JPH0733799B2 - 内燃機関のアイドル回転数制御方法 - Google Patents

内燃機関のアイドル回転数制御方法

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JPH0733799B2
JPH0733799B2 JP58049513A JP4951383A JPH0733799B2 JP H0733799 B2 JPH0733799 B2 JP H0733799B2 JP 58049513 A JP58049513 A JP 58049513A JP 4951383 A JP4951383 A JP 4951383A JP H0733799 B2 JPH0733799 B2 JP H0733799B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/2406Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using essentially read only memories
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車用内燃機関のアイドル回転数をスロッ
トルバルブのバイパス通路に流れる空気量を調整して目
標回転数にすべく制御する、制御値の学習を伴ったアイ
ドル回転数制御方法に関する。
[従来技術] 内燃機関のスロットルバルブのバイパス通路に流れる空
気量をアイドルスピードコントロールバルブ(以下ISC
バルブと略す)によって調整し、アイドル時の回転数
を、内燃機関状態つまりエアコンディショナスイッチ
(以下エアコンスイッチと略す)、ニュートラルスター
トスイッチ(例えば、シフト位置がニュートラル、パー
キングの時にオンし、その他の時にはオフするスイッ
チ)のオンオフ状態、冷却水温、及び初期始動時や暖機
運転時等の各負荷モード状態に応じて設定された目標回
転数に制御する電子制御式のアイドル回転数制御が行な
われている。
さらに、この種のアイドル回転数制御においては、アイ
ドル時、シフトレバーやスロットルバルブが操作されて
アイドル状態からその他の運転状態に移行し再びアイド
ル状態に戻った時、その内燃機関状態に応じた目標回転
数に直ちに復帰できるように、アイドル回転数を制御す
るISCバルブへ送出した制御信号の制御値(例えばパル
ス信号のデューティ)を学習して一定時間毎にRAMに記
憶し、この学習制御値をアイドル状態が中断している間
記憶し、次のアイドル運転に入った時に読み出し、これ
に基づくISCバルブへ制御信号を出力することにより、
アイドル回転数を適正な目標回転数に素早くかつスムー
ズに一致させるように見込制御し、更に、アイドル状態
の有無にかかわらず、モードが切り替った際にはISCバ
ルブの学習値による見込制御を行なっている。また、ア
イドル運転時には、エアコンスイッチとニュートラルス
タートスイッチ(シフト位置がニュートラル、パーキン
グの場合とその他のドライブ位置とを判別するスイッ
チ)のオン、オフ状態によってISCバルブの制御値が異
なることから、各スイッチのオン、オフ状態による各モ
ードにおいてそれぞれ制御値を学習し、それらの学習値
を各モード毎にRAMに記憶すると同時に、RAM内のデータ
に異常が発生した場合に備え、例えば全ての学習制御値
の反転値をRAMに記憶し、反転値を用いた異常判断を行
えるようにしていた。
この反転値を用いた異常判断は、記憶時には制御値とそ
の反転値とを記憶しておき、制御値読出時には、読み出
した制御値と、その反転値をさらに反転した値が等しい
か否かを判定して、制御値に異常がないかどうかを判断
するのである。
そして、従来は、この反転値を用いた異常判断を行う場
合、全てのモードの学習制御値を、そのままの値と反転
値との両方で記憶しなくてはならず、RAMの必要容量が
大きくなってしまっていた。
また、全てのモードの学習制御値記憶処理時には、その
ままの値の記憶処理に加えて、反転処理及びその反転値
の記憶処理が余分に必要となる。
一方、全てのモードの学習制御値読出時には、学習値の
読出処理、反転値の読出及びその反転処理、判定処理等
が必要となる。従って、演算処理回路が実行する制御プ
ログラムのステップが冗長となる欠点があった。
[発明の目的] 本発明は、上記の点に着目し、アイドル回転数を制御す
る際に学習したISCバルブの制御値を記憶するRAMの容量
を従来に比べ少なくすると共に、その制御プログラムの
処理ステップ数も少なくし得る、制御値の学習方法を伴
うアイドル回転数制御方法を提供することを目的とす
る。
[発明の構成] 上記目的を達成するためになされた本発明の要旨は、 複数の負荷モードを有する内燃機関がアイドル状態の
時、 内燃機関回転数を各モード毎に設定された目標回転数に
一致させるよう、内燃機関回転数と各目標回転数との比
較に基づいて上記各モードに応じた制御値を算出し、該
制御値に基づきスロットルバルブのバイパス通路を流れ
る吸入空気量を制御するとともに、上記制御値を上記各
モードに対応させて記憶し、 内燃機関運転時にモードが切り替わった場合、モードに
対応させて記憶された上記制御値に基づき、上記吸入空
気量を見込制御する内燃機関のアイドル回転数制御方法
において、 アイドル状態の時に、 上記複数のモードの内1つを基本モードとし、該基本モ
ードにおいては対応する制御値を基本制御値として記憶
すると共に、該基本制御値の反転値を記憶し、 他のモードにおいては各モードの制御値と上記基本制御
値との差の値をモード毎に各々記憶し、 内燃機関運転時にモードが切り替わった場合、上記基本
モードに切り替わった場合は、記憶された上記基本制御
値及び反転値を読み出し、その基本制御値と反転値をさ
らに反転させた値とを比較することによって、正しく記
憶されているか否かを判断し、上記基本制御値が正しく
記憶されていればそのまま上記見込制御に用い、そうで
なければ予め設定した値を上記基本制御値として上記見
込制御に用い、 一方、上記他のモードに切り替わった場合は、その切り
替わったモードに対応して記憶された差の値を読み出
し、該差の値と上記基本制御値との和を制御値として上
記見込制御に用いることを特徴とする内燃機関のアイド
ル回転数制御方法にある。
次に本発明の基本的構成を第1図に示す。この内(イ)
は制御値の書込ルーチンを表わし、(ロ)は制御値の読
出ルーチンを表わす。書込ルーチンは内燃機関がアイド
ル状態にある場合に実行され、読出ルーチンはアイドル
状態か否かに関係なく、モードが切り替った際に実行さ
れる。
(イ)の書込ルーチンにおいて、1は現在基本モードの
制御が行なわれているか否かの判定をするステップを表
わす。2は基本制御値及びその反転値を記憶するステッ
プを表わす。3は基本モード以外のモードの制御値から
基本制御値を差し引いた値を記憶するステップを表わ
す。
書込ルーチンはこのような構成により、アイドル状態に
て、基本モードであれば、ステップ1にて「YES」と判
定され、次のステップ2にてスロットルバルブのバイパ
ス通路を流れる吸入空気量の制御値を基本制御値として
記憶すると共に、その基本制御値の反転値を記憶する。
又、基本モードでなければステップ1にて「NO」と判定
され、次のステップ3にて制御値から基本制御値を差し
引いた値が差の値として記憶される。
(ロ)の読出ルーチンにおいて、11は基本モードへ切り
替ったか否かを判定するステップを表わす。12は記憶さ
れている基本制御値及びその反転値を読み出すステップ
を表わす。13は読み出された値が正常か否かをチェック
し判定するステップを表わす。14は基本制御値として予
め設定されている値を用いるステップを表わす。15は記
憶されている差の値を読み出すステップを表わす。16は
制御値に基本制御値と読み出された差の値との和を設定
して用いるステップを表わす。
読出ルーチンはこのような構成をなし、モード切り替え
により基本モードに切り替った場合、ステップ11にて
「YES」と判定され、次のステップ12にて基本制御値及
びその反転値が読み出され、次いでステップ13にてその
値が正常な値であるか否かが判定される。その判定は、
ステップ12で読み出された基本制御値と反転値をさらに
反転させた値とを比較することによって行なう。正常で
あれば「YES」と判定されて、読み出された基本制御値
がそのまま図示しない他のルーチンの見込制御に用いら
れ、異常であれば「NO」と判定されて、ステップ14にて
記憶していた基本制御値は捨て去り、予め設定してあっ
た値を基本制御値として見込制御に用いる。
次に基本モード以外のモードに切り替った場合、ステッ
プ11にて「NO」と判定され、次のステップ15にて差の値
が読み出され、次いでステップ16にて制御値としてステ
ップ12で読み出された値あるいはステップ14で設定され
た値である基本制御値と差の値との和を制御値として見
込制御に用いる。従って、上述した反転値を用いた異常
判断を行なう場合には、基本制御値に対してのみ、その
記憶時に、「そのままの値の記憶処理」に加えて、「反
転処理及びその反転値の記憶処理」が余分に必要なので
あり、一方、学習制御値読出時にも、基本制御値に対し
てのみ、「そのままの値の読出処理、反転値の読出処
理、その反転値の読出処理及び判定処理」が必要であ
る。
それに対し、他のモードの学習制御値は、その記憶時に
は、学習されている差分の記憶処理を実行し、反転値の
記憶処理は必要ない。また、他のモードの学習制御値の
読出時には、「差分の読出処理及び基本制御値との和の
計算処理」でよく、「反転値の読出処理、反転値の反転
処理、判定処理」が不要であり、制御プログラムのステ
ップが長くならない。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明に用いられる自動車の内燃機関、電子制
御装置及びそこに組み込まれたアイドル回転数制御装置
を示している。即ち、21は内燃機関本体22のシリンダ、
23はシリンダヘッド24の各気筒の排気ポート25に連結さ
れた排気マニホールド、26はシリンダヘッド24の吸気ポ
ート27に連結された吸気マニホールドであり、吸気マニ
ホールド26にはサージタンク28が接続されている。サー
ジタンク28には、図示を省略するエアクリーナからの吸
入空気量を検出するエアフローメータ29が接続され、エ
アフローメータ29付近には吸入空気温度を検出する吸気
温センサ30が設置されている。31はサージタンク28を介
して各気筒に送られる吸入空気量を制御するスロットル
バルブ32を迂回する吸入空気のバイパス通路、33はこの
バイパス通路31を流れる吸入空気量を調整するリニアソ
レノイド式のISCバルブであり、電子制御コントローラ
である第3図に示す如き演算処理回路34によりその開度
が制御される。35はバイパス通路31と並列に設けられた
他のバイパス通路であって、該バイパス通路35は冷間時
に開になるエアバルブ36によって開・閉制御される。37
は吸気マニホールド26の吸気ポート27側先端付近に接続
された燃料噴射管から供給される燃料の噴射量を制御す
る燃料噴射弁、38はスロットルバルブ32の全閉状態を検
出するスロットルセンサであり、前者の燃料噴射弁37は
演算処理回路34から出力される噴射信号により駆動制御
され、後者のスロットルセンサ38はスロットル全閉状態
を示す信号を演算処理回路34に出力するように接続され
る。39は排気マニホールド23に取り付けられて排ガス中
の残存酸素量を検出し空燃比信号を発生する酸素セン
サ、40は内燃機関本体22の冷却水温を検出する水温セン
サ、41は車両の速度を検出する車速センサ、42はエアコ
ン作動の有・無を検出するエアコンスイッチ、43はオー
トマチックトランスミッション車の場合、チェンジレバ
ーがニュートラル位置あるいはパーキング位置にあるか
又は他のドライブ位置にあるかことを検出するニュート
ラルスタートスイッチであり、それぞれ各検出信号を演
算処理回路34に送るように接続される。44は内燃機関本
体22の各点火プラグ45に所定タイミングで高電圧を印加
するディストリビュータであり、演算処理回路34により
制御される点火コイルを備えたイグナイタ46に接続さ
れ、さらに、ディストリビュータ44には内燃機関本体22
のクランク軸に同期して回転するタイミングロータと、
該回転に比例したパルス信号を発生するピックアップコ
イルを備えた回転角センサ47が設けられ、例えばクラン
ク角30度毎に正確なパルス信号を出力し、これによって
内燃機関回転数が算出される。さらに、ディストリビュ
ータ44には特定気筒の上死点を検出する気筒判別センサ
48が設けられ、それぞれ各検出信号を演算処理回路34に
送るように接続されている。
演算処理回路34は第3図で示すようにマイクロコンピュ
ータにより構成され、CPU50、演算処理に必要な制御プ
ログラムや各データが記憶されている固定メモリのROM5
1、一時記憶用のRAM52、キースイッチをオフにした後も
記憶を保持するようバッテリにて電源がバックアップさ
れたバックアップRAM53、各入出力ポート54、55、出力
ポート56、57を備え、各素子はバスライン58により接続
される。各入出力ポート54、55には直接あるいはバッフ
ァ回路59〜63、マルチプレクサ64、A/D変換器65、コン
パレータ66、及び整形回路67を介して前記各種センサが
接続される。さらに入出力ポート55、出力ポート56、57
にはISCバルブ33、燃料噴射弁37及びイグナイタ46が駆
動回路68、69、70を介して接続されている。尚、71はCP
U50を始めROM51、RAM52等へ所定の間隔で制御タイミン
グとなるクロック信号を送るクロック回路である。
ここで、電子制御装置の動作を簡単に説明すると、先
ず、燃料噴射制御を行なう場合、CPU50はエアフローメ
ータ59により検出された吸入空気量と回転角センサ47に
より検出された内燃機関回転数のデータを入出力ポート
54、55を介して入力し、これらのデータから基本燃料噴
射量を算出する。そして、この基本燃料噴射量を、吸気
温センサ30により検出された吸気温と水温センサ40によ
り検出された冷却水温とのそれぞれに応じて補正し、更
に、酸素センサ39により検出された排気ガス中の残存酸
素濃度によって補正し、実燃料噴射料が算出される。そ
して、この実燃料噴射量に基づいて演算処理回路34から
駆動回路69を経て噴射信号が出力されて燃料噴射弁37の
開弁時間が制御され、内燃機関の運転状態に合った燃料
噴射制御が行なわれる。
一方、点火時期制御を行なう場合、演算処理回路34は、
各センサから取り込んだ内燃機関回転数や吸入空気量デ
ータをパラメータとしてROM51内のデータマップから最
適点火時期を検索し、この最適点火時期データに基づい
て点火指令信号をイグナイタ46へ送出し、内燃機関状態
に応じた点火時期制御を行なう。
アイドル回転数制御は、安定したアイドリングと燃費の
向上を図るため、さらに、アイドル時の空調機能の向上
を図る等のために次のように行なわれる。
先ず、内燃機関始動時には良好な始動性を得るために予
めROM51内に設定されたISCバルブ33用の初期制御値が使
用され、この初期制御値によりISCバルブ33がほぼ全開
に制御される。さらに、内燃機関始動後は冷却水温の上
昇に応じてISCバルブ33を流れる空気量を絞るように制
御して暖機運転を行ない、冷却水温が例えば70℃以上に
なった時、スロットルセンサ38からのアイドル位置信号
と車速センサ41からの零車速信号の入力を条件としてフ
ィードバック制御に入り、車両状態すなわち、ニュート
ラルスタートスイッチ43及びエアコンスイッチ42のオン
オフ状態に応じて予め設定された目標回転数にアイドル
回転数を一致させるべく、内燃機関回転数を計測しなが
ら、ISCバルブ33に制御信号を送ってバイパス通路31を
通る空気量を調整し、アイドル回転数を制御する。
そして、上記アイドル回転数制御に伴い、アイドル運転
中断後の再復帰時に直ちに適正なアイドル回転数を実現
するため、又はアイドル運転以外の内燃機関運転状態の
際、適切な吸入空気量を確保するため、ニュートラルス
タートスイッチ43とエアコンスイッチ42のオンオフ状態
に応じた4つのモードにおいて、ISCバルブ34を制御す
る制御値の学習がそれぞれ行なわれ、各制御値は学習値
としてRAM52に記憶されると共に、モードが変更された
時又はアイドル状態に復帰した時、これらの必要な学習
値が再度制御値として読み出され、アイドル回転数の見
込制御又はアイドル状態以外で適正な空気量を確保する
ために使用される。
第4図は上記学習値の書込み動作を示すフローチャー
ト、第5図はその読出し動作を示すフローチャートであ
り、以下、同図により処理方法を説明する。
所定のアイドル状態、例えばスロットルセンサ38からの
スロットル全閉を示す信号と車速センサ41からの車速零
を示す信号を入力した状態において、アイドル回転数制
御が行なわれる間、例えば所定の回転クランク角毎に、
ISCバルブ33に出力される制御信号の制御値が次のよう
に学習され、記憶される。
先ず、第4図において、ステップ100を実行し、エアコ
ンスイッチ42がオンされているか否かを判定する。そし
て、エアコンスイッチ42がオフ状態の時は次にステップ
110へ進み、シフト位置がニュートラル(パーキングを
含む)か否かを、ニュートラルスタートスイッチ43のオ
ンオフ状態に基づいて判定する。一方、エアコンスイッ
チ42がオン状態の時は次にステップ120へ進み、同様に
ニュートラルか否かを判定する。
ステップ110において、シフト位置がニュートラルと判
定された時、次にステップ130を実行し、この状態、す
なわち、エアコンスイッチがオフでシフト位置がニュー
トラルの状態の時のISCバルブの制御値を基本制御値Df
として学習し、その値をRAM52に記憶する。そして、次
にステップ170へ進み、さらに、基本制御値のビットの
反転値をRAM52へ記憶し、この学習値書込みのルーチン
を終了して他の制御ルーチンヘ移る。
一方、ステップ110にて、シフト位置がニュートラル以
外の例えばドライブ位置であると判定された時、次にス
テップ140を実行し、第6図のグラフに示すように、こ
の時のISCバルブ33の制御値D1から基本制御値Dfを引い
た差分を学習し、この差分データをRAM52に記憶してこ
のルーチンを終了する。
また、ステップ120にて、シフト位置がニュートラルと
判定された時、次にステップ150を実行し、この時のISC
バルブ33の制御値D2から基本制御値Dfを引いた差分を学
習し、この差分データをRAM52に記憶してこの処理ルー
チンを終了する。
さらに、ステップ120にて、シフト位置がニュートラル
以外のドライブ位置であると判定された時、次にステッ
プ160を実行し、この時のISCバルブ33の制御値D3から基
本制御値Dfを引いた差分を学習し、この差分データをRA
M52に記憶してこの処理ルーチンを終了する。
このように、ISCバルブ33の制御値の学習による記憶は
エアコンスイッチ42とニュートラルスタートスイッチ43
のオンオフ状態における4つのモード毎に行なわれ、エ
アコンスイッチ42がオフ、ニュートラルスタートスイッ
チ43がニュートラル状態の時の学習値を基本にして、他
のモードの時の学習値はこの基本制御値Dfとの差分を学
習し、且つRAMのデータ異常に備えて反転メモリに記憶
する制御値の反転値は最も影響の大きい基本制御値Dfの
反転値のみとしている。
次に、アイドル運転の中断後再びアイドル運転に復帰し
た時、又は、エアコンスイッチ42等の操作により各モー
ドが切り換えられた時、以下のように、ISCバルブ33の
学習制御値がチェック及び復元されて読出され、適時、
アイドル回転数制御に見込値として又、アイドル状態以
外で適切な吸入空気量を確保するために使用される。
先ず、ステップ200を実行し、エアコンスイッチ42がオ
ンか否かを判定し、エアコンスイッチ42がオフの時、次
にステップ210に進み、ニュートラルスタートスイッチ4
3の状態によってシフト位置がニュートラルか否かを判
定する。一方、エアコンスイッチ42がオンの時、次にス
テップ220に進み、同様にシフト位置がニュートラルか
否かを判定する。
ステップ210にてシフト位置がニュートラルであると判
定された時、次にステップ230を実行し、RAM52から上記
で学習した基本制御値Dfを読出すと共に、ステップ240
にてその基本制御値Dfの反転値を反転メモリから続出
す。そして、ステップ250を実行し、上記で読出した基
本制御値Dfと、その反転値をさらに反転した値が等しい
か否かを判定し、これらが等しい時には記憶していた基
本制御値Dfに異常がないとして次にステップ260を実行
し、この基本制御値Dfが予め設定されたアイドル回転数
の上限値と下限値に対応した値の範囲内に入るように、
もし範囲外であれば補正を加えて、この読出し処理ルー
チンを終了する。以後、この基本制御値を見込値として
使用してISCバルブ33を調整することによりアイドル回
転数の制御又はアイドル状態以外で適切な吸入空気量の
確保が行なわれる。一方、ステップ250にて、基本制御
値Dfとその反転値の反転値が相異し、RAMのデータ異常
があったと判断された時は、次にステップ270を実行
し、読出した基本制御値Dfを放棄し、予め設定されたア
イドル回転数制御用の初期設定値を、基本制御値として
設定し、この基本制御値を見込値としてアイドル回転数
制御又はアイドル状態以外で適切な吸入空気量の確保が
行なわれる。
さらに、ステップ210にて、シフト位置がニュートラル
以外の例えばドライブポジションであると判定された
時、次にステップ280に進み、この時のモードで学習さ
れた学習制御値D1の差分(D1−Df)をRAM52から読出
し、さらに、ステップ290にてこの差分データに上下限
規制を加えた後、ステップ300に進み、すでにステップ2
50にてチェックされた基本制御値Dfとこの差分データを
加えて正常の制御値D1に戻した後ストアして見込値とし
て使用する。
一方、ステップ220にて、シフト位置がニュートラルで
あると判断された時、次にステップ310に進み、エアコ
ンスイッチ42がオン、シフト位置がニュートラルのモー
ドで学習された制御値D2の差分(D2−Df)データをRAM5
2から読出し、さらに、ステップ320にてこの差分データ
に上下限規制を加えた後、ステップ330に進み、基本制
御値Dfとこの差分データを加えて正常の制御値D2に戻し
た後、アイドル回転数の制御又はアイドル状態以外で適
切な吸入空気量確保のために見込値として使用する。
また、ステップ220にて、シフト位置がニュートラル以
外の例えばドライブであると判定された時、次に、ステ
ップ340に進み、エアコンスイッチ42がオン、シフト位
置がドライブのモードで学習された学習制御値D3の差分
データをRAM52から読出し、さらに、ステップ350にてこ
の差分データに上下限規制を加えた後、ステップ360に
進み、基本制御値Dfとこの差分データを加えて正常の制
御値D3に戻した後、アイドル回転数制御又はアイドル状
態以外で適切な吸入空気量確保のために見込値として使
用する。
上述したように、本実施例のアイドル回転数制御方法に
よれば、基本制御値Dfに対してのみ、その記憶時には、
そのままの値の記憶処理(ステップ130)に加えて、反
転処理及びその反転値の記憶処理(ステップ170)が余
分に必要なのであり、一方、学習制御値読出時にも、基
本制御値Dfに対してのみ、そのままの値の読出処理(ス
テップ230)、反転値の読出処理(ステップ240)、比較
処理(ステップ250)が必要である。
一方、他のモードの学習制御値D1〜D3は、その記憶時に
は、学習されている差分(D1−Df),(D2−Df),(D3
−Df)の記憶処理を実行し(ステップ140〜160)、反転
値の記憶処理は必要ない。また、読出時には、差分の読
出処理(ステップ280,310,340)及び基本制御値Dfとの
和の計算処理(ステップ300,330,360)でよく、反転値
の読出処理、反転値の反転処理等が不要であり、制御プ
ログラムのステップが長くならない。
また、差分(D1−Df),(D2−Df),(D3−Df)は、そ
の使用時においては基本制御値Dfに加えて用いる。そし
て、差分(D1−Df),(D2−Df),(D3−Df)の上下限
は基本制御値Dfの上下限に比べて十分に小さい値を採用
しており、変化幅が少ないので、基本制御値Dfが正常で
あれば、たとえ差分(D1−Df),(D2−Df),(D3−D
f)が異常であっても重大な支障を引き起こさない。
このように、アイドル回転数制御に用いる制御値に対す
る信頼性をほとんど低下させずに、記憶手段の記憶容量
を縮小することができ、制御プログラムのステップ数も
短くすることができるという効果を奏する。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の内燃機関のアイドル回転
数制御方法によれば、従来のように全てのモードの制御
値とその反転値とをそのまま記憶する場合に比べ、その
信頼性をほとんど低下させずに記憶手段の記憶容量を縮
小することができ、また、制御プログラムのステップ数
も短くすることができるという格別の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成図、第2図は自動車用内燃機
関の電子制御装置の主要構成図、第3図は同電子制御装
置の詳細ブロック図、第4図は本発明の一実施例の1部
を示す学習値の書込みのフローチャート、第5図は本発
明の一実施例の残りの部分を示す学習値の読出しのフロ
ーチャート、第6図は各モードにおける制御値のグラフ
である。 22……内燃機関 33……ISCバルブ 34……演算処理回路 42……エアコンスイッチ 43……ニュートラルスタートスイッチ 52……RAM(記憶手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の負荷モードを有する内燃機関がアイ
    ドル状態の時、 内燃機関回転数を各モード毎に設定された目標回転数に
    一致させるよう、内燃機関回転数と各目標回転数との比
    較に基づいて上記各モードに応じた制御値を算出し、該
    制御値に基づきスロットルバルブのバイパス通路を流れ
    る吸入空気量を制御するとともに、上記制御値を上記各
    モードに対応させて記憶し、 内燃機関運転時にモードが切り替わった場合、モードに
    対応させて記憶された上記制御値に基づき、上記吸入空
    気量を見込制御する内燃機関のアイドル回転数制御方法
    において、 アイドル状態の時に、 上記複数のモードの内1つを基本モードとし、該基本モ
    ードにおいては対応する制御値を基本制御値として記憶
    すると共に、該基本制御値の反転値を記憶し、 他のモードにおいては各モードの制御値と上記基本制御
    値との差の値をモード毎に各々記憶し、 内燃機関運転時にモードが切り替わった場合、上記基本
    モードに切り替わった場合は、記憶された上記基本制御
    値及び反転値を読み出し、その基本制御値と反転値をさ
    らに反転させた値とを比較することによって、正しく記
    憶されているか否かを判断し、上記基本制御値が正しく
    記憶されていればそのまま上記見込制御に用い、そうで
    なければ予め設定した値を上記基本制御値として上記見
    込制御に用い、 一方、上記他のモードに切り替わった場合は、その切り
    替わったモードに対応して記憶された差の値を読み出
    し、該差の値と上記基本制御値との和を制御値として上
    記見込制御に用いることを特徴とする内燃機関のアイド
    ル回転数制御方法。
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