JPH0734845B2 - 排ガス浄化用濾材 - Google Patents
排ガス浄化用濾材Info
- Publication number
- JPH0734845B2 JPH0734845B2 JP2339678A JP33967890A JPH0734845B2 JP H0734845 B2 JPH0734845 B2 JP H0734845B2 JP 2339678 A JP2339678 A JP 2339678A JP 33967890 A JP33967890 A JP 33967890A JP H0734845 B2 JPH0734845 B2 JP H0734845B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- filter medium
- catalyst
- organic chlorine
- dust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、焼却炉等から排出された排ガス中に煤塵と
共に含有されている。ポリ塩化ジベンゾダイオキシン、
ポリ塩化ジベンゾフラン等の有機塩素化合物を、煤塵と
共に除去して、排ガスを浄化するための濾材に関するも
のである。
共に含有されている。ポリ塩化ジベンゾダイオキシン、
ポリ塩化ジベンゾフラン等の有機塩素化合物を、煤塵と
共に除去して、排ガスを浄化するための濾材に関するも
のである。
産業廃棄物や都市ごみを処理するための焼却炉等から発
生する排ガス中には、煤塵と共に、微量ではあるが極め
て強い毒性を有する、ポリ塩化ジベンゾダイオキシン
（PCDDs）、ポリ塩化ジベンゾフラン（PCDFs）等の有機
塩素化合物が含有されている。このような排ガス中から
の有機塩素化合物の除去は、公害防止上、極めて重要で
ある。
生する排ガス中には、煤塵と共に、微量ではあるが極め
て強い毒性を有する、ポリ塩化ジベンゾダイオキシン
（PCDDs）、ポリ塩化ジベンゾフラン（PCDFs）等の有機
塩素化合物が含有されている。このような排ガス中から
の有機塩素化合物の除去は、公害防止上、極めて重要で
ある。
排ガス中からの有機塩素化合物の除去方法として、排ガ
スを有機塩素化合物酸化用触媒に接触させ、排ガス中に
含有されている有機塩素化合物を酸化して除去する方法
が知られている。
スを有機塩素化合物酸化用触媒に接触させ、排ガス中に
含有されている有機塩素化合物を酸化して除去する方法
が知られている。
一方、焼却炉等から発生する排ガス中には、大量の煤塵
が含有されている。このために、排ガス集塵機に導き、
集塵機の濾材によって排ガス中から煤塵を除去すること
が行われている。
が含有されている。このために、排ガス集塵機に導き、
集塵機の濾材によって排ガス中から煤塵を除去すること
が行われている。
従って、排ガス中からの有機塩素化合物および煤塵の除
去は、従来、第２図の工程図に示すように、排ガスを、
先ず集塵機３に導き、集塵機３において濾材により排ガ
ス中の煤塵を除去し、次いで、集塵機３の下流側に配置
された有機塩素化合物除去用反応器４において、有機塩
素化合物酸化用触媒により、排ガス中の有機塩素化合物
を酸化して除去することにより行っていた。
去は、従来、第２図の工程図に示すように、排ガスを、
先ず集塵機３に導き、集塵機３において濾材により排ガ
ス中の煤塵を除去し、次いで、集塵機３の下流側に配置
された有機塩素化合物除去用反応器４において、有機塩
素化合物酸化用触媒により、排ガス中の有機塩素化合物
を酸化して除去することにより行っていた。
上述したように、従来は、集塵機３と有機塩素化合物除
去用反応器４とを別個に設け、先ず、集塵機３におい
て、濾材により排ガス中から煤塵を除去し、次いで、有
機塩素化合物除去用反応器４において、有機塩素化合物
酸化用触媒により排ガス中から、有機塩素化合物を除去
していた。このために、広いスペースを必要とする上、
設備が複雑になり、多額の設備費および運転費を要する
等の問題があった。
去用反応器４とを別個に設け、先ず、集塵機３におい
て、濾材により排ガス中から煤塵を除去し、次いで、有
機塩素化合物除去用反応器４において、有機塩素化合物
酸化用触媒により排ガス中から、有機塩素化合物を除去
していた。このために、広いスペースを必要とする上、
設備が複雑になり、多額の設備費および運転費を要する
等の問題があった。
従って、この発明の目的は、焼却炉等から排出された排
ガス中に含有されている。ポリ塩化ジベンゾダイオキシ
ン、ポリ塩化ジベンゾフラン等の強い毒性を有する有機
塩素化合物、および、煤塵を、従来のように、集塵機と
有機塩素化合物除去用反応器とを別個に設けることな
く、集塵機の濾材によって、共に効率的に除去し、設備
をコンパクト化することができる排ガス浄化用濾材を提
供することにある。
ガス中に含有されている。ポリ塩化ジベンゾダイオキシ
ン、ポリ塩化ジベンゾフラン等の強い毒性を有する有機
塩素化合物、および、煤塵を、従来のように、集塵機と
有機塩素化合物除去用反応器とを別個に設けることな
く、集塵機の濾材によって、共に効率的に除去し、設備
をコンパクト化することができる排ガス浄化用濾材を提
供することにある。
本発明者等は、上述した問題を解決すべく鋭意研究を重
ねた。その結果、集塵機に取り付けられる濾材の少なく
とも一部を、有機塩素化合物酸化用触媒によって構成す
れば、排ガス中から、有機塩素化合物および煤塵を共に
除去して排ガスを浄化し得ることを知見した。
ねた。その結果、集塵機に取り付けられる濾材の少なく
とも一部を、有機塩素化合物酸化用触媒によって構成す
れば、排ガス中から、有機塩素化合物および煤塵を共に
除去して排ガスを浄化し得ることを知見した。
この発明は、上記知見に基づいてなされたものであっ
て、排ガス中の煤塵を除去するための、集塵機に取り付
けられる濾材において、前記濾材は、前記排ガス中の有
機塩素化合物を酸化して除去するための有機塩素化合物
酸化用触媒からなっており、前記濾材は、ガス流入側の
外層とガス排出側の内層とによって構成され、前記外層
は、Ti、Si、AlおよびZrからなる群から選択された少な
くとも１種の金属の酸化物からなる多孔質構造の触媒基
体によって構成されており、そして、前記内層は、Pt,P
d,Ru,Mn,Cu,CrおよびFeからなる群から選択された少な
くとも１種の金属またはその酸化物からなる触媒成分に
よって構成されており、前記ガス排出側から、濾材全体
の厚さの50％以内の部分に、前記触媒成分の70％以上が
担持され、燃焼排ガス中のダストは前記触媒基体として
の外層によって除去され、そして、燃焼排ガス中の有機
塩素化合物は、前記触媒成分からなる内層によって分解
除去されるようになっていることに特徴を有するもので
ある。
て、排ガス中の煤塵を除去するための、集塵機に取り付
けられる濾材において、前記濾材は、前記排ガス中の有
機塩素化合物を酸化して除去するための有機塩素化合物
酸化用触媒からなっており、前記濾材は、ガス流入側の
外層とガス排出側の内層とによって構成され、前記外層
は、Ti、Si、AlおよびZrからなる群から選択された少な
くとも１種の金属の酸化物からなる多孔質構造の触媒基
体によって構成されており、そして、前記内層は、Pt,P
d,Ru,Mn,Cu,CrおよびFeからなる群から選択された少な
くとも１種の金属またはその酸化物からなる触媒成分に
よって構成されており、前記ガス排出側から、濾材全体
の厚さの50％以内の部分に、前記触媒成分の70％以上が
担持され、燃焼排ガス中のダストは前記触媒基体として
の外層によって除去され、そして、燃焼排ガス中の有機
塩素化合物は、前記触媒成分からなる内層によって分解
除去されるようになっていることに特徴を有するもので
ある。
この発明の排ガス浄化用濾材においては、上述したよう
に、濾材全体が、有機塩素化合物酸化用触媒によって構
成されている。従って、このような濾材が取り付けられ
た集塵機に排ガスを導けば、濾材によって、排ガス中の
有機塩素化合物および煤塵を、共に効率的に除去するこ
とができる。
に、濾材全体が、有機塩素化合物酸化用触媒によって構
成されている。従って、このような濾材が取り付けられ
た集塵機に排ガスを導けば、濾材によって、排ガス中の
有機塩素化合物および煤塵を、共に効率的に除去するこ
とができる。
濾材を構成する有機塩素化合物酸化用触媒としては、T
i,Si,AlおよびZrからなる群から選択された少なくとも
１種の金属の酸化物からなる基体の表面上に、Pt,Pd,R
u,Mn,Cu,CrおよびFeからなる群から選択された少なくと
も１種の金属またはその酸化物からなる触媒成分が担持
された触媒を使用することが好ましい。
i,Si,AlおよびZrからなる群から選択された少なくとも
１種の金属の酸化物からなる基体の表面上に、Pt,Pd,R
u,Mn,Cu,CrおよびFeからなる群から選択された少なくと
も１種の金属またはその酸化物からなる触媒成分が担持
された触媒を使用することが好ましい。
特に、好ましい触媒は、3Al2O3・2SiO2を含有する酸化
物の表面上にTiO2が被覆された酸化物、TiO2−SiO2また
はTiO2−ZrO2の２元系複合酸化物、および、TiO2−SiO2
−Al2O3またはTiO2−SiO2−ZrO2の３元系複合酸化物を
基体とし、この基体の表面上に、上述した、Pt,Pd,Ru,M
n,Cu,CrおよびFeからなる群から選択された少なくとも
１種の金属またはその酸化物からなる触媒成分が担持さ
れた触媒である。
物の表面上にTiO2が被覆された酸化物、TiO2−SiO2また
はTiO2−ZrO2の２元系複合酸化物、および、TiO2−SiO2
−Al2O3またはTiO2−SiO2−ZrO2の３元系複合酸化物を
基体とし、この基体の表面上に、上述した、Pt,Pd,Ru,M
n,Cu,CrおよびFeからなる群から選択された少なくとも
１種の金属またはその酸化物からなる触媒成分が担持さ
れた触媒である。
このような触媒は、NOx,SOx,HCl,COおよびハロゲンガス
等の存在する環状下において、ポリ塩化ジベンゾダイオ
キシン、ポリ塩化ジベンゾフラン等の毒性を有する有機
塩素化合物を、長期にわたり、効率よく分解して除去す
ることができる。
等の存在する環状下において、ポリ塩化ジベンゾダイオ
キシン、ポリ塩化ジベンゾフラン等の毒性を有する有機
塩素化合物を、長期にわたり、効率よく分解して除去す
ることができる。
特に、基体を、3Al2O3・2SiO2即ちムライトを含有する
酸化物の表面上にTiO2が被覆された構造にすれば、ムラ
イトの表面上に被覆されたTiO2により、基体の表面に微
細な凹凸が形成されるので、Pt等の触媒成分を担持させ
て高活性を得るのに必要な表面積を十分に確保すること
ができ、且つ、ムライトの表面上を被覆するTiO2によっ
て、優れた耐酸性が付与される。
酸化物の表面上にTiO2が被覆された構造にすれば、ムラ
イトの表面上に被覆されたTiO2により、基体の表面に微
細な凹凸が形成されるので、Pt等の触媒成分を担持させ
て高活性を得るのに必要な表面積を十分に確保すること
ができ、且つ、ムライトの表面上を被覆するTiO2によっ
て、優れた耐酸性が付与される。
次に、この発明の濾材の構成の一例を示す。
（ａ）濾材全体が前述した有機塩素化合物酸化用触媒か
らなり、ガス排出側であって、濾材全体の厚さの50％以
内の部分に、前述した触媒成分のうちの70wt.％以上が
担持されている濾材。
らなり、ガス排出側であって、濾材全体の厚さの50％以
内の部分に、前述した触媒成分のうちの70wt.％以上が
担持されている濾材。
（ｂ）ガス流入側に、前述した触媒の基体としての、T
i,Si,AlおよびZrからなる群から選択された少なくとも
１種の金属の酸化物が配置され、そして、ガス排出側
に、前述した有機塩素化合物酸化用触媒が配置されてい
る濾材。
i,Si,AlおよびZrからなる群から選択された少なくとも
１種の金属の酸化物が配置され、そして、ガス排出側
に、前述した有機塩素化合物酸化用触媒が配置されてい
る濾材。
上述した構造の濾材によれば、煤塵による触媒層の目詰
まりが少なくなり、その劣化の進行が抑止されて、寿命
を伸ばすことができる。
まりが少なくなり、その劣化の進行が抑止されて、寿命
を伸ばすことができる。
第１図は、この発明の濾材の１実施態様を示す概略斜視
図である。第１図に示すように、濾材Ａは、上下両端が
開口した円筒状であって、外側層１と、内側層２とから
なっている。外側層１は、有機塩素化合物酸化用触媒の
基体としての、Ti,Si,AlおよびZrからなる群から選択さ
れた少なくとも１種の金属の酸化物からなっている。内
側層２は、前述した有機塩素化合物酸化用触媒からなっ
ている。
図である。第１図に示すように、濾材Ａは、上下両端が
開口した円筒状であって、外側層１と、内側層２とから
なっている。外側層１は、有機塩素化合物酸化用触媒の
基体としての、Ti,Si,AlおよびZrからなる群から選択さ
れた少なくとも１種の金属の酸化物からなっている。内
側層２は、前述した有機塩素化合物酸化用触媒からなっ
ている。
排ガスは、矢印で示すように、外側層１から、内側層２
に向けて流れ、上部開口端から排出される。この間に、
排ガス中の有機塩素化合物および煤塵は、共に除去され
る。なお、濾材の形状は、上述したような円筒状に限ら
れるものではなく、板状その他任意の形状にすることが
できる。
に向けて流れ、上部開口端から排出される。この間に、
排ガス中の有機塩素化合物および煤塵は、共に除去され
る。なお、濾材の形状は、上述したような円筒状に限ら
れるものではなく、板状その他任意の形状にすることが
できる。
また、濾材の少なくと一部を、窒素酸化物還元用触媒と
有機塩素化合物酸化用触媒とが積層された触媒によって
構成すれば、排ガス中から、有機塩素化合物および煤塵
と共に、窒素酸化物（NOx）も除去することができる。
有機塩素化合物酸化用触媒とが積層された触媒によって
構成すれば、排ガス中から、有機塩素化合物および煤塵
と共に、窒素酸化物（NOx）も除去することができる。
次に、この発明を、実施例によって説明する。
第１図に示した、外側層１と内側層２とによって構成さ
れた、下記寸法および材質からなる円筒状の濾材Ａを使
用した。
れた、下記寸法および材質からなる円筒状の濾材Ａを使
用した。
濾材Ａの外径:110mm 濾材Ａの内径:104mm 濾材Ａの厚さ:3mm 外側層１の厚さ:1.5mm 外側層１の材質:TiとSiとが8.5:1.5（モル比）の割合で
複合されたTi−Si酸化物 内側層２の厚さ:1.5mm 内側層２の材質： TiとSiとが8.5:1.5（モル比）の割合で複合されたTi−S
i酸化物からなる基体に、触媒成分としてPtが担持（担
持量:1.5g/触媒１）されてなる触媒 上述した濾材を使用し、下記排ガス中から、ポリ塩化ジ
ベンゾダイオキシン（PCDDs）および煤塵を除去した。
複合されたTi−Si酸化物 内側層２の厚さ:1.5mm 内側層２の材質： TiとSiとが8.5:1.5（モル比）の割合で複合されたTi−S
i酸化物からなる基体に、触媒成分としてPtが担持（担
持量:1.5g/触媒１）されてなる触媒 上述した濾材を使用し、下記排ガス中から、ポリ塩化ジ
ベンゾダイオキシン（PCDDs）および煤塵を除去した。
排ガス中のPCDDs含有量:2000〜4000ng/Nm3 排ガス中の煤塵含有量:10〜20g/Nm3 排ガスの温度:250℃ 排ガスの流速:0.8m/sec 上述した条件によって、濾材により浄化した後の、排ガ
ス中のポリ塩化ジベンゾダイオキシン（PCDDs）および
煤塵の含有量を調べたところ、次の通りであった。
ス中のポリ塩化ジベンゾダイオキシン（PCDDs）および
煤塵の含有量を調べたところ、次の通りであった。
浄化後の排ガス中のPCDDs含有量:2〜5ng/Nm3浄化後の排
ガス中の煤塵含有量:0.001g/Nm3 〔発明の効果〕 以上述べたように、この発明によれば、焼却炉等から排
出された排ガス中に含有されている、ポリ塩化ジベンゾ
ダイオキシン、ポリ塩化ジベンゾフラン等の強い毒性を
有する有機塩素化合物、および、煤塵を、従来のよう
に、集塵機と有機塩素化合物除去用反応器とを別個に設
ける必要なく、集塵機の濾材によって、共に効率的に除
去することができ、従って、従来よりも狭いスペースに
よるコンパクト化された設備で済み、極めて経済的であ
る等、多くの工業上有用な効果がもたらされる。
ガス中の煤塵含有量:0.001g/Nm3 〔発明の効果〕 以上述べたように、この発明によれば、焼却炉等から排
出された排ガス中に含有されている、ポリ塩化ジベンゾ
ダイオキシン、ポリ塩化ジベンゾフラン等の強い毒性を
有する有機塩素化合物、および、煤塵を、従来のよう
に、集塵機と有機塩素化合物除去用反応器とを別個に設
ける必要なく、集塵機の濾材によって、共に効率的に除
去することができ、従って、従来よりも狭いスペースに
よるコンパクト化された設備で済み、極めて経済的であ
る等、多くの工業上有用な効果がもたらされる。
第１図は、第この発明の濾材の１実施態様を示す概略斜
視図、第２図は、排ガス中から煤塵および有機塩素化合
物を除去するための従来の工程図である。図面におい
て、 Ａ……濾材 １……外側層、２……内側層、 ３……集塵機、 ４……有機塩素化合物除去用反応器。
視図、第２図は、排ガス中から煤塵および有機塩素化合
物を除去するための従来の工程図である。図面におい
て、 Ａ……濾材 １……外側層、２……内側層、 ３……集塵機、 ４……有機塩素化合物除去用反応器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪井 晴人 東京都千代田区丸の内１丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 能登 隆 東京都千代田区丸の内１丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 山岸 三樹 東京都千代田区丸の内１丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 横山 隆 東京都千代田区丸の内１丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 鈴木 康夫 東京都千代田区丸の内１丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 井元 義訓 愛知県名古屋市千種区西崎町２丁目57番地 (72)発明者 石川 理 愛知県半田市新宮町１丁目106番地 日本 碍子株式会社新宮社宅107号 (72)発明者 徳倉 勝浩 愛知県半田市青山町７丁目83番地 日本碍 子株式会社青山寮 (56)参考文献 特開 昭63−171615（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−35914（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−249542（ＪＰ，Ａ) 特公 昭64−2423（ＪＰ，Ｂ２) 特表 昭64−500330（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】排ガス中の煤塵を除去するための、集塵機
に取り付けられる濾材において、 前記濾材は、前記排ガス中の有機塩素化合物を酸化して
除去するための有機塩素化合物酸化用触媒からなってお
り、前記濾材は、ガス流入側の外層とガス排出側の内層
とによって構成され、前記外層は、Ti、Si、AlおよびZr
からなる群から選択された少なくとも１種の金属の酸化
物からなる多孔質構造の触媒基体によって構成されてお
り、そして、前記内層は、Pt,Pd,Ru,Mn,Cu,CrおよびFe
からなる群から選択された少なくとも１種の金属または
その酸化物からなる触媒成分によって構成されており、
前記ガス排出側から、濾材全体の厚さの50％以内の部分
に、前記触媒成分の70％以上が担持され、燃焼排ガス中
のダストは前記触媒基体としての外層によって除去さ
れ、そして、燃焼排ガス中の有機塩素化合物は、前記触
媒成分からなる内層によって分解除去されるようになっ
ていることを特徴とする排ガス浄化用濾材。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2339678A JPH0734845B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 排ガス浄化用濾材 |
| US07/791,571 US5294419A (en) | 1990-11-30 | 1991-11-12 | Method for removing nitrogen oxides and organic chlorine compounds from combustion waste gas |
| CA002055521A CA2055521A1 (en) | 1990-11-30 | 1991-11-14 | Method and filter for removing nitrogen oxides and organic chlorine compounds from combustion waste gas |
| DE69125103T DE69125103T2 (de) | 1990-11-30 | 1991-11-28 | Verfahren und Filter zur Entfernung von Stickoxiden und organischen Chlorverbindungen aus Abgasen von Verbrennungsanlagen |
| EP91120455A EP0488331B1 (en) | 1990-11-30 | 1991-11-28 | Method and filter for removing nitrogen oxides and organic chlorine compounds from combustion waste gas |
| KR1019910021762A KR950004139B1 (ko) | 1990-11-30 | 1991-11-29 | 연소 배기 가스로부터 질소 산화물 및 유기 염소 화합물의 제거 방법 및 제거용 필터 |
| TW081100949A TW199111B (ja) | 1990-11-30 | 1992-02-11 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2339678A JPH0734845B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 排ガス浄化用濾材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04200703A JPH04200703A (ja) | 1992-07-21 |
| JPH0734845B2 true JPH0734845B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=18329765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2339678A Expired - Lifetime JPH0734845B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 排ガス浄化用濾材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0734845B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10164480A1 (de) * | 2001-12-29 | 2003-07-17 | Schumacher Umwelt Trenntech | Filterelement |
| CN113041862A (zh) * | 2021-04-02 | 2021-06-29 | 上海洁晟环保科技有限公司 | 一种复合膜材料及其制备方法和过滤膜、收纳装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61249542A (ja) * | 1985-04-27 | 1986-11-06 | Bridgestone Corp | 排ガス浄化用触媒 |
| JPS63171615A (ja) * | 1987-01-06 | 1988-07-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排ガス処理用触媒フイルタ |
| JP2633316B2 (ja) * | 1988-07-22 | 1997-07-23 | 三井造船株式会社 | 廃棄物焼却炉の排ガス処理方法 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2339678A patent/JPH0734845B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04200703A (ja) | 1992-07-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0488331B1 (en) | Method and filter for removing nitrogen oxides and organic chlorine compounds from combustion waste gas | |
| CN107427771B (zh) | 催化的陶瓷烛式过滤器和清洁尾气或废气的方法 | |
| JPH0775720A (ja) | 排ガス処理方法及び窒素酸化物・ダイオキシン除去用触媒 | |
| CN107427772B (zh) | 催化的陶瓷烛式过滤器和清洁工艺尾气或废气的方法 | |
| JPH0734845B2 (ja) | 排ガス浄化用濾材 | |
| JP3021420B2 (ja) | 排ガス処理用触媒、排ガス処理方法及び処理装置 | |
| KR20080057542A (ko) | 배가스에 함유된 일산화탄소의 제거방법 | |
| JP3457917B2 (ja) | 排ガス処理用触媒、排ガス処理方法及び処理装置 | |
| JP2000015106A (ja) | 排ガス処理用触媒、排ガス処理方法及び処理装置 | |
| JPH0775656B2 (ja) | 排ガス処理方法 | |
| JPH0587291B2 (ja) | ||
| JP2542290B2 (ja) | 排ガスの浄化方法 | |
| JPH049581B2 (ja) | ||
| JP2007032400A (ja) | ディーゼルエンジン排ガス中の微粒子の処理方法 | |
| JP2609393B2 (ja) | 排ガス処理方法 | |
| JP2003062430A (ja) | 焼却プラントからの排ガス中の環式有機化合物を酸化分解する方法 | |
| JPH11226360A (ja) | 排ガス浄化方法 | |
| TW398990B (en) | Fume duct and process for handling fume | |
| JP3971578B2 (ja) | 排ガス処理装置 | |
| JPH049582B2 (ja) | ||
| JP2002310410A (ja) | 排ガスの処理装置 | |
| KR100423413B1 (ko) | 다이옥신 제거용 크로미아／타이타니아 촉매 및 이를 이용한 다이옥신 제거방법 | |
| JPH0659387B2 (ja) | 排ガスの浄化方法 | |
| KR100206489B1 (ko) | 휘발성 유기화합물 제거용 크로미아/타이타니아 촉매 및 이를 이용한 휘발성 유기화합물 제거방법 | |
| JP3762166B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒、その製造方法および処分方法ならびに前記排ガス浄化用触媒を用いた排ガス浄化方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419 Year of fee payment: 14 |
|
| R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419 Year of fee payment: 14 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419 Year of fee payment: 14 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419 Year of fee payment: 14 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419 Year of fee payment: 14 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419 Year of fee payment: 14 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419 Year of fee payment: 15 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110419 Year of fee payment: 16 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110419 Year of fee payment: 16 |