JPH07335513A - 半導体基板の製造方法 - Google Patents

半導体基板の製造方法

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JPH07335513A
JPH07335513A JP12786994A JP12786994A JPH07335513A JP H07335513 A JPH07335513 A JP H07335513A JP 12786994 A JP12786994 A JP 12786994A JP 12786994 A JP12786994 A JP 12786994A JP H07335513 A JPH07335513 A JP H07335513A
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JP
Japan
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substrate
semiconductor substrate
mirror
single crystal
crystal silicon
Prior art date
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Pending
Application number
JP12786994A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Matsui
正樹 松井
Akinari Fukaya
顕成 深谷
Keimei Himi
啓明 氷見
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厚さが不均一な半導体基板を用いても薄膜部
の厚さを均一化できるとともに、基板ごとに薄膜部形成
のための基板除去終了位置を変更する面倒な作業が不要
にでき、しかも両基板の密着後のボイドの検出を魔鏡を
使って簡単に行うことができる半導体基板の製造方法を
提供することにある。 【構成】 単結晶シリコン基板1の鏡面1a側に酸化シ
リコン膜2を形成するとともにその上にレジスト3を形
成し、基板1におけるレジスト3が形成された面を加工
装置のチャックテーブル4に固定し、基板1における他
方の面を研削して基板1を均一なる所定の厚さにする。
酸化シリコン膜2とレジスト3を除去し、基板1の鏡面
1aと、単結晶シリコン基板の鏡面とを酸化シリコン膜
を介在した状態で貼り合わせ、その基板の貼り合わせ面
でない他方の面を、研削および鏡面研磨して基板を薄膜
化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体基板の製造方
法に係り、より詳しくは、2枚の半導体基板(ウェハ)
を直接接合させて基板を作る、いわゆる貼り合わせ法に
よる半導体基板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2枚のウェハの貼り合わせによる
半導体基板の製造方法が知られている。この技術を用い
て、SOI(Silicon On Insulator)構造の半導体
基板やPN接合構造の半導体基板や同じ導電型で不純物
濃度が異なる構造の半導体基板の製造が行われている
(例えば、特開平3−224249号公報)。SOI構
造の半導体基板の製造方法を簡単に説明すると、図19
に示すように、単結晶シリコン基板20を用意し、図2
0に示すように、貼り合わせる2枚の単結晶シリコン基
板20,21の一方、あるいは両方の表面に酸化シリコ
ン膜22を形成する。そして、その表面にシラノール基
(−OH基)あるいは水分子を吸着させる処理を行った
後、両基板20,21を重ね合わせて密着し熱処理を施
す。これにより、2枚の単結晶シリコン基板20,21
は接合される。引き続き、図21に示すように、接合さ
れた単結晶シリコン基板20,21の一方の面から研磨
加工(研削、続いてミラーポリッシング)を行うことに
より、図22に示すように、所望の厚さのSOI領域、
即ち、酸化シリコン膜22上に薄膜化された単結晶シリ
コン層23を形成することができる。ここで、貼り合わ
せた2枚の基板20,21のうち、研磨加工を施す基板
21(SOI領域となる)をボンドウエハ、そしてこの
SOI領域を酸化シリコン膜22を介して支持する基板
20をベースウエハとよぶことにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図21
に示すように、貼り合わせ後の研磨加工はベースウエハ
20を基準にして加工を行うことになる。即ち、高精度
な加工が可能な研磨加工装置(研削盤、ポリッシュ盤)
は、ベースウエハ20側を高平坦度のチャックテーブル
24に吸着させ、この吸着面とできる限り研磨加工面が
平行となるように加工する。従って、図23に示すよう
にベースウエハ20の厚さばらつきが大きいと、図24
に示すようにウエハ20,21を貼り合わせて、図25
に示すように研磨加工を行う際に、たとえ高精度な加工
のできる研磨加工装置で加工をしても、図26に示すよ
うに、できあがりのSOI領域の厚さばらつきは大きく
なる。従って、ベースウエハ20としてTTV(Total
Thickness Variation;ウエハ面内での厚さの最大
値と最小値の差)の小さなウエハを使わなければ、SO
I領域の厚さばらつきを小さくすることはできない。し
かし、汎用の市販ウエハはTTVで1μm以上、しかも
その値はかなりばらついているため、SOI領域の厚さ
ばらつきを小さくすることは困難である。
【0004】又、ウエハの厚さもウエハごとにばらつき
があるため(±15μm)、図21に示すように、貼り
合わせ後の研磨加工(特に研削加工)において、SOI
厚を全てのウエハで等しくするためには、ウエハごとに
基板除去終了位置L、即ち、チャックテーブル24とS
OI領域の上面との距離H1をベースウエハ20の厚さ
を基にして変更(調整)しなければならない。
【0005】さらに、汎用の市販ウエハは一方の面だけ
が平坦(鏡面)となっているためこの面を貼り合わせる
と、接合された基板の面は両面とも平坦ではないため密
着後のボイド(未接合部)の検出を、評価方法として簡
単である魔鏡で行うことができない。
【0006】そこで、この発明の目的は、厚さが不均一
な半導体基板を用いても薄膜部の厚さを均一化できると
ともに、基板ごとに薄膜部形成のための基板除去終了位
置を変更する面倒な作業が不要にでき、しかも両基板の
密着後のボイドの検出を魔鏡を使って簡単に行うことが
できる半導体基板の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、少なくとも一方の面が鏡面研磨された第1半導体基
板の鏡面側に保護膜を形成する第1工程と、前記第1半
導体基板における保護膜が形成された面を加工装置のチ
ャックテーブルに固定し、第1半導体基板における他方
の面を研削して該第1半導体基板を均一なる所定の厚さ
にする第2工程と、前記保護膜を除去する第3工程と、
前記第1半導体基板の鏡面と、少なくとも一方の面が鏡
面研磨された第2半導体基板の鏡面のうち、少なくとも
一方の鏡面に絶縁膜を形成した後、当該絶縁膜を介在し
た状態で第1半導体基板の鏡面と第2半導体基板の鏡面
とを貼り合わせて貼り合わせ基板を形成する第4工程
と、前記貼り合わせ基板における第1半導体基板を加工
装置のチャックテーブルに固定し、前記貼り合わせ基板
における第2半導体基板を研削および鏡面研磨して該第
2半導体基板を薄膜化する第5工程とを有する半導体基
板の製造方法をその要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、少なくとも一方
の面が鏡面研磨された第1半導体基板の鏡面側に保護膜
を形成する第1工程と、前記第1半導体基板における保
護膜が形成された面を加工装置のチャックテーブルに固
定し、第1半導体基板における他方の面を研削して該第
1半導体基板を均一なる所定の厚さにする第2工程と、
前記保護膜を除去する第3工程と、前記第1半導体基板
の鏡面と、少なくとも一方の面が鏡面研磨された第2半
導体基板の鏡面とを貼り合わせて貼り合わせ基板を形成
する第4工程と、前記貼り合わせ基板における第1半導
体基板を加工装置のチャックテーブルに固定し、前記貼
り合わせ基板における第2半導体基板を研削および鏡面
研磨して該第2半導体基板を薄膜化する第5工程とを有
する半導体基板の製造方法をその要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明における前記保護膜としてレジスト剤を
用いた半導体基板の製造方法をその要旨とする。請求項
4に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明にお
ける前記第2工程が、第1半導体基板における他方の面
を研削した後、同面を鏡面研磨する処理を含むものであ
る半導体基板の製造方法をその要旨とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明は、第1工程により、少
なくとも一方の面が鏡面研磨された第1半導体基板の鏡
面側に保護膜が形成され、第2工程により、第1半導体
基板における保護膜が形成された面が加工装置のチャッ
クテーブルに固定され、第1半導体基板における他方の
面が研削されて第1半導体基板が均一なる所定の厚さに
なる。
【0011】この第2工程において、貼り合わせ面とな
る第1半導体基板の鏡面が保護膜にて保護されており、
鏡面にボイド発生の原因となる汚染や傷がつくことが回
避される。又、この第2工程において、第1半導体基板
が均一なる所定厚さとなる。
【0012】そして、第3工程より、保護膜が除去さ
れ、第4工程により、第1半導体基板の鏡面と、少なく
とも一方の面が鏡面研磨された第2半導体基板の鏡面の
うち、少なくとも一方の鏡面に絶縁膜が形成された後、
絶縁膜を介在した状態で第1半導体基板の鏡面と第2半
導体基板の鏡面とが貼り合わされて貼り合わせ基板が形
成される。
【0013】この第4工程において、第1半導体基板の
一面が第1工程にて研削され平坦化されているので、こ
の第1半導体基板の平坦面を用いて第1,第2半導体基
板の密着後のボイドの検出が魔鏡を使って簡単に行われ
る。
【0014】さらに、第5工程により、貼り合わせ基板
における第1半導体基板が加工装置のチャックテーブル
に固定され、貼り合わせ基板における第2半導体基板が
研削および鏡面研磨されて第2半導体基板が薄膜化され
る。
【0015】この第5工程において、第1半導体基板の
厚さが均一となっているので、第2半導体基板も研削お
よび鏡面研磨により均一な厚さの薄膜とすることができ
る。又、第1半導体基板が所定厚さ(所定値)となって
いるので、基板ごとに薄膜部形成のための基板除去終了
位置を変更する面倒な作業が不要となる。
【0016】請求項2に記載の発明は、第1工程によ
り、少なくとも一方の面が鏡面研磨された第1半導体基
板の鏡面側に保護膜が形成され、第2工程により、第1
半導体基板における保護膜が形成された面が加工装置の
チャックテーブルに固定され、第1半導体基板における
他方の面が研削されて第1半導体基板が均一なる所定の
厚さになる。
【0017】この第2工程において、貼り合わせ面とな
る第1半導体基板の鏡面が保護膜にて保護されており、
鏡面にボイド発生の原因となる汚染や傷がつくことが回
避される。又、この第2工程において、第1半導体基板
が均一なる所定厚さとなる。
【0018】そして、第3工程より、保護膜が除去さ
れ、第4工程により、第1半導体基板の鏡面と少なくと
も一方の面が鏡面研磨された第2半導体基板の鏡面とが
貼り合わされて貼り合わせ基板が形成される。
【0019】この第4工程において、第1半導体基板の
一面が第1工程にて研削され平坦化されているので、こ
の第1半導体基板の平坦面を用いて第1,第2半導体基
板の密着後のボイドの検出が魔鏡を使って簡単に行われ
る。
【0020】さらに、第5工程により、貼り合わせ基板
における第1半導体基板が加工装置のチャックテーブル
に固定され、貼り合わせ基板における第2半導体基板が
研削および鏡面研磨されて第2半導体基板が薄膜化され
る。
【0021】この第5工程において、第1半導体基板の
厚さが均一となっているので、第2半導体基板も研削お
よび鏡面研磨により均一な厚さの薄膜とすることができ
る。又、第1半導体基板が所定厚さ(所定値)となって
いるので、基板ごとに薄膜部形成のための基板除去終了
位置を変更する面倒な作業が不要となる。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明の作用に加え、保護膜としてレジスト剤
が用いられる。このレジスト剤は通常の半導体製造工程
にて一般的に用いられているものであってコスト的に有
利であり、又、膜厚の均一性に優れている。
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明の作用に加え、第2工程において第1半
導体基板における他方の面を研削した後、同面が鏡面研
磨される。よって、魔鏡によるボイド検出がより正確に
行われる。
【0024】
【実施例】
(第1実施例)以下、この発明を具体化した第1実施例
を図面に従って説明する。
【0025】本実施例は、SOI構造の半導体基板に具
体化したものであり、図1〜図9はその製造工程順にお
ける基板の要部断面を示している。以下に、本実施例の
半導体基板の製造工程を順に説明する。
【0026】図1に示すように、ベースウエハとなる第
1半導体基板としての単結晶シリコン基板1を用意す
る。この単結晶シリコン基板1は少なくとも一方の面が
鏡面研磨されている。本実施例では、厚さがばらつく
(TTV:大)市販ウエハを使用しており、単結晶シリ
コン基板1の上面のみが鏡面1aとなっている。
【0027】そして、図2に示すように、該基板1の鏡
面1aに50〜1500nmの厚さの酸化シリコン膜2
を熱酸化あるいはCVDにより形成する。この酸化シリ
コン膜2により、後工程のレジスト塗布工程においてレ
ジストのシリコン基板に対する密着性が向上し、又、酸
化シリコン膜2は鏡面1aの汚染や傷つき防止の機能を
も有する。ここで、熱酸化によって酸化シリコン膜2を
形成する場合において、その厚さばらつきは、例えば厚
さ600nmの酸化シリコン膜を形成する場合、3σ
(σ;標準偏差)で7nmと±1%となり、厚さばらつ
きは小さい。
【0028】尚、鏡面1a(シリコン面)に直接、レジ
ストを塗布してもシリコン表面と密着力が強いレジスト
剤を使う場合等は、この酸化シリコン膜2の形成は必ず
しも必要ではない。
【0029】その後、図3に示すように、酸化シリコン
膜2の上面に、保護膜としてのレジスト(主成分;ポリ
珪皮酸ビニル等)3を塗布する。このときのレジスト3
は、ネガでもポジでもどちらでもよく、厚さは50nm
以上とする。塗布の方法はホトリソグラフィプロセスで
行われている方法と同じでよいが、保護性を向上させる
ために厚く塗布する場合は、塗布時のウエハ(単結晶シ
リコン基板1)の回転数を下げるとレジストの厚さにば
らつきが生じるため、高回転で2度、あるいは3度と重
ねて塗布することで厚くする方がよい。3度の重ね塗り
で厚さ3600nmのレジストを形成した場合では、そ
の厚さばらつきは3σで105nmと3%の厚さばらつ
きしかなく、膜厚の均一性は非常によい。又、レジスト
の保護性をさらに向上させるとともに、後述する単結晶
シリコン基板1の研磨加工工程においてウエハ面内に不
均一な圧力が加わることによるレジストの不均一な変形
でのレジストの厚さばらつきを生じさせないようにする
ために、塗布後のベーキング温度を上げる、またはベー
キング時間を長くする、あるいは紫外線を照射して硬化
させる等の処置を行ってもよい。
【0030】次に、図4に示すように、ウエハを研削す
る研削加工装置のチャックテーブル4上に、単結晶シリ
コン基板1におけるレジスト3を塗布した面が当接する
ように同基板1を載置する。研削加工装置のチャックテ
ーブル4は、テーブル面の高平坦度と高剛性を確保する
ために一般的にセラミックで構成されており、通気性の
ないセラミック4aに通気性のあるセラミック(ポーラ
スセラミック)4bが嵌め込まれた構造となっている。
このポーラスセラミック4b上に単結晶シリコン基板1
が載置され、ポーラスセラミック4bを通して真空引き
することで単結晶シリコン基板1がチャックテーブル4
上に固定される。
【0031】そして、研削加工装置により、単結晶シリ
コン基板1の上面側(酸化シリコン膜2およびレジスト
3の無い面)を研削加工して、図5に示すように、単結
晶シリコン基板1を均一なる所定の厚さにする。高精度
加工のできる研削盤では、この研削加工により単結晶シ
リコン基板1のTTVを0.5μm以下にすることがで
きる。
【0032】このとき、単結晶シリコン基板1の鏡面1
aとチャックテーブル4との間にレジスト3(保護膜)
がなければ、チャックテーブル4からの単結晶シリコン
基板1の脱着時、または加工中のズレ等によって単結晶
シリコン基板1の鏡面1aには傷が発生する。しかし、
図4に示すように、本実施例ではチャックする面にレジ
スト3が保護膜として形成されているため単結晶シリコ
ン基板1の鏡面1aには傷はつかない。又、単結晶シリ
コン基板1の鏡面1aがレジスト3にて保護されている
ので汚染されることもない。高精度加工のできる研削盤
を使って加工すれば、酸化シリコン膜2およびレジスト
3の膜厚の均一性がよいため、平坦度がよく、しかも基
板ごと(ウエハごと)の厚さばらつきの小さなベースウ
エハを作製することができる。
【0033】次に、図6に示すように、レジスト3を例
えばH2 SO4 :H2 2 =4:1の混合液で除去し、
続いて酸化シリコン膜2を例えばHF:H2 O=1:1
0の混合液により除去する。このようにして、均一なる
所定厚さとなった単結晶シリコン基板1、即ち、貼り合
わせ基板でのベースウエハが製造される。
【0034】次に、図7に示すように、少なくとも一方
の面を鏡面研磨したボンドウエハとなる第2半導体基板
としての単結晶シリコン基板5を用意する。そして、単
結晶シリコン基板1と単結晶シリコン基板5の少なくと
も一方の基板を熱酸化することで、単結晶シリコン基板
1の鏡面1aと単結晶シリコン基板5の鏡面5aのうち
少なくとも一方の鏡面に絶縁膜としての酸化シリコン膜
6を100〜2000nm形成する。
【0035】そして、単結晶シリコン基板1と単結晶シ
リコン基板5を、例えばNH4 OH:H2 2 :H2
=1:1:4の混合液による有機物の除去、HCl:H
2 2 :H2 O=1:1:4の混合液による金属汚染の
除去および純水洗浄を順次施すことにより、十分洗浄す
る。その後、図7に示したように、単結晶シリコン基板
1のレジスト3で保護した側である鏡面1a側(熱酸化
した場合は、酸化シリコン膜面となる)と単結晶シリコ
ン基板5の鏡面5a側(熱酸化した場合は、酸化シリコ
ン膜面となる)を密着させる。
【0036】ここで、シリコン基板を密着させる前の密
着のための洗浄処理およびその後の基板1,5の密着処
理について詳細に説明しておく。この洗浄は双方の基板
1,5に酸化シリコン膜が形成されている場合にはすで
に表面が親水性となっているため、パーティクルの除去
と水分子、シラノール基の表面への吸着を目的とした純
水の洗浄をするだけでもよい。又、片方のシリコン基板
のみに酸化シリコン膜が形成れている場合には、酸化シ
リコン膜が形成されていないシリコン基板を、例えばH
2 SO4 :H2 2 =4:1の混合液等の酸性溶液中へ
の浸漬等によって基板表面に1〜100nm程度の酸化
層を形成して親水性を持たせ、純水にて洗浄する。酸化
シリコン膜が形成されているシリコン基板については純
水のみの洗浄でもよい。その後、スピン等の乾燥を行
い、基板表面に吸着する水分量を制御する。
【0037】そして、酸化シリコン膜6を介在した状態
で2枚の基板1,5の鏡面を密着させる。その結果、2
枚の基板1,5は表面に形成されたシラノール基および
表面に吸着した水分子の水素結合により密着する。
【0038】引き続き、このようして密着されたシリコ
ン基板1,5に対し、ボイドの有無の評価を行う。この
評価は、単結晶シリコン基板1における研削加工を施し
た面1bを魔鏡で観察すれば容易にボイドの検出ができ
る。そして、ボイドがある場合はこの時点で基板1,5
を剥して再度密着させる工程を行えばよい。
【0039】ボイドの評価は、魔鏡の他に超音波探傷
法、赤外光によるもの、X線トポグラフ法等がある。し
かし、超音波探傷法は、基板を水等の中に入れなければ
ならずしかも測定時間もかかる。又、赤外光による検出
では、分解能が悪く小さなボイドが検出できない(詳し
くは、ウエハにドープされている不純物濃度によって異
なる)。さらに、X線トポグラフでは、時間と手間がか
かる。魔鏡以外のボイド評価方法では、このような問題
があり、魔鏡が最も簡単でウエハを汚染する可能性の小
さな評価方法である。本実施例では、単結晶シリコン基
板1における貼り合わせ面とは反対の面に対し研削加工
を施すことにより平坦化しているので、この魔鏡による
検査を行うことができる。
【0040】さらに、この接着した基板1および5を例
えば10Torr以下の真空中にて乾燥させる。その
後、基板1,5に例えば窒素、アルゴン等の不活性雰囲
気中、あるいはドライO2 、ウエットO2 、H2 /O2
混合燃焼気体中で1100℃以上、1時間以上の熱処理
を施すことにより、接着面において脱水縮合反応が起
き、2枚の基板1,5が直接接合されて一体化する。そ
の結果、貼り合わせ基板7が形成される。
【0041】引き続き、図8に示すように、研削加工装
置のチャックテーブル8上に、貼り合わせ基板7におけ
る単結晶シリコン基板1が同チャックテーブル8と接す
るように貼り合わせ基板7を載置する。そして、前述し
た真空引きによりチャックテーブル8に固定する。さら
に、単結晶シリコン基板1をベースウエハとして単結晶
シリコン基板5をその表面5b(上面)側から所望の厚
さになるまで研削し、さらに、CMP(ケミカル・メカ
ニカル・ポリッシング)によるミラーポリッシュ(鏡面
研磨)を行い単結晶シリコン基板5を薄膜化する。この
とき、ベースとなる基板、すなわち単結晶シリコン基板
1のTTVが貼り合わせ前の加工によって小さくなって
いるため、単結晶シリコン基板1の加工面1bを基準と
して同加工面1bと平行になるように高精度な研削、お
よびミラーポリッシング加工が行われる。その結果、図
9に示すように、SOIの厚さのばらつきが小さな半導
体基板を得ることができる。つまり、単結晶シリコン基
板1の厚さが均一となっているので、単結晶シリコン基
板5も研削および鏡面研磨により均一な厚さの薄膜とす
ることができる。又、この加工において、ベースウエハ
である単結晶シリコン基板1の厚さがそろっているた
め、加工する貼り合わせ基板7のSOI厚をすべて等し
くなるように加工する際に、加工後の厚さの設定値を基
板ごと(ウエハごと)に変更する必要はなくなる。つま
り、単結晶シリコン基板1が所定厚さ(目標値に対し±
1μm)となっているので、図8に示すように、基板ご
とに薄膜部形成のための基板除去終了位置L、即ち、チ
ャックテーブル8とSOI領域の上面との距離H1を変
更(調整)する面倒な作業が不要となる。
【0042】このように本実施例では、少なくとも一方
の面が鏡面研磨された単結晶シリコン基板1の鏡面1a
側にレジスト3を形成し(第1工程)、単結晶シリコン
基板1におけるレジスト3が形成された面を加工装置の
チャックテーブル4に固定し、単結晶シリコン基板1に
おける他方の面を研削して該単結晶シリコン基板1を均
一なる所定の厚さにし(第2工程)、レジスト3を除去
し(第3工程)、単結晶シリコン基板1の鏡面1aと、
少なくとも一方の面が鏡面研磨された単結晶シリコン基
板5の鏡面5aのうち、少なくとも一方の鏡面に酸化シ
リコン膜6を形成した後、酸化シリコン膜6を介在した
状態で単結晶シリコン基板1の鏡面1aと単結晶シリコ
ン基板5の鏡面5aとを貼り合わせて貼り合わせ基板7
を形成し(第4工程)、貼り合わせ基板7における単結
晶シリコン基板1を加工装置のチャックテーブル8に固
定し、貼り合わせ基板7における単結晶シリコン基板5
を研削および鏡面研磨して該単結晶シリコン基板5を薄
膜化した(第5工程)。
【0043】よって、第2工程において、貼り合わせ面
となる単結晶シリコン基板1の鏡面1aがレジスト3に
て保護されており、鏡面1aにボイド発生の原因となる
汚染や傷がつくことが回避される。又、この第2工程に
おいて、単結晶シリコン基板1が均一なる所定厚さとな
る。第4工程において、単結晶シリコン基板1の一面が
第1工程にて研削され平坦化されているので、この単結
晶シリコン基板1の平坦面を用いて単結晶シリコン基板
1,5の密着後のボイドの検出が魔鏡を使って簡単に行
われる。さらに、第5工程において、単結晶シリコン基
板1の厚さが均一となっているので、単結晶シリコン基
板5も研削および鏡面研磨により均一な厚さの薄膜とす
ることができる。又、単結晶シリコン基板1が所定厚さ
(所定値)となっているので、基板ごとに薄膜部形成の
ための基板除去終了位置を変更する面倒な作業が不要と
なる。
【0044】さらに、保護膜としてレジスト剤が用いら
れ、このレジスト剤は通常の半導体製造工程にて一般的
に用いられているものであってコスト的に有利であり、
又、膜厚の均一性に優れている。
【0045】尚、本実施例の応用として、図5に示す単
結晶シリコン基板1の研削後にミラーポリッシュ(鏡面
研磨)を行ってもよい。つまり、図5に示す研削加工後
の加工面1bは研削条痕、すなわち微小な凹凸のある面
となっているが、これを平坦化するために、さらにCM
P(ケミカル・メカニカル・ポリッシング)によるミラ
ーポリッシュ(鏡面研磨)を行う。ミラーポリッシュす
る装置も加工精度を向上させるために研削加工装置と同
様にセラミックのチャックテーブルに基板1を固定して
加工するが、この場合もレジスト3が保護膜となってい
るため、鏡面1aに傷の発生はない。尚、ミラーポリッ
シュ加工は一般的に除去する厚さが厚くなるほどTTV
は悪化するため、厚さで2000nm以下の除去にする
ことが望ましい。このように、前記第2工程において単
結晶シリコン基板1における他方の面を研削した後、同
面を鏡面研磨することにより、魔鏡によるボイド検出を
より正確に行うことができる。 (第2実施例)次に、第2実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
【0046】本実施例は、同じ導電型(N型)で不純物
濃度が異なる構造(N+ とN- )の半導体基板に具体化
したものであり、図10〜図18はその製造工程順にお
ける基板の要部断面を示している。
【0047】以下に、本実施例の半導体基板の製造工程
を順に説明する。図10に示すように、ベースウエハと
して例えば砒素が高濃度にドープされた第1半導体基板
としてのN+ 型単結晶シリコン基板9を用意する。この
単結晶シリコン基板9は少なくとも一方の面が鏡面研磨
されている。本実施例では、厚さがばらつく(TTV:
大)市販ウエハを使用しており、単結晶シリコン基板9
の上面のみが鏡面9aとなっている。そして、図11に
示すように、単結晶シリコン基板9の鏡面9a側に酸化
シリコン膜10を形成するとともに、図12に示すよう
に、酸化シリコン膜10上に保護膜としてのレジスト
(主成分;ポリ珪皮酸ビニル等)11を形成する。さら
に、図13に示すように、単結晶シリコン基板9におけ
るレジスト11が形成された面を研削加工装置のチャッ
クテーブル4に固定する。その後、単結晶シリコン基板
9における他方の面を研削して、図14に示すように、
単結晶シリコン基板9を均一なる所定の厚さにする。さ
らに、図15に示すように、レジスト11および酸化シ
リコン膜10を除去する。
【0048】次に、図16に示すように、ボンドウエハ
となる第2半導体基板としての低濃度に例えばリンがド
ープされたN- 型単結晶シリコン基板12を用意する。
この基板12は少なくとも一方の面が鏡面研磨されてい
る。そして、本実施例では第1実施例とは異なり酸化シ
リコン膜を形成しない貼り合わせであるため、単結晶シ
リコン基板9および単結晶シリコン基板12を、例えば
2 SO4 :H2 2=4:1の混合液等の酸性溶液中
への浸漬等によって基板表面に1〜100nm程度の酸
化層を形成して親水性を持たせ、純水にて洗浄する。次
に、スピン等の乾燥を行い、基板表面に吸着する水分を
制御した後、図16に示したように、これら2枚の基板
9,12の鏡面同志を密着させる。これにより2枚の基
板9,12は表面に形成されたシラノール基および表面
に吸着した水分子の水素結合により密着される。又は、
単結晶シリコン基板9および単結晶シリコン基板12
に、例えば49%のふっ化水素水溶液中へ浸漬によって
基板表面にふっ素を吸着させた後、純水にて洗浄するこ
とでふっ素をシラノール基に置換させ、次にスピン等の
乾燥を行い、シラノール基による水素結合でこれら2枚
の基板9,12の鏡面同志を密着させてもよい。
【0049】そして、2枚の基板9,12の密着後、単
結晶シリコン基板9の加工面9bを用いて魔鏡によるボ
イドの検査を行う。その後、第1実施例と同様に熱処理
を行う。その結果、単結晶シリコン基板9の鏡面9aと
単結晶シリコン基板12の鏡面12aとが貼り合わされ
て、貼り合わせ基板13が形成される。
【0050】引き続き、図17に示すように、ウエハを
研削する研削加工装置のチャックテーブル8上に、貼り
合わせ基板13における単結晶シリコン基板9が同チャ
ックテーブル8と接するように貼り合わせ基板13を載
置する。そして、前述したように真空引きにより基板1
3をチャックテーブル8に固定する。さらに、単結晶シ
リコン基板9をベースウエハとして単結晶シリコン基板
12をその表面12b(上面)側から所望の厚さになる
まで研削し、さらに、ミラーポリッシング(鏡面研磨)
して基板12を薄膜化する。このとき、ベースとなる基
板、すなわち単結晶シリコン基板9のTTVが貼り合わ
せ前の加工によって小さくなっているため、単結晶シリ
コン基板9の加工面9bを基準として同加工面9bと平
行になるように高精度な研削、およびミラーポリッシン
グ加工が行われる。この際、単結晶シリコン基板9の厚
さが均一となっているので、単結晶シリコン基板12も
研削および鏡面研磨により均一な厚さの薄膜とすること
ができる。又、単結晶シリコン基板9が所定厚さ(所定
値)となっているので、基板ごとに薄膜部形成のための
基板除去終了位置L、即ち、チャックテーブル8と薄膜
部の上面との距離H1を変更(調整)する面倒な作業が
不要となる。
【0051】このような研削およびミラーポリッシング
加工により、図18に示すように、高濃度に不純物がド
ープされた基板9上に厚さのばらつきが小さな低濃度に
不純物がドープされたN- 層14が形成された半導体基
板を得ることができる。これにより貼り合わせ面に絶縁
膜が介在しないため基板の縦方向に電流を流すことが可
能となり高耐圧のパワーMOSFETを形成する基板等
が形成できる。
【0052】本実施例を適用してパワーMOSFETを
作製すれば、N- 層14の厚さばらつきが小さいため、
耐圧、オン抵抗等の電気特性のばらつきも小さくなり歩
留まりの向上が図れる。
【0053】このように本実施例では、少なくとも一方
の面が鏡面研磨された単結晶シリコン基板9の鏡面9a
側にレジスト11を形成し(第1工程)、単結晶シリコ
ン基板9におけるレジスト11が形成された面を加工装
置のチャックテーブル4に固定し、単結晶シリコン基板
9における他方の面を研削して該単結晶シリコン基板9
を均一なる所定の厚さにし(第2工程)、レジスト11
を除去し(第3工程)、単結晶シリコン基板9の鏡面9
aと少なくとも一方の面が鏡面研磨された単結晶シリコ
ン基板12の鏡面12aとを貼り合わせて貼り合わせ基
板13を形成し(第4工程)、貼り合わせ基板13にお
ける単結晶シリコン基板9を加工装置のチャックテーブ
ル8に固定し、貼り合わせ基板13における単結晶シリ
コン基板12を研削および鏡面研磨して該単結晶シリコ
ン基板12を薄膜化した(第5工程)。
【0054】よって、第2工程において、貼り合わせ面
となる単結晶シリコン基板9の鏡面9aがレジスト11
にて保護されており、鏡面9aにボイド発生の原因とな
る汚染や傷がつくことが回避される。又、この第2工程
において、単結晶シリコン基板9が均一なる所定厚さと
なる。第4工程において、単結晶シリコン基板9の一面
が第1工程にて研削され平坦化されているので、この単
結晶シリコン基板9の平坦面を用いて単結晶シリコン基
板9,12の密着後のボイドの検出が魔鏡を使って簡単
に行われる。さらに、第5工程において、単結晶シリコ
ン基板9の厚さが均一となっているので、単結晶シリコ
ン基板12も研削および鏡面研磨により均一な厚さの薄
膜とすることができる。又、単結晶シリコン基板9が所
定厚さ(所定値)となっているので、基板ごとに薄膜部
形成のための基板除去終了位置Lを変更する面倒な作業
が不要となる。
【0055】さらに、保護膜としてレジスト剤が用いら
れ、このレジスト剤は通常の半導体製造工程にて一般的
に用いられているものであってコスト的に有利であり、
又、膜厚の均一性に優れている。
【0056】尚、本実施例の応用としては、図14に示
す単結晶シリコン基板9の研削後にミラーポリッシュ
(鏡面研磨)を行ってもよい。この場合、前記第2工程
において単結晶シリコン基板9における他方の面を研削
した後、同面を鏡面研磨することにより、魔鏡によるボ
イド検出をより正確に行うことができる。
【0057】又、本実施例では、N型で不純物濃度が異
なる構造(N+ とN- )の半導体基板について説明した
が、例えばほう素を高濃度にドープしたP+ 型単結晶シ
リコン基板上にほう素を低濃度にドープしたP- 型単結
晶シリコン基板を配置した構造としてもよい。又、PN
接合構造の半導体基板でもよい。つまり、N型単結晶シ
リコン基板の上に、例えばほう素をドープしたP型の単
結晶シリコン基板を配置した構造としてもよい。あるい
は、逆に、P型単結晶シリコン基板の上にN型の単結晶
シリコン基板を配置した構造としてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1,2に記載
の発明によれば、厚さが不均一な半導体基板を用いても
薄膜部の厚さを均一化できるとともに、基板ごとに薄膜
部形成のための基板除去終了位置を変更する面倒な作業
が不要にでき、しかも両基板の密着後のボイドの検出を
魔鏡を使って簡単に行うことができる優れた効果を発揮
する。
【0059】又、請求項3に記載の発明によれば請求項
1,2に記載の発明の効果に加え、レジスト剤を保護膜
として用いているのでコスト的に有利となるとともに膜
厚の均一性に優れたものとなる。
【0060】又、請求項4に記載の発明によれば請求項
1,2に記載の発明の効果に加え、魔鏡によるボイド検
出をより正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の半導体基板の製造工程を示す断面
図である。
【図2】第1実施例の半導体基板の製造工程を示す断面
図である。
【図3】第1実施例の半導体基板の製造工程を示す断面
図である。
【図4】第1実施例の半導体基板の製造工程を示す断面
図である。
【図5】第1実施例の半導体基板の製造工程を示す断面
図である。
【図6】第1実施例の半導体基板の製造工程を示す断面
図である。
【図7】第1実施例の半導体基板の製造工程を示す断面
図である。
【図8】第1実施例の半導体基板の製造工程を示す断面
図である。
【図9】第1実施例の半導体基板の製造工程を示す断面
図である。
【図10】第2実施例の半導体基板の製造工程を示す断
面図である。
【図11】第2実施例の半導体基板の製造工程を示す断
面図である。
【図12】第2実施例の半導体基板の製造工程を示す断
面図である。
【図13】第2実施例の半導体基板の製造工程を示す断
面図である。
【図14】第2実施例の半導体基板の製造工程を示す断
面図である。
【図15】第2実施例の半導体基板の製造工程を示す断
面図である。
【図16】第2実施例の半導体基板の製造工程を示す断
面図である。
【図17】第2実施例の半導体基板の製造工程を示す断
面図である。
【図18】第2実施例の半導体基板の製造工程を示す断
面図である。
【図19】従来技術を説明するための断面図である。
【図20】従来技術を説明するための断面図である。
【図21】従来技術を説明するための断面図である。
【図22】従来技術を説明するための断面図である。
【図23】従来技術を説明するための断面図である。
【図24】従来技術を説明するための断面図である。
【図25】従来技術を説明するための断面図である。
【図26】従来技術を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1…単結晶シリコン基板、1a…鏡面、3…レジスト、
4…チャックテーブル、5…単結晶シリコン基板、5a
…鏡面、6…酸化シリコン膜、7…貼り合せ基板、8…
チャックテーブル、9…単結晶シリコン基板、9a…鏡
面、11…レジスト、12…単結晶シリコン基板、12
a…鏡面、13…貼り合せ基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方の面が鏡面研磨された第
    1半導体基板の鏡面側に保護膜を形成する第1工程と、 前記第1半導体基板における保護膜が形成された面を加
    工装置のチャックテーブルに固定し、第1半導体基板に
    おける他方の面を研削して該第1半導体基板を均一なる
    所定の厚さにする第2工程と、 前記保護膜を除去する第3工程と、 前記第1半導体基板の鏡面と、少なくとも一方の面が鏡
    面研磨された第2半導体基板の鏡面のうち、少なくとも
    一方の鏡面に絶縁膜を形成した後、当該絶縁膜を介在し
    た状態で第1半導体基板の鏡面と第2半導体基板の鏡面
    とを貼り合わせて貼り合わせ基板を形成する第4工程
    と、 前記貼り合わせ基板における第1半導体基板を加工装置
    のチャックテーブルに固定し、前記貼り合わせ基板にお
    ける第2半導体基板を研削および鏡面研磨して該第2半
    導体基板を薄膜化する第5工程とを有することを特徴と
    する半導体基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方の面が鏡面研磨された第
    1半導体基板の鏡面側に保護膜を形成する第1工程と、 前記第1半導体基板における保護膜が形成された面を加
    工装置のチャックテーブルに固定し、第1半導体基板に
    おける他方の面を研削して該第1半導体基板を均一なる
    所定の厚さにする第2工程と、 前記保護膜を除去する第3工程と、前記第1半導体基板
    の鏡面と、少なくとも一方の面が鏡面研磨された第2半
    導体基板の鏡面とを貼り合わせて貼り合わせ基板を形成
    する第4工程と、 前記貼り合わせ基板における第1半導体基板を加工装置
    のチャックテーブルに固定し、前記貼り合わせ基板にお
    ける第2半導体基板を研削および鏡面研磨して該第2半
    導体基板を薄膜化する第5工程とを有することを特徴と
    する半導体基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記保護膜としてレジスト剤を用いたも
    のである請求項1または請求項2に記載の半導体基板の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2工程は、第1半導体基板におけ
    る他方の面を研削した後、同面を鏡面研磨する処理を含
    むものである請求項1または請求項2に記載の半導体基
    板の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010135451A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Sumco Corp 貼り合わせ基板のボイド検査方法
US9935232B2 (en) 2015-03-12 2018-04-03 Toshiba Memory Corporation Method of manufacturing semiconductor device
JP2020098889A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 東京エレクトロン株式会社 載置台及び載置台の作製方法
WO2020148908A1 (ja) * 2019-01-18 2020-07-23 住友電気工業株式会社 接合体及び表面弾性波デバイス

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