JPH0734793B2 - ベッドにおける徘徊検出手段 - Google Patents

ベッドにおける徘徊検出手段

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JPH0734793B2
JPH0734793B2 JP3225128A JP22512891A JPH0734793B2 JP H0734793 B2 JPH0734793 B2 JP H0734793B2 JP 3225128 A JP3225128 A JP 3225128A JP 22512891 A JP22512891 A JP 22512891A JP H0734793 B2 JPH0734793 B2 JP H0734793B2
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JP
Japan
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bed
infrared sensor
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signal
wandering
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健一 小林
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Paramount Bed Co Ltd
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Paramount Bed Co Ltd
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Publication date
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  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は痴呆症にかかった患者の
徘徊を未然に察知することができるベッドにおける徘徊
検出手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、我国は未曾有の高齢化社会を迎え
つつあり、長期に入院している老人患者が増えてきてい
る。老人患者には、痴呆症にかかるものが少なくなく、
看護治療の際に大変な負担となっている。痴呆症は原因
不明の脳神経細胞の萎縮によって、起こるもので、現在
のところ予防法は知られていない。
【0003】そこで、病院においては、介護者等の負担
軽減を図るべく、施設備品の面から対策が講じられてき
ている。例えば、痴呆症の患者は夜中にベッドから降り
て、徘徊することがあり、危険であるし、他の患者の迷
惑ともなるので、監視体制の強化、設備の充実化が求め
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、看護婦
等の人手不足のおりから頻繁に監視することは困難であ
るので、ベッドに何らかの検出手段を設けて、ナースセ
ンタなどに伝送して、集中的に監視を行なう方法が考え
られてきている。本発明はこのような観点から提案され
たものであって、検出手段に赤外線センサを適用し、既
存のナースコール回線を利用することができるベッドに
おける徘徊検出手段を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、ベッドのサイドフレームの両端部間
に患者の通過を検出する赤外線センサを配設し、赤外線
センサから検知信号が信号遮断スイッチを備えたコント
ロールボックスを介してナースコール回線に至るように
回路構成したことを特徴とするものである。また、前記
ベッドは、折畳式側柵を有し、赤外線センサをこの折畳
式側柵に組み込んだことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】患者がベッドから降りようとして、サイドフレ
ームを横切ろうとすると、赤外線センサにより検知さ
れ、この検知信号は、信号遮断スイッチを備えたコント
ロールボックスを介してナースコール回線に至り、ナー
スセンタに伝送され、適宜な警報報知手段により、徘徊
しようとしていることを予め察知することができる。ま
た、昼間は不要であるので、信号遮断スイッチを断とし
て、徘徊検出手段の動作を停止させておけば良い。ま
た、ベッドのサイドフレームに折畳式側柵を組み込み、
この折畳式側柵に徘徊検出手段を設けるようにすれば、
一層効果的である。
【0007】
【実施例】次に、本発明にかかるベッドにおける徘徊検
出手段について、一実施例を挙げ、添付の図面を参照し
ながら以下説明する。図1に示すように、徘徊検出手段
(後述)が設けられるベッド1はサイドフレーム2に折畳
式側柵3を備えたものである。この折畳式側柵3は、サ
イドフレーム2に設けられた取り付け穴4に取り付け部
材を介して取り付けられる基部横桟5と、基部横桟5
に、一方向に折畳み可能に軸着された支柱6と、この支
柱6の上端部に取り付けられた上部横桟7と、立位保持
機構8とから構成されるものである。
【0008】前記折畳式側柵3の基部横桟5の両端部に
は、徘徊検出手段9を構成する赤外線センサ10の送光
部10aと、受光部10bとが支柱11を介して配設さ
れる。前記送光部10aと、受光部10bとを結ぶ赤外
線の授受通路は、前記折畳式側柵3の上部横桟7より上
方に位置する。前記赤外線を遮ることによって、検知信
号が取りだされる構成である。
【0009】前記赤外線センサ10の受光部10bは、
検知信号を取り出す信号線12を介してコントロールボ
ックス13に電気的に接続される。このコントロールボ
ックス13は、図2に示すように、赤外線センサ10か
らの検知信号が信号遮断スイッチ14、増幅回路等の信
号処理回路15を介してナースコール回線に至り、ナー
スセンタに信号が伝送されるように回路構成したもので
ある。また、前記コントロールボックス13は既知のナ
ースコール用の押しボタンスイッチ16のコード17が
接続される。なお、前記信号処理回路15は、適宜な既
知の判断回路を有し、赤外線センサ10による患者の検
知信号が、所定時間(例えば、5秒間)継続しているか否
かによって、実際に患者がサイドフレーム2を横切ろう
としているとして、ナースセンタに信号が伝送されるよ
うになっており、例えば、患者の寝返り等により、瞬間
的に赤外線の授受通路を遮断しても、誤判断のないよう
にしている。
【0010】以上のようなベッドにおける徘徊検出手段
9によれば、患者がベッド1から降りようとして、サイ
ドフレーム2を横切ろうとすると、送光部10aと、受
光部10bとを結ぶ赤外線の授受通路を遮断するので、
検知信号が取り出され、この検知信号は、信号遮断スイ
ッチ14、信号処理回路15を介してナースコール回線
に至り、ナースセンタに伝送され、適宜な警報報知手段
により、徘徊しようとしていることを未然に察知するこ
とができる。また、昼間は不要であるので、信号遮断ス
イッチ14を断として、徘徊検出手段9の動作を停止さ
せておけば良い。 また、ベッド1のサイドフレーム2
に設けられた折畳式側柵3を折り畳む際に、どうして
も、送光部10aと受光部10bとを結ぶ赤外線の授受
通路を遮ることとなり、確実に、通過を検出することが
できる。
【0011】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ナースセ
ンタ等において、ナースコール手段と同様に、未然に徘
徊を察知することができるので、人手がたりないときで
も、充分な監視効果を挙げることができる。しかも、既
に設けられているナースコール手段を利用することがで
きるので、設置費用を抑制することができるという大き
な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるベッドにおける徘徊検出手段の
斜視説明図である。
【図2】図1に示すベッドにおける徘徊検出手段の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 サイドフレーム 3 折畳式側柵 4 取り付け穴 5 基部横桟 6、11 支柱 7 上部横桟 8 立位保持機構 9 徘徊検出手段 10 赤外線センサ 10a 送光部 10b 受光部 12 信号線 13 コントロールボックス 14 信号遮断スイッチ 15 信号処理回路 16 押しボタンスイッチ 17 コード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドのサイドフレームの両端部間に
    患者の通過を検出する赤外線センサを配設し、赤外線セ
    ンサから検知信号が信号遮断スイッチを備えたコントロ
    ールボックスを介してナースコール回線に至るように回
    路構成したことを特徴とするベッドにおける徘徊検出手
    段。
  2. 【請求項2】 ベッドは、折畳式側柵を有し、赤外線
    センサをこの折畳式側柵に組み込んだことを特徴とする
    請求項1記載のベッドにおける徘徊検出手段。
JP3225128A 1991-08-09 1991-08-09 ベッドにおける徘徊検出手段 Expired - Fee Related JPH0734793B2 (ja)

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