JPH07335038A - 形状記憶合金付ステンレスラミネートテープおよびこれを用いた防鼠ケーブル - Google Patents

形状記憶合金付ステンレスラミネートテープおよびこれを用いた防鼠ケーブル

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JPH07335038A
JPH07335038A JP6145814A JP14581494A JPH07335038A JP H07335038 A JPH07335038 A JP H07335038A JP 6145814 A JP6145814 A JP 6145814A JP 14581494 A JP14581494 A JP 14581494A JP H07335038 A JPH07335038 A JP H07335038A
Authority
JP
Japan
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tape
shape
memory alloy
stainless steel
shape memory
Prior art date
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Pending
Application number
JP6145814A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Sasaki
登 佐々木
Soichi Ishii
惣市 石井
Hisao Furuichi
久雄 古市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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  • Insulated Conductors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主に遮水型防鼠ケーブルに適用することがで
きる形状記憶合金付ステンレスラミネートテープおよび
このテープをがい装として被覆した遮水型防鼠ケーブル
を提供する。 【構成】 予め所定の外径の筒状になるように形状を記
憶させた合金テープとステンレス(SUS)材テープと
を接着剤でラミネートし、両面にラミネートテープを設
けた形状記憶合金付ステンレスラミネートテープであ
る。また、形状記憶合金付ステンレスラミネートテープ
において、予め所定の外径の筒状になるように形状を記
憶させた合金テープは、さらに両端を「く」の字状に組
み合わせることができる記憶がされている形状記憶合金
付ステンレスラミネートテープである。そして、厚さ
0.06〜0.10mmのSUS材テープと、厚さ0.
04〜0.08mmの予め所定の外径の円筒状になるよ
うに形状を記憶した形状記憶合金材テープを接着剤でラ
ミネートした形状記憶合金付ステンレスラミネートテー
プを絶縁ケーブルにがい装した遮水型防鼠ケーブルであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に遮水型防鼠ケー
ブルに適用することができる形状記憶合金付ステンレス
ラミネートテープおよびこのテープをがい装として被覆
した遮水型防鼠ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のSUSラミネートテープをケーブ
ルのがい装に使用した場合、がい装に波付鋼管を使用し
たケーブルと同様な耐衝撃性などの特性を有していると
ともに遮水性,腐食性に優れているため、小動物などか
らの耐外力,外傷材および防鼠材として広く用いられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、SUSラミ
ネートテープは、がい装製造時の成形加工で材料として
の剛性(弾性)が大きくスムーズな加工の妨げとなり、
ケーブル製造時に作業効率を悪化させて製造を困難化さ
せている。また、SUSラミネートテープの縦添え成形
時に、遮水性を持たせるためテープ重ね合わせ部は接着
して規定の強度を持たせなければならないが、テープ剛
性によるスプリングバックがスムーズな成形加工を妨
げ、強いてはこの加工性の悪さが重ね合わせ部に十分な
接着力を付加することができない要因となっていた。
【0004】この発明は上述した点に鑑みてなされたも
ので、SUSラミネートテープの縦添え円形成形加工を
スムーズに行うことができ、かつ、テープ重ね合わせ部
の接着強度を向上させることができる形状記憶合金付ス
テンレスラミネートテープおよびこれを使用した防鼠ケ
ーブルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、予め所定の
外径の筒状になるように形状を記憶させた合金テープと
SUS材テープとを接着剤でラミネートし、両面にラミ
ネートテープを設けたことを特徴とする形状記憶合金付
ステンレスラミネートテープである。また、形状記憶合
金付ステンレスラミネートテープにおいて、予め所定の
外径の筒状になるように形状を記憶させた合金テープ
は、さらに両端を「く」の字状に組み合わせることがで
きる記憶がされている形状記憶合金付ステンレスラミネ
ートテープである。さらに、この発明は、厚さ0.06
〜0.10mmのSUS材テープと、厚さ0.04〜
0.08mmの予め所定の外径の円筒状になるように形
状を記憶した形状記憶合金材テープを接着剤でラミネー
トした形状記憶合金付ステンレスラミネートテープを絶
縁ケーブルにがい装した遮水型防鼠ケーブルである。そ
して、厚さ0.06〜0.10mmのSUS材テープ
と、厚さ0.04〜0.08mmの予め所定の外径の円
筒状および両端を「く」字形状になるように形状を記憶
した形状記憶合金材テープを接着剤でラミネートした形
状記憶合金付ステンレスラミネートテープを絶縁ケーブ
ルにがい装し、形状記憶合金付ステンレスラミネートテ
ープのラップ部を補強した遮水型防鼠ケーブルである。
【0006】
【作用】テープ成形加工時に加熱することによって所定
の外径の円筒状になるように予め記憶させた合金をSU
Sテープに貼り合わせてラミネートさせているので、こ
れによってがい装の成形加工性を大幅に向上させること
ができる。そして、この形状記憶合金付ステンレスラミ
ネートテープをがい装に使用したケーブルは、耐腐食性
防鼠材としての特徴を保持しながら曲げ剛性を増大させ
ずに可撓性を保持した優れたケーブルとなる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の一実施例を
説明する。図1は、実施例の形状記憶合金付ステンレス
ラミネートテープの構成を示す横断面図である。即ち、
SUS材のテープ3と予め所定の外径の筒状になるよう
に形状を記憶させた形状記憶合金からなるテープ4は中
間接着剤6により一体化され、この両面にシース用の接
着層5が設けられて構成されている。
【0008】SUS材のテープ3の厚さは0.06〜
0.10mmである。テープ4は温度条件(変態温度)
50〜200℃の形状記憶合金からなり、その厚さは
0.04〜0.08mmである。中間の接着剤層6の厚
さは0.05〜0.10mmで、両面に設けた接着層5
は接着層付きラミネートテープである。従って、この形
状記憶合金付ステンレスラミネートテープの全体として
の厚さは0.20〜0.3mm程度である。なお、上記
形状記憶合金としては、例えばCu−Zn−Al合金の
銅系形状記憶合金であり、具体的にはメモリアン100
〔三菱マテリアル(株)製:商品名〕などがある。これ
を加熱することによって予め所定の外径の円筒状になる
ように記憶しておくのである。
【0009】中間接着剤6は、加熱温度100〜700
℃の広い範囲で溶融する熱可塑性樹脂材料から構成され
る。
【0010】次に、上記形状記憶合金付ステンレスラミ
ネートテープを適用した遮水性防鼠ケーブルを図2に基
づいて説明する。絶縁ケーブル7からなる撚線の周りに
形状記憶合金付ステンレスラミネートテープ1を縦添え
成形加工してがい装を形成するが、このとき加熱して所
定の外径になるようにフォーミング加工を行い、その上
にシース材2を同時に押出し形成するのである。このシ
ース材2は熱可塑性の材料を使用する。なお、形状記憶
合金付ステンレスラミネートテープ1の重ね合わせ部8
は成形加工しながら同時に抑えロールの押圧で接着さ
せ、次段の押出ヘッドへ流入させて押出し被覆して製造
する。
【0011】次に、図3に基づいて他の実施例を説明す
る。上記重ね合わせ部8は十分な接着強度が必要であ
る。即ち、ケーブル布設時に捩じれが加わっても容易に
剥れない強度が要求される。この要求に対応して、接着
強度は基よりラップ部が開かないように次のような工夫
を施している。即ち、形状記憶合金付ステンレスラミネ
ートテープ1´の両端が加熱されると、鋭角の「く」の
字形状になるように予め記憶させておくのである。そし
て、最終形状が図3に示すようにラップ部が組み合わさ
れて開かない形状に成形するのである。
【0013】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の形状記
憶合金付ステンレスラミネートテープを予め円筒形状に
なるように記憶させておくことにより、ケーブル成形加
工が容易であり、作業効率が大幅に向上することにな
る。また、成形加工がスムーズになるため、作業段取り
が短縮され、大幅な工数削減になる。さらに、ラップ部
の接着強度が向上し、ケーブル布設時に加わる捩じれに
対しても十分な耐久性を持ち、ケーブルの性能および信
頼性の向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の形状記憶合金付ステンレスラミネート
テープの構成を示す横断面図、
【図2】実施例の遮水性防鼠ケーブルの構成を示す断面
図、
【図3】変形例の遮水性防鼠ケーブルの構成を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 形状記憶合金付ステンレスラミネートテープ 2 シース 3 SUSテープ 4 形状記憶合金テープ 5 接着層 6 中間接着剤層 7 絶縁ケーブル 8 ラップ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め所定の外径の筒状になるように形状
    を記憶させた合金テープとステンレス(SUS)材テー
    プとを接着剤でラミネートし、両面にラミネートテープ
    を設けたことを特徴とする形状記憶合金付ステンレスラ
    ミネートテープ。
  2. 【請求項2】 形状記憶合金付ステンレスラミネートテ
    ープにおいて、予め所定の外径の筒状になるように形状
    を記憶させた合金テープは、さらに両端を「く」の字状
    に組み合わせることができる記憶がされている請求項1
    記載の形状記憶合金付ステンレスラミネートテープ。
  3. 【請求項3】 厚さ0.06〜0.10mmのSUS材
    テープと、厚さ0.04〜0.08mmの予め所定の外
    径の円筒状になるように形状を記憶した形状記憶合金材
    テープを接着剤でラミネートした形状記憶合金付ステン
    レスラミネートテープを絶縁ケーブルにがい装したこと
    を特徴とする遮水型防鼠ケーブル。
  4. 【請求項4】 厚さ0.06〜0.10mmのSUS材
    テープと、厚さ0.04〜0.08mmの予め所定の外
    径の円筒状および両端を「く」字形状になるように形状
    を記憶した形状記憶合金材テープを接着剤でラミネート
    した形状記憶合金付ステンレスラミネートテープを絶縁
    ケーブルにがい装し、形状記憶合金付ステンレスラミネ
    ートテープのラップ部を補強したことを特徴とする遮水
    型防鼠ケーブル。
JP6145814A 1994-06-06 1994-06-06 形状記憶合金付ステンレスラミネートテープおよびこれを用いた防鼠ケーブル Pending JPH07335038A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006139923A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Yazaki Corp 電磁遮蔽ケーブル
JP2011249094A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Hitachi Cable Ltd 波付きステンレスラミネートシースケーブル
JP2014011836A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Denkensya & Co Ltd 架設ケーブル用カバーシートとこれを用いた架設ケーブル

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