JPH07333626A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法

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JPH07333626A
JPH07333626A JP12361694A JP12361694A JPH07333626A JP H07333626 A JPH07333626 A JP H07333626A JP 12361694 A JP12361694 A JP 12361694A JP 12361694 A JP12361694 A JP 12361694A JP H07333626 A JPH07333626 A JP H07333626A
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JP
Japan
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liquid crystal
display device
crystal display
sealant
sealing
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Pending
Application number
JP12361694A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Ikuno
邦彦 生野
Kiyoshi Tazawa
清 田沢
Susumu Matsuoka
進 松岡
Hiromasa Matsushita
拡応 松下
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07333626A publication Critical patent/JPH07333626A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶注入口の封口不良を防止することができ
る液晶表示装置およびその製造方法を提供する。 【構成】 対向する2枚の電極基板である上基板21と
下基板22を貼り合わせるシール剤を備え、シール剤2
3の一部を切り欠いた液晶注入口24,24′を設け、
シール剤23で形成した延設部28の端部29がガラス
端面26,27まで達している構成であり、液晶注入口
24,24′を封口する際、封口剤30,30′が端部
29と直接接触するため、確実に液晶注入口24,2
4′を封口できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置およびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の液晶表示装置は、ノートブックパ
ソコンやデスクトップパソコン、あるいはワークステー
ション等の表示装置として用途が拡大するとともに大画
面化が進んできている。
【0003】これらの液晶表示装置は、対向する2枚の
電極基板の間に液晶を挟み込み、電極基板間の電圧でも
って液晶分子を配向させ、光の透過率を変化させること
により画面表示を行うものである。そして電極基板間、
つまり液晶セルに液晶を注入し液晶層を形成する方法と
しては、真空注入法が一般的に用いられている。これ
は、真空容器の中に液晶表示セルと液晶を準備し、真空
ポンプにより真空容器内を1×10-3から1×10-5to
rr程度の真空状態にした後、液晶セルの液晶注入口側を
液晶の中に数ミリメートル浸漬し、次に真空状態にある
真空容器を徐々にリークして大気圧に戻すことにより液
晶セル内の気圧と大気圧の圧力差および液晶の毛細管現
象の作用により液晶注入口から液晶セルに液晶を注入
し、そして液晶注入が完了した時点で液晶注入口に封口
剤吐出機で封口剤を液晶注入口に塗布し、封口剤を紫外
線硬化または熱硬化することにより封口する方法であ
る。
【0004】ここで従来の液晶表示装置の液晶注入口の
構成について図6、図7を用いて説明する。
【0005】図6、図7において、1は液晶表示装置の
上基板、2は同じく液晶表示装置の下基板である。上基
板1と下基板2はシール剤3で貼り合わせてあり、かつ
シール剤3は液晶セルの側壁部を形成している。そして
シール剤3の一辺の一部を切り欠いて液晶を注入する液
晶注入口4,4′を設け、液晶注入口4,4′の両側の
肩部5からガラス端面6に向けてシール剤3を延設して
延設部7を設けている。8は延設部7の終端の端部であ
る。この液晶注入口4,4′は液晶注入後は封口剤9,
9′により封口してあり、液晶セル内に液晶層10が形
成されている。
【0006】次にシール剤3の塗布について図8を用い
て説明する。液晶表示装置の上基板1と下基板2は大き
なガラス板を割断し、必要な大きさのサイズを得てい
る。割断は縦横のスクライブ線12,13に沿って行わ
れるが、通常割断前にシール剤3を塗布しておく。しか
し従来、シール剤3特に延設部7はスクライブ線12,
13を跨いで塗布されていない。これはスクライブ線1
2,13上に異物がある割断不良が生じやすいためであ
る。従って従来の液晶表示装置は図6、図7および図8
のように液晶注入口4,4′を形成する延設部7の端部
8がガラス端面6にまで達していなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】真空注入法で液晶を注
入する際、液晶注入口4,4′側を液晶の中に浸漬する
ため液晶注入口4,4′が液晶で濡れることになる。こ
の状態で液晶注入口4,4′を封口する封口剤9,9′
を塗布すると、付着した液晶の上に封口剤9,9′が浮
いた状態となり封口不良になるケースがある。これを防
止するには、封口剤9,9′を塗布する寸前に液晶注入
口4,4′に付着している液晶をクリーンウエスで抜き
取り除去する方法が考えられるが、従来のように液晶注
入口4,4′を形成する延設部7の端部8がガラス端面
6に届いていないと、図7のように液晶表示セルのセル
ギャップ11に付着し詰まっている液晶のため、塗布し
た封口剤9,9′が液晶注入口4,4′を形成する延設
部7の端部8に到達しない。これは封口剤9,9′を塗
布する事前に液晶注入口4,4′に付いた液晶をクリー
ンウエスで拭き取る工程を実施しても、ガラス端面6か
ら液晶注入口4,4′を形成する延設部7の端部8まで
距離があるため、液晶表示装置のセルギャップ11に詰
まった液晶が拭き取れずに残ってしまうからである。そ
して、その結果封口不良となってしまう。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、液晶
注入口の封口不良を防止することができる液晶表示装置
およびその製造方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、対向する2枚の電極基板に挟まれた液晶を
囲うと共に前記2枚の電極基板を貼り合わせるシール剤
を備え、前記シール剤の一部を切り欠いて液晶注入口を
設け、前記液晶注入口の両側に前記シール剤からガラス
端面に向かって延設されかつ端部が前記2枚の電極基板
のうち少なくとも1枚の前記ガラス端面まで達する延設
部を設けた構成を有している。
【0010】そして上記構成の液晶表示装置の製造方法
は、ガラス板をスクライブ線に沿って割断して所望の大
きさの電極基板を製造する際、割断前の前記ガラス板に
前記スクライブ線を跨いで延設部となるシール剤を塗布
し、その後スクライブ線にて切断する製造方法である。
【0011】
【作用】本発明は上記構成により、液晶注入口に付着し
た液晶を、封口剤を塗布する寸前にクリーンウエスで拭
き取り除去すれば、シール剤で形成された延設部の端部
がガラス端面に露出するため、封口剤を塗布した際に延
設部の端部と封口剤が直接接触し、封口剤が液晶で濡れ
はじかれることなく確実に液晶注入口を封口できるもの
である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0013】図1において、21は液晶表示装置の上基
板、22は同じく液晶表示装置の下基板であり、上基板
21と下基板22は共に電極を有する電極基板であり、
相対向して配置されている。そして上基板21と下基板
22はシール剤23で貼り合わせてある。シール剤23
は上基板21と下基板22とで挟まれた液晶を囲う、つ
まり液晶セルの側壁部としても機能している。そしてシ
ール剤23の一辺を切り欠いて液晶を注入するための液
晶注入口24,24′を設け、液晶注入口24,24′
の両側シール剤である肩部25から上基板21のガラス
端面26および下基板22のガラス端面27に向かって
シール剤23を延設した延設部28を設けている。延設
部28の終端である端部29は、本実施例の場合、図2
のように上基板21と下基板22が同じ長さの場合は、
上基板21、下基板22の双方のガラス端面26,27
まで設けているが、図3のように上基板21が下基板2
2より短い場合は上基板21のガラス端面26まで、ま
た図4のように下基板22が上基板21より短い場合は
下基板22のガラス端面27までシール剤の延設部28
を設けると良い。そして液晶注入口24,24′は封口
剤30,30′によりガラス端面26,27より0.5
から1.5mm液晶注入口24と24′側に入り込んで
封口してある。
【0014】次にシール剤23の延設部28の端部29
をガラス端面26,27まで設けるための一製造方法に
ついて説明する。
【0015】液晶表示装置の上基板21または下基板2
2は、図5(a)のように大きなガラス板を割断し、必
要な大きさのサイズを得ている。そして割断はスクライ
ブ線41,42に沿って行われるが、通常割断前にシー
ル剤23を塗布しておく。本実施例の場合、シール剤2
3で形成された延設部28はスクライブ線42を跨いで
塗布しておくと、スクライブ線42にて割断した際、延
設部28はスクライブ線42で切断されることにより延
設部28の端部29が形成され、スクライブ線42はガ
ラス端面26となり、結果として端部29がガラス端面
26,27に達した形状を有する上基板21または下基
板22が得られる。
【0016】本実施例では図5のようなパターンでシー
ル剤を塗布したが、本発明はこの塗布パターンに限定さ
れるものではない。例えば図5(b)のように、隣接す
る基板の延設部28が連結したようなパターンを用いて
も良い。この場合割断前にはスクライブ線を跨いで左右
の基板の延設部28が連結しており、割断によって延設
部28が二分され、同時に延設部28の端部29がガラ
ス端面26,27に達した形状となる。
【0017】上記構成において実際に液晶注入口を封口
する際の作用動作について説明する。真空注入法で液晶
を液晶セルに注入した後、例えば金属スペーサで前記液
晶セルをサンドイッチしコイルバネにより前記液晶セル
全面を均一に押圧する。液晶セルは押圧されると縮むこ
とになる。この時縮んだ分だけ液晶が押し出される。こ
の後、封口剤30,30′を液晶注入口24,24′に
塗布する工程になるが、液晶注入時に付いた液晶と押し
出された液晶が付いたままで封口剤30,30′を塗布
すると、付着した液晶により封口剤30,30′がはじ
かれてうまく塗布できない。したがって本実施例ではク
リーンウエスで付着した液晶を拭き取る工程を追加し、
その後に封口剤30,30′を液晶注入口24,24′
にディスペサーにより塗布した。本実施例ではシール剤
23で形成した延設部28の端部29がガラス端面2
6,27に達しているため、封口剤30,30′を塗布
すれば端部29が露出しているため封口剤30,30′
が直接シール剤に接触するので、従来のように付着した
液晶に封口剤30,30′がはじかれることがない。
【0018】次に、押圧していた圧力を解除すると縮ん
でいた液晶セルが膨張する。これにより塗布した封口剤
30,30′に吸引力が作用し、液晶注入口24,2
4′に封口剤30,30′が吸引される。そして一定の
時間が経過した後、封口剤30,30′を硬化させると
封口工程が完了する。
【0019】封口剤30,30′の吸引寸法は、押圧を
解除してから硬化までの時間を管理することでコントロ
ールできる。本実施例では、封口剤30,30′として
紫外線硬化型接着剤を使用したので、押圧を解除してか
ら紫外線を照射するまでの時間を管理すればよい。また
熱硬化型接着剤を用いても差し支えない。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、シール剤で形成した延設部の端部がガラス端面
まで達しているため、液晶注入口に付着した液晶を封口
剤を塗布する寸前にクリーンウエスで拭き取り除去する
ことにより延設部の端部がガラス端面に露出するので、
封口剤が直接シール剤に接触し封口剤が濡れはじかれる
ことなく液晶注入口を封口できるため、封口不良の少な
い液晶表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の液晶表示装置の基本構成を
示す平面図
【図2】同液晶表示装置の図1のa−a′における要部
断面図
【図3】同液晶表示装置の別の実施例の要部断面図
【図4】同液晶表示装置の別の実施例の要部断面図
【図5】同液晶表示装置の製造方法を示す平面図
【図6】従来の液晶表示装置の基本構成を示す平面図
【図7】同液晶表示装置の図2のb−b′における要部
断面図
【図8】同液晶表示装置の製造方法を示す平面図
【符号の説明】
21 上基板 22 下基板 23 シール剤 24,24′ 液晶注入口 26,27 ガラス端面 28 延設部 29 端部 30,30′ 封口剤 41,42 スクライブ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松下 拡応 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する2枚の電極基板に挟まれた液晶
    を囲うとともに前記2枚の電極基板を貼り合わせるシー
    ル剤を備え、前記シール剤の一部を切り欠いて液晶注入
    口を設け、前記液晶注入口の両側に前記シール剤からガ
    ラス端面に向かって延設されかつ端部が前記2枚の電極
    基板のうち少なくとも1枚の前記ガラス端面まで達する
    延設部を設けた液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 ガラス板をスクライブ線に沿って割断し
    て所望の大きさの電極基板を製造する際、割断前の前記
    ガラス板に前記スクライブ線を跨いで延設部となるシー
    ル剤を塗布し、その後スクライブ線にて切断する請求項
    1記載の液晶表示装置の製造方法。
JP12361694A 1994-06-06 1994-06-06 液晶表示装置およびその製造方法 Pending JPH07333626A (ja)

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JP12361694A JPH07333626A (ja) 1994-06-06 1994-06-06 液晶表示装置およびその製造方法

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JP (1) JPH07333626A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5893625A (en) * 1997-04-17 1999-04-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method for manufacturing liquid crystal display device
JP2002107739A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Optrex Corp 液晶表示素子の製造方法および液晶表示素子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5893625A (en) * 1997-04-17 1999-04-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method for manufacturing liquid crystal display device
JP2002107739A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Optrex Corp 液晶表示素子の製造方法および液晶表示素子

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