JP2656674B2 - 受電力率制御装置 - Google Patents
受電力率制御装置Info
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- JP2656674B2 JP2656674B2 JP3082938A JP8293891A JP2656674B2 JP 2656674 B2 JP2656674 B2 JP 2656674B2 JP 3082938 A JP3082938 A JP 3082938A JP 8293891 A JP8293891 A JP 8293891A JP 2656674 B2 JP2656674 B2 JP 2656674B2
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/30—Reactive power compensation
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自家用発電機を有する
需要家の受電力率を調整して、この自家用発電機の励磁
を制御する受電力率制御装置に関するものである。
需要家の受電力率を調整して、この自家用発電機の励磁
を制御する受電力率制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば、火力原子力発電VOL.
35 NO.3に示された従来の受電力率制御装置を適
用したシステム図で、図において、1は電力系統、2は
この電力系統1からの電流を検知する計器用変流器、3
は電力系統1からの電圧を検知する計器用変圧器、4は
計器用変流器2及び計器用変圧器3の電流・電圧より力
率を検出する力率検出器、5は電力系統1より電力を受
ける受電変圧器、8は自家用1号発電機(以下、1号発
電機と称す)、9は自家用2号発電機(以下、2号発電
機と称す)、10は1号発電機8の自動電圧調整器(以
下、1号用AVRと称す)、11は2号発電機9の自動
電圧調整器(以下、2号用AVRと称す)、13は主回
路を開閉するしゃ断器、14は力率設定器、15は力率
検出器4で検出した力率信号と力率設定器14で設定し
た力率信号とを比較する力率比較器、16は受電力率制
御を行なうか否かを選択する受電力率制御選択スイッ
チ、17は1号発電機8を受電力率に使用するか否かを
選択する1号発電機選択スイッチ、18は2号発電機9
を受電力率に使用するか否かを選択する2号発電機選択
スイッチ、28は力率比較器15よりの偏差信号を零と
するように1号発電機8或いは2号発電機9の1号用A
VR10或いは2号用AVR11を調整する励磁制御装
置、19aは1号発電機8が制御対象外となった時に該
1号発電機8の力率を設定された範囲に調整する力率限
定装置、19bは2号発電機9が制御対象外となった時
に該2号発電機9の力率を設定された範囲に調整する力
率限定装置である。
35 NO.3に示された従来の受電力率制御装置を適
用したシステム図で、図において、1は電力系統、2は
この電力系統1からの電流を検知する計器用変流器、3
は電力系統1からの電圧を検知する計器用変圧器、4は
計器用変流器2及び計器用変圧器3の電流・電圧より力
率を検出する力率検出器、5は電力系統1より電力を受
ける受電変圧器、8は自家用1号発電機(以下、1号発
電機と称す)、9は自家用2号発電機(以下、2号発電
機と称す)、10は1号発電機8の自動電圧調整器(以
下、1号用AVRと称す)、11は2号発電機9の自動
電圧調整器(以下、2号用AVRと称す)、13は主回
路を開閉するしゃ断器、14は力率設定器、15は力率
検出器4で検出した力率信号と力率設定器14で設定し
た力率信号とを比較する力率比較器、16は受電力率制
御を行なうか否かを選択する受電力率制御選択スイッ
チ、17は1号発電機8を受電力率に使用するか否かを
選択する1号発電機選択スイッチ、18は2号発電機9
を受電力率に使用するか否かを選択する2号発電機選択
スイッチ、28は力率比較器15よりの偏差信号を零と
するように1号発電機8或いは2号発電機9の1号用A
VR10或いは2号用AVR11を調整する励磁制御装
置、19aは1号発電機8が制御対象外となった時に該
1号発電機8の力率を設定された範囲に調整する力率限
定装置、19bは2号発電機9が制御対象外となった時
に該2号発電機9の力率を設定された範囲に調整する力
率限定装置である。
【0003】次に動作について説明する。計器用交流器
2と計器用変圧器3により検知した電流・電圧に基づい
て力率検出器4で受電力率を検出する。この検出した検
出力率と力率設定器14で設定された受電の目標力率と
を力率比較器15で比較し、検出力率と設定力率の偏差
を励磁制御装置28へ出力する。この励磁制御装置28
はこの偏差が零となるように、受電力率制御を行なうた
めに閉成された受電力率制御選択スイッチ16、選択閉
成された1号発電機選択スイッチ17または2号発電機
選択スイッチ18を介して、1号用AVR10または2
号用AVR11へ電圧増、或いは電圧減の信号を送り、
1号発電機8または2号発電機9の励磁を調整してそれ
ぞれの発電機の無効電力出力を調整することにより、受
電の無効電力を調整して、目標力率に制御する。
2と計器用変圧器3により検知した電流・電圧に基づい
て力率検出器4で受電力率を検出する。この検出した検
出力率と力率設定器14で設定された受電の目標力率と
を力率比較器15で比較し、検出力率と設定力率の偏差
を励磁制御装置28へ出力する。この励磁制御装置28
はこの偏差が零となるように、受電力率制御を行なうた
めに閉成された受電力率制御選択スイッチ16、選択閉
成された1号発電機選択スイッチ17または2号発電機
選択スイッチ18を介して、1号用AVR10または2
号用AVR11へ電圧増、或いは電圧減の信号を送り、
1号発電機8または2号発電機9の励磁を調整してそれ
ぞれの発電機の無効電力出力を調整することにより、受
電の無効電力を調整して、目標力率に制御する。
【0004】なお、上記1号発電機選択スイッチ17ま
たは2号発電機選択スイッチ18は、選択除外(受電力
率制御を行なわない側への投入)で、1号用AVR10
または2号用AVR11を受電力率制御から力率限定装
置19a,19bによる力率限定運転に切換えるもので
ある。
たは2号発電機選択スイッチ18は、選択除外(受電力
率制御を行なわない側への投入)で、1号用AVR10
または2号用AVR11を受電力率制御から力率限定装
置19a,19bによる力率限定運転に切換えるもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の受電力率制御装
置は以上のように構成されているので、力率調整は1台
の発電機で行なう必要があり、調整対象外となった発電
機は力率限定運転となるため、受電の力率を制御するた
めの無効電力の調整は、1台の発電機の調整可能分でし
か制御できない。また1号発電機から2号発電機へ調整
対象を切換えるときは、発電機の無効電力分担が急に変
化するため、無効電力の動揺が生じるなどの課題があっ
た。
置は以上のように構成されているので、力率調整は1台
の発電機で行なう必要があり、調整対象外となった発電
機は力率限定運転となるため、受電の力率を制御するた
めの無効電力の調整は、1台の発電機の調整可能分でし
か制御できない。また1号発電機から2号発電機へ調整
対象を切換えるときは、発電機の無効電力分担が急に変
化するため、無効電力の動揺が生じるなどの課題があっ
た。
【0006】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、発電機の無効電力制御機能と発電
機の出力可能限界チェック機能を付加し、複数の発電機
の無効電力の分担能力を加えた範囲で受電力率を調整
し、不要な無効電力動揺を起さないようにした受電力率
制御装置を提供することを目的とする。
めになされたもので、発電機の無効電力制御機能と発電
機の出力可能限界チェック機能を付加し、複数の発電機
の無効電力の分担能力を加えた範囲で受電力率を調整
し、不要な無効電力動揺を起さないようにした受電力率
制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る受電力率
制御装置は、設定された優先順に受電力率を調整する発
電機を選択し、その発電機の出力をチェックしながら受
電の力率を調整し、発電機の出力が限界となったら該発
電機を無効電力制御に切換えるとともに次の優先順の発
電機を受電力率調整用の発電機として自動的に選択し、
受電力率制御を行なうものである。
制御装置は、設定された優先順に受電力率を調整する発
電機を選択し、その発電機の出力をチェックしながら受
電の力率を調整し、発電機の出力が限界となったら該発
電機を無効電力制御に切換えるとともに次の優先順の発
電機を受電力率調整用の発電機として自動的に選択し、
受電力率制御を行なうものである。
【0008】
【作用】この発明における受電力率制御装置は、発電機
の出力可能限界をチェックする機能を持っているので、
発電機の運転可能範囲で、該発電機の無効電力出力を調
整することができる。また、調整する発電機の優先順を
設定することができるので、優先順の高い順に受電力率
調整用の発電機として自動選択できる。
の出力可能限界をチェックする機能を持っているので、
発電機の運転可能範囲で、該発電機の無効電力出力を調
整することができる。また、調整する発電機の優先順を
設定することができるので、優先順の高い順に受電力率
調整用の発電機として自動選択できる。
【0009】一方、出力可能限界チェックで限界に達し
たことを検知したら、次の優先順の発電機を受電力率の
調整用発電機として自動選択し、上記出力可能限界に達
した発電機は、自身の無効電力制御機能により、出力可
能限界に達した時の運転無効電力値を設定値として、そ
の設定値に無効電力出力がなるように制御する。
たことを検知したら、次の優先順の発電機を受電力率の
調整用発電機として自動選択し、上記出力可能限界に達
した発電機は、自身の無効電力制御機能により、出力可
能限界に達した時の運転無効電力値を設定値として、そ
の設定値に無効電力出力がなるように制御する。
【0010】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。前記図4に示す従来装置と同一部分に
同一符号を付して重複説明を省略した。図1において、
6a,6bは1号発電機8、2号発電機9の有効電力検
出器、7a,7bは1号発電機8,2号発電機9の無効
電力検出器、12はこの発明における受電力率制御装置
である。
ついて説明する。前記図4に示す従来装置と同一部分に
同一符号を付して重複説明を省略した。図1において、
6a,6bは1号発電機8、2号発電機9の有効電力検
出器、7a,7bは1号発電機8,2号発電機9の無効
電力検出器、12はこの発明における受電力率制御装置
である。
【0011】図2は受電力率制御装置12の具体的構成
を示すブロック図であり、図2において、20は調整用
発電機の優先順を設定する発電機優先順設定器、21は
発電機出力可能限界チェック器、22は1号発電機8を
調整用発電機に選択した場合に励磁されるリレー、23
は2号発電機9を調整用発電機に選択された時に励磁さ
れるリレー、24は1号発電機8の無効電力制御器、2
5は2号発電機9の無効電力制御器、26は1号発電機
8の励磁制御器、27は2号発電機9の励磁制御器であ
る。
を示すブロック図であり、図2において、20は調整用
発電機の優先順を設定する発電機優先順設定器、21は
発電機出力可能限界チェック器、22は1号発電機8を
調整用発電機に選択した場合に励磁されるリレー、23
は2号発電機9を調整用発電機に選択された時に励磁さ
れるリレー、24は1号発電機8の無効電力制御器、2
5は2号発電機9の無効電力制御器、26は1号発電機
8の励磁制御器、27は2号発電機9の励磁制御器であ
る。
【0012】次に動作について説明する。力率検出器4
で受電の力率を検出し、有効電力検出器6a,6b及び
無効電力検出器7a,7bで1号発電機8及び2号発電
機9の有効電力と無効電力を検出し、これ等の各検出信
号を受電力率制御装置12へ入力する。
で受電の力率を検出し、有効電力検出器6a,6b及び
無効電力検出器7a,7bで1号発電機8及び2号発電
機9の有効電力と無効電力を検出し、これ等の各検出信
号を受電力率制御装置12へ入力する。
【0013】受電力率制御装置12に入力された信号の
うち、有効電力検出器6a,6b及び無効電力検出器7
a,7bで検出された1号発電機8及び2号発電機9の
有効電力、無効電力は発電機出力可能限界チェック器2
1へ入力される。この発電機出力可能限界チェック器2
1は、各発電機の現在出力が許容範囲内にあるかどうか
をチェックし、各発電機の現在出力が許容範囲内であれ
ば、発電機優先順設定器20で設定された優先順の高い
発電機、例えば1号発電機8を調整対象に選択するため
に、例えばリレー22を励磁する。このリレー22が励
磁されると、このリレー22の可動接点22aを固定接
点bから固定接点aに切換え投入して、励磁制御器26
を無効電力制御器24から力率比較器15に切換え接続
する。
うち、有効電力検出器6a,6b及び無効電力検出器7
a,7bで検出された1号発電機8及び2号発電機9の
有効電力、無効電力は発電機出力可能限界チェック器2
1へ入力される。この発電機出力可能限界チェック器2
1は、各発電機の現在出力が許容範囲内にあるかどうか
をチェックし、各発電機の現在出力が許容範囲内であれ
ば、発電機優先順設定器20で設定された優先順の高い
発電機、例えば1号発電機8を調整対象に選択するため
に、例えばリレー22を励磁する。このリレー22が励
磁されると、このリレー22の可動接点22aを固定接
点bから固定接点aに切換え投入して、励磁制御器26
を無効電力制御器24から力率比較器15に切換え接続
する。
【0014】以下、発電機出力可能限界チェック器21
で調整対象の発電機を選択する動作を図3に示すフロー
チャートについて説明する。受電力率制御選択スイッチ
16がオンしているかを判断し(ステップST1)、Y
ESであれば受電力率制御が選択され、制御を開始す
る。また、受電力率制御選択スイッチ16がオンであれ
ば、受電力率を調整する発電機を優先順の高い方を選択
して調整用発電機とする(ステップST2)。いま、例
えば、1号発電機8の優先順が先であれば、この1号発
電機8の現在の出力が許容範囲内であるかを判断し(ス
テップST3)、YESであればリレー22を励磁する
(ステップST4)。1号発電機8の出力が許容範囲外
でステップST3の判断がNOであれば、1号発電機8
の現在の無効電力値を記憶する(ステップST5)。そ
の後、2号発電機9の現在出力が許容内であるかを判断
し(ステップST6)、YESであれば、リレー23を
励磁する(ステップST7)。又2号発電機8の出力が
許容外であれば、2号発電機9の現在無効電力を記憶す
る(ステップST8)。
で調整対象の発電機を選択する動作を図3に示すフロー
チャートについて説明する。受電力率制御選択スイッチ
16がオンしているかを判断し(ステップST1)、Y
ESであれば受電力率制御が選択され、制御を開始す
る。また、受電力率制御選択スイッチ16がオンであれ
ば、受電力率を調整する発電機を優先順の高い方を選択
して調整用発電機とする(ステップST2)。いま、例
えば、1号発電機8の優先順が先であれば、この1号発
電機8の現在の出力が許容範囲内であるかを判断し(ス
テップST3)、YESであればリレー22を励磁する
(ステップST4)。1号発電機8の出力が許容範囲外
でステップST3の判断がNOであれば、1号発電機8
の現在の無効電力値を記憶する(ステップST5)。そ
の後、2号発電機9の現在出力が許容内であるかを判断
し(ステップST6)、YESであれば、リレー23を
励磁する(ステップST7)。又2号発電機8の出力が
許容外であれば、2号発電機9の現在無効電力を記憶す
る(ステップST8)。
【0015】上記とは反対に、2号発電機9の優先順が
先であれば、上記1号発電機8の優先順が先の場合と同
様にステップST9〜ST12の通りチェックし該当の
リレー22またはリレー23を励磁させる(ステップS
T4,ST7)。
先であれば、上記1号発電機8の優先順が先の場合と同
様にステップST9〜ST12の通りチェックし該当の
リレー22またはリレー23を励磁させる(ステップS
T4,ST7)。
【0016】また、上記ステップST1の判断結果がN
Oの場合、1号発電機8、2号発電機9の現在無効電力
を共に記憶する(ステップST13)。
Oの場合、1号発電機8、2号発電機9の現在無効電力
を共に記憶する(ステップST13)。
【0017】リレー22がステップST4で励磁される
と、リレー22の可動接点22aは図示例のように固定
接点a側に閉じ、また非磁となれば固定接点b側に閉じ
る。同様にリレー23がステップST7で励磁されれ
ば、リレー23の可動接点23aは固定接点a側に閉
じ、非励磁となれば図示例の固定接点b側に閉じる。ま
た、リレー22とリレー23は同時に励磁されないよう
にインターロックが設けられている。
と、リレー22の可動接点22aは図示例のように固定
接点a側に閉じ、また非磁となれば固定接点b側に閉じ
る。同様にリレー23がステップST7で励磁されれ
ば、リレー23の可動接点23aは固定接点a側に閉
じ、非励磁となれば図示例の固定接点b側に閉じる。ま
た、リレー22とリレー23は同時に励磁されないよう
にインターロックが設けられている。
【0018】発電機出力可能限界チェック器21は以上
のように動作するので、リレー22が励磁されれば、可
動接点22aはa側へ閉じ、力率検出器4で検出された
現在の受電力率信号と力率設定器14の設定信号とを比
較した力率比較器15の偏差出力を1号発電機8の励磁
制御器26に供給する。そして、この励磁制御器26の
出力に応じて1号発電機8の1号用AVR10へ励磁増
或いは励磁減の信号を出し、1号発電機8の無効電力出
力を調整して受電の力率を設定値に制御する。また、リ
レー23の可動接点23aがa側に閉となった時も同様
に2号発電機9により、無効電力出力を調整して受電の
力率を制御することになる。
のように動作するので、リレー22が励磁されれば、可
動接点22aはa側へ閉じ、力率検出器4で検出された
現在の受電力率信号と力率設定器14の設定信号とを比
較した力率比較器15の偏差出力を1号発電機8の励磁
制御器26に供給する。そして、この励磁制御器26の
出力に応じて1号発電機8の1号用AVR10へ励磁増
或いは励磁減の信号を出し、1号発電機8の無効電力出
力を調整して受電の力率を設定値に制御する。また、リ
レー23の可動接点23aがa側に閉となった時も同様
に2号発電機9により、無効電力出力を調整して受電の
力率を制御することになる。
【0019】リレー22,23の可動接点22a,23
aがb側に閉じられた場合、その対象の発電機は、図3
のフローチャートの手順により、発電機出力可能限界チ
ェック器21で記憶された対応する無効電力を設定値と
して、無効電力制御が行なわれる。例えば、可動接点2
2aがb側へ閉のとき、発電機出力可能限界チェック器
21で記憶されている1号発電機8の無効電力を設定値
とし、この設定値と無効電力検出器7で検出された1号
発電機8の現在無効電力との偏差が1号発電機8の無効
電力制御器24により演算され、その偏差信号により励
磁制御器26で1号発電機8の無効電力出力が設定値と
なるように制御される。可動接点23がb側へ閉のとき
も、上記と同様の作用により2号発電機9の無効電力出
力が設定値となるように制御される。
aがb側に閉じられた場合、その対象の発電機は、図3
のフローチャートの手順により、発電機出力可能限界チ
ェック器21で記憶された対応する無効電力を設定値と
して、無効電力制御が行なわれる。例えば、可動接点2
2aがb側へ閉のとき、発電機出力可能限界チェック器
21で記憶されている1号発電機8の無効電力を設定値
とし、この設定値と無効電力検出器7で検出された1号
発電機8の現在無効電力との偏差が1号発電機8の無効
電力制御器24により演算され、その偏差信号により励
磁制御器26で1号発電機8の無効電力出力が設定値と
なるように制御される。可動接点23がb側へ閉のとき
も、上記と同様の作用により2号発電機9の無効電力出
力が設定値となるように制御される。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、発電
機の無効電力制御器と出力可能限界チェック器とを付加
したので、受電力率の制御範囲を広くとることができ、
また、制御切換時の電力動揺を小さく押えることができ
る効果がある。
機の無効電力制御器と出力可能限界チェック器とを付加
したので、受電力率の制御範囲を広くとることができ、
また、制御切換時の電力動揺を小さく押えることができ
る効果がある。
【図1】この発明の一実施例による受電力率制御装置を
適用したシステム図である。
適用したシステム図である。
【図2】この発明の一実施例による受電力率制御装置の
構成図である。
構成図である。
【図3】この発明の一実施例による発電機出力可能限界
チェック器の機能を説明するフローチャート図である。
チェック器の機能を説明するフローチャート図である。
【図4】従来の受電力率制御装置を適用したシステム図
である。
である。
4 力率検出器 8 1号発電機 9 2号発電機 14 力率設定器 15 力率比較器 20 発電機優先順設定器 21 発電機出力可能限界チェック器 24 1号発電機無効電力制御器 25 2号発電機無効電力制御器 26 1号発電機励磁制御器 27 2号発電機励磁制御器
Claims (1)
- 【請求項1】 受電の力率検出器で検出した力率信号と
力率設定器で設定した設定信号を比較する受電力率比較
器と、複数発電機の制御の優先順を設定する発電機優先
順設定器と、前記受電力率比較器の偏差出力を零にする
ために前記発電機の励磁を増減させる信号を出す発電機
励磁制御器と、前記発電機優先順設定器で設定された発
電機の有効電力検出器および無効電力検出器からの検出
信号を入力して前記発電機の運転許容範囲をチェックし
該発電機の励磁制御を許可あるいは禁止する発電機出力
可能限界チェック器と、この発電機出力可能限界チェッ
ク器に記憶された無効電力と前記無効電力検出器で検出
された現在の無効電力との偏差を演算する前記発電機無
効電力制御器と、前記発電機が調整用発電機として選択
されたとき前記発電機出力可能限界チェック器の出力で
励磁されて前記発電機励磁制御器を前記発電機無効電力
制御器から前記力率比較器に切換えるリレーとを備えた
受電力率制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3082938A JP2656674B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 受電力率制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3082938A JP2656674B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 受電力率制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04295234A JPH04295234A (ja) | 1992-10-20 |
JP2656674B2 true JP2656674B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=13788167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3082938A Expired - Lifetime JP2656674B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 受電力率制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2656674B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008211893A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Mitsubishi Electric Corp | 系統再並列制御装置 |
CA2666743C (en) | 2009-01-07 | 2013-04-02 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Wind turbine generator system and method of controlling output of the same |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP3082938A patent/JP2656674B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04295234A (ja) | 1992-10-20 |
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