JPH0733488A - 高粉末度のセメントに対する分散剤の効果増進方法 - Google Patents

高粉末度のセメントに対する分散剤の効果増進方法

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JPH0733488A
JPH0733488A JP5177717A JP17771793A JPH0733488A JP H0733488 A JPH0733488 A JP H0733488A JP 5177717 A JP5177717 A JP 5177717A JP 17771793 A JP17771793 A JP 17771793A JP H0733488 A JPH0733488 A JP H0733488A
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晃 大野
Yuka Tai
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    • C04B7/36Manufacture of hydraulic cements in general
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高粉末度(ブレーン値で4000cm2 /g
以上)のセメントに対する既存の分散剤の効果を増進さ
せる高粉末度のセメントに対する分散剤の効果増進方法
に関し、緻密で強固なフロックを形成しやすい高粉末度
のセメントの凝集を防止し、分散剤の能力を効果的に引
き出すことを目的とする。 【構成】 高粉末度のセメントに対し、そのセメントク
リンカーの粉砕時または製造されたセメントの使用前
に、通常の使用量よりも大過剰の粉砕助剤を添加するよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、高粉末度のセメントに
対する分散剤の効果増進方法に係り、特に、高粉末度
(ブレーン値で4000cm2 /g以上)のセメントに
対する既存の分散剤の効果を増進させる高粉末度のセメ
ントに対する分散剤の効果増進方法に関する。
【0001】
【従来の技術】近年、土木建築用コンクリートや二次製
品用コンクリートなどのほとんどすべてのコンクリート
分野(セメントペースト及びモルタル含む)において作
業性や硬化後の諸物性の向上を目的としてセメント分散
剤(固体微粒子をセメント中に分散させて、なるべく安
定な懸濁液をつくるために加えられる第三成分をいう)
が多量に用いられている。セメント分散剤は通常、水溶
性の高極性有機高分子を主成分としておりセメントに添
加することにより、コンクリート(セメントペースト及
びモルタルを含む)中のセメント粒子に吸着され、コン
クリート中のセメント粒子のフロック(群)を一次粒子
までに分散させ再凝集の防止を行うものである。この結
果、同一ワーカビリティー(コンシステンシー及び材料
分離に対する抵抗性の程度によって定まるフレッシュコ
ンクリート、フレッシュモルタル又はフレッシュペース
トの性質であって運搬、打込み、締固め、仕上げなどの
作業の容易さ)のコンクリートを得るための単位水量を
減らし、また同一水量の場合ではコンクリートの流動性
を向上させる効果を示す。
【0002】このような分散剤は、その用途や効果によ
って減水剤(コンクリート中に空気を連行することな
く、所要のワーカビリティを得るために必要な単位水量
を減少させることができるもの)、高性能減水剤(減水
剤のうち、単位水量の減少が大きいもの)、高性能AE
減水剤(減水剤とAE剤の効果を併有するもので、各単
独に用いた場合より単位水量を大きく減少させるも
の)、流動化剤(流動化を増進するもの)などに大別さ
れ最近ではコンクリートの施工に際して必要不可欠なも
のとなりつつある。
【0003】一方、コンクリート製品の用途や、要求さ
れる性能の多種多様化にともない新しいセメントの開発
もさかんに行われており、この中には従来のセメントに
比較して著しく高い粉末度(ブレーン値で9000cm
2 /g以上)を持つものも含まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】さて、この様な高粉
末度のセメントは一般に注入材として使用されることが
多いが、個々のセメント粒子が凝集しやすく、またその
凝集力が強いために混練時に通常のセメントよりも強力
な攪拌を必要とし、また攪拌が不十分な場合はセメント
粒子のフロックが破壊されていないために注入の際に十
分な浸透力を持たない場合がある。
【0005】このようなセメントに対して分散剤を添加
した場合、混練後の個々のセメント粒子の再凝集を防止
する効果は持つが混練時に存在するフロックを分散させ
る能力は極めて小さく依然として強力な攪拌に頼らざる
をえないという問題点を有していた。このような分散剤
のフロックに対する分散効果が小さい原因としては、か
かる高粉末度セメントのセメント粒子のフロックは非常
に緻密であるために分散剤が極めて浸透しにくく、本来
の分散効果が発揮できないためであると考えられる。
【0006】そこで、本発明は従来の高粉末度セメント
における前記問題点を解決し混練時における分散剤の添
加効果を増進することを目的としてなされたものであ
る。
【0007】
【問題点を解決するための手段】以上の技術的課題を解
決するため、本発明は、高粉末度のセメントに対し、セ
メントクリンカーの粉砕時または製造されたセメントの
使用前に、通常の使用量よりも大過剰の粉砕助剤を添加
することである。
【0008】ここで、「高粉末度のセメント」とは、ブ
レーン値で少なくとも4000cm2/g 以上の粉末度、好
ましくは、10000 cm2/g以上をもつセメントであ
る。「粉砕助剤」とは、セメントクリンカーの粉砕時に
粉砕性の向上や消費エネルギーの削減を目的として添加
されるものである。粉砕助剤には、例えば、ジエチレン
グリコール、トリエタノールアミン、モノエタノールア
ミン、トリイソプロパノールアミン、モノエチレングリ
コール等のアルコールアミン類とグリコール類がある。
本発明では、この粉砕助剤の持つ粉体の凝集防止効果に
着目してなされたものである。「セメントクリンカー」
とは、石灰質原料と粘土質原料を粉砕混合して、キルン
で加熱( 焼成) して得られた硬い塊状のものをいう。
【0009】「大過剰」とは、通常の添加量(0.01
重量%〜0.04重量%) に対し、0.1重量%〜1.
0重量%、好ましくは、0.1重量%〜0.5重量%の
粉砕助剤を添加することである。粉砕助剤の添加量は、
粉末度に依存して定められ、例えば、粉末度が1000
0cm2/g 程度のセメントでは、0.5重量%〜1.0重
量%であることが好ましい。尚、コンクリート混練時に
使用する分散剤は特に制限を受けない。
【0010】続いて、本発明に係る高粉末度のセメント
に対する分散剤の効果増進方法の作用を説明する。セメ
ントクリンカーの粉砕時に、大過剰の粉砕助剤を、例え
ば、一度に添加するのではなく、少量ずつ何回に分けて
添加する。これにより、粉砕効率を悪化させることな
く、分散剤の効果の増進を図ることができる。
【0011】
【実施例】続いて、本発明の実施例について説明する。
前記粉砕助剤であるジエチレングリコール含有量が0.
02重量%のポルトランドセメント(ブレーン値970
0cm2 /g)及び製造時に多量の粉砕助剤であるジエ
チレングリコールを添加し、含有量を0.7重量%とし
たポルトランドセメント(ブレーン値9500cm2
g)について高さ450mm、上部の内径70mm、下
部の内径10mmのJロートを用いてペースト(水/セ
メント比=0.5)の流下時間を測定した。練り混ぜは
モルタルミキサーにより3分間行い、分散剤として市販
のナフタレンスルホン酸塩系混和剤を用いて注水後5分
から測定を開始した。その実験結果を表1に示す。
【0012】
【表1】 表1に示すように、本実施例に係る高粉末度のセメント
に対する分散剤の効果増進方法により得られた高粉末度
のセメントは比較品よりも流下時間が短く、従って、良
好な流動性を示し、分散剤の効果の増進に役立つことが
示される。また、本実施例によれば、分散剤添加量の増
加に伴いその、流動性の効果は著しく高くなることが示
されている。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る高粉
末度のセメントに対する分散剤の効果増進方法によれ
ば、緻密で強固なフロックを形成しやすい高粉末度のセ
メントの凝集を防止し、分散剤の能力を効果的に引き出
すことが可能である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高粉末度のセメントに対し、そのセメン
    トクリンカーの粉砕時または製造されたセメントの使用
    前に、通常の使用量よりも大過剰の粉砕助剤を添加する
    ことを特徴とする高粉末度のセメントに対する分散剤の
    効果増進方法。
  2. 【請求項2】 前記粉砕助剤として、ジエチレングリコ
    ール又はトリエタノールアミンを用いたことを特徴とす
    る請求項1記載の高粉末度セメントに対する分散剤の効
    果増進方法。
  3. 【請求項3】 前記大過剰の粉砕助剤は、前記粉砕時
    に、少量ずつ何回かに分けて添加されることを特徴とす
    る請求項1記載の高粉末度のセメントに対する分散剤の
    効果増進方法。 【0001】
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000281403A (ja) * 1999-04-01 2000-10-10 Denki Kagaku Kogyo Kk セメント混和材及びセメント組成物
JP2006298678A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Taiheiyo Cement Corp セメント
CN102153308A (zh) * 2011-05-17 2011-08-17 北京金隅水泥节能科技有限公司 水泥液体助磨剂及其制备方法

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