JPH0733381A - 特に角コラム用継手の吊揚に適したクランプ - Google Patents

特に角コラム用継手の吊揚に適したクランプ

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JPH0733381A
JPH0733381A JP19773193A JP19773193A JPH0733381A JP H0733381 A JPH0733381 A JP H0733381A JP 19773193 A JP19773193 A JP 19773193A JP 19773193 A JP19773193 A JP 19773193A JP H0733381 A JPH0733381 A JP H0733381A
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clamp
shaped
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column joint
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Hiromi Fukagawa
博巳 深川
Minoru Toyooka
実 豊岡
Toshihiro Kawashima
利広 川島
Hatsuo Tsuyama
初雄 津山
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Eagle Clamp Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に角コラム用継手のフランジ部を挟持して
安定的かつ安全に吊揚げることのできる新規な構成のク
ランプを提供する。 【構成】 クランプ本体11の開口20内に角コラム用
継手30のフランジ32コーナーが挿入され、吊環12
の操作に連動して回転する上顎ないし歯板19と下顎な
いしV形受金21との間にクランプされる。V形受金2
1の奥端部に切欠き23が形成されることにより、該吊
荷30の外側面31a、31bはV形受金21の内側面
24a、24bと密接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクランプ、特に角コラム
用継手の吊揚に適したクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】角コラム用継手は一般に中空の角柱体の
両端にフランジを溶接してなる。このような角コラム用
継手の吊揚は、従来、ハッカー等の吊具でフランジ部を
下から抱え込むことにより行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フランジ部
が角柱体側面から外方に突出する寸法はわずか数十mm
程度であるため、従来法による吊揚では不安定であり、
吊具がフランジ部から外れて角コラム用継手を落下させ
てしまう危険性があった。また、フランジ部において厳
密に対称の2地点に吊具を当てることが実際上容易では
なく、角コラム用継手を水平状態に保って吊揚げること
が困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、特に角
コラム用継手を安定的に安全に吊揚げることのできる新
規なクランプを提供することを目的とする。
【0005】この目的を達成するため、本発明は、吊環
の吊揚操作に連動して本体開口内に突出される歯板と、
該本体開口の下方に設けられる下顎との間に、該本体開
口内に挿入される被吊揚物を圧接挟持する構成のクラン
プにおいて、前記下顎が該被吊揚物の形状に応じた開口
角度を有するV形受金として形成され、該V形受金の内
側面に該被吊揚物の外側面が略当接される状態で該被吊
揚物の端部フランジのコーナー部を前記歯板と前記V形
受金の上面との協働により吊揚げるよう構成されてなる
ことを特徴とする。
【0006】本発明のクランプは、特に、略角柱状の中
空体の両端にフランジを有してなる角コラム用継手を吊
揚げるものとして好適である。この場合、V形受金は略
90度の開口角度を有する。
【0007】V形受金の奥端部には更に奥方に後退する
切欠きが形成される。
【0008】V形受金の上面に係合爪が形成される。
【0009】歯板はV形受金の略中心線上に配置され
る。
【0010】
【作用】V形受金において略90度の角度をなしている
内側面に被吊揚物の外側面が当接される。このため、被
吊揚物のフランジの突出長の実質的にすべての部分が歯
板とV形受金上面の係合爪との間に安定的にクランプさ
れる。
【0011】V形受金の奥端部に形成される切欠きは、
これら側面同士の当接を確実にすると共に、クランプ本
体と被吊揚物との間の衝突による損傷を防止し、更に角
部における応力集中を避ける。
【0012】本発明のクランプは、角コラム用継手の吊
揚に特に好適に用いられるが、その他鋼板の水平吊やH
型鋼等の型鋼の横吊等に用いることも可能である。
【0013】
【実施例】図1および図2は本発明の一実施例によるク
ランプ10の構成を示す。一対の本体板11、11の間
に吊環12およびLリンク13が配置される。Lリンク
13は本体板11の上部に架け渡されるピン14を中心
として回転可能であり、その一端に設けられる吊環ピン
15を介して吊環12と連結される。
【0014】Lリンク13はまた、その他端に設けられ
るリンクピン16を介してリンクアーム17の一端と連
結され、該リンクアーム17の他端は本体11間におい
てカムピン18を中心として回転可能に設けられる歯板
19と連結される。歯板19はカムピン18を中心とし
て反時計方向(図1において)に回転することにより、
本体11に設けられる開口20内に突出する。
【0015】歯板19と対向して本体開口20の下側に
は、90度の角度をなすV形受金21(図3)が本体1
1に固着される。V形受金21の上面には係合爪22が
形成される。V形受金21の奥端部には切欠き23が凹
設される。
【0016】図1には、クランプ10の本体開口20内
に角コラム用継手30のフランジ32のコーナー部が挿
入され、歯板19とV形受金21上面の係合爪22との
間においてクランプされている状態が示されている。吊
環12をクレーン等で吊揚げることで、前述のリンク機
構を介して歯板19がカムピン18を中心として反時計
方向に回転し、図示のクランプ状態が得られる。
【0017】角コラム用継手30は、その角柱体二側面
31aおよび31bがV形受金21の内側面24aおよ
び24bにそれぞれ当接するに至るまで深く本体開口2
0内に挿入される。この側面同士の当接を確保するため
に、V形受金21の奥端部に切欠き23が形成される。
すなわち、このような切欠き23が形成されない場合、
機械加工精度上その奥端部を完全な直角にすることは困
難であってこの部分には不可避的に若干のアールが形成
されることとなり、このアールに角コラム用継手30の
側面コーナーが突き当たると、側面31a、31bおよ
び24a、24b同士を当接することができなくなる。
側面同士が離れると、本体開口20内へのフランジ32
の挿入がその間隔分だけ不十分となり、クランプの安定
性・安全性が損なわれる。そこで、V形受金21の奥端
部に切欠き23を形成したのである。
【0018】また切欠き23の形成により、フランジ3
2のコーナー部をクランプ10の本体開口20内に挿入
したときにこれらの間の衝突が防止され、クランプ10
の損傷を防止する。更に、V形受金21の奥端部におけ
る応力集中を防止し、十分な強度を与えることができ
る。
【0019】図1のクランプ状態において、角コラム用
継手30のフランジ32は、その下面に係合爪22が当
接されると共にその上面に歯板19が当接されるが、係
合爪22による下面側の当接点が歯板19による上面側
の当接点よりも内側(図1において右方)に位置してい
る。このような位置関係とすることにより、吊環12を
介して吊揚げたときにクランプを反時計方向に回転させ
ようとする力が作用し、わずかな突出長しか持たないフ
ランジ32下面を係合爪22が確実に係合する。係合爪
22による下面側の当接点が歯板19による上面側の当
接点よりも外側に位置していると、吊揚時にクランプが
時計方向に回転しようとするため、係合爪22がフラン
ジ下面から外れてしまう危険性がある。
【0020】図1のクランプ状態から吊環12の部分を
押し込んで下方移動させると、上述のリンク機構を介し
て歯板19が時計方向に回転し、フランジ32に対する
クランプ作用が解除される。
【0021】リンクアーム17にはリンクピン16の近
くにおいてスプリング25が掛止されており、該スプリ
ングによって歯板19は反時計方向、すなわちクランプ
作動状態に向けて回転付勢されている。スプリング25
の他端は安全ロック機構におけるラッチ部材26と連結
され、該ラッチ部材の他端に接続される丸環27を左下
方向に引張ることによりクランプ10が作動状態にロッ
クされる。安全ロック機構自体は公知であり、本発明の
手段と直接関連しないので、詳細な説明は省略する。
【0022】図1のクランプ10は、図4に示されるよ
うに、角コラム用継手30のフランジ32の対角コーナ
ー部に当てて2個用いて使用される。2個のクランプ1
0が対角線上に配置されることで自動的に重心が取ら
れ、角コラム用継手30を水平に保った状態で吊揚げる
ことができる。
【0023】本願発明は図示実施例に限定されることな
く、広範な範囲において変形態様を取り得る。たとえば
図示実施例におけるV形受金21の係合爪22は山形な
いしピラミッド形に形成されているが、歯板19との協
働により被吊揚物のフランジ部を確実に圧接挟持するこ
とができるものであればいかなる形状であっても良く、
たとえば線条形、ローレット形等の任意形状とすること
ができる。
【0024】また、V形受金21の開口角度は被吊揚物
の形状、特に柱状体をなす被吊揚物の隣接する二つの外
側面がなす角度に応じて決定される。
【0025】
【発明の効果】本発明によるクランプは、特に角コラム
用継手の対角にあるフランジコーナー部に当てて用いる
ことにより、該被吊揚物を安定的且つ安全に吊揚げるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるクランプの正面図であ
る。
【図2】図1のクランプの側面図である。
【図3】図1のクランプにおけるV形受金の平面図であ
る。
【図4】図1のクランプの使用状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 クランプ 11 本体 12 吊環 19 歯板 20 開口 21 V形受金 23 切欠き 30 角コラム用継手 32 フランジ
フロントページの続き (72)発明者 津山 初雄 奈良県奈良市富雄北2丁目3番12号 イー グルクランプ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊環の吊揚操作に連動して本体開口内
    に突出される歯板と、該本体開口の下方に設けられる下
    顎との間に、該本体開口内に挿入される被吊揚物を圧接
    挟持する構成のクランプにおいて、前記下顎が前記被吊
    揚物の形状に応じた開口角度を有するV形受金として形
    成され、該V形受金の内側面に該被吊揚物の外側面が略
    当接される状態で該被吊揚物の端部フランジのコーナー
    部を前記歯板と前記V形受金の上面との協働により吊揚
    げるよう構成されてなることを特徴とするクランプ。
  2. 【請求項2】 前記被吊揚物が、略角柱状の中空体の
    両端にフランジを有してなる角コラム用継手であり、前
    記V形受金が略90度の開口角度を有することを特徴と
    する請求項1のクランプ。
  3. 【請求項3】 前記V形受金の奥端部に更に奥方に後
    退する切欠きが形成されてなることを特徴とする請求項
    1または2のクランプ。
  4. 【請求項4】 前記V形受金の上面に係合爪が形成さ
    れてなることを特徴とする請求項3のクランプ。
  5. 【請求項5】 前記歯板が前記V形受金の略中心線上
    に配置されることを特徴とする請求項4のクランプ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214259A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Eagle Kuranpu Kk 自動綾目歯切装置
JP2010058959A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Eagle Kuranpu Kk 吊りクランプのジョー
JP2011037610A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Kyuken:Kk クライミングクレーン用単位マストの吊り上げ装置
JP2011219220A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Eagle Kuranpu Kk 角コラム用継手の吊り上げに用いるクランプ

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