JP4161242B2 - 浄水器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浄水器とくに家庭用など小型の浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、小型の浄水器は、遊離塩素や臭気物質、微細懸濁物を除去するフイルタをカセットにして密閉容器内に収納したものがある(特開平11-47730)。この容器は、図3にその一部を示すように、下部タンクと上部タンクとに分割し、それぞれ薄い金属板をプレス成型して構成されている。下部タンク1と上部タンク2(蓋)に分割し、フイルタ3を収納した下部タンク1のフランジ11に、金属パッキング41を介挿して上部タンク2のフランジ21をかぶせ、複数個の締め付けネジ5で締め付け固定させるようにしている。そうすると、内周部の弾性体42が上下タンクの湾曲部に密着してシールがとれる。12、22はフランジ部に溶着させた補強リング、13、23はフランジ内側の湾曲部である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、下部タンク1および上部タンク2は、薄い金属板を深絞り加工によってプレス成型しているので、タンクとパッキングとの中心位置がずれていると、パッキングの弾性体82がタンクのコーナ部に接触せず確実なシールができない場合がある。
また、タンク内部の圧力が変化した場合、タンクのフランジ面性状によりパッキングがタンクの中心方向に引っ張られて位置ずれが発生し、タンクコーナ部とパッキングの弾性体とが接触せず確実なシールが出来ない場合がある。このため、ずれ防止策として切削加工によりフランジ面を均一にしたり、固定用のねじ本数を増加したりしていた。
そこで、本発明は確実なシールができ、組立時の位置決めが容易でかつ、フランジ面の切削加工やねじ本数の増加などずれ防止策のいらない安価な浄水器を提供することを目的とする。
【0004】
上記問題を解決するため、本発明は、薄い金属板の絞りでプレス成型した下部タンクと上部タンクをフランジ面で結合する際、このフランジ面相互間にゴム製のパッキングを介挿させて密閉した密閉容器をそなえた浄水器において、
前記ゴム製のパッキングは、フランジ面に密着する平板部と、内周縁の上下両側面に膨出し前記タンクを密閉する弾性部と、外周縁の上下側面の少なくとも一方に伸延した位置合わせをするためのガイド部を一体に構成したものからなり、前記下部タンクと上部タンクのフランジ面相互間に前記ゴム製パッキングを介挿して締め付けたときに、両側のフランジ面内側の湾曲部に前記弾性部が圧接されるようにしたことを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例について図に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明のパッキングを用いた浄水器の構成を示す側断面図、図2は要部の部分拡大側断面図である。図において、1は下部タンク、2は上部タンク、11、21はフランジ、12、22は補強リング、13、23は湾曲部、3はタンク内に収納されたフイルタ、4はゴム製のパッキング、41はゴム製のパッキングの平板部、42は弾性部、43はガイド部、5は締め付けネジ、6は水道水などを供給する給水口、7は浄化された水を排出する排水口である。
下部タンク1および上部タンク2は、薄鋼板を深絞り加工でプレス成型されており、各タンクは、開口部の周囲にフランジ11,21を形成し、このフランジの内側に湾曲部13、23が設けられている。
ゴム製のパッキング4は、タンクの内径より僅かに大きい内径の平板部41と、内周縁に固着させ両側面に膨出させた弾性部42と、外周縁から下部タンク1側に伸延したガイド部43を一体にして構成している。ガイド部43の内径は、フランジの外形より僅かに小さくしてある。
【0006】
フイルタ3を収納した下部タンク1のフランジ11に、ゴム製のパッキング4の平板部41を載置すると、ゴム製のパッキング4の弾性部42の下側に膨出した部分が、下部タンク1の湾曲部13に当接する。この平板部41の上に上部タンク2のフランジ21を重ねてガイド部43で位置決めする。つぎに締め付けネジ5で締め付けると、上部タンク2のフランジ21がゴム製のパッキング4の平板部41を挟んで前記フランジ11に結合されるとともに、湾曲部23がシールパッキング8に固着した弾性部42の上側に膨出した部分に押し付けられ、前記下側の弾性部も湾曲部13に押し付けて、弾性部42が両方の湾曲部13、23に圧接し、この湾曲部13、23相互の空間内で圧縮されてシールが行われる。したがって、、フランジ11、21間にはゴム製のパッキング4の平板部41だけが挿入され、内側の湾曲部で弾性部42によってシールされる。
また、ガイド部43を設けているので、タンク内部の圧力が減少してパッキング4が中心方向に引っ張られた場合でもガイド部43により固定されるので、位置ずれすることがない。
なお、弾性部42の形状は、図示の実施例に限られず、中空やヘラ状断面などにすることもできる。また、ゴム製のパッキング4の平板部41の両側に焼き付けや接着などにより別個に固着させてもよいが、両側を連続させて金属板パッキングの内径縁から挿入するようにして固着させれば取り付けが簡単になる。
【0007】
【発明の効果】
このように本発明は、下部タンクと上部タンクのフランジ面に平板状の基部と、内周縁の上下両側面に膨出しタンクを密閉する弾性部とを一体に構成したゴム製のパッキングを用いてフランジ内側に形成された湾曲部に弾性体を圧接させてシールするようにしてあるので、浄水器の密閉容器の確実なシールができる。
また、ゴム製のパッキングの外周縁にガイド部を設けたので、組立時の位置決めが容易になり、さらにフランジ面の切削加工やねじ本数の増加などずれ防止策を施す必要がなく浄水器のコストを安価にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側断面図である。
【図2】本発明の要部の拡大断面図である。
【図3】従来の例を示す要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 下部タンク 5 締め付けネジ
2 上部タンク 6 給水口
11、21 フランジ 7 排水口
12、22 補強リング
13、23 湾曲部
3 フイルタ
4 ゴム製のパッキング
41 パッキングの平板部
42 パッキングの弾性部
43 パッキングのガイド部
Claims (1)
- 薄い金属板の絞りでプレス成型した下部タンクと上部タンクをフランジ面で結合する際、このフランジ面相互間にゴム製のパッキングを介挿させて密閉した密閉容器をそなえた浄水器において、
前記ゴム製のパッキングは、フランジ面に密着する平板部と、内周縁の上下両側面に膨出し前記タンクを密閉する弾性部と、外周縁の上下側面の少なくとも一方に伸延した位置合わせをするためのガイド部を一体に構成したものからなり、前記下部タンクと上部タンクのフランジ面相互間に前記ゴム製パッキングを介挿して締め付けたときに、両側のフランジ面内側の湾曲部に前記弾性部が圧接されるようにしたことを特徴とする浄水器。
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JP17032799A JP4161242B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP17032799A JP4161242B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 浄水器 |
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Family Applications (1)
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