JPH073447A - スパッタリング用支持具 - Google Patents

スパッタリング用支持具

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Publication number
JPH073447A
JPH073447A JP1651094A JP1651094A JPH073447A JP H073447 A JPH073447 A JP H073447A JP 1651094 A JP1651094 A JP 1651094A JP 1651094 A JP1651094 A JP 1651094A JP H073447 A JPH073447 A JP H073447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
sputtering
holder
thin film
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1651094A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Hashizume
宇生 橋爪
Ichiro Nobuhara
一朗 信原
Tatsuki Kunitachi
龍己 國立
Masanobu Hodohara
政信 程原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Publication of JPH073447A publication Critical patent/JPH073447A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スパッタリングを行なう際、基板から放出さ
れるガスにより薄膜の形成が妨げられないようにガスを
逃がす構造の基板の支持具を提供する。 【構成】 基板を支持するホルダー又は基板の外周縁部
を覆うマスクにガス逃がし用の貫通孔を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスパッタリング用支持具
に関する。詳しくは、スパッタリングにより基板表面に
薄膜を形成する際に基板を支持する支持具であって、基
板から放出されるガスにより薄膜の形成が阻害されるの
を防止し、均一な薄膜を形成し得るスパッタリング用支
持具に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの製造に当っては、円盤状の
基板をホルダーに固定し、スパッタリングにより記録層
である金属や非金属の薄膜を基板の表面に形成すること
によって行なわれている。この際基板の表面の外周縁部
に薄膜が形成されると後で基板を接着したりする場合に
不都合なためマスクにより基板の外周縁部を覆い、この
部分には記録層等の薄膜が形成されないようにすること
が行なわれている。(図6参照)光ディスクの場合、基
板としてポリカーボネートやアクリル系樹脂等が用いら
れているが、スパッタリングのためにこの基板を真空室
に導入すると減圧度が高いために基板からガスが吸引さ
れた状態で発生することとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すように基板
1とホルダー2との間で発生したガスは、他に逃げ道が
ないため、基板1とホルダー2との間から基板1の端部
を通りマスク3と基板1の間から基板表面に向って吹き
出すように流動することとなる。スパッタリングにより
成膜する場合のスパッタ粒子は上述したガスの流れによ
って基板1に達するのが妨げられることとなり、基板1
の表面に形成される膜の厚さが不均一になる一因となっ
ている。形成される膜厚が不均一であると特性に変動が
生ずることとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、表面に
スパッタリングにより薄膜を形成する基板を支持する支
持具であって、基板を背後から支持するホルダーと、基
板の外周縁部を覆い、ホルダーに固定されるマスクとか
らなり、基板の裏面又は基板の外側壁に面するホルダー
又はマスクに貫通孔を設けたことを特徴とするスパッタ
リング用支持具に存する。
【0005】本発明のスパッタリング用支持具につき図
面を用いて説明する。図1は本発明の支持具の一例を示
す斜視図、図2は図1に示した支持具の縦断面部分図、
図3は本発明の支持具の一例を示す斜視図、図4は図3
に示した支持具の縦断面部分図、図5は本発明の支持具
の他の一例の縦断面部分図、図6は従来の支持具の一例
の縦断面部分図である。図中1は基板、2はホルダー、
3は外周縁マスク、4は内周縁マスク、5は貫通孔、6
は基板の裏面、7は基板の外側壁をそれぞれ示す。
【0006】基板1は代表的には光ディスク、コンパク
トディスク等を構成するポリカーボネート、アクリル樹
脂、ガラス、アモルファスポリオレフィン等からなるド
ーナッツ盤状物である。光ディスク等を作成する場合に
はこの基板1をホルダー2に外周縁マスク3、内周縁マ
スク4により薄膜を形成させたくない部分を覆って取付
け、スパッタリング装置に導入し、スパッタリングを行
なう。
【0007】基板の表面にスパッタリングにより形成さ
れる薄膜は、その用途に応じ異なるが、反射膜、穴開け
型光記録膜、光磁気記録膜、干渉膜、保護膜等が代表的
な膜である。具体的には各種の金属、非金属及びそれら
の混合物、化合物等である。本発明の支持具は、図1、
図2に示すように外周縁マスク3の基板1の外側壁7に
面する部分に貫通孔5を設けるか、基板1を背後から支
持するホルダー2の基板の裏面6に面する部分に、図
3、図4に示すように貫通孔5を設ける。図3、図4に
示す貫通孔は基板1の裏面に完全に達しているが、スパ
ッタリング条件によっては基板1の裏側にまでスパッタ
粒子が回り込み、スパッタ膜が形成されてしまう場合が
ある。基板1の裏面にはスパッタ膜を付着させたくない
場合には、図5に示すように貫通孔5を基板1の裏面の
外周縁部まで設け、基板1の裏面のほとんどは覆われた
構造とするのが良い。
【0008】このような構造とすることにより、基板1
の裏面6側から発生したガスが、間隙を通って外周縁マ
スク3と基板表面との間から基板1の表面に沿って吹き
出すようなガス流となるようなことがなく、発生したガ
スは貫通孔5を通って逃げ、基板1の表面に形成される
薄膜の成長を妨げるようなことがない。貫通孔5は図に
示されるものに限られず、基板1から発生するガスを基
板1の表面方向以外に逃がすようなものであればどのよ
うな構造であっても良いことは勿論である。
【0009】
【発明の効果】本発明の支持具によれば、スパッタリン
グの際に基板裏面や基板外側壁から発生するガスが基板
の表面にガス流を形成するようなことがないので、薄膜
が均一に形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の支持具の一例を示す斜視図
【図2】図1に示した支持具の縦断面部分図
【図3】本発明の支持具の一例を示す斜視図
【図4】図3に示した支持具の縦断面部分図
【図5】本発明の支持具の他の一例の縦断面部分図
【図6】従来の支持具の一例の縦断面部分図
【符号の説明】
1 基板 2 ホルダー 3 外周縁マスク 4 内周縁マスク 5 貫通孔 6 基板の裏面 7 基板の外側壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 程原 政信 岡山県倉敷市潮通三丁目10番地 三菱化成 株式会社水島工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にスパッタリングにより薄膜を形成
    する基板を支持する支持具であって、基板を背後から支
    持するホルダーと、基板の外周縁部を覆い、ホルダーに
    固定されるマスクとからなり、基板の裏面又は基板の外
    側壁に面するホルダー又はマスクに貫通孔を設けたこと
    を特徴とするスパッタリング用支持具。
JP1651094A 1993-02-19 1994-02-10 スパッタリング用支持具 Pending JPH073447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1651094A JPH073447A (ja) 1993-02-19 1994-02-10 スパッタリング用支持具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-30772 1993-02-19
JP3077293 1993-02-19
JP1651094A JPH073447A (ja) 1993-02-19 1994-02-10 スパッタリング用支持具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH073447A true JPH073447A (ja) 1995-01-06

Family

ID=26352859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1651094A Pending JPH073447A (ja) 1993-02-19 1994-02-10 スパッタリング用支持具

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JP (1) JPH073447A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109502989A (zh) * 2019-01-07 2019-03-22 蓝思科技股份有限公司 一种曲面玻璃镀膜装置、镀膜工艺及镀膜产品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109502989A (zh) * 2019-01-07 2019-03-22 蓝思科技股份有限公司 一种曲面玻璃镀膜装置、镀膜工艺及镀膜产品
CN109502989B (zh) * 2019-01-07 2021-08-27 蓝思科技股份有限公司 一种曲面玻璃镀膜装置、镀膜工艺及镀膜产品

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