JPH0734665Y2 - 鉛ラミネートテープの加熱治具 - Google Patents
鉛ラミネートテープの加熱治具Info
- Publication number
- JPH0734665Y2 JPH0734665Y2 JP1990078008U JP7800890U JPH0734665Y2 JP H0734665 Y2 JPH0734665 Y2 JP H0734665Y2 JP 1990078008 U JP1990078008 U JP 1990078008U JP 7800890 U JP7800890 U JP 7800890U JP H0734665 Y2 JPH0734665 Y2 JP H0734665Y2
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- JP
- Japan
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- lead
- tape
- laminated tape
- heat
- spatula
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- Expired - Lifetime
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
本考案は、遮蔽銅テープの上に遮水用の鉛ラミネートテ
ープを縦添えしてなる遮水ケーブルの鉛ラミネートテー
プの重ね部の熱融着を行う加熱治具に係り、特に、鉛ラ
ミネートテープの重ね部の全体をより確実に熱融着する
ことのできる鉛ラミネートテープの加熱治具に関する。
ープを縦添えしてなる遮水ケーブルの鉛ラミネートテー
プの重ね部の熱融着を行う加熱治具に係り、特に、鉛ラ
ミネートテープの重ね部の全体をより確実に熱融着する
ことのできる鉛ラミネートテープの加熱治具に関する。
一般に、ポリエチレン、架橋ポリエチレンなどの電力ケ
ーブルは、水分と電界の存在によって水トリー劣化す
る。そのため、外部シースから水が侵入するのを防止す
る必要がある。そこで、従来から遮水ケーブルは、第4
図に示す如く、遮水ケーブル100は、中心に導体110を有
しており、この導体110の外周に内部半導電層120が被覆
されている。この内部半導電層120の外側にポリエチレ
ン等の絶縁体130が被覆されており、この絶縁体130の外
周に外部半導電層140が被覆されている。この外部半導
電層140の外側に遮蔽銅テープ150が巻装されている。こ
の遮蔽銅テープ150の外側に外部半導電層160を巻装し、
この外部半導電層160の上に鉛ラミネートテープ170が縦
添えされている。 したがって、鉛ラミネートテープ170は、外部半導電層1
60を巻いたケーブル外周よりも広い幅を有し、該テープ
170の両側端を重ね合わせることにより重ね部180が形成
されており、この鉛ラミネートテープ170の重ね部180
は、熱融着して封止されている。 なお、190は、鉛ラミネートテープ170の上に被覆される
最外層シースである。 この鉛ラミネートテープ170は、例えば、第5図に示す
如き構成を有している。すなわち、鉛ラミネートテープ
170は、鉛層171の上層にプラスチック補強層172を貼り
合わした複合テープとなっている。そして、このプラス
チック補強層172の上には、接着剤の塗布された接着層1
73が、鉛層171の上には、外部半導電層160を介して遮蔽
銅テープ150と導通を取るため、半導電層174がそれぞれ
形成されている。この鉛ラミネートテープ170の厚さ
は、通常、約0.3mmと薄く、腰も弱い。 そして、この鉛ラミネートテープ170の重ね部180の熱融
着方法には、従来より2つの方法が採られている。 1つは、第6図に示す如く、鉛ラミネートテープ170の
重ね部180をヘラ250で持ち上げホットジェット200でこ
の持ち上げた鉛ラミネートテープ170の重ね部180に熱風
を矢印Cに示す如く吹き込み、鉛ラミネートテープ170
の重ね部180の接着層173を溶融し鉛ラミネートテープ17
0の重ね部180を熱融着する方法である。 他の1つは、第7図に示す如き方法である。すなわち、
遮水ケーブル100の上方、つまり、鉛ラミネートテープ1
70の重ね部180の表面からホットジェット200によって図
示矢印Dに示す方向に熱風を当て外部から鉛ラミネート
テープ170の重ね部180を加熱する。すると、ホットジェ
ット200によって鉛ラミネートテープ170の重ね部180の
表面に加えられた熱は、鉛ラミネートテープ170を図示
矢印Eに示す如く伝わり、縦添えされた鉛ラミネートテ
ープ170の重ね部180の接着層173を溶融し鉛ラミネート
テープ170の重ね部180を熱融着する。
ーブルは、水分と電界の存在によって水トリー劣化す
る。そのため、外部シースから水が侵入するのを防止す
る必要がある。そこで、従来から遮水ケーブルは、第4
図に示す如く、遮水ケーブル100は、中心に導体110を有
しており、この導体110の外周に内部半導電層120が被覆
されている。この内部半導電層120の外側にポリエチレ
ン等の絶縁体130が被覆されており、この絶縁体130の外
周に外部半導電層140が被覆されている。この外部半導
電層140の外側に遮蔽銅テープ150が巻装されている。こ
の遮蔽銅テープ150の外側に外部半導電層160を巻装し、
この外部半導電層160の上に鉛ラミネートテープ170が縦
添えされている。 したがって、鉛ラミネートテープ170は、外部半導電層1
60を巻いたケーブル外周よりも広い幅を有し、該テープ
170の両側端を重ね合わせることにより重ね部180が形成
されており、この鉛ラミネートテープ170の重ね部180
は、熱融着して封止されている。 なお、190は、鉛ラミネートテープ170の上に被覆される
最外層シースである。 この鉛ラミネートテープ170は、例えば、第5図に示す
如き構成を有している。すなわち、鉛ラミネートテープ
170は、鉛層171の上層にプラスチック補強層172を貼り
合わした複合テープとなっている。そして、このプラス
チック補強層172の上には、接着剤の塗布された接着層1
73が、鉛層171の上には、外部半導電層160を介して遮蔽
銅テープ150と導通を取るため、半導電層174がそれぞれ
形成されている。この鉛ラミネートテープ170の厚さ
は、通常、約0.3mmと薄く、腰も弱い。 そして、この鉛ラミネートテープ170の重ね部180の熱融
着方法には、従来より2つの方法が採られている。 1つは、第6図に示す如く、鉛ラミネートテープ170の
重ね部180をヘラ250で持ち上げホットジェット200でこ
の持ち上げた鉛ラミネートテープ170の重ね部180に熱風
を矢印Cに示す如く吹き込み、鉛ラミネートテープ170
の重ね部180の接着層173を溶融し鉛ラミネートテープ17
0の重ね部180を熱融着する方法である。 他の1つは、第7図に示す如き方法である。すなわち、
遮水ケーブル100の上方、つまり、鉛ラミネートテープ1
70の重ね部180の表面からホットジェット200によって図
示矢印Dに示す方向に熱風を当て外部から鉛ラミネート
テープ170の重ね部180を加熱する。すると、ホットジェ
ット200によって鉛ラミネートテープ170の重ね部180の
表面に加えられた熱は、鉛ラミネートテープ170を図示
矢印Eに示す如く伝わり、縦添えされた鉛ラミネートテ
ープ170の重ね部180の接着層173を溶融し鉛ラミネート
テープ170の重ね部180を熱融着する。
しかしながら、従来の前者の鉛ラミネートテープ170の
重ね部180の熱融着方法にあっては、鉛ラミネートテー
プ170の重ね部180をヘラ250で持ち上げてホットジェッ
ト200でこの持ち上げた鉛ラミネートテープ170の重ね部
180に熱風を吹き込むのであるが、鉛ラミネートテープ1
70の重ね部180が20mm以上有り、重ね部180をヘラ250に
よって全面に渡って剥がすことができず重ね合わせ面の
奥まで熱風を送り込めず、鉛ラミネートテープ170の重
ね部180の熱融着を全面に渡って確実に行うことができ
ないという問題点を有している。 また、従来の後者の鉛ラミネートテープ170の重ね部180
の熱融着方法にあっては、鉛ラミネートテープ170の重
ね部180の表面からホットジェット200によって熱風を当
て外部から重ね部180を加熱しているため、熱融着面に
充分な熱が伝わらず、鉛ラミネートテープ170の重ね部1
80の熱融着を全面に渡って確実に行うことができないと
いう問題点を有している。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、重ね
部の全体に熱風を送ることができ、より確実に鉛ラミネ
ートテープの重ね部の熱融着を行うことのできる鉛ラミ
ネートテープの加熱治具を提供しようとするものであ
る。
重ね部180の熱融着方法にあっては、鉛ラミネートテー
プ170の重ね部180をヘラ250で持ち上げてホットジェッ
ト200でこの持ち上げた鉛ラミネートテープ170の重ね部
180に熱風を吹き込むのであるが、鉛ラミネートテープ1
70の重ね部180が20mm以上有り、重ね部180をヘラ250に
よって全面に渡って剥がすことができず重ね合わせ面の
奥まで熱風を送り込めず、鉛ラミネートテープ170の重
ね部180の熱融着を全面に渡って確実に行うことができ
ないという問題点を有している。 また、従来の後者の鉛ラミネートテープ170の重ね部180
の熱融着方法にあっては、鉛ラミネートテープ170の重
ね部180の表面からホットジェット200によって熱風を当
て外部から重ね部180を加熱しているため、熱融着面に
充分な熱が伝わらず、鉛ラミネートテープ170の重ね部1
80の熱融着を全面に渡って確実に行うことができないと
いう問題点を有している。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、重ね
部の全体に熱風を送ることができ、より確実に鉛ラミネ
ートテープの重ね部の熱融着を行うことのできる鉛ラミ
ネートテープの加熱治具を提供しようとするものであ
る。
上記目的を達成するために、本考案における鉛ラミネー
トテープの加熱治具は一端にヘラ部を備え他端に取り付
け部を備えた固定部と、該固定部のヘラ部にその先端か
ら所定長さの側壁が固着され後端にホットジェットを接
続可能に構成される耐熱クロス筒とからなり、鉛ラミネ
ートテープを縦添えした遮水ケーブルの鉛ラミネートテ
ープの重ね部内に前記ヘラ部を挿入し、前記耐熱クロス
筒先端の開口部より前記鉛ラミネートテープの重ね部間
に熱風を遮水ケーブルの走行方向と同一方向に吹き込む
ようにしたものである。
トテープの加熱治具は一端にヘラ部を備え他端に取り付
け部を備えた固定部と、該固定部のヘラ部にその先端か
ら所定長さの側壁が固着され後端にホットジェットを接
続可能に構成される耐熱クロス筒とからなり、鉛ラミネ
ートテープを縦添えした遮水ケーブルの鉛ラミネートテ
ープの重ね部内に前記ヘラ部を挿入し、前記耐熱クロス
筒先端の開口部より前記鉛ラミネートテープの重ね部間
に熱風を遮水ケーブルの走行方向と同一方向に吹き込む
ようにしたものである。
固定部の取り付け部を架台に固定する。そして、固定部
のヘラ部を遮水ケーブルの鉛ラミネートテープの重ね部
の奥まで挿入する。この固定部のヘラ部の挿入によって
鉛ラミネートテープの重ね部は、剥がれる。この状態で
遮水ケーブルを走行させながら固定部のヘラ部に固定さ
れている耐熱クロス筒の先端の開口部から遮水ケーブル
の走行方向に向かって熱風を吹き出す。この開口部から
吹き出される熱風によって鉛ラミネートテープの重ね部
の接着層が溶融し、鉛ラミネートテープの重ね部が融着
する。 したがって、重ね部の全体に熱風を送ることができ、よ
り確実に鉛ラミネートテープの重ね部の熱融着を行うこ
とができる。
のヘラ部を遮水ケーブルの鉛ラミネートテープの重ね部
の奥まで挿入する。この固定部のヘラ部の挿入によって
鉛ラミネートテープの重ね部は、剥がれる。この状態で
遮水ケーブルを走行させながら固定部のヘラ部に固定さ
れている耐熱クロス筒の先端の開口部から遮水ケーブル
の走行方向に向かって熱風を吹き出す。この開口部から
吹き出される熱風によって鉛ラミネートテープの重ね部
の接着層が溶融し、鉛ラミネートテープの重ね部が融着
する。 したがって、重ね部の全体に熱風を送ることができ、よ
り確実に鉛ラミネートテープの重ね部の熱融着を行うこ
とができる。
以下、本考案の実施例について説明する。 第1図〜第3図には、本考案に係る鉛ラミネートテープ
の加熱治具の一実施例が示されている。 図において、1は、鉛ラミネートテープの加熱治具で、
固定部2と耐熱クロス筒3とによって構成されている。 固定部2は、一端がヘラ部21に構成されており、他端が
取り付け部22に構成されている。このヘラ部21は、ステ
ンレス、鉄等の金属板の先端を、鉛ラミネートテープ17
0の重ね部180に挿入し鉛ラミネートテープ170の重ね部1
80を開かせるもので、遮水ケーブル100の径の大きさ、
すなわち外周の曲面に合わせて弧状に形成されている。
すなわち、ヘラ部21は、鉛ラミネートテープ170を縦添
えする遮水ケーブル100の円周に添う径で曲げてある。
そして、このヘラ部21には、耐熱クロス筒3が、その先
端から所定距離固着されている。 また、取り付け部22は、架台50その他のものに取付ける
ためのものであり、ボルト4によって架台50に固着され
ている。 耐熱クロス筒3は、例えば、ガラス布等でできた耐熱ク
ロスを筒状に形成したものである。この耐熱クロス筒3
の先端には、熱風の吹き出す開口部31が形成されてお
り、後端には、ホットジェット200をジョイントする熱
風吸入口32が設けられている。先端開口部31の開口面積
は、例えば、20mm2位が相当である。 このように、鉛ラミネートテープの加熱治具1は、固定
部2の取り付け部22を架台50に固定する。そして、固定
部2のヘラ部21を遮水ケーブル100の鉛ラミネートテー
プ170の重ね部180の奥まで挿入する。この固定部2のヘ
ラ部21の重ね部180への挿入によって鉛ラミネートテー
プ170の重ね部180は、剥がれる。この状態で遮水ケーブ
ル100を走行させながら固定部2のヘラ部21に固定され
ている耐熱クロス筒3の先端の開口部31から遮水ケーブ
ル100の走行方向に向かって熱風を吹き出す。この開口
部31から吹き出される熱風によって鉛ラミネートテープ
170の重ね部180の接着層173が溶融し、鉛ラミネートテ
ープ170の重ね部180が融着する。この鉛ラミネートテー
プ170の接着層173は、120℃以上に加熱すると溶融し始
める。 このように、この鉛ラミネートテープの加熱治具1は、
ヘラ部21で鉛ラミネートテープ170の重ね合わさってい
る端部を持ち上げて重ね部180を押し開き、耐熱クロス
製の送風筒である耐熱クロス筒3によって鉛ラミネート
テープ170の重ね部180の奥まで開口部31を介してホット
ジェット200から熱風を送ることになる。 なお、熱源840℃のホットジェット200で気温10℃の時、
6KV−1000mm2の例では、鉛ラミネートテープ170の重ね
部180を140℃まで連続で上昇できる。 したがって、本実施例によれば、ヘラ部21の先端から熱
風が出るので、鉛ラミネートテープ170の重ね部180の奥
まで加熱することができる。 また本実施例によれば、ヘラ部21の遮水ケーブル100の
走行方向に、耐熱クロス筒3で熱風を送るのでヘラ部21
自体が、温まらず、その結果、ヘラ部21によって鉛ラミ
ネートテープ170の接着層173を溶かすことがないのでヘ
ラ部21と鉛ラミネートテープ170との貼り付きが発生せ
ず、遮水ケーブル100の走行を滑らかにすることができ
る。 さらに、本実施例によれば、耐熱クロス筒3が耐熱クロ
スによって構成されているため、薄い筒を作ることがで
き、ヘラ部21と同等の厚さにすることができ、鉛ラミネ
ートテープ170の重ね部180間の摩擦抵抗を小さくするこ
とができる。
の加熱治具の一実施例が示されている。 図において、1は、鉛ラミネートテープの加熱治具で、
固定部2と耐熱クロス筒3とによって構成されている。 固定部2は、一端がヘラ部21に構成されており、他端が
取り付け部22に構成されている。このヘラ部21は、ステ
ンレス、鉄等の金属板の先端を、鉛ラミネートテープ17
0の重ね部180に挿入し鉛ラミネートテープ170の重ね部1
80を開かせるもので、遮水ケーブル100の径の大きさ、
すなわち外周の曲面に合わせて弧状に形成されている。
すなわち、ヘラ部21は、鉛ラミネートテープ170を縦添
えする遮水ケーブル100の円周に添う径で曲げてある。
そして、このヘラ部21には、耐熱クロス筒3が、その先
端から所定距離固着されている。 また、取り付け部22は、架台50その他のものに取付ける
ためのものであり、ボルト4によって架台50に固着され
ている。 耐熱クロス筒3は、例えば、ガラス布等でできた耐熱ク
ロスを筒状に形成したものである。この耐熱クロス筒3
の先端には、熱風の吹き出す開口部31が形成されてお
り、後端には、ホットジェット200をジョイントする熱
風吸入口32が設けられている。先端開口部31の開口面積
は、例えば、20mm2位が相当である。 このように、鉛ラミネートテープの加熱治具1は、固定
部2の取り付け部22を架台50に固定する。そして、固定
部2のヘラ部21を遮水ケーブル100の鉛ラミネートテー
プ170の重ね部180の奥まで挿入する。この固定部2のヘ
ラ部21の重ね部180への挿入によって鉛ラミネートテー
プ170の重ね部180は、剥がれる。この状態で遮水ケーブ
ル100を走行させながら固定部2のヘラ部21に固定され
ている耐熱クロス筒3の先端の開口部31から遮水ケーブ
ル100の走行方向に向かって熱風を吹き出す。この開口
部31から吹き出される熱風によって鉛ラミネートテープ
170の重ね部180の接着層173が溶融し、鉛ラミネートテ
ープ170の重ね部180が融着する。この鉛ラミネートテー
プ170の接着層173は、120℃以上に加熱すると溶融し始
める。 このように、この鉛ラミネートテープの加熱治具1は、
ヘラ部21で鉛ラミネートテープ170の重ね合わさってい
る端部を持ち上げて重ね部180を押し開き、耐熱クロス
製の送風筒である耐熱クロス筒3によって鉛ラミネート
テープ170の重ね部180の奥まで開口部31を介してホット
ジェット200から熱風を送ることになる。 なお、熱源840℃のホットジェット200で気温10℃の時、
6KV−1000mm2の例では、鉛ラミネートテープ170の重ね
部180を140℃まで連続で上昇できる。 したがって、本実施例によれば、ヘラ部21の先端から熱
風が出るので、鉛ラミネートテープ170の重ね部180の奥
まで加熱することができる。 また本実施例によれば、ヘラ部21の遮水ケーブル100の
走行方向に、耐熱クロス筒3で熱風を送るのでヘラ部21
自体が、温まらず、その結果、ヘラ部21によって鉛ラミ
ネートテープ170の接着層173を溶かすことがないのでヘ
ラ部21と鉛ラミネートテープ170との貼り付きが発生せ
ず、遮水ケーブル100の走行を滑らかにすることができ
る。 さらに、本実施例によれば、耐熱クロス筒3が耐熱クロ
スによって構成されているため、薄い筒を作ることがで
き、ヘラ部21と同等の厚さにすることができ、鉛ラミネ
ートテープ170の重ね部180間の摩擦抵抗を小さくするこ
とができる。
本考案によれば、一端にヘラ部を備え他端に取り付け部
を備えた固定部と該固定部のヘラ部にその先端から所定
長さの側壁が固着され後端にホットジェットを接続可能
に構成される耐熱クロス筒とからなり、鉛ラミネートテ
ープを縦添えした遮水ケーブルの鉛ラミネートテープの
重ね部内に前記ヘラ部を挿入し、前記耐熱クロス筒先端
の開口部より前記鉛ラミネートテープの重ね部間に熱風
を遮水ケーブルの走行方向と同一方向に吹き込むように
してあるため、ヘラ部の遮水ケーブルの走行方向に、耐
熱クロス筒で熱風を送るので重ね部全体に熱風を送るこ
とができ、ヘラ部自体が、温まらず、その結果ヘラ部に
よって鉛ラミネートテープの接着層を溶かすことがない
のでヘラ部と鉛ラミネートテープとの貼り付きが発生せ
ず、遮水ケーブルの走行を滑らかにすることができる。
を備えた固定部と該固定部のヘラ部にその先端から所定
長さの側壁が固着され後端にホットジェットを接続可能
に構成される耐熱クロス筒とからなり、鉛ラミネートテ
ープを縦添えした遮水ケーブルの鉛ラミネートテープの
重ね部内に前記ヘラ部を挿入し、前記耐熱クロス筒先端
の開口部より前記鉛ラミネートテープの重ね部間に熱風
を遮水ケーブルの走行方向と同一方向に吹き込むように
してあるため、ヘラ部の遮水ケーブルの走行方向に、耐
熱クロス筒で熱風を送るので重ね部全体に熱風を送るこ
とができ、ヘラ部自体が、温まらず、その結果ヘラ部に
よって鉛ラミネートテープの接着層を溶かすことがない
のでヘラ部と鉛ラミネートテープとの貼り付きが発生せ
ず、遮水ケーブルの走行を滑らかにすることができる。
第1図は本考案に係る鉛ラミネートテープの加熱治具の
実施例を示す全体構成図、第2図は第1図図示鉛ラミネ
ートテープの加熱治具の平面図、第3図は第1図図示鉛
ラミネートテープの加熱治具の使用状態を示す図、第4
図は遮水ケーブルの断面図、第5図は従来の遮水ケーブ
ルの鉛ラミネートテープの断面図、第6図は従来の鉛ラ
ミネートテープの熱融着方法を示す図、第7図は従来の
他の鉛ラミネートテープの熱融着方法を示す図である。 1……鉛ラミネートテープの加熱治具 2……固定部 3……耐熱クロス筒 21……ヘラ部 22……取り付け部 31……開口部 32……熱風吸入口 100……遮水ケーブル 170……鉛ラミネートテープ 173……接着層 180……重ね部 200……ホットジェット
実施例を示す全体構成図、第2図は第1図図示鉛ラミネ
ートテープの加熱治具の平面図、第3図は第1図図示鉛
ラミネートテープの加熱治具の使用状態を示す図、第4
図は遮水ケーブルの断面図、第5図は従来の遮水ケーブ
ルの鉛ラミネートテープの断面図、第6図は従来の鉛ラ
ミネートテープの熱融着方法を示す図、第7図は従来の
他の鉛ラミネートテープの熱融着方法を示す図である。 1……鉛ラミネートテープの加熱治具 2……固定部 3……耐熱クロス筒 21……ヘラ部 22……取り付け部 31……開口部 32……熱風吸入口 100……遮水ケーブル 170……鉛ラミネートテープ 173……接着層 180……重ね部 200……ホットジェット
Claims (1)
- 【請求項1】一端にヘラ部を備え他端に取り付け部を備
えた固定部と、該固定部のヘラ部にその先端から所定長
さの側壁が固着され後端にホットジェットを接続可能に
構成される耐熱クロス筒とからなり、鉛ラミネートテー
プを縦添えした遮水ケーブルの鉛ラミネートテープの重
ね部内に前記ヘラ部を挿入し、前記耐熱クロス筒先端の
開口部より前記鉛ラミネートテープの重ね部間に熱風を
遮水ケーブルの走行方向と同一方向に吹き込むようにし
たことを特徴とする鉛ラミネートテープの加熱治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990078008U JPH0734665Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 鉛ラミネートテープの加熱治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990078008U JPH0734665Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 鉛ラミネートテープの加熱治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0437325U JPH0437325U (ja) | 1992-03-30 |
JPH0734665Y2 true JPH0734665Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=31620907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990078008U Expired - Lifetime JPH0734665Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 鉛ラミネートテープの加熱治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734665Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5116374A (en) * | 1974-07-31 | 1976-02-09 | Futaba Kogyo Kk | Goseijushishiitono tanbukanetsuyochakuki |
JPS58122819A (ja) * | 1982-01-18 | 1983-07-21 | Toppan Printing Co Ltd | チユ−ブの製造方法およびその製造装置 |
-
1990
- 1990-07-23 JP JP1990078008U patent/JPH0734665Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0437325U (ja) | 1992-03-30 |
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