JPH07336900A - 電力の逆送防止用発電機出力急減制御装置 - Google Patents

電力の逆送防止用発電機出力急減制御装置

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JPH07336900A
JPH07336900A JP6130212A JP13021294A JPH07336900A JP H07336900 A JPH07336900 A JP H07336900A JP 6130212 A JP6130212 A JP 6130212A JP 13021294 A JP13021294 A JP 13021294A JP H07336900 A JPH07336900 A JP H07336900A
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JP
Japan
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generator output
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JP6130212A
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Inventor
Hiroaki Yoshida
裕明 吉田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自家発電と買電の両系統を並列運転する電力
系統の発電機制御装置に関し、負荷急減時の買電系統の
電力逆送を防止する。 【構成】 発電機出力急減ロジック10には演算部2が
あり、所内負荷脱落信号20と買電量検出値21を入力
し、負荷が脱落し、発電機出力が負荷より大となると発
電機出力が負荷以下となるように出力を減少する設定値
24を制御器1に出力する。この出力設定値は手動の設
定信号22、増減レート設定器3、下限設定器4を介し
て調整され設定器4で設定され、制御器1に入る。制御
器1では発電機出力検出値とこの設定値とを比較し、出
力が設定値となるような制御出力26を出すので発電機
出力が負荷以下となり、買電系統と並列運転ができ、買
電の逆送が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラント、等で自家発電
系統と買電系統とを並列運転する電力系統の発電機出力
制御器に適用される電力の逆送防止用発電機出力急減制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自家発電系統と商用電源からの買
電系統とで所内の負荷に給電している場合に、発電機と
買電系統とを並列運転中に所内負荷が脱落し、負荷が発
電機出力以下となると、発電機出力より買電系統への電
力の逆送が起る。この場合には、逆送防止用の継電器が
作動して一方のみを作動させ、発電機又は買電の単独運
転を行っていた。
【0003】この状態を図5により説明する。図5は横
軸に時間、縦軸に発電機出力をとったもので、時間T=
O において、初期の所内負荷WD1を発電機出力WG1
買電電力WI とにて補って給電している時、時間T=T
1 において所内負荷がWL だけ脱落し、WD1からW
D2(WD2<WD1)となった場合、図に示す様に、発電機
出力WG1が所内負荷WD2よりも大(WG1>WD2)となる
場合もあり、この場合、時間T=T2 においてWG1とW
D2の差WE は逆送電力となり、買電系統への電力の逆送
を来たすこととなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】原動機、等のプラント
の発電機出力制御において、前述のように自家発電機の
電力系統と買電系統との並列運転中に所内負荷が脱落し
た場合、発電機出力が所内負荷よりも大きくなることが
考えられ、この場合には発電機出力の余分の電力が買電
系統へ逆送を来たすこととなる。
【0005】本発明はこのような課題を解決するため
に、このような発電機と買電系統との並列運転における
電力系統の発電機出力制御装置において、所内負荷の脱
落による買電系統への電力の逆送を防止するような機能
を有する電力の逆送防止用発電機出力急減制御装置を提
供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、原動
機、等のプラントの自家発電機による電力系統と買電系
統とを並列運転し、負荷に電力を供給している電力系統
の制御装置として、負荷が急激に減少し、発電機出力以
下になると発電機出力を所定量減少させて負荷よりも小
さくする発電機出力急減ロジックと、このロジックの信
号に基づいて発電機出力を制御し、出力を負荷以下とし
て買電系統への発電機出力の逆送を防ぐ発電機出力制御
器とを備えた構成とする。
【0007】即ち、本発明は、自家発電の発電機と商用
電源からの買電系統とを並列運転し、プラント、等の負
荷へ給電する電力系統の前記発電機の出力制御器であっ
て、前記負荷が前記発電機の出力以下に脱落した場合に
同発電機出力を急速に同脱落後の負荷以下に減少させる
ように演算する発電機出力急減ロジックと、同発電機出
力急減ロジックの出力信号によって同発電機出力を減少
させるように制御する発電機出力制御器とを設けてな
り、前記買電系統への電力の逆送を防止することを特徴
とする電力の逆送防止用発電機出力急減制御装置を提供
する。
【0008】
【作用】本発明はこのような手段により、負荷が脱落し
て発電機出力以下となり、その出力が買電系統に逆送を
来たすと、発電機出力急減ロジックはこれを検知し、発
電機出力の逆送を防止するために発電機出力設定値を脱
落した負荷以下となるように減少させた設定値として発
電機出力制御器に出力する。発電機出力制御器はこの信
号により制御対象である発電機の実際の出力を検出し、
これを設定値まで急減するので発電機出力は脱落した負
荷以下となり、買電系統への出力の逆送が回避されると
共に、従来のような単独運転としないで発電機による給
電と買電系統からの給電の並列運転が継続して維持でき
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1は本発明の一実施例に係る電力の逆
送防止用発電機出力急減制御装置の制御系統のブロック
図である。図において、1は発電機出力制御器、10は
買電系統による電力供給と発電機による電力供給とを並
列運転中に所内負荷が脱落し、買電系統への電力の逆送
を来たした場合、これを防止するため、発電機出力を急
減するような演算を行う発電機出力急減ロジックで、そ
の内部構成は、演算部2、発電機出力の増減レートをあ
らかじめ定められた定数(KW/分)で設定する発電機出
力設定増減レート設定器3、発電機出力設定値を減少さ
せる際下限値以下とならないように下限を設定する発電
機出力下限設定器4、出力を最終的に設定する発電機出
力設定器5とからなっている。
【0010】発電機出力設定器5で設定された発電機出
力設定値24は発電機出力制御器1へ入力する。20は
所内負荷脱落信号、21は買電量検出値で演算部2へ入
力され、22は発電機出力を手動で増、減を設定する信
号、26は制御器1からの制御信号で、発電機出力制御
器1において、実際の発電機出力検出値25を検知し、
設定値24と比較して出力され、発電機を制御するもの
である。
【0011】図2は図1における発電機出力急減ロジッ
ク10の機能を示す図で、所内負荷(1)〜(5)が脱
落すると、信号発生器30内の(1)〜(5)のいずれ
かが作動し、所内負荷脱落信号20を発し、この場合は
脱落した時点で1日だけ発電機出力急減ロジック10を
作動させる。
【0012】この信号20によりロジック10は、発電
機出力目標値23と設定値24が同じになるように設定
値24から発電機出力急減量を減少せしめるような制御
出力を出し、制御器1に与え、発電機出力制御器1は発
電機出力が発電機出力急減量に相当する分を減少させる
ような制御器出力として、当初の制御器出力を急減量に
相当する分減少させて、発電機を制御するものである。
【0013】図3は前述の発電機出力急減ロジック10
と発電機出力制御器1との内部の機能の全体のフローチ
ャートであり、所内負荷脱落信号発生器26からの信号
20がロジック10に入力されると、その信号を検出し
2a,2bにおいて、発電機出力が脱落後の所内負荷よ
りも小さくなるように急減量を設定する。次に2cにお
いて、発電機出力からこの急減量設定値を減算して出力
設定値を求める。2dにおいて、目標値を設定値に等し
くする。
【0014】このように出力目標値と出力設定値が求ま
ると、発電機出力急減ロジック10からこれらの信号が
発電機出力制御器1に与えられ、3aにおいて、発電機
の実際の出力検出値とこの出力設定値とが比較され、3
bにおいて、その偏差を制御出力26として出力し、発
電機出力をロジック10で決定した設定値に制御するも
のである。
【0015】これらの機能は図1に示す制御回路により
実施されるもので、発電機出力急減ロジック10は演算
部2において脱落信号20、買電量21を入力し、前述
のように発電機出力設定値と目標値を演算し、制御器1
にその結果を与える。出力設定値は又、その設定値を手
動設定信号22で増減でき、又、その増減レートは増減
レート設定器3で設定される。その設定値の下限はある
値以下とならないように下限設定器4で下限値を制限し
て、発電機出力設定器5で出力急減量の分が減少した発
電機出力設定値24として発電機出力制御器1に与えら
れ、制御器1では図3で説明したように制御出力26を
出力して発電機出力が減少した設定値となるように発電
機出力を急減させる。
【0016】次に、図4によって所内負荷に脱落が起っ
た場合の作用について説明する。時間T=TO におい
て、所内負荷WD1を発電機出力WG1、買電電力WI1にて
補っている時、時間T=T1 に所内負荷がWL 脱落し、
所内負荷がWD2となった際、買電系統への電力の逆送を
防止するため、瞬時に発電機出力をWG1からWdec 減少
させ、WG2とすることにより買電電力WI2が確保され、
逆送を防止することとなる。
【0017】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように、本発明
においては、発電機の給電と買電系統とを並列運転する
電力系統の発電機出力制御器において、電力逆送防止用
の発電機出力急減ロジックを設けることにより、負荷が
脱落し、発電機出力が負荷よりも大きくなる場合でも、
瞬時に発電機出力を減少するよう制御し、電力の買電系
統への逆送が防止されると共に、従来のように単独運転
へ切替える必要もなく並列運転を維持することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電力の逆送防止用発電
機出力急減制御装置の制御系統のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係る発電機出力急減ロジッ
クの演算機能を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施例に係る発電機出力急減ロジッ
クの部分のフローチャートである。
【図4】本発明の電力の逆送防止用発電機出力急減制御
装置における負荷脱落に応じた発電器出力の状態を示す
図である。
【図5】従来の負荷脱落時の発電機出力の状態を示す図
である。
【符号の説明】
1 発電機出力制御器 2 演算部 3 発電機出力設定増減レート設定器 4 発電機出力下限設定器 5 発電機出力設定器 10 発電機出力急減ロジック 20 所内負荷脱落信号 21 買電量検出値 22 発電機出力設定信号 23 発電機出力目標値 24 発電機出力設定値 25 発電機出力検出値 26 制御出力 30 信号発生器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自家発電の発電機と商用電源からの買電
    系統とを並列運転し、プラント、等の負荷へ給電する電
    力系統の前記発電機の出力制御器であって、前記負荷が
    前記発電機の出力以下に脱落した場合に同発電機出力を
    急速に同脱落後の負荷以下に減少させるように演算する
    発電機出力急減ロジックと、同発電機出力急減ロジック
    の出力信号によって同発電機出力を減少させるように制
    御する発電機出力制御器とを設けてなり、前記買電系統
    への電力の逆送を防止することを特徴とする電力の逆送
    防止用発電機出力急減制御装置。
JP6130212A 1994-06-13 1994-06-13 電力の逆送防止用発電機出力急減制御装置 Withdrawn JPH07336900A (ja)

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