JPH07339A - 食器洗い機 - Google Patents
食器洗い機Info
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- JPH07339A JPH07339A JP14392893A JP14392893A JPH07339A JP H07339 A JPH07339 A JP H07339A JP 14392893 A JP14392893 A JP 14392893A JP 14392893 A JP14392893 A JP 14392893A JP H07339 A JPH07339 A JP H07339A
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- JP
- Japan
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- drying
- drying operation
- temperature
- storage tank
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 食器収納槽の容積や収納食器の量の違いに対
応できる制御装置を得ることにより、性能向上や部品点
数を削減して生産性の向上とコスト低減を図る。 【構成】 制御装置26におけるマイクロコンピュータ
26aは、温水すすぎに後続した乾燥行程実行時に温度
センサー25から得られる検知信号を参照して乾燥運転
開始後の温度変化の極小点を監視し、この極小点までの
乾燥運転所要時間長に応じてその後の乾燥運転条件を制
御することにより食器収納槽の容積や収納食器の量の違
いに対応できる制御装置とした。
応できる制御装置を得ることにより、性能向上や部品点
数を削減して生産性の向上とコスト低減を図る。 【構成】 制御装置26におけるマイクロコンピュータ
26aは、温水すすぎに後続した乾燥行程実行時に温度
センサー25から得られる検知信号を参照して乾燥運転
開始後の温度変化の極小点を監視し、この極小点までの
乾燥運転所要時間長に応じてその後の乾燥運転条件を制
御することにより食器収納槽の容積や収納食器の量の違
いに対応できる制御装置とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食器洗い機に係り、さら
に詳しくは、食器収納槽の容積や食器の量に応じてた乾
燥運転制御条件を自動的に設定して乾燥運転制御を実行
する制御装置に関する。
に詳しくは、食器収納槽の容積や食器の量に応じてた乾
燥運転制御条件を自動的に設定して乾燥運転制御を実行
する制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】食器洗い機の乾燥行程では、一般には、
食器収納槽の容積や収納される食器の量の違いにより温
風排気経路内の温度特性、すなわち、食器収納槽内の加
熱温度特性が異なってくる。このため、食器収納槽の容
積や収納食器の量に応じた運転制御特性をもった制御装
置が必要となる。
食器収納槽の容積や収納される食器の量の違いにより温
風排気経路内の温度特性、すなわち、食器収納槽内の加
熱温度特性が異なってくる。このため、食器収納槽の容
積や収納食器の量に応じた運転制御特性をもった制御装
置が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
食器収納槽の容積が異なる複数種類の食器洗い機を生産
しようとすると、機種毎に専用の制御装置を装備しなけ
ればならず、部品点数が多くなって部品管理が面倒にな
ると共に誤組付けが発生する問題があり、生産性が低下
すると共にコスト低減の障害になる問題がある。
食器収納槽の容積が異なる複数種類の食器洗い機を生産
しようとすると、機種毎に専用の制御装置を装備しなけ
ればならず、部品点数が多くなって部品管理が面倒にな
ると共に誤組付けが発生する問題があり、生産性が低下
すると共にコスト低減の障害になる問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、食器収納槽の容
積や収納される食器の量に応じて好適な乾燥運転制御を
実行することができ、複数種類の食器洗い機に対して共
通に使用することができる制御装置を得ることにより、
性能の向上や部品点数を削減して生産性の向上とコスト
低減を図ることにある。
積や収納される食器の量に応じて好適な乾燥運転制御を
実行することができ、複数種類の食器洗い機に対して共
通に使用することができる制御装置を得ることにより、
性能の向上や部品点数を削減して生産性の向上とコスト
低減を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、食器収納槽
と、食器洗浄用の加圧水供給手段と、ヒーターと、送風
手段と、乾燥時の食器収納槽内または温風排気経路の温
度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段から得
られる検知信号を参照しながら前記加圧水供給手段とヒ
ーターと送風手段を制御して食器の洗浄,冷水すすぎ,
温水すすぎ及び乾燥の各行程を実行する制御手段とを備
えた食器洗い機において、前記制御装置は、温水すすぎ
に後続した乾燥行程実行時に前記温度検知手段から得ら
れる検知信号を参照して乾燥運転開始後の温度変化の極
小点を検知する極小点検知手段と、この極小点までの乾
燥運転所要時間を計時するタイマーと、この極小点まで
の所要時間長に応じてその後の乾燥運転を制御する乾燥
運転可変制御手段とを備えたことを特徴とし、或いは、
前記制御装置はマイクロコンピュータを備え、このマイ
クロコンピュータによって、温水すすぎに後続した乾燥
行程実行時に前記温度検知手段から得られる検知信号を
参照して乾燥運転開始後の温度変化の極小点を検知し、
この極小点までの乾燥運転所要時間を計時し、この極小
点までの所要時間長に応じてその後の乾燥運転を制御す
ることを特徴とする。
と、食器洗浄用の加圧水供給手段と、ヒーターと、送風
手段と、乾燥時の食器収納槽内または温風排気経路の温
度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段から得
られる検知信号を参照しながら前記加圧水供給手段とヒ
ーターと送風手段を制御して食器の洗浄,冷水すすぎ,
温水すすぎ及び乾燥の各行程を実行する制御手段とを備
えた食器洗い機において、前記制御装置は、温水すすぎ
に後続した乾燥行程実行時に前記温度検知手段から得ら
れる検知信号を参照して乾燥運転開始後の温度変化の極
小点を検知する極小点検知手段と、この極小点までの乾
燥運転所要時間を計時するタイマーと、この極小点まで
の所要時間長に応じてその後の乾燥運転を制御する乾燥
運転可変制御手段とを備えたことを特徴とし、或いは、
前記制御装置はマイクロコンピュータを備え、このマイ
クロコンピュータによって、温水すすぎに後続した乾燥
行程実行時に前記温度検知手段から得られる検知信号を
参照して乾燥運転開始後の温度変化の極小点を検知し、
この極小点までの乾燥運転所要時間を計時し、この極小
点までの所要時間長に応じてその後の乾燥運転を制御す
ることを特徴とする。
【0006】
【作用】温水すすぎ行程終了時に所定温度に達している
食器収納槽や収納用かご等が保有する熱エネルギーが、
乾燥運転開始後に水滴の蒸発や送風によって機外へ放出
され、ヒーター温度の立上りによって少し遅れて風温が
上昇して熱エネルギーが食器収納槽へ供給されるため、
熱エネルギーの放出と供給のバランス関係によってある
時間経過後に食器収納槽内の温度が上昇するようにな
り、この境目が極小点になる。この極小点は蒸発熱を奪
ってある一定の湿度状態となる点であり、この極小点ま
での所要時間長は食器収納槽の容積及びこれに収納され
る食器の量に相応して異なる。
食器収納槽や収納用かご等が保有する熱エネルギーが、
乾燥運転開始後に水滴の蒸発や送風によって機外へ放出
され、ヒーター温度の立上りによって少し遅れて風温が
上昇して熱エネルギーが食器収納槽へ供給されるため、
熱エネルギーの放出と供給のバランス関係によってある
時間経過後に食器収納槽内の温度が上昇するようにな
り、この境目が極小点になる。この極小点は蒸発熱を奪
ってある一定の湿度状態となる点であり、この極小点ま
での所要時間長は食器収納槽の容積及びこれに収納され
る食器の量に相応して異なる。
【0007】従って、この所要時間長に応じてその後の
乾燥運転を制御するような制御装置にすれば、食器収納
量が異なったり食器収納槽の容積が異なる複数機種に共
通に使用した場合でも好適な乾燥運転制御を実行するこ
とができる。
乾燥運転を制御するような制御装置にすれば、食器収納
量が異なったり食器収納槽の容積が異なる複数機種に共
通に使用した場合でも好適な乾燥運転制御を実行するこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0009】図2〜図4において、食器洗い機1は、箱
型の外枠2内に食器収納槽3を配置し、その前面開口部
にドア4を設けている。
型の外枠2内に食器収納槽3を配置し、その前面開口部
にドア4を設けている。
【0010】食器収納槽3内の側壁下部には段部3aが
設けられ、この段部3aに食器収納用下かご5が着脱自
在に配置されている。また、この食器収納槽3内の側壁
上部には前後方向に移動するレール6が取付けられ、こ
のレール6に食器収納用上かご7が嵌め込まれて前後方
向に出し入れ自在に支持される。
設けられ、この段部3aに食器収納用下かご5が着脱自
在に配置されている。また、この食器収納槽3内の側壁
上部には前後方向に移動するレール6が取付けられ、こ
のレール6に食器収納用上かご7が嵌め込まれて前後方
向に出し入れ自在に支持される。
【0011】食器収納槽3の下方には、図3に示すよう
にポンプモータ9で駆動される給水ポンプ8及び排水ポ
ンプ18が配置され、更に、図4に示すように送風ユニ
ット19が配置される。
にポンプモータ9で駆動される給水ポンプ8及び排水ポ
ンプ18が配置され、更に、図4に示すように送風ユニ
ット19が配置される。
【0012】また、図4に示すように、送風ダクト24
に連通するヒーター12aは食器収納槽3の下方に配置
され、ヒーター12bは食器収納槽3の背面に配置さ
れ、これらのヒーター12a,12bを包むようにヒー
ターカバー13a,13bが配置される。
に連通するヒーター12aは食器収納槽3の下方に配置
され、ヒーター12bは食器収納槽3の背面に配置さ
れ、これらのヒーター12a,12bを包むようにヒー
ターカバー13a,13bが配置される。
【0013】食器収納用下かご5の真下にはその中央部
を支点として回動する下アームノズル10が配置され、
この下アームノズル10の上面には複数個の小孔10a
が設けられる。また、食器収納用下かご5には、前記給
水ポンプ8によって給水された洗浄水を上アームノズル
11に中継するベンチュリー管11bが配置される。そ
して、食器収納用上かご7の真下にはその中央部を支点
として回動する前記上アームノズル11が配置され、こ
の上アームノズル11の上面には複数個の小孔11aが
設けられている。
を支点として回動する下アームノズル10が配置され、
この下アームノズル10の上面には複数個の小孔10a
が設けられる。また、食器収納用下かご5には、前記給
水ポンプ8によって給水された洗浄水を上アームノズル
11に中継するベンチュリー管11bが配置される。そ
して、食器収納用上かご7の真下にはその中央部を支点
として回動する前記上アームノズル11が配置され、こ
の上アームノズル11の上面には複数個の小孔11aが
設けられている。
【0014】また、食器収納槽3の背面には電磁給水弁
14が配置され、上方には排気ダクト15が配置され、
この排気ダクト15は排気口16に連結されている。
14が配置され、上方には排気ダクト15が配置され、
この排気ダクト15は排気口16に連結されている。
【0015】排気ダクト15内に露出するように設置さ
れて排気温度を検知する温度センサー25は、図5に示
すように、気密性を兼ねた弾性体25aを介して排気口
カバー16aに嵌め込まれ、押え金具16bで押えるよ
うに取付けられる。なお、この温度センサー25は食器
収納槽3内の温度を検知するためのものであるので、食
器収納槽3の壁面から槽内に露出するように設けること
もできる。
れて排気温度を検知する温度センサー25は、図5に示
すように、気密性を兼ねた弾性体25aを介して排気口
カバー16aに嵌め込まれ、押え金具16bで押えるよ
うに取付けられる。なお、この温度センサー25は食器
収納槽3内の温度を検知するためのものであるので、食
器収納槽3の壁面から槽内に露出するように設けること
もできる。
【0016】そしてドア4の上方には、コントロールパ
ネル17及び制御装置26が配置される。
ネル17及び制御装置26が配置される。
【0017】ここで、この食器洗い機1の洗浄,冷水す
すぎ,温水すすぎ及び乾燥行程における動作について説
明する。
すぎ,温水すすぎ及び乾燥行程における動作について説
明する。
【0018】まず、洗浄行程では、電磁給水弁14に通
電して食器収納槽3に洗浄水を給水すると共に洗剤を投
入し、ヒーター12a,12bに通電した状態でポンプ
モータ9に通電して給水ポンプ8を運転することにより
食器収納槽3の底部に形成された水溜め部21から水を
吸い込み、ポンプ吐出口22から下アームノズル10内
に給水すると共にベンチュリー管11bにも圧力水を供
給して上アームノズル11内にも給水する。
電して食器収納槽3に洗浄水を給水すると共に洗剤を投
入し、ヒーター12a,12bに通電した状態でポンプ
モータ9に通電して給水ポンプ8を運転することにより
食器収納槽3の底部に形成された水溜め部21から水を
吸い込み、ポンプ吐出口22から下アームノズル10内
に給水すると共にベンチュリー管11bにも圧力水を供
給して上アームノズル11内にも給水する。
【0019】この結果、下アームノズル10の小孔10
aから食器収納用下かご5内の食器に向けて圧力水が噴
射し、また、上アームノズル11の小孔11aから食器
収納用上かご7内の食器に向けて圧力水が噴射すること
により、これらの食器に付着している汚れを剥離及び分
散させる。なお、このとき、下アームノズル10及び上
アームノズル11は自転させてこの下アームノズル10
及び上アームノズル11からの圧力水が食器収納槽3内
の全域にわたってむらなく噴射するようにする。このよ
うな洗浄を一定時間行った後にポンプモータ9及びヒー
ター12a,12bへの通電を停止して洗浄動作を終了
させ、排水ポンプ18に通電して食器収納槽3内の洗浄
水を機外に排出する。
aから食器収納用下かご5内の食器に向けて圧力水が噴
射し、また、上アームノズル11の小孔11aから食器
収納用上かご7内の食器に向けて圧力水が噴射すること
により、これらの食器に付着している汚れを剥離及び分
散させる。なお、このとき、下アームノズル10及び上
アームノズル11は自転させてこの下アームノズル10
及び上アームノズル11からの圧力水が食器収納槽3内
の全域にわたってむらなく噴射するようにする。このよ
うな洗浄を一定時間行った後にポンプモータ9及びヒー
ター12a,12bへの通電を停止して洗浄動作を終了
させ、排水ポンプ18に通電して食器収納槽3内の洗浄
水を機外に排出する。
【0020】次のすすぎ行程では、前記洗浄行程と同様
に給水,圧力水の噴射及び排水動作を複数回繰り返して
行う。なお、このとき、温水すすぎとするにはヒーター
12a,12bへ通電する。
に給水,圧力水の噴射及び排水動作を複数回繰り返して
行う。なお、このとき、温水すすぎとするにはヒーター
12a,12bへ通電する。
【0021】最後の乾燥行程では、送風ユニット19を
運転して食器収納槽2内に送風する。このとき、一定時
間の間はヒーター12a,12bへの通電をオン・オフ
して温風送風とすることにより、食器収納槽3内に付着
している水滴,残水及び食器収納用下かご5や食器収納
用上かご7内に収納されている食器に付着した水滴を蒸
気に変えて排気ダクト15及び排気口16を介して機外
に排出し、この乾燥動作を一定時間行って運転を終了す
る。
運転して食器収納槽2内に送風する。このとき、一定時
間の間はヒーター12a,12bへの通電をオン・オフ
して温風送風とすることにより、食器収納槽3内に付着
している水滴,残水及び食器収納用下かご5や食器収納
用上かご7内に収納されている食器に付着した水滴を蒸
気に変えて排気ダクト15及び排気口16を介して機外
に排出し、この乾燥動作を一定時間行って運転を終了す
る。
【0022】この温水すすぎ行程に後続する乾燥行程に
おける排気ダクト15内の排気温度変化特性、すなわち
食器収納槽3内の温度変化特性を図7に示す。
おける排気ダクト15内の排気温度変化特性、すなわち
食器収納槽3内の温度変化特性を図7に示す。
【0023】温水すすぎ行程に後続する乾燥行程におけ
る温度変化の極小点は、温水すすぎ行程終了時に所定の
温度に上昇している食器収納槽3や食器収納用かご5,
7等が保有する熱エネルギーが乾燥運転中に水滴の蒸発
と送風によって機外へ放出され、乾燥運転開始後に立上
がるヒータ温度に少し遅れて上昇する温風による熱エネ
ルギーが食器収納槽3内へ供給されるため、この放出と
供給のバランス関係によって、食器収納槽3内の温度が
ある時間経過までは低下し、その後に上昇することによ
って発生する。この極小点は、蒸発熱を奪ってある一定
の湿度状態となったときに起こるため、極小点までの所
要時間長は食器収納槽3の容積の大小に相応して変化す
る。
る温度変化の極小点は、温水すすぎ行程終了時に所定の
温度に上昇している食器収納槽3や食器収納用かご5,
7等が保有する熱エネルギーが乾燥運転中に水滴の蒸発
と送風によって機外へ放出され、乾燥運転開始後に立上
がるヒータ温度に少し遅れて上昇する温風による熱エネ
ルギーが食器収納槽3内へ供給されるため、この放出と
供給のバランス関係によって、食器収納槽3内の温度が
ある時間経過までは低下し、その後に上昇することによ
って発生する。この極小点は、蒸発熱を奪ってある一定
の湿度状態となったときに起こるため、極小点までの所
要時間長は食器収納槽3の容積の大小に相応して変化す
る。
【0024】本発明は、このように温度変化の極小点が
食器収納槽3の容積に相応した乾燥所要時間で発生する
ことに着目し、制御装置26によりこの所要時間長を監
視してその後の乾燥運転制御条件を設定するものであ
る。
食器収納槽3の容積に相応した乾燥所要時間で発生する
ことに着目し、制御装置26によりこの所要時間長を監
視してその後の乾燥運転制御条件を設定するものであ
る。
【0025】すなわちこの極小点は、図7に示すよう
に、容積の小さい食器収納槽3では早期に発生し、容積
の大きい食器収納槽3では遅れて発生する。また、温度
特性曲線Aのように徐々に低下して極小点が発生しない
状態も発生する。この実施例における制御装置26は、
温水すすぎ行程に後続する乾燥行程において極小点が発
生するまでの所要時間長を4つの範囲に区画して監視
し、その所要時間長によって食器収納槽3の容積を小,
中,大及びそれ以上と判別するようにしている。そし
て、その後の乾燥運転の制御条件を図8に示した制御テ
ーブルのように設定している。
に、容積の小さい食器収納槽3では早期に発生し、容積
の大きい食器収納槽3では遅れて発生する。また、温度
特性曲線Aのように徐々に低下して極小点が発生しない
状態も発生する。この実施例における制御装置26は、
温水すすぎ行程に後続する乾燥行程において極小点が発
生するまでの所要時間長を4つの範囲に区画して監視
し、その所要時間長によって食器収納槽3の容積を小,
中,大及びそれ以上と判別するようにしている。そし
て、その後の乾燥運転の制御条件を図8に示した制御テ
ーブルのように設定している。
【0026】図6は、この実施例における制御装置26
を中心にした電気的回路図である。制御装置26は、制
御系全体の中心となって信号処理を実行するマイクロコ
ンピュータ26aと、このマイクロコンピュータ26a
からの制御信号に従ってポンプモータ9,ヒータ12
a,12b,電磁給水弁14,送風ユニット19,洗剤
投入器32及び仕上剤投入器33を駆動する負荷駆動回
路26bと、電源回路26cと、リセット回路26dを
備える。そして、前記マイクロコンピュータ26aは、
操作パネル17に設けられた操作スイッチ28からの操
作信号,排気温度センサー25からの温度検知信号,水
位検知回路30からの水位検知信号及び水温検知回路3
1からの水温検知信号を入力して運転制御処理を実行
し、洗い,すすぎ,乾燥等の行程を表示するLED表示
回路29を駆動する。因に、水位検知回路30は給水弁
14による給水の水位や排水ポンプ18による排水が完
了したかどうかの信号を発生し、水温検知回路31は給
水された水がヒータ12a,12bにより加熱されて所
定の水温に達したかどうかを判定し、排気温度センサー
25は乾燥行程における温風排気経路内の温度すなわち
食器収納槽内の加熱温度を検出する。なお、排気温度が
極小点に到達するまでの所要時間長を計時するタイマー
はマイクロコンピュータ26a内に構成され、図8に示
した制御テーブル情報及び所要時間長判定基準情報はマ
イクロコンピュータ26a内のメモリーに格納される。
を中心にした電気的回路図である。制御装置26は、制
御系全体の中心となって信号処理を実行するマイクロコ
ンピュータ26aと、このマイクロコンピュータ26a
からの制御信号に従ってポンプモータ9,ヒータ12
a,12b,電磁給水弁14,送風ユニット19,洗剤
投入器32及び仕上剤投入器33を駆動する負荷駆動回
路26bと、電源回路26cと、リセット回路26dを
備える。そして、前記マイクロコンピュータ26aは、
操作パネル17に設けられた操作スイッチ28からの操
作信号,排気温度センサー25からの温度検知信号,水
位検知回路30からの水位検知信号及び水温検知回路3
1からの水温検知信号を入力して運転制御処理を実行
し、洗い,すすぎ,乾燥等の行程を表示するLED表示
回路29を駆動する。因に、水位検知回路30は給水弁
14による給水の水位や排水ポンプ18による排水が完
了したかどうかの信号を発生し、水温検知回路31は給
水された水がヒータ12a,12bにより加熱されて所
定の水温に達したかどうかを判定し、排気温度センサー
25は乾燥行程における温風排気経路内の温度すなわち
食器収納槽内の加熱温度を検出する。なお、排気温度が
極小点に到達するまでの所要時間長を計時するタイマー
はマイクロコンピュータ26a内に構成され、図8に示
した制御テーブル情報及び所要時間長判定基準情報はマ
イクロコンピュータ26a内のメモリーに格納される。
【0027】以上のように構成された食器洗い機1にお
ける前記制御装置26のマイクロコンピュータ26aが
実行する運転制御処理を図1を参照して説明する。
ける前記制御装置26のマイクロコンピュータ26aが
実行する運転制御処理を図1を参照して説明する。
【0028】マイクロコンピュータ26aは、処理10
1で操作スイッチ28からの運転開始信号を確認すると
処理102で洗浄行程の運転制御処理を実行する。次い
で処理103で冷水すすぎ行程,処理104で温水すす
ぎ行程の運転制御処理を実行し、処理105で乾燥行程
の運転制御処理を開始する。この乾燥行程では排気温度
の極小点までの所要時間長を計時するために処理106
でタイマーをスタートし、処理107で温度検知信号を
入力する。処理108では入力した温度検知信号を前回
入力した温度検知信号と比較して極小点かどうかを確認
し、極小点であれば処理109に移って所要時間長を確
認して食器収納槽3の容積を自己判定する。
1で操作スイッチ28からの運転開始信号を確認すると
処理102で洗浄行程の運転制御処理を実行する。次い
で処理103で冷水すすぎ行程,処理104で温水すす
ぎ行程の運転制御処理を実行し、処理105で乾燥行程
の運転制御処理を開始する。この乾燥行程では排気温度
の極小点までの所要時間長を計時するために処理106
でタイマーをスタートし、処理107で温度検知信号を
入力する。処理108では入力した温度検知信号を前回
入力した温度検知信号と比較して極小点かどうかを確認
し、極小点であれば処理109に移って所要時間長を確
認して食器収納槽3の容積を自己判定する。
【0029】所要時間長が「短」の場合には小容積の食
器収納槽3と判定して処理110に移り、その後に10
分間の温風乾燥運転と5分間の冷風乾燥運転を行って終
了する。所要時間長が「中」の場合には中容積の食器収
納槽3と判定して処理111に移り、その後に20分間
の温風乾燥運転と7分間の冷風乾燥運転を行って終了す
る。所要時間長が「長」の場合には大容積の食器収納槽
3と判定して処理112に移り、その後に30分間の温
風乾燥運転と10分間の冷風乾燥運転を行って終了す
る。
器収納槽3と判定して処理110に移り、その後に10
分間の温風乾燥運転と5分間の冷風乾燥運転を行って終
了する。所要時間長が「中」の場合には中容積の食器収
納槽3と判定して処理111に移り、その後に20分間
の温風乾燥運転と7分間の冷風乾燥運転を行って終了す
る。所要時間長が「長」の場合には大容積の食器収納槽
3と判定して処理112に移り、その後に30分間の温
風乾燥運転と10分間の冷風乾燥運転を行って終了す
る。
【0030】極小点でない場合には処理113に移って
最長設定時間が経過しているかどうかを確認し、経過し
ていなければ処理107に戻って温度検知信号を入力す
る。しかしながら最長設定時間を経過している場合に
は、極小点「不定」として処理114に移り、その後に
40分間の温風乾燥運転と13分間の冷風乾燥運転を行
って終了する。
最長設定時間が経過しているかどうかを確認し、経過し
ていなければ処理107に戻って温度検知信号を入力す
る。しかしながら最長設定時間を経過している場合に
は、極小点「不定」として処理114に移り、その後に
40分間の温風乾燥運転と13分間の冷風乾燥運転を行
って終了する。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明は、温水すすぎに後
続した乾燥行程実行時に温度検知信号を参照して乾燥運
転開始後の温度変化の極小点を監視し、この極小点まで
の乾燥運転所要時間長に応じてその後の乾燥運転を制御
するようにしたので、食器収納槽の容積や食器収納量が
異なる食器洗い機に対して好適な乾燥運転制御を実行す
ることができ、複数種類の食器洗い機に共通の制御装置
を使用しても各機種毎に好適な乾燥運転制御を実行する
ことができ、従って、性能向上や部品点数を削減して生
産性の向上とコスト低減を図ることができる。
続した乾燥行程実行時に温度検知信号を参照して乾燥運
転開始後の温度変化の極小点を監視し、この極小点まで
の乾燥運転所要時間長に応じてその後の乾燥運転を制御
するようにしたので、食器収納槽の容積や食器収納量が
異なる食器洗い機に対して好適な乾燥運転制御を実行す
ることができ、複数種類の食器洗い機に共通の制御装置
を使用しても各機種毎に好適な乾燥運転制御を実行する
ことができ、従って、性能向上や部品点数を削減して生
産性の向上とコスト低減を図ることができる。
【図1】本発明になる食器洗い機における制御装置のマ
イクロコンピュータが実行する運転制御処理のフローチ
ャートである。
イクロコンピュータが実行する運転制御処理のフローチ
ャートである。
【図2】本発明になる食器洗い機の全体的外観形状を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】図2に示す食器洗い機の内部構造を示す縦断側
面図である。
面図である。
【図4】図2に示す食器洗い機を図3と異なる部位で切
断した縦断側面図である。
断した縦断側面図である。
【図5】温度センサーの取付け部を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図6】本発明になる食器洗い機の制御装置を中心にし
た電気的回路図である。
た電気的回路図である。
【図7】本発明になる食器洗い機における排気温度変化
特性図である。
特性図である。
【図8】本発明になる制御装置の乾燥運転制御条件テー
ブルである。
ブルである。
1 食器洗い機 3 食器収納槽 8 給水ポンプ 9 ポンプモータ 10 下アームノズル 11 上アームノズル 12a,12b ヒーター 14 電磁給水弁 18 排水ポンプ 19 送風ユニット 25 温度センサー 26 制御装置 26a マイクロコンピュータ
Claims (4)
- 【請求項1】 食器収納槽と、食器洗浄用の加圧水供給
手段と、ヒーターと、送風手段と、乾燥時の食器収納槽
内または温風排気経路の温度を検知する温度検知手段
と、前記温度検知手段から得られる検知信号を参照しな
がら前記加圧水供給手段とヒーターと送風手段を制御し
て食器の洗浄,冷水すすぎ,温水すすぎ及び乾燥の各行
程を実行する制御装置とを備えた食器洗い機において、 前記制御装置は、温水すすぎに後続した乾燥行程実行時
に前記温度検知手段から得られる検知信号を参照して乾
燥運転開始後の温度変化の極小点を検知する極小点検知
手段と、この極小点までの乾燥運転所要時間を計時する
タイマーと、この極小点までの所要時間長に応じてその
後の乾燥運転を制御する乾燥運転可変制御手段とを備え
たことを特徴とする食器洗い機。 - 【請求項2】 請求項1において、前記乾燥運転可変制
御手段は、極小点検知後の乾燥運転制御条件を複数種類
備え、前記計測された所要時間長に応じてこの乾燥運転
制御条件を選択することを特徴とする食器洗い機。 - 【請求項3】 請求項2において、前記乾燥運転制御条
件は、温風乾燥時間と冷風乾燥時間であることを特徴と
する食器洗い機。 - 【請求項4】 食器収納槽と、食器洗浄用の加圧水供給
手段と、ヒーターと、送風手段と、乾燥時の食器収納槽
内または温風排気経路の温度を検知する温度検知手段
と、前記温度検知手段から得られる検知信号を参照しな
がら前記加圧水供給手段とヒーターと送風手段を制御し
て食器の洗浄,冷水すすぎ,温水すすぎ及び乾燥の各行
程を実行する制御手段とを備えた食器洗い機において、 前記制御装置はマイクロコンピュータを備え、このマイ
クロコンピュータによって、温水すすぎに後続した乾燥
行程実行時に前記温度検知手段から得られる検知信号を
参照して乾燥運転開始後の温度変化の極小点を検知し、
この極小点までの乾燥運転所要時間を計時し、この極小
点までの所要時間長に応じてその後の乾燥運転を制御す
ることを特徴とする食器洗い機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143928A JP2981083B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 食器洗い機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143928A JP2981083B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 食器洗い機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07339A true JPH07339A (ja) | 1995-01-06 |
JP2981083B2 JP2981083B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=15350351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5143928A Expired - Fee Related JP2981083B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 食器洗い機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2981083B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050110859A (ko) * | 2004-05-20 | 2005-11-24 | 엘지전자 주식회사 | 건조 강화 기능이 구비된 식기 세척기 및 건조 강화 방법 |
JP2009106487A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Rinnai Corp | 食器洗浄機 |
DE102019200053B4 (de) | 2018-01-12 | 2024-05-29 | Fanuc Corporation | Düsensteuereinrichtung für eine Werkzeugmaschine |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP5143928A patent/JP2981083B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050110859A (ko) * | 2004-05-20 | 2005-11-24 | 엘지전자 주식회사 | 건조 강화 기능이 구비된 식기 세척기 및 건조 강화 방법 |
JP2009106487A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Rinnai Corp | 食器洗浄機 |
DE102019200053B4 (de) | 2018-01-12 | 2024-05-29 | Fanuc Corporation | Düsensteuereinrichtung für eine Werkzeugmaschine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2981083B2 (ja) | 1999-11-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |