JPH07335008A - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JPH07335008A
JPH07335008A JP6129111A JP12911194A JPH07335008A JP H07335008 A JPH07335008 A JP H07335008A JP 6129111 A JP6129111 A JP 6129111A JP 12911194 A JP12911194 A JP 12911194A JP H07335008 A JPH07335008 A JP H07335008A
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socket cover
lamp
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修一 曽根
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  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉可能なソケットカバーのがたつきを防止
する。 【構成】 直管型の蛍光ランプを装着するランプソケッ
トを、ソケットカバー15により開閉可能に覆う。ソケッ
トカバー15に、両側一対の摺動溝38,38を形成し、各摺
動溝38に係合突部39を突設する。ソケットカバー15の後
端部に傾斜面部41を形成した係止突部41を形成する。器
具本体に取り付けたカバー台14に、摺動溝38,38が摺動
自在に嵌合する一対のガイドリブ22,22を形成し、各ガ
イドリブ22に、第1の傾斜面29a を形成した係合凹部29
を形成する。カバー台14の後端部に、第2の傾斜面30c
を形成した係止凹部30b を形成する。 【効果】 ランプソケットを覆う方向にソケットカバー
15をスライドすると、ソケットカバー15の自らの弾性力
により、ソケットカバー15がカバー台14に密着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開閉可能かつ着脱可能
なソケットカバーを備えた照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実開平5−69809号
公報に記載された照明器具が知られている。この照明器
具は、器具本体の端部に対をなすランプソケットが相対
向して設けられ、これらランプソケットに蛍光ランプの
口金が装着され、挟持されるようになっている。また、
この器具本体の端部には、側部カバーが取り付けられて
おり、この側部カバーに、ランプソケットを開閉可能に
覆うソケットカバーが取り付けられている。そして、こ
の側部カバーには、器具本体の長手方向に沿って一対の
ガイドリブが形成されているとともに、ソケットカバー
には、これらガイドリブに摺動自在に嵌合する一対の摺
動溝が形成され、ソケットカバーが器具本体の長手方向
に沿って、器具本体の中央側に向かう前側方向と、中央
から離れる後側方向とに進退可能に支持されている。
【0003】また、側部カバーの各ガイドリブには、長
手方向に沿って、係止凹部と、この係止凹部の後側に位
置する摺動凹所とが形成されているとともに、各摺動溝
には、これら係止凹部および摺動凹所に係脱可能な係止
突起が突設されており、ソケットカバーの移動範囲を規
制するようになっている。
【0004】そして、この照明器具では、ソケットカバ
ーの各摺動溝に形成した各係止突起が、側部カバーの各
ガイドリブに形成した各係止凹部に係合した状態で、ラ
ンプソケットがソケットカバーに覆われ、このソケット
カバーをスライドさせて、各係止突起が各ガイドリブに
形成した各摺動凹所に係合した状態で、ランプソケット
が露出し、蛍光ランプの交換などを行うようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、ガイドリブと摺動溝との係合部分、ある
いは、係止突起と係止凹部および摺動凹所との係合部分
をきつく係合させると、ソケットカバーを側部カバーに
装着する際の作業や、ソケットカバーをスライドさせる
際の作業に強い力を要し、あるいは、ソケットカバーを
指で押圧してソケットカバーを撓ませながらスライドさ
せる作業が必要になり、作業性がわるくなるとの問題を
有している。また、これら係合部分を緩く係合させる
と、ソケットカバーにがたつきが生じ、照明器具が振動
を受けた際などに、ソケットカバーが側部カバーに当接
して、いわゆるびびり音などが生じやすいとの問題を有
している。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ランプソケットを覆うソケットカバーの操作を容
易にできるとともに、がたつきを抑制して異音などの発
生を抑制できる照明器具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の照明器具は、被
取付部に取り付けられる器具本体と、相対向してこの器
具本体に取り付けられ直管型のランプを装着する対をな
すランプソケットと、前記ランプの長手方向に沿って形
成された相対向する案内突条を有し前記器具本体に設け
られたカバー台と、このカバー台に取り付けられ前記案
内突条に摺動可能に係合される摺動部を有し前記ランプ
ソケットを覆う閉塞位置からこのランプソケットを露出
させる露出位置まで前記ランプの長手方向に沿って摺動
可能なソケットカバーと、このソケットカバーに当接し
てこのソケットカバーの前記露出位置から前記閉塞位置
へ向かう移動範囲を規制する係止面部とを具備した照明
器具において、前記カバー台は、前記案内突条に凹設さ
れ前記閉塞位置側に向かって拡開状をなす第1の傾斜面
が形成された係合凹部と、前記係止面部に凹設され前記
閉塞位置側に向かって前記被取付部側に傾斜した第2の
傾斜面が形成された係止凹部とを有し、前記ソケットカ
バーは、前記摺動部から突設されて前記案内突条に摺接
しこのソケットカバーが前記閉塞位置に位置した状態で
前記係合凹部の第1の傾斜面に当接する係合突部と、こ
のソケットカバーが前記閉塞位置に位置した状態で前記
係止凹部の第2の傾斜面に当接する係止突部とを有した
ものである。
【0008】
【作用】本発明の照明器具では、ソケットカバーは、摺
動部をカバー台の案内突条に摺動可能に係合した状態
で、ランプソケットを覆う閉塞位置から、このランプソ
ケットを露出させる露出位置まで、カバー台に移動可能
に支持される。また、このソケットカバーを閉塞位置に
移動させると、係合突部が第1の傾斜面に当接して、ソ
ケットカバーが閉塞位置方向に付勢されるとともに、係
止突部が第2の傾斜面に当接して、ソケットカバーが被
取付部方向に付勢される。この状態で、ソケットカバー
は、閉塞位置に係合保持されるとともに、カバー台側に
密着される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の照明器具の一実施例の構成を
図面を参照して説明する。
【0010】図2において、10は照明器具(ユニット本
体)で、この照明器具10は、例えば、列車などの車両あ
るいは船舶の被取付部としての天井面Sに直付け設置さ
れる器具本体11を有している。そして、この器具本体11
は、長手方向に沿った両側部が曲面状をなす偏平な略筒
状に形成され、この器具本体11の上面に、図示しない安
定器などが固定されているとともに、この安定器を天井
内に埋め込む状態で、器具本体11の上面が天井面Sに密
着され、複数のビス12などにより固定されている。
【0011】また、この器具本体11の両端部には、それ
ぞれランプソケット13,13が相対向して取り付けられて
いるとともに、カバー台(ソケットカバー台)14,14が
取り付けられており、さらに、各カバー台14には、それ
ぞれランプソケット13を開閉可能に覆うソケットカバー
15が着脱可能に取り付けられている。
【0012】そして、これらランプソケット13,13間
に、ランプとしての直管型の蛍光ランプFが着脱可能に
装着されるようになっている。
【0013】なお、以下、この蛍光ランプFの長手方向
に沿って、この蛍光ランプFの中央に向かう方向を前側
方向とし、この蛍光ランプFの中央から離間する方向を
後側方向とするとともに、蛍光ランプFの直径方向(幅
方向)に沿って、この蛍光ランプFの中心軸側に向かう
方向を内側方向とし、この蛍光ランプFの中心軸側から
離間する方向を外側方向として説明する。
【0014】そして、図1ないし図8に示すように、各
カバー台14は、例えば、合成樹脂により一体に形成さ
れ、略平板状をなす基板部16と、この基板部16の両外側
部から断面略U字状に延設された一対の側板部17,17と
により、器具本体11に連結可能な断面略C字状に形成さ
れている。また、この各カバー台14の前側の端部には、
器具本体11の端部に嵌合する厚さ寸法の小さい嵌合部18
が形成されているとともに、各カバー台14の後側の端部
は、これら基板部16および側板部17,17に滑らかに連接
する端板部19により覆われている。さらに、基板部16お
よび側板部17,17の内面側には、それぞれ複数の突条部
16a ,17a が形成されており、基板部16に形成した突条
部16a には、このカバー台14を器具本体11に固定する図
示しないビスが挿通する取付孔16b が形成されている。
【0015】また、各カバー台14の下面側には、側板部
17,17の間に、ランプソケット13が挿通する略矩形状の
開口部20が形成されており、この開口部20を挟んで、側
板部17,17の端部から、下方に向かって滑らかに案内部
21,21が突設されている。そして、これら案内部21,21
の下側部(先端部)に沿い、前後方向を長手方向とし
て、案内突条としてのガイドリブ22,22が内側に向かい
相対向して突設されているとともに、これらガイドリブ
22,22の上側部が、摺動面を形成する相対向する案内溝
24,24となっている。さらに、各案内溝24,24の後側の
端部に位置して、各ガイドリブ22,22から、停止面26,
26が上側に突設されている。また、各ガイドリブ22,22
の内側下方の角部には、停止面26,26の前側に位置し
て、下方に向かって拡開状に傾斜した案内面28,28が形
成されている。
【0016】そして、例えば図4に示すように、この案
内面28の前後方向の長手寸法L1 は、ガイドリブ22の長
手寸法L2 よりも小さく設定されている。
【0017】また、ガイドリブ22,22には、この案内面
28,28の前方に位置して、断面略台形状などをなす係合
凹部29,29が形成されている。そして、これら係合凹部
29,29の後側には、前側外方に向かって拡開状に傾斜し
た第1の傾斜面29a ,29a が形成されている。
【0018】さらに、各カバー台14の端板部19の前側部
からは、下方に向かって略平板状をなす停止板30が突設
され、この停止板30の後面が係止面部30a になってい
る。そして、この係止面部30a には、端板部19の端縁部
に沿って、断面略台形状などをなす係止凹部30b が形成
されている。そして、この係止凹部30b の下側部には、
前側上方に向かって傾斜した第2の傾斜面30c が形成さ
れている。
【0019】そして、図1ないし図5、図9および図1
0に示すように、ソケットカバー15は、例えば、合成樹
脂により一体に形成され、ランプソケット13の下側部を
覆う断面略U字状のカバー本体部31と、このカバー本体
部31の後側部を覆う略平板状の後壁部32とが滑らかに連
接されている。また、このカバー本体部31の前側は開口
され、蛍光ランプFが挿通するランプ挿通部33になって
いる。
【0020】さらに、このソケットカバー15のカバー本
体部31の両側の上端縁からは、それぞれ内側面に沿って
上方に向かい上壁部35,35が突設されているとともに、
この上壁部35の前側部からは、それぞれ上方に向かい摺
動爪36,36が突設されており、これら摺動爪36,36と、
カバー本体部31の上端面との間が、摺動部としての摺動
溝38,38になっている。また、摺動爪36,36の上端部
(先端部)は曲面状をなしているとともに、これら摺動
爪36,36の外側には、上端部から外側下方に向かって傾
斜する摺接面36a ,36a が形成されている。
【0021】そして、これら摺動爪36,36の摺接面36a
,36a 同士の間の離間寸法は、自然状態において、カ
バー台14の案内面28,28同士の間の離間寸法と同等以上
に設定されているとともに、このソケットカバー15のカ
バー本体部31を内側に弾性的に変形させ、すなわち撓ま
せることにより、これら摺動爪36,36の摺接面36a ,36
a 同士の間の離間寸法を小さくできるようになってい
る。
【0022】また、摺動溝38,38の上下方向の寸法は、
ガイドリブ22,22の厚さ寸法よりも若干大きくなってい
る。
【0023】さらに、図4に示すように、これら摺動爪
36,36および摺動溝38,38の長手寸法L3 は、案内面2
8,28の長手寸法L1 よりも若干小さく設定されてい
る。
【0024】また、摺動溝38,38の前後方向の中央部か
らは、それぞれ外方に向かって係合突部39,39が円弧状
に突設されている。
【0025】さらに、このソケットカバー15の後壁部32
は、摺動爪36,36とほぼ同じ高さ位置まで上側に突設さ
れているとともに、この後壁部32の上端部近傍の前面に
は、両側方向を長手方向とする係止突部41が突設されて
いる。そして、この後部係止突部41の下側には、前側上
方に向かう傾斜面部41a が形成されており、係止凹部30
b と同様の断面略台形状に形成されている。
【0026】次に、本実施例の動作を説明する。
【0027】まず、通常の使用状態では、各ソケットカ
バー15は、ガイドリブ22,22と摺動溝38,38とが摺動自
在に嵌合して、各カバー台14に前後方向に進退可能に支
持され、ランプソケット13を覆う閉塞位置から、このラ
ンプソケット13を露出させる露出位置(退避位置)ま
で、スライド可能になっている。なお、摺動溝38,38を
ガイドリブ22,22に嵌合した状態では、ソケットカバー
15のカバー本体部31が拡開しようとする付勢力により、
摺動溝38,38から突設した係合突部39,39がガイドリブ
22,22に押し付けられて摺接するようになっている。
【0028】そして、図2ないし図5および図11
(a)に示すように、各ソケットカバー15を前進限度ま
でスライドさせると、ソケットカバー15の各係合突部3
9,39がカバー台14の係合凹部29,29にそれぞれ係合す
るとともに、ソケットカバー15の後壁部32がカバー台14
の停止板30に当接し、さらに、この停止板30に形成した
係止凹部30b に後壁部32から突設した係止突部41が係合
して、ソケットカバー15が閉塞位置に係合保持される。
そして、この状態で、カバー台14の外面とソケットカバ
ー15の外面とが滑らかに連続するようになっている。
【0029】また、ソケットカバー15をこの閉塞位置に
スライドさせた状態では、図12(a)に示すように、
ソケットカバー15のカバー本体部31が拡開しようとする
方向(図示矢印C方向)の付勢力(弾性力)により、各
係合突部39,39が係合凹部29,29の第1の傾斜面29a ,
29a に圧接され、ソケットカバー15が前側(図示矢印A
方向)に付勢されるようになっている。そこで、図12
(b)に示すように、各係合突部39,39が軽い操作力で
係合凹部29,29に確実に係合されるようになっている。
【0030】さらに、図13(a)に示すように、これ
ら各係合突部39,39と第1の傾斜面29a ,29a との係合
によるソケットカバー15を前側(図示矢印A方向)に移
動させる付勢力により、図13(b)に示すように、ソ
ケットカバー15の係止突部41の傾斜面部41a が停止板30
の第2の傾斜面30c に圧接され、ソケットカバー15が上
側(図示矢印B方向)に付勢されるようになっている。
そこで、ソケットカバー15が各カバー台14側に押さえ付
けられて、がたつくこと無く支持されるようになってい
る。
【0031】そして、この状態で、各ソケットカバー15
によりランプソケット13および蛍光ランプFの端部の口
金が覆われ、蛍光ランプFの脱落を防止するとともに、
照明器具10の外観を向上できるようになっている。
【0032】また、各ソケットカバー15を後側に押動す
ると、各係合突部39,39は第1の傾斜面29a ,29a に摺
接して係合凹部29,29から外れる。そして、図3および
図4の2点鎖線および図11(b)に示すように、各ソ
ケットカバー15を後退限度までスライドさせると、ソケ
ットカバー15の各摺動爪36,36の後端部がカバー台14の
停止面26に当接して係止され、各ソケットカバー15の後
側方向への移動が阻止される。そして、この状態で、ラ
ンプソケット13および蛍光ランプFの端部の口金が露出
し、蛍光ランプFの交換などを行えるようになってい
る。なお、各ソケットカバー15の移動距離は、ガイドリ
ブ22の長手寸法L2 と、各摺動爪36の長手寸法L3 との
差になっている。
【0033】さらに、図11(c)に示すように、露出
位置にあるソケットカバー15のカバー本体部31の両側面
を指で押圧して内側に撓ませ、ソケットカバー15の各摺
動爪36,36をガイドリブ22,22を乗り越えさせ、次い
で、各摺動爪36,36の摺接面36a ,36a を案内面28,28
に摺接させるなどして下側に引き抜くことにより、摺動
溝38,38とガイドリブ22,22との係合を解除し、ソケッ
トカバー15を取り外すことができるようになっている。
【0034】また、図11(c)に示すソケットカバー
15を取り外した状態から、各摺動爪36,36の摺接面36a
,36a をガイドリブ22,22の案内面28,28に位置合わ
せして押し上げると、これら摺接面36a ,36a と案内面
28,28とが摺接して、ソケットカバー15のカバー本体部
31が弾性的に内側に撓み、各摺動爪36,36がガイドリブ
22,22を乗り越えて、摺動溝38,38がガイドリブ22,22
に係合し、ソケットカバー15が仮取り付け状態になる。
そして、この状態から、ソケットカバー15を押動して前
方にスライドさせることにより、ソケットカバー15が閉
塞位置に移動した状態で、ソケットカバー15の後壁部32
がカバー台14の停止板30に当接して停止し、ソケットカ
バー15の装着作業を完了することができる。
【0035】このように、本実施例によれば、直管型の
蛍光ランプFを点灯する照明器具10である蛍光灯ユニッ
トのソケットカバー取付構造において、ソケットカバー
15は、摺動溝38をカバー台14のガイドリブ22に摺動可能
に嵌合した状態で、ランプソケット13を覆う閉塞位置か
ら、このランプソケット13を露出させる露出位置まで前
後方向にスライド可能に支持されているため、各ソケッ
トカバー15によりランプソケット13および蛍光ランプF
の端部の口金を覆い、蛍光ランプFの脱落を防止すると
ともに、照明器具10の外観を向上することができるとと
もに、各ソケットカバー15を後側にスライドさせること
により、蛍光ランプFの交換などを容易に行うことがで
きる。
【0036】そして、このソケットカバー15を前側に押
動して閉塞位置に移動させると、係合突部39,39がそれ
ぞれ第1の傾斜面29a ,29a に圧接されて、ソケットカ
バー15が前側に付勢されるとともに、係止突部41の傾斜
面部41a が第2の傾斜面30cに当接して、ソケットカバ
ー15を上側に付勢される。そこで、ソケットカバー15を
前側にかるく一定の力で押動することにより、このソケ
ットカバー15を閉塞位置に安定した状態で確実に係合保
持できるとともに、このソケットカバー15をカバー台14
に密着させて、がたつくことなく支持することができ
る。このため、この照明器具10を、列車などの車両や、
船舶など、振動のある場所に取り付けた場合にも、いわ
ゆるびびり音などの異音の発生を抑制することができ
る。
【0037】また、このソケットカバー15を露出位置に
移動させる際には、このソケットカバー15を後側に向か
って軽く一定の力で押動すれば良く、ソケットカバー15
のカバー本体部31を指などにより挟んで撓ませる必要が
ないため、ソケットカバー15を開く際の操作性を向上す
ることができ、蛍光ランプFの交換なども速やかに行う
ことができる。
【0038】そして、構造も複雑でないため、製造も容
易で部品点数の増加もなく、製造コストを低減すること
ができる。
【0039】さらに、このソケットカバー15は、カバー
台14に形成された垂直状の停止面26,26に摺動爪36,36
を当接することにより後側方向への移動範囲を規制する
ため、例えば、摺動溝38,38から突設した突部をガイド
リブ22に形成した凹部に係合する構造などに比べて、ソ
ケットカバー15を確実に係止して停止させることがで
き、各ソケットカバー15を後側にスライドさせる際に
も、各ソケットカバー15が不意に外れることを抑制し、
作業性を向上することができる。
【0040】また、ソケットカバー15の摺動爪36,36お
よび摺動溝38,38の長手寸法L3 は、ソケットカバー15
およびガイドリブ22,22の前後方向の長手寸法L2 より
も小さく形成されているため、摺動溝38,38の全長をガ
イドリブ22,22に嵌合させた状態のまま、ソケットカバ
ー15を後側に移動させることができる。また、カバー台
14のガイドリブ22,22には、これら摺動爪36,36の摺接
面36a ,36a に摺接する案内面28,28が形成されている
ため、これら摺動爪36と案内面28とを位置合わせしてソ
ケットカバー15を押し上げることにより、摺動溝38,38
とガイドリブ22,22とを係合させることができる。そこ
で、ソケットカバー15の着脱時にも、このソケットカバ
ー15を正確に位置合わせした上で大きく移動させる必要
がなく、例えば、列車の車両の天井面Sに設置された照
明器具10などに対しても、ソケットカバー15を容易に着
脱することができる。
【0041】なお、カバー台14およびソケットカバー15
の形状は、図1などに示すものに限られず、例えば、図
14に示すように、カバー台14の全長にわたってガイド
リブ22,22を形成するとともに、ソケットカバー15の全
長にわたって摺動溝38を形成し、カバー台14の外側の端
部からソケットカバー15を嵌入して装着することもでき
る。このように、カバー台14およびソケットカバー15な
どの構造を簡略化することにより、照明器具10の製造コ
ストを低減することができる。
【0042】また、図15に示すように、ガイドリブ2
2,22に、係合凹部29,29の後方に位置して、それぞれ
第2の係合凹部51,51を形成し、これら係合凹部51,51
の前側部に、後側に向かって拡開状をなす第3の傾斜面
51a ,51a を形成することもできる。このように、第2
の係合凹部51,51を形成して、第1の傾斜面29a ,29a
と反対側に向かう第3の傾斜面51a ,51a を形成するこ
とにより、ソケットカバー15を後側にスライドさせてラ
ンプソケット13を露出させる際に、ソケットカバー15の
係合突部39,39をこれら第2の係合凹部51,51に係合さ
せ、ソケットカバー15を所定位置に安定して支持するこ
とができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の照明器具によれば、ソケットカ
バーは、摺動部をカバー台の案内突条に摺動可能に係合
した状態で、ランプソケットを覆う閉塞位置から、この
ランプソケットを露出させる露出位置まで、カバー台に
移動可能に支持できる。また、このソケットカバーを閉
塞位置に移動させると、係合突部が第1の傾斜面に当接
して、ソケットカバーが閉塞位置方向に付勢されるとと
もに、係止突部が第2の傾斜面に当接して、ソケットカ
バーが被取付部方向に付勢される。この状態で、ソケッ
トカバーを、閉塞位置に係合保持できるとともに、カバ
ー台側に密着させて、がたつくことなく支持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明器具の一実施例を示すカバー台お
よびソケットカバーの分解状態の斜視図である。
【図2】同上照明器具の斜視図である。
【図3】同上照明器具の一部の断面図である。
【図4】同上照明器具の一部の断面図である。
【図5】同上カバー台およびソケットカバーを組み合わ
せた状態の端面図である。
【図6】同上カバー台の底面図である。
【図7】同上カバー台の端面図である。
【図8】同上カバー台の一部の断面図である。
【図9】同上ソケットカバーの側面図である。
【図10】同上ソケットカバーの端面図である。
【図11】同上ソケットカバーの脱着動作を示す作業工
程図である。
【図12】同上ソケットカバーの脱着動作を示す作業工
程図である。
【図13】同上ソケットカバーの脱着動作を示す作業工
程図である。
【図14】同上カバー台およびソケットカバーの他の実
施例を示す分解状態の斜視図である。
【図15】同上カバー台およびソケットカバーのさらに
他の実施例を示す分解状態の斜視図である。
【符号の説明】
10 照明器具 11 器具本体 13 ランプソケット 14 カバー台 15 ソケットカバー 22 案内突条としてのガイドリブ 29 係合凹部 29a 第1の傾斜面 30a 係止面部 30b 係止凹部 30c 第2の傾斜面 38 摺動部としての摺動溝 39 係合突部 41 係止突部 F ランプとしての蛍光ランプ S 被取付部としての天井面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付部に取り付けられる器具本体と、
    相対向してこの器具本体に取り付けられ直管型のランプ
    を装着する対をなすランプソケットと、前記ランプの長
    手方向に沿って形成された相対向する案内突条を有し前
    記器具本体に設けられたカバー台と、このカバー台に取
    り付けられ前記案内突条に摺動可能に係合される摺動部
    を有し前記ランプソケットを覆う閉塞位置からこのラン
    プソケットを露出させる露出位置まで前記ランプの長手
    方向に沿って摺動可能なソケットカバーと、このソケッ
    トカバーに当接してこのソケットカバーの前記露出位置
    から前記閉塞位置へ向かう移動範囲を規制する係止面部
    とを具備した照明器具において、 前記カバー台は、前記案内突条に凹設され前記閉塞位置
    側に向かって拡開状をなす第1の傾斜面が形成された係
    合凹部と、前記係止面部に凹設され前記閉塞位置側に向
    かって前記被取付部側に傾斜した第2の傾斜面が形成さ
    れた係止凹部とを有し、 前記ソケットカバーは、前記摺動部から突設されて前記
    案内突条に摺接しこのソケットカバーが前記閉塞位置に
    位置した状態で前記係合凹部の第1の傾斜面に当接する
    係合突部と、このソケットカバーが前記閉塞位置に位置
    した状態で前記係止凹部の第2の傾斜面に当接する係止
    突部とを有したことを特徴とする照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101915407A (zh) * 2010-06-25 2010-12-15 海洋王照明科技股份有限公司 一种灯泡防松脱结构及使用该结构的灯具
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