JPH07334785A - 情報表示機能付カウンタと遠隔指示装置 - Google Patents

情報表示機能付カウンタと遠隔指示装置

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Publication number
JPH07334785A
JPH07334785A JP6123739A JP12373994A JPH07334785A JP H07334785 A JPH07334785 A JP H07334785A JP 6123739 A JP6123739 A JP 6123739A JP 12373994 A JP12373994 A JP 12373994A JP H07334785 A JPH07334785 A JP H07334785A
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pulse motor
battery
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Application number
JP6123739A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Kondo
邦彦 近藤
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Aichi Tokei Denki Co Ltd
Original Assignee
Aichi Tokei Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2線で伝送される電気パルスで歩進するパル
スモータでメカニカルカウンタを駆動して電気パルスの
数に対応する計数値をメカニカルカウンタ23に表示す
る。またパルスモータに連動する表示手段に計数値と異
なる別の情報を表示する。 【構成】 水道メータ1は羽根車2で水を計量して、2
0[l]毎に一対の正・負の電気パルスを電線25でパ
ルスモータ14に伝送する。表示手段24は外周が10
区分され交互に赤地と白地に分けてある。パルスモータ
14は一対の電気パルスで2歩進し、表示手段を2歩進
(2/10回転)させる。電池11の電圧が正常のとき
は表示手段24は白地部が表示される。電池電圧が下る
と電気パルスの極性が反転して表示手段24が赤地を表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計数機能の他に他の情報
を表示する機能を備えた情報表示機能付カウンタと該カ
ウンタを使用した遠隔指示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水道メータは、通常地中に配設されるた
め、検針作業が不便である。そこで、水道メータから電
気パルスを発信し、該パルスを受信してパルスモータで
メカニカルカウンタを駆動し、該メカニカルカウンタで
水使用量を表示する受信器を家屋の屋外壁面など見易い
位置に設置して水使用量の検針をし易くした遠隔指示装
置が公知である。
【0003】この種の遠隔指示装置では、パルスモータ
に給電する電源用の電池を受信器に内蔵し、水道メータ
には単位流量パルス毎に電気パルスを発信するリードス
イッチ等の無電圧C接点を備え、受信器と水道メータの
間を三芯のケーブルで接続していた。
【0004】ところが、この種の遠隔指示装置は、北海
道のような寒冷地で使用すると、電池寿命が短かくなっ
たり、低温時に電池の内部抵抗が増加するためにパルス
モータが作動しなくなって、水使用量を正確に検針でき
ない場合が生じるという欠点があった。
【0005】そこで、このような欠点に対処するため
に、受信器のパルスモータに給電する電源用の電池を、
地中に配設する発信器としての水道メータ内に内蔵する
ことで、低温時の気候でも正常に作動するようにした遠
隔指示装置が考えられる。この方式の遠隔指示装置で
は、電池が地中の水道メータ内にあるため、気温が低下
しても、地中の水道メータ内の電池の温度は、屋外壁面
の受信器の場合のように大幅に低下することはない。
【0006】そのため、気温が低いときでも問題なく作
動するが、水道メータに内蔵した電池の交換が困難であ
ることから、電池寿命は水道メータの検定満了期間の8
年以上持つようにシステムを構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
遠隔指示装置を多数設置すると、中には電池のリークな
どで電池電圧が低下して8年を切る電池寿命のものが生
じ、正確な水使用量を受信器で検針できない場合がある
という問題点が少ない割合ではあるが残されている。
【0008】そこで、上記にかんがみ、本発明は、パル
スモータで駆動されるメカニカルカウンタを用いるもの
において、メカニカルカウンタで計数したカウント値の
他に電池電圧低下等の他の情報をも表示できる機能を備
えた情報表示機能付カウンタと該カウンタを使用した遠
隔指示装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明は、パルスモータ(14)で間欠的に駆
動されるメカニカルカウンタ(23)を有するものにお
いて、パルスモータ(14)に連動して間欠的に動く表
示手段(24)であって、該表示手段(24)がパルス
モータ(14)の歩進の回数に応じて区画され、前記メ
カニカルカウンタ(23)の計数値と異なる情報を区画
区分ごとに備えた表示手段(24)と、前記パルスモー
タ(14)を駆動するために一連のパルス列の電気パル
スをパルスモータ(14)に供給するとともに、前記情
報の内容に応じてパルス列の組合わせを変更する制御手
段(10)とを具備して、メカニカルカウンタ(23)
の計数値以外の情報を表示するように構成したことを特
徴とする情報表示機能付カウンタである。
【0010】第2の発明は、前記表示手段(24)に表
示する情報がパルスモータ(14)に電力を供給する電
池(11)の電圧に関連する情報で、電池の電圧が一定
以下になったことを検出する電圧検出回路(12)と、
該電池電圧検出回路(12)の出力に応じて前記制御手
段(10)から出力されるパルス列の組合せを変えるよ
うに構成したことを特徴とする第1の発明に記載の情報
表示機能付カウンタである。
【0011】第3の発明は、第2の発明に記載の情報表
示機能付カウンタを備えており、パルスモータ(14)
とメカニカルカウンタ(23)と表示手段(24)とを
備えた受信部(13)と、該受信部(13)と離れた位
置に設けられ、かつ互に電線(25)で接続されるとと
もに、前記制御部(10)と電池(11)とを備えた発
信部(5)とを具備したことを特徴とする遠隔指示装置
である。
【0012】第4の発明は、電源用の電池(11)と、
該電池の電圧低下を検出して信号を出力する電圧検出回
路(12)と、流体の流量に応じて回転する羽根車
(2)と、該羽根車(2)に連動する磁石(3)と、該
磁石の近傍に配置されて前記羽根車(2)の回転を検出
する磁気センサ(6)と、該磁気センサ(6)の信号に
応じて所定の流量ごとに一連のパルス列を出力する制御
手段(10)とを有するメータ(1)と、該メータ
(1)と2芯の電線(25)で接続され、前記一連のパ
ルス列で駆動されるパルスモータ(14)と、該パルス
モータ(14)に駆動されるパイロット表示付メカニカ
ルカウンタ(16)とを有する受信部(13)とからな
る遠隔指示装置であって、前記制御手段(10)から出
力されるパルス列の極性を前記電圧検出手段(12)の
出力に応じて反転させるとともに、前記パイロット表示
付メカニカルカウンタ(16)のパイロット表示(2
4)を、パルスモータ(14)を駆動するパルスの極性
に対応して2種類に区分したことを特徴とする遠隔指示
装置である。
【0013】そして、第5の発明は、第4の発明におい
てメータが水道メータ(1)であることを特徴とする。
【0014】
【作用】表示すべき情報の内容に応じて、制御手段(1
0)から出力されるパルス列の組合せが変るため、パル
ス列の最後のパルスの極性が変る。
【0015】そのため、一種のパルス列で間欠的に駆動
されて、パルス列が終了して停止している表示手段(2
4)の区分が情報の内容に対応することになる。第2の
発明では、電池電圧が一定以下になると電圧検出回路
(12)の出力が制御手段(10)のパルス列の組合せ
を変えるため、停止中の表示手段(24)の表示が変
り、電池電圧が低下したことを示す。
【0016】第3の発明では、発信部(5)の電池電圧
が一定以下になると、そのことが受信部(13)の表示
手段(24)に表示される。第4の発明では、パイロッ
ト表示付メカニカルカウンタ(16)に流量の積算値が
計数値として表示されるとともに、メータ側の電池電圧
の低下情報がパイロット表示(24)に示される。
【0017】第5の発明では、受信部(13)のパイロ
ット表示付メカニカルカウンタ(16)に水使用量が計
数値として表示されるとともに、水道メータ(1)の電
池電圧の低下が受信部のパイロット表示(24)に示さ
れる。
【0018】
【実施例】図1は本発明の実施例で、1は水道メータ
で、流量に応じて回転する羽根車2と該羽根車2の回転
軸の上端に取付けた永久磁石3を備えた周知の計量部4
と、該計量部4が所定の流量を計量するごとに一連のパ
ルスを発信する発信部5とを有する。
【0019】発信部5は、永久磁石3の近傍に配設さ
れ、羽根車2の回転を検出して電気信号に変換する磁気
センサ6と、該磁気センサ6の電気信号にいわゆるパル
ス常数を乗算するとともに乗算して算出した信号を積算
して所定流量ごとに流量信号を送出する演算手段7と、
該演算手段7からの所定流量ごとの信号を受け、この信
号ごとに一連のパルス列の駆動パルスを出力するように
パルスモータ駆動回路8を制御する制御回路9等を有す
る。
【0020】10はパルスモータ駆動回路8と制御回路
9とからなる制御手段で、演算手段7からの所定流量ご
との信号を制御回路が受ける都度一連のパルス列の電気
パルスを発信部5から発信するわけである。
【0021】11は電源用の電池、12は電池11の電
圧を監視して電圧が一定以下になったら出力信号を出す
電圧検出回路である。なお電池11は、磁気センサ6、
演算手段7、制御回路9およびパルスモータ駆動回路8
等へ作動電力を供給するとともに、パルスモータ駆動回
路8を通じて後述する受信部のパルスモータへ駆動電流
を供給する。
【0022】13は受信部で、1個の励磁巻線を備えた
パルスモータ(ステップモータ)14と該パルスモータ
14の出力軸に減速比4/10の減速歯車機構15を介
して連結されたパイロット表示付メカニカルカウンタ1
6を有する。
【0023】パイロット表示付メカニカルカウンタ16
は10進6桁の文字車を有し、上位の文字車から順に1
0,000[m3 ]単位の文字車17と、1,000
[m3]単位の文字車18と、100[m3 ]単位の文
字車19と、10[m3 ]単位の文字車20と、1[m
3 ]単位の文字車21と、100[l]単位の文字車2
2とを並置して互に連動させたメカニカルカウンタ23
と、該メカニカルカウンタ23の最小桁(最下位)の文
字車22の右側(下位側)に設けた表示手段としてのパ
イロット表示24とからなる。
【0024】表示手段としてのパイロット表示24は、
形状的には6個の文字車とほぼ同様で、メカニカルカウ
ンタ23の最下位の文字車、つまり100[l]単位の
文字車22の下位側に配設されているので、いわば10
[l]単位の文字車であるかのように見えるが、後述す
るように、その作用は全く異なる。
【0025】パイロット表示24は、文字車17〜22
と同様に、外周を10等分して、順に0〜9の10個の
数字が表示してあり、この数字を見ることで、パルスモ
ータ12が作動したかどうか、つまり水道メータ1から
のパルス信号がきたかどうかがわかるようになってい
て、この点については、従来から、メータの作動を見る
ために設けられているいわゆるパイロットと同じであ
る。
【0026】しかし、図のパイロット表示24は同図
(b)に示すように、外周を10区分に区画し、0及び
2,4,6,8の偶数の数字を表示した5区画は白地に
数字が表示してある。また1,3,5,7,9の奇数の
数字を表示した区画は赤地に数字が表示してある。すな
わち同図(b)のパイロット表示24の外周のうち、点
点を散りばめた5区画の部分は地色が赤く塗ってあり、
他の5区画の部分は地色が白くなっている。
【0027】図1(a)で、25は2芯の電線(ケーブ
ル)で、水道メータ1の発信部5を構成するパルスモー
タ駆動回路8と、受信部13を構成するパルスモータ1
4の励磁巻線とを接続している。
【0028】パルスモータ14は、その励磁巻線に交互
に極性の違う短かいパルス幅の電気パルスを印加する
と、その都度1歩進してパルスモータ14の出力軸(回
転軸)が90度回転して停止する。そして実施例の受信
部11は、工場で製造した新品の段階では、パルスモー
タ14の励磁巻線にマイナスのパルスを印加したあと
で、ちょうどパイロット表示24が0を表示するように
パイロット表示24が減速歯車機構15を介してパルス
モータ14の出力軸に連結されている。
【0029】次に上述の構成を有する水道メータの遠隔
指示装置の作動を説明する。計量部4に水を流す前は、
上述のようにパイロット表示24は数字0を表示してお
り、メカニカルカウンタ23の各文字車17〜22もす
べて0を表示している。
【0030】水道メータ1の発信部5は、水が20
[l]流れる都度、演算手段7からの信号が制御手段1
0の制御回路9に入力される。今電池11の電圧が一定
値を越えていて電圧検出回路12の出力信号が出ていな
いとする。こういうときは、パルスモータ駆動回路8か
ら図2(a)に示すパルス列の電気パルスが電線(コー
ド)25を介してパルスモータ14へ供給されるように
制御回路9がパルスモータ駆動回路8を制御する。
【0031】すなわち、このときは、図2(a)のよう
に、プラスの極性の第1の電気パルスP1 と、その後に
約1秒の間隔Tをおいて極性がマイナスの第2の電気パ
ルスP2 とからなる一連(一対)のパルス列の電気パル
スが制御手段10からパルスモータ14に供給される。
そのため、第1の電気パルスP1 でパルスモータ14が
1歩進(90度回転)してパイロット表示22が1/1
0回転して数字1を表示するが、その1秒後には第2の
電気パルスP2 により、パルスモータ14が更に1歩進
(90度回転)してパイロット表示22が1/10回転
して数字2を表示する。そして、次の20[l]が流れ
るまではパルスモータ14は停止したままである。こう
して、通常20[l]ごとにパルスモータ14は2歩進
(半回転)し、パイロット表示22は連動して2歩進
(2/10回転)する。
【0032】今この水道メータの最大流量が7.2[m
3 /h]であるとすると、最大流量時に20[l]の所
定流量が流れるには10秒かかるので、この最大流量時
には、パルスモータ14は、図2(a)の第1の電気パ
ルスP1 で1歩進した後、約1秒後に第2の電気パルス
2 で更に1歩進し、その後、約9秒間の間停止したま
ゝとなる。
【0033】そして、次の一連(一対)のパルスが発信
部5から発信されると、そのときの一連(一対)のパル
スP1 とP2 によって、パルスモータ14は2歩進して
9秒間停止する。
【0034】この繰り返し動作をみると、最初0を表示
していたパイロット表示24は最初の20[l]目に先
ず1歩進して赤地の1を表示するがすぐ1秒後に更に1
歩進して白地の2を表示する。そして9秒間白地の2を
表示したままで、その次の20[l]目、つまり最初か
らでは40[l]流れた時点で、図2(a)のパルス列
の電気パルスが発信部5から発信される。
【0035】従って、パイロット表示24はこの時点で
先ず1歩進して赤地の3を表示し、すぐ1秒後には更に
1歩進して白地の4を表示して停止する。このように、
パイロット表示24は、数字の表示は0(白)→1
(赤),2(白),→3(赤),4(白)→と変化し、
パイロット表示24の地色の変化に注目すると、20
[l]の流量の時点で約1秒間赤地を示すが、すぐに白
地に変って9秒間そのまま停止することを繰り返す。流
量がこの最大流量よりも小さくなると白地の数字を表示
している時間が長くなり、水が流れなくなると白字の数
字を表示したままその場所でいつまでも停止している。
【0036】こうして、パイロット表示24は所定の流
量20[l]ごとに2歩進ずつを繰り返し、100
[l]の積算流量ではそれまで数字8を表示していたの
が2歩進して数字0を表示し、このときにいわゆる桁上
げと同様の動作をしてメカニカルカウンタ23の最下位
の100[l]単位の文字車22を1歩進させる。な
お、厳密には、パイロット表示24の数字が9から0に
変るときに文字車22が1歩進して100[l]分だけ
計数する。このようにして、文字車22がパイロット表
示24に駆動されて歩進するのは、図2(a)の極性が
マイナスの第2のパルスP2 によって、パイロット表示
24が数字9から0に変るときである。
【0037】水使用量が多くなると、メカニカルカウン
タ23は、パイロット表示24の数字が9から0に変る
都度100[l]ずつ流量を積算計数して計数値である
水使用量をディジタル表示する。
【0038】文字車17〜22で構成されるメカニカル
カウンタは、10進6桁の直読カウンタで、隣接する下
位側の文字車が9から0に歩進(1/10回転)すると
きに隣接する上位側の文字車を1/10回転させて1歩
進させる周知の構造を持っている。
【0039】水道メータが長期間にわたって使用され
て、電池11の電圧が低下して一定以下になると、電圧
検出回路12がそのことを検出して出力信号を出す。制
御回路9は、この出力信号に応答してパルスモータ駆動
回路8から発信する一連のパルス列の電気パルスの極性
を反転させる。このとき、電池11の電圧が一定以下に
低下してからの最初のパルス列は図2(b)のように第
1のパルスP3 ,第2のパルスP4 および第3のパルス
5 の3個のパルスからなる一連のパルス列が出るよう
に制御回路9が構成してある。
【0040】そのため、仮りに、この図2(b)に示す
一連のパルス列、つまり3個のパルスP3 ,P4 ,P5
の電気パルスが発信される直前にパイロット表示24が
表示している数字が白地の8であったとすると、それま
での水使用量は、メカニカルカウンタ23の最下位の桁
の文字車22の表示単位100[l]の更に下位の桁と
しては80[l]であったことになる。そこで更に20
[l]流れて下位の桁として100[l]流れたとなる
と、図2(b)の3個の電気パルスP3 ,P4,P5
発信されるため、パルスモータ14は3歩進する。
【0041】そのため、パイロット表示22は、今まで
数字8を表示していた位置から、赤地の数字9、白地の
数字0、そして赤地の数字1へと約1秒間隔で3歩進す
る。このとき、パイロット表示22が数字9から0に変
る時点で文字車22が1歩進してメカニカルカウンタ2
3の計数値が100[l]分だけ増加する。
【0042】次に、流量が所定の20[l]だけ更に流
れると、このときは、電圧検出回路12の出力信号が出
ているので、制御回路9は、パルスモータ駆動回路8を
制御して図2(c)に示す一連のパルス列を発信する。
このときのパルス列は、極性がマイナスの第1の電気パ
ルスP6 と極性がプラスの第2の電気パルスP7 で、こ
のパルス列は、電池11の電圧が低下していない正常時
のパルス列(図2(a)参照)と比較して、電気パルス
の極性が反転している(換言すると位相が反転してい
る)。
【0043】このようにして、電池11の電圧が一定以
下に低下すると、その後の最初の20[l]で、図2
(b)に示すパルス列が、その後の20[l]ごとに図
2(c)に示すパルス列が発信部5から発信され、これ
らの図2(b)や図2(c)の一連の電気パルスのう
ち、最後の電気パルスP5 やP7 は極性がプラスである
から、これらの電気パルスP5 やP7 によってパルスモ
ータ14が歩進したあとはパイロット表示24は必ず赤
地の奇数の数字を表示して停止している。
【0044】そのため、赤地の表示時間が長いため、こ
のことから電池電圧が異常に低下していることが受信器
を見るだけでわかり、電池寿命が来たことを知らせるこ
とができる。
【0045】上記実施例では、パイロット表示24は、
水道メータ1の計量部4に水が流れていてパルスモータ
14が間欠的に歩進していることを、外周の数字0〜9
の何が表示されているかを確認して、その表示数字が間
欠的に変化することから判断する従来から周知のパイロ
ットとしての機能は損なわれない。また、電池11の電
圧が低下したときは、20[1]ごとにパルスモータ1
4を駆動する一連のパルス列の最後のパルスの極性がプ
ラスとなる。従って、パイロット表示24の表示が赤地
の位置で長い時間停止することになるので、約1秒間以
上パイロット表示24の地色を見ることで、電池電圧が
一定以下に低下したかどうかを確実に認識できる。
【0046】また、メカニカルカウンタ23の最小桁の
文字車22は、水使用量の100[l]毎に合わせて歩
進するため、好都合である。このようにして、電圧が正
常のときは、パイロット表示24が白地の表示となり、
電池電圧が低下すると赤地の表示になる。
【0047】低下していた電池電圧が正常に復帰した場
合には、図2(d)に示すマイナスの極性の電気パルス
8 をパルスモータ14の励磁巻線にかけることでパイ
ロット表示22の情報表示を赤地から白地に変えること
ができる。なお、電池電圧が正常な電圧に復帰した場合
にパイロット表示を白地に戻すには、図2(d)のマイ
ナスの極性の電気パルスP8 をかける代りに、図2
(a)のパルス列をかけても同じことができる。このと
き図2(a)の極性がプラスの第1の電気パルスP 1
はパルスモータ14は不動のままで、極性がマイナスの
第2の電気パルスP2で1歩進するため、パイロット表
示が赤地から白地に戻るのである。
【0048】このように、制御手段10はメカニカルカ
ウンタ23の計数値を更新するのに必要な数のパルスを
出力する機能とし、メカニカルカウンタ23の計数値と
は別に電池電圧などの状態表示に必要な数のパルスを出
力する機能の両機能を有し、状態表示は表示手段24に
計数値とは別の情報として表示される。
【0049】次に本発明の第2実施例について説明す
る。上記第1実施例では、図示の遠隔指示装置を製造し
た段階では、パルスモータ14にマイナスの極性の電気
パルスをかけた後でパイロット表示24が白地の数字0
を示すように、パイロット表示付メカニカルカウンタ1
6をパルスモータ14と連結してあったがこれを次のよ
うに変えて第2実施例とすることができる。
【0050】すなわち、第2実施例では遠隔指示装置を
工場で製造した段階で、パルスモータ14にマイナス極
性の電気パルスをかけた後で、パイロット表示24が白
地の1を表示するように、パイロット表示付メカニカル
カウンタ16とパルスモータ14とを連結しておく。そ
のためには、パイロット表示24は、数字0,2,4,
6,8の部分(区画)を第1実施例の場合とは逆の赤地
に、又、数字1,3,5,7,9の部分(区画)を第1
実施例の場合とは逆の白地にしておく。
【0051】最初の20[l]で図3(a)のパルス列
をパルスモータ14にかけることで、パイロット表示は
白地の1→赤地の2、白地の3となる。40[l]の時
点で図3(a)と同じパルス列をかけると、同様に白地
の3から→赤地の4,白地の5となる。そして100
[l]の時点では、白地の9から→赤地の0、白地の1
となり、このときにメカニカルカウンタ23の最下位の
桁の文字車22を100[l]分だけ1歩進させる。
【0052】電池電圧が低下したことを電圧検出回路1
2が検出して出力信号を出したときには、パルスモータ
駆動回路9は、次の流量信号、つまり20[l]流れた
ときの演算回路7の信号を制御回路9が受けるため、図
3(b)のパルス列を発信する。従って、この図3
(b)の最初のパルス列では、プラス極性の電気パルス
3 ′ではパルスモータ14は歩進せず、マイナス極性
の電気パルスP4 ′で1歩進して、パイロット表示22
が赤地の表示となり、電池寿命が来たことを知らせる。
【0053】その次からの20[l]ごとには図3
(b)のパルス列が発信され、パルスモータ14とパイ
ロット表示24はその都度2歩進し、パイロット表示2
4は赤地の表示時間が長いままの動作を繰り返す。
【0054】電池電圧が復帰したときは、図3(a)の
パルス列に戻すことで白地の表示時間を多くできる。こ
の第2実施例の場合も、メカニカルカウンタ23の最下
位の桁の文字車22は、100[l]ごとに歩進する。
なお、製造直後の最初の時点で、パイロット表示24の
数字が1を表示しているが、パイロット表示24の数字
は、メータの動的な動きを確認するためのいわゆるパイ
ロットの役目を果すためのもので、0〜9の数字の代り
にA,B,C,D,E,F,G,H,I,Jの10個の
記号で置き換えても良い性格のものであるため、何ら不
都合はない。
【0055】なお上記実施例では、計数値以外の情報を
表示する表示手段としてパイロット表示24を用い、電
池電圧の低下情報を表示するようにしたが、計数値以外
の表示情報としては電池電圧に限ることはない。
【0056】
【発明の効果】本発明の情報表示機能付カウンタと遠隔
指示装置は上述のように構成されているので、計数値以
外の電池電圧低下情報等の情報の表示ができ、パルスモ
ータ駆動信号のパルス列の組合せを変えるだけで、パル
ス数と合わせて他の情報を同時に表示できる。
【0057】また、離れた場所の受信器に、パルスモー
タ駆動用の2芯の電線(コード)でパルス数と他の情報
とを同時に伝送できるため、伝送線が従来通りの2芯の
電線でよい。
【0058】そして、構造も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図。
【図2】図1の実施例のパルスモータ駆動用の電気パル
スの波形を示す線図で、(a),(b),(c),
(d)はそれぞれ異なる態様のパルス波形である。
【図3】本発明の他の実施例のパルスモータ駆動に用い
る電気パルスの波形で、(a),(b)はそれぞれ異な
る態様のパルス波形である。
【符号の説明】
1 水道メータ 2 羽根車 3 永久磁石 5 発信部 6 磁気センサ 10 制御手段 11 電池 12 電圧検出回路 13 受信部 14 パルスモータ 16 パイロット表示付メカニカルカウンタ 23 メカニカルカウンタ 24 表示手段(パイロット表示) 25 電線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルスモータ(14)で間欠的に駆動さ
    れるメカニカルカウンタ(23)を有するものにおい
    て、 パルスモータ(14)に連動して間欠的に動く表示手段
    (24)であって、該表示手段(24)がパルスモータ
    (14)の歩進の回数に応じて区画され、前記メカニカ
    ルカウンタ(23)の計数値と異なる情報を区画区分ご
    とに備えた表示手段(24)と、 前記パルスモータ(14)を駆動するために一連のパル
    ス列の電気パルスをパルスモータ(14)に供給すると
    ともに、前記情報の内容に応じてパルス列の組合わせを
    変更する制御手段(10)とを具備して、メカニカルカ
    ウンタ(23)の計数値以外の情報を表示するように構
    成したことを特徴とする情報表示機能付カウンタ。
  2. 【請求項2】 前記表示手段(24)に表示する情報が
    パルスモータ(14)に電力を供給する電池(11)の
    電圧に関連する情報で、 電池の電圧が一定以下になったことを検出する電圧検出
    回路(12)と、 該電池電圧検出回路(12)の出力に応じて前記制御手
    段(10)から出力されるパルス列の組合せを変えるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1記載の情報表示
    機能付カウンタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の情報表示機能付カウンタ
    を備えており、 パルスモータ(14)とメカニカルカウンタ(23)と
    表示手段(24)とを備えた受信部(13)と、 該受信部(13)と離れた位置に設けられ、かつ互に電
    線(25)で接続されるとともに、前記制御部(10)
    と電池(11)とを備えた発信部(5)とを具備したこ
    とを特徴とする遠隔指示装置。
  4. 【請求項4】 電源用の電池(11)と、該電池の電圧
    低下を検出して信号を出力する電圧検出回路(12)
    と、流体の流量に応じて回転する羽根車(2)と、該羽
    根車(2)に連動する磁石(3)と、該磁石の近傍に配
    置されて前記羽根車(2)の回転を検出する磁気センサ
    (6)と、該磁気センサ(6)の信号に応じて所定の流
    量ごとに一連のパルス列を出力する制御手段(10)と
    を有するメータ(1)と、 該メータ(1)と2芯の電線(25)で接続され、前記
    一連のパルス列で駆動されるパルスモータ(14)と、
    該パルスモータ(14)に駆動されるパイロット表示付
    メカニカルカウンタ(16)とを有する受信部(13)
    とからなる遠隔指示装置であって、 前記制御手段(10)から出力されるパルス列の極性を
    前記電圧検出手段(12)の出力に応じて反転させると
    ともに、前記パイロット表示付メカニカルカウンタ(1
    6)のパイロット表示(24)を、パルスモータ(1
    4)を駆動するパルスの極性に対応して2種類に区分し
    たことを特徴とする遠隔指示装置。
  5. 【請求項5】 メータが水道メータ(1)であることを
    特徴とする請求項4記載の遠隔指示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010282372A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Aisin Seiki Co Ltd データ通信方法及び車輪の状態検出装置
KR101329418B1 (ko) * 2006-02-28 2013-11-14 리니어 테크놀러지 코포레이션 회로 상태 정보를 전달하는 신호를 생성하는 장치 및 방법
CN107860412A (zh) * 2017-12-06 2018-03-30 浙江威星智能仪表股份有限公司 一种光电收发管自检电路及自检方法

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