JPS63195577A - 三相一括検電方法および検電装置用検出電極 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は変電所等の電気所で使用される電気機器あるい
は電線路の充電、非充電を判定する検電装置に関する。

「従来の技術」 近年、変電所等の電気所では遮断器、断路器、接地開閉
器、母線等を機器毎又は、複数の機器を一括して容器に
収納し、ＳＦ６ガスやＳＦ６の混合ガス等で絶縁したガ
ス絶縁開閉装置が広く使用されるに至っている。第２図
にその正面図の一例を示す、又第３図はその単線結線図
である。

これらの図において１はブッシング、２は容器、３はＳ
Ｆ６ガスである。また内蔵機器として１１は変流器、１
２はアレスター、１３ａ、１３ｂは検電装置の検出部、
１４ａ、１４ｂは接地開閉器、１５ａ、１５ｂは断路器
、１６は遮断器、１７は母線である。

このような従来例において接地開閉器１４ａ又は１４ｂ
を投入する場合は、当該接地開閉器１４ａ又は１４ｂに
電圧が課電されないように他機器とのインターロックを
取っている。ざらに検出部１３ａ又は１３ｂにより無電
圧であることを確認した後、前記接地開閉器１４ａ又は
１４ｂを投入することになる。

しかし前記検出部１３ａ又は１３ｂによる複数相一括検
電は難しく、多くても二相検電までであった。そのため
に三相検電する場合、各相毎に検電端子を設は個別に検
電するか又は検電端子を切替えて検電を行っていた。

「発明が解決しようとする問題点」 ガス絶縁開閉装置のように充電部か隠蔽された電気機器
の充電、非充電の判定は検電装置の信頼性に頼らざるを
得ない。

又近年、遠隔制御が主流を成し、電路の切替、バンク停
止などほとんどの場合無人で行われ、一旦故障が発生す
ると、その対応に時間を要したり、思わぬ事故に波及す
る恐れがある。

検電装置の信頼性も同様、−相検電よりも二相検電、三
相検電と全ての相を検電すればその信頼性は向上するが
、遠隔監視ができ、低コストで一括三相検電する方法が
なく、その開発が望まれるところであった。

又安全面からも、例えば断路した断路器の一相が投入状
態で残った場合、容易にそれを検出できる方法がなかっ
た。

「問題点を解決するための手段」 （１）検電装置の検出電極の面積を三相夫々異なった大
きざに、あるいは三相の内−相のみ異なった大きざにし
、充電部→検出電極、検出電極→大地を三相共同じ距離
に保って配置し、三相一括して容器外へ導出する。

（２）検電装置の検出電極の面積を夫々間じにし、充電
部→検出電極、検出電極→大地間の距離を三相夫々異っ
た長さとする、あるいは三相のうち一相のみ異った艮ざ
に配置し、三相一括して容器外へ導出する。

（３）前記（１）と（２）の組わせによる検出電極の配
置。

「作用Ｊ 上記のような検出電極にすれば、三相電源の三相電圧の
ベクトル和は各相に誘起される静電誘導電圧が異ること
から、容器外へ導出した端子部へは三相の不平衡電圧が
発生するので、その電圧を検電すればよい。

又断路した回路のうち二相、あるいは−相が残った場合
でも前記同様に不平衡電圧が検電端子部に発生すること
からその電圧を検電することにより、誤った判断をする
ことはなく、遠隔制御が容易である。

「実施例」 第１図（ａ）、（ｂ）に本発明になる検電装置の構成例
を示す。ガス絶縁開閉装置の内部構成例及びその単線結
線図はそれぞれ第２図および第３図の従来例と同一であ
るので省略する。

まず第１図（ａ）について説明する。本発明は各相の充
電部２１と大地２３の間に三相分の検出電極２２ＬＪ、
２２Ｖ、２２ｗを配置し、該検出電極２２ＬＩ、２２Ｖ
、２２Ｗを大地２３から絶縁された導体２４により三相
一括して容器外へ導出し、アンプ２５を介して図示しな
いリレーを動作させることにより、前記充電部２１の充
電、非充電を外部へ伝達できる。

前記検出電極２２ｕ、２２Ｖおよび２２Ｗの内、■相の
検出電極２２Ｖの径φＢのみをＵ相の検出電極２２ＬＩ
およびＷ相の検出電極２２ｗの８径φＡより大きくする
。また充電部２１と各検出電極２２Ｌ１．２２Ｖ、２２
Ｗ間の距離Ｅ１あるいは検出電極２２ｕ、２２Ｖ、２２
鴨と大地２３間の距離Ｆを等しくしたことにより、Ｕ相
、■相、Ｗ相３相とも充電時、Ｕ相のみ、■相のみ、Ｗ
相のみ夫々が充電時あるいはり：Ｖ相、Ｕ：Ｗ相、Ｖ：
Ｗ相夫々が充電時のいずれの場合でも確実に電圧検出可
能である。

次に第１図（ｂ）について別の構成例を説明する。検出
電極２２の径φＣは三相共同じ大きさであるが、充電部
２１とＶ相の検出電極２２との距離ＢをＵ相とＷ相の距
離Ｅよりも小さくしである。

また併ｄかて一ノ相の検出電極２２と大地２３間の距離
ＣはＵ相とＷ相の各大地２３間の距離Ｆより大きくした
ものである。

第１図（ａ）および第１図（ｂ）の例によるほか、各相
の検出電極願の大きざ、おるいは充電部２１と各相の検
出電極間の距離、各相の検出電極と大地２３間の距離は
種々の組合せが可能である。

「発明の効果」 本発明の検電装置によれば、低コストで三相一括検電が
可能となったことがら、安全性、信頼性が向上したこと
により、ガス絶縁開閉装置のように隠蔽された個所での
検電に極めて適したものである。即ち、 （１）検出電極のみ三相分取付け、１台の充電、非充電
判定装置のみで容易に三相分の検電を常時監視できる。

（２）容器外へ導出するリードが１本でよく、ガスシー
ル部も最少で済み、コスト的にも有利である。

（３）電極の大きさ、電極間距離を自由に選択できるこ
とから高電圧から低電圧まで幅広い利用が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）は本発明になる検電装置の検出電
極の配置例、 第２図は従来のガス絶縁開閉装置、 第３図は同じ（単線結線図である。 図において ２１は充電部 ２２．２２ｕ、２２Ｖ、２２ｗは検出電極２３は大地 ２４は導体　　　　　　　　　である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）変電所等の電気所で使用される電気機器あるいは
   電線路の充電、非充電を判断する検電装置に関し、三相
   電源から静電誘導により検出電極に誘起される電圧を三
   相のベクトル和が零とならないように複数相に検出電極
   を配置し、夫々の検出電極を導体で接続し、三相のベク
   トル和により現われる電圧で充電、非充電を判定するこ
   とを特徴とする三相一括検電方法。
2. （２）変電所等の電気所で使用される電気機器あるいは
   電線路の充電、非充電を判断する検電装置の検出電極に
   関し、三相電源と大地の間に複数相に検出電極を配した
   ものにおいて、電極の大きさを夫々異なった大きさとし
   、電極を複数相一括コモンにしたことを特徴とする検電
   装置用検出電極。
3. （３）変電所等の電気所で使用される電気機器あるいは
   電線路の充電、非充電を判断する検電装置の検出電極に
   関し、三相電源と大地の間に複数相に検出電極を配した
   ものにおいて、充電部と検出電極間距離を夫々異なつた
   大きさとし、電極を複数相一括コモンにしたことを特徴
   とする検電装置用検出電極。