JP2006263396A

JP2006263396A - 徘徊・転落・転倒通報装置

Info

Publication number: JP2006263396A
Application number: JP2005118897A
Authority: JP
Inventors: Fumiharu Shishida; 文晴宍田
Original assignee: SHINSEI KAIGO SYSTEMS KK
Current assignee: SHINSEI KAIGO SYSTEMS KK
Priority date: 2005-03-20
Filing date: 2005-03-20
Publication date: 2006-10-05

Abstract

【課題】介護施設、病院等では夜間勤務の看護師等が少なく、センサーの誤通報が多くて困り、センサーがなければ、認知症患者の徘徊や老人や乳幼児の転落・転倒事故があった場合、次の巡回まで発見出来ず、対処が遅くなり、人事故につながり信用を落とす可能性がある。また、ライン分配器などのコスト削減、ケーブルの絡みなどの介護の妨げの解消が必要である。
【解決手段】各ベッドに広角モーションセンサー３を付けることにより誤通報を防ぎ、ナースコール回線を使い徘徊・転落・転倒を早期にナースステーションに伝え、長時間放置による大事故を防ぐ。２箇所以上のナースコール端子１を使うことにより、センサーの追加も出来、コスト削減・介護しやすさの増大につながる。
【選択図】図１

Description

この発明は、介護施設や病院等の大事故防止通報に関する。

従来の施設等の夜間は少人数の看護師等が定期的に巡回する形式である。例えば特許文献１のように、他の徘徊検知装置はベッドのサイドフレームや脚部に赤外線ビームセンサーを設置し信号を遮断したときに通報するものであり、患者が寝返りを打った時や布団で遮った場合も検知してしまい、そのため誤通報してしまうことが多い。また、脚部センサーも跨いでしまった場合は検知されない。
特開平７−８４６２

しかしながら、以上の技術によれば、施設等の夜間の誤通報が多く、少人数の夜勤看護師の対応がスムーズに行われない。しかし、センサーがなければ、夜間認知症患者や老人がベッドから降りた場合の転落・転倒事故等があっても、次の定期巡回まで看護師等やナースステーションは気が付かない。（ナースコールスイッチがベッドの頭部分に近いため患者本人は届かず通報操作出来ない。）
そこで、この発明は、誤通報をなくし、徘徊あるいは転落・転倒直後にナースセンターにセンサー信号をナースコール回線を介して通報することを課題とする。

以上の課題を解決するために、この発明は、図１の様に、ベッド足側部分に広角モーションセンサーを取り付けることにより、図２、図３の斜線部分のセンサー感知範囲をナースコール回線を介してナースステーションに伝えるシステムである。また、図４の様にセンサー電源部にオンオフスイッチと動作ランプをつけ、夜間巡回でも各ベッドの広角モーションセンサー作動中の確認が取れる装置である。また、施設壁側にナースコール端子を複数個（２箇所以上）つけてケーブルの絡みを解消します。

この発明により、ナースコールで呼ばれたときも、夜間認知症患者や老人が徘徊や転倒した場合等のセンサー感知での通報のときも、早期にベッドに駆けつけ対処できる。夜間の少人数の勤務でも誤作動が少なく、転落・転倒事故後の長期放置がなくすむ。また、布団がずれ落ちた場合も寝冷えせずに済むので大事に至る前に対処でき施設の信用向上になる。また、看護師等が、ナースコールで呼ばれたときに、ベッド足元のセンサーオンオフスイッチを解除することにより、看護師等がセンサーに感知されないで看護出来る。複数個のナースコール端子により、おむつセンサー等追加した場合でも、ケーブルの絡みが解消出来、コストダウンにもつながる。

この発明の一実施形態を、図１に示す。
ベッドの脚部分に広角モーションセンサーを取り付ける。施設側壁の複数個のナースコール端子に広角モーションセンサーからのケーブルと従来のナースコールスイッチも接続する。（ナースコールスイッチは当装置に関係なく、常時使用可能）センサー電源アダプター部分に電源ランプオンオフスイッチを付けコンセントに差し込む。

「広角モーションセンサー」
この広角モーションセンサーは人などの熱源（赤外線）の変化を感知します。図２のように、赤外線感知範囲は距離８ｍ角度１２０度と広いため、的確にベッド下の動きを捉えます。

「他の実施形態」
図１の実施形態では、施設側壁に複数個（２箇所以上）のナースコール端子があったが、ライン分配器を介しても良い。また、おむつセンサー等をさらに端子に追加しても良い。電源ランプはアダプター取り付け部分であったが、他の実施形態では、コンセント差込口に電源ランプが有っても良い。

この発明の一実施形態を示す斜視図である。広角モーションセンサー感知範囲（上面図）である。広角モーションセンサー感知範囲（側面図）である。室内上面図である。

符号の説明

１ナースコール端子２個以上２ナースコールスイッチ
３モーションセンサー４アダプター
５電源ランプ６センサー感知範囲
７カーテン

Claims

ベッド脚部に広角モーションセンサーをつけ、徘徊や転落・転倒等を感知し、ナースコール端子を介してナースステーションに通報することを特徴とする通報装置。
前記１のナースコール端子を施設側壁に複数個付け、広角センサーケーブルとナースコールスイッチ、その他おむつセンサー等を繋ぐことも出来、ケーブル分配器をなくすことを特徴とする請求項１記載の通報装置。