JPH0734374Y2 - 診断用カセット - Google Patents
診断用カセットInfo
- Publication number
- JPH0734374Y2 JPH0734374Y2 JP5561491U JP5561491U JPH0734374Y2 JP H0734374 Y2 JPH0734374 Y2 JP H0734374Y2 JP 5561491 U JP5561491 U JP 5561491U JP 5561491 U JP5561491 U JP 5561491U JP H0734374 Y2 JPH0734374 Y2 JP H0734374Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- sheet
- diagnostic cassette
- filter
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は診断用カセットに関し、
特に妊娠、排卵などの診断に適した診断用のカセットに
関する。
特に妊娠、排卵などの診断に適した診断用のカセットに
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、集団検診等における尿検査では、
患者がコップ等の容器に採取した排尿、または特開昭59
-40256号公報に記載のように便器の窪み部分に滞留した
排尿に直接試験紙を浸漬させて、定性または半定量試験
が行われているが、試薬がドライケミストリ−タイプの
ため幅広い項目の検査が行えず、精密検査が必要な場合
においては尿検体を搬送し検査所で試験することが行わ
れていた。
患者がコップ等の容器に採取した排尿、または特開昭59
-40256号公報に記載のように便器の窪み部分に滞留した
排尿に直接試験紙を浸漬させて、定性または半定量試験
が行われているが、試薬がドライケミストリ−タイプの
ため幅広い項目の検査が行えず、精密検査が必要な場合
においては尿検体を搬送し検査所で試験することが行わ
れていた。
【０００３】また一般にはコップに採集した排尿をスポ
イド等で小型の搬送用容器に分注し、それを検査所に搬
送して尿の検査をする方法も行われていた。
イド等で小型の搬送用容器に分注し、それを検査所に搬
送して尿の検査をする方法も行われていた。
【０００４】しかしながら、尿の採取場所と検査場所と
が離れている場合、この尿検体の搬送は液体状態で行わ
れるため、搬送中に雑菌が増殖し、蛋白グルコ−ス等の
検査においては、正確な測定結果が得られないという問
題があった。
が離れている場合、この尿検体の搬送は液体状態で行わ
れるため、搬送中に雑菌が増殖し、蛋白グルコ−ス等の
検査においては、正確な測定結果が得られないという問
題があった。
【０００５】更にまた試液中で凝集反応または発色反応
を起こさせて検査をする方法もあるが、いずれも液相中
での反応であり反応結果の固定化ができない欠点を有し
ていた。
を起こさせて検査をする方法もあるが、いずれも液相中
での反応であり反応結果の固定化ができない欠点を有し
ていた。
【０００６】かかる問題を解決するため、内部に水分吸
収体を備えた試験片を有する箱体に尿を垂らし、抗原抗
体反応および酵素反応によって判定する固相タイプのも
のが考案されたが、反応に必要な試薬成分を別途スポイ
ト等で滴下するなどの操作が数回あるため繁雑で、反応
に時間を要し、先に滴下した試薬や検体の混在によって
正確な結果が得られないことがあった。また長時間放置
しておいた場合、水分吸収体と試験片とが一体になって
いるため、一旦水分吸収体に吸収された余分な水分が時
間の経過とともに試験片に戻り、やはり反応結果の固定
化ができない欠点を有していた。そのため、操作者と判
定者が違う場合や検体数が多い場合は、判定部付近が常
に濡れた状態であるため時間の経過とともに発色剤が褪
色したり、発色像が不鮮明になったりして正確な判定が
できないという問題があった。
収体を備えた試験片を有する箱体に尿を垂らし、抗原抗
体反応および酵素反応によって判定する固相タイプのも
のが考案されたが、反応に必要な試薬成分を別途スポイ
ト等で滴下するなどの操作が数回あるため繁雑で、反応
に時間を要し、先に滴下した試薬や検体の混在によって
正確な結果が得られないことがあった。また長時間放置
しておいた場合、水分吸収体と試験片とが一体になって
いるため、一旦水分吸収体に吸収された余分な水分が時
間の経過とともに試験片に戻り、やはり反応結果の固定
化ができない欠点を有していた。そのため、操作者と判
定者が違う場合や検体数が多い場合は、判定部付近が常
に濡れた状態であるため時間の経過とともに発色剤が褪
色したり、発色像が不鮮明になったりして正確な判定が
できないという問題があった。
【０００７】本考案は、如上の問題に鑑みて成されたも
ので、判定に必要な試薬類をすべて組み込み、シ−トと
水分吸収体とを分離可能にした、操作が簡単でかつ反応
結果の固定化ができる診断用カセットを提供することを
目的とする。
ので、判定に必要な試薬類をすべて組み込み、シ−トと
水分吸収体とを分離可能にした、操作が簡単でかつ反応
結果の固定化ができる診断用カセットを提供することを
目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本考案は、濾過部を有す
る上部箱体と、過剰の水分を吸収するための水分吸収体
を収納する下部箱体と、反応試薬を含浸させたシ−トが
設けられたプレ−トとからなるカセットであって、上部
箱体に判定のための開口部を設け、プレ−トのシ−トを
濾過部下から該開口部下へ移動させることによって判定
することを特徴とする診断用カセットである。
る上部箱体と、過剰の水分を吸収するための水分吸収体
を収納する下部箱体と、反応試薬を含浸させたシ−トが
設けられたプレ−トとからなるカセットであって、上部
箱体に判定のための開口部を設け、プレ−トのシ−トを
濾過部下から該開口部下へ移動させることによって判定
することを特徴とする診断用カセットである。
【０００９】また本考案は、前記診断用カセットにおい
て、プレ−ト上の空白部に判定時比較するための基準色
が着色された診断用カセットである。
て、プレ−ト上の空白部に判定時比較するための基準色
が着色された診断用カセットである。
【００１０】また本考案は、前記診断用カセットにおい
て、濾過部が凹型で側壁が疎水性樹脂からなり、底部が
検出試薬を含浸または被層させた多孔性シ−トからなる
フィルタ−である診断用カセットである。
て、濾過部が凹型で側壁が疎水性樹脂からなり、底部が
検出試薬を含浸または被層させた多孔性シ−トからなる
フィルタ−である診断用カセットである。
【００１１】更にまた本考案は、前記診断用カセットに
おいて、検出試薬が金属コロイドである診断用カセット
である。
おいて、検出試薬が金属コロイドである診断用カセット
である。
【００１２】
【作用】本考案は、濾過部に反応に必要な検出試薬が含
まれているので、検体を滴下するだけで検出試薬が溶解
され、プレ−トのシ−ト上に付着し、シ−トに含浸され
た反応試薬と検体中の成分及び検出試薬が直ちに反応す
る。そしてプレ−トを引いてシ−トを移動させることに
よって水分吸収体と分離されるので、水分吸収体からの
液の逆流による変色がなく、安定な状態で反応結果を固
定化することができる。
まれているので、検体を滴下するだけで検出試薬が溶解
され、プレ−トのシ−ト上に付着し、シ−トに含浸され
た反応試薬と検体中の成分及び検出試薬が直ちに反応す
る。そしてプレ−トを引いてシ−トを移動させることに
よって水分吸収体と分離されるので、水分吸収体からの
液の逆流による変色がなく、安定な状態で反応結果を固
定化することができる。
【００１３】
次に本考案診断用容器の一実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【００１４】図１は本考案の診断用カセットの一実施例
を示す斜視図、図２は図１のＸ−Ｘ線に沿う断面図、図
３は本考案診断用カセットの使用状態を説明するための
説明図、図４は図３のＹ−Ｙ線に沿う断面図である。
を示す斜視図、図２は図１のＸ−Ｘ線に沿う断面図、図
３は本考案診断用カセットの使用状態を説明するための
説明図、図４は図３のＹ−Ｙ線に沿う断面図である。
【００１５】図中１は上部箱体、２は下部箱体、３は濾
過部、４はフィルタ−、５は開口部、６はプレ−ト、７
はシ−ト、８は水分吸収体、９はプレ−ト支持体、１０
は突部、１１は基準色を示す。
過部、４はフィルタ−、５は開口部、６はプレ−ト、７
はシ−ト、８は水分吸収体、９はプレ−ト支持体、１０
は突部、１１は基準色を示す。
【００１６】本考案診断用カセットは、図１及び図２に
示すように、上部箱体１と下部箱体２とがプレ−ト６を
挟んで嵌合されてなる箱体である。上部箱体１上の一方
には濾過部３が埋め込まれており、他方には判定のため
の開口部５が設けられている。下部箱体２は、上部箱体
１に埋め込まれた濾過部３に対応する側に水分吸収体８
が収納されており、開口部５に対応する側には、水分吸
収体８を固定し、かつプレ−トを支持するためのプレ−
ト支持体９が一体成形されてなっている。プレ−ト６は
シ−ト７が濾過部３と水分吸収体８との間にあるように
配置されている。
示すように、上部箱体１と下部箱体２とがプレ−ト６を
挟んで嵌合されてなる箱体である。上部箱体１上の一方
には濾過部３が埋め込まれており、他方には判定のため
の開口部５が設けられている。下部箱体２は、上部箱体
１に埋め込まれた濾過部３に対応する側に水分吸収体８
が収納されており、開口部５に対応する側には、水分吸
収体８を固定し、かつプレ−トを支持するためのプレ−
ト支持体９が一体成形されてなっている。プレ−ト６は
シ−ト７が濾過部３と水分吸収体８との間にあるように
配置されている。
【００１７】濾過部３は側壁がポリ塩化ビニル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、
ポリカ−ボネ−ト、アクリル樹脂等の疎水性樹脂からな
り、底面が疎水性樹脂または金属製の不織布、焼結体、
微孔体、編織物等の多孔性シ−トからなるフィルタ−４
で形成されてなる容器形状のものであり、上部箱体１の
一端に埋め込まれていて、嵌合または接着剤等で固定さ
れている。フィルタ−４は、反応に必要な検出試薬が含
浸させてあるか、あるいは検出試薬を乾燥固化したもの
を２層乃至３層に被層させた構造になっている。検出試
薬には金属コロイド粒子、特に金コロイド粒子の表面が
抗体などで被覆されたものが使用される。金属コロイド
粒子は金属、金属化合物、または重合体核が金属または
金属化合物により被覆されたものからなるコロイド粒子
である。
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、
ポリカ−ボネ−ト、アクリル樹脂等の疎水性樹脂からな
り、底面が疎水性樹脂または金属製の不織布、焼結体、
微孔体、編織物等の多孔性シ−トからなるフィルタ−４
で形成されてなる容器形状のものであり、上部箱体１の
一端に埋め込まれていて、嵌合または接着剤等で固定さ
れている。フィルタ−４は、反応に必要な検出試薬が含
浸させてあるか、あるいは検出試薬を乾燥固化したもの
を２層乃至３層に被層させた構造になっている。検出試
薬には金属コロイド粒子、特に金コロイド粒子の表面が
抗体などで被覆されたものが使用される。金属コロイド
粒子は金属、金属化合物、または重合体核が金属または
金属化合物により被覆されたものからなるコロイド粒子
である。
【００１８】プレ−ト６はポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
カ−ボネ−ト、アクリル樹脂等の疎水性樹脂からなり、
端面にタブを有し、裏面には判定の際、シ−ト７が開口
部５の真下の位置に固定されるように突部１０が設けら
れている。プレ−ト６上には端部に開口部が設けられ、
該開口部には予め反応試薬を含浸させたセルロ−ス、セ
ルロ−スアセテ−ト等の親水性材料からなるシ−ト７が
設けられ、該シ−ト７上で反応が行われる。シ−ト７に
は例えばｈＣＧに特異的な抗ｈＣＧマウスモノクロ−ナ
ル抗体等を含浸させたりして妊娠診断を直接に行なった
りする。プレ−ト６上のシ−ト７の空白部には陽性の程
度を判定したり、定量的な診断の場合、判定し易くする
ために比較のための基準色がスポット状に着色されてい
る。
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
カ−ボネ−ト、アクリル樹脂等の疎水性樹脂からなり、
端面にタブを有し、裏面には判定の際、シ−ト７が開口
部５の真下の位置に固定されるように突部１０が設けら
れている。プレ−ト６上には端部に開口部が設けられ、
該開口部には予め反応試薬を含浸させたセルロ−ス、セ
ルロ−スアセテ−ト等の親水性材料からなるシ−ト７が
設けられ、該シ−ト７上で反応が行われる。シ−ト７に
は例えばｈＣＧに特異的な抗ｈＣＧマウスモノクロ−ナ
ル抗体等を含浸させたりして妊娠診断を直接に行なった
りする。プレ−ト６上のシ−ト７の空白部には陽性の程
度を判定したり、定量的な診断の場合、判定し易くする
ために比較のための基準色がスポット状に着色されてい
る。
【００１９】水分吸収体８は脱脂綿、不織布、パルプ等
の吸水性、弾力性に富むものが好ましく、脱脂綿と不織
布を重ねたような積層品も使用できる。
の吸水性、弾力性に富むものが好ましく、脱脂綿と不織
布を重ねたような積層品も使用できる。
【００２０】本考案診断用カセットの使用方法は先ず、
濾過部３の凹部に尿検体を垂らす。フィルタ−４によっ
て尿中の固形成分が分離され、同時にフィルタ−４に含
浸あるいは被層された検出試薬が溶解し、尿中の成分と
一緒に濾過部３を通過してプレ−ト６のシ−ト７に吸着
される。過剰の尿は水分吸収体８に吸収される。
濾過部３の凹部に尿検体を垂らす。フィルタ−４によっ
て尿中の固形成分が分離され、同時にフィルタ−４に含
浸あるいは被層された検出試薬が溶解し、尿中の成分と
一緒に濾過部３を通過してプレ−ト６のシ−ト７に吸着
される。過剰の尿は水分吸収体８に吸収される。
【００２１】次に図３及び図４に示すように、プレ−ト
６を突部１０が下部箱体２に引っ掛かる所まで引いてシ
−ト７を開口部５の下まで移動させ、開口部５よりその
まま肉眼で目視判定する。妊娠中であれば尿中にｈＣＧ
（ヒト繊毛性性腺刺激ホルモン）が排泄されるので、抗
原抗体反応によりシ−ト７でｈＣＧがマウスモノクロ−
ナル抗体によって捕捉される。捕捉されたｈＣＧは検出
試薬中の例えば金コロイド標識された抗体によって検知
され、金コロイド粒子によってシ−ト７が直ちに赤紫色
に着色される。陰性の場合はｈＣＧが検知されないた
め、着色は見られない。更に、陽性と偽陽性とを見分け
る場合や、定量的な診断をする場合などは、プレ−ト６
上のシ−ト７の空白部に着色された基準色１１と比較し
て容易に判定できる。
６を突部１０が下部箱体２に引っ掛かる所まで引いてシ
−ト７を開口部５の下まで移動させ、開口部５よりその
まま肉眼で目視判定する。妊娠中であれば尿中にｈＣＧ
（ヒト繊毛性性腺刺激ホルモン）が排泄されるので、抗
原抗体反応によりシ−ト７でｈＣＧがマウスモノクロ−
ナル抗体によって捕捉される。捕捉されたｈＣＧは検出
試薬中の例えば金コロイド標識された抗体によって検知
され、金コロイド粒子によってシ−ト７が直ちに赤紫色
に着色される。陰性の場合はｈＣＧが検知されないた
め、着色は見られない。更に、陽性と偽陽性とを見分け
る場合や、定量的な診断をする場合などは、プレ−ト６
上のシ−ト７の空白部に着色された基準色１１と比較し
て容易に判定できる。
【００２２】検体数が多い場合や、操作者と判定者が違
う場合など長時間放置しておく場合は、図３及び図４の
ようにプレ−ト６を引いた状態のままにしておくと、水
分吸収体８と分離されているため検査終了後も液の逆流
がなく、反応結果が変化することはない。
う場合など長時間放置しておく場合は、図３及び図４の
ようにプレ−ト６を引いた状態のままにしておくと、水
分吸収体８と分離されているため検査終了後も液の逆流
がなく、反応結果が変化することはない。
【００２３】従って、安定した状態で反応結果を固定す
ることができるので、妊娠診断、排卵診断などの試験に
も最適であり、経時変化を見て判断する。また尿の採取
場所と検査場所が異なる場合や、母集団が大きい場合な
どにも好適であり、一定時間経過後も多数の検体を正確
に判定することができる。廃棄の際もプレ−ト６を元の
状態に戻すだけでよいので簡便であり、細菌による汚染
も少ない。
ることができるので、妊娠診断、排卵診断などの試験に
も最適であり、経時変化を見て判断する。また尿の採取
場所と検査場所が異なる場合や、母集団が大きい場合な
どにも好適であり、一定時間経過後も多数の検体を正確
に判定することができる。廃棄の際もプレ−ト６を元の
状態に戻すだけでよいので簡便であり、細菌による汚染
も少ない。
【００２４】更に本考案の他の実施例として、濾過部３
に検出試薬が含まれていない場合は、フィルタ−４に尿
検体を垂らし、続いて検出試薬、余分な検出試薬を洗い
流すための洗浄液の順に垂らして反応を見ることも可能
であり、予め尿検体と検出試薬を混合してフィルタ−４
に垂らし、プレ−ト６を引いて判定することもできる。
に検出試薬が含まれていない場合は、フィルタ−４に尿
検体を垂らし、続いて検出試薬、余分な検出試薬を洗い
流すための洗浄液の順に垂らして反応を見ることも可能
であり、予め尿検体と検出試薬を混合してフィルタ−４
に垂らし、プレ−ト６を引いて判定することもできる。
【００２５】
【考案の効果】本考案の診断用カセットは、反応に必要
な試薬がすべて組み込まれているため、検体を垂らす操
作のみで直ちに正確な判定をすることができる。そし
て、プレ−トに基準色が着色されているので、定量的な
診断の場合などにもたいへん便利である。
な試薬がすべて組み込まれているため、検体を垂らす操
作のみで直ちに正確な判定をすることができる。そし
て、プレ−トに基準色が着色されているので、定量的な
診断の場合などにもたいへん便利である。
【００２６】またシ−トを水分吸収体と分離して判定す
るようになっているので、プレ−ト付近は湿気から隔離
され、反応終了後も鮮明な発色を維持することができ
る。そして検査結果に経時変化がないため、排卵日予測
などの経時変化を見る試験や、集団検診には特に有効で
ある。
るようになっているので、プレ−ト付近は湿気から隔離
され、反応終了後も鮮明な発色を維持することができ
る。そして検査結果に経時変化がないため、排卵日予測
などの経時変化を見る試験や、集団検診には特に有効で
ある。
【図１】本考案の診断用カセットの斜視図である。
【図２】図１のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。
【図３】本考案の使用状態を説明するための説明図であ
る。
る。
【図４】図３のＹ−Ｙ線に沿う断面図である。
１ 上部箱体 ２ 下部箱体 ３ 濾過部 ４ フィルタ− ５ 開口部 ６ プレ−ト ７ シ−ト ８ 水分吸収体 ９ プレ−ト支持体 １０ 突部 １１ 基準色
Claims (4)
- 【請求項１】濾過部を有する上部箱体と、過剰の水分を
吸収するための水分吸収体を収納する下部箱体と、反応
試薬を含浸させたシ−トが設けられたプレ−トとからな
るカセットであって、上部箱体に判定のための開口部を
設け、プレ−ト上のシ−トを濾過部下から該開口部下へ
移動させることによって判定することを特徴とする診断
用カセット。 - 【請求項２】プレ−ト上の空白部に判定時比較するため
の基準色が着色された請求項１記載の診断用カセット。 - 【請求項３】濾過部が凹型で側壁が疎水性樹脂からな
り、底部が検出試薬を含浸または被層させた多孔性シ−
トからなるフィルタ−である請求項１または２記載の診
断用カセット。 - 【請求項４】検出試薬が金属コロイドである請求項１〜
３記載の診断用カセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5561491U JPH0734374Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 診断用カセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5561491U JPH0734374Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 診断用カセット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH052069U JPH052069U (ja) | 1993-01-14 |
| JPH0734374Y2 true JPH0734374Y2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=13003653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5561491U Expired - Lifetime JPH0734374Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 診断用カセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0734374Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP5561491U patent/JPH0734374Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH052069U (ja) | 1993-01-14 |
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