JP2004281852A - 柱上変圧器用シール及び柱上変圧器 - Google Patents
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Abstract
【課題】シールを所定の位置に配置した状態で蓋部材を変圧器ケース本体に装着できて、優れたシール機能を発揮することができる柱上変圧器、及び柱上変圧器に最適な柱上変圧器用シールを提供する。
【解決手段】柱上変圧器用シールSは、蓋部材4が変圧器ケース本体2に装着された状態で、蓋部材4と変圧器ケース本体2との間を密封する。シールSは、変圧器ケース本体2の湾曲フック状部1に嵌合する嵌合凹部12を有する。嵌合凹部12に湾曲フック状部1が嵌合した状態で、シールSの上面16が蓋部材4の内面17に圧接すると共に、シールの嵌合凹部12の嵌合内面13が湾曲フック状部1の外面9に圧接する。
【選択図】 図1
【解決手段】柱上変圧器用シールSは、蓋部材4が変圧器ケース本体2に装着された状態で、蓋部材4と変圧器ケース本体2との間を密封する。シールSは、変圧器ケース本体2の湾曲フック状部1に嵌合する嵌合凹部12を有する。嵌合凹部12に湾曲フック状部1が嵌合した状態で、シールSの上面16が蓋部材4の内面17に圧接すると共に、シールの嵌合凹部12の嵌合内面13が湾曲フック状部1の外面9に圧接する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、柱上変圧器用シール及び柱上変圧器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
柱上変圧器は電柱上に配置される変圧器であって、図3に示すように、変圧器ケース本体51と、この変圧器ケース本体51の開口部52を塞ぐ蓋部材53とを有するケース54を備える。そして、蓋部材53を変圧器ケース本体51に装着する場合、締付部材55にて、蓋部材53を変圧器ケース本体51に対して締付けるように取付けていた。
【0003】
すなわち、変圧器ケース本体51はその上方開口部に外方側に湾曲してなる湾曲フック状部56を有し、蓋部材53は、上壁部57と、この上壁部57の外周縁から垂下される周壁58とを有する。そして、蓋部材53を、その周壁58が湾曲フック状部56を外嵌するように被せる。この際、変圧器ケース本体51の湾曲フック状部56と蓋部材53との間に変圧器用シール(ガスケット)Sを介在させる、また、締付部材55は、受け部60と、締付金具61とを有する。すなわち、締付金具61は、蓋部材53の上壁57を押圧する押圧部62と、受け部60の上端縁に係合する係合部59とを有し、このボルト部材63が挿入されている。また、受け部60は、ボルト受金具64を有し、ボルト受金具64に上記ボルト部材63が螺着される。このため、ボルト部材63を螺進させれば、このボルト部材63がボルト受金具64内に侵入して、締付金具61の押圧部62が蓋部材53を変圧器ケース本体51側へ押し付けることになる。これによって、蓋部材53が変圧器ケース本体51に対して締付けられた状態で装着され、その際、シールSが湾曲フック状部56と蓋部材53の上壁57とに圧接して、変圧器ケース本体51は密封される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図3に示す従来の変圧器では、シール(ガスケット)Sは、平板リング体にて構成され、蓋部材53を装着する際に、シールSを湾曲フック状部56と蓋部材53との間に介在させる必要がある。そこで、従来では、シールSを接着剤にて蓋部材53に接着した状態でこの蓋部材53を変圧器ケース本体51に被せていた。そのため、変圧器の組立て作業において、面倒な接着工程を必要としていた。また、シールSを接着する際に位置ずれが生じる場合があり、位置ずれが生じると、シールSが湾曲フック状部56と蓋部材53の上壁57とに正確に圧接せず、このシールSを使用した密封効果を十分に発揮することができないおそれがあった。
【0005】
この発明は上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、シールを所定の位置に配置した状態で蓋部材を変圧器ケース本体に装着できて、優れたシール機能を発揮することができる柱上変圧器、及び柱上変圧器に最適な柱上変圧器用シールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで請求項1の柱上変圧器用シールは、開口端縁部が外方側に湾曲してなる湾曲フック状部1に形成された変圧器ケース本体2と、この変圧器ケース本体2の開口部3を塞ぐ蓋部材4との間を密封する柱上変圧器用シールであって、上記変圧器ケース本体2の湾曲フック状部1が嵌合する嵌合凹部12を有し、この嵌合凹部12に上記湾曲フック状部1が嵌合した状態で、その平坦状の上面16が蓋部材4の内面17に圧接すると共に、その嵌合凹部12の曲面状の嵌合内面13が上記湾曲フック状部1の外面9に圧接することを特徴としている。
【0007】
上記請求項1の柱上変圧器用シールでは、嵌合凹部12に変圧器ケース本体2の湾曲フック状部1が嵌合するので、上記蓋部材4を変圧器ケース本体2に装着する際に、この嵌合状態とすれば、このシールが変圧器ケース本体2から落下したり、位置ずれを起したりすることがない。また、このシールは、その平坦状の上面16が蓋部材4の内面17に圧接すると共に、その嵌合凹部12の曲面状の嵌合内面13が湾曲フック状部1の外面9に圧接するので、上記蓋部材4と変圧器ケース本体2との間において優れたシール機能を発揮することができる。
【0008】
請求項2の柱上変圧器用シールは、上記嵌合凹部12に上記湾曲フック状部1が嵌合した状態で、ケース軸心方向の抜けを防止する第1突部14を有することを特徴としている。
【0009】
上記請求項2の柱上変圧器用シールでは、第1突部14にて、湾曲フック状部1からのケース軸心方向の抜けを防止することができるので、安定した状態で蓋部材4を変圧器ケース本体2に装着することができる。
【0010】
請求項3の柱上変圧器用シールは、上記第1突部14は、嵌合凹部12内に設けられて湾曲フック状部1の下方を向く先端縁1aに相対面することを特徴としている。
【0011】
上記請求項3の柱上変圧器用シールでは、第1突部14は、湾曲フック状部1の下方を向く先端縁1aに相対面するので、ケース軸心方向の抜けを確実に防止することができる。
【0012】
請求項4の柱上変圧器用シールは、上記嵌合凹部12に湾曲フック1が嵌合した状態で、このケース外周方向への抜けを防止する第2突部15を有することを特徴としている。
【0013】
上記請求項4の柱上変圧器用シールでは、第2突部15にて、ケース外周方向への湾曲フック状部1からの抜けを防止するので、安定した状態で蓋部材4を変圧器ケース本体2に装着することができる。
【0014】
請求項5の柱上変圧器用シールは、上記第2突部15は、嵌合凹部12内に設けられて内周側から湾曲フック状部1を受けることを特徴としている。
【0015】
上記請求項5の柱上変圧器用シールでは、第2突部15は、内周側から湾曲フック状部1を受けるので、ケース外周方向への抜けを確実に防止することができる。
【0016】
請求項6の柱上変圧器は、開口端縁部が外方側に湾曲してなる湾曲フック状部1に形成された変圧器ケース本体2と、この変圧器ケース本体2の開口部3を塞ぐ蓋部材4とを有し、上記蓋部材4が変圧器ケース本体2に装着された状態で、蓋部材4と変圧器ケース本体2との間を、上記請求項1〜請求項5のいずれかのシールSにて密封することを特徴としている。
【0017】
上記請求項6の柱上変圧器では、上記蓋部材4が変圧器ケース本体2に装着された状態で、蓋部材4と変圧器ケース本体2との間を、上記請求項1〜請求項5のいずれかのシールSにて密封するので、これらのいずれかのシールSが有する作用効果を有効に発揮することができ、特に、組立作業の容易化を図ることができると共に、確実な密封シール効果を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の柱上変圧器の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、この発明の柱上変圧器の柱上変圧器用ケースCの要部断面図を示し、柱上変圧器用ケースCは、上記した従来の柱上変圧器用ケースと同様、開口端縁部が外方側に湾曲してなる湾曲フック状部1に形成された変圧器ケース本体2と、この変圧器ケース本体2の開口部3を塞ぐ蓋部材4とを備える。そして、蓋部材4は、上壁5と、この上壁5の周縁部から垂下される周壁6とを有する。この場合、蓋部材4の上壁5は、上方側に膨出した本体部8と、上記図3に示した従来のケース54の締付部材55と同様の締付部材20の押圧部21にて押圧される平板部7とからなり、この平板部7と変圧器ケース本体2の湾曲フック状部1との間に、柱上変圧器用シールSが介装される。
【0019】
柱上変圧器用シールSはリング体であって、例えば、硬度が50°〜70°のNBR(ニトリルゴム)が使用される。そして、柱上変圧器用シールSは、図1と図2に示すように、その内周面10と下面11とのコーナ部に断面形状が略四半円状の嵌合凹部12が設けられている。この場合、嵌合凹部12の曲面状の嵌合内面13の曲率半径が、湾曲フック状部1の外面(上端面)9の曲率半径と略同一に設定される。
【0020】
また、嵌合凹部12の嵌合内面13の下端部には第1突部14が設けられ、嵌合凹部12の嵌合内面13の内径側の端部には第2突部15が設けられている。そして、嵌合凹部12に湾曲フック状部1が嵌合された状態では、第1突部14は、湾曲フック状部1の下方を向く先端縁1aに相対面して、このシールSのケース軸心方向の抜けを防止する。また、第2突部15は、内周側から湾曲フック状部1を受けてケース外周方向への抜けを防止する。すなわち、嵌合した状態にて、シールSがケース軸心方向に押上られたとしても、第1突部14が湾曲フック状部1の先端縁1aに係止して、その抜けが規制される。また、シールSに対して外径方向への押圧力が作用しても、第2突部14が湾曲フック状部1の内径側に係止して、その抜けが規制される。さらに、このシールSの上面16は、蓋部材5の平面部7の下面(内面)17を受ける平坦面とされている。また、シールSは、その外径寸法Dが上記蓋部材4の周壁6の内径寸法よりも小さく設定され、その外周面19が蓋部材4の周壁6の内周面18に相対面している。なお、シールSの内径寸法dが変圧器ケース本体2の内径寸法と略同一に設定される。
【0021】
次に、上記のように構成される柱上変圧器用ケースCにおいて、変圧器ケース本体2に蓋部材4を装着する方法を説明する。まず、変圧器ケース本体2の開口端部の湾曲フック状部1に、シールSの嵌合凹部12を嵌合させる。この際、シールSの弾性を利用して嵌合させることになり、上記突部14、15を有していてもこの嵌合は可能である。そして、嵌合した状態では、嵌合凹部12の曲面状の嵌合内面13に湾曲フック状部1の湾曲した外面9が当接状となって、第1突部14にてケース軸心方向の抜けが防止されると共に、第2突部15にて外径方向の抜けが防止される。このため、シールSは変圧器ケース本体2の開口端部に位置ずれすることなく装着されて、その状態を維持することができる。
【0022】
その後、蓋部材4を、シールSが装着された変圧器ケース本体2に被せる。その際、シールSの上面16に蓋部材4の平板部7が載置される。そして、この状態で、締付部材20の押圧部21にて蓋部材4の平板部7をその上面から押圧するようにして、蓋部材4を変圧器ケース本体2に対して締付ける。これによって、嵌合凹部12に湾曲フック状部1が嵌合した状態で、シールSは、その平坦状の上面16が蓋部材4の内面17に圧接すると共に、その嵌合凹部12の曲面状の嵌合内面13が上記湾曲フック状部1の外面9に圧接し、変圧器ケース本体2は密封される。なお、シールSは、その外径寸法Dが上記蓋部材4の周壁6の内径寸法よりも小さく設定されているので、蓋部材4を変圧器ケース本体2に対して被せ易いと共に、締付けた際に、シールSの上面16に対して蓋部材4の平板部7の内面17を圧接させ易い利点がある。これに対して、シールSの外径寸法Dが大きくて、締付ける前にシールSの外周面19が蓋部材4の周壁6の内周面18に当接していれば、締付けた際に、蓋部材4の平板部7の内面17にてシールSの上面を十分な押圧力で押圧しにくい場合がある。
【0023】
上記柱上変圧器によれば、嵌合凹部12が変圧器ケース本体2の湾曲フック状部1に嵌合するので、上記蓋部材4を変圧器ケース本体2に装着する際、シールSが変圧器ケース本体2から落ちたり、位置ずれを起したりすることがない。特に、第1突部14にてケース軸心方向の抜けを防止することができ、第2突部15にてケース外周方向への抜けを防止することができるので、安定した状態で蓋部材4を変圧器ケース本体2に確実に装着することができる。このため、接着剤等を使用した接着工程を行う必要がなく、蓋部材の組み付け作業性は容易となると共に、作業時間の短縮を達成できる。しかも、シールSは、その平坦状の上面16が蓋部材4の内面17に圧接すると共に、その嵌合凹部12の曲面状の嵌合内面13が湾曲フック状部1の外面9に圧接するので、蓋部材4と変圧器ケース本体2との間において優れたシール機能を発揮する。これによって、変圧器ケース本体2は確実に密封され、このシールSを使用した密封効果を十分に発揮することができる。なお、シールSを上記実施の形態のような硬度を有するNBRから構成すれば、締付部材20にて締付けた際に、シールSは変圧器ケース本体2と蓋部材4とにバランス良く圧接することができる。
【0024】
以上にこの発明の柱上変圧器及び柱上変圧器用シールの具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限られるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、シールに使用する材質として、従来からこの種の柱上変圧器用ケースに使用されるものであればよく、またシールの嵌合凹部12の形状や大きさ等としては、装着される変圧器ケース本体2の形状や大きさ等に応じて変更することができる。
【0025】
【発明の効果】
請求項1の柱上変圧器用シールによれば、変圧器ケース本体の湾曲フック状部が嵌合凹部に嵌合するので、蓋部材を変圧器ケース本体に装着する際、シールが変圧器ケース本体から落ちたり、位置ずれを起したりすることがない。このため、接着剤等を使用した接着工程を行うことなく、安定して変圧器ケース本体側に装着でき、この状態で蓋部材を変圧器ケース本体に装着することができる。これにより、蓋部材の組み付け作業性は容易となると共に、その作業時間の短縮を達成できる。また、シールは、その平坦状の上面が蓋部材の内面に圧接すると共に、その嵌合凹部の曲面状の嵌合内面が湾曲フック状部の外面に圧接するので、このシールをこの種の変圧器に使用すれば、蓋部材と変圧器ケース本体との間において優れたシール機能を発揮することができる。これによって、ケースからの液漏れ(油漏れ)及び外部からの雨水等の侵入を確実に防止することができ、この種の変圧器用として最適なシールとなる。
【0026】
請求項2の柱上変圧用シールによれば、第1突部にて、ケース軸心方向の嵌合凹部からの抜けを防止することができるので、安定した状態で蓋部材を変圧器ケース本体に装着することができる。これにより、蓋部材の組み付け作業性の向上を達成できる。
【0027】
請求項3の柱上変圧器用シールによれば、第1突部は、湾曲フック状部の下方を向く先端縁に相対面するので、ケース軸心方向の嵌合凹部からの抜けを確実に防止することができる。
【0028】
請求項4の柱上変圧器用シールによれば、第2突部にて、ケース外周方向への嵌合凹部からの抜けを防止するので、安定した状態で蓋部材を変圧器ケース本体2に装着することができる。これにより、蓋部材の組み付け作業性の向上を達成できる。
【0029】
請求項5の柱上変圧器用シールによれば、第2突部は、内周側から湾曲フック状部を受けるので、ケース外周方向への嵌合凹部からの抜けを確実に防止することができる。
【0030】
請求項6の柱上変圧器によれば、蓋部材が変圧器ケース本体に装着された状態で、蓋部材と変圧器ケース本体との間を、上記請求項1〜請求項5のいずれかのシールにて密封するので、これらのいずれかのシールが有する効果を有効に発揮することができ、特に、組立作業の容易化を図ることができると共に、確実な密封シール効果を得ることができて高品質の柱上変圧器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の柱上変圧器の実施形態を示す要部断面図である。
【図2】この発明の柱上変圧器用シールの拡大断面図である。
【図3】従来の柱上変圧器の要部断面図である。
【符号の説明】
1 湾曲フック状部
1a 先端縁
2 変圧器ケース本体
3 開口部
4 蓋部材
9 外面
12 嵌合凹部
13 嵌合内面
14 第1突部
15 第2突部
16 上面
17 内面
S 変圧器用シール
【発明の属する技術分野】
この発明は、柱上変圧器用シール及び柱上変圧器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
柱上変圧器は電柱上に配置される変圧器であって、図3に示すように、変圧器ケース本体51と、この変圧器ケース本体51の開口部52を塞ぐ蓋部材53とを有するケース54を備える。そして、蓋部材53を変圧器ケース本体51に装着する場合、締付部材55にて、蓋部材53を変圧器ケース本体51に対して締付けるように取付けていた。
【0003】
すなわち、変圧器ケース本体51はその上方開口部に外方側に湾曲してなる湾曲フック状部56を有し、蓋部材53は、上壁部57と、この上壁部57の外周縁から垂下される周壁58とを有する。そして、蓋部材53を、その周壁58が湾曲フック状部56を外嵌するように被せる。この際、変圧器ケース本体51の湾曲フック状部56と蓋部材53との間に変圧器用シール(ガスケット)Sを介在させる、また、締付部材55は、受け部60と、締付金具61とを有する。すなわち、締付金具61は、蓋部材53の上壁57を押圧する押圧部62と、受け部60の上端縁に係合する係合部59とを有し、このボルト部材63が挿入されている。また、受け部60は、ボルト受金具64を有し、ボルト受金具64に上記ボルト部材63が螺着される。このため、ボルト部材63を螺進させれば、このボルト部材63がボルト受金具64内に侵入して、締付金具61の押圧部62が蓋部材53を変圧器ケース本体51側へ押し付けることになる。これによって、蓋部材53が変圧器ケース本体51に対して締付けられた状態で装着され、その際、シールSが湾曲フック状部56と蓋部材53の上壁57とに圧接して、変圧器ケース本体51は密封される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図3に示す従来の変圧器では、シール(ガスケット)Sは、平板リング体にて構成され、蓋部材53を装着する際に、シールSを湾曲フック状部56と蓋部材53との間に介在させる必要がある。そこで、従来では、シールSを接着剤にて蓋部材53に接着した状態でこの蓋部材53を変圧器ケース本体51に被せていた。そのため、変圧器の組立て作業において、面倒な接着工程を必要としていた。また、シールSを接着する際に位置ずれが生じる場合があり、位置ずれが生じると、シールSが湾曲フック状部56と蓋部材53の上壁57とに正確に圧接せず、このシールSを使用した密封効果を十分に発揮することができないおそれがあった。
【0005】
この発明は上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、シールを所定の位置に配置した状態で蓋部材を変圧器ケース本体に装着できて、優れたシール機能を発揮することができる柱上変圧器、及び柱上変圧器に最適な柱上変圧器用シールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで請求項1の柱上変圧器用シールは、開口端縁部が外方側に湾曲してなる湾曲フック状部1に形成された変圧器ケース本体2と、この変圧器ケース本体2の開口部3を塞ぐ蓋部材4との間を密封する柱上変圧器用シールであって、上記変圧器ケース本体2の湾曲フック状部1が嵌合する嵌合凹部12を有し、この嵌合凹部12に上記湾曲フック状部1が嵌合した状態で、その平坦状の上面16が蓋部材4の内面17に圧接すると共に、その嵌合凹部12の曲面状の嵌合内面13が上記湾曲フック状部1の外面9に圧接することを特徴としている。
【0007】
上記請求項1の柱上変圧器用シールでは、嵌合凹部12に変圧器ケース本体2の湾曲フック状部1が嵌合するので、上記蓋部材4を変圧器ケース本体2に装着する際に、この嵌合状態とすれば、このシールが変圧器ケース本体2から落下したり、位置ずれを起したりすることがない。また、このシールは、その平坦状の上面16が蓋部材4の内面17に圧接すると共に、その嵌合凹部12の曲面状の嵌合内面13が湾曲フック状部1の外面9に圧接するので、上記蓋部材4と変圧器ケース本体2との間において優れたシール機能を発揮することができる。
【0008】
請求項2の柱上変圧器用シールは、上記嵌合凹部12に上記湾曲フック状部1が嵌合した状態で、ケース軸心方向の抜けを防止する第1突部14を有することを特徴としている。
【0009】
上記請求項2の柱上変圧器用シールでは、第1突部14にて、湾曲フック状部1からのケース軸心方向の抜けを防止することができるので、安定した状態で蓋部材4を変圧器ケース本体2に装着することができる。
【0010】
請求項3の柱上変圧器用シールは、上記第1突部14は、嵌合凹部12内に設けられて湾曲フック状部1の下方を向く先端縁1aに相対面することを特徴としている。
【0011】
上記請求項3の柱上変圧器用シールでは、第1突部14は、湾曲フック状部1の下方を向く先端縁1aに相対面するので、ケース軸心方向の抜けを確実に防止することができる。
【0012】
請求項4の柱上変圧器用シールは、上記嵌合凹部12に湾曲フック1が嵌合した状態で、このケース外周方向への抜けを防止する第2突部15を有することを特徴としている。
【0013】
上記請求項4の柱上変圧器用シールでは、第2突部15にて、ケース外周方向への湾曲フック状部1からの抜けを防止するので、安定した状態で蓋部材4を変圧器ケース本体2に装着することができる。
【0014】
請求項5の柱上変圧器用シールは、上記第2突部15は、嵌合凹部12内に設けられて内周側から湾曲フック状部1を受けることを特徴としている。
【0015】
上記請求項5の柱上変圧器用シールでは、第2突部15は、内周側から湾曲フック状部1を受けるので、ケース外周方向への抜けを確実に防止することができる。
【0016】
請求項6の柱上変圧器は、開口端縁部が外方側に湾曲してなる湾曲フック状部1に形成された変圧器ケース本体2と、この変圧器ケース本体2の開口部3を塞ぐ蓋部材4とを有し、上記蓋部材4が変圧器ケース本体2に装着された状態で、蓋部材4と変圧器ケース本体2との間を、上記請求項1〜請求項5のいずれかのシールSにて密封することを特徴としている。
【0017】
上記請求項6の柱上変圧器では、上記蓋部材4が変圧器ケース本体2に装着された状態で、蓋部材4と変圧器ケース本体2との間を、上記請求項1〜請求項5のいずれかのシールSにて密封するので、これらのいずれかのシールSが有する作用効果を有効に発揮することができ、特に、組立作業の容易化を図ることができると共に、確実な密封シール効果を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の柱上変圧器の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、この発明の柱上変圧器の柱上変圧器用ケースCの要部断面図を示し、柱上変圧器用ケースCは、上記した従来の柱上変圧器用ケースと同様、開口端縁部が外方側に湾曲してなる湾曲フック状部1に形成された変圧器ケース本体2と、この変圧器ケース本体2の開口部3を塞ぐ蓋部材4とを備える。そして、蓋部材4は、上壁5と、この上壁5の周縁部から垂下される周壁6とを有する。この場合、蓋部材4の上壁5は、上方側に膨出した本体部8と、上記図3に示した従来のケース54の締付部材55と同様の締付部材20の押圧部21にて押圧される平板部7とからなり、この平板部7と変圧器ケース本体2の湾曲フック状部1との間に、柱上変圧器用シールSが介装される。
【0019】
柱上変圧器用シールSはリング体であって、例えば、硬度が50°〜70°のNBR(ニトリルゴム)が使用される。そして、柱上変圧器用シールSは、図1と図2に示すように、その内周面10と下面11とのコーナ部に断面形状が略四半円状の嵌合凹部12が設けられている。この場合、嵌合凹部12の曲面状の嵌合内面13の曲率半径が、湾曲フック状部1の外面(上端面)9の曲率半径と略同一に設定される。
【0020】
また、嵌合凹部12の嵌合内面13の下端部には第1突部14が設けられ、嵌合凹部12の嵌合内面13の内径側の端部には第2突部15が設けられている。そして、嵌合凹部12に湾曲フック状部1が嵌合された状態では、第1突部14は、湾曲フック状部1の下方を向く先端縁1aに相対面して、このシールSのケース軸心方向の抜けを防止する。また、第2突部15は、内周側から湾曲フック状部1を受けてケース外周方向への抜けを防止する。すなわち、嵌合した状態にて、シールSがケース軸心方向に押上られたとしても、第1突部14が湾曲フック状部1の先端縁1aに係止して、その抜けが規制される。また、シールSに対して外径方向への押圧力が作用しても、第2突部14が湾曲フック状部1の内径側に係止して、その抜けが規制される。さらに、このシールSの上面16は、蓋部材5の平面部7の下面(内面)17を受ける平坦面とされている。また、シールSは、その外径寸法Dが上記蓋部材4の周壁6の内径寸法よりも小さく設定され、その外周面19が蓋部材4の周壁6の内周面18に相対面している。なお、シールSの内径寸法dが変圧器ケース本体2の内径寸法と略同一に設定される。
【0021】
次に、上記のように構成される柱上変圧器用ケースCにおいて、変圧器ケース本体2に蓋部材4を装着する方法を説明する。まず、変圧器ケース本体2の開口端部の湾曲フック状部1に、シールSの嵌合凹部12を嵌合させる。この際、シールSの弾性を利用して嵌合させることになり、上記突部14、15を有していてもこの嵌合は可能である。そして、嵌合した状態では、嵌合凹部12の曲面状の嵌合内面13に湾曲フック状部1の湾曲した外面9が当接状となって、第1突部14にてケース軸心方向の抜けが防止されると共に、第2突部15にて外径方向の抜けが防止される。このため、シールSは変圧器ケース本体2の開口端部に位置ずれすることなく装着されて、その状態を維持することができる。
【0022】
その後、蓋部材4を、シールSが装着された変圧器ケース本体2に被せる。その際、シールSの上面16に蓋部材4の平板部7が載置される。そして、この状態で、締付部材20の押圧部21にて蓋部材4の平板部7をその上面から押圧するようにして、蓋部材4を変圧器ケース本体2に対して締付ける。これによって、嵌合凹部12に湾曲フック状部1が嵌合した状態で、シールSは、その平坦状の上面16が蓋部材4の内面17に圧接すると共に、その嵌合凹部12の曲面状の嵌合内面13が上記湾曲フック状部1の外面9に圧接し、変圧器ケース本体2は密封される。なお、シールSは、その外径寸法Dが上記蓋部材4の周壁6の内径寸法よりも小さく設定されているので、蓋部材4を変圧器ケース本体2に対して被せ易いと共に、締付けた際に、シールSの上面16に対して蓋部材4の平板部7の内面17を圧接させ易い利点がある。これに対して、シールSの外径寸法Dが大きくて、締付ける前にシールSの外周面19が蓋部材4の周壁6の内周面18に当接していれば、締付けた際に、蓋部材4の平板部7の内面17にてシールSの上面を十分な押圧力で押圧しにくい場合がある。
【0023】
上記柱上変圧器によれば、嵌合凹部12が変圧器ケース本体2の湾曲フック状部1に嵌合するので、上記蓋部材4を変圧器ケース本体2に装着する際、シールSが変圧器ケース本体2から落ちたり、位置ずれを起したりすることがない。特に、第1突部14にてケース軸心方向の抜けを防止することができ、第2突部15にてケース外周方向への抜けを防止することができるので、安定した状態で蓋部材4を変圧器ケース本体2に確実に装着することができる。このため、接着剤等を使用した接着工程を行う必要がなく、蓋部材の組み付け作業性は容易となると共に、作業時間の短縮を達成できる。しかも、シールSは、その平坦状の上面16が蓋部材4の内面17に圧接すると共に、その嵌合凹部12の曲面状の嵌合内面13が湾曲フック状部1の外面9に圧接するので、蓋部材4と変圧器ケース本体2との間において優れたシール機能を発揮する。これによって、変圧器ケース本体2は確実に密封され、このシールSを使用した密封効果を十分に発揮することができる。なお、シールSを上記実施の形態のような硬度を有するNBRから構成すれば、締付部材20にて締付けた際に、シールSは変圧器ケース本体2と蓋部材4とにバランス良く圧接することができる。
【0024】
以上にこの発明の柱上変圧器及び柱上変圧器用シールの具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限られるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、シールに使用する材質として、従来からこの種の柱上変圧器用ケースに使用されるものであればよく、またシールの嵌合凹部12の形状や大きさ等としては、装着される変圧器ケース本体2の形状や大きさ等に応じて変更することができる。
【0025】
【発明の効果】
請求項1の柱上変圧器用シールによれば、変圧器ケース本体の湾曲フック状部が嵌合凹部に嵌合するので、蓋部材を変圧器ケース本体に装着する際、シールが変圧器ケース本体から落ちたり、位置ずれを起したりすることがない。このため、接着剤等を使用した接着工程を行うことなく、安定して変圧器ケース本体側に装着でき、この状態で蓋部材を変圧器ケース本体に装着することができる。これにより、蓋部材の組み付け作業性は容易となると共に、その作業時間の短縮を達成できる。また、シールは、その平坦状の上面が蓋部材の内面に圧接すると共に、その嵌合凹部の曲面状の嵌合内面が湾曲フック状部の外面に圧接するので、このシールをこの種の変圧器に使用すれば、蓋部材と変圧器ケース本体との間において優れたシール機能を発揮することができる。これによって、ケースからの液漏れ(油漏れ)及び外部からの雨水等の侵入を確実に防止することができ、この種の変圧器用として最適なシールとなる。
【0026】
請求項2の柱上変圧用シールによれば、第1突部にて、ケース軸心方向の嵌合凹部からの抜けを防止することができるので、安定した状態で蓋部材を変圧器ケース本体に装着することができる。これにより、蓋部材の組み付け作業性の向上を達成できる。
【0027】
請求項3の柱上変圧器用シールによれば、第1突部は、湾曲フック状部の下方を向く先端縁に相対面するので、ケース軸心方向の嵌合凹部からの抜けを確実に防止することができる。
【0028】
請求項4の柱上変圧器用シールによれば、第2突部にて、ケース外周方向への嵌合凹部からの抜けを防止するので、安定した状態で蓋部材を変圧器ケース本体2に装着することができる。これにより、蓋部材の組み付け作業性の向上を達成できる。
【0029】
請求項5の柱上変圧器用シールによれば、第2突部は、内周側から湾曲フック状部を受けるので、ケース外周方向への嵌合凹部からの抜けを確実に防止することができる。
【0030】
請求項6の柱上変圧器によれば、蓋部材が変圧器ケース本体に装着された状態で、蓋部材と変圧器ケース本体との間を、上記請求項1〜請求項5のいずれかのシールにて密封するので、これらのいずれかのシールが有する効果を有効に発揮することができ、特に、組立作業の容易化を図ることができると共に、確実な密封シール効果を得ることができて高品質の柱上変圧器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の柱上変圧器の実施形態を示す要部断面図である。
【図2】この発明の柱上変圧器用シールの拡大断面図である。
【図3】従来の柱上変圧器の要部断面図である。
【符号の説明】
1 湾曲フック状部
1a 先端縁
2 変圧器ケース本体
3 開口部
4 蓋部材
9 外面
12 嵌合凹部
13 嵌合内面
14 第1突部
15 第2突部
16 上面
17 内面
S 変圧器用シール
Claims (6)
- 開口端縁部が外方側に湾曲してなる湾曲フック状部(1)に形成された変圧器ケース本体(2)と、この変圧器ケース本体(2)の開口部(3)を塞ぐ蓋部材(4)との間を密封する柱上変圧器用シールであって、上記変圧器ケース本体(2)の湾曲フック状部(1)が嵌合する嵌合凹部(12)を有し、この嵌合凹部(12)に上記湾曲フック状部(1)が嵌合した状態で、その平坦状の上面(16)が蓋部材(4)の内面(17)に圧接すると共に、その嵌合凹部(12)の曲面状の嵌合内面(13)が上記湾曲フック状部(1)の外面(9)に圧接することを特徴とする柱上変圧器用シール。
- 上記嵌合凹部(12)に上記湾曲フック状部(1)が嵌合した状態で、ケース軸心方向の抜けを防止する第1突部(14)を有することを特徴とする請求項1の柱上変圧器シール。
- 上記第1突部(14)は、嵌合凹部(12)内に設けられて湾曲フック状部(1)の下方を向く先端縁(1a)に相対面することを特徴とする請求項2の柱上変圧器用シール。
- 上記嵌合凹部(12)に湾曲フック状部(1)が嵌合した状態で、このケース外周方向への抜けを防止する第2突部(15)を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの柱上変圧器用シール。
- 上記第2突部(15)は、嵌合凹部(12)内に設けられて内周側から湾曲フック状部(1)を受けることを特徴とする請求項4の柱上変圧器用シール。
- 開口端縁部が外方側に湾曲してなる湾曲フック状部(1)に形成された変圧器ケース本体(2)と、この変圧器ケース本体(2)の開口部(3)を塞ぐ蓋部材(4)とを有し、上記蓋部材(4)が変圧器ケース本体(2)に装着された状態で、蓋部材(4)と変圧器ケース本体(2)との間を、上記請求項1〜請求項5のいずれかのシール(S)にて密封することを特徴とする柱上変圧器。
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JP2003073102A JP2004281852A (ja) | 2003-03-18 | 2003-03-18 | 柱上変圧器用シール及び柱上変圧器 |
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Cited By (3)
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JP2018078131A (ja) * | 2016-11-07 | 2018-05-17 | 株式会社日立産機システム | 静止誘導機器 |
KR102646867B1 (ko) * | 2023-10-30 | 2024-03-12 | (주)성원기업 | 변압기 케이스와 변압기 커버의 조립구조 |
KR102677720B1 (ko) * | 2024-05-28 | 2024-06-24 | 주식회사 다온이엔지 | 조립 및 기밀 성능이 개선된 변압기 외함 |
-
2003
- 2003-03-18 JP JP2003073102A patent/JP2004281852A/ja active Pending
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