JPH07333164A - 検査方法および検査装置 - Google Patents

検査方法および検査装置

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JPH07333164A
JPH07333164A JP13073894A JP13073894A JPH07333164A JP H07333164 A JPH07333164 A JP H07333164A JP 13073894 A JP13073894 A JP 13073894A JP 13073894 A JP13073894 A JP 13073894A JP H07333164 A JPH07333164 A JP H07333164A
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Hiroshi Maejima
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 欠陥検査工程において容易かつ迅速に形状欠
陥と異物の分類を行う。 【構成】 光源101、集光レンズ103、対物レンズ
104からなる照明光学系によりウェハ102はテレセ
ントリックに照明される。ウェハ102から反射した光
はハーフミラー105で分岐され、一方の光路はリレー
レンズ108により、対物レンズ104の後側焦点面で
ある瞳面111に配置された画像検出器109に回折像
を結像する。もう一方の光路は対物レンズ104による
ウェハ102上のパターンの拡大像を画像検出器107
上に投影する。画像検出器107による欠陥の有無と、
画像検出器109における回折像による欠陥の分類(パ
ターン形状起因か、異物起因か)を同時に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検査技術に関し、特
に、半導体集積回路装置の製造工程の品質管理および装
置精度の検査技術において、たとえば回路パターンの形
状不良や異物による汚染の検査、あるいは回路パターン
の形成に用いる原版の検査に適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体集積回路装置の製造技
術において、半導体集積回路装置を製造するには、十数
層におよぶ複数層の回路パターンを、その形状や厚みを
正確に制御し、互いの位置を正確に合わせた状態で重ね
る必要がある。これは、各層のパターン形状や厚みの変
化、異層のパターン間の位置ずれは、半導体集積回路装
置の特性、信頼性および歩留まりを低下させるからであ
る。またパターンの形状不良は、製造装置のパターン形
成精度だけでなく、たとえば製造工程や製造装置から発
生する微細な異物や、露光装置でパターンを転写する際
に用いるレチクルの欠陥によっても発生する。
【0003】そこで、半導体集積回路装置の製造工程に
おいては、このパターン形状の品質を管理するため、た
とえばウェハ上に回路パターンを転写する露光装置や、
パターンが形成されたフォトレジストをマスクとして下
地の薄膜のエッチング処理を行うエッチング設備、ウェ
ハ上に薄膜を形成するデポ設備などにおいて、パターン
形状の精度や、あるいはパターン形状の欠陥や付着異物
を検査し、品質を確保した上で処理を行うようにしてい
る。
【0004】同様に、レチクル製造工程における薄膜を
ガラス基板上に形成する工程においても、形成した薄膜
の厚みやパターン形状を測定して精度を確保のうえで処
理を行う必要がある。また集積回路装置の微細化に対応
して従来のCrなど単層のレチクルにかえてCrパターンの
透光部に光の位相を変化させる薄膜を付加した位相シフ
トレチクルでは位相の変化量を測定している。
【0005】この半導体製造工程の各品質を測定したう
えで処理装置を制御し、半導体集積回路装置の歩留ま
り、特性、信頼性を向上させるための従来技術について
は、一般的に各品質毎に測定機で測定してその変動を管
理して、目標値とのずれが発生した場合、処理装置の調
整により品質を確保することが行われる。
【0006】このような半導体集積回路装置の製造工程
における品質の測定方法あるいは測定装置については、
各品質毎に各種の方法が適用されている。たとえば、ウ
ェハ上のパターン形状欠陥の検査に関しては特公平5−
26136号公報に記載されている。この場合、ウェハ
上の繰り返しパターンのパターン形状欠陥を検出するた
め、ウェハを走査して画像を取り込んで記憶し、繰り返
し周期後の画像と比較して不一致部を検出することによ
り前記パターン形状欠陥とパターン上の異物をともに検
査する手法が記載されている。
【0007】また、前記繰り返しパターンの形状欠陥を
検出する別の方法として特公平1−15803号公報に
記載されている。この場合、対物レンズの瞳面のフーリ
エ変換像に対し繰り返しパターンの回折像を除去するた
め回折像部分を遮光するマスクを設置し透過光のみ結像
することにより欠陥あるいは異物の像を抽出する方法で
ある。
【0008】これらの方法で検出した欠陥または異物は
検査の後、検査装置本体上あるいは別置きのレビュース
テーションにおいて欠陥部分の拡大像を作業者が目視で
確認しパターンの形状欠陥か異物かの判定を行ってい
る。
【0009】また、パターン形状の欠陥はウェハ上に露
光装置でパターンを転写する際に用いる原版であるレチ
クルのパターン欠陥によっても発生する。特にパターン
の微細化に対応して用いられるようになったレチクルの
透光部に光の位相を変化させるシフターと呼ばれる薄膜
パターンを付加した位相シフトレチクルにおいては、従
来のパターン形状欠陥のみでなく、シフタの位相変化量
に関連する品質や、その形状精度、および遮光部とシフ
タの合わせ精度も微細化に伴い品質管理の必要性が生じ
ている。
【0010】このようなレチクルの欠陥を検査する場合
も、形状欠陥、寸法および位相変化量の測定対象毎に検
査装置を適用して品質の検査を行っている。
【0011】たとえばパターン形状の検査についてはウ
ェハ上パターンのと同様に、パターンの拡大像をレチク
ルを走査して取り込み、電気的に発生させたパターン形
状の設計データと比較することによりパターン形状欠陥
の抽出を行っている。寸法については同様に拡大像を画
像処理する方式、およびレーザースポットをレチクルパ
ターン上を走査しその反射光量あるいは散乱光量を検出
しその波形を処理する方法が用いられている。
【0012】また、前記シフタの位相変化量を測定する
方法として、たとえば特開平4−229863号公報お
よび特開平4−229864号公報に記載されている。
この場合、対物レンズの瞳面のフーリエ変換像を検出
し、位相変化量の誤差に対応する波形変化を検出するこ
とにより、屈折率の変化によらず位相変化量を正確に求
めることができるとしている。また、この方法はレチク
ルとシフタの屈折率が等しくても位相変化量を求めるこ
とができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、半導
体集積回路装置の製造工程においては、素子や配線の微
細化および配線層の多層化に伴い、微細パターンの形成
において一層高精度なパターン形状が要求されている。
また一層微細な異物が集積回路装置の歩留まりや信頼性
に影響を与えるようになっている。
【0014】この場合、各種検査結果にもとづき、異常
の分類を行って原因を究明し、適切に製造設備を是正す
ることによりはじめて歩留まりや信頼性を確保すること
ができる。
【0015】たとえば、パターン形状欠陥および異物検
査においては、形状欠陥は露光装置の露光像の品質の劣
化やエッチング前の異物がエッチングにより転写された
薄膜パターンの形状不良であり、異物は発生した製造装
置によって形状が異なり、かつ異物にマスクされエッチ
ングされて薄膜に異物のパターンが転写されているかを
見ることで前記した是正処置に必要な情報を得ることが
できる。従来は全ての検出した欠陥について顕微鏡また
はその拡大画像を作業者が観察し分類判定していた。ま
た最近の技術として欠陥検査装置で検出した欠陥の座標
をSEM(走査電子顕微鏡)に伝達することでSEMに
より数万倍の拡大像で欠陥の観察している。
【0016】この場合、一欠陥ごとに位置出しし、フォ
ーカスなどを調整して観察するためため多大な時間がか
かり、工程内で行うことは困難であった。また欠陥検査
装置とSEMのように異種の装置で観察する場合、欠陥
ごとにデータを対応づけることが、例えば工程内で多数
の製品検査を行う場合には困難であった。
【0017】また、たとえば、前記した位相シフトレチ
クルの品質は、シフタの位相変化量、遮光部の寸法、お
よび、たとえばリム型と呼ばれる遮光部の周辺にシフタ
を配したパターンにおいてはシフタの寸法あるいはシフ
タと遮光部の位置ずれを品質管理する必要がある。これ
らの品質が総合されて露光装置における投影像の品質が
影響を受けるからである。また製造設備を適切に是正す
るには、たとえばシフタの屈折率、膜厚、吸収係数を測
定する必要がある。
【0018】この場合、従来技術では各品質ごとに検査
装置が必要で、同一サンプルについての総合的品質管理
が困難だった。また、たとえば搬送やアライメントなど
各検査装置に共通のオーバーヘッドでスループットが低
下する。検査コストが増大するのは言うまでもない。
【0019】本発明の目的は、欠陥検査工程において容
易かつ迅速に形状欠陥と異物の分類を行うことが可能な
検査技術を提供することにある。
【0020】本発明の他の目的は、同一の装置により位
相シフトレチクル等の原版の寸法、合わせ、および膜
厚、屈折率、吸収係数という位相シフトレチクル等の露
光装置で使用時の投影像の品質を推定できるパラメータ
を測定できるとともに、位相シフト投影像の品質に関連
するフーリエ変換像の検査も可能とする検査技術を提供
することにある。
【0021】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0022】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0023】すなわち、第1の本発明は、半導体集積回
路装置の製造工程におけるウェハまたはレチクルの品質
管理に用いる検査技術において、前記ウェハまたはレチ
クルの物体を検出する顕微鏡光学系を光路分岐し、一つ
の光路にはウェハまたはレチクルの物体面と共役な像面
に画像検出器を設け、一つの光路には対物レンズの瞳面
と共役な面に同様に画像検出器を設けた構成とし、各々
の画像処理を行って、像面画像からは基板または原版上
の物体像の形状に関する情報を得、瞳面画像からは回
折、反射、または散乱される光の例えば回折角による強
度分布についての情報を得ることにより、例えば同一の
ウェハまたはレチクルについて、あるいは同一のウェハ
またはレチクル上の物体について複数の情報を総合し
て、前記半導体集積回路装置の製造工程の品質を管理す
るものである。
【0024】また、第2の本発明は、半導体集積回路装
置の製造工程におけるウェハの品質管理に用いる検査技
術において、ウェハ上のパターン欠陥および異物を検査
し、かつそれらの分類を可能とするため前記像面画像を
ウェハを移動させて取り込み、基板上の繰り返しパター
ンの画像どうしで比較し不一致部を検出する像面検出系
と、同様にして繰り返しパターンの瞳画像どうし比較し
欠陥および異物の回折光を検出する瞳面検出系から構成
され、瞳面検出系で抽出された回折光分布を分布形状に
より基板上の凹凸に関連する分類を行って、前記像面検
出系で検出系で検出した欠陥についてパターン形状欠陥
または異物を分類する機能を有することにより、前記半
導体集積回路装置の製造工程の品質を管理するものであ
る。
【0025】また、第3の本発明は、半導体集積回路装
置の製造工程におけるレチクルの品質管理に用いる検査
技術において、レチクルを検査するため、レチクル上パ
ターンの前記像面画像を取り込み、パターンの形状、寸
法および複数の薄膜パターンの位置合わせ精度を測定す
る像面検出系と、特定のパターンの瞳画像を取り込み回
折光分布を検出し、回折光分布より薄膜の膜厚に関連す
るパラメータを測定する瞳面検出系から構成され、両検
出系で検出される各パラメータの品質あるいは各パラメ
ータを総合して推定される該レチクルの投影像の品質を
検査する機能を有する構成としたものである。
【0026】
【作用】図1は第1の本発明の検査技術の作用の概略を
説明するものである。光源101から集光レンズ10
3、対物レンズ104を介し検査対象102を照明し、
検査対象102で反射した光は対物レンズ104を通
り、ハーフミラー105で分岐され一方の光はリレーレ
ンズ106を介し検査対象102の表面と共役面の像面
におかれた画像検出器107に導かれる。また一方の光
はリレーレンズ108を介し対物レンズ104の後側焦
点面である瞳面との共役面に置かれた画像検出器109
に導かれる。そして、像面におかれた画像検出器107
で検出される画像を画像処理部112により画像処理
し、検査対象の2次元形状について、あるいは、位置に
ついての情報を得ることができる。一方このような明視
野顕微鏡光学系による拡大像を検出する場合、たとえば
ウェハのような段差構造をもつ物体にたいしては焦点深
度内で主にウエハ上パターンの反射強度分布についてし
か有効な情報を得ることができず、検査対象面の段差方
向、あるいは光の位相に関連する有効な検査はできな
い。これに対し、瞳面と共役面におかれた画像検出器1
09により検出された画像は画像処理部113により画
像処理される。この瞳面の画像は段差により発生する散
乱、回折の強度分布であり、前記した検査対象面の段差
方向、あるいは光の位相に関連する情報を含んでいる。
この画像はフーリエ変換面とよばれウェハ上パターンが
周期性の繰り返しパターンの場合、対応する周波数の位
置に特徴のある干渉パターンが現れる。逆にこの画像で
はウェハ上のパターンの形状及び位置についての検査は
できない。
【0027】画像処理部112および画像処理部113
から出力された情報は欠陥分類部114に入力される。
【0028】このように本発明による検査技術によれ
ば、同一の検査対象について、平面形状及び位置につい
ての情報を含む画像を像面検出系から得て、かつ、瞳面
検出系からは検査対象の凹凸あるいは膜厚など対象物が
光の位相に与える特徴についての情報を含む画像を同時
に得ることができるので、これにより容易に欠陥分類部
114において情報を総合することができる。
【0029】また、第2の本発明によれば、第1の本発
明の作用の説明で記載した作用により、ウェハ上のパタ
ーン欠陥および異物を検査し、かつそれらの分類を可能
とする。すなわち、前記像面検出系で像面画像をウェハ
を移動させて取り込み、基板上の繰り返しパターンの画
像どうしで比較し不一致部を検出することにより、高感
度にパターンの形状不良および異物とその位置を検出で
き、同様にして瞳面検出系により繰り返しパターンの瞳
画像を取り込み、欠陥や異物の存在する瞳画像と正常な
パターンの瞳画像を比較し欠陥および異物の回折光分布
を検出し、瞳面検出系で抽出された回折光分布を分布形
状の特徴により基板上の凹凸に関連する分類を行うこと
が可能となり、前記像面検出系で検出した欠陥について
パターン形状欠陥または異物を分類し、前記半導体集積
回路装置の製造工程の品質を管理することが可能とな
る。
【0030】また、第3の本発明によれば、第1の本発
明の作用の説明で記載した作用により、位相シフトレチ
クルの品質を総合的に検査することを可能とする。すな
わち、前記像面検出系でレチクル上パターンの前記像面
画像を取り込み、パターンの形状、寸法および複数の薄
膜パターンの位置合わせ精度を測定を行い、前記瞳面検
出系で特定のパターンの瞳画像を取り込み回折光分布を
検出し、回折光分布より薄膜の膜厚に関連するパラメー
タを測定するため、両検出系で検出される各パラメータ
の品質あるいは各パラメータを総合して推定される該レ
チクルの投影像の品質を検査することが可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0032】(実施例1)図1は本発明の一実施例であ
る検査装置の構成の一例を示す概念図であり、図2は、
半導体集積回路装置の製造工程における外観欠陥の一例
を示す説明図、図3は本実施例における像面画像処理の
一手法の説明図、図4は本実施例における瞳面画像処理
の一手法の説明図、図5は本実施例における欠陥および
異物の分類を行う一手法の説明図である。本実施例で
は、一例として半導体集積回路装置の製造工程における
外観検査装置に適用した場合を示す。
【0033】まず、図1により本実施例の半導体集積回
路装置の製造工程における外観検査装置の構成を説明す
る。同図において102は検査対象としてのウェハ、1
10は光学系に対しウェハを走査するXYステージであ
る。Xeランプなどからなる光源101、集光レンズ1
03、対物レンズ104からなる照明光学系によりウェ
ハ102はテレセントリックに照明される。ウェハ10
2から反射した光は対物レンズ104の後側焦点面であ
る瞳面111に回折像を形成する。ハーフミラー105
で光路は分岐され、一方の光路はリレーレンズ108に
より、瞳面111上の回折像を画像検出器109上に結
像する。もう一方の光路は対物レンズ104によるウェ
ハ102上パターンの拡大像を画像検出器107上に投
影する。
【0034】次に、図2により、半導体集積回路装置の
製造工程において、異物によりパターン形状欠陥の発生
する様子を説明する。ウェハ上に生成した薄膜上に異物
が付着した場合、次のホトレジスト塗布工程でホトレジ
ストを塗布され露光工程でパターンが転写される。現像
工程でレジストパターンが形成される。ここでエッチン
グ工程でレジストパターンと異物がマスクとなり、下地
の薄膜がエッチされる。除去工程でレジストが除去され
パターン欠陥や異物が残ることとなる。
【0035】次に図3により、像面の画像処理により前
記パターンの形状欠陥を高感度に検出できる方法の一例
を説明する。像面の画像が結像される画像検出器107
に接続された本実施例の画像処理部112は、A/D変
換器112a、遅延回路112b、アライメント部11
2c、比較部112d、欠陥判定部112eで構成され
ている。遅延回路112b、アライメント部112cは
XYステージ110を制御するステージ制御部110a
からの情報に基づいて、ウェハ102上のパターンの配
列ピッチだけデータを遅延させ、比較部112dにおい
て比較されるようにデータの取込みのタイミングを調整
し、ウェハ102上の繰り返しパターン301および3
02をステージを走査して画像を取り込む。パターン3
01の画像は遅延回路112bで遅延されパターン30
2の画像とアライメント部112cにおいて位置合わせ
され比較部112dで比較され不一致部について欠陥判
定部112eで欠陥が検知される。
【0036】次に図4により、瞳面の画像処理により前
記パターンの形状欠陥や異物の回折および散乱光を検出
する方法の一例を説明する。画像検出器109により検
出された瞳画像401は、差画像算出部113bにおい
て、画像メモリ113aに格納された正常部の瞳画像4
02と比較される。比較された正常なパターン部分の回
折光の分布を除去した差画像403を得ることにより、
欠陥あるいは異物の散乱あるいは回折光の分布を正確に
検出することができる。この差画像403は欠陥分類部
114に送られパターン欠陥および異物の分類が行われ
る。
【0037】正常部分との差画像403をとることによ
り、高感度に検出された欠陥の回折光の分布は、たとえ
ば文献「Light Scattering for In-Line Inspection of
Etched Microstructure」(1993.5. Microlithography
World)に述べられているようにシミュレーションにも
とづき段差構造の推定に使うことができる。また、あら
かじめ登録された回折光分布とのたとえば相関係数を求
めることとでマッチング度を評価し欠陥および異物の分
類を行うこともできる。
【0038】このような詳細な評価は、たとえば、後述
の図6で説明するレビューステーション601など別置
きの検査装置で、本発明の構成を適用することで可能と
なる。ここでは、リアルタイムで検出および分類を行う
簡略化した方法を説明する。
【0039】図5はその処理内容を示すフローチャート
である。ステップ501の処理で、瞳画像の座標で領域
分けを行う。これは欠陥の段差方向の形状で分布が異な
り、たとえばエッチパターンでは中間周波数領域(B)
で分布が少なく、高周波領域(C)で強くなる傾向があ
り、一方、丸い異物では中間領域から高周波領域まで平
均的な強度が得られるなど欠陥の特徴の概要を示す特徴
パラメータを得るためである。次にステップ502にお
いて各領域で強度を積分し、前記特徴パラメータを得
る。この処理によりS/Nを向上させることができる。
つぎにステップ503でこれらの特徴パラメータの組合
せにより欠陥の分類を行う。その一例をグラフ504に
示す。この分類はたとえばルックアップテーブルなどを
使うことでハードウェアで高速に処理することも可能で
ある。
【0040】そして、欠陥分類部114では、画像処理
部112からの欠陥の有無や欠陥の位置等の情報と、画
像処理部113から得られる、欠陥の分類情報とを総合
して、当該欠陥がパターン欠陥なのか、異物欠陥なのか
を直ちに判定して記録、あるいは出力する。
【0041】このように、本実施例の検査装置によれ
ば、欠陥の有無や位置情報のみならず、当該欠陥の属性
情報をも同時に取得できるので、当該両検査を別々の装
置で実行する場合に比較して、迅速に正確な測定結果が
得られる。
【0042】なお、図1の構成に対して、図11に例示
されるように、ウェハ102の観察領域に対してレーザ
116aを照射するレーザ光学系115およびレーザ源
116を付加した構成としてもよい。この場合には、ハ
ーフミラー105aには波長選択性を持たせ、レーザ1
16aは瞳画像を検出する画像検出器109の側にのみ
入射させるようにする。これにより、画像検出器109
における瞳画像のS/N比が向上し、画像検出器109
に接続される画像処理部113における欠陥の分類処理
等をより高精度に行うことができるようになる。
【0043】また、図12に例示されるように、図1の
光学系に対して、ウェハ102とほぼ共役な位置に設け
られた所定の基準反射面120と、干渉用光学系121
を設け、XYステージ110を上下動させることによ
り、像面画像を検出する画像検出器107の側において
干渉強度を測定する構成としてもよい。これにより、像
面画像を検出する画像検出器107の側からは、ウェハ
102の上に被着形成されたホトレジストの段差寸法に
関する情報が得られ、一方、画像検出器109の側の瞳
面画像からはホトレジストの膜厚や屈折率等に関する情
報が得られ、両者を総合することにより、ウェハ102
に被着形成されたホトレジスト等の薄膜に関する多様な
検査を短時間で遂行できる。
【0044】以上説明したように、本実施例の検査方法
および装置によれば、以下の効果を得ることができる。
【0045】(1).ウェハ102等の同一サンプルに対
し、容易にパターン形状に関する情報と、凹凸あるいは
膜厚に関する情報を照合することができるので、複数の
品質の総合的な影響を考慮して、品質管理することがで
きるので、半導体集積回路装置の製造歩留まりの向上が
可能となる。
【0046】(2).前記(1)において、複数の品質データ
をとるため複数の検査装置による必要がなくなるので、
検査装置コストの低減、スループットの向上が可能とな
る。
【0047】(3).前記(1) により、従来人手で行ってい
た欠陥と異物の分類を自動化できるので、検査員を低減
し、かつ検査コストの低減が可能となる。
【0048】(4).前記(1) により、試作段階での製造プ
ロセスの精密調整を効率的に行うことができるので、新
製品の立ち上げ期間の短縮が可能となる。
【0049】(実施例2)図6は、本発明の他の実施例
である検査方法および装置の構成の一例を示す概念図で
ある。
【0050】この実施例2の場合には、図1に例示され
るような構成の外観検査装置600と、当該外観検査装
置600とは別置きで、検出した欠陥について観察を行
うレビューステーション601および画像データベース
602とをデータ通信線603を介して接続したもので
ある。
【0051】そして、外観検査装置600からデータ通
信線603を介し、ウェハ102上の欠陥または異物に
関する、たとえば座標、面積、長さなどのデータを受取
り、そのデータにもとづき欠陥の位置だしを行う。この
場合、像面検出系は、前記実施例1の外観検査装置のよ
うにウェハ102を走査し欠陥を発見するのでなく、よ
り高倍で欠陥の平面形状の特徴を抽出する処理を行う。
前記した外観検査より受け取った欠陥の大きさに関する
データにより、視野絞りの大きさ、あるいは倍率が、視
野絞り調節機構、および対物レンズ切り替え機構により
適切に選ばれる。そして、前述の図4および図5と同様
に欠陥の分類を行なった後、像面画像は画像データベー
ス602にファイルされる。
【0052】(実施例3)図7は本発明のさらに他の実
施例である検査方法が実施される検査装置の構成の一例
を示す概念図であり、図8はその瞳画像の一例を示す説
明図である。本実施例では、検査対象物の一例として、
位相シフトレチクルを取り上げる。
【0053】図7では、透過型の顕微鏡で像面検出系と
瞳面検出系により検査を行う一例を説明する。水銀ラン
プ等の光源701より波長選択されたi線の光はコンデ
ンサレンズ702により位相シフトレチクル703を照
明する。透明なガラス基板からなる位相シフトレチクル
703上には遮光膜としてのCrパターン704とシフ
タパターン705が図のように形成されている。位相シ
フトレチクル703で回折した光は対物レンズ706を
通過後、ハーフミラー707で分岐され、一方はリレー
レンズ708を介しレチクル面と共役の像面にパターン
像を結像し、画像検出器709で検出される。もう一方
の光はリレーレンズ710、リレーレンズ711を介
し、対物レンズ706の瞳713と共役面に置かれた画
像検出器712上に回折像を結像する。
【0054】像面検出像は画像処理部715において画
像処理され位相シフトレチクル703のパターン形状お
よび寸法の検査にもちいる。一方、画像検出器712で
検出される瞳画像は、画像処理部714において処理さ
れる。瞳713上の回折像はシフタパターン705の位
相変換量に応じて変化するため位相の変化量を検出する
ことができる。図8の実線部801に位相変化量が18
0度の場合、点線部802は位相差が0度の場合の回折
像である。位相が180度から誤差をもつと点線部の0
次光がもれてきて回折像に変化が生じる。この0次光の
レベル変化を検出することにより位相変化量の検査を行
う。
【0055】そして、画像処理部714および画像処理
部715から上述のような情報は、総合処理部716に
入力され、この総合処理部716では、位相シフトレチ
クル703のパターン形状および寸法の検査と、シフタ
パターン705の位相変化量とを同時に把握して、位相
シフトレチクル703の総合的な評価を行う。
【0056】なお、シフタパターン705による位相変
化量の測定に際しては、意図的に、画像処理部715に
おいて検出される像面検出像がデフォーカス状態となる
ように、対物レンズ706を制御して行ってもよい。こ
れにより、像面検出像が正焦点位置の場合よりも、瞳画
像による画像処理部714におけるシフタパターン70
5による位相変化量の検出感度が高くなり、当該位相変
化量をより高精度に測定できる。
【0057】なお、図13に例示されるように、図7の
構成に対して、光源701からの光を分岐させるハーフ
ミラー721、位相可変光学素子722、ミラー72
3、ミラー724、ハーフミラー725、等の要素を付
加した構成とし、画像検出器709および画像検出器7
12の各々において、瞳面の干渉画像、および像面の干
渉画像をそれぞれ検出する構成としてもよい。位相可変
光学素子722は、たとえば、通過光路における気体の
屈折率を変化させることにより、位相シフトレチクル7
03を透過する光の位相を随意に制御する。
【0058】この場合には、画像検出器709の側の瞳
上パターンと位相変化により、シフタパターン705に
よる位相シフト光学像の品質を調べる。
【0059】また、画像検出器712の側のパターン画
像により、シフタパターン705のCrパターン704
に対する位置合わせ精度を測定する。
【0060】(実施例4)図9は本発明のさらに他の実
施例である検査装置の構成の一例を示す概念図であり、
図10は、その瞳画像による膜厚測定の方法を示す概念
図である。
【0061】本実施例では、反射型の位相シフトレチク
ルのパターンの品質検査装置を示す。すなわち、図9に
おいて、水銀ランプ901より波長選択されたi線の光
は集光レンズ902、ハーフミラー903a、リレーレ
ンズ903、対物レンズ904により位相シフトレチク
ル905を照明する。位相シフトレチクル905上には
Crパターン906とシフタ膜907が図のように形成
されている。位相シフトレチクル905で反射した光は
対物レンズ904を通過後、ハーフミラー909で分岐
され、一方はリレーレンズ903およびハーフミラー9
03aを介しレチクル面と共役の像面にパターン像を結
像し、画像検出器913で検出される。もう一方の光は
リレーレンズ910、リレーレンズ911を介し、対物
レンズ904の瞳908と共役面に置かれた画像検出器
912上に瞳像を結像する。
【0062】画像検出器913で検出される像面検出像
は画像処理部915において画像処理されレチクルのパ
ターン形状および寸法の検査に用いる。一方、位相シフ
トレチクル905のパターンの無い部分に照明光を照射
することにより、画像検出器912上の瞳像はシフタ膜
907の膜厚、屈折率、吸収率に応じて変化するため、
画像処理部914において位相の変化量を検出すること
ができる。
【0063】総合処理部916では、画像処理部914
および画像処理部915の情報を総合して、位相シフト
レチクル905の良否を評価する。
【0064】図10は、画像処理部914の構成および
測定原理を例示した概念図である。画像処理部914
は、測定光波長:λ、入射角:θ、シフタパターン膜
厚:d、屈折率:n、吸収係数:k、等のパラメータか
ら入射角度に対する反射率の理論値を計算する理論計算
部914aと、画像検出器912上の瞳像において測定
された入射角毎の反射率とを照合する比較部914b
と、両者の波形の一致度に基づいてd,n,kの値を選
択する選択論理914cを備えている。そして、前記膜
厚、屈折率、吸収率をパラメータとし理論値と実測値を
比較し前記パラメータの推定を行う。
【0065】なお、位相シフトレチクル905上の検査
パターンとしては、図9に例示した形状のものに限ら
ず、たとえば図14に例示される形状のものでもよい。
【0066】すなわち、図14の検査パターンは、位相
シフトレチクル905を構成するガラス基板等の上に、
島状のCrパターン906aと、このCrパターン90
6aを所定の間隙をおいて取り囲む線状パターン906
bと、Crパターン906aの上に被着形成されたシフ
タ膜907aとで構成されている。線状パターン906
bの幅寸法は、当該位相シフトレチクル905によって
転写形成される回路パターンのデザインルールと同じ値
とする。
【0067】これにより、遮光パターンを形成するCr
パターンの寸法測定と、シフタパターンの物性の測定、
および906bのパターンと907aのパターンの相対
位置、すなわち、合せ精度の測定とを同一の検査パター
ンで同時に行うことができる。
【0068】このように、本実施例の検査装置によれ
ば、位相シフトレチクル905におけるCrパターン9
06の形状および寸法の検査と、シフタ膜907の物性
の測定とを同時に行うことができ、検査工程における能
率を大きく向上させることができる。
【0069】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0070】たとえば、本実施例の半導体集積回路装置
の製造工程において、特に外観検査におけるパターン欠
陥と異物の分類および位相シフトレチクルの品質管理に
適用した場合について説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、半導体集積回路装置の各製
造工程において、回路パターンの寸法、位置合わせおよ
び膜厚検査に適用し、露光装置の品質の制御を行うな
ど、プロセスのパターン形状に関する複数の品質の総合
的な適正化が要求される他の工程についても広く適用可
能である。
【0071】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0072】本発明の検査方法によれば、欠陥検査工程
において容易かつ迅速に形状欠陥と異物の分類を行うこ
とができる、という効果が得られる。
【0073】また、本発明の検査装置によれば、同一の
装置により位相シフトレチクル等の原版の寸法、合わ
せ、および膜厚、屈折率、吸収係数という位相シフトレ
チクル等の原版の露光装置で使用時の投影像の品質を推
定できるパラメータを測定できるとともに、位相シフト
投影像の品質に関連するフーリエ変換像の検査も行うこ
とができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1である検査装置の構成の一例
を示す概念図である。
【図2】半導体集積回路装置の製造工程における外観欠
陥の一例を示す説明図である。
【図3】本発明の実施例1である検査装置における像面
画像処理の一手法の説明図である。
【図4】本発明の実施例1である検査装置における瞳面
画像処理の一手法の説明図である。
【図5】本発明の実施例1である検査装置における瞳面
画像処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施例2である検査方法および装置の
構成の一例を示す概念図である。
【図7】本発明の実施例3である検査装置の構成の一例
を示す概念図である。
【図8】本発明の実施例3である検査装置の瞳画像の一
例を示す説明図である。
【図9】本発明の実施例4である検査装置の構成の一例
を示す概念図である。
【図10】本発明の実施例4である検査装置の画像処理
部の構成および測定原理を例示した概念図である。
【図11】本発明の実施例1の変形例を示す概念図であ
る。
【図12】本発明の実施例1の変形例を示す概念図であ
る。
【図13】本発明の実施例3の変形例を示す概念図であ
る。
【図14】本発明の実施例4である検査装置において使
用される検査パターンの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
101 光源 102 検査対象(ウェハ) 103 集光レンズ 104 対物レンズ 105 ハーフミラー 105a ハーフミラー(波長選択手段) 106 リレーレンズ 107 画像検出器(第1の画像検出器) 108 リレーレンズ 109 画像検出器(第2の画像検出器) 110 XYステージ 110a ステージ制御部 111 瞳面 112 画像処理部(第1の画像処理手段) 112a A/D変換器 112b 遅延回路 112c アライメント部 112d 比較部 112e 欠陥判定部 113 画像処理部(第2の画像処理手段) 113a 画像メモリ 113b 差画像算出部 114 欠陥分類部(判定論理:分類論理) 115 レーザ光学系 116 レーザ源 116a レーザ 120 基準反射面 121 干渉用光学系 600 外観検査装置 601 レビューステーション 602 画像データベース 603 データ通信線 701 光源 702 コンデンサレンズ 703 位相シフトレチクル(原版) 704 Crパターン 705 シフタパターン 706 対物レンズ 707 ハーフミラー 708 リレーレンズ 709 画像検出器(第1の画像検出器) 710 リレーレンズ 711 リレーレンズ 712 画像検出器(第2の画像検出器) 713 瞳 714 画像処理部(第2の画像処理手段) 715 画像処理部(第1の画像処理手段) 716 総合処理部(判定論理) 721 ハーフミラー 722 位相可変光学素子 723 ミラー 724 ミラー 725 ハーフミラー 901 水銀ランプ 902 集光レンズ 903 リレーレンズ 903a ハーフミラー 904 対物レンズ 905 位相シフトレチクル 906 Crパターン 906a Crパターン 906b 線状パターン 907 シフタ膜 907a シフタ膜 908 瞳 909 ハーフミラー 910 リレーレンズ 911 リレーレンズ 912 画像検出器(第2の画像検出器) 913 画像検出器(第1の画像検出器) 914 画像処理部(第2の画像処理手段) 914a 理論計算部 914b 比較部 914c 選択論理 915 画像処理部(第1の画像処理手段) 916 総合処理部(判定論理)
フロントページの続き (72)発明者 国吉 伸治 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 渡辺 健二 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 前島 央 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路装置の製造工程における
    半導体基板の検査方法であって、前記基板上の物体を検
    出する顕微鏡光学系の光路を第1および第2の光路に分
    岐させ、前記第1の光路上の前記基板の物体面と共役な
    第1の面から得られる像面画像からは前記基板上の前記
    物体の形状に関する第1の情報を取得し、前記第2の光
    路上の前記顕微鏡光学系の対物レンズの瞳面と共役な第
    2の面から得られる瞳面画像からは、前記物体によって
    回折、反射、または散乱される光の強度分布についての
    第2の情報を取得し、同一の前記基板について、あるい
    は同一の前記基板上の前記物体について前記第1および
    第2の情報を総合して、前記基板の品質を管理すること
    を特徴とする検査方法。
  2. 【請求項2】 前記基板を移動させながら前記第1およ
    び第2の情報を取り込み、前記基板上の繰り返しパター
    ンから得られる前記第1の情報同士を比較して不一致部
    を検出することによって異常部位を特定する操作と、前
    記繰り返しパターンから得られる前記第2の情報同士を
    比較して前記異常部位の回折光を検出する操作とを並行
    して行い、前記瞳面画像から抽出された前記回折光の強
    度分布により前記基板上の凹凸に関連する分類を行っ
    て、前記像面画像から検出した前記異常部位をパターン
    形状欠陥または異物に分類することを特徴とする請求項
    1記載の検査方法。
  3. 【請求項3】 前記回折光の強度分布を前記瞳面画像の
    座標系における空間周波数の分布として測定し、高空間
    周波数域の割合が大きい場合は前記異常部位を前記パタ
    ーン形状欠陥と判定し、中間空間周波数域の割合が大き
    い場合には前記異常部位を前記異物と判定することを特
    徴とする請求項2記載の検査方法。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の情報は、それぞれ
    前記像面画像および前記瞳面画像における干渉強度分布
    であり、前記像面画像における干渉強度分布からは前記
    基板上の段差を測定し、前記瞳面画像における干渉強度
    分布からは前記基板上に形成された薄膜の膜厚や屈折率
    を測定することを特徴とする請求項1または2記載の検
    査方法。
  5. 【請求項5】 前記基板上における前記顕微鏡光学系の
    観察部位にレーザを照射し、このレーザの前記基板から
    の反射光を前記瞳面画像を構成する前記第2の光路側に
    選択的に導くことを特徴とする請求項1,2,3または
    4記載の検査方法。
  6. 【請求項6】 半導体集積回路装置の製造工程において
    半導体基板に対するパターンの露光処理に用いられる原
    版の検査方法であって、前記原版上の物体を検出する顕
    微鏡光学系の光路を第1および第2の光路に分岐させ、
    前記第1の光路上の前記原版の物体面と共役な第1の面
    から得られる像面画像からは前記原版上の前記物体の形
    状に関する第1の情報を取得し、前記第2の光路上の前
    記顕微鏡光学系の対物レンズの瞳面と共役な第2の面か
    ら得られる瞳面画像からは、前記物体によって回折、反
    射、または散乱される光の強度分布についての第2の情
    報を取得し、同一の前記原版について、あるいは同一の
    前記原版上の前記物体について前記第1および第2の情
    報を総合して、前記原版の品質を管理することを特徴と
    する検査方法。
  7. 【請求項7】 前記顕微鏡光学系の光源には、前記原版
    の前記露光処理における露光光と同一の波長の光を発生
    する光源を用い、前記原版は、透明基板と、この透明基
    板上に所望の形状に形成された遮光パターンと、前記透
    明基板および前記遮光パターンの少なくとも一方の上に
    形成された透明な位相シフトパターンとからなり、前記
    像面画像から得られる前記第1の情報に基づいて、前記
    遮光パターンの形状および寸法と、前記位相シフトパタ
    ーンの前記遮光パターンに対する位置合わせ精度を測定
    し、前記瞳面画像から得られる前記第2の情報に基づい
    て、前記位相シフトパターンの膜厚および屈折率および
    前記露光光に対する吸収係数を測定することを特徴とす
    る請求項6記載の検査方法。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2の情報が、前記像面
    画像および前記瞳面画像における干渉強度分布であり、
    前記像面画像における干渉強度分布によって前記遮光パ
    ターンまたは前記位相シフトパターンの段差高さを測定
    し、前記瞳面画像における干渉強度分布によって前記位
    相シフトパターンにおける膜厚および屈折率の測定を行
    うことを特徴とする請求項6記載の検査方法。
  9. 【請求項9】 同一の光源から発生され、前記原版を透
    過した透過光および前記原版を迂回した非透過光の干渉
    像を、前記像面画像および前記瞳面画像から検出し、前
    記像面画像により前記位相シフトパターンの前記遮光パ
    ターンに対する位置合わせ精度および寸法の測定を行
    い、前記瞳面画像において検出される位相変化量により
    前記位相シフトパターンによって得られる光学像の品質
    を測定することを特徴とする請求項6記載の検査方法。
  10. 【請求項10】 前記原版における前記顕微鏡光学系に
    よる観察部位にレーザを照射し、このレーザの前記原版
    からの反射光を前記瞳面画像を構成する前記第2の光路
    側に選択的に導くことを特徴とする請求項6,7,8ま
    たは9記載の検査方法。
  11. 【請求項11】 前記顕微鏡光学系は前記原版からの透
    過光を捕捉し、前記第1の光路側の像面画像をデフォー
    カス状態にして、前記第2の光路側の瞳面画像としての
    回折像を観察することにより、前記原版に設けられた前
    記位相シフトパターンにおける位相変化量を測定するこ
    とを特徴とする請求項6記載の検査方法。
  12. 【請求項12】 半導体集積回路装置の製造工程におけ
    る半導体基板の検査装置であって、前記基板が載置され
    るステージと、前記基板上の物体を検出する顕微鏡光学
    系の光路を第1および第2の光路に分岐させる光路分岐
    手段と、前記第1の光路上の前記基板の物体面と共役な
    第1の面に配置され、像面画像を検出する第1の画像検
    出器と、前記第2の光路上の前記顕微鏡光学系の対物レ
    ンズの瞳面と共役な第2の面に配置され、瞳面画像を検
    出する第2の画像検出器と、前記第1の画像検出器に接
    続され、前記像面画像から前記基板上の前記物体の形状
    に関する第1の情報を取得する第1の画像処理手段と、
    前記第2の画像検出器に接続され、前記瞳面画像から、
    前記物体によって回折、反射、または散乱される光の強
    度分布についての第2の情報を取得する第2の画像処理
    手段と、同一の前記基板について、あるいは同一の前記
    基板上の前記物体について前記第1および第2の情報を
    総合して、前記基板の品質を判定する判定論理とを備え
    たことを特徴とする検査装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の画像処理手段は、前記第1
    の画像検出器で得られる前記像面画像をディジタル化す
    るアナログ・ディジタル変換部と、ディジタル化された
    前記像面画像を前記ステージの移動情報に応じて遅延さ
    せる遅延部と、前記アナログ・ディジタル変換部から到
    来する第1のデータと前記遅延部から到来する第2のデ
    ータを前記ステージの移動情報に応じて位置合わせする
    アライメント部と、前記第1および第2のデータを比較
    する比較部と、この比較部における比較結果に基づいて
    前記基板における異常部位の有無を判定する欠陥判定部
    とからなり、前記第2の画像処理手段は、前記第2の画
    像検出器で得られる前記基板の正常部位の前記瞳面画像
    を記憶する画像メモリと、この画像メモリに記憶された
    前記正常部位の前記瞳面画像と前記異常部位の前記瞳面
    画像との差分をとる差画像抽出部と、前記差分に基づい
    て前記異常部位を分類する分類論理とからなることを特
    徴とする請求項12記載の検査装置。
  14. 【請求項14】 前記顕微鏡光学系によって補足される
    前記基板からの観察光と所望の基準面からの反射光とを
    干渉させる干渉光学系と、前記基板が載置される前記ス
    テージを上下動させる駆動機構とを備え、前記第1の画
    像処理手段では前記第1の画像検出器から得られる像面
    干渉画像に基づいて前記基板表面の段差に関する前記第
    1の情報を取得し、第2の画像処理手段では前記第2の
    画像検出器から得られる瞳面干渉画像に基づいて前記基
    板上の薄膜の物性に関する前記第2の情報を取得するこ
    とを特徴とする請求項12記載の検査装置。
  15. 【請求項15】 前記基板上における前記顕微鏡光学系
    の観察部位にレーザを照射するレーザ光源と、前記レー
    ザの前記基板からの反射光を前記瞳面画像を構成する前
    記第2の光路側に選択的に導く波長選択手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項12または13記載の検査装
    置。
  16. 【請求項16】 半導体集積回路装置の製造工程におい
    て半導体基板に対するパターンの露光処理に用いられる
    原版の検査装置であって、前記原版が載置されるステー
    ジと、前記原版上の物体を検出する顕微鏡光学系の光路
    を第1および第2の光路に分岐させる光路分岐手段と、
    前記第1の光路上の前記原版の物体面と共役な第1の面
    に配置され、像面画像を検出する第1の画像検出器と、
    前記第2の光路上の前記顕微鏡光学系の対物レンズの瞳
    面と共役な第2の面に配置され、瞳面画像を検出する第
    2の画像検出器と、前記第1の画像検出器に接続され、
    前記像面画像から前記原版上の前記物体の形状に関する
    第1の情報を取得する第1の画像処理手段と、前記第2
    の画像検出器に接続され、前記瞳面画像から、前記物体
    によって回折、反射、または散乱される光の強度分布に
    ついての第2の情報を取得する第2の画像処理手段と、
    同一の前記原版について、あるいは同一の前記原版上の
    前記物体について前記第1および第2の情報を総合し
    て、前記原版の品質を判定する判定論理とを備えたこと
    を特徴とする検査装置。
  17. 【請求項17】 前記顕微鏡光学系の光源には、前記原
    版の前記露光処理における露光光と同一の波長の光を発
    生する露光光源を用いられ、前記原版は、透明基板と、
    この透明基板上に所望の形状に形成された遮光パターン
    と、前記透明基板および前記遮光パターンの少なくとも
    一方の上に形成された透明な位相シフトパターンとから
    なり、前記像面画像から得られる前記第1の情報に基づ
    いて、前記遮光パターンの形状および寸法と、前記位相
    シフトパターンの前記遮光パターンに対する位置合わせ
    精度を測定し、前記瞳面画像から得られる前記第2の情
    報に基づいて、前記位相シフトパターンの膜厚および屈
    折率および前記露光光に対する吸収係数を測定すること
    を特徴とする請求項16記載の検査装置。
  18. 【請求項18】 前記第1および第2の情報が、前記像
    面画像および前記瞳面画像における干渉強度分布であ
    り、前記第1の画像処理手段は、前記像面画像における
    干渉強度分布によって前記遮光パターンまたは前記位相
    シフトパターンの段差高さを測定し、前記第2の画像処
    理手段は、前記瞳面画像における干渉強度分布によって
    前記位相シフトパターンにおける膜厚および屈折率の測
    定を行うことを特徴とする請求項16記載の検査装置。
  19. 【請求項19】 前記顕微鏡光学系とともに当該顕微鏡
    光学系において得られる前記原版からの検出光を干渉さ
    せる干渉光学系を備え、前記第1の画像処理手段は前記
    像面画像により前記位相シフトパターンの前記遮光パタ
    ーンに対する位置合わせ精度および寸法の測定を行い、
    前記第2の画像処理手段は前記瞳面画像において検出さ
    れる位相変化量により前記位相シフトパターンによって
    得られる光学像の品質を測定することを特徴とする請求
    項16記載の検査装置。
  20. 【請求項20】 前記原版における前記顕微鏡光学系に
    よる観察部位にレーザを照射するレーザ光源と、前記レ
    ーザの前記基板からの反射光を前記瞳面画像を構成する
    前記第2の光路側に選択的に導く波長選択手段とを備え
    たことを特徴とする請求項16,17,18または19
    記載の検査装置。
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