JPH073342Y2 - ガス絶縁機器用検電装置 - Google Patents

ガス絶縁機器用検電装置

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JPH073342Y2
JPH073342Y2 JP3714787U JP3714787U JPH073342Y2 JP H073342 Y2 JPH073342 Y2 JP H073342Y2 JP 3714787 U JP3714787 U JP 3714787U JP 3714787 U JP3714787 U JP 3714787U JP H073342 Y2 JPH073342 Y2 JP H073342Y2
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gas
insulated
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phase
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JP3714787U
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昇 西村
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、導体の課電状態を検出するガス絶縁機器用検
電装置に関する。
(従来の技術) 近年、変電所等に使用される遮断器、断路器、母線等の
機器は、SF6ガス等の絶縁ガスを充填した容器内に充電
部を収納したいわゆるガス絶縁機器が主流となりつつあ
る。しかしながら、このガス絶縁機器は容器内に充電部
が収納されているため、容易に検電することができな
い。
そこで、ガス絶縁機器中に計器用変圧器を接続して検電
する場合もあるがガス絶縁機器全体が高価でかつ大形化
する。
また、例えば、ガス絶縁母線において容器の中に各相の
導体に対向して夫々1個の電極を設け、この電極と導体
との間の静電容量をもとに検電する方法が採用されてい
る。
しかしこの方法では、一相の電位の有無を検出している
ため検電相に欠相があると課電中にも拘らず停電の表示
をする虞れがある。
(考案が解決しようとする問題点) このように、従来の検電装置にあっては、正確に無電圧
状態を検出することができないので、作業者は安全に作
業することができなかった。
本考案は上記問題点を除去するために成されたもので、
正確に無電圧状態を検出することができ作業者が安全に
作業することができる信頼性の高いガス絶縁機器用検電
装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案においては少なくと
も一相の導体に対向する電極と、全導体を内包するリン
グ状電極とを設け、電極及びリング状電極の電位を増幅
部で検出している。
(作用) このように構成することにより、電極及びリング状電極
の電位の有無にて課電、非課電及び欠相状態を検出する
ことができ、作業者が安全に作業することができるガス
絶縁機器用検電装置を提供する。
(実施例) 以下本考案の一実施例を第1図及び第2図を参照して説
明する。尚、本実施例では、ガス絶縁機器としてガス絶
縁母線を用いて説明する。即ち、ガス絶縁母線1は、内
部に絶縁ガスを充填した容器2と、二つの容器2間に間
挿され二つ容器2をガス区分して連結する絶縁スペーサ
3と、容器2内に絶縁スペーサ3により絶縁支持され挿
通された三相の導体4,5及び6とを備えている。
そして、三相の導体4,5,6のうち少なくとも一相の導体
5に所定の間隔をおいて湾曲した電極7が対向配置され
る。この電極7は容器2及び導体5と絶縁している。ま
た、導体4,5,6を内包するようにリング状電極8が配置
される。このリング状電極8は容器2及び導体4,5,6と
絶縁している。さらに、容器2の中心、電極7の曲率中
心、リング状電極8の中心及び導体4,5,6の中心は全て
一致させている。そして、容器2内側に向って、順次、
電極7、リング状電極8及び導体4,5,6が配列される。
尚、本実施例におていは電極7及びリング状電極8を絶
縁スペーサ3に一体的に注型している。
また、電極7及びリング状電極8は絶縁スペーサ3の外
側に固着した導出部9,10に夫々接続する。この導出部9
にはリード線11を介して信号を増幅してA/D変換する増
幅部13を接続する。同様に、導出部10にはリード線12を
介して信号を増幅してA/D変換する増幅部14を接続す
る。さらに、増幅部13,14には共通の状態検出部装置15
を接続する。この状態検出装置15は電位の有無及び欠相
の有無を判断する機能を備えている。尚、増幅部13,14
及び状態検出装置15は制御箱16に収納している。
さらに、本実施例における検電装置の原理を第3図に示
す等価回路を用いて説明する。導体5と電極7との間に
は静電容量C1が存在し、導体4,5,6とリング状電極8と
の間には夫々静電容量C2,C3,C4が存在する。この静電容
量C1,C2,C3,C4を測定することにより検電することがで
きる。尚、Z1及びZ2は増幅部13,14の夫々内部インピー
ダンスである。
そして、状態検出装置15のシーケンス回路図を第4図に
示す。即ち、制御母線P,N間には7個の回路を並列に接
続する。1個目の回路は、増幅部13が無電位を検出した
ときに閉路する常開接点13aと接点増幅用補助リレー17
とを直列に接続して構成する。2個目の回路は、幅増部
14が無電位を検出したときに閉路する常開接点14aと接
点増幅用補助リレー18とを直列に接続して構成する。ま
た、3個目の回路は、設定増幅用補助リレー18の常開接
点18a1と異常検出リレー19とを直列に接続して構成す
る。そして、4個目の回路は、異常検出リレー19の常閉
接点19bと故障表示器FIとを直列に接続して構成する。
さらに、5個目の回路は、接点増幅用補助リレー17の常
開接点17aと接点増幅用補助リレー18の常開接点18a2
状態表示用接点増幅補助リレー20とを直列に接続して構
成する。また、6個目の回路は、状態表示用接点増幅補
助リレー20の常閉接点20bと状態表示用のレッドランプ2
1とを直列に接続して構成する。最後に7個目の回路
は、状態表示用接点増幅リレー20の常開接点20aと状態
表示用のグリーンランプ22とを直列に接続して構成す
る。
次に、本実施例の作用効果を説明する。ガス絶縁母線1
が課電中の場合、導体5と電極7間の静電容量により増
幅部13は電位を検出する。このため、常開接点13aは開
路する。他方、導体4,5,6とリング状電極8間の静電容
量により零相電圧が零となるので増幅部14は電位を検出
しない。このため、常開接点14aは閉路する。よって、
接点増幅用補助リレー17は励磁されず、接点増幅用補助
リレー18は励磁される。そして、常開接点18a1は閉路す
るので、異常検出リレー19が励磁される。このため、常
閉接点19bは開路するので、故障表示器FIは動作しな
い。また、常開接点17aは開路し、常開接点18a2は閉路
するので、状態表示用接点増幅補助リレー20は励磁され
ない。よって、常閉接点20bが閉路するのでレッドラン
プ21が転倒し、常開接点20aが開路するのでグリーンラ
ンプ22は点灯しない。このように、故障表示器FIが動作
せずレッドランプ21が点灯することにより、欠相なくガ
ス絶縁母線1が課電されていることがわかる。
また、課電中導体4,5,6のうちいずれか一相が欠相とな
った場合、導体4,5,6とリング−状電極8間の静電容量
により零相電圧が零とならないので増幅部14は電位を検
出する。このため、常開接点14aは開始し接点増幅用補
助リレー18が励磁されない。そして、これにより常開接
点18a1は開路するので、異常検出リレー19は励磁されな
い。よって、常閉接点19bは閉路し故障表示器FIが動作
する。このように、故障表示器FIが動作することによ
り、欠相が存在することがわかる。尚、この場合、接点
増幅用補助リレー18が励磁されないので、レッドランプ
21が点灯する。
さらに、ガス絶縁母線1が課電されていない場合、増幅
部13は電位を検出しないので、常開接点13aは閉路す
る。これにより、接点増幅用補助リレー17は励磁され
る。他方、増幅部14も電位を検出しないので、常開接点
14aが閉路し接点増幅用補助リレー18は励磁される。そ
して、常閉接点18a1が閉路するので、異常検出リレー19
が励磁される。このため、常閉接点19bは開路し、故障
表示器FIは動作しない。また、常開接点17a及び18aが閉
路するので、状態表示用接点増幅補助リレー20が励磁さ
れる。よって、常閉接点20bが開路しレッドランプ21は
点灯せず、常開接点20aが閉路しグリーンランプ22が点
灯する。
このように、故障表示器FIが動作せず、グリーンランプ
22が点灯することにより、ガス絶縁母線1に課電されて
いないことがわかる。
尚、本実施例においては、一例として三相のガス絶縁母
線を用いて説明したが、本考案は全て複数相のガス絶縁
機器に適用することができる。また、電極は複数の導体
に対向させてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案においては、少なくとも一相
の導体に対向する電極と、全導体を内包するリング状電
極とを設け、これらの電極及びリング状電極の電位の有
無により課電、非課電及び欠相状態を検出することがで
きるので、作業者が安全に作業することができる信頼性
の高いガス絶縁機器用検電装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すガス絶縁機器用検電装
置の構成図、第2図は第1図に示すガス絶縁母線の正面
図、第3図は第1図に示す検電装置の等価回路図、第4
図は第1図に示す状態検出装置の回路図である。 1……ガス絶縁母線、2……容器、3……絶縁スペー
サ、4,5,6……導体、7……電極、8……リング状電
極、9,10……導出部、11,12……リード線、13,14……増
幅部、15……状態検出装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁ガスを充填した容器内に複数相の導体
    を挿通して構成したガス絶縁機器の前記容器内に収納
    し、前記導体のうち少なくとも一相の導体に対向させか
    つこの導体及び前記容器と絶縁して配置した電極と、前
    記複数相の導体を全て内包するととものにこの導体及び
    前記容器と絶縁して配置したリング状電極と、前記電極
    の電位の有無を検出する第1の増幅部と、前記リング状
    電極の電位の有無を検出する第2の増幅部と、前記第1
    の増幅部が電位を検出し前記第2の増幅部が電位を検出
    しないとき課電状態と判断し、前記第1及び第2の増幅
    部が電位を検出しないとき非課電状態と判断し、前記第
    2の増幅部が電位を検出するとき欠相状態と判断する状
    態検出装置とを備えてるガス絶縁機器用検電装置。
JP3714787U 1987-03-16 1987-03-16 ガス絶縁機器用検電装置 Expired - Lifetime JPH073342Y2 (ja)

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JPS63145175U JPS63145175U (ja) 1988-09-26
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