JPH0733912Y2 - 長尺中空ワークの清浄装置 - Google Patents

長尺中空ワークの清浄装置

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JPH0733912Y2
JPH0733912Y2 JP1989089050U JP8905089U JPH0733912Y2 JP H0733912 Y2 JPH0733912 Y2 JP H0733912Y2 JP 1989089050 U JP1989089050 U JP 1989089050U JP 8905089 U JP8905089 U JP 8905089U JP H0733912 Y2 JPH0733912 Y2 JP H0733912Y2
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long hollow
shaft
cleaning
rotating
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JP1989089050U
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和宏 石川
元彦 橘川
淳男 鈴木
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橋本フォーミング工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、長尺中空ワークの内部の清浄を行なう清浄
装置に関する。
(従来の技術) 内部に溝または空洞を有する長尺の中空ワークの軸線に
対して曲げ加工を施した場合、例えば第13図に示すよう
な、ワークWの内面に長手方向にバリBが発生する。
このようなワークWを、例えば自動車用パッシブシート
ベルトのシートベルトガイドとして使用した場合、ケー
ブル保持具やガイドシューがワークW内を移動する際、
異音が発生したり大きな抵抗となってシートベルトがス
ムーズに繰り出せなくなる恐れがある。このため、内部
のバリを除去して清浄する必要がある。
このような管内周面の研磨用治具として実開昭63−1207
63号公報に記載されたようなものがある。これは、直線
状のワークの端部を研磨用治具に嵌挿し、該ワークの軸
線方向に沿って研磨用治具を直線移動させて内面を研磨
(清浄)するようになっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の装置では、ワークが直
線状のものに限られ、軸線に対して曲げ加工を施したワ
ークを研磨(清浄)することができないという問題点が
あった。
そこでこの考案は内部に溝または空洞を有し軸線曲げさ
れた長尺の中空ワークの内面を清浄することができる長
尺中空ワークの清浄装置の提供を目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するためにこの考案は、内部に溝または
空洞を有し軸線曲げされた長尺の中空ワークを所定の位
置に固定する固定装置と、固定されたワークの長手方向
端末の軸線方向延長部に設けられた駆動装置と、この駆
動装置と前記ワークの端末との間の前記軸線方向延長部
に設けられたガイド装置と、このガイド装置により前記
軸線方向に案内され前記駆動装置によりワークの内部を
軸線方向に沿って進退移動するフレキシブルなシャフト
と、このシャフトに固定され該シャフトと共に移動する
清浄具と、前記フレキシブルなシャフトを回転させる回
転装置とを備える構成とした。
(作用) 上記構成によれば、駆動装置の駆動によりフレキシブル
シャフトに固定された清浄具が、固定装置によって固定
されたワークの長手方向端末から内部に送り込まれ、軸
線方向に沿って進退移動されることにより軸線曲げされ
た長尺の中空ワーク内面が確実に清浄される。
また、フレキシブルなシャフトを回転させる装置によっ
て清浄具を回転させながら進退移動させることができ、
清浄具の摺動抵抗を低減させるとともに偏摩耗が防止さ
れる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の一実施例に係る長尺中空ワークの清
浄装置の構成を示す平面図である。
第1図に示す清浄装置1は両側のものを一括して示すも
ので、内部に溝または空洞を有し軸線に対して曲げ加工
を施され長尺の中空ワークWを所定の位置に固定する固
定装置3と、固定された前記ワークWの長手方向端末の
軸線方向延長部に配置された駆動装置5と、駆動装置5
により駆動されワークWの内部を軸線方向に沿って進退
移動するフレキシブルなシャフト7と、シャフト7に固
設され該シャフト7と共に移動する清浄具9とから構成
されている。
固定装置3はワークWの曲げ形状に対応させて複数個所
(図面では3個所)に設けられており、ワークWを所定
位置に固定する。
駆動装置5は、ワークWの長手方向端末の両端側の軸線
方向延長部にそれぞれ配置されており、直線方向に進退
駆動する直線駆動装置としての空圧または油圧シリンダ
11と、このシリンダ11による直線運動に回転運動を付加
する回転付加装置13とから構成されている。
シリンダ11のピストンロッド15には回転自在に連結装置
17を介してリニヤシャフト19が連結され、このリニヤシ
ャフト19の中間部に回転付加装置13が設けられている。
さらに、リニヤシャフト19の先端には連結部材21aを介
してフレキシブルなシャフト7が連結され、このシャフ
ト7の先端には連結部材21bを介して清浄具9が固設さ
れている。
前記フレキシブルなシャフト7は、図面中部分的な断面
で示されている中空パイプ等からなるガイド装置23によ
って移動案内され、このガイド装置23によりシャフト7
の座屈が防止されている。なお、固定装置3,油圧シリン
ダ11,回転付加装置13及びガイド装置23はいずれも清浄
装置1の固定台に取付られている。
前記回転付加装置13は、第2図および第3図に示すよう
に、リニヤシャフト19を直線方向および回転方向に移動
自在に挟持する支持部材25と、この支持部材25の前後両
端面に設けられ前記リニヤシャフト19に回転を付与する
複数(図面では各3個)のボールベアリング27とから構
成されている。前記支持部材25は、複数の圧力調整ボル
ト29によって連結された上部支持部材25aと下部支持部
材25bとからなり、前記圧力調整ボルト29の締結により
両部材25a,25b間の間隙を調節できるようになってい
る。前記ボールベアリング27は、リニヤシャフト19の軸
線に対してそれぞれ傾斜角をもって配置されてリニヤシ
ャフト19の外周面に圧接されている。このボールベアリ
ング27のリニヤシャフト19外周面に対する圧接力は前記
圧力調整ボルト29の締付力によって調節される。なお、
圧力調整ボルト29にはコイルスプリング31が介装されて
いる。
従って、リニヤシャフト19が支持部材25に支持されて直
線方向に移動すると、このリニヤシャフト19の外周面に
傾斜角をもって圧接されたボールベアリング27との摩擦
力によってリニヤシャフト19に回転力が付加され、直線
移動しながら回転する。また、リニヤシャフト19に一定
以上の回転抵抗が加わったときには、ボールベアリング
27がスリップしてリニヤシャフト19の回転が停止する。
前記連結装置17は、第4図に示すように、ピストンロッ
ド15の先端に固設された保持ブロック33に、リニヤシャ
フト19の一端に固設された回転ヘッド35を複数のスラス
トベアリング37を介して回転自在に連結して構成されて
いる。
前記フレキシブルなシャフト7は、径の異った相互に巻
き方向が逆なスプリングを二重構造に形成したので、ワ
ークWの曲げ部の形状に追従させることができ、かつ進
退移動に伴って回転方向を正逆できるように回転剛性を
もたせている。
前記連結部材21aはリニアシャフト19の進退移動と回転
運動を確実にフレキシブルなシャフト7に伝達できるよ
うに適宜な連結手段をとなっている。リニアシャフト19
とフレキシブルなシャフト7が共に金属の場合には熔接
等の手段で固着してもよい。
前記連結部材21bは、第5図および第6図に示すよう
に、コレットチャック39によって構成されており、清浄
具9を着脱可能に連結している。なお、清浄具9の摩耗
が少なく耐久性が良い場合には熔接等の手段によって固
着してもよい。
前記清浄具9は、第7図に示すように、ワイヤブラシ41
で形成され、その先端にはプラスチック等からなるガイ
ド部材43が設けられている。このガイド部材43は、ワイ
ヤブラシ41A,B(第1図左側をA,右側をBとする)の先
端がワークWに対して損傷を与えるのを防止するもので
ある、そして、ワイヤブラシ41A,Bは、その芯金45を介
して前記コレットチャック39に着脱自在に装着されてい
る。
つぎに、上記一実施例の作用について説明する。
まず、ワークWの長手方向端末の一端側の軸線方向延長
部に配置された清浄装置1のシリンダ11の駆動によりピ
ストンロッド15が押し出されると、連結装置17を介して
リニヤシャフト19がワークWの端末に向う方向に直線移
動される。そして、リニヤシャフト19が回転付加装置13
を通して直線移動するときに、その外周面に偏心して圧
接された複数のボールベアリング27によって回転運動が
付加され、リニヤシャフト19は直線移動をしながら回転
される。
従って、リニヤシャフト19に連結されたフレキシブルシ
ャフト7とワイヤブラシ41Aが、第7図および第8図に
示すように回転しながらワークWの内部に送り込まれ
る。そして、第9図に示すように、ワークWの長手方向
の略中央部に達すると、シリンダ11の駆動を切換えてピ
ストンロッド15をシリンダ11内に引込める。すると、連
結装置17を介してリニヤシャフト19がワークWの端末か
ら離反する方向に直線移動され、リニヤシャフト19が回
転付加装置13を直線移動するときに、前記とは逆方向の
回転運動が付加され、リニヤシャフト19は直線運動をし
ながら回転自在連結装置17を介して逆回転される。
従って、リニヤシャフト19に連結されたフレキシブルな
シャフト7とワイヤブラシ41Aが回転しながらワークW
内から引き戻される。
これに連れてワークWの長手方向端末の他端側の軸線方
向延長部に配置された清浄装置1のシリンダ11を駆動さ
せて上記と同様にワイヤブラシ41Bを回転させながらワ
ークWの内部に送り込み、第10図に示すように、ワーク
Wの長手方向の略中央部の一端側の軸線方向延長部に配
置された清浄装置1のワイヤブラシ41Aの送り込まれた
位置とラップする位置に達すると、シリンダ11の駆動を
切換えてワイヤブラシ41Bを逆回転させながらワークW
内から引き戻す。
このように、ワークWの長手方向端末の両端側から交互
にワイヤブラシ41A,Bの出入れを繰り返すことによりワ
ークWの内部のバリ等が除去され清浄される。
この実施例によれば、ワイヤブラシ41A,Bを回転させな
がらワークW内を出入れするので、ワークWに対するワ
イヤブラシ41A,Bの摺動抵抗が低減されるとともに、ワ
イヤブラシ41A,Bの偏摩耗を防止することができる。
駆動装置5の他の実施例として、上記実施例における回
転付加装置13のボールベアリング27を、例えばモータ等
によって自転させることにより、直線運動と回転運動と
を同時に与えることができ、上記実施例のシリンダ11を
省略することもできる。又両者を同時に設けることによ
り、回転運動をより正確に付与することができる。
また、駆動装置5のさらに他の実施例として雄雌一対の
ボールネジによって構成し、雌側のボールネジを固定
し、雄側のボールネジを回転させることにより、この雄
側ボールネジに回転運動と直線運動とを同時に与えるよ
うにすることができる。
なお、この考案の清浄装置は、内部が円径のワークにの
み適用されるものではなく、例えば第1図に示すような
溝47を有するワークWや、第12図に示すような断面矩形
のワークWにも適用することができる。従って例えば自
動車パッシブシートベルトのシートベルトガイド等の内
部の清浄に適用することができる。
[考案の効果] 以上の説明より明らかなようにこの考案の構成によれ
ば、内部に溝または空洞を有し軸線に対して曲げ加工を
施された長尺中空ワークの内部を清浄することができ
る。
また、清浄具を回転させながら進退移動させることによ
り清浄具の摺動抵抗を低減させることができるとともに
清浄具の偏摩耗を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案一実施例に係る長尺中空ワークの清浄
装置の構成を示す平面図、第2図、第3図は回転付加装
置の側面図および正面図、第4図は回転自在連結装置の
側断面図、第5図、第6図は連結部材の側面図および正
面図、第7図は第1図のVII−VII線矢視断面図、第8図
は第1図のIX−IX線矢視断面図、第9図、第10図は作用
説明図、第11図、第12図は他のワーク側を示す第8図相
当の断面図、第13図はバリの発生状態を示す断面図であ
る。 3…固定装置、5…駆動装置 7…シャフト、9…清浄具 13…回転付加装置(回転装置)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に溝または空洞を有し軸線曲げされた
    長尺の中空ワークを所定の位置に固定する固定装置と、
    固定されたワークの長手方向端末の軸線方向延長部に設
    けられた駆動装置と、この駆動装置と前記ワークの端末
    との間の前記軸線方向延長部に設けられたガイド装置
    と、このガイド装置により前記軸線方向に案内され前記
    駆動装置によりワークの内部を軸線方向に沿って進退移
    動するフレキシブルなシャフトと、このシャフトに固定
    され該シャフトと共に移動する清浄具と、前記フレキシ
    ブルなシャフトを回転させる回転装置とを備えてなるこ
    とを特徴とする長尺中空ワークの清浄装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の長尺中空ワークの清浄装置
    において、前記駆動装置はフレキシブルなシャフトを回
    転させる回転装置を備え、この回転運動に起因して進退
    移動させるように構成したことを特徴とする長尺中空ワ
    ークの清浄装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の長尺中空ワークの清浄装置
    において、前記回転装置は駆動装置によるフレキシブル
    なシャフトの進退移動に起因して回転運動を付加するよ
    うに構成したことを特徴とする長尺中空ワークの清浄装
    置。
JP1989089050U 1989-07-31 1989-07-31 長尺中空ワークの清浄装置 Expired - Lifetime JPH0733912Y2 (ja)

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JPH0332988U JPH0332988U (ja) 1991-03-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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