JPH0733553U - 研削砥石の芯出し調整機構 - Google Patents

研削砥石の芯出し調整機構

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JPH0733553U
JPH0733553U JP6355493U JP6355493U JPH0733553U JP H0733553 U JPH0733553 U JP H0733553U JP 6355493 U JP6355493 U JP 6355493U JP 6355493 U JP6355493 U JP 6355493U JP H0733553 U JPH0733553 U JP H0733553U
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adjusting
grinding wheel
bolt
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純也 中村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 研削砥石と砥石軸との同軸度を簡易にしかも
確実に調整する。 【構成】 芯出し調整機構Aは、スリーブフランジ2
と、スリーブフランジ2に進退自在に螺合した調整ボル
ト6と、スリーブフランジ2の円筒部2aの外径に半径
方向移動自在に埋設された調整部材7とを主要な構成要
素とする。調整ボルト6の先端部には円錐状のテーパ面
6aが設けられ、また、調整部材7の下端後方部には調
整ボルト6のテーパ面6aに適合接触する半円錐状のテ
ーパ面7aが設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、研削盤における研削砥石取付時の外径振れを極力小さくすることを 可能とした芯出し調整機構に関し、特に、CBN砥石の芯出し調整に好適なもの に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、センターレス研削盤に使用されるCBNホイール砥石の取付け例とし ては、図6に示すように、テーパ内径のスリーブフランジ22を介して砥石軸2 3に取付けるタイプと、ストレート内径のスリーブフランジ32を介して砥石軸 33に取付けるタイプとがある。前者は、研削砥石の幅が比較的狭いものに使用 され、また、片持形式の砥石軸に多く使用されている。後者は、研削砥石の幅が 比較的広いものに使用され、また、両持形式の砥石軸に多く使用されている。
【0003】 図6および図7において、スリーブフランジ22(32)は、砥石軸23(3 3)の外径に嵌合される筒部22a(32a)と、筒部22a(32a)の一端 に一体形成された固定フランジ部22b(32b)と、円筒部22a(32a) の他端に締付けボルトで締付けられる締付けフランジ部22c(32c)とを備 えている。テーパ内径のスリーブフランジ22は軸端に螺合したナット24の締 付け力で砥石軸23にテーパ嵌合され、ストレート内径のスリーブフランジ32 は取付けボルトで砥石軸33に締付け固定される。CBN砥石21(31)は、 スリーブフランジ22(32)の筒部22a(32a)の外径に嵌合され、締付 けフランジ部22c(32c)で締付け固定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のような取付け構造では、砥石軸の軸芯と研削砥石の外径との 同軸度は各部品及び組付け精度によって決定されてしまうが、特にCBN砥石の 場合は、内径の寸法公差を厳しく管理することが困難なため、スリーブフランジ との嵌合部に隙間が生じ、同軸度を出すことが非常に困難である。また、CBN 砥石の場合、通常の研削砥石に比べ、外径振れ修正のためのツルーイングに多大 な時間がかかり、かつ、非常に高価であるという事情もある。
【0005】 このため、従来、図6に示すタイプでは、スリーブフランジ22をCBNホイ ールメーカーに支給し、スリーブフランジ22の軸芯と同軸外径となるようにC BN砥石21の製作を依頼することにより、砥石軸23との同軸度が確保される よう配慮していた。ところが、図7に示すタイプでは、スリーブフランジ32と 砥石軸33との嵌合部にどうしても隙間が生じるため、上述した手段では、同軸 度を確保することは困難である。一方、取付時、CBN砥石を半径方向に微動調 整して同軸度を出すのは非常に困難であり、かつ、多大な時間がかかる。
【0006】 そこで、本考案の目的は、研削砥石特にCBN砥石と砥石軸との同軸度を簡易 にしかも確実に調整することができる芯出し調整機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の芯出し調整機構は、砥石軸の外径に嵌合固定されるスリーブフランジ と、スリーブフランジに進退移動自在に螺合可能で、その一部に円錐状のテーパ 面を有する調整ボルトと、スリーブフランジの外径に半径方向移動自在に埋設さ れ、調整ボルトのテーパ面と適合接触するテーパ面を有する調整部材とを備えた ものであって、調整ボルトの進退移動を介して、調整部材を半径方向移動させる ことにより、スリーブフランジの外径に嵌合した研削砥石を内径側から押圧微動 させて芯出し調整するものである。
【0008】
【作用】
調整部材は調整ボルトのテーパ面と適合接触するテーパ面を備えており、調整 ボルトを調整部材に対して進退移動させると、テーパ面同士の接触によって調整 部材が半径方向に移動する。調整ボルトの進退移動は、スリーブフランジに対す る螺合量(締込み量)により調整することができる。一方、調整部材はスリーブ フランジの外径に半径方向移動自在に埋設されており、調整ボルトの進退移動に 伴って、スリーブフランジの外径から出入し、研削砥石を内径側から押圧微動さ せる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
【0010】 図1は、この実施例の芯出し調整機構Aを用いて研削砥石例えばCBN砥石1 の芯出し調整を行なう時の状態を示している。スリーブフランジ2は、砥石軸3 の外径に嵌合される円筒部2a、円筒部2aの一端に一体形成された固定フラン ジ部2b、円筒部2aの他端に締付けボルト4で締付けられる締付けフランジ部 2cを備え、円筒部2aの一端にて砥石軸3に取付けボルト5で固定されている 。CBN砥石1はスリーブフランジ2の円筒部2aの外径に嵌合され、締付けフ ランジ部2cを介して4本の締付けボルト4で仮締めされている。この状態で、 CBN砥石1の外径の振れを検出用アーム10に取付けたダイヤルゲージ11で 測定しながら、砥石軸3に対するCBN砥石1の外径の同軸度を芯出し調整機構 Aにより調整する。
【0011】 図2に拡大して示すように、芯出し調整機構Aは、スリーブフランジ2と、ス リーブフランジ2に進退自在に螺合した調整ボルト6と、スリーブフランジ2の 円筒部2aの外径に半径方向移動自在に埋設された調整部材7とを主要な構成要 素とする。図3に示すように、調整ボルト6の先端部には円錐状のテーパ面6a が設けられ、また、図4に示すように、調整部材7の下端後方部には調整ボルト 6のテーパ面6aに適合接触する半円錐状のテーパ面7aが設けられている。尚 、調整部材7の先端両角部は段部7bになっており、これら段部7bに、図5に 示すつめ部材8の一対のつめ8aが係合する。図2に示すように、つめ部材8は 円筒部2aの外径に埋設固定され、その一対のつめ8aが調整部材7を紙面垂直 方向両側から挟み込むような状態で段部7bに係合する。このような構成にした のは、スリーブフランジ2にCBN砥石1が嵌合されていない状態において、調 整部材7の飛び出し、落下を防止するためである。
【0012】 図2に示す状態から調整ボルト6をさらに締込んで前進させると、調整部材7 が調整ボルト6のテーパ面6aによって押し上げられて外径方向に移動し、その 上端面が円筒部2aの外径に嵌合されたCBN砥石1の内径に当接しこれを押圧 する。CBN砥石1は、調整部材7の突出量に相当する量だけ外径側に微動する 。これにより、砥石軸3に対するCBN砥石1の外径の振れを是正することがで きる。調整部材7の突出量は、調整ボルト6と調整部材7との位置関係、つまり 調整ボルト6の締込み量によって決まるから、結局、調整ボルト6の締込み量を 調節(回転調整)することによって、砥石軸3に対するCBN砥石1の同軸度を 調整することができる。
【0013】 図1に示すように、この実施例では、上述したような芯出し調整機構Aを、固 定フランジ部2b側と締付けフランジ部2c側とに対向配置したものを一対とし て、円周等配位置に4対配置してある。スリーブフランジ2には締付けボルト4 用の8つのボルト穴(時計回りにa、b、c、d、e、f、g、hとする)と、 取付けボルト5用の8つのボルト穴(図示省略;締付けボルト用ボルト穴に対応 して、a、’b、’c’、d’、e’、f’、g’、h’とする)とがあり、芯 出し調整機構Aの配置されている位置は、それぞれ、ボルト穴a、c、e、g( a’、c’、e’、g’)に対応している。芯出し調整は以下示す態様で行なう 。
【0014】 まず、ボルト穴b’、d’、f’、h’に取付けボルト5を取付けてスリーブ フランジ2を砥石軸3に締付け固定したのち、ボルト穴b、d、f、hに締付け ボルト4を取付けてCBN砥石1をスリーブフランジ2に仮締めする。次に、ボ ルト穴a、c、e、g(a’、c’、e’、g’)にそれぞれ調整ボルト6を取 付ける。この状態で、砥石軸3または検出用アーム10を回転させ、ダイヤルゲ ージ11によりCBN砥石1の外径の振れを測定しながら、外径の振れが僅少に なるように、調整ボルト6を回転調整する。芯出し調整が完了すると、調整ボル ト6を取外し、ボルト穴a、c、e、g(a’、c’、e’、g’)に締付けボ ルト4(取付けボルト5)を取付けて本締めする。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、スリーブフランジの外径に埋設した調 整部材を調整ボルトの進退移動を介して半径方向移動させることにより、研削砥 石を内径側から押圧微動させて芯出し調整する構成としたので、従来に比べ、研 削砥石の芯出し調整を簡易にしかも確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係わる芯出し調整機構を用い
て芯出し調整する時の状態を示す断面図(図a:図bに
おけるX−X断面)、背面図(図b)である。
【図2】本考案の実施例に係わる芯出し調整機構を示す
断面図である。
【図3】調整ボルトを示す側面図である。
【図4】調整部材を示す平面図(図a)、側面図(図
b)、正面図(図c)である。
【図5】つめ部材を示す平面図(図a)、側面図(図
b)である。
【図6】CBN砥石の取付け例を示す断面図である。
【図7】CBN砥石の取付け例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 研削砥石(CBN砥石) 2 スリーブフランジ 3 砥石軸 6 調整ボルト 6a テーパ面 7 調整部材 7a テーパ面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石軸の外径に嵌合固定されるスリーブ
    フランジと、スリーブフランジに進退移動自在に螺合可
    能で、その一部に円錐状のテーパ面を有する調整ボルト
    と、スリーブフランジの外径に半径方向移動自在に埋設
    され、調整ボルトのテーパ面と適合接触するテーパ面を
    有する調整部材とを備えたものであって、 上記調整ボルトの進退移動を介して、上記調整部材を半
    径方向移動させることにより、スリーブフランジの外径
    に嵌合した研削砥石を内径側から押圧微動させて芯出し
    調整することを特徴とする研削砥石の芯出し調整機構。
JP1993063554U 1993-11-29 1993-11-29 研削砥石の芯出し調整機構 Expired - Lifetime JP2596213Y2 (ja)

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