JPH0734506Y2 - テーププレーヤのモード切換装置 - Google Patents

テーププレーヤのモード切換装置

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JPH0734506Y2
JPH0734506Y2 JP12313788U JP12313788U JPH0734506Y2 JP H0734506 Y2 JPH0734506 Y2 JP H0734506Y2 JP 12313788 U JP12313788 U JP 12313788U JP 12313788 U JP12313788 U JP 12313788U JP H0734506 Y2 JPH0734506 Y2 JP H0734506Y2
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、テープのFFならびにREW方向への高速走行に
おいて磁気ヘッドを軽く接触させて録音されている内容
の頭出しなどを行なうサーチ機能を備えているテーププ
レーヤに係り、特にサーチ動作完了直後にテープの弛み
などが生じないようにしたモード切換装置に関する。
〔考案の背景〕
オーディオ用テーププレーヤなどにおいては、録音内容
の頭出しのためのサーチ動作を行なうための機能を有し
ているものが使用されている。このサーチ動作は、第9
図に示すように、磁気テープTをFF方向(早送り方向)
あるいはREW方向(巻戻し方向)に高速走行させる。ま
た磁気ヘッドHは磁気テープTに軽く接触する位置とし
且つ、ピンチローラ32をキャプスタン31から離し、キャ
プスタン31の回転動力が磁気テープTに与えられないよ
うにする。
このサーチ動作においては、磁気ヘッドHによって再生
される信号によって曲間などの記録空白部分を探し、こ
の曲間などが探し出されたときにテープTのFFまたはRE
W方向への走行を停止させ、これと同時に磁気ヘッドH
を第9図において実線のサーチ位置から点線のストップ
位置へ後退させて磁気テープTから離す。そしてそれか
ら磁気ヘッドHならびにピンチローラ32を前進させて、
再生動作などに移行する。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の従来のテーププレーヤにおけるサーチ動作では、
第10図の線図に示すように、磁気ヘッドHの再生信号に
よって曲間が探し出されたら直ちにテープ走行を停止さ
せ、磁気ヘッドHをストップ位置まで後退させている。
したがって、サーチ完了直後にテープに制動力を与える
ものがなくなり、磁気ヘッドHが離れた直後に、それま
で高速にて走行していた慣性力によってテープにたるみ
が生じるなどし、サーチ後の頭出し位置にずれが生じる
などの問題がある。
本考案は上記課題を解決するものであり、テープを高速
走行させるサーチ動作の完了直後にテープのたるみなど
が生じるのを防止できるようにしたテーププレーヤのモ
ード切換装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるテーププレーヤのモード切換装置は、走行
する磁気テープに対向する磁気ヘッドが設けられ且つ、
この磁気ヘッドを、磁気テープに接触するプレイモード
位置とプレイモード位置よりも軽く接触するサーチ位置
ならびに磁気テープから離れるストップ位置とへそれぞ
れ移動させる磁気ヘッド駆動機構が設けられており、磁
気ヘッドがサーチ位置にあるときのテープ走行動作が完
了した直後に一定時間遅延させてから前記磁気ヘッド駆
動機構を動作させて磁気ヘッドをストップ位置へ移動さ
せる制御部材が設けられて成るものである。
〔作用〕
上記本考案では、サーチ動作が完了した後に、磁気ヘッ
ドをサーチ位置からストップ位置へ移動させ、磁気ヘッ
ドをテープから離す構造のテーププレーヤにおいて、サ
ーチ動作完了直後に、磁気ヘッドをストップ位置へ移動
させる動作を短時間だけ遅延させ、サーチ完了直後のテ
ープに対し磁気ヘッドならびにカセットハーフ内のヘッ
ドパッドによって制動力を与えることができるようにし
ている。これにより、高速走行していたテープがサーチ
完了直後に慣性力によってオーバランすることがなくな
り、テープたるみなどが生じることを防止できるように
なる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第8B図によって説明す
る。
第1図は本考案によるテーププレーヤのモード切換機構
の機械的構造を示す平面図、第2図と第3図は各モード
におけるヘッド位置を示す平面図、第4図は磁気ヘッド
を移動させるための制御部材を示すブロック図、第5図
はサーチ動作とヘッド位置とを示す線図、第6A図以下は
磁気ヘッド駆動機構の構造を示すものである。
図の実施例では、いわゆるパワーアシスト方式のテープ
プレーヤのモード切換装置が示されている。
第1図において、符号20はシャーシである。シャーシ20
上にはキャプスタン3が設けられている。キャプスタン
3にはフライホィール21が一体化されている。キャプス
タン3には駆動ギヤ10が一体に設けられている。モータ
(図示せず)の動力はフライホィール21に伝達されてお
り、キャプスタン3ならびに駆動ギヤ10は、反時計方向
へ一定の速度にて常に回転している。シャーシ21上には
一対のリール台23と23aが回転自在に支持されている。
第2図ならびに第3図に示すように、カセットハーフC
内のテープリールRaとRbは各リール台23と23a上に装填
される。右側のリール台23はリールギヤ22が一体化さ
れ、左側のリール台23aはリールギヤ22aが一体化されて
いる。リールギヤ22と22aはキャプスタン3の駆動用モ
ータとは別個のモータにて回転駆動される。
シャーシ20の表面にはヘッドベース1が設けられてい
る。ヘッドベース1はA−B方向へ摺動自在に支持され
ており、且つ復帰ばね11によりB方向へ常に付勢されて
いる。またシャーシ20上にはキャプスタン3に対向する
ピンチローラ12が設けられている。ヘッドベース1の上
には磁気ヘッド2が搭載されている。
前記ヘッドベース1は切換ギヤ4によってA−B方向へ
駆動され、これにより磁気ヘッド2がプレイ位置、サー
チ位置ならびにストップ位置のそれぞれへ移動させられ
る。切換ギヤ4は軸24によって回動自在に支持されてい
る。
第6A図、第7A図、第8A図は切換ギヤ4をシャーシの表面
側から見た平面図、第6B図、第7B図、第8B図は切換ギヤ
を裏面側から見た背面図である。
切換ギヤ4の周囲には前記駆動ギヤ10と噛合う歯4aが形
成されている。また、歯4aには2箇所の欠損部XとYが
形成されている。第6B図に示すように、切換ギヤ4の裏
面は凹状に形成され、周囲の壁部にはストッパ部
(a),(b)および(d)が形成されている。ストッ
パ部(b)と(d)は接近して設けられており、両スト
ッパ部(b)と(d)の中間位置にはストッパ部(c)
が間隔を開けて設けられている。また、切換ギヤ4の表
面にはヘッド駆動カム5が設けられている。前記ヘッド
ベース1の中央部には折曲部1aが設けられており、この
折曲部1aがヘッド駆動カム5の周囲に対向している。
シャーシ21の裏面にはトリガーレバー6が回動自在に支
持されている。トリガーレバー6の下端にはロックピン
7が設けられており、ロックピン7は切換ギヤ4の裏面
に対向している。トリガーレバー6の上端はソレノイド
8のプランジャに連結されている。このプランジャはば
ね9により突出方向へ付勢されている。モードの切換は
このソレノイド8を励磁させることによって行なわれ
る。このソレノイドは第4図に示すような制御回路8aか
らの指令によって駆動される。プレイモード、ストップ
モードへの切換えなどに際しては、制御回路8aからソレ
ノイド駆動回路8bへの指令に応じてソレノイド8が励磁
され、これによって切換ギヤ4のロックが解除される。
またサーチ動作完了のときには、制御回路8aからの指令
が遅延回路8cによって短時間Δtだけ遅れてソレノイド
駆動回路8bに伝達され、ソレノイド8が励磁されるよう
になる。なお制御回路8aならびに遅延回路8cなどは、実
際の機器ではマイクロコンピュータによってその機能が
発揮されるのが一般的である。
次に動作について説明する。
第6A図はストップモードを示している。このときヘッド
ベース1は復帰ばね11の力によってB方向へ移動させら
れており、磁気ヘッド2は装填されるカセットハーフC
内の磁気テープTから離れたストップ位置にあり、また
ピンチローラ12はキャプスタン3から離れている。スト
ップモードでは、ストッパ部(a)がロックピン7によ
って係止され、切換ギヤ4が第6B図の状態にてロックさ
れている。このときキャプスタン3と共に回動する駆動
ギヤ10は、切換ギヤ4の歯4aの欠損部Xに対向し、空回
りする状態となっている。
第6A図と第6B図の状態からソレノイド8を励磁させる
と、トリガーレバー6に設けられたロックピン7がスト
ッパ部(a)から外れる。そして切換ギヤ4の歯4aが駆
動ギヤ10と噛合い、切換ギヤ4がG方向へ駆動される。
そして、切換ギヤ4の裏面のストッパ部(b)がロック
ピン7によって係止されたときに、切換ギヤ4は第7A
図、第7B図の状態にて再度ロックされる。このとき切換
ギヤ4の他の欠損部Yが駆動ギヤ10に対向し、駆動ギヤ
10は空回り状態となる。この第7A図と第7B図の状態が録
音・再生モードである。上記のごとく切換ギヤ4が回動
する間、ヘッド駆動カム5がヘッドベース1をA方向へ
持ち上げ、第2図に示すように、録音・再生モードでは
ヘッドベース1がA方向へ最も移動したプレイ位置とな
る。このとき磁気ヘッド2が磁気テープに当接し、また
ピンチローラ12がキャプスタン3に圧接する状態とな
る。
第7A図、第7B図の録音・再生モードからソレノイド8を
励磁させると、ロックピン7がストッパ部(b)から離
れ、復帰ばね11の付勢力によって切換ギヤ4はG方向へ
回動する。そして、ロックピン7が一旦ストッパ部
(c)に当たり、その後ソレノイド8の励磁が解除され
ると、ロックピン7はストッパ部(c)から離れてスト
ッパ部(d)に当接し、切換ギヤ4がロックされる。こ
の状態がサーチモードであり、録音・再生モードよりも
ヘッド駆動カム5がG方向へわずかに回動し、ヘッドベ
ース1はB方向へわずかに戻される。このとき磁気ヘッ
ド2が磁気テープに軽く接触するサーチ位置となる。第
3図に示すように、このサーチモードではピンチローラ
12がキャプスタン3から離れる状態になる。このとき
に、各リール台23または23aを駆動し、磁気テープTをF
F方向またはREW方向へ高速走行させ、このとき磁気ヘッ
ド2によって再生動作を行ない、その再生信号に基づい
て録音されている曲の曲間のサーチなどが行なわれる。
サーチ動作が完了すると、第8B図の状態からソレノイド
駆動指令が出され、ソレノイド8が励磁される。これに
よりロックピン7がストッパ部(d)から離れ、切換ギ
ヤ4が駆動され、第6A図と第6B図のストップモードへ移
行する。ただし、第4図に示す遅延回路8cにより、サー
チ完了時のソレノイド駆動回路8bへの指令はΔtだけ遅
れて発せられる。すなわち第5図に示すように、曲間の
サーチが完了し、リール台23または23aが停止してから
Δt後にソレノイド8が励磁されて切換ギヤ4が駆動さ
れ、磁気ヘッド2が第3図において点線で示すストップ
位置に後退する。よってΔtの間、磁気ヘッド2が磁気
テープTに接触しており、この磁気ヘッド2とカセット
ハーフC内のヘッドパッドとによって磁気テープTに制
動がかけられる。よってサーチ動作完了後にそれまで高
速で走行していた磁気テープが慣性によってオーバラン
することがなくなり、テープのたるみなどが生じなくな
る。
〔効果〕
以上のように本考案によれば、サーチ動作完了後に磁気
ヘッドがストップ位置へ移動する構造のテーププレーヤ
において、サーチ完了直後に磁気テープがオーバラン
し、頭出し位置などがずれるおそれがなくなる。
また本考案では磁気ヘッドを移動させる部材への駆動信
号を遅らせるだけで磁気テープのオーバランを阻止する
ことができ、機械的構造を変更することなく簡単に実施
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8B図は本考案の実施例を示すものであり、第
1図はテーププレーヤのモード切換装置の機械的構造を
示す平面図、第2図と第3図は磁気ヘッドの位置を示す
テープ駆動部の平面図、第4図は磁気ヘッド駆動機構を
動作させる制御部材を示すブロック図、第5図はサーチ
完了時の磁気ヘッドの移動時刻を示す線図、第6A図はス
トップモードにおける切換ギヤを表面から見た平面図、
第6B図はその裏面図、第7A図は録音・再生モードにおけ
る切換ギヤを表側から示す平面図、第7B図はその裏面
図、第8A図はサーチ動作における切換ギヤを表面から見
た平面図、第8B図はその裏面図、第9図と第10図は従来
技術を説明するためのものであり、第9図はテープ走行
ならびに磁気ヘッド位置を示す部分平面図、第10図はサ
ーチ完了時の磁気ヘッドの移動時刻を示す線図である。 1…ヘッドベース、2…磁気ヘッド、3…キャプスタ
ン、4…切換ギヤ、5…ヘッド駆動カム、8…ソレノイ
ド、8a…制御回路、8b…ソレノイド駆動回路、8c…遅延
回路、10…駆動ギヤ、12…ピンチローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行する磁気テープに対向する磁気ヘッド
    が設けられ且つ、この磁気ヘッドを、磁気テープに接触
    するプレイモード位置とプレイモード位置よりも軽く接
    触するサーチ位置ならびに磁気テープから離れるストッ
    プ位置とへそれぞれ移動させる磁気ヘッド駆動機構が設
    けられており、磁気ヘッドがサーチ位置にあるときのテ
    ープ走行動作が完了した直後に一定時間遅延させてから
    前記磁気ヘッド駆動機構を動作させて磁気ヘッドをスト
    ップ位置へ移動させる制御部材が設けられて成るテープ
    プレーヤのモード切換装置
JP12313788U 1988-09-19 1988-09-19 テーププレーヤのモード切換装置 Expired - Fee Related JPH0734506Y2 (ja)

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