JPH0734258U - ガスケット - Google Patents

ガスケット

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JPH0734258U
JPH0734258U JP6413993U JP6413993U JPH0734258U JP H0734258 U JPH0734258 U JP H0734258U JP 6413993 U JP6413993 U JP 6413993U JP 6413993 U JP6413993 U JP 6413993U JP H0734258 U JPH0734258 U JP H0734258U
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JP
Japan
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gasket
lid
hole
tank
protrusion
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Pending
Application number
JP6413993U
Other languages
English (en)
Inventor
忠明 宮田
弘治 持永
Original Assignee
神鋼パンテツク株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に食品等用の貯蔵容器であるタンクにおい
て使用するガスケットの脱落を防止し、さらには、ガス
ケット及びタンク内の衛生の保持とシール性を確保する
ことを目的とする。 【構成】 容器本体1の鍔部1aと蓋2の鍔部2a間に介装
されるガスケットにおいて、前記蓋2の鍔部2aに形成さ
れてなる突片5に孔6が穿設され、且つ該孔6に係入脱
自在で孔6より膨出した突部4がガスケット本体3の外
面部に設けられてなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食品等用の貯蔵用容器として使用されるタンクにおいて、該タンク 本体と上部マンホールの蓋間に介装される着脱自在のガスケットの改良に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、グラスライニング加工を表面に施した食品等用の貯蔵タンクのタンク本 体と蓋の間には、図4に示すようなシリコン、ゴム等からなるガスケット本体13 が接着剤10等で蓋12に貼着されて介装されてなるものである。
【0003】 すなわち、上記ガスケットはタンク本体11のグラスライニング面と蓋12とが当 接する間に介装されるもので、グラスライニング面の損傷防止と密着性を保持す るために使用されているものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなガスケット本体13は接着剤10によって蓋12に貼着さ れており着脱自在ではないため、ガスケット本体13を取り外して洗浄することが 容易にできず、その結果ガスケット本体13及びその周辺部を衛生的に洗浄できな いという問題点があった。
【0005】 さらに、長期使用時に、接着剤10が劣化して、ガスケット本体13が脱落するお それがあり、その結果前記グラスライニング面の損傷防止や密着性の保持が損な われるという致命的な問題も生じていた。
【0006】 また、劣化した接着剤10の滓がタンク内部に落ち、特に貯蔵物が食品等の場合 には非衛生的であるという問題が発生した。
【0007】 さらに従来、金属製のビスでガスケットを止めるものがあるが、ビス止め作業 が煩雑となり、またタンク内の貯蔵物にビスが触れる可能性があり、特にタンク 内の貯蔵物が食品である場合には、金属性のビスを使用することは好ましくなか った。
【0008】 本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであり、特に食品 等用の貯蔵容器であるタンクにおいて使用するガスケットの脱落を防止し、さら には、ガスケット及びタンク内の衛生の保持と密着性を確保することを課題とす る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、その課題を解決 するための手段は、容器本体1の鍔部1aと蓋2の鍔部2a間に介装されるガスケッ トにおいて、前記蓋2の鍔部2aに形成されてなる突片5に孔6が穿設され、且つ 該孔6に係入脱自在で孔6より膨出した突部4がガスケット本体3の外面部に設 けられてなることを特徴とする。
【0010】
【作用】
すなわち、ガスケット本体側の突部と蓋に穿設された孔との係入脱によって、 ガスケットを蓋に対して容易に着脱自在に取り付けることができ、しかも使用時 に前記突部によってガスケットが脱落することが一切ない。 さらに、簡単にガスケットを取り外してこれを洗浄し、再び取り付けることが 可能となり、よってガスケットおよびその周辺部を衛生的に保持することができ る他、使用中にはガスケットの介装によって密着性が確実に保持できるのである 。
【0011】 さらに、ガスケットを蓋に取り付ける手段に接着剤を使用しないため、接着剤 の劣化によるガスケットの脱落が防止でき、タンク内の貯蔵物の中にガスケット が脱落することがなくなり、その結果、タンク内の貯蔵物の衛生が保たれること となる。
【0012】 さらに、劣化した接着剤の滓がタンク内に剥がれ落ちないため、貯蔵物の中に 異物が混入することが確実に防止できることとなる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面に従って説明する。
【0014】 図1及び図2において、1は容器として使用されるグラスライニング製のタン ク本体で、該タンク本体1の端縁部には外向の鍔部1aが突設されてなる。
【0015】 2はタンク本体1の上部マンホールのステンレス製の蓋であり、該蓋2の鍔部 2aには下向きの突片5が突設されており、該突片5の周縁側には所定の間隔を有 し6カ所に孔6が穿設されている。
【0016】 3はゴムからなるリング状のガスケット本体で、その外面部にはタンク本体1 の鍔部1aの周縁側のグラスライニング面の保護のために下向きの鍔部7が突設さ れてなる。4は該鍔部7の周縁側に前記孔6に対応して6ヵ所突設してなる略T 字状の突部で、該突部4の先端部4aは前記孔6の径より膨出した形状となってい る。
【0017】 図2に示す3aは前記ガスケット本体3の内面に形成された凹凸面で、前記鍔部 7の根元部には切込み部8が形成されてなる。
【0018】 上記のような構成からなるガスケットを使用する場合に、前記蓋2の孔6にガ スケット本体3の鍔部7に突設された突部4の先端部4aを圧入してガスケット本 体3と蓋2とを係止する。
【0019】 この時、該突部4の先端部4aは前記孔6より径が大きいため、突部4を孔6に 圧入した後には、先端部4aが孔6の周囲に係止され、その結果ガスケット本体3 が蓋2に係止される状態となる。しかも、その際ガスケット本体3の根元部には 切欠部8が形成されているため、鍔部7を介してその突部4の孔6への係入時に はガスケット本体3の弾性とともに、根元部の湾曲作用によって容易に係入でき るのである。 さらに、該切欠部8が形成されているため、突部4及び該突部4の先端部4aの ちぎれを防止することもできるのである。
【0020】 このような状態において蓋2とタンク本体1をクランプ等で締め付けて使用す ると、ガスケットはタンク本体1の鍔部1aと蓋2の鍔部2a間に圧接着されるとと もに、該突部4によって蓋2に係止されているため該係止によって一層ガスケッ ト本体3は前記鍔部1a,2a 間に密着状態で介在されることになる。
【0021】 しかもその際、ガスケット本体3の内面には凹凸面3aが形成されているため、 両鍔部1a,2a 間によるガスケット本体3の圧着は該凹凸面3aとタンク本体1の鍔 部1a内面とが全面当接ではなく部分当接となるためにより一層密着性が増大する ために、シール性の保持が確実となるのである。
【0022】 次に、ガスケット本体3を取り外す場合には、前記突部4の先端部4aを孔6か ら脱離させることによって、容易に蓋2及びタンク本体1からガスケット本体3 を取り外すことができるのである。そのため、ガスケット本体3を取り外した後 の洗浄が非常に簡易に行え、ガスケット及びその周囲の衛生を保つことが容易に できるのである。
【0023】 尚、上記実施例では、ガスケット本体3に下向きの鍔部7を形成し、該鍔部7 に略T字状の突部4を形成してなるが、図3のように、鍔部を形成することなく ガスケット本体3の外端部に突部4を直接形成してもよい。 要は蓋2に穿設された孔6に係入脱自在の膨出した突部4がガスケット本体3 に形成されていればよく、膨出度その他の形状は問わない。さらに孔6及び突部 4の数も本実施例に限定されるものではない。
【0024】 尚、上記実施例ではガスケット本体3をゴム製としたが、ガスケットの材質は これに限定されるものではなく、弾性を有する材質であってガスケットに適用で きるものであればよいのである。
【0025】 また、前記実施例ではガスケット本体3とタンク本体1の鍔部1aとが対峙する 面に凹凸面3aを形成することによってタンク本体1の鍔部1aとの密着性を増大せ しめたが、その手段はこれに限らず、その凹凸面3aの形状は問わない。さらに凹 凸面3aのない全面当接であってもよい。
【0026】 その他、蓋、タンク本体等の各部の形状等の具体的な構成も本考案の意図する 範囲内に於いて任意に設計変更自在である。
【0027】
【考案の効果】
叙上のように、本考案は、ガスケット本体に設けた突部を蓋に穿設した孔に圧 入してガスケットを蓋に取り付けるため、ガスケットが蓋及び容器本体から脱落 するおそれがなく使用でき、従って確実に容器本体のグラスライニング面の損傷 を防止し、容器のシール性を確保できるという効果がある。
【0028】 さらに、ガスケットの突部を蓋に穿設された孔から取り外すだけでガスケット を取り外すことができるため、ガスケットの着脱が容易となり、汚れたガスケッ トを取り外して洗浄し、再び取付けることが簡単にでき、ガスケット及びその周 辺部の衛生を常に保つことができるという顕著な効果もある。
【0029】 また、容器本体の鍔部内面と当接するガスケットの対面側には凹凸面が形成さ れてなるため、容器本体とガスケットの密着性が高まり、より一層容器のシール 性を確保できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としてのタンクの要部断面図。
【図2】図1の要部拡大断面図。
【図3】一実施例を示すガスケットの要部拡大断面図。
【図4】従来例を示すガスケットの要部拡大断面図。
【符号の説明】
1…タンク本体 2…蓋 3…ガスケット本体 4…突部 6…孔

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体(1) の鍔部(1a)と蓋(2) の鍔部
    (2a)間に介装されるガスケットにおいて、前記蓋(2) の
    鍔部(2a)に形成されてなる突片(5) に孔(6) が穿設さ
    れ、且つ該孔(6) に係入脱自在で孔(6) より膨出した突
    部(4) がガスケット本体(3) の外面部に設けられてなる
    ことを特徴とするガスケット。
  2. 【請求項2】 ガスケット本体(3)の外面部に下向きに
    形成された鍔部(7) の外側に前記突部(4) が形成されて
    なることを特徴とする請求項1記載のガスケット。
  3. 【請求項3】 ガスケット本体(3)の外面部に外向きの
    前記突部(4) が形成されてなることを特徴とする請求項
    1記載のガスケット。
  4. 【請求項4】 容器本体(1) の鍔部(1a)内面と当接する
    ガスケット本体(3) の対面側には凹凸面(3a)が形成され
    てなることを特徴とする請求項1記載のガスケット。
  5. 【請求項5】 前記鍔部(7) の根元部に切欠部(8) が形
    成されてなることを特徴とする請求項1記載のガスケッ
    ト。
JP6413993U 1993-11-30 1993-11-30 ガスケット Pending JPH0734258U (ja)

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