JPH0733640B2 - 複合撚り線からなるワイヤロープ及びその製造方法 - Google Patents
複合撚り線からなるワイヤロープ及びその製造方法Info
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- JPH0733640B2 JPH0733640B2 JP3135911A JP13591191A JPH0733640B2 JP H0733640 B2 JPH0733640 B2 JP H0733640B2 JP 3135911 A JP3135911 A JP 3135911A JP 13591191 A JP13591191 A JP 13591191A JP H0733640 B2 JPH0733640 B2 JP H0733640B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合撚り線からなるワイ
ヤロープ及びその製造方法の改良に関するものである。
ヤロープ及びその製造方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤロープは、複数の針金(素線、ワ
イヤ)を撚り合わせたものであるが、その中には1本の
ワイヤを芯線としてその外周に複数のワイヤを撚り合わ
せた構成のものがある。この種のワイヤロープの場合、
上記芯線として、予め伸線工程により所定径とされた真
直な素線が従来一般に用いられている。
イヤ)を撚り合わせたものであるが、その中には1本の
ワイヤを芯線としてその外周に複数のワイヤを撚り合わ
せた構成のものがある。この種のワイヤロープの場合、
上記芯線として、予め伸線工程により所定径とされた真
直な素線が従来一般に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のワイヤロープにおいては、芯線が真直な素線
によって構成されている一方で、その外周に撚り合わさ
れた複数のワイヤは螺旋状であることから、それらのワ
イヤの弾性限界内の伸長量に比べて上記芯線の弾性限界
内の伸長量が余りにも小さく、そのため当該ロープに所
定値以上の引っ張り荷重が作用した時に、上記芯線がそ
の周りの各ワイヤより先に断線してしまうのである。
うな従来のワイヤロープにおいては、芯線が真直な素線
によって構成されている一方で、その外周に撚り合わさ
れた複数のワイヤは螺旋状であることから、それらのワ
イヤの弾性限界内の伸長量に比べて上記芯線の弾性限界
内の伸長量が余りにも小さく、そのため当該ロープに所
定値以上の引っ張り荷重が作用した時に、上記芯線がそ
の周りの各ワイヤより先に断線してしまうのである。
【0004】その結果、芯線によって保たれていた芯線
周囲の複数のワイヤ(6本の場合だと横断面六角形であ
り、その他ワイヤの本数によって多角形を呈するように
撚り合わされている)の相互の保形が崩れ、荷重が6本
に相互に伝達されなくなり、最も引っ張り作用を受ける
ワイヤから瞬時のうちに順次断線してゆき、最悪の場合
にはロープ自身の切断に至るのである。特に大荷重を作
用させるために複数の撚り線を更に撚り合わせるように
した複合撚り線からなるワイヤロープの場合に顕著に現
れる。本発明はワイヤロープに関する上記のような問題
に対処するもので、ワイヤロープの芯材の形状を改良す
ることにより、芯材切断に起因してロープ自身が容易に
切断せず、従来よりも数倍乃至数十倍疲労に強く、且
つ、大きな引っ張り強度が得られるとともに、上述の技
術思想に基づいて、より大きな過重に耐える太いワイヤ
ロープを提供出来るようにすることを目的とする。
周囲の複数のワイヤ(6本の場合だと横断面六角形であ
り、その他ワイヤの本数によって多角形を呈するように
撚り合わされている)の相互の保形が崩れ、荷重が6本
に相互に伝達されなくなり、最も引っ張り作用を受ける
ワイヤから瞬時のうちに順次断線してゆき、最悪の場合
にはロープ自身の切断に至るのである。特に大荷重を作
用させるために複数の撚り線を更に撚り合わせるように
した複合撚り線からなるワイヤロープの場合に顕著に現
れる。本発明はワイヤロープに関する上記のような問題
に対処するもので、ワイヤロープの芯材の形状を改良す
ることにより、芯材切断に起因してロープ自身が容易に
切断せず、従来よりも数倍乃至数十倍疲労に強く、且
つ、大きな引っ張り強度が得られるとともに、上述の技
術思想に基づいて、より大きな過重に耐える太いワイヤ
ロープを提供出来るようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る複合撚り線からなるワイヤロープの製造方法
は、波打加工された芯線と、その周囲に配設された複数
の撚り線とで線材を形成し、該線材を波打加工して芯材
を形成した後、該芯材の周囲に複数の線材を配設すると
ともに、該線材を芯材の外周の撚り方向とは逆の撚り方
向に撚って撚り線を形成するようにしたことを特徴と
し、複合撚り線からなるワイヤロープは、波打加工され
た芯線とその周囲に配設された複数の撚り線とで形成さ
れた線材とを波打たせてなる芯材と、この芯材の外周の
撚り方向とは逆の撚り方向に複数の線材を撚って構成さ
れたことを特徴とするものである。
発明に係る複合撚り線からなるワイヤロープの製造方法
は、波打加工された芯線と、その周囲に配設された複数
の撚り線とで線材を形成し、該線材を波打加工して芯材
を形成した後、該芯材の周囲に複数の線材を配設すると
ともに、該線材を芯材の外周の撚り方向とは逆の撚り方
向に撚って撚り線を形成するようにしたことを特徴と
し、複合撚り線からなるワイヤロープは、波打加工され
た芯線とその周囲に配設された複数の撚り線とで形成さ
れた線材とを波打たせてなる芯材と、この芯材の外周の
撚り方向とは逆の撚り方向に複数の線材を撚って構成さ
れたことを特徴とするものである。
【0006】
【作 用】本発明の複合撚り線からなるワイヤロープは
芯材が波形に形成されているので、当該ワイヤロープに
大きな引っ張り荷重が作用した際には、芯材の周囲の各
撚り線部材がその螺旋径を細めつつ引っ張り方向に沿っ
て伸長するが、螺旋径を細める方向への収縮とワイヤロ
ープの長手方向への延びを上記芯材の波形が変形してこ
れに対応する。これにより、従来の真直の芯材ように、
その周りの撚り線部材より先に断線するといった事態を
防止することが出来る。また、芯材の周囲に配設される
撚り線部材自体も芯線の周囲に配設された撚り線部材が
芯線方向に収縮し、長手方向に延びようとした時に、こ
の延びと収縮とを芯線の波打ちが変形してこれを吸収す
る。その結果、芯材によって保たれている芯材周囲の複
数の撚り線部材の相互の保形(六角やその他)が崩れる
のを未然に防止でき、荷重が常時各ワイヤに均等に伝達
されることとなって、芯材切断に起因するロープ自体の
強度低下乃至は切断を防止できるのである。
芯材が波形に形成されているので、当該ワイヤロープに
大きな引っ張り荷重が作用した際には、芯材の周囲の各
撚り線部材がその螺旋径を細めつつ引っ張り方向に沿っ
て伸長するが、螺旋径を細める方向への収縮とワイヤロ
ープの長手方向への延びを上記芯材の波形が変形してこ
れに対応する。これにより、従来の真直の芯材ように、
その周りの撚り線部材より先に断線するといった事態を
防止することが出来る。また、芯材の周囲に配設される
撚り線部材自体も芯線の周囲に配設された撚り線部材が
芯線方向に収縮し、長手方向に延びようとした時に、こ
の延びと収縮とを芯線の波打ちが変形してこれを吸収す
る。その結果、芯材によって保たれている芯材周囲の複
数の撚り線部材の相互の保形(六角やその他)が崩れる
のを未然に防止でき、荷重が常時各ワイヤに均等に伝達
されることとなって、芯材切断に起因するロープ自体の
強度低下乃至は切断を防止できるのである。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図及び第2図は実施例に係る複合撚り線からな
るワイヤロープを夫々示す側面図及び断面図であって、
これらの図面に示すワイヤロープ1は、中心の芯材2
と、この芯材2の周囲に配設された複数の撚り線部材3
とで構成された太いワイヤロープである。そして、この
太いワイヤロープ1を形成する芯材2及びその周囲に配
設される撚り線部材3のそれぞれは、図3及び図4に示
すように、先ず、芯線4に波打ち加工を施す。
る。第1図及び第2図は実施例に係る複合撚り線からな
るワイヤロープを夫々示す側面図及び断面図であって、
これらの図面に示すワイヤロープ1は、中心の芯材2
と、この芯材2の周囲に配設された複数の撚り線部材3
とで構成された太いワイヤロープである。そして、この
太いワイヤロープ1を形成する芯材2及びその周囲に配
設される撚り線部材3のそれぞれは、図3及び図4に示
すように、先ず、芯線4に波打ち加工を施す。
【0008】次に、波打加工が施された芯線4の周囲に
多数の撚り線5・・・を撚り合わせたて線材6を形成す
る。こうして形成された線材6の内、芯材2となる線材
6については全長に亙って更に波打ち加工を施す。しか
して、波打ち加工を施された芯材2となる線材6の周囲
に複数の線材6を撚り線部材3として配設し、これを撚
るのであるが前記芯材2の撚り線5の撚り方向が左撚り
(A)の場合、撚り線部材3の撚り方向は右撚り(B)
にすることが望ましい(図2参照)。
多数の撚り線5・・・を撚り合わせたて線材6を形成す
る。こうして形成された線材6の内、芯材2となる線材
6については全長に亙って更に波打ち加工を施す。しか
して、波打ち加工を施された芯材2となる線材6の周囲
に複数の線材6を撚り線部材3として配設し、これを撚
るのであるが前記芯材2の撚り線5の撚り方向が左撚り
(A)の場合、撚り線部材3の撚り方向は右撚り(B)
にすることが望ましい(図2参照)。
【0009】このように、芯材2の撚り線5の撚り方向
と撚り線部材3の撚り方向とを異ならせると、このワイ
ヤロープ1が引き伸ばされようとしたときに、互いに締
めつけ合う方向に収縮しようとするので“バラ”ける事
が無くなる。また、図示の例では上記芯材2と撚り線部
材3・・・とを同じ太さのもので構成するようにしてあ
るが、芯材2の径を撚り線部材3・・・の径より僅かに
太くするのが望ましい。
と撚り線部材3の撚り方向とを異ならせると、このワイ
ヤロープ1が引き伸ばされようとしたときに、互いに締
めつけ合う方向に収縮しようとするので“バラ”ける事
が無くなる。また、図示の例では上記芯材2と撚り線部
材3・・・とを同じ太さのもので構成するようにしてあ
るが、芯材2の径を撚り線部材3・・・の径より僅かに
太くするのが望ましい。
【0010】上記構成によれば、複合撚り線からなるワ
イヤロープ1は芯材2が波形に形成されているので、当
該ワイヤロープ1に大きな引っ張り荷重が作用した際に
は、芯材2の周囲の各撚り線部材3がその螺旋径を細め
つつ引っ張り方向に沿って伸長するが、螺旋径を細める
方向への収縮とワイヤロープ1の長手方向への延びを上
記芯材2の波形が変形してこれに対応する。これによ
り、従来の真直の芯材ように、その芯材の周りの撚り線
部材より先に断線するといった事態を防止することが出
来る。また、芯材2の周囲に配設される撚り線部材3自
体も芯線4の周囲に配設された撚り線5が芯線4の方向
に収縮するとともに、長手方向へ延びようとするのを芯
線4の波打ち部分が変形してこれを吸収する。
イヤロープ1は芯材2が波形に形成されているので、当
該ワイヤロープ1に大きな引っ張り荷重が作用した際に
は、芯材2の周囲の各撚り線部材3がその螺旋径を細め
つつ引っ張り方向に沿って伸長するが、螺旋径を細める
方向への収縮とワイヤロープ1の長手方向への延びを上
記芯材2の波形が変形してこれに対応する。これによ
り、従来の真直の芯材ように、その芯材の周りの撚り線
部材より先に断線するといった事態を防止することが出
来る。また、芯材2の周囲に配設される撚り線部材3自
体も芯線4の周囲に配設された撚り線5が芯線4の方向
に収縮するとともに、長手方向へ延びようとするのを芯
線4の波打ち部分が変形してこれを吸収する。
【0011】その結果、芯材2が切れることが無く、複
数の撚り線部材3の相互の保形(六角やその他)が崩れ
るのを未然に防止でき、荷重が常時各ワイヤに均等に伝
達されることとなって、芯材2の切断に起因するロープ
自体の強度低下乃至は切断を防止できるのである。従っ
て、従来のように芯材 2その周りのワイヤより先に断
線するといった事態を未然に防止することが出来、従来
よりも引っ張り強度特性に優れた太いワイヤロープを実
現し得るのである。尚、上記実施例では1本の芯材2の
周囲に6本の撚り線部材3・・・を配設するようにして
あるが、芯材は2本以上にすることができることは勿論
のこと、撚り線部材3・・・の本数は任意に選定するこ
とが出来るのは言うまでもないことである。
数の撚り線部材3の相互の保形(六角やその他)が崩れ
るのを未然に防止でき、荷重が常時各ワイヤに均等に伝
達されることとなって、芯材2の切断に起因するロープ
自体の強度低下乃至は切断を防止できるのである。従っ
て、従来のように芯材 2その周りのワイヤより先に断
線するといった事態を未然に防止することが出来、従来
よりも引っ張り強度特性に優れた太いワイヤロープを実
現し得るのである。尚、上記実施例では1本の芯材2の
周囲に6本の撚り線部材3・・・を配設するようにして
あるが、芯材は2本以上にすることができることは勿論
のこと、撚り線部材3・・・の本数は任意に選定するこ
とが出来るのは言うまでもないことである。
【0012】
【発明の効果】本発明の複合撚り線からなるワイヤロー
プ及びその製造方法によれば、芯材切断に起因してロー
プ自身が容易に切断せず、従来よりも数倍乃至数十倍疲
労に強く、且つ、大きな引っ張り強度が得られる複合撚
り線からなるワイヤロープを製造することができると言
う効果がある。更に、本発明の複合撚り線からなるワイ
ヤロープに依れば、芯材が波形に形成されているので、
当該ワイヤロープに大きな引っ張り荷重が作用した際
に、芯材の周囲の各撚り線部材がその螺旋径を細めつつ
引っ張り方向に沿って伸長するが、螺旋径を細める方向
への収縮とワイヤロープの長手方向への延びを上記芯材
の波形が変形してこれを吸収する。加えて、芯材の周囲
に配設される撚り線部材自体も芯線の周囲に配設された
撚り線が芯線方向に収縮するとともに、長手方向に延び
ようとした時に、この延びと収縮とを芯線の波打ちが変
形してこれを吸収するので、芯材によって保たれている
芯材周囲の複数の撚り線部材の相互の保形(六角やその
他)が崩れるのを未然に防止できるとともに、荷重が常
時各ワイヤに均等に伝達されることとなって、芯材の切
断に起因するワイヤロープ自体の強度低下乃至は切断を
防止できると言う利点がある。
プ及びその製造方法によれば、芯材切断に起因してロー
プ自身が容易に切断せず、従来よりも数倍乃至数十倍疲
労に強く、且つ、大きな引っ張り強度が得られる複合撚
り線からなるワイヤロープを製造することができると言
う効果がある。更に、本発明の複合撚り線からなるワイ
ヤロープに依れば、芯材が波形に形成されているので、
当該ワイヤロープに大きな引っ張り荷重が作用した際
に、芯材の周囲の各撚り線部材がその螺旋径を細めつつ
引っ張り方向に沿って伸長するが、螺旋径を細める方向
への収縮とワイヤロープの長手方向への延びを上記芯材
の波形が変形してこれを吸収する。加えて、芯材の周囲
に配設される撚り線部材自体も芯線の周囲に配設された
撚り線が芯線方向に収縮するとともに、長手方向に延び
ようとした時に、この延びと収縮とを芯線の波打ちが変
形してこれを吸収するので、芯材によって保たれている
芯材周囲の複数の撚り線部材の相互の保形(六角やその
他)が崩れるのを未然に防止できるとともに、荷重が常
時各ワイヤに均等に伝達されることとなって、芯材の切
断に起因するワイヤロープ自体の強度低下乃至は切断を
防止できると言う利点がある。
【図1】 ワイヤロープの側面図である。
【図2】 図1のC−C線断面図である。
【図3】 線材を分解した側面図である。
【図4】 図3のD−D線断面図である。
1・・・ワイヤロープ 2・・・芯材 3・・・撚り線部材 4・・・芯線 5・・・撚り線 6・・・線材
Claims (2)
- 【請求項1】波打加工された芯線と、その周囲に配設さ
れた複数の撚り線とで線材を形成し、該線材を波打加工
して芯材を形成した後、該芯材の周囲に複数の線材を配
設するとともに、該線材を芯材の外周の撚り方向とは逆
の撚り方向に撚って撚り線を形成するようにしたことを
特徴とする複合撚り線からなるワイヤロープの製造方
法。 - 【請求項2】波打加工された芯線とその周囲に配設され
た複数の撚り線とで形成された線材とを波打たせてなる
芯材と、この芯材の外周の撚り方向とは逆の撚り方向に
複数の線材を撚って構成されたことを特徴とする複合撚
り線からなるワイヤロープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3135911A JPH0733640B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 複合撚り線からなるワイヤロープ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3135911A JPH0733640B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 複合撚り線からなるワイヤロープ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04343777A JPH04343777A (ja) | 1992-11-30 |
JPH0733640B2 true JPH0733640B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=15162721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3135911A Expired - Lifetime JPH0733640B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 複合撚り線からなるワイヤロープ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733640B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104947486A (zh) * | 2015-07-10 | 2015-09-30 | 天津冶金钢线钢缆集团有限公司 | 一种新型双压实钢丝绳及其生产工艺 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2918091B2 (ja) * | 1995-04-27 | 1999-07-12 | 株式会社ムネタカ | ワイヤー錠 |
CN109610212A (zh) * | 2018-12-03 | 2019-04-12 | 江苏兴达钢帘线股份有限公司 | 一种具有特殊结构的钢丝绳及其生产工艺 |
KR102387623B1 (ko) * | 2021-10-28 | 2022-04-18 | (주)신흥이앤지 | 복합소재 로프 제조방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NO783198L (no) * | 1977-09-30 | 1979-04-02 | Bekaert Sa Nv | Fremgangsmaate og middel til armering av boeyelige gjenstander, samt det fremstilte produkt |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP3135911A patent/JPH0733640B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104947486A (zh) * | 2015-07-10 | 2015-09-30 | 天津冶金钢线钢缆集团有限公司 | 一种新型双压实钢丝绳及其生产工艺 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04343777A (ja) | 1992-11-30 |
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