JPH0733442Y2 - 誘電体共振器のアース構造 - Google Patents

誘電体共振器のアース構造

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JPH0733442Y2
JPH0733442Y2 JP6080489U JP6080489U JPH0733442Y2 JP H0733442 Y2 JPH0733442 Y2 JP H0733442Y2 JP 6080489 U JP6080489 U JP 6080489U JP 6080489 U JP6080489 U JP 6080489U JP H0733442 Y2 JPH0733442 Y2 JP H0733442Y2
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貴司 丸山
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、誘電体共振器の外導体及び集中定数回路素子
をアース板を介して金属ケースに接続してアースするよ
うにした誘電体共振器のアース構造に関し、特に上記誘
電体共振器とアース板との接続に対する信頼性を向上で
きるようにした構造に関する。
〔従来の技術〕
従来から、誘電体共振器を用いたバンドリジェクション
型フィルタとして、第5図ないし第7図に示すようなも
のがあり、これは例えば5つの誘電体同軸共振器1を蓋
部2aと箱状の本体部2bとからなる金属ケース2内に収容
して構成されている。この誘電体同軸共振器1は、角柱
状の誘電体ブロック3の軸心に円状の貫通孔4を形成
し、これの内周面に内導体5を形成するとともに、上記
誘電体ブロック3の開放端面3aを除く外表面に外導体6
を形成して構成されている。また、上記貫通孔4の開放
端面3a側内には上記内導体5に接続された金属柱9を介
してコンデンサC1が接続固定されており、該コンデンサ
C1には上記貫通孔4の軸心と直交する方向に延びるイン
ダクタンスLを含むホットライン7が接続されている。
さらに、このホットライン7の両端は上記金属ケース2
の両側壁に取付けられた入,出力コネクタ7aに接続され
ている。さらにまた、上記コンデンサC1には上記ホット
ライン7を挟んで集中定数回路素子であるコンデンサC2
が半田付けにより接続固定されている。
そして、上記同軸共振器1とケース本体部2bの底壁との
間にはアース板8が介在されている。このアース板8
は、上記本体部2bに接着剤等により固定された固定部8a
と、該固定部8aから帯状に延び、上記同軸共振器1の外
導体6に圧接されたへ字状のアースバネ部8bと、該バネ
部8bに続いて延び、上記コンデンサC2に接続された湾曲
状のアース部8cとから構成されている。これにより、上
記同軸共振器1の外導体6とケース2とはアースバネ部
8bを介してアースされているとともに、上記コンデンサ
C2とケース2とはアース部8cを介してアースされてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来の誘電体共振器のアース構造は、
アース板8の固定部8aからアースバネ部8b及びアース部
8cが連続して延びる構造であるから、同軸共振器1を組
み込む際に上記アースバネ部8bが直線状に変形するに伴
って、上記アース部8cが前方に移動し、該アース部8cと
コンデンサC2との接触が不安定になり易いという問題点
がある(第6図→印参照)。その結果、上記金属ケース
2に振動等の外力が加わった場合の接続強度の信頼性が
低下し、場合によってはフィルタ特性が不安定になると
いう問題点がある。
また、上記従来構造のアース板8は細長いフック状に形
成されていることから、金属ケース2に組み込み前のメ
ッキ作業,運搬時に絡んで変形し易いという問題もあ
る。
本考案は上記従来の問題点を解決するためになされたも
ので、アースバネ部の弾性を確保しながら、アース部の
移動を防止して接続強度に対する信頼性を向上できると
ともに、アース板を単体で取り扱う際の絡みを低減でき
る誘電体共振器のアース構造を提供することを目的とし
ている。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、金属ケース内に収容された誘電体共振
器の外導体と、該共振器の集中定数回路素子とを、それ
ぞれアース板を介して上記金属ケースに接続してアース
するようにした誘電体共振器のアース構造において、上
記アース板を、上記金属ケースに固定される固定部と、
該固定部から一方側に形成され、上記誘電体共振器の外
導体が圧接するアースバネ部と、上記固定部から他方側
に形成され、上記集中定数回路素子に当接するアース部
とで構成したことを特徴としている。
〔作用〕
本考案に係る誘電体共振器のアース構造によれば、アー
ス板の固定部を金属ケースに固定し、該固定部の一方の
側にアースバネ部を形成して、これを誘電体共振器に外
導体に圧接させ、上記固定部の他方の側にアース部を形
成して、これを集中定数回路素子に当接させたので、上
記誘電体共振器を組み込んでもアースバネ部の変形によ
ってアース部が動くことはないから、該アース部と集中
定数回路素子との接触を確実にでき、かつ安定化でき
る。その結果、金属ケースに振動等が作用した場合にも
接続強度を保持でき、フィルタ特性を安定化できる。
また、本考案のアース板では、固定部を挟んで両方向に
アースバネ部,アース部を延設する構造であるから、従
来のアースバネ部,アース部を連続して形成する構造に
比べ絡み難く、それだけ運搬時等における変形を抑制で
きる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例による誘電体共振
器のアース構造を説明するための図であり、図中、第5
図及び第6図と同一符号は同一又は相当部分を示す。
本実施例のフィルタは、複数の誘電体同軸共振器1を金
属ケース2内に収容してなり、基本的構造は従来と同様
である。そして、上記金属ケース2の本体部2bの底壁2c
と同軸共振器1との間には、本実施例のアース板10が配
設されている。このアース板10の固定部11は、上記本体
部2b内に収容できる大きさの矩形板状に形成されてお
り、該固定部11は、図示していないが、接着剤等により
上記底壁2c上に固着されている。また、上記固定部11
の、上記同軸共振器1の開放端3a寄り部分には矩形状の
開口11aが切り欠き形成されている。さらに、この開口1
1a内には上記固定部11の前部11bから後方に延びるへ字
状のアースバネ部12が2本形成されており、該アースバ
ネ部12は上記同軸共振器1の外導体6に圧接している。
また、上記固定部11の前部11bには、上記アースバネ部1
2と反対側の前方に延びる湾曲状のアース部13が一体形
成されており、該アース部13の先端部13aは上記同軸共
振器1のコンデンサC2に当接し、半田付けされている。
これにより、上記同軸共振器1の外導体6はアースバネ
部12を介してケース本体部2bにアースされており、かつ
上記コンデンサC2はアース部13を介して本体部2bにアー
スされている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の誘電体同軸共振器1を金属ケース2内に組み
付ける手順について説明する。まず、ケース本体部2bの
底壁2c上にアース板10の固定部11を固着しておき、コン
デンサC1が固着された同軸共振器1をアースバネ部12に
押圧する。するとアースバネ部12のみが後方に伸張して
変形することとなる。次に、アース部13を少し起こした
状態にして、このアース部13と上記コンデンサC1との間
にホットライン7及びコンデンサC2を配設し、上記アー
ス部13のバネ性によりホットライン7,コンデンサC2を押
圧挟持させる。この状態で、コンデンサC1,C2及びホッ
トライン7同士,コンデンサC2とアース部13の先端部13
a同士を、例えばリフロー半田,VPSによって半田付け接
続し、しかる後蓋部2aを装着する。
このように本実施例によれば、アース板10の固定部11を
ケース本体部2bに固着し、該固定部11の前部11bから後
方にアースバネ部12を突出形成するとともに、該前部11
bから前方にアース部13を突出形成したので、同軸共振
器1をアースバネ部12に圧接した際に、従来例のような
アース部13が前方に変形することはないから、該アース
部13の押圧力を十分確保でき、接続に対する信頼性を向
上できる。
また、本実施例のアース板10では、固定部11に形成した
開口11a内にアースバネ部12を突出形成し、この固定部1
1の前部11bにアース部13を延設したので、従来のアース
バネ部,アース部を連続して形成した場合に比べ絡み合
いを低減でき、それだけアース部の変形を少なくでき
る。
ここで、コンデンサC2とアースバネ部12に当接する外導
体6との間のアース電流の経路はできるだけ短くするこ
とが必要であるが、本実施例ではアース部13,アースバ
ネ部12は隣接しているので、上記条件を満たしている。
さらにまた、本実施例では同軸共振器1をアースバネ部
12と開口11a周縁の固定部11とで支えるから、従来のア
ースバネ部だけで支えていた構造に比べ同軸共振器のぐ
らつきを防止できる。
なお、上記実施例では、固定部11の開口11a内に2本の
アースバネ部12を、これの前部11bから後方に突出させ
た場合を例にとって説明したが、本考案のアース板はこ
の構造に限られるものではない。
第3図及び第4図は上記実施例の変形例を示し、図中、
第1図と同一符号は同一又は相当部分を示す。第3図に
示す変形例は、固定部11に形成された開口11a内に1本
のアースバネ部12を配置し、該バネ部12を上記開口11a
の後部縁から前方に突出させた場合である。
また第4図に示す例は、1つの開口11a内に複数のアー
スバネ部12配置した例であり、いずれの変形例において
も、上記実施例と略同様の効果が得られる。
さらに、本考案のアース板は、帯状からなる固定部の一
方側にアースバネ部を形成し、他方側にアース部を形成
して構成してもよい。さらにまた、本考案のアース板10
は、金属ケース2の蓋部2aと誘電体同軸共振器1との間
に配設してもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る誘電体共振器のアース構造に
よれば、誘電体共振器と金属ケースとの間に配設される
アース板を、金属ケースに固定された固定部と、該固定
部の一方側に形成されたアースバネ部と、上記固定部の
他方側に形成されたアース部とから構成したので、誘電
体共振器を組み付ける際のアース部の移動を防止でき、
接続に対する信頼性を向上できる効果があるとともに、
運搬時等における変形を低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例による誘電体同軸
共振器のアース構造を説明するための図であり、第1図
はその分解斜視図、第2図(a)はその組み込み前の状
態を示す一部断面側面図、第2図(b)はその組み込ん
だ状態を示す一部断面側面図、第3図及び第4図はそれ
ぞれ上記実施例におけるアース板の変形例を示す斜視
図、第5図は一般的な同軸共振器を用いたフィルタを示
す斜視図、第6図は従来のアース構造を示す一部断面側
面図、第7図はそのアース板を示す斜視図である。 図において、1は誘電体同軸共振器、2は金属ケース、
10はアース板、11は固定部、12はアースバネ部、13はア
ース部、Cはコンデンサ(集中定数回路素子)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ケース内に誘電体共振器を収容し、該
    共振器とケースとの間にアース板を介在させて上記共振
    器の外導体とケースとを電気的に接続してアースすると
    ともに、上記アース板のアース部を上記誘電体共振器の
    集中定数回路素子に接続してアースするようにした誘電
    体共振器のアース構造において、上記アース板を、上記
    金属ケースに固定される固定部と、該固定部を挟んだ一
    方側に形成され、上記誘電体共振器に圧接するアースバ
    ネ部と、上記固定部を挟んだ他方側に形成され、上記集
    中定数回路素子に当接するアース部とで構成したことを
    特徴とする誘電体共振器のアース構造。
JP6080489U 1989-05-24 1989-05-24 誘電体共振器のアース構造 Expired - Lifetime JPH0733442Y2 (ja)

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