噴射弁1か
ら供給するので、量の調整はマイコンからなるコントロ
ールユニット2によりその噴射時間で行う。噴射時間が
長くなれば噴射量が多くなり、噴射時間が短くなれば噴
射量が少なくなる。混合気の濃さつまり空燃比は、一定
量の吸入空気に対する燃料噴射量が多くなればリッチ側
にずれ、燃料噴射量が少なくなればリーン側にずれる。
も少ないときも吸気ポートに設けた一か所の噴射弁1か
ら供給するので、量の調整はマイコンからなるコントロ
ールユニット2によりその噴射時間で行う。噴射時間が
長くなれば噴射量が多くなり、噴射時間が短くなれば噴
射量が少なくなる。混合気の濃さつまり空燃比は、一定
量の吸入空気に対する燃料噴射量が多くなればリッチ側
にずれ、燃料噴射量が少なくなればリーン側にずれる。
【0016】したがって、吸入空気量との比が一定とな
るように燃料の基本噴射量を決定してやれば運転条件が
相違しても同じ空燃比の混合気が得られる。燃料の噴射
がエンジンの1回転について1回行われるときは、1回
転で吸い込んだ空気量に対して基本噴射パルス幅Tp
(=K・Qa/N、ただしKは定数)をそのときの吸入
空気量Qaとエンジン回転数Nとから求めるのである。
通常このTpにより決定される空燃比は理論空燃比付近
になっている。
るように燃料の基本噴射量を決定してやれば運転条件が
相違しても同じ空燃比の混合気が得られる。燃料の噴射
がエンジンの1回転について1回行われるときは、1回
転で吸い込んだ空気量に対して基本噴射パルス幅Tp
(=K・Qa/N、ただしKは定数)をそのときの吸入
空気量Qaとエンジン回転数Nとから求めるのである。
通常このTpにより決定される空燃比は理論空燃比付近
になっている。
【0017】さて、暖機直後のエンジン停止中に燃料配
管内の残圧によって噴射弁1の先端から微量の燃料漏れ
が生じ、この燃料漏れにより暖機直後の再始動時に吸気
管内の混合気が過濃になって再始動時間が長くかかるこ
とがある。
管内の残圧によって噴射弁1の先端から微量の燃料漏れ
が生じ、この燃料漏れにより暖機直後の再始動時に吸気
管内の混合気が過濃になって再始動時間が長くかかるこ
とがある。
【0018】これに対処するため、コントロールユニッ
ト2では、通常時の始動時間を学習して、これをエンジ
ン停止後もバッテリバックアップしておき、次の暖機直
後の再始動状態で計測した始動時間がこのバッテリバッ
クアップされた学習値に所定値を加算した値より長いと
きは噴射弁1に燃料漏れがあると判断し、この結果もま
たバッテリバックアップする。そして、次の暖機直後の
再始動時に、このバッテリバックアップされた結果をみ
て前回の暖機直後の再始動時に燃料漏れがあったと判断
したときは、今回の暖機直後の再始動時に、始動時噴射
量を減量補正する。今回は、始動時噴射量を減少させて
吸気管内の混合気を可燃混合気にまで戻してやること
で、噴射弁1に燃料漏れがあっても、今回の暖機直後の
再始動時に始動を容易にするのである。
ト2では、通常時の始動時間を学習して、これをエンジ
ン停止後もバッテリバックアップしておき、次の暖機直
後の再始動状態で計測した始動時間がこのバッテリバッ
クアップされた学習値に所定値を加算した値より長いと
きは噴射弁1に燃料漏れがあると判断し、この結果もま
たバッテリバックアップする。そして、次の暖機直後の
再始動時に、このバッテリバックアップされた結果をみ
て前回の暖機直後の再始動時に燃料漏れがあったと判断
したときは、今回の暖機直後の再始動時に、始動時噴射
量を減量補正する。今回は、始動時噴射量を減少させて
吸気管内の混合気を可燃混合気にまで戻してやること
で、噴射弁1に燃料漏れがあっても、今回の暖機直後の
再始動時に始動を容易にするのである。
【0019】こうした始動時制御のため、キースイッチ
からの信号が、水温センサ3、クランク角センサ4、エ
アフローメータ5からの信号とともに、コントロールユ
ニット2に入力されている。
からの信号が、水温センサ3、クランク角センサ4、エ
アフローメータ5からの信号とともに、コントロールユ
ニット2に入力されている。
【0020】ここで、この例の作用を図3と図4のフロ
ーチャートにもとづいて説明すると、これらは一定の周
期(たとえば10ms)で実行する。
ーチャートにもとづいて説明すると、これらは一定の周
期(たとえば10ms)で実行する。
【0021】図3は通常時の始動時間の学習と、前回に
バッテリバックアップされた学習値にもとづいて次回の
暖機直後の再始動時に始動時噴射量の補正を行わなけれ
ばならないかどうかの判定を説明するための流れ図であ
る。
バッテリバックアップされた学習値にもとづいて次回の
暖機直後の再始動時に始動時噴射量の補正を行わなけれ
ばならないかどうかの判定を説明するための流れ図であ
る。
【0022】キースイッチが“START”位置にあり
かつエンジン回転数Nが所定値(たとえば500rp
m)以下でクランキングの開始であると判断し、タイマ
ーカウントフラグFLGST1を“0”から“1”にし
てタイマーをリセットする(図3のステップ5,6)。
タイマーの値はクランキング開始からの経過時間を表
す。なお、タイマーカウントフラグFLGST1の初期
値は“0”である(図3のステップ1)。
かつエンジン回転数Nが所定値(たとえば500rp
m)以下でクランキングの開始であると判断し、タイマ
ーカウントフラグFLGST1を“0”から“1”にし
てタイマーをリセットする(図3のステップ5,6)。
タイマーの値はクランキング開始からの経過時間を表
す。なお、タイマーカウントフラグFLGST1の初期
値は“0”である(図3のステップ1)。
【0023】キースイッチを“START”から“O
N”に戻したり、エンジン回転数Nが500rpmを越
えると、クランキングの終了(つまり始動終了)であ
る。クランキングの終了のタイミングで次の条件を満足
するかどうかをみる。
N”に戻したり、エンジン回転数Nが500rpmを越
えると、クランキングの終了(つまり始動終了)であ
る。クランキングの終了のタイミングで次の条件を満足
するかどうかをみる。
【0024】〈1〉冷却水温Twが所定の範囲内にある
こと(図3のステップ9)。これは暖機直後であるかど
うかをみるためで、たとえば60℃≦Tw≦80℃であ
るとき再始動時は暖機直後であると判断する。
こと(図3のステップ9)。これは暖機直後であるかど
うかをみるためで、たとえば60℃≦Tw≦80℃であ
るとき再始動時は暖機直後であると判断する。
【0025】〈2〉始動時間計測値TMST[sec]
が通常時の始動時間の学習値TMSTLROLD[se
c]に所定値(たとえば2sec)を加算した値を越え
ること(図3のステップ10)。始動に通常時の始動時
間から2secも余計にかかっているときは、再始動の
時間が長引いている(噴射弁に燃料漏れがある)と判断
するのである。なお、学習値TMSTLROLDはバッテ
リバックアップされている値である。
が通常時の始動時間の学習値TMSTLROLD[se
c]に所定値(たとえば2sec)を加算した値を越え
ること(図3のステップ10)。始動に通常時の始動時
間から2secも余計にかかっているときは、再始動の
時間が長引いている(噴射弁に燃料漏れがある)と判断
するのである。なお、学習値TMSTLROLDはバッテ
リバックアップされている値である。
【0026】始動時間計測値TMSTは、クランキング
の終了タイミングでのタイマーの値である(図3のステ
ップ2,7,8、ステップ2,3,7,8)。
の終了タイミングでのタイマーの値である(図3のステ
ップ2,7,8、ステップ2,3,7,8)。
【0027】上記の〈1〉,〈2〉の条件とも満足した
ときは、暖機直後であって再始動時間が長引いている場
合であるから、補正フラグFLGST2を“1”にする
(図3のステップ9,10,11)。また、暖機直後で
あっても、再始動時間が長引いてなければ、FLGST
2=0である(図3のステップ9,10,12)。
ときは、暖機直後であって再始動時間が長引いている場
合であるから、補正フラグFLGST2を“1”にする
(図3のステップ9,10,11)。また、暖機直後で
あっても、再始動時間が長引いてなければ、FLGST
2=0である(図3のステップ9,10,12)。
【0028】このフラグFLGST2の値もエンジン停
止によって消失しないようにバッテリバックアップさ
れ、次回の暖気直後の再始動時に使われる。
止によって消失しないようにバッテリバックアップさ
れ、次回の暖気直後の再始動時に使われる。
【0029】一方、上記の〈1〉,〈2〉の条件とも満
足しないとき(暖機直後でかつ再始動時間が長引いてい
る場合以外のとき)は通常時であると判断し、始動時間
学習値を TMSTLRNEW=(TMSTLROLD+TMST)/2 …(1) の式で更新する(図3のステップ9,13、ステップ
9,10,13)。TMSTLROLD(バッテリバック
アップされている値)と今回の始動時間計測値TMST
との加重平均値をを計算し、この加重平均値をあらたな
学習値TMSTLRNEWとするのである。このあらたな
学習値TMSTLRNEWは、次回の再始動時にTMST
LROLDとして使われる。
足しないとき(暖機直後でかつ再始動時間が長引いてい
る場合以外のとき)は通常時であると判断し、始動時間
学習値を TMSTLRNEW=(TMSTLROLD+TMST)/2 …(1) の式で更新する(図3のステップ9,13、ステップ
9,10,13)。TMSTLROLD(バッテリバック
アップされている値)と今回の始動時間計測値TMST
との加重平均値をを計算し、この加重平均値をあらたな
学習値TMSTLRNEWとするのである。このあらたな
学習値TMSTLRNEWは、次回の再始動時にTMST
LROLDとして使われる。
【0030】図4は始動時噴射量の演算を説明するため
の流れ図である。
の流れ図である。
【0031】始動時になると、まず従来の始動時噴射パ
ルス幅Tstを Tst=Tst0×Csn×Kcs …(2) ただし、Tst0;基本値 Csn;回転補正率 Kcs;時間補正率 の式で求める(図4のステップ25)。
ルス幅Tstを Tst=Tst0×Csn×Kcs …(2) ただし、Tst0;基本値 Csn;回転補正率 Kcs;時間補正率 の式で求める(図4のステップ25)。
【0032】(2)式のTstは、初期値(Tst0×
Csnで決まる)から始動後時間とともに徐々に小さく
なり最後に0となる値で、公知である。たとえば、
(2)式の基本値Tst0は冷却水温Twから図5を内
容とするテーブルを、また回転補正率Csnはエンジン
回転数Neから図6を内容とするテーブルをそれぞれ参
照して求める(図4のステップ22,23)。(2)式
の時間補正率Kcsは、キースイッチが“START”
から“ON”になって一定値TKCS1#の時間が経過
したとき(またはキースイッチが“ON”となったらす
ぐに)、始動後時間から図7を内容とするテーブルを参
照して求める(図4のステップ24)。
Csnで決まる)から始動後時間とともに徐々に小さく
なり最後に0となる値で、公知である。たとえば、
(2)式の基本値Tst0は冷却水温Twから図5を内
容とするテーブルを、また回転補正率Csnはエンジン
回転数Neから図6を内容とするテーブルをそれぞれ参
照して求める(図4のステップ22,23)。(2)式
の時間補正率Kcsは、キースイッチが“START”
から“ON”になって一定値TKCS1#の時間が経過
したとき(またはキースイッチが“ON”となったらす
ぐに)、始動後時間から図7を内容とするテーブルを参
照して求める(図4のステップ24)。
【0033】次に、バックアップされている補正フラグ
FLGST2の値をみてFLGST2=1でありかつ暖
機直後(Twが所定範囲内)であることを確認したと
き、(2)式の始動時噴射パルス幅Tstに1未満の正
の値(たとえば0.8)を乗じた値をあらためてTst
とおくことでTstを20%減量する(図4のステップ
26,27,28)。つまり、バッテリバックアップさ
れている補正フラグFLGST2の値により前回の暖機
直後の再始動時に燃料漏れが生じていたことがわかる
と、今回の暖機直後の再始動時には、始動時噴射量の減
量補正により、吸気管内の混合気が濃くなりすぎないよ
うにして始動性をよくするのである。
FLGST2の値をみてFLGST2=1でありかつ暖
機直後(Twが所定範囲内)であることを確認したと
き、(2)式の始動時噴射パルス幅Tstに1未満の正
の値(たとえば0.8)を乗じた値をあらためてTst
とおくことでTstを20%減量する(図4のステップ
26,27,28)。つまり、バッテリバックアップさ
れている補正フラグFLGST2の値により前回の暖機
直後の再始動時に燃料漏れが生じていたことがわかる
と、今回の暖機直後の再始動時には、始動時噴射量の減
量補正により、吸気管内の混合気が濃くなりすぎないよ
うにして始動性をよくするのである。
【0034】この結果、今回の始動時間計測値TMST
についてTMST≦TMSTLROLD+2となることか
らFLGST2=0とされ(図3のステップ9,10,
12)、これがバッテリバックアップされるので、次回
の暖機直後の再始動時は減量補正されない。しかしなが
ら、この次回の暖機直後の再始動時には、減量補正され
ないことによって、ふたたび再始動時間が長引き(FL
GST2=1となり)、この結果がバッテリバックアッ
プされることから、前記次回の次の暖機直後の再始動時
に減量補正が行われることになる。このようにして、暖
機直後の再始動時に、2回に1回は始動時間が通常時の
始動時間と同じに短くなるのである。
についてTMST≦TMSTLROLD+2となることか
らFLGST2=0とされ(図3のステップ9,10,
12)、これがバッテリバックアップされるので、次回
の暖機直後の再始動時は減量補正されない。しかしなが
ら、この次回の暖機直後の再始動時には、減量補正され
ないことによって、ふたたび再始動時間が長引き(FL
GST2=1となり)、この結果がバッテリバックアッ
プされることから、前記次回の次の暖機直後の再始動時
に減量補正が行われることになる。このようにして、暖
機直後の再始動時に、2回に1回は始動時間が通常時の
始動時間と同じに短くなるのである。
【0035】図8と図9は他の実施例で、これは暖機直
後の再始動時の始動時間を学習して(図8)、この学習
値をバッテリバックアップしておき、次の暖機直後の再
始動に、バッテリバックアップされている学習値TMS
TLR2OLDと所定値(たとえば3sec)の比較によ
りTMSTLR2OLD>3であれば、再始動時間が長引
いている(燃料漏れがある)と判断して始動時噴射量を
減量補正するものである(図9のステップ51,52,
28)。
後の再始動時の始動時間を学習して(図8)、この学習
値をバッテリバックアップしておき、次の暖機直後の再
始動に、バッテリバックアップされている学習値TMS
TLR2OLDと所定値(たとえば3sec)の比較によ
りTMSTLR2OLD>3であれば、再始動時間が長引
いている(燃料漏れがある)と判断して始動時噴射量を
減量補正するものである(図9のステップ51,52,
28)。
【0036】このため、図8において、冷却水温Twが
所定の範囲内(暖機直後)にある場合に限ってクランキ
ングの開始でフラグFLAGの値を“1”としてタイマ
ーをリセットし(図8のステップ32,33,34,3
5,36,37)、クランキングの終了タイミングで学
習値を TMSTLR2NEW=(TMSTLR2OLD+TMST)
/2 ただし、TMSTLR2OLD;前回のTMSTLR2 の式で更新している(図8のステップ33,38,3
9,40)。
所定の範囲内(暖機直後)にある場合に限ってクランキ
ングの開始でフラグFLAGの値を“1”としてタイマ
ーをリセットし(図8のステップ32,33,34,3
5,36,37)、クランキングの終了タイミングで学
習値を TMSTLR2NEW=(TMSTLR2OLD+TMST)
/2 ただし、TMSTLR2OLD;前回のTMSTLR2 の式で更新している(図8のステップ33,38,3
9,40)。
【0037】図10は、バッテリバックアップされてい
る暖機直後の再始動時の始動時間の学習値TMSTLR
2OLDと始動時噴射パルス幅Tstの初期値の変化を示
す。
る暖機直後の再始動時の始動時間の学習値TMSTLR
2OLDと始動時噴射パルス幅Tstの初期値の変化を示
す。
【0038】燃料漏れがあるときは、始動1回目でTM
STLR2OLD>3となるため減量補正が行われる。こ
の結果、始動2回目にはTMSTLR2OLD<3とな
り、減量補正が行われない。しかし、始動3回目でふた
たびTMSTLR2OLD>3となり、減量補正が行われ
る。このように、学習値TMSTLR2OLDは所定値の
3を境にして上下し、Tstの初期値も減量されたりさ
れなかったりを繰り返すのである。
STLR2OLD>3となるため減量補正が行われる。こ
の結果、始動2回目にはTMSTLR2OLD<3とな
り、減量補正が行われない。しかし、始動3回目でふた
たびTMSTLR2OLD>3となり、減量補正が行われ
る。このように、学習値TMSTLR2OLDは所定値の
3を境にして上下し、Tstの初期値も減量されたりさ
れなかったりを繰り返すのである。
【0039】2つの実施例では、始動時噴射量が前記
(2)式のTstだけの場合で説明したが、エンジ回転
数Nと吸入空気量Qaを用いて Te=Tp×(1+Ktw+Kas) ただし、Ktw;水温増量補正係数 Kas;始動後増量補正係数 の式で得られる有効パルス幅Teを所定倍した値と無効
パルス幅Tsとを加算した第2の始動時噴射パルス幅を
求め、この第2の始動時噴射パルス幅と前記(2)式の
Tstとの大きいほうを選択するものについても、この
発明を適用できることはいうまでもない。
(2)式のTstだけの場合で説明したが、エンジ回転
数Nと吸入空気量Qaを用いて Te=Tp×(1+Ktw+Kas) ただし、Ktw;水温増量補正係数 Kas;始動後増量補正係数 の式で得られる有効パルス幅Teを所定倍した値と無効
パルス幅Tsとを加算した第2の始動時噴射パルス幅を
求め、この第2の始動時噴射パルス幅と前記(2)式の
Tstとの大きいほうを選択するものについても、この
発明を適用できることはいうまでもない。
【0040】
【発明の効果】第1の発明によれば、始動時噴射量を少
なくとも始動時水温または吸入空気量にもとづいて演算
する手段と、始動時間を計測する手段と、始動時間の学
習値を記憶する第1メモリと、この第1メモリ内の記憶
値をエンジンの停止後もバックアップする手段と、前記
始動時間の計測値が前記第1メモリ内の記憶値よりも所
定値大きいかどうかにより燃料噴射弁に燃料漏れがある
かどうかを判定する手段と、この判定結果を記憶する第
2メモリと、この第2メモリ内の記憶値より燃料漏れの
ないとき前記始動時間の計測値と前記バックアップされ
た第1メモリ内の記憶値とにもとづいた値をあらたな学
習値として更新する手段と、前記第2メモリ内の記憶値
をエンジンの停止後もバックアップする手段と、再始動
時に前記バックアップされた第2メモリ内の記憶値によ
れば燃料漏れがありかつ始動時水温が所定範囲内にある
かどうかを判定する手段と、この判定結果より再始動時
に前記バックアップされた第2メモリ内の記憶値によれ
ば燃料漏れがありかつ始動時水温が所定範囲内にあると
き前記始動時噴射量を減量補正する手段と、この減量補
正された噴射量を駆動パルスに変換して前記燃料噴射弁
に出力する手段とを設けたため、噴射弁に燃料漏れがあ
っても暖機直後の再始動時の始動を容易に行うことがで
きる。
なくとも始動時水温または吸入空気量にもとづいて演算
する手段と、始動時間を計測する手段と、始動時間の学
習値を記憶する第1メモリと、この第1メモリ内の記憶
値をエンジンの停止後もバックアップする手段と、前記
始動時間の計測値が前記第1メモリ内の記憶値よりも所
定値大きいかどうかにより燃料噴射弁に燃料漏れがある
かどうかを判定する手段と、この判定結果を記憶する第
2メモリと、この第2メモリ内の記憶値より燃料漏れの
ないとき前記始動時間の計測値と前記バックアップされ
た第1メモリ内の記憶値とにもとづいた値をあらたな学
習値として更新する手段と、前記第2メモリ内の記憶値
をエンジンの停止後もバックアップする手段と、再始動
時に前記バックアップされた第2メモリ内の記憶値によ
れば燃料漏れがありかつ始動時水温が所定範囲内にある
かどうかを判定する手段と、この判定結果より再始動時
に前記バックアップされた第2メモリ内の記憶値によれ
ば燃料漏れがありかつ始動時水温が所定範囲内にあると
き前記始動時噴射量を減量補正する手段と、この減量補
正された噴射量を駆動パルスに変換して前記燃料噴射弁
に出力する手段とを設けたため、噴射弁に燃料漏れがあ
っても暖機直後の再始動時の始動を容易に行うことがで
きる。
【0041】第2の発明は、始動時噴射量を少なくとも
始動時水温または吸入空気量にもとづいて演算する手段
と、始動時間を計測する手段と、暖機直後の再始動時の
始動時間の学習値を記憶するメモリと、このメモリ内の
記憶値をエンジン停止後もバックアップする手段と、前
記始動時間の計測値と前記バックアップされたメモリ内
の記憶値とにもとづいた値をあらたな暖機直後の再始動
時の始動時間の学習値として更新する手段と、再始動時
に前記バックアップされたメモリ内の記憶値が所定値を
越えかつ始動時水温が所定範囲内にあるかどうかを判定
する手段と、この判定結果より再始動時に前記バックア
ップされたメモリの内の記憶値が所定値を越えかつ始動
時水温が所定範囲内にあるとき前記始動時噴射量を減量
補正する手段と、この減量補正された噴射量を駆動パル
スに変換して燃料噴射弁に出力する手段とを設けたた
め、噴射弁に燃料漏れがあっても暖機直後の再始動時の
始動が容易になる。
始動時水温または吸入空気量にもとづいて演算する手段
と、始動時間を計測する手段と、暖機直後の再始動時の
始動時間の学習値を記憶するメモリと、このメモリ内の
記憶値をエンジン停止後もバックアップする手段と、前
記始動時間の計測値と前記バックアップされたメモリ内
の記憶値とにもとづいた値をあらたな暖機直後の再始動
時の始動時間の学習値として更新する手段と、再始動時
に前記バックアップされたメモリ内の記憶値が所定値を
越えかつ始動時水温が所定範囲内にあるかどうかを判定
する手段と、この判定結果より再始動時に前記バックア
ップされたメモリの内の記憶値が所定値を越えかつ始動
時水温が所定範囲内にあるとき前記始動時噴射量を減量
補正する手段と、この減量補正された噴射量を駆動パル
スに変換して燃料噴射弁に出力する手段とを設けたた
め、噴射弁に燃料漏れがあっても暖機直後の再始動時の
始動が容易になる。
【図1】第1の発明のクレーム対応図である。
【図2】一実施例のシステム図である。
【図3】通常時の始動時間の学習値TMSTLRの更新
と始動時噴射量の補正を行うかどうかの判定を説明する
ための流れ図である。
と始動時噴射量の補正を行うかどうかの判定を説明する
ための流れ図である。
【図4】始動時噴射量の演算を説明するための流れ図で
ある。
ある。
【図5】始動時噴射パルス幅の基本値Tst0の特性図
である。
である。
【図6】回転補正率Csnの特性図である。
【図7】時間補正率Kcsの特性図である。
【図8】他の実施例の暖機直後の再始動時の始動時間の
学習値の更新を説明するための流れ図である。
学習値の更新を説明するための流れ図である。
【図9】他の実施例の始動時噴射量の演算を説明するた
めの流れ図である。
めの流れ図である。
【図10】他の実施例のバッテリバックアップされた暖
機直後の再始動時の始動時間の学習値TMSTLR2
OLDと始動時噴射パルス幅の始動回数に対する各変化を
示す特性図である。
機直後の再始動時の始動時間の学習値TMSTLR2
OLDと始動時噴射パルス幅の始動回数に対する各変化を
示す特性図である。
【図11】第2の発明のクレーム対応図である。
1 燃料噴射弁 2 コントロールユニット 3 水温センサ 4 クランク角センサ 5 エアフローメータ 10 燃料噴射弁 11 始動時噴射量演算手段 12 始動時間計測手段 13 第1メモリ 14 バックアップ手段 15 燃料漏れ判定手段 16 第2メモリ 17 学習値更新手段 18 バックアップ手段 19 判定手段 20 減量補正手段 21 出力手段 31 メモリ 32 学習値更新手段 33 判定手段 34 減量補正手段
Claims (2)
- 【請求項1】始動時噴射量を少なくとも始動時水温また
は吸入空気量にもとづいて演算する手段と、 始動時間を計測する手段と、 始動時間の学習値を記憶する第1メモリと、 この第1メモリ内の記憶値をエンジンの停止後もバック
アップする手段と、 前記始動時間の計測値が前記バックアップされた第1メ
モリ内の学習値よりも所定値大きいかどうかにより燃料
噴射弁に燃料漏れがあるかどうかを判定する手段と、 この判定結果を記憶する第2メモリと、 この第2メモリ内の記憶値より燃料漏れのないとき前記
始動時間の計測値と前記バックアップされた第1メモリ
内の記憶値とにもとづいた値をあらたな学習値として更
新する手段と、 前記第2メモリ内の記憶値をエンジンの停止後もバック
アップする手段と、 再始動時に前記バックアップされた第2メモリ内の記憶
値によれば燃料漏れがありかつ始動時水温が所定範囲内
にあるかどうかを判定する手段と、 この判定結果より再始動時に前記バックアップされた第
2メモリ内の記憶値によれば燃料漏れがありかつ始動時
水温が所定範囲内にあるとき前記始動時噴射量を減量補
正する手段と、 この減量補正された噴射量を駆動パルスに変換して前記
燃料噴射弁に出力する手段とを設けたことを特徴とする
エンジンの燃料制御装置。 - 【請求項2】始動時噴射量を少なくとも始動時水温また
は吸入空気量にもとづいて演算する手段と、 始動時間を計測する手段と、 暖機直後の再始動時の始動時間の学習値を記憶するメモ
リと、 このメモリ内の記憶値をエンジン停止後もバックアップ
する手段と、 前記始動時間の計測値と前記バックアップされたメモリ
内の記憶値とにもとづいた値をあらたな暖機直後の再始
動時の始動時間の学習値として更新する手段と、 再始動時に前記バックアップされたメモリ内の記憶値が
所定値を越えかつ始動時水温が所定範囲内にあるかどう
かを判定する手段と、 この判定結果より再始動時に前記バックアップされたメ
モリの内の記憶値が所定値を越えかつ始動時水温が所定
範囲内にあるとき前記始動時噴射量を減量補正する手段
と、 この減量補正された噴射量を駆動パルスに変換して燃料
噴射弁に出力する手段とを設けたことを特徴とするエン
ジンの燃料制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5174449A JP3064748B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | エンジンの燃料制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5174449A JP3064748B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | エンジンの燃料制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734928A true JPH0734928A (ja) | 1995-02-03 |
JP3064748B2 JP3064748B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=15978696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5174449A Expired - Fee Related JP3064748B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | エンジンの燃料制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3064748B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5611314A (en) * | 1994-10-26 | 1997-03-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control device for internal combustion engine |
KR100870819B1 (ko) * | 2007-10-29 | 2008-11-27 | 콘티넨탈 오토모티브 시스템 주식회사 | 자동차의 인젝터 누기 진단 방법 |
JP2015182571A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | いすゞ自動車株式会社 | ハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP5174449A patent/JP3064748B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5611314A (en) * | 1994-10-26 | 1997-03-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control device for internal combustion engine |
KR100870819B1 (ko) * | 2007-10-29 | 2008-11-27 | 콘티넨탈 오토모티브 시스템 주식회사 | 자동차의 인젝터 누기 진단 방법 |
JP2015182571A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | いすゞ自動車株式会社 | ハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法 |
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---|---|
JP3064748B2 (ja) | 2000-07-12 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |