JPH07348Y2 - 二部材間の相対移動調整機構 - Google Patents

二部材間の相対移動調整機構

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JPH07348Y2
JPH07348Y2 JP1989052282U JP5228289U JPH07348Y2 JP H07348 Y2 JPH07348 Y2 JP H07348Y2 JP 1989052282 U JP1989052282 U JP 1989052282U JP 5228289 U JP5228289 U JP 5228289U JP H07348 Y2 JPH07348 Y2 JP H07348Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用シートトラックを構成するロアレールと
アッパレール間、シートクッションとシートバック間
等、二部材間の相対移動を調整するための相対移動調整
機構に関する。
(従来技術) 互いに相対移動する二部材、例えばロアレールおよびア
ッパレールを有するシートトラックにおいては、アッパ
レールのロアレールに対する移動量が調整可能に構成さ
れている。当該シートトラックにおける移動調整機構
は、刊行物「自動車工学便覧第6編、第26頁(昭和58年
9月30日自動車技術会発行)」に開示され、かつ第5図
および第6図に示すように、前後方向に複数の係合孔2a
を有し車体フロアに固定されるロアレール1に固定した
ロックプレート2と、ロアレール1に前後方向へ摺動可
能に組付けたアッパレール3に支持されたシートトラッ
クハンドル4と、ハンドル4に固定されてロックプレー
ト2の係合孔2aに係合、離脱可能なロックレバー5と、
ハンドル4を付勢してロックレバー5を係合孔2aに係合
させるスプリング6を備えた構成となっている。
かかる構成の移動調整機構を具備するシートトラックに
おいては、ロックレバー5がロックプレート2の係合孔
2aの1つに係合している場合には、アッパレール3がロ
アレール1に対してロックされ、ハンドル4をスプリン
グに抗して回動させると、ロックレバー5が係合孔2aか
ら外れてアッパレール3が前後方向へ摺動可能になり、
アッパレール3およびこれと一体のシートの前後方向の
位置を調整することができる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記したシートトラックの移動調整機構にお
いては、ロックプレート2に形成した複数の係合孔2aの
1つにロックレバー5を係合させることにより、アッパ
レール3がロアレール1にロックしているため、シート
の前後方向の位置調整のピッチが係合孔2aの間隔により
定まる。このため、係合孔2aの間隔を小さくすればシー
トの位置を微調整できるが、これによりロックプレート
2の強度が低下するため、係合孔2aの間隔を小さくする
には自ずから限界がある。
従って、本考案の目的は、シートの前後方向の位置を微
調整することができることは勿論のこと、シートクッシ
ョンに対するシートバックの前後方向の傾斜角度を微調
整することができ、さらにはその他の2つの部材の相対
移動を微調整することができる二部材間の相対移動調整
機構を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、第1の部材と、同第1の部材に相対移動可能
に組付けた第2の部材との間の相対移動を調整するため
の二部材間の相対移動調整機構であり、前記第1の部材
に回転可能に支持されたねじ棒と、前記第1の部材に設
けられ前記ねじ棒の回転を任意の位置で解除可能に規制
する回転規制部材と、前記第2の部材に回転を規制して
設けられ前記ねじ棒に螺合するナット部材を備えている
ことを特徴とするものである。
(考案の作用・効果) かかる構成の相対移動調整機構においては、ねじ棒の回
転規制を解除した状態で、第1の部材に移動方向への作
用力を付与すると、ねじ棒が所定のリード角のねじ作用
により回転し、ねじ棒がナット部材に対して進退し、ま
たはナット部材に移動方向への作用力を付与すると、ね
じ棒が回転してナット部材がねじ棒に対して進退する。
これにより、ねじ棒を支持する第1の部材がねじ棒の移
動に応じて、またはナット部材を設けた第2の部材がナ
ット部材の移動に応じて移動する。また、回転規制部材
によりねじ棒の回転を規制すれば、ねじ棒とナット部材
との螺合作用により第1の部材と第2の部材との相対移
動が規制されて、互いにロックされる。
このように、ねじ棒とナット部材とはねじ棒の回転量に
応じて相対的に無段階的に進退するため、第1の部材と
第2の部材との相対移動の調整ピッチは回転規制部材に
よるねじ棒の回転規制ピッチにより定まる。当該相対移
動調整機構においては、ねじ棒の回転を任意の位置で規
制できるため、第1の部材と第2の部材との相対移動を
微調整することができる。
この場合、ねじ棒のねじピッチを小さくすることなく移
動を微調整することができるため、ねじ棒のねじピッチ
を小さくすることによるねじ棒とナット部材との螺合強
度の低下を防止でき、第1の部材と第2の部材とのロッ
クを一層強固で確実なものとすることができる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明するに、第
1図〜第4図には本考案に係る相対移動調整機構をシー
トトラックに適用した例が示されている。当該シートト
ラック10は車体のフロアに固定されるロアレール11と、
同レール11に前後方向へ摺動可能に組付けられて車両用
シートを支持するアッパレール12を主要構成部材とする
もので、ロアレール11が本考案の第2の部材に該当し、
かつアッパレール12が本考案の第1の部材に該当する。
当該シートトラック10において、相対移動調整機構を構
成するねじ棒14は先端部にスプラインギヤ13が一体的に
設けられているもので、アッパレール12の側面に設けた
前後一対のブラケット15,16にて回転可能に支持され
て、アッパレール12に並列して前後方向に延びている。
また、相対移動調整機構を構成するナット部材17はねじ
棒14に螺合した状態でブラケット18を介してロアレール
11に固定されている。
ねじ棒14は一条の角ねじ14aが形成されているもので、
角ねじ14aにはアッパレール12に対して前後方向への作
用力を付与した場合に、ねじ棒14が回転するように大き
なリード角が付与されている。スプラインギア13は外周
に、軸方向に延びる多数の歯部を備えている。
アッパレール12の先端部の側面には支軸19がブラケット
20を介して固定され、支軸19はねじ棒14と同軸的に位置
している。かかる支軸19上にはロックギヤ21が前後方向
へ移動可能に組付けられている。ロックギヤ21はスプラ
インギヤ13の外周に解除可能に噛合するもので、内周に
軸方向へ延びる多数の歯部を備えている。かかるロック
ギヤ21は、支軸19のキー溝に嵌着したキー22にて回転を
規制されてスプラインギヤ13に対向している。また、ア
ッパレール12の上面には支持ピン23にてシートトラック
ハンドル24が回動可能に組付けられている。ハンドル24
はその先端部に設けた凹部24aにて、ロックギヤ21に植
設したピン21aに係合しており、かつスプリング25の付
勢作用にてロックギヤ21をスプラインギヤ13に噛合させ
ている。かかる構成において、スプラインギヤ13および
ロックギヤ21は本考案の回転規制部材であって、これら
回転規制部材13,21はハンドル24、スプリング25ととも
にねじ棒14の回転規制手段を構成している。
かかる構成のシートトラック10においては、ハンドル24
をスプリング25に抗して回動させると、ロックギヤ21が
支軸19に沿って前方へ移動して、第1図に示すようにス
プラインギヤ13から離脱する。この状態でアッパレール
12に前後方向への作用力を付与すると、リード角の大き
いねじ棒14はナット部材17に対して回転しながら進退
し、これにともないアッパレール12が前後方向へ移動す
る。これにより、車両用シートは前後方向の位置調整が
なされ、ハンドル24の操作を解除すれば、ハンドル24は
スプリング25の作用で回動復帰してロックギヤ21がスプ
ラインギヤ13に噛合し、ねじ棒14の回転が規制されてア
ッパレール12がロック11に対してロックされる。
このように、当該シートトラック10においては、ねじ棒
14がナット部材17に対して回転量に応じて無段階的に進
退するため、シートの前後方向の位置の最小調整量は、
ねじ棒14の回転を規制するスプラインギヤ13とロックギ
ヤ21との噛合ピッチで定まる。また、これら両者13,21
の噛合ピッチは極めて小さくてねじ棒14の回転はほぼ任
意の位置で規制できるため、位置調整の最小調整量は小
さくてシートの前後方向の位置を微調整することが可能
でなる。この場合、ねじ棒14のねじピッチを小さくする
ことなくシート位置の微調整をすることができるため、
ねじ棒14のねじピッチを小さくすることによるねじ棒14
とナット部材17との螺合強度の低下を防止でき、アッパ
レール12のロアレール11に対するロックが一層確実とな
る。
なお、上記実施例においては、ねじ棒14をアッパレール
12である可動側部材に、かつナット部材17をロアレール
11である固定側部材に設けて、ねじ棒14をナット部材17
に対して進退可能とした例について示したが、本考案に
おいてはねじ棒14を固定側部材に支持し、ナット部材17
をねじ棒14上に進退可能として、ナット部材17を可動側
部材に連結してその動きを可動側部材に伝達するように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る相対移動調整機構を備
えたシートトラックの斜視図、第2図は第1図の矢印II
-II線方向に見た縦断面図、第3図は同相対移動調整機
構の回転規制手段の拡大正面図、第4図は第3図の矢印
IV-IV線方向に見た縦断面図、第5図は従来の相対移動
調整機構を備えたシートトラックの斜視図、第6図は同
シートトラックの縦断面図である。 符号の説明 10……シートトラック、11……ロアレール(第2の部
材)、12……アッパレール(第1の部材)、13……スプ
ラインギヤ(回転規制部材)、14……ねじ棒、17……ナ
ット部材、21……ロックギヤ(回転規制部材)、24……
ハンドル、25……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の部材と、同第1の部材に相対移動可
    能に組付けた第2の部材との間の相対移動を調整するた
    めの二部材間の相対移動調整機構であり、前記第1の部
    材に回転可能に支持されたねじ棒と、前記第1の部材に
    設けられ前記ねじ棒の回転を任意の位置で解除可能に規
    制する回転規制部材と、前記第2の部材に回転を規制し
    て設けられ前記ねじ棒に螺合するナット部材を備えてい
    ることを特徴とする二部材間の相対移動調整機構。
JP1989052282U 1989-05-02 1989-05-02 二部材間の相対移動調整機構 Expired - Fee Related JPH07348Y2 (ja)

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JPH02143332U JPH02143332U (ja) 1990-12-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58116427U (ja) * 1982-02-02 1983-08-09 株式会社大井製作所 座席位置調節装置
JPS60166537A (ja) * 1984-02-07 1985-08-29 Aisin Seiki Co Ltd パワ−式シ−ト前後調整装置
JPS61192938U (ja) * 1985-05-24 1986-12-01

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JPH02143332U (ja) 1990-12-05

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