JPH0734926A - 燃料制御方法 - Google Patents

燃料制御方法

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Publication number
JPH0734926A
JPH0734926A JP17640593A JP17640593A JPH0734926A JP H0734926 A JPH0734926 A JP H0734926A JP 17640593 A JP17640593 A JP 17640593A JP 17640593 A JP17640593 A JP 17640593A JP H0734926 A JPH0734926 A JP H0734926A
Authority
JP
Japan
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engine
time
temperature
increase amount
fuel
Prior art date
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Pending
Application number
JP17640593A
Other languages
English (en)
Inventor
Miki Ibaraki
幹 茨木
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】完爆後に、極端に空燃比がリーンになるのを防
止する。 【構成】始動時制御から始動後制御に移行する際に、時
間の経過に応じて燃料増量を減少させる燃料制御方法に
おいて、始動時のエンジンの温度を検出し、検出したエ
ンジンの温度に応じた燃料増量の初期値を決定し、決定
した初期値から時間の経過に応じて検出したエンジンの
温度に応じた所定値を減じて燃料増量を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子制御燃料噴射装置
を備えた自動車用のエンジンに好適に採用可能な燃料制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃料制御方法としては、
図4に示すように、エンジンの冷却水温に応じてその初
期値が決まる始動後増量補正係数FSE1、FSE2な
どで、暖機時の燃料噴射量を増量補正して濃混合気を燃
焼室に供給し、始動直後の燃焼不安定に対処するととも
に、暖機の進行に伴って増量補正分を漸次減衰させ、暖
機完了後の経済運転へと移行させるようにしている(特
開平3−61644号公報)。始動後増量補正係数FS
E1と始動後増量補正係数FSE2とのいずれの補正係
数で増量補正を行うかは、その時点で大きな値をとって
いる始動時増量補正係数を選択することによりなされ
る。このような構成においては、始動後増量補正係数F
SE1、FSE2は、エンジンの冷却水温が高くなると
その初期値が小さくなり、またその時間の経過に対する
減衰率は、冷却水温の高低にかかわらず一定にしてあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成にあっては、たとえば、寒冷地でのスパーク
プラグの燻りなどを懸念して始動後増量補正係数FSE
1、FSE2を設定しておくと、通常減衰率が大きくな
り、そのために冷却水温が−20℃の場合は適合してい
るものの、0℃付近では逆に始動後増量補正係数FSE
1と始動後増量補正係数FSE2とがほぼ同じ値となる
分岐点付近で空燃比がリーン傾向となり、完爆後にスト
ールが発生しやすい状態となった。このことは、始動後
増量補正係数FSE1、FSE2は、その初期値が冷却
水温に応じて変わるものの、減衰率は−20℃の場合
も、+20℃の場合も同じであり、冷却水温が0℃の場
合では−20℃の場合より小さい初期値から同一の減衰
率で減衰するために、時間の経過に応じて減衰させてい
くと、十分に暖機していない状態で始動後増量補正係数
FSE1、FSE2が小さくなり、よって空燃比がリー
ンになるものである。特に、標準地域では、冬場になっ
ても燃料の性状が夏期のものと近い値をとることがあ
り、前記の不具合が顕著になる場合があった。本発明
は、このような不具合を解消することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る燃料制御方法は、始動時制
御から始動後制御に移行する際に、時間の経過に応じて
燃料増量を減少させる燃料制御方法において、始動時の
エンジンの温度を検出し、検出したエンジンの温度に応
じた燃料増量の初期値を決定し、決定した初期値から時
間の経過に応じて検出したエンジンの温度に応じた所定
値を減じて燃料増量を決定することを特徴とする。本発
明におけるエンジンの温度としては、たとえば、エンジ
ンの冷却水の温度、同潤滑油の温度、吸入空気の温度な
どが挙げられる。
【0005】
【作用】このような構成のものであれば、燃料増量の初
期値がエンジンの温度に応じて変化するとともに、始動
後の時間の経過に応じて初期値からエンジンの温度に応
じて設定された初期値が減じられて燃料増量が決定され
る。つまり、経過時間に対する燃料増量の減少率は、始
動時のエンジンの温度が異なれば、それに対応して異な
ることとなる。したがって、基本となるエンジンの温度
に応じた燃料増量の初期値を、特定の条件に適合するよ
うに設定しておいても、減少率がエンジンの温度により
異なるので、特定の温度で空燃比がリーンになるといっ
た不具合を防止する。これによって、完爆後に発生しや
すいエンジンのストールを抑制することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1に概略的に示したエンジン100は自動
車用のもので、その吸気系1には図示しないアクセルペ
ダルに応動して開閉するスロットルバルブ2が配設さ
れ、その下流側にはサージタンク3が設けられている。
サージタンク3に連通する吸気系1の吸気マニホルド4
の一方の端部近傍には、さらに燃料噴射弁5が設けてあ
り、この燃料噴射弁5を、電子制御装置6により制御す
るようにしている。また排気系20には、排気ガス中の
酸素濃度を測定するためのOセンサ21が、図示しな
いマフラに至るまでの管路に配設された三元触媒22の
上流の位置に取り付けられている。このOセンサ21
からは、酸素濃度に対応して電圧信号hが出力される。
【0007】電子制御装置6は、中央演算装置7と、記
憶装置8と、入力インターフェース9と、出力インター
フェース11とを具備してなるマイクロコンピュータシ
ステムを主体に構成されており、その入力インターフェ
ース9には、サージタンク3内の圧力を検出するための
吸気圧センサ13から出力される吸気圧信号a、エンジ
ン回転数NEを検出するためのクランク角センサ14か
ら出力される回転数信号b、車速を検出するための車速
センサ15から出力される車速信号c、スロットルバル
ブ2の開閉状態を検出するためのスロットルセンサ16
から出力されるスロットル開度信号d、エンジンの冷却
水温を検出するための水温センサ17から出力される水
温信号e、上記したOセンサ21から出力される電圧
信号hなどが入力される。一方、出力インターフェース
11からは、燃料噴射弁5に対して燃料噴射信号fが、
またスパークプラグ18に対してイグニッションパルス
gが出力されるようになっている。
【0008】電子制御装置6には、吸気圧センサ13か
ら出力される吸気圧信号aとクランク角センサ14から
出力される回転数信号bとを主な情報とし、エンジン状
況に応じて決まる各種の補正係数で基本噴射時間を補正
して燃料噴射弁開成時間すなわちインジェクタ最終通電
時間Tを決定し、その決定された通電時間により燃料噴
射弁5を制御して、エンジン負荷に応じた燃料を該燃料
噴射弁5から吸気系1に噴射させるためのプログラムが
内蔵してある。、エンジンが始動され、例えばエンジン
の回転が所定の回転数を超えたことにより完爆判定がな
され、始動時噴射制御から始動後噴射制御に移行する際
に、エンジンの温度としてのエンジン冷却水温によって
決まる始動後増量補正係数FSE1、FSE2により、
基本噴射量を増量補正するようにしてある。しかして、
始動後増量補正係数FSE1、FSE2はそれぞれ、始
動時のエンジン冷却水温によってその初期値FSE1
0、FSE20が設定してあり、初期値FSE10、F
SE20は、運転状態が始動後に移行してからは、図2
に概略的に示すようなプログラムにより、その始動時の
エンジン冷却水温に応じた減衰率に基づいて減衰される
ようになっている。このプログラムにおいては、始動時
制御から始動後制御に移行する際に、時間の経過に応じ
て燃料増量を減少させるもので、始動時のエンジンの温
度を検出し、検出したエンジンの温度に応じた燃料増量
の初期値を決定し、決定した初期値から時間の経過に応
じて検出したエンジンの温度に応じた所定値を減じて燃
料増量を決定するようにプログラミングされているもの
である。そして、このプログラムを実行するにあたっ
て、始動後増量補正係数FSE1、FSE2の初期値F
SE10、FSE20が、エンジンの冷却水温に応じて
異なる値で第1マップに設定されているとともに、それ
らの減衰値KFSED1、KFSED2が、同様に冷却
水温に応じて異なる値で第2マップに設定されている。
減衰値KFSED1、KFSED2は、冷却水温が高く
なるにしたがって小さな値となるように設定されてい
る。
【0009】この始動後増量補正プログラムの概要は図
2に示すようなものである。ただし、種々の補正係数を
考慮して有効噴射時間TAUを算出し、その後インジェ
クタ最終通電時間Tを演算するプログラムそれ自体は、
従来知られているものを利用できるので図示及び説明を
省略する。また、以下においては、始動後増量補正係数
FSE1についてのみ説明するが、これと同様に、始動
後増量補正係数FSE2についても、冷却水温に応じた
減衰値KFSED2が経過時間に基づいて演算され、所
定時間ごとの始動時増量補正係数FSE2nが計算され
るものである。
【0010】まず、ステップ51では、エンジンが始動
された際のエンジンの冷却水温を、水温センサ17から
出力される水温信号eに基づいて検出する。ステップ5
2では、始動後増量補正係数FSE1の初期値FSE1
0が、検出した冷却水温により第1マップから読み出さ
れる。続いてステップ53では、減衰値KFSED1
が、検出した冷却水温により第2マップから読み出され
る。ステップ54では、下式に基づいて、所定時間ごと
の始動後増量補正係数FSE1nが計算される。 FSE1n=FSE10−(n−1)KFSED1 (1) ただし、nは、正の整数である。
【0011】そして、ステップ55では、始動後増量補
正係数FSE1の値が0であるか否かを判定し、0であ
ればこの制御を終了し、そうでない場合はステップ54
に戻る。
【0012】このような構成において、エンジンが始動
されると、制御は、ステップ51〜55と進み、その始
動時の冷却水温に応じた始動後増量補正係数FSE1n
が所定時間ごとに計算される。そして、所定時間ごとに
始動後増量補正係数FSE1nと始動後増量補正係数F
SE2nとが算出されると両者を比較し、その比較の結
果、値の大きいほうをその時点の始動後増量補正係数F
SEとして採用し、有効噴射時間TAUを計算する。こ
のようにして始動後増量補正係数FSEを決定し、さら
に所定時間ごとにステップ55とステップ54とを繰り
返し実行して、始動後増量補正係数FSE1、FSE2
を漸次減少していき、時間の経過とともに始動後増量補
正係数FSE2が0になれば制御を終了する。このよう
に、始動時の冷却水温に応じて初期値FSE10、FS
E20が異なり、また減衰値KFSED1、KFSED
2が異なるので、図3に示すように、冷却水温が変われ
ば、始動後増量補正係数FSEの経過時間に対する減衰
率は大きく異なる。なお、図3の例にあっては、始動後
増量補正係数FSEが0となる時間が、冷却水温(図
中、実線は冷却水温が−20℃の場合を示し、一点鎖線
は0℃の場合を示す)が異なるにもかかわらず同一であ
るが、同一である必要はない。
【0013】このように、始動後増量補正係数FSE
1、FSE2の減衰値KFSED1、KFSED2が始
動時のエンジン冷却水温によって変更されるため、エン
ジンの運転される特定な条件などに適合して始動後増量
補正係数FSE1、FSE2の初期値を設定しても、減
衰値KFSED1、KFSED2を適切に設定すること
により、始動時からある時間が経過した時点の始動後増
量補正係数FSE1、FSE2が、その時の冷却水温に
対して過少なものとならず、空燃比がリーンな状態にな
ることがない。つまり、始動後増量補正係数FSE1、
FSE2を空燃比に適合させる余裕度が広くなり、たと
えば−20℃前後の極低温においてもスパークプラグの
燻りを抑制することができ、これによって、完爆後のエ
ンジンストールをも防止することができる。
【0014】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではない。たとえば、上記実施例では、始動
時増量補正係数FSE1及び始動時増量補正係数FSE
2のそれぞれの減衰値KFSED1、KFSED2を冷
却水温に応じて変えるものを説明したが、始動時増量補
正係数FSE1の減衰値KFSED1のみを可変とし、
始動時増量補正係数FSE2のそれは固定とするもので
あってもよい。その他、各部の構成は図示例に限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々
変形が可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、燃料
増量の初期値がエンジンの温度に応じて変化するととも
に、その初期値から減じる所定値も又エンジンの温度に
応じて変化し、始動後の経過時間に対する燃料増量の減
少率は、始動時のエンジンの温度が異なれば、それに対
応して異なるので、基本となる燃料増量の初期値を特定
の条件に適合させても、空燃比は時間の経過にあわせて
適合させることができ、あるエンジンの温度でリーンに
なるような不具合を防止でき、完爆後のエンジンのスト
ールを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略的な全体構成図。
【図2】同実施例の制御手順を概略的に示すフローチャ
ート。
【図3】同実施例の制御態様を示す作用説明図。
【図4】従来例の制御態様を示す作用説明図。
【符号の説明】
5…燃料噴射弁 6…電子制御装置 7…中央演算処理装置 8…記憶装置 9…入力インターフェース 11…出力インターフェース 17…水温センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】始動時制御から始動後制御に移行する際
    に、時間の経過に応じて燃料増量を減少させる燃料制御
    方法において、 始動時のエンジンの温度を検出し、 検出したエンジンの温度に応じた燃料増量の初期値を決
    定し、 決定した初期値から時間の経過に応じて検出したエンジ
    ンの温度に応じた所定値を減じて燃料増量を決定するこ
    とを特徴とする燃料制御方法。
JP17640593A 1993-07-16 1993-07-16 燃料制御方法 Pending JPH0734926A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17640593A JPH0734926A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 燃料制御方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP17640593A JPH0734926A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 燃料制御方法

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JPH0734926A true JPH0734926A (ja) 1995-02-03

Family

ID=16013107

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17640593A Pending JPH0734926A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 燃料制御方法

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JP (1) JPH0734926A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009209890A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Toyota Motor Corp 内燃機関及び内燃機関の燃料供給制御装置

Cited By (1)

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