JPH07334219A - 自動工具交換装置付き数値制御旋盤用数値制御装置 - Google Patents
自動工具交換装置付き数値制御旋盤用数値制御装置Info
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- JPH07334219A JPH07334219A JP14575094A JP14575094A JPH07334219A JP H07334219 A JPH07334219 A JP H07334219A JP 14575094 A JP14575094 A JP 14575094A JP 14575094 A JP14575094 A JP 14575094A JP H07334219 A JPH07334219 A JP H07334219A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】自動工具交換装置付き数値制御旋盤用数値制御
装置において、工具変更手順を考慮してプログラムを作
成することなく、刃物台装着工具を所望の工具に変更す
る。 【構成】データ登録部10は、予め刃物台に装着したい
工具の組合せデータを複数組登録する。データ選択部1
2は、選択指令により、その中から工具の組合せデータ
を1組選択する。データ比較部13は、選択された工具
の組合せデータと、刃物台装着工具の内容を比較する。
抽出部14は、その結果から、刃物台装着位置を変更す
る工具、工具マガジンより刃物台に装着する工具、刃物
台より工具マガジンに返却する工具の工具データを抽出
する。変更手順決定部15は、刃物台工具入れ換え動
作、工具交換動作、工具返却動作の工具変更手順を決定
する。変更動作制御部16は、決定された手順に従っ
て、選択された工具の組合せデータと一致するように刃
物台装着工具を変更する工具変更動作を行なう。
装置において、工具変更手順を考慮してプログラムを作
成することなく、刃物台装着工具を所望の工具に変更す
る。 【構成】データ登録部10は、予め刃物台に装着したい
工具の組合せデータを複数組登録する。データ選択部1
2は、選択指令により、その中から工具の組合せデータ
を1組選択する。データ比較部13は、選択された工具
の組合せデータと、刃物台装着工具の内容を比較する。
抽出部14は、その結果から、刃物台装着位置を変更す
る工具、工具マガジンより刃物台に装着する工具、刃物
台より工具マガジンに返却する工具の工具データを抽出
する。変更手順決定部15は、刃物台工具入れ換え動
作、工具交換動作、工具返却動作の工具変更手順を決定
する。変更動作制御部16は、決定された手順に従っ
て、選択された工具の組合せデータと一致するように刃
物台装着工具を変更する工具変更動作を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動工具交換装置付き
数値制御旋盤の数値制御装置に関する。
数値制御旋盤の数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動工具交換装置付き数値制御旋盤で
は、加工に使用する工具を刃物台に装着し、刃物台工具
割出装置で割出して加工を行なうことができると共に、
自動工具交換装置により刃物台に装着された工具と工具
マガジンに装着された工具の自動交換を行ない、加工の
終了した工具をこれから加工に使用する工具と入れ換え
ることができるので、加工に必要な工具本数が刃物台装
着可能工具本数より多いワークでも加工することが可能
である。また自動工具交換装置により、刃物台に装着さ
れている工具を工具マガジンに返却することや、刃物台
に装着されている工具同士を入れ換えて工具の刃物台装
着位置を変更することも可能である。そしてこれらの動
作を行なうための刃物台工具割出装置への工具割出指
令、及び自動工具交換装置への工具交換指令、工具返却
指令、刃物台工具入れ換え指令は、作業者が作成する加
工プログラムの中で指令する。ただし、加工プログラム
中で刃物台に装着された工具の交換回数が増大すると、
旋盤の非切削時間が増大し加工プログラム実行時間が長
くなる。そこで、自動工具交換装置付き数値制御旋盤で
は一般的に、加工に使用する回数の多い工具は、刃物台
に常に装着して刃物台工具割出装置で割出して加工に用
いる工具(以下、刃物台プリセット工具と称する。)と
し、一方、加工に使用する回数の少ない工具は、自動工
具交換装置により自動交換を行なって加工に用いる順番
に刃物台に装着し、加工終了後は工具マガジンに返却す
る工具とすることで、加工プログラム中の工具の交換回
数を少なくして非切削時間の短縮及び加工プログラム実
行時間の短縮を図っている。
は、加工に使用する工具を刃物台に装着し、刃物台工具
割出装置で割出して加工を行なうことができると共に、
自動工具交換装置により刃物台に装着された工具と工具
マガジンに装着された工具の自動交換を行ない、加工の
終了した工具をこれから加工に使用する工具と入れ換え
ることができるので、加工に必要な工具本数が刃物台装
着可能工具本数より多いワークでも加工することが可能
である。また自動工具交換装置により、刃物台に装着さ
れている工具を工具マガジンに返却することや、刃物台
に装着されている工具同士を入れ換えて工具の刃物台装
着位置を変更することも可能である。そしてこれらの動
作を行なうための刃物台工具割出装置への工具割出指
令、及び自動工具交換装置への工具交換指令、工具返却
指令、刃物台工具入れ換え指令は、作業者が作成する加
工プログラムの中で指令する。ただし、加工プログラム
中で刃物台に装着された工具の交換回数が増大すると、
旋盤の非切削時間が増大し加工プログラム実行時間が長
くなる。そこで、自動工具交換装置付き数値制御旋盤で
は一般的に、加工に使用する回数の多い工具は、刃物台
に常に装着して刃物台工具割出装置で割出して加工に用
いる工具(以下、刃物台プリセット工具と称する。)と
し、一方、加工に使用する回数の少ない工具は、自動工
具交換装置により自動交換を行なって加工に用いる順番
に刃物台に装着し、加工終了後は工具マガジンに返却す
る工具とすることで、加工プログラム中の工具の交換回
数を少なくして非切削時間の短縮及び加工プログラム実
行時間の短縮を図っている。
【0003】図4は、従来の自動工具交換装置付き数値
制御旋盤の数値制御装置の機能の一実施例を示すブロッ
ク図である。図において、入力装置1より入力された加
工プログラムSAは加工プログラム記憶部2に記憶され
る。加工プログラムSAの中には、刃物台工具割出指令
SB、自動工具交換装置への工具交換指令SC、工具返
却指令SD、刃物台工具入れ換え指令SEが指令されて
いる。加工プログラム解釈部3では、加工プログラム記
憶部2に記憶されている加工プログラムSAをブロック
単位で読み出しつつその意味を解釈し、加工プログラム
SAに刃物台工具割出指令SBが指令されていた場合に
は、刃物台割出指令部4に刃物台工具割出指令SBを送
出する。刃物台割出指令部4は、刃物台工具割出指令S
Bに従って刃物台割出を行なうために、刃物台制御部5
に割出制御指令SFBを送出し、刃物台制御部5が刃物
台を制御して刃物台工具割出指令SBに指令された刃物
台番号の刃物台を割出す。
制御旋盤の数値制御装置の機能の一実施例を示すブロッ
ク図である。図において、入力装置1より入力された加
工プログラムSAは加工プログラム記憶部2に記憶され
る。加工プログラムSAの中には、刃物台工具割出指令
SB、自動工具交換装置への工具交換指令SC、工具返
却指令SD、刃物台工具入れ換え指令SEが指令されて
いる。加工プログラム解釈部3では、加工プログラム記
憶部2に記憶されている加工プログラムSAをブロック
単位で読み出しつつその意味を解釈し、加工プログラム
SAに刃物台工具割出指令SBが指令されていた場合に
は、刃物台割出指令部4に刃物台工具割出指令SBを送
出する。刃物台割出指令部4は、刃物台工具割出指令S
Bに従って刃物台割出を行なうために、刃物台制御部5
に割出制御指令SFBを送出し、刃物台制御部5が刃物
台を制御して刃物台工具割出指令SBに指令された刃物
台番号の刃物台を割出す。
【0004】また、加工プログラムSAに工具交換指令
SC、工具返却指令SD、または刃物台工具入れ換え指
令SEが指令されていた場合には、加工プログラム解釈
部3は、自動工具交換動作指令部6に工具交換指令S
C、工具返却指令SD、または刃物台工具入れ換え指令
SEを送出する。自動工具交換動作指令部6は、工具交
換指令SCを入力した場合は、工具マガジン制御部7に
工具交換動作工具マガジン制御指令SGC、及び工具交
換装置制御部8に工具交換動作工具交換装置制御指令S
HCを出力する。そして、工具マガジン制御部7、工具
交換装置制御部8は工具交換動作工具マガジン制御指令
SGC、及び工具交換動作工具交換装置制御指令SHC
により工具マガジン、工具交換装置を制御して、工具交
換指令SCで指令された工具マガジン装着工具と刃物台
装着工具を交換する。
SC、工具返却指令SD、または刃物台工具入れ換え指
令SEが指令されていた場合には、加工プログラム解釈
部3は、自動工具交換動作指令部6に工具交換指令S
C、工具返却指令SD、または刃物台工具入れ換え指令
SEを送出する。自動工具交換動作指令部6は、工具交
換指令SCを入力した場合は、工具マガジン制御部7に
工具交換動作工具マガジン制御指令SGC、及び工具交
換装置制御部8に工具交換動作工具交換装置制御指令S
HCを出力する。そして、工具マガジン制御部7、工具
交換装置制御部8は工具交換動作工具マガジン制御指令
SGC、及び工具交換動作工具交換装置制御指令SHC
により工具マガジン、工具交換装置を制御して、工具交
換指令SCで指令された工具マガジン装着工具と刃物台
装着工具を交換する。
【0005】また、自動工具交換動作指令部6が工具返
却指令SDを入力した場合は、工具マガジン制御部7に
工具返却動作工具マガジン制御指令SGD、及び工具交
換装置制御部8に工具返却動作工具交換装置制御指令S
HDを出力する。そして、工具マガジン制御部7、工具
交換装置制御部8は工具返却動作工具マガジン制御指令
SGD、及び工具返却動作工具交換装置制御指令SHD
により工具マガジン、工具交換装置を制御して、工具返
却指令SDで指令された刃物台装着工具を工具マガジン
に返却する。また、自動工具交換動作指令部6が刃物台
工具入れ換え指令SEを入力した場合は、工具交換装置
制御部8に刃物台工具入れ換え動作工具交換装置制御指
令SHE、刃物台制御部5に刃物台工具入れ換え動作割
出制御指令SIEを出力する。そして、刃物台制御部
5、工具交換装置制御部8は刃物台工具入れ換え動作工
具交換装置制御指令SHE、刃物台工具入れ換え動作割
出制御指令SIEにより工具交換装置、刃物台を制御し
て、刃物台工具入れ換え指令SEで指令された刃物台装
着工具同士を入れ換える。
却指令SDを入力した場合は、工具マガジン制御部7に
工具返却動作工具マガジン制御指令SGD、及び工具交
換装置制御部8に工具返却動作工具交換装置制御指令S
HDを出力する。そして、工具マガジン制御部7、工具
交換装置制御部8は工具返却動作工具マガジン制御指令
SGD、及び工具返却動作工具交換装置制御指令SHD
により工具マガジン、工具交換装置を制御して、工具返
却指令SDで指令された刃物台装着工具を工具マガジン
に返却する。また、自動工具交換動作指令部6が刃物台
工具入れ換え指令SEを入力した場合は、工具交換装置
制御部8に刃物台工具入れ換え動作工具交換装置制御指
令SHE、刃物台制御部5に刃物台工具入れ換え動作割
出制御指令SIEを出力する。そして、刃物台制御部
5、工具交換装置制御部8は刃物台工具入れ換え動作工
具交換装置制御指令SHE、刃物台工具入れ換え動作割
出制御指令SIEにより工具交換装置、刃物台を制御し
て、刃物台工具入れ換え指令SEで指令された刃物台装
着工具同士を入れ換える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような機能を備
えている自動工具交換装置付き数値制御旋盤で、最近、
それぞれ形状の異なった数種類のワークを夜間無人で連
続して加工することが行なわれている。この異種形状ワ
ークの連続加工の場合、ワーク毎に加工に用いる工具が
異なり前記刃物台プリセット工具となる工具の内容も異
るので、作業者は、加工するワークが変更される度に、
自動工具交換装置によって刃物台に装着する工具を加工
するワークに対応した刃物台プリセット工具に変更する
ような指令をした加工プログラムを作成することにな
る。
えている自動工具交換装置付き数値制御旋盤で、最近、
それぞれ形状の異なった数種類のワークを夜間無人で連
続して加工することが行なわれている。この異種形状ワ
ークの連続加工の場合、ワーク毎に加工に用いる工具が
異なり前記刃物台プリセット工具となる工具の内容も異
るので、作業者は、加工するワークが変更される度に、
自動工具交換装置によって刃物台に装着する工具を加工
するワークに対応した刃物台プリセット工具に変更する
ような指令をした加工プログラムを作成することにな
る。
【0007】図3は、例として、互いに形状の異なるワ
ークA、B、及びCについて、それぞれ加工を行なうの
に必要な工具と刃物台プリセット工具とすべき工具の組
合せを示したものである。この例で、加工を行なう自動
工具交換装置付き数値制御旋盤の刃物台は4角であり、
ワークAを加工するのに必要な工具は、(工具1、工具
2、工具3、工具4、工具5、工具6、工具7、工具
8) ワークAの刃物台プリセット工具は、(刃物台T1→工
具1)(刃物台T2→工具2)(刃物台T3→工具3)
であり、刃物台T4は、工具4、工具5、工具6、工具
7、工具8を自動工具交換装置により順番に装着して加
工を行なうとする。同様に、ワークBを加工するのに必
要な工具は、(工具12、工具10、工具3、工具1
1、工具16、工具17、工具18) ワークBの刃物台プリセット工具は、(刃物台T1→工
具12)(刃物台T2→工具10)(刃物台T3→工具
3)であり、刃物台T4は、工具11、工具16、工具
17、工具18を自動工具交換装置により順番に装着し
て加工を行なうとする。さらに、ワークCを加工するの
に必要な工具は、(工具1、工具19、工具10、工具
11、工具14、工具15) ワークCの刃物台プリセット工具は、(刃物台T1→工
具1)(刃物台T2→工具19)(刃物台T3→工具1
0)であり、刃物台T4は、工具11、工具14、工具
15を自動工具交換装置により順番に装着して加工を行
なうとする。
ークA、B、及びCについて、それぞれ加工を行なうの
に必要な工具と刃物台プリセット工具とすべき工具の組
合せを示したものである。この例で、加工を行なう自動
工具交換装置付き数値制御旋盤の刃物台は4角であり、
ワークAを加工するのに必要な工具は、(工具1、工具
2、工具3、工具4、工具5、工具6、工具7、工具
8) ワークAの刃物台プリセット工具は、(刃物台T1→工
具1)(刃物台T2→工具2)(刃物台T3→工具3)
であり、刃物台T4は、工具4、工具5、工具6、工具
7、工具8を自動工具交換装置により順番に装着して加
工を行なうとする。同様に、ワークBを加工するのに必
要な工具は、(工具12、工具10、工具3、工具1
1、工具16、工具17、工具18) ワークBの刃物台プリセット工具は、(刃物台T1→工
具12)(刃物台T2→工具10)(刃物台T3→工具
3)であり、刃物台T4は、工具11、工具16、工具
17、工具18を自動工具交換装置により順番に装着し
て加工を行なうとする。さらに、ワークCを加工するの
に必要な工具は、(工具1、工具19、工具10、工具
11、工具14、工具15) ワークCの刃物台プリセット工具は、(刃物台T1→工
具1)(刃物台T2→工具19)(刃物台T3→工具1
0)であり、刃物台T4は、工具11、工具14、工具
15を自動工具交換装置により順番に装着して加工を行
なうとする。
【0008】今、図3の例で、ワークAの加工終了後、
ワークBを加工する場合を考えると、ワークAに対応し
た刃物台プリセット工具からワークBに対応した刃物台
プリセット工具に変更されるので、 (1)刃物台T1について、工具1を工具12に工具交
換する (2)刃物台T2について、工具2を工具10に工具交
換する という2動作を行なうような加工プログラムを作業者は
作成するのである。ところが、同様に図3の例で、ワー
クCの加工終了後、ワークBを加工する場合を考える
と、ワークCに対応した刃物台プリセット工具からワー
クBに対応した刃物台プリセット工具に変更されるの
で、 (1)刃物台T2と刃物台T3について、工具19と工
具10を刃物台工具入れ換えする (2)刃物台T1について、工具1を工具12に工具交
換する (3)刃物台T3について、工具19を工具3に工具交
換する という3動作を行なうような加工プログラムを作業者は
作成する必要があり、ワークAの加工終了後、ワークB
を加工する場合と明らかに動作が異なる。
ワークBを加工する場合を考えると、ワークAに対応し
た刃物台プリセット工具からワークBに対応した刃物台
プリセット工具に変更されるので、 (1)刃物台T1について、工具1を工具12に工具交
換する (2)刃物台T2について、工具2を工具10に工具交
換する という2動作を行なうような加工プログラムを作業者は
作成するのである。ところが、同様に図3の例で、ワー
クCの加工終了後、ワークBを加工する場合を考える
と、ワークCに対応した刃物台プリセット工具からワー
クBに対応した刃物台プリセット工具に変更されるの
で、 (1)刃物台T2と刃物台T3について、工具19と工
具10を刃物台工具入れ換えする (2)刃物台T1について、工具1を工具12に工具交
換する (3)刃物台T3について、工具19を工具3に工具交
換する という3動作を行なうような加工プログラムを作業者は
作成する必要があり、ワークAの加工終了後、ワークB
を加工する場合と明らかに動作が異なる。
【0009】すなわち、刃物台プリセット工具の変更手
順は、加工するワークを変更する際に刃物台に装着され
ている工具の内容とこれから加工するワークに対応した
刃物台プリセット工具の内容により決まるので、刃物台
に装着する工具を加工するワークに対応した刃物台プリ
セット工具に工具交換する加工プログラムを作成する際
には、刃物台プリセット工具の内容とワークの加工順序
を、その都度考慮して加工プログラムを作成しなければ
ならないわけであり、作業者が熟練していないとこのよ
うなプログラム作成は困難であるという問題があった。
本発明は、上記のような事情によってなされたものであ
り、その目的は、作業者が各ワーク毎の刃物台プリセッ
ト工具の内容と、ワークの加工順序を考慮すること無し
に作成した加工プログラムでも、刃物台に装着する工具
を加工するワークに対応した刃物台プリセット工具に工
具交換することができる自動工具交換装置付き数値制御
旋盤用数値制御装置を提供することにある。
順は、加工するワークを変更する際に刃物台に装着され
ている工具の内容とこれから加工するワークに対応した
刃物台プリセット工具の内容により決まるので、刃物台
に装着する工具を加工するワークに対応した刃物台プリ
セット工具に工具交換する加工プログラムを作成する際
には、刃物台プリセット工具の内容とワークの加工順序
を、その都度考慮して加工プログラムを作成しなければ
ならないわけであり、作業者が熟練していないとこのよ
うなプログラム作成は困難であるという問題があった。
本発明は、上記のような事情によってなされたものであ
り、その目的は、作業者が各ワーク毎の刃物台プリセッ
ト工具の内容と、ワークの加工順序を考慮すること無し
に作成した加工プログラムでも、刃物台に装着する工具
を加工するワークに対応した刃物台プリセット工具に工
具交換することができる自動工具交換装置付き数値制御
旋盤用数値制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動工具交換
装置付き数値制御旋盤用数値制御装置に関するものであ
り、本発明の上記目的は、刃物台に装着されている工具
の情報を記憶する情報記憶手段と、予め各ワーク毎の刃
物台プリセット工具となる刃物台に装着する工具の組合
せデータを複数組登録するデータ登録手段と、前記デー
タ登録手段に登録された複数組の工具の組合せデータか
ら、加工プログラムの組合せ選択指令により指令された
工具の組合せデータを1組選択するデータ選択手段と、
前記情報記憶手段に記憶された工具の情報と、前記デー
タ選択手段により選択された工具の組合せデータを比較
するデータ比較手段と、前記データ比較手段の比較結果
をもとに、前記選択された工具の組合せデータと一致す
るように刃物台に装着されている工具を変更するため
に、刃物台装着位置を変更する工具、工具マガジンより
刃物台に装着する工具、刃物台より工具マガジンに返却
する工具の工具データを抽出する抽出手段と、前記抽出
手段により抽出された各工具データをもとに、刃物台に
装着されている工具を変更するための刃物台工具入れ換
え動作、工具交換動作、工具返却動作の工具変更手順を
決定する変更手順決定手段と、前記変更手順決定手段に
より決定された工具変更手順を基に、刃物台に装着され
ている工具を変更する変更動作制御手段とを具備するこ
とによって達成される。
装置付き数値制御旋盤用数値制御装置に関するものであ
り、本発明の上記目的は、刃物台に装着されている工具
の情報を記憶する情報記憶手段と、予め各ワーク毎の刃
物台プリセット工具となる刃物台に装着する工具の組合
せデータを複数組登録するデータ登録手段と、前記デー
タ登録手段に登録された複数組の工具の組合せデータか
ら、加工プログラムの組合せ選択指令により指令された
工具の組合せデータを1組選択するデータ選択手段と、
前記情報記憶手段に記憶された工具の情報と、前記デー
タ選択手段により選択された工具の組合せデータを比較
するデータ比較手段と、前記データ比較手段の比較結果
をもとに、前記選択された工具の組合せデータと一致す
るように刃物台に装着されている工具を変更するため
に、刃物台装着位置を変更する工具、工具マガジンより
刃物台に装着する工具、刃物台より工具マガジンに返却
する工具の工具データを抽出する抽出手段と、前記抽出
手段により抽出された各工具データをもとに、刃物台に
装着されている工具を変更するための刃物台工具入れ換
え動作、工具交換動作、工具返却動作の工具変更手順を
決定する変更手順決定手段と、前記変更手順決定手段に
より決定された工具変更手順を基に、刃物台に装着され
ている工具を変更する変更動作制御手段とを具備するこ
とによって達成される。
【0011】
【作用】本発明では、加工するワークが変更される際
に、刃物台に装着されている工具の内容と、これから加
工するワークに対応した刃物台プリセット工具の内容を
比較し、刃物台工具入れ換え動作、工具交換動作、工具
返却動作を自動的に行なうので、作業者が刃物台プリセ
ット工具の工具交換をする加工プログラム作成の際、ワ
ーク毎の刃物台プリセット工具の種類とワークの加工順
序を考慮する必要がなくなり、加工プログラムを短時間
で作成できる。
に、刃物台に装着されている工具の内容と、これから加
工するワークに対応した刃物台プリセット工具の内容を
比較し、刃物台工具入れ換え動作、工具交換動作、工具
返却動作を自動的に行なうので、作業者が刃物台プリセ
ット工具の工具交換をする加工プログラム作成の際、ワ
ーク毎の刃物台プリセット工具の種類とワークの加工順
序を考慮する必要がなくなり、加工プログラムを短時間
で作成できる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明による自動工具交換装置付き
数値制御旋盤の数値制御装置の機能を示すブロック図で
ある。従来の自動工具交換装置付き旋盤の数値制御装置
と同一箇所は、同符号を付けて詳細な説明を省略する。
本発明の数値制御装置においては、従来の数値制御装置
に対して、刃物台工具情報記憶部9、刃物台装着工具デ
ータ登録部10、刃物台装着工具変更動作指令部11、
刃物台装着工具データ選択部12、データ比較部13、
変更工具抽出部14、刃物台装着工具変更手順決定部1
5、刃物台装着工具変更動作制御部16が備えられる。
また、本発明の数値制御装置においては、加工プログラ
ムSAにおいて、刃物台プリセット工具変更の際に、刃
物台装着工具データ選択指令SLを指令する。図1にお
いて、刃物台工具情報記憶部9は、刃物台に装着されて
いる工具の工具内容SJを常に記憶している。また、予
め刃物台装着工具データ登録部10には、各ワーク毎の
刃物台プリセット工具となる刃物台に装着する工具の組
合せデータSK(複数組)を登録している。
数値制御旋盤の数値制御装置の機能を示すブロック図で
ある。従来の自動工具交換装置付き旋盤の数値制御装置
と同一箇所は、同符号を付けて詳細な説明を省略する。
本発明の数値制御装置においては、従来の数値制御装置
に対して、刃物台工具情報記憶部9、刃物台装着工具デ
ータ登録部10、刃物台装着工具変更動作指令部11、
刃物台装着工具データ選択部12、データ比較部13、
変更工具抽出部14、刃物台装着工具変更手順決定部1
5、刃物台装着工具変更動作制御部16が備えられる。
また、本発明の数値制御装置においては、加工プログラ
ムSAにおいて、刃物台プリセット工具変更の際に、刃
物台装着工具データ選択指令SLを指令する。図1にお
いて、刃物台工具情報記憶部9は、刃物台に装着されて
いる工具の工具内容SJを常に記憶している。また、予
め刃物台装着工具データ登録部10には、各ワーク毎の
刃物台プリセット工具となる刃物台に装着する工具の組
合せデータSK(複数組)を登録している。
【0013】加工プログラムSAに刃物台装着工具デー
タ選択指令SLが指令されていた場合、加工プログラム
解釈部3は、刃物台装着工具データ選択指令SLを刃物
台装着工具変更動作指令部11及び刃物台装着工具デー
タ選択部12に送出する。刃物台装着工具変更動作指令
部11は、刃物台装着工具データ選択指令SLが入力さ
れると、刃物台装着工具変更動作指令SMをデータ比較
部13及び刃物台装着工具データ選択部12に出力す
る。刃物台装着工具データ選択部12は、刃物台装着工
具データ登録部10に登録されている複数組の工具の組
合せデータSKから、刃物台装着工具データ選択指令S
Lで選択された1組のデータを工具組合せデータSNと
してデータ比較部13に出力する。
タ選択指令SLが指令されていた場合、加工プログラム
解釈部3は、刃物台装着工具データ選択指令SLを刃物
台装着工具変更動作指令部11及び刃物台装着工具デー
タ選択部12に送出する。刃物台装着工具変更動作指令
部11は、刃物台装着工具データ選択指令SLが入力さ
れると、刃物台装着工具変更動作指令SMをデータ比較
部13及び刃物台装着工具データ選択部12に出力す
る。刃物台装着工具データ選択部12は、刃物台装着工
具データ登録部10に登録されている複数組の工具の組
合せデータSKから、刃物台装着工具データ選択指令S
Lで選択された1組のデータを工具組合せデータSNと
してデータ比較部13に出力する。
【0014】データ比較部13は、刃物台装着工具変更
動作指令SMが入力されると、刃物台に装着されている
工具の工具内容SJと刃物台装着工具データ選択部12
で選択された工具組合せデータSNを比較し、比較結果
SOを変更工具抽出部14に出力する。変更工具抽出部
14は、比較結果SOにより、刃物台に装着されている
工具を刃物台装着工具データ選択指令SLで選択指令さ
れた工具組合せSNに変更するために、刃物台工具入れ
換え工具の工具データSP、刃物台装着工具の工具デー
タSQ、工具マガジン返却工具の工具データSRをそれ
ぞれ抽出し、刃物台装着工具変更手順決定部15に出力
する。
動作指令SMが入力されると、刃物台に装着されている
工具の工具内容SJと刃物台装着工具データ選択部12
で選択された工具組合せデータSNを比較し、比較結果
SOを変更工具抽出部14に出力する。変更工具抽出部
14は、比較結果SOにより、刃物台に装着されている
工具を刃物台装着工具データ選択指令SLで選択指令さ
れた工具組合せSNに変更するために、刃物台工具入れ
換え工具の工具データSP、刃物台装着工具の工具デー
タSQ、工具マガジン返却工具の工具データSRをそれ
ぞれ抽出し、刃物台装着工具変更手順決定部15に出力
する。
【0015】刃物台装着工具変更手順決定部15は、刃
物台入れ換え工具の工具データSP、刃物台装着工具の
工具データSQ、工具マガジン返却工具の工具データS
Rにより、刃物台に装着されている工具を刃物台装着工
具データ選択指令SLで選択指令された工具の組合せデ
ータSNに変更するために必要な工具変更動作手順とし
て、刃物台工具入れ換え動作、工具交換動作、工具返却
動作を決定し、工具変更手順データSSとして刃物台装
着工具変更動作制御部16に出力する。刃物台装着工具
変更動作制御部16は、工具変更手順データSSに従っ
て、刃物台制御部5、工具マガジン制御部7、工具交換
装置制御部8にそれぞれ刃物台装着工具変更動作制御指
令ST、刃物台装着工具変更動作工具マガジン制御指令
SU、刃物台装着工具変更動作工具交換装置制御指令S
Vを出力する。刃物台制御部5、工具マガジン制御部
7、工具交換装置制御部8は刃物台装着工具変更動作制
御指令ST、刃物台装着工具変更動作工具マガジン制御
指令SU、刃物台装着工具変更動作工具交換装置制御指
令SVにより刃物台、工具交換装置、工具マガジンを制
御して、刃物台工具入れ換え動作、工具交換動作、工具
返却動作を行ない、刃物台に装着されている工具を、刃
物台装着工具データ選択指令SLで選択した工具組合せ
データSNの内容と同一となるように、工具変更を行な
う。
物台入れ換え工具の工具データSP、刃物台装着工具の
工具データSQ、工具マガジン返却工具の工具データS
Rにより、刃物台に装着されている工具を刃物台装着工
具データ選択指令SLで選択指令された工具の組合せデ
ータSNに変更するために必要な工具変更動作手順とし
て、刃物台工具入れ換え動作、工具交換動作、工具返却
動作を決定し、工具変更手順データSSとして刃物台装
着工具変更動作制御部16に出力する。刃物台装着工具
変更動作制御部16は、工具変更手順データSSに従っ
て、刃物台制御部5、工具マガジン制御部7、工具交換
装置制御部8にそれぞれ刃物台装着工具変更動作制御指
令ST、刃物台装着工具変更動作工具マガジン制御指令
SU、刃物台装着工具変更動作工具交換装置制御指令S
Vを出力する。刃物台制御部5、工具マガジン制御部
7、工具交換装置制御部8は刃物台装着工具変更動作制
御指令ST、刃物台装着工具変更動作工具マガジン制御
指令SU、刃物台装着工具変更動作工具交換装置制御指
令SVにより刃物台、工具交換装置、工具マガジンを制
御して、刃物台工具入れ換え動作、工具交換動作、工具
返却動作を行ない、刃物台に装着されている工具を、刃
物台装着工具データ選択指令SLで選択した工具組合せ
データSNの内容と同一となるように、工具変更を行な
う。
【0016】図2は、本発明による自動工具交換装置付
数値制御旋盤用数値制御装置の動作例を示すフローチャ
ートである。このフローチャートに従って、図3の例に
おけるワークCの加工終了後、ワークBを加工する場合
の刃物台プリセット工具変更の方法を例にとり、本発明
による自動工具交換装置付数値制御旋盤用数値制御装置
の動作を説明する。まず、加工プログラムSAより、ワ
ークBに対応した刃物台プリセット工具となる工具の組
合せを指令した刃物台装着工具データ選択指令SLを読
み込む(ステップ1)。刃物台装着工具データ選択部1
2は、刃物台装着工具データ登録部10からワークBに
対応した刃物台プリセット工具となる工具の組合せデー
タSNを選択する。選択された工具の組合せデータSN
は以下のような内容になる(ステップ2)。 刃物台T1・・・・12 刃物台T2・・・・10 刃物台T3・・・・3
数値制御旋盤用数値制御装置の動作例を示すフローチャ
ートである。このフローチャートに従って、図3の例に
おけるワークCの加工終了後、ワークBを加工する場合
の刃物台プリセット工具変更の方法を例にとり、本発明
による自動工具交換装置付数値制御旋盤用数値制御装置
の動作を説明する。まず、加工プログラムSAより、ワ
ークBに対応した刃物台プリセット工具となる工具の組
合せを指令した刃物台装着工具データ選択指令SLを読
み込む(ステップ1)。刃物台装着工具データ選択部1
2は、刃物台装着工具データ登録部10からワークBに
対応した刃物台プリセット工具となる工具の組合せデー
タSNを選択する。選択された工具の組合せデータSN
は以下のような内容になる(ステップ2)。 刃物台T1・・・・12 刃物台T2・・・・10 刃物台T3・・・・3
【0017】次に選択されたワークBに対応した刃物台
プリセット工具となる工具の組合せデータSNと、刃物
台に装着されている工具の内容SJとをデータ比較部1
3が比較し、その結果、選択された工具の組合せデータ
SNと、現在刃物台に装着されている工具の内容SJと
が全て一致すれば工具変更動作を行なう必要はないの
で、そのまま処理を終了する(ステップ3、4)。現
在、刃物台に装着されている工具の内容SJは、 刃物台T1・・・・1 刃物台T2・・・・19 刃物台T3・・・・10 刃物台T4・・・・15 であり、前記選択された工具の組合せデータSNとは全
く一致しないので、ステップ5に進み、刃物台の工具装
着位置を変更する刃物台工具入れ換え工具の工具データ
SP、工具マガジンより刃物台に装着する刃物台装着工
具の工具データSQ、刃物台より工具マガジンに返却す
る工具マガジン返却工具の工具データSRの各工具デー
タを変更工具抽出部14にて以下のように抽出する。
プリセット工具となる工具の組合せデータSNと、刃物
台に装着されている工具の内容SJとをデータ比較部1
3が比較し、その結果、選択された工具の組合せデータ
SNと、現在刃物台に装着されている工具の内容SJと
が全て一致すれば工具変更動作を行なう必要はないの
で、そのまま処理を終了する(ステップ3、4)。現
在、刃物台に装着されている工具の内容SJは、 刃物台T1・・・・1 刃物台T2・・・・19 刃物台T3・・・・10 刃物台T4・・・・15 であり、前記選択された工具の組合せデータSNとは全
く一致しないので、ステップ5に進み、刃物台の工具装
着位置を変更する刃物台工具入れ換え工具の工具データ
SP、工具マガジンより刃物台に装着する刃物台装着工
具の工具データSQ、刃物台より工具マガジンに返却す
る工具マガジン返却工具の工具データSRの各工具デー
タを変更工具抽出部14にて以下のように抽出する。
【0018】まず、選択された工具組合せに指定されて
いない刃物台の工具を下記抽出処理から省く。今、刃物
台T4は選択された工具組合せデータSNの中で指定が
ないので下記抽出処理から省くことになる(ステップ
5)。次に刃物台工具入れ換え工具の工具データSPを
抽出する。これは選択された工具組合せデータSNの工
具のうち、既に刃物台に装着されている工具の工具デー
タである。工具10が刃物台工具入れ換え工具である
(ステップ6)。次に、刃物台装着工具の工具データS
Qを抽出する。これは、選択された工具組合せデータS
Nの工具のうち、刃物台に装着されていない工具の工具
データであり、工具12、工具3が刃物台装着工具にな
る(ステップ7)。さらに、工具マガジン返却工具の工
具データSRを抽出する。この工具は、刃物台に装着さ
れている工具で、選択された工具組合せデータSNの工
具に含まれない工具の工具データであり、工具1、工具
19となる(ステップ8)。
いない刃物台の工具を下記抽出処理から省く。今、刃物
台T4は選択された工具組合せデータSNの中で指定が
ないので下記抽出処理から省くことになる(ステップ
5)。次に刃物台工具入れ換え工具の工具データSPを
抽出する。これは選択された工具組合せデータSNの工
具のうち、既に刃物台に装着されている工具の工具デー
タである。工具10が刃物台工具入れ換え工具である
(ステップ6)。次に、刃物台装着工具の工具データS
Qを抽出する。これは、選択された工具組合せデータS
Nの工具のうち、刃物台に装着されていない工具の工具
データであり、工具12、工具3が刃物台装着工具にな
る(ステップ7)。さらに、工具マガジン返却工具の工
具データSRを抽出する。この工具は、刃物台に装着さ
れている工具で、選択された工具組合せデータSNの工
具に含まれない工具の工具データであり、工具1、工具
19となる(ステップ8)。
【0019】以上の処理から次のように、刃物台工具入
れ換え工具の工具データSP、刃物台装着工具の工具デ
ータSQ、工具マガジン返却工具の工具データSRの各
工具データが抽出される。 刃物台工具入れ換え工具・・・・工具10 刃物台装着工具・・・・・・・・工具12、3 工具マガジン返却工具・・・・・工具1、19 次に、抽出された刃物台工具入れ換え工具の工具データ
SP、刃物台装着工具の工具データSQ、工具マガジン
返却工具の工具データSRをもとに、刃物台装着工具変
更手順決定部15が必要な工具変更手順データSSとし
て刃物台工具入れ換え動作、工具交換動作、工具返却動
作を決定する。ワークBに対応した刃物台プリセット工
具に変更するために必要な工具変更動作手順は、 (1)刃物台T2と刃物台T3について、工具19と工
具10を刃物台工具入れ換えする (2)刃物台T1について、工具1を工具12に工具交
換する。 (3)刃物台T3について、工具19を工具3に工具交
換する の3動作である(ステップ9)。
れ換え工具の工具データSP、刃物台装着工具の工具デ
ータSQ、工具マガジン返却工具の工具データSRの各
工具データが抽出される。 刃物台工具入れ換え工具・・・・工具10 刃物台装着工具・・・・・・・・工具12、3 工具マガジン返却工具・・・・・工具1、19 次に、抽出された刃物台工具入れ換え工具の工具データ
SP、刃物台装着工具の工具データSQ、工具マガジン
返却工具の工具データSRをもとに、刃物台装着工具変
更手順決定部15が必要な工具変更手順データSSとし
て刃物台工具入れ換え動作、工具交換動作、工具返却動
作を決定する。ワークBに対応した刃物台プリセット工
具に変更するために必要な工具変更動作手順は、 (1)刃物台T2と刃物台T3について、工具19と工
具10を刃物台工具入れ換えする (2)刃物台T1について、工具1を工具12に工具交
換する。 (3)刃物台T3について、工具19を工具3に工具交
換する の3動作である(ステップ9)。
【0020】これら、決定された工具変更手順データS
Sに従って、刃物台装着工具変更動作制御部16が刃物
台制御部5、工具マガジン制御部7、工具交換装置制御
部8を制御するための、刃物台装着工具変更動作制御指
令ST、刃物台装着工具変更動作工具マガジン制御指令
SU、刃物台装着工具変更動作工具交換装置制御指令S
Vを出力する。刃物台制御部5、工具マガジン制御部
7、工具交換装置制御部8は刃物台装着工具変更動作制
御指令ST、刃物台装着工具変更動作工具マガジン制御
指令SU、刃物台装着工具変更動作工具交換装置制御指
令SVにより刃物台、工具交換装置、工具マガジンを制
御して、刃物台工具入れ換え動作、工具交換動作、工具
返却動作を行ない、刃物台に装着されている工具を、刃
物台装着工具データ選択指令SLで選択した工具組合せ
データSNの内容と同一となるように、工具変更を行な
う。
Sに従って、刃物台装着工具変更動作制御部16が刃物
台制御部5、工具マガジン制御部7、工具交換装置制御
部8を制御するための、刃物台装着工具変更動作制御指
令ST、刃物台装着工具変更動作工具マガジン制御指令
SU、刃物台装着工具変更動作工具交換装置制御指令S
Vを出力する。刃物台制御部5、工具マガジン制御部
7、工具交換装置制御部8は刃物台装着工具変更動作制
御指令ST、刃物台装着工具変更動作工具マガジン制御
指令SU、刃物台装着工具変更動作工具交換装置制御指
令SVにより刃物台、工具交換装置、工具マガジンを制
御して、刃物台工具入れ換え動作、工具交換動作、工具
返却動作を行ない、刃物台に装着されている工具を、刃
物台装着工具データ選択指令SLで選択した工具組合せ
データSNの内容と同一となるように、工具変更を行な
う。
【0021】本動作例では、 (1)刃物台装着工具変更動作制御指令ST、刃物台装
着工具変更動作工具交換装置制御指令SVにより、刃物
台制御部5は刃物台を制御し、工具交換装置制御部8
は、工具交換装置を制御して、刃物台T2と刃物台T3
について、工具19と工具10を刃物台工具入れ換えす
る。 (2)刃物台装着工具変更動作工具マガジン制御指令S
U、刃物台装着工具変更動作工具交換装置制御指令SV
により、工具マガジン制御部7は工具マガジンを制御
し、工具交換装置制御部8は工具交換装置を制御して、
刃物台T1について、工具1を工具12に工具交換す
る。 (3)刃物台装着工具変更動作工具マガジン制御指令S
U、刃物台装着工具変更動作工具交換装置制御指令SV
により、工具マガジン制御部7は工具マガジンを制御
し、工具交換装置制御部8は工具交換装置を制御して、
刃物台T3について、工具19を工具3に工具交換す
る。 という3つの動作を行なう。このようにして、刃物台に
装着されている工具をワークCに対応した刃物台プリセ
ット工具から、ワークBに対応した刃物台プリセット工
具に変更する(ステップ10)。
着工具変更動作工具交換装置制御指令SVにより、刃物
台制御部5は刃物台を制御し、工具交換装置制御部8
は、工具交換装置を制御して、刃物台T2と刃物台T3
について、工具19と工具10を刃物台工具入れ換えす
る。 (2)刃物台装着工具変更動作工具マガジン制御指令S
U、刃物台装着工具変更動作工具交換装置制御指令SV
により、工具マガジン制御部7は工具マガジンを制御
し、工具交換装置制御部8は工具交換装置を制御して、
刃物台T1について、工具1を工具12に工具交換す
る。 (3)刃物台装着工具変更動作工具マガジン制御指令S
U、刃物台装着工具変更動作工具交換装置制御指令SV
により、工具マガジン制御部7は工具マガジンを制御
し、工具交換装置制御部8は工具交換装置を制御して、
刃物台T3について、工具19を工具3に工具交換す
る。 という3つの動作を行なう。このようにして、刃物台に
装着されている工具をワークCに対応した刃物台プリセ
ット工具から、ワークBに対応した刃物台プリセット工
具に変更する(ステップ10)。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の自動工具交換装
置付き数値制御旋盤用数値制御装置によれば、加工する
ワークが変更される際に、刃物台に装着されている工具
の内容と、これから加工するワークに対応した刃物台プ
リセット工具の内容を比較し、刃物台工具入れ換え動
作、工具交換動作、工具返却動作を自動的に行なうの
で、刃物台プリセット工具の工具交換をする加工プログ
ラム作成の際、ワーク毎の刃物台プリセット工具の種類
とワークの加工順序を考慮する必要がなくなり、作業者
が熟練者でなくとも自動工具交換装置付き数値制御旋盤
の加工プログラムを短時間で作成できる。
置付き数値制御旋盤用数値制御装置によれば、加工する
ワークが変更される際に、刃物台に装着されている工具
の内容と、これから加工するワークに対応した刃物台プ
リセット工具の内容を比較し、刃物台工具入れ換え動
作、工具交換動作、工具返却動作を自動的に行なうの
で、刃物台プリセット工具の工具交換をする加工プログ
ラム作成の際、ワーク毎の刃物台プリセット工具の種類
とワークの加工順序を考慮する必要がなくなり、作業者
が熟練者でなくとも自動工具交換装置付き数値制御旋盤
の加工プログラムを短時間で作成できる。
【図1】本発明による自動工具交換装置付き数値制御旋
盤の数値制御装置の機能を示すブロック図である。
盤の数値制御装置の機能を示すブロック図である。
【図2】本発明による自動工具交換装置付き数値制御旋
盤用数値制御装置の動作例を示すフローチャートであ
る。
盤用数値制御装置の動作例を示すフローチャートであ
る。
【図3】互いに形状の異なるワークA、B、及びCにつ
いて、それぞれ加工を行なうのに必要な工具とプリセッ
ト工具とすべき工具の組合せを示した図である。
いて、それぞれ加工を行なうのに必要な工具とプリセッ
ト工具とすべき工具の組合せを示した図である。
【図4】従来の自動工具交換装置付き数値制御旋盤の数
値制御装置の機能の一実施例を示すブロック図である。
値制御装置の機能の一実施例を示すブロック図である。
1 入力装置 2 加工プログラム記憶部 3 加工プログラム解釈部 4 刃物台割出指令部 5 刃物台制御部 6 自動工具交換動作制御部 7 工具マガジン制御部 8 工具交換装置制御部 9 刃物台工具情報記憶部 10 刃物台装着工具データ登録部 11 刃物台装着工具変更動作指令部 12 刃物台装着工具データ選択部 13 データ比較部 14 変更工具抽出部 15 刃物台装着工具変更手順決定部 16 刃物台装着工具変更動作制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 自動工具交換装置を備えた数値制御旋盤
を制御する数値制御装置において、刃物台に装着されて
いる工具の情報を記憶する情報記憶手段と、刃物台に装
着する工具の組合せデータを複数組登録するデータ登録
手段と、前記データ登録手段に登録された複数組の工具
の組合せデータから、加工プログラムの組合せ選択指令
により指令された工具の組合せデータを1組選択するデ
ータ選択手段と、前記情報記憶手段に記憶された工具の
情報と、前記データ選択手段により選択された工具の組
合せデータを比較するデータ比較手段と、前記データ比
較手段の比較結果をもとに、刃物台に装着されている工
具を前記データ選択手段で選択された工具の組合せデー
タに一致するように変更するために、刃物台装着位置を
変更する工具、工具マガジンより刃物台に装着する工
具、刃物台より工具マガジンに返却する工具の各工具デ
ータを抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出さ
れた各工具データをもとに、刃物台に装着されている工
具同士を入れ換えて工具の刃物台装着位置を変更する工
具入れ換え動作、工具マガジンに装着されている工具と
刃物台に装着されている工具を交換する工具交換動作、
刃物台に装着されている工具を工具マガジンに返却する
工具返却動作の工具変更手順を決定する変更手順決定手
段と、前記変更手順決定手段により決定された工具変更
手順を基に、刃物台に装着されている工具を変更する変
更動作制御手段とを備えたことを特徴とする自動工具交
換装置付き数値制御旋盤用数値制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14575094A JPH07334219A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 自動工具交換装置付き数値制御旋盤用数値制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14575094A JPH07334219A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 自動工具交換装置付き数値制御旋盤用数値制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07334219A true JPH07334219A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15392296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14575094A Pending JPH07334219A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 自動工具交換装置付き数値制御旋盤用数値制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07334219A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5414948B1 (ja) * | 2013-03-29 | 2014-02-12 | 三菱電機株式会社 | 数値制御装置 |
CN104400527A (zh) * | 2014-09-12 | 2015-03-11 | 西安交通大学 | 一种面向机械加工过程的刀具选配方法 |
CN108818093A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-11-16 | 哈尔滨理工大学 | 一种基于决策树算法的加工过程中智能换刀系统 |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP14575094A patent/JPH07334219A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5414948B1 (ja) * | 2013-03-29 | 2014-02-12 | 三菱電機株式会社 | 数値制御装置 |
WO2014155723A1 (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-02 | 三菱電機株式会社 | 数値制御装置 |
US9846424B2 (en) | 2013-03-29 | 2017-12-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Numerical control apparatus |
CN104400527A (zh) * | 2014-09-12 | 2015-03-11 | 西安交通大学 | 一种面向机械加工过程的刀具选配方法 |
CN104400527B (zh) * | 2014-09-12 | 2016-06-29 | 西安交通大学 | 一种面向机械加工过程的刀具选配方法 |
CN108818093A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-11-16 | 哈尔滨理工大学 | 一种基于决策树算法的加工过程中智能换刀系统 |
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