JPH0734321U - 棒状センサの取付構造 - Google Patents

棒状センサの取付構造

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JPH0734321U
JPH0734321U JP6510493U JP6510493U JPH0734321U JP H0734321 U JPH0734321 U JP H0734321U JP 6510493 U JP6510493 U JP 6510493U JP 6510493 U JP6510493 U JP 6510493U JP H0734321 U JPH0734321 U JP H0734321U
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JP
Japan
Prior art keywords
sensor body
protrusion
insertion hole
sensor
rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP6510493U
Other languages
English (en)
Inventor
健 青木
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
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Publication of JPH0734321U publication Critical patent/JPH0734321U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワンタッチ操作で取り付けることができる棒
状センサの取付構造を提供する。 【構成】 棒状をなすセンサ本体1の外面に、弾性体で
構成された多数の突起2を放射状に被着固定する。突起
2の投影面積をホルダ3に形成した挿入孔4の断面積よ
り大きくして突起2の先端を挿入孔4の内面に圧接保持
させたことにより、突起2による弾性保持作用でセンサ
本体1のラジアル方向への移動を阻止させつつ、挿入孔
3への挿入によって傾斜した突起2による送り作用でセ
ンサ本体1の抜け出しを予防するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、棒状をなすセンサ本体をホルダの挿入孔に差込み固定するに適した 棒状センサの取付構造に係り、詳しくは、ホルダに差し込まれるセンサ本体に加 える外力を可及的に小さくしつつセンサ本体の抜止効果が高い取付構造に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
棒状をなすセンサ本体をホルダに取り付けるに際して、従来では例えば図4に 示したようにセンサ本体Aの外面に溝Bを形成し、この溝Bに取り付けたOリン グCをホルダDの挿入孔Eの内面に圧接させることにより、このOリングCでホ ルダAに対してセンサ本体Aを芯出ししつつ固定するようにしたものがある(実 開昭58−51519号公報を参照)。
【0003】 このようにOリングCを用いた場合においても、センサ本体Aに加わるスラス ト方向への振動あるいは外力に対してセンサ本体が移動することがあるために、 何等かの固定手段を設けてセンサ本体Aを抜止固定する必要性があった。なお、 このように固定手段を設けた場合は、センサ本体の固定位置を高精度に定める必 要性があるためにセンサの取付作業性が悪いという不具合があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記実情に鑑みてなされたものであり、ワンタッチ操作で取り付ける ことができる棒状センサの取付構造を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、棒状をなすセンサ本体の外面に、弾性体 で構成された多数の突起を放射状に被着固定している。そして、突起の投影面積 をホルダに形成した挿入孔の断面積より大きくして突起の先端を挿入孔の内面に 圧接保持させたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
外面に突起が被着固定されたセンサ本体をホルダの挿入孔に差込むと、突起が 挿入方向後方に傾斜した状態で挿入孔の内面に圧接される。また、突起を弾性体 で構成しているために、この突起を介してセンサ本体がホルダの挿入孔の中心に 弾力的に保持されて芯出しが行われるとともに、突起と挿入孔の間の摩擦力でセ ンサが抜止保持される。
【0007】 このようにしてセンサ本体をセンサリングなどに当接する位置までセンサ本体 を挿入孔に押し込んだ後に、センサリングを回転させる。すると、センサリング などの僅かな振れによってセンサ本体が押し戻されるために、センサ本体の先端 に所定のギャップが形成される。
【0008】 ところで、ホルダとセンサ本体の間にビスなどの固定手段を設けていないため に、ラジアル方向の振動がホルダに伝達された場合はこれらの振動によってセン サ本体がラジアル方向に移動しようとする。ところが、ラジアル方向に向う振動 に対しては突起による芯出し作用が行われるために位置ずれが予防される。
【0009】 一方、スラスト方向の振動による抜け方向への移動に対しては、挿入孔への挿 入によって挿入方向後方に向って傾斜している突起がセンサの抜け出しを予防す る。しかしながら、押し込み方向に対しては突起が移動阻止作用をしないために 、スラスト方向の振動によってセンサ本体は常に押し込み方向に移動しようとし てセンサ本体の抜けが予防される。
【0010】 なお、スラスト方向の衝撃などによってセンサ本体が抜け方向に移動したとし ても、上記押し込み作用でセンサ本体が自動的に元の位置まで押し戻される。従 って、ビスなどの固定手段を用いてセンサ本体の抜けを予防する必要性がなく、 センサの取付作業性が大幅に向上する。
【0011】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1は本考案の一実施 例を示す要部の断面図、図2はセンサ本体の取付状態を示す断面図であり、棒状 に形成されたセンサ本体1の外面に多数本の突起2の基端を固定することにより 、この突起2でセンサ本体1の外周面を覆っている。
【0012】 突起2はラバーなどのように耐熱性、耐候性および耐油性などに優れた弾性体 で構成されている。また、突起2をセンサ本体1の外周面に放射状に形成するに 際して、各突起2をそれぞれセンサ本体1の基部に向って傾斜させるとともに、 これらの突起2により形成されるセンサ全体としての投影面積をホルダ3に設け た挿入孔4の断面積より大きくすることにより、センサ本体1を挿入孔4に挿入 すると、各突起2の傾斜角度ががさらに大きくなってその先端が挿入孔4の内周 面に圧接されるようにしている。
【0013】 5はホルダ3を取り付けたアクスルシャフト、6はアクスルシャフト5にベア リング7で軸着されたホイールハブ、8は図示しないボルトでホイールハブ6に 締付固定されたブレーキドラムであり、前記センサ本体1の先端に対向するセン サリング9をホイールハブ6のボス部内端に圧入固定している。なお、センサリ ング9におけるセンサ本体1の先端との対向面には予め定めた数の凹凸を形成す ることにより、ホイールハブ6の回転数に応答した数の電磁パルスがセンサ本体 1から出力されるようになっている。
【0014】 以上のように構成された棒状センサの取付構造において、外面に突起2が被着 固定されたセンサ本体1をホルダ3の挿入孔4に差込むと、各突起2の傾斜角が さらに大きくなりつつ各突起2の先端が挿入孔2の内面に圧接される。また、突 起2を弾性体で構成しているために、この突起2の保持作用でセンサ本体1がホ ルダ3の挿入孔4の中心に弾力的に保持されて芯出しが行われ、しかも、突起2 の先端と挿入孔4の間の摩擦力でセンサ本体1が抜止保持される。
【0015】 このようにしてセンサ本体1の先端がセンサリング9に当接するまでセンサ本 体1を押し込んだ後に、ホイールハブ6を手で回転させてセンサリング9を回転 させる。すると、センサリング9の僅かな振れによってセンサ本体1が押し戻さ れるために、センサ本体1の先端に所定のギャップが形成される。
【0016】 また、ホルダ3とセンサ本体1の間にビスなどの固定手段を設けていないため に、ラジアル方向の振動がホルダ3に伝達された場合は、これらの振動によって センサ本体1がラジアル方向に移動しようとする。ところが、ラジアル方向に向 う振動に対しては突起2による芯出し作用が行われるために位置ずれが予防され る。
【0017】 一方、スラスト方向の振動による抜け方向への移動に対しては、挿入方向後方 に向って傾斜している突起2のつっ張り作用でセンサ本体1の抜け出しを予防す る。しかしながら、押し込み方向に対しては突起2が移動阻止作用をしない。し たがって、スラスト方向の振動によってセンサ本体1は常に押し込み方向に移動 しようとするために、万一にもセンサ本体1がホルダ3から抜け落ちることがな い。
【0018】 なお、スラスト方向の衝撃などによってセンサ本体1が抜け方向に移動したと しても、上記押し込み作用でセンサ本体1が自動的に元の位置まで押し戻される 。従って、ビスなどの固定手段を用いてセンサ本体1の抜けを予防する必要性が なく、センサの取付作業性が大幅に向上する。また、センサ本体1の外面に設け た突起2によってホルダ3からセンサ本体1に伝達されようとする振動が吸収さ れるために、振動によるセンサ本体1の損傷などを予防することもできる。
【0019】 上記実施例では先端に至るにつれて細くなる突起2をセンサ本体1のほぼ全周 面に形成しているが、図3に示した実施例のように突起2の断面積を大きくして 個々の突起2とホルダ3の間の摩擦力を大きくした場合は、突起2の形成ピッチ を大きくすることもできる。また、突起2は必ずしも円周方向に分割されている 必要性はなく、円周方向に連続したリブ状の突起2を設けて突起2とホルダ3の 間の摩擦力をより大きくすることもできる。
【0020】 なお、実施例では突起2をセンサ本体1の基部に向って予め傾斜させて挿入孔 4への挿入作業性をより高くするようにしているが、挿入孔4への挿入によって 突起2を傾斜させるようにすることもできる。さらに、図1に示した実施例では 挿入孔4の内面を粗雑面で構成して突起2とホルダ3の間の摩擦力をより大きく するようにしているが、突起2の弾力性もしくは摩擦係数などを大きくした場合 は、挿入孔4の内面を必ずしも粗雑面で構成する必要性はない。
【0021】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案に係る棒状センサの取付構造によれば、 センサ本体の外面に設けた突起が挿入孔への差込みによって差込み方向後方に向 って傾斜して抜止作用をするとともに、この突起による保持作用でセンサ本体を 挿入孔の中心に位置決めさせるために、従来のように固定手段を設けることなく センサ本体をホルダにワンタッチ操作で取り付けることができる。また、センサ 本体の外面に設けた突起によってホルダからセンサ本体に伝達されようとする振 動が吸収されるために、振動によるセンサ本体の損傷などを予防することもでき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る棒状センサの取付構造の一実施例
を示す要部の断面図である。
【図2】センサ本体の取付状態を示す断面図である。
【図3】本考案に係る棒状センサの取付構造の他の実施
例を示す断面図である。
【図4】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 センサ本体 2 突起 3 ホルダ 4 挿入孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状をなすセンサ本体をホルダの挿入孔
    に差込み固定するための取付構造であって、弾性体で構
    成された多数の突起をセンサ本体の外面に放射状に被着
    固定するとともに、該突起の投影面積を前記挿入孔の断
    面積より大きくして突起の先端を挿入孔の内面に圧接保
    持させたことを特徴とする棒状センサの取付構造。
JP6510493U 1993-12-07 1993-12-07 棒状センサの取付構造 Pending JPH0734321U (ja)

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JP6510493U JPH0734321U (ja) 1993-12-07 1993-12-07 棒状センサの取付構造

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JPH0734321U true JPH0734321U (ja) 1995-06-23

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014092538A (ja) * 2012-11-07 2014-05-19 Tokai Rika Co Ltd センサ装置
JP2015129682A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 近接センサユニット
JP2020115129A (ja) * 2019-01-17 2020-07-30 ドクトル・ヨハネス・ハイデンハイン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングDr. Johannes Heidenhain Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung 角度測定機構のための走査ユニット

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JP2020115129A (ja) * 2019-01-17 2020-07-30 ドクトル・ヨハネス・ハイデンハイン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングDr. Johannes Heidenhain Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung 角度測定機構のための走査ユニット

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