JPH073344Y2 - 検電用碍子装置 - Google Patents

検電用碍子装置

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JPH073344Y2
JPH073344Y2 JP15698688U JP15698688U JPH073344Y2 JP H073344 Y2 JPH073344 Y2 JP H073344Y2 JP 15698688 U JP15698688 U JP 15698688U JP 15698688 U JP15698688 U JP 15698688U JP H073344 Y2 JPH073344 Y2 JP H073344Y2
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JP
Japan
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electric wire
support insulator
insulator
current transformer
measuring instrument
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JP15698688U
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JPH0277674U (ja
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敏仁 国枝
幹夫 清水
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、電線路の電流または電圧を測定するのに用
いられる検電用碍子装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種の検電用碍子装置においては、支持碍子の
上部に、電線路の電流または電圧を測定するための測定
器が電線を把持した状態で装着され、その測定器で測定
された電流または電圧の測定値が支持碍子内に設けられ
た抵抗およびセンサにて光の強度信号に変換されて、光
ファイバ等の信号ケーブルを介して外部に出力されるよ
うになっていた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、この従来装置においては、測定器が電線を把
持した状態で支持碍子の上部に直接装着されているた
め、電線が風圧荷重を受けて揺動したとき、電線と測定
器との間に相対運動が生じて、測定器に対し衝撃荷重が
加わり、測定器の劣化を招いたり、測定器の水密構造が
破損して、測定器内に雨水等が侵入し易くなったりする
という問題点があり、また電線把持力が小さいため変流
器と別に電線支持碍子を設置する必要があった。
この考案は、このような従来の技術に存在する問題点に
着目してなされたものであって、その目的とするところ
は、電線が風圧荷重を受けて揺動しても、測定器が強い
衝撃を受けて劣化したり、測定器の水密構造が破損し
て、測定器内に雨水等が侵入し易くなったりすることが
なく十分な電線把持力を有する検電用碍子装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この考案の検電用碍子装
置においては、支持碍子の上部に電線を把持すると共
に、電線上に電流または電圧を測定するための測定器を
装着し、その測定器と前記支持碍子内の抵抗およびセン
サとを接続導体により接続したものである。
[作用] 上記のように構成された検電用碍子装置によれば、測定
器が支持碍子上でなく電線上に装着されているため、電
線が風圧荷重を受けて揺動した場合でも、電線と測定器
との間に相対運動が発生することはない。従って、測定
器に強い衝撃が加わることはなく、測定器が劣化するお
それや、測定器の水密構造が破損して、測定器内に雨水
等が侵入し易くなるおそれを確実に防止することができ
る。また、断線時においてもバインド線により電線の引
留ができる [実施例] 以下、この考案を電流検出用碍子装置に具体化した一実
施例を、第1図〜第3図に基づいて詳細に説明する。
第1図に示すように、電柱の腕金1上には支持碍子2が
下端の取付フランジ3においてボルト4およびナット5
により固定されている。前記支持碍子2の上端部付近に
は絶縁被覆した電線6が延長配置され、その一部がバイ
ンド線7により支持碍子2の外周に把持されている。電
線6上には電線路の電流を測定するための測定器として
の変流器8が装着されている。この変流器8は上下に二
分割構成され、電線6を把持した状態でボルト9および
ナット10により互いに組付け固定されている。
第1図および第2図に示すように、前記支持碍子2内に
は、変流器8により測定された電流測定値を光の強度信
号に変換するための抵抗11および電気光学素子を用いた
センサ12が収容されている。抵抗11の上面には一対の雄
形端子13が突設されると共に、下面には一対の雌形端子
14が突設され、雄形端子13には雄形接触刃15が嵌合溶着
されている。センサ12の上面には一対の雄形端子16が突
設されると共に、下面には光ファイバケーブル17が延出
され、雄形端子16には前記抵抗11の下面の雌形端子14が
嵌合溶着されている。
前記抵抗11の上部には絶縁材よりなるスペーサ18が配設
されると共に、抵抗11とセンサ12との間にも絶縁材より
なるスペーサ19が介装されている。そして、この抵抗1
1、センサ12、スペーサ18,19および雄形接触刃15は、組
付け状態においてそれらの外周に熱収縮性の合成樹脂製
チューブ20を被覆形成することにより一体化され、その
状態で前記支持碍子2内に、ウレタンゴム等の充填材21
を介して収容固定されている。
前記支持碍子2の上端部にはゴム等の絶縁材よりなる蓋
体22が嵌合接着され、その上面の環状突部22a内には前
記雄形接触刃15の先端部が突出されている。支持碍子2
の下端部にはケーブル保持具23が装着され、このケーブ
ル保持具23を介して前記光ファイバケーブル17が支持碍
子2の下端部から外方に引き出されている。
第1図〜第3図に示すように、前記支持碍子2の上端部
と変流器8の上端部との間には接続導体24が設けられて
いる。この接続導体24は、鋼製のパイプ25と、その内部
に絶縁充填材26を介して収容された2本の被覆導線27
と、パイプ25の両端に螺合された絶縁材よりなる取付キ
ャップ28と、パイプ25の両端に嵌合固定された連結部材
29と、各被覆導線27の両端に接続されると共に取付キャ
ップ28および連結部材29を貫通して外方へ突出された一
対の雌形接触刃30とより構成されている。
そして、前記各連結部材29の下面の環状溝29aが、支持
碍子2上の蓋体22の環状突部22aおよび変流器8の上面
の環状突部8aにそれぞれ嵌合して接着剤により固定さ
れ、この状態で各雌形接触刃30が支持碍子2上の雄形接
触刃15および変流器8上の雄形接触刃31にそれぞれ接触
されて、変流器8が接続導体24の被覆導線27を介して支
持碍子2内の抵抗11およびセンサ12に電気接続されてい
る。
次に、前記のように構成された電流検出用碍子装置につ
いて作用を説明する。
今、電線6に電流が流れると、その電流が変流器8によ
り測定されて、変流器8から接続導体24の被覆導線27を
介して測定電流が誘起される。この測定電流は支持碍子
2内の抵抗11に印加されて、その抵抗11およびセンサ12
により光の強度信号に変換され、光ファイバケーブル17
を介して外部に出力される。
さて、この実施例においては、前記のように変流器8が
電線6上に装着され、その変流器8と支持碍子2内の抵
抗11およびセンサ12が接続導体24を介して接続されてい
るため、変流器が支持碍子の上部に直接装着された従来
構成とは異なり、電線6が風圧荷重を受けて揺動した場
合でも、電線6と変流器8との間に相対運動が発生する
ことはない。従って、変流器8に強い衝撃が加わること
はなく、変流器8が劣化したり、変流器8の水密構造が
破損して、その内部に雨水等が侵入し易くなったりする
おそれを確実に防止することができる。また断線時にお
いてもバインド線により電線の引留ができる。
[別の実施例] 次に、この考案の別の実施例を第4図に基づいて説明す
る。
さて、この実施例においては、支持碍子2の上端部に筒
状の取付金具32がパッキン33を介して嵌着され、接着剤
34により固定されている。そして、抵抗11およびセンサ
12は前記実施例とほぼ同様に、スペーサ18,19と共に熱
収縮性の合成樹脂製チューブ20の被覆形成により一体化
された状態で、前記取付金具32内から支持碍子2内にか
けて収容され、ウレタンゴム等の充填材21の充填によっ
て固定されている。前記取付金具32の上端中央部には、
絶縁材よりなる取付板35および凸状の連結部材36が複数
のネジ37により固定され、雄形接触刃15がこの取付板35
および連結部材36を貫通して外部に突出されている。
一方、接続導体24のパイプ25の端部には筒状の取付金具
38が嵌合され、溶接によって固定されている。取付金具
38の下端内部には凹状の連結部材39が収容固定され、雌
形接触刃30がこの連結部材39を貫通して外部に突出され
ている。そして、接続導体24側の取付金具38が支持碍子
2側の取付金具32に対し、パッキン40を介して複数のボ
ルト41およびナット42により固定され、この状態で連結
部材39,36が互いに連結されると共に、前記雌形接触刃3
0が雄形接触刃15に接触されて、変流器8が接続導体24
の被覆導線27を介して支持碍子2内の抵抗11およびセン
サ12に電気接続されている。
従って、この実施例においても前記実施例と同様に作用
して、変流器8が劣化したり、変流器8の水密構造が破
損して、その内部に雨水等が侵入し易くなったりするお
それを確実に防止することができる。
なお、この考案は前記実施例の構成に限定されるもので
はなく、例えば、前記実施例の変流器8に変えて、電線
上に電圧測定器を装着し、電線路の電圧を測定するよう
に構成する等、この考案の趣旨から逸脱しない範囲で、
各部の構成を任意に変更して具体化することも可能であ
る。
[考案の効果] この考案は、以上説明したように構成されているため、
電線が風圧荷重を受けて揺動した場合でも、電線と測定
器との間に相対運動が発生することはなく、測定器が強
い衝撃を受けて劣化するおそれや、測定器の水密構造が
破損して、測定器内に雨水等が侵入し易くなるおそれを
確実に防止することができ、さらに断線時においても電
線の引留ができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した検電用碍子装置の全体を
示す正面図、第2図は支持碍子内の抵抗およびセンサに
対する接続導体の接続構成を拡大して示す部分断面図、
第3図は変流器に対する接続導体の接続構成を拡大して
示す部分断面図、第4図は支持碍子内の抵抗およびセン
サに対する接続導体の接続構成の別の実施例を示す部分
断面図である。 2……支持碍子、6……電線、7……バインド線、8…
…測定器としての変流器、11……抵抗、12……センサ、
24……接続導体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持碍子(2)の上部に電線(6)を把持
    すると共に、電線(6)上に電流または電圧を測定する
    ための測定器(8)を装着し、その測定器(8)と前記
    支持碍子(2)内の抵抗(11)およびセンサ(12)とを
    接続導体(24)により接続したことを特徴とする検電用
    碍子装置。
JP15698688U 1988-11-30 1988-11-30 検電用碍子装置 Expired - Lifetime JPH073344Y2 (ja)

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JP15698688U JPH073344Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 検電用碍子装置

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JP15698688U JPH073344Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 検電用碍子装置

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Publication Number Publication Date
JPH0277674U JPH0277674U (ja) 1990-06-14
JPH073344Y2 true JPH073344Y2 (ja) 1995-01-30

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