JPH07333062A - 分光器の波長走査機構及びその波長走査方法 - Google Patents

分光器の波長走査機構及びその波長走査方法

Info

Publication number
JPH07333062A
JPH07333062A JP6145344A JP14534494A JPH07333062A JP H07333062 A JPH07333062 A JP H07333062A JP 6145344 A JP6145344 A JP 6145344A JP 14534494 A JP14534494 A JP 14534494A JP H07333062 A JPH07333062 A JP H07333062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
diffraction grating
diffracted light
pulse motor
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6145344A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsu Inoue
克 井上
Juichiro Ukon
寿一郎 右近
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Ltd filed Critical Horiba Ltd
Priority to JP6145344A priority Critical patent/JPH07333062A/ja
Priority to US08/457,267 priority patent/US5710627A/en
Priority to KR1019950014700A priority patent/KR0184297B1/ko
Publication of JPH07333062A publication Critical patent/JPH07333062A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/02Details
    • G01J3/06Scanning arrangements arrangements for order-selection
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/12Generating the spectrum; Monochromators
    • G01J3/18Generating the spectrum; Monochromators using diffraction elements, e.g. grating

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定波長範囲内での反復走査性にすぐれた安
価な分光器の波長走査機構及びその波長走査方法を提供
する。 【構成】 回折格子Gに基部を固定された接触バー14
の揺動端14aにパルスモータ18で駆動される偏心円
板カム16を摺接させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に多変量分析に適し
た分光器の波長走査機構及びその波長走査方法に係り、
詳しくは一定波長範囲を反復走査することのできる波長
走査機構及びその波長走査方法に関し、例えば、薬液濃
度モニタ専用分光器等の分野で利用される。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるツェルニ・ターナー型の
分光器(分散型分光器)には、波長がリニヤな特性を有
するサインバー方式、もしくは波長または波数がリニヤ
であるカム方式が採用されている。
【0003】前者は、例えば図8に示され、揺動自在に
支持された回折格子Gに固定した接触バー14を、パル
スモータ18によって回転されるねじ軸Sに螺合させた
ナットNで揺動させ、その回折格子Gの回動角を変化さ
せるようにしたものであり、その回折格子Gの回動角の
正弦値が波長と比例することから上述のように呼称され
ている。
【0004】また、後者は、例えば図9に示され、回動
自在に支持された回折格子Gに固定した接触バー14の
揺動端をパルスモータ18によって回転されるカムCに
接触させたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の前者の
場合、精度の高い送りねじ機構を必要とし、高価であ
り、また、エンドレスにくり返し使用することができな
いため、例えば一定波長範囲を反復走査する多変量分析
には必ずしも適さないものであった。
【0006】また、後者はエンドレスに使用することが
でき、反復走査性に優れているが、カムCの精度が直接
分光精度に反映されるため、複雑な曲線形状のカム面を
有するカムCの製作がむつかしく、多大の手間と時間を
要し、コスト高になっていた。
【0007】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
一定波長範囲内での反復走査性にすぐれた安価な分光器
の波長走査機構及びその波長走査方法を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。すな
わち、請求項1に記載の発明では、光源と、その光源か
らの光を入射させるための入射スリットと、その入射ス
リットを通過した光を回折させるための回動自在な回折
格子と、回折光を出射させるための回折光出射スリット
と、その回折光出射スリットを通過した回折光を検出す
るための回折光検出器と、前記回折格子に基部を固定さ
れた接触バーの揺動端に摺接する偏心円板カムと、その
偏心円板カムを回転させるためのパルスモータとよりな
ることを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明では、光源と、その
光源からの光を入射させるための入射スリットと、その
入射スリットを通過した光を反射させるための第1凹球
面鏡と、その第1凹球面鏡で反射された光を回折させる
ための回動自在な回折格子と、その回折格子で鏡面反射
された光が前記第1凹球面鏡で反射・集光された後にそ
の光を出射させるための0次光出射スリットと、その0
次光出射スリットから出射された0次光を検出するため
の0次光検出器と、前記回折格子で回折された回折光を
反射させるための第2凹球面鏡と、その第2凹球面鏡で
反射・集光された回折光を出射させるための回折光出射
スリットと、その回折光出射スリットを通過した回折光
を検出するための回折光検出器と、前記回折格子に基部
を固定された接触バーと、その接触バーの揺動端に摺接
する偏心円板カムと、その偏心円板カムを回転させるた
めのパルスモータと、そのパルスモータを波長走査のた
めに必要な制御プログラムに従って制御駆動させるため
のコントローラとを具備してなることを特徴としてい
る。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の分光器の波長走査機構における前記
偏心円板カムが、前記パルスモータによって回転される
回転体の回転軸から偏心した位置にカムフォロワーを取
り付けてなり、そのカムフォロワーを、前記回折格子に
基部を固定された接触バーの揺動端に摺接させてなるこ
とを特徴としている。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の分光器の波長走査機構における前記
偏心円板カムが、前記パルスモータによって回転される
回転体の回転軸から異なる距離だけ偏心した位置にそれ
ぞれカムフォロワーを取り付けてなり、その各カムフォ
ロワーを、前記回折格子に基部を固定された接触バーの
揺動端に、それぞれ順次摺接させてなることを特徴とし
ている。
【0012】請求項5に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の分光器の波長走査機構における回折
格子に対する取付角度の異なる複数の接触バーの基部が
固定される一方、前記回転体の回転軸から偏心した位置
には、設定位置が可変なカムフォロワーが軸支され、そ
のカムフォロワーを、いずれかの前記接触バーの揺動端
に選択的に摺接させてなることを特徴としている。
【0013】請求項6に記載の発明では、請求項2、請
求項3、請求項4または請求項5のいずれかに記載の分
光器の波長走査機構における前記光源を点灯させ、前記
0次光検出器によって0次光を検出した時点と、その0
次光が検出されなくなった時点とにおける前記パルスモ
ータのカウント数の中心値を求めて前記回折格子の初期
位置を設定・確認した後、そのパルスモータのカウント
数が予め設定したスペクトル測定開始波長と対応する指
定値になるまでそのパルスモータを歩進させた後、前記
回折光検出器によって回折光の検出をおこない、その検
出信号をAD変換した後、前記コントローラ内の演算手
段に取り込んで分光強度を演算し、次いで、次回の指定
値を設定し、予定のデータ取込数が終了するまで、予め
設定した指定値に対する波長の回折光を、順次、くり返
し走査し、検出・演算することを特徴としている。
【0014】
【作用】本発明の分光器の波長走査機構は、基本的に
は、例えば図1、図2、図3に示すように、光源1を点
灯させ、0次光検出器7によって0次光を検出した時点
と、その0次光が検出されなくなった時点とにおけるパ
ルスモータ18のカウント数の中心値を求めて回折格子
Gの初期位置を設定・確認した後、そのパルスモータ1
8のカウント数が予め設定したスペクトル測定開始波長
と対応する指定値になるまでそのパルスモータ18を歩
進させた後、回折光検出器12によって回折光の検出を
おこない、その検出信号をAD変換した後、コントロー
ラ22内の演算手段(CPU)23に取り込んで分光強
度を演算し、次いで、次回の指定値を設定し、予定のデ
ータ取込数が終了するまで、予め設定した指定値に対す
る波長の回折光を、順次、くり返し走査し、検出・演算
することができる。
【0015】請求項1および請求項2に記載の発明では
(図5参照)、回折格子Gに基部を固定された接触バー
14の揺動端に、パルスモータ18によって回転される
偏心円板カム16を摺接させていることによって、パル
スモータ18を同一方向に回転させることで(逆回転さ
せることなく)、一定範囲内の波長をくり返し連続的に
走査することができる。
【0016】請求項3に記載の発明では(図1参照)、
パルスモータ18によって回転される回転体19に取り
付けたカムフォロワー20を接触バー14の揺動端に摺
接させていることによって、接触バー14の偏摩耗を防
止できる。
【0017】請求項4に記載の発明では(図6参照)、
回転体19の回転軸から偏心した異なる位置にそれぞれ
カムフォロワー20A,20Bを取り付けたことによ
り、その回転体19の1回転で狭い範囲を細かく走査す
ることと、広い範囲を粗く走査することの2段走査が可
能となる。
【0018】請求項5に記載の発明では〔図7(A),
(B)参照〕、回折格子Gに取り付けた取付角度の異な
る複数の接触バー14A,14Bに、設定位置が可変な
カムフォロワー20を選択的に摺接させることにより、
その接触バー14の異なる取付角度に対応する2つの波
長領域の走査が可能となる。
【0019】
【実施例】以下に本発明の分光器の波長走査機構の実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は波長走査機
構の構成を示し、符号1は光源、2は、その光源1から
の光を入射させるための入射スリット、3は、その入射
スリット2を通過した光を反射させるための第1凹球面
鏡、Gは第1凹球面鏡3で反射された光を回折させるた
めの回折格子であり、軸Pのまわりに回動自在に支持さ
れている。
【0020】6は、回折格子Gで鏡面反射された光(破
線で示す)が第1凹球面鏡3で反射・集光された後、そ
の光を出射させるための0次光出射スリット、7は、そ
の0次光出射スリット6から出射された0次光を検出す
るための0次光検出器である。
【0021】8は、回折格子Gで回折された回折光(分
光主光束)を反射させるための第2凹球面鏡、11はそ
の第2凹球面鏡8で反射・集光された回折光を出射させ
るための回折光出射スリット、12はその回折光出射ス
リット11を通過した回折光を検出するための回折光検
出器である。
【0022】14は、回折格子Gに基部を固定された接
触バー、16はその接触バー14を揺動させるための偏
心円板カムで、その偏心円板カム16は、パルスモータ
18によって回動される回転体(偏心円板)19の回転
軸から偏心した位置にカムフォロワー20を取り付けて
なり、このカムフォロワー20が接触バー14の揺動端
14aに摺接している。
【0023】22は、波長走査に必要な制御をおこなう
ためのコントローラで、その入力側には、0次光検出器
7と回折光検出器12が接続され、その出力側にはパル
スモータ18が接続されている。
【0024】このような構成により、入射スリット2を
通過した光は第1凹球面鏡3で反射されて平行光束とな
り、回折格子Gに入射する。その回折格子Gは軸Pを中
心に回動し、その回折格子Gによる鏡面反射光は第1凹
球面鏡3で反射され0次光出射スリット6を経て0次光
検出器7に入射する一方、回折光は第2凹球面鏡8で反
射されて回折光出射スリット11に集光され、特定波長
光となって回折光検出器12に入射する。
【0025】他方、偏心カム系については、半径Rc
カムフォロワー20が回転体19の軸心からRofだけ偏
心した位置に回転自在に取り付けられ、その回転体19
が、回折格子Gから距離Lgcだけ離れた位置に設けら
れ、パルスモータ18によって、矢印方向に回転する。
なお、回転体19は円板でなくてもよいことはいうまで
もない。
【0026】このとき、そのカムフォロワー20と接す
る接触バー14は、図4に示すように、回転体19が一
回転する間(0→333ステップ)に、一往復回動し、
その接触バー14と一体の回折格子Gも同じ角度だけ回
動することによって分光波長λを変化させることができ
る。その回動角ROT は、格子・カム中心間距離Lgcと偏
心量Rofとカムフォロワー20の半径Rc とで決定さ
れ、回転体19の回転角(ステップ数)が縮小され、か
つ連続往復動作に変換されたものとなる。従って、一定
の狭いスペクトル範囲をくり返し波長走査するのに適し
たものとなっている。なお、同図にて、接触バー14の
回動角ROT のピークが、若干、ステップ数の高い方にシ
フトしているのは、カムフォロワー20の軸心位置と、
接触バー14に対する摺接点との水平方向の位置がずれ
ていることによる。
【0027】図2は、上述のコントローラ22の制御系
統を示し、また、図3は、連続くり返し波長走査の基本
的な制御フローを示している。図1ないし図3を参照し
つつ、波長走査方法を以下に説明する。
【0028】(1)光源1を点灯させ、0次光出射スリ
ット6から出射される0次光を0次光検出器7で検出
し、その検出信号(0−1信号)をI/O I/F(入
出力インターフェイス)25を介して演算手段(CP
U)23に入力させ(S1)、0次光を検出した時点
(S2)におけるパルスモータ18のカウント数とその
0次光が検出されなくなった時点(S6)におけるパル
スモータ18のカウント数の中心値を求め(S7)、こ
れにより、回折格子Gの初期位置を設定・確認する。
【0029】(2)次いで、パルスモータ18のカウン
ト数が、予めRAM24に設定したスペクトル測定開始
波長と対応する指定値になるまでそのパルスモータ18
を歩進させた後、回折光出射スリット11から出射され
る回折光を回折光検出器12で検出(S10)した後、
AD変換26してCPU23に取り込み(S11)、分
光強度の演算をおこなう。
【0030】(3)次の測定対象となる波長と対応する
パルスモータ18の指定値がRAM24から読み出され
てCPU23内に設定され(S12)、予定の取込数が
終了するまで、順次、連続的に波長走査と分光強度の演
算がくり返しおこなわれる(S8〜S13)。なお、上
述のステップ12における次の指定値の設定について
は、参照表(LUT)などの既知の手段でおこなうこと
ができる。
【0031】このように、偏心円板カム16を用いた波
長走査機構により、パルスモータ18を逆回転させるこ
となく、一定波長範囲内をくり返し反復走査することが
でき、上述のように、制御内容をきわめて簡易なものと
することができる。
【0032】また、偏心円板カム16の製作過程では、
カムフォロワー20を使用することによって回転体19
の加工真円度にそれ程高い精度を要しないため、従来の
サインバー方式やカム方式よりも安価に提供することが
できる。
【0033】さらに、このような偏心円板カム16の使
用により、パルスモータ直接駆動の場合の難点である分
割粗さを解消し、分割を細密化することができる。ま
た、特に、カムフォロワー20の周囲を中凸状の球面形
状とすることにより、接触バー14の偏摩耗を効果的に
防止することができる。
【0034】図5は異なる実施例を示し、カムフォロワ
ーを用いずに、回転体19を真円形に形成して、これを
偏心させてカムとして用いた最も簡単な偏心円板カム1
6を採用している。この場合、その偏心円板カム16の
製作が容易であり、さらにコストの低減化が可能とな
る。
【0035】図6は別の実施例を示し、パルスモータ1
8によって回転される回転体19の回転軸から異なる距
離(Rof1 ≠Rof2 )だけ偏心した位置にそれぞれカム
フォロワー20A,20Bを取り付け、その各カムフォ
ロワー20A,20Bを、回折格子Gに基部を固定され
た接触バー14の揺動端14aに、それぞれ摺接させた
ものである。この場合、回転体19の一回転中に、狭い
範囲を細かく走査することと、広い範囲を粗く走査する
ことの2段走査が可能となる。
【0036】図7(A),(B)は別の異なる実施例を
示し、回折格子Gに取付角度の異なる(角度差=θd
2つの接触バー14A,14Bを固定する一方、カムフ
ォロワー20をその支軸方向の2位置に設定位置が可変
となるように軸支させ、そのカムフォロワー20を、い
ずれか一方の接触バー14A,14Bの揺動端に選択的
に摺接対応させることができるようにしたものである。
この場合、接触バー14A,14Bの角度差θd に対応
する波長だけ異なる2つの波長領域の走査が可能とな
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明および
第2の発明の分光器の波長走査機構によれば、製作容易
な偏心円板カムを用いることによって、コスト安に提供
することができ、かつその偏心円板カムをパルスモータ
で同一方向に回転させることで一定範囲内の波長をくり
返し連続的に走査することができ、パルスモータの制御
が容易となり、例えば薬液濃度モニタ専用分光器等の多
変量分析をおこなうのに好適である。また、カム系を介
在させたことにより、パルスモータ直接駆動の場合より
分割の細分化が可能となる。
【0038】第3の発明では、偏心円板カムとしてカム
フォロワーを用いているので、接触バーに対する摺接状
態がスムーズとなり、その偏摩耗を防止することができ
る。また、偏心円板の真円加工精度を必要としないの
で、製作が容易となり、コストをより低減化することが
できる。
【0039】第4の発明では、接触バーの揺動端を偏心
距離の異なる位置に取り付けたカムフォロワーに接触さ
せるようにしたので、偏心円板カムを一回転させるだけ
で、狭い範囲を細かく走査することと、広い範囲を粗く
走査することの2段走査が可能となる。
【0040】第5の発明では、回折格子に取り付けた取
付角度の異なる複数の接触バーに対して、設定位置の可
変なカムフォロワーを選択的に摺接対応させるようにし
たので、接触バーの取付角度の差だけ異なる2つの波長
領域を走査することができる。
【0041】第6の発明では、第1ないし第4の発明の
分光器の波長走査機構を用い、初回の回折光の検出と演
算を終了した後、次回の指定値を設定して、予定のデー
タ取込数が終了するまで、予め設定した指定値に対する
波長の回折光を、順次、くり返し走査し、検出・演算す
るので、多変量分析をきわめて能率よくおこなうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分光器の波長走査機構の一実施例を示
す断面図である。
【図2】同制御系統図である。
【図3】同波長走査の基本的な制御フローを示すフロー
チャートである。
【図4】同パルスモータのステップ数に対する接触バー
の回動角を表すグラフである。
【図5】同分光器の波長走査機構の異なる実施例を示す
構成図である。
【図6】同分光器の波長走査機構の別の実施例を示す構
成図である。
【図7】(A)は同分光器の波長走査機構の別の異なる
実施例の構成を示す平面図、(B)はその側面図であ
る。
【図8】従来のサインバー方式の分光器の波長走査機構
の構成図である。
【図9】従来のカム方式の分光器の波長走査機構の構成
図である。
【符号の説明】
1…光源、2…入射スリット、3…第1凹球面鏡、6…
0次光出射スリット、7…0次光検出器、8…第2凹球
面鏡、11…回折光出射スリット、12…回折光検出
器、14…接触バー、16…偏心円板カム、18…パル
スモータ、22…コントローラ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、その光源からの光を入射させる
    ための入射スリットと、その入射スリットを通過した光
    を回折させるための回動自在な回折格子と、回折光を出
    射させるための回折光出射スリットと、その回折光出射
    スリットを通過した回折光を検出するための回折光検出
    器と、前記回折格子に基部を固定された接触バーの揺動
    端に摺接する偏心円板カムと、その偏心円板カムを回転
    させるためのパルスモータとよりなることを特徴とする
    分光器の波長走査機構。
  2. 【請求項2】 光源と、その光源からの光を入射させる
    ための入射スリットと、その入射スリットを通過した光
    を反射させるための第1凹球面鏡と、その第1凹球面鏡
    で反射された光を回折させるための回動自在な回折格子
    と、その回折格子で鏡面反射された光が前記第1凹球面
    鏡で反射・集光された後にその光を出射させるための0
    次光出射スリットと、その0次光出射スリットから出射
    された0次光を検出するための0次光検出器と、前記回
    折格子で回折された回折光を反射させるための第2凹球
    面鏡と、その第2凹球面鏡で反射・集光された回折光を
    出射させるための回折光出射スリットと、その回折光出
    射スリットを通過した回折光を検出するための回折光検
    出器と、前記回折格子に基部を固定された接触バーと、
    その接触バーの揺動端に摺接する偏心円板カムと、その
    偏心円板カムを回転させるためのパルスモータと、その
    パルスモータを波長走査のために必要な制御プログラム
    に従って制御駆動させるためのコントローラとを具備し
    てなることを特徴とする分光器の波長走査機構。
  3. 【請求項3】 前記偏心円板カムが、前記パルスモータ
    によって回転される回転体の回転軸から偏心した位置に
    カムフォロワーを取り付けてなり、そのカムフォロワー
    を、前記回折格子に基部を固定された接触バーの揺動端
    に摺接させてなることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の分光器の波長走査機構。
  4. 【請求項4】 前記偏心円板カムが、前記パルスモータ
    によって回転される回転体の回転軸から異なる距離だけ
    偏心した位置にそれぞれカムフォロワーを取り付けてな
    り、その各カムフォロワーを、前記回折格子に基部を固
    定された接触バーの揺動端に、それぞれ順次摺接させて
    なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    分光器の波長走査機構。
  5. 【請求項5】 前記回折格子には、その回折格子に対す
    る取付角度の異なる複数の接触バーの基部が固定される
    一方、前記回転体の回転軸から偏心した位置には、設定
    位置が可変なカムフォロワーが軸支され、そのカムフォ
    ロワーを、いずれかの前記接触バーの揺動端に選択的に
    摺接させてなることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の分光器の波長走査機構。
  6. 【請求項6】 前記光源を点灯させ、前記0次光検出器
    によって0次光を検出した時点と、その0次光が検出さ
    れなくなった時点とにおける前記パルスモータのカウン
    ト数の中心値を求めて前記回折格子の初期位置を設定・
    確認した後、そのパルスモータのカウント数が予め設定
    したスペクトル測定開始波長と対応する指定値になるま
    でそのパルスモータを歩進させた後、前記回折光検出器
    によって回折光の検出をおこない、その検出信号をAD
    変換した後、前記コントローラ内の演算手段に取り込ん
    で分光強度を演算し、次いで、次回の指定値を設定し、
    予定のデータ取込数が終了するまで、予め設定した指定
    値に対する波長の回折光を、順次、くり返し走査し、検
    出・演算することを特徴とする請求項2、請求項3、請
    求項4または請求項5のいずれかに記載の分光器の波長
    走査機構の波長走査方法。
JP6145344A 1994-06-04 1994-06-04 分光器の波長走査機構及びその波長走査方法 Pending JPH07333062A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6145344A JPH07333062A (ja) 1994-06-04 1994-06-04 分光器の波長走査機構及びその波長走査方法
US08/457,267 US5710627A (en) 1994-06-04 1995-06-01 Wavelength-scanning mechanism and method for spectrometer
KR1019950014700A KR0184297B1 (ko) 1994-06-04 1995-06-03 분광기의 파장주사기구 및 그 파장주사방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6145344A JPH07333062A (ja) 1994-06-04 1994-06-04 分光器の波長走査機構及びその波長走査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07333062A true JPH07333062A (ja) 1995-12-22

Family

ID=15383017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6145344A Pending JPH07333062A (ja) 1994-06-04 1994-06-04 分光器の波長走査機構及びその波長走査方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5710627A (ja)
JP (1) JPH07333062A (ja)
KR (1) KR0184297B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000074825A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Perkin Elmer Ltd スペクトロメ―タの動作方法およびスペクトロメ―タ

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000025086A1 (en) 1998-10-23 2000-05-04 Mission Research Corporation Apparatus and method for producing a spectrally variable radiation source and systems including same
US6683686B2 (en) 2000-10-10 2004-01-27 Photonica Pty Ltd Temporally resolved wavelength measurement method and apparatus
US7253897B2 (en) 2001-06-01 2007-08-07 Cidra Corporation Optical spectrum analyzer
EP1393026A1 (en) * 2001-06-01 2004-03-03 CiDra Corporation Optical channel monitor
US7209230B2 (en) 2004-06-18 2007-04-24 Luckoff Display Corporation Hand-held spectra-reflectometer
US7483134B2 (en) * 2005-02-10 2009-01-27 Unity Scientific, Llc Scanning monochromator with direct drive grating
US7233394B2 (en) 2005-06-20 2007-06-19 Luckoff Display Corporation Compact spectrometer
US7817274B2 (en) * 2007-10-05 2010-10-19 Jingyun Zhang Compact spectrometer
US8345226B2 (en) 2007-11-30 2013-01-01 Jingyun Zhang Spectrometers miniaturized for working with cellular phones and other portable electronic devices
CN105938013B (zh) * 2016-04-20 2019-12-17 杭州远方光电信息股份有限公司 一种光谱仪及其校正方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DD141715A1 (de) * 1979-03-01 1980-05-14 Reinhard Janka Gitterantriebsvorrichtung
JPS5754824A (en) * 1980-09-19 1982-04-01 Nippon Kogaku Kk <Nikon> Spectroscope
JPS5770415A (en) * 1980-10-22 1982-04-30 Hitachi Ltd Initial setting device for wavelength of spectrophotometer
US5268737A (en) * 1989-01-28 1993-12-07 Shimidzu Corporation Of 1 Method and apparatus for calibrating a spectrophotometer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000074825A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Perkin Elmer Ltd スペクトロメ―タの動作方法およびスペクトロメ―タ

Also Published As

Publication number Publication date
KR0184297B1 (ko) 1999-05-15
KR960001797A (ko) 1996-01-25
US5710627A (en) 1998-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0381053B1 (en) Method of operating a spectrophotometer
JPH07333062A (ja) 分光器の波長走査機構及びその波長走査方法
JPS6331730B2 (ja)
US3390604A (en) Apparatus for interchanging diffraction gratings in a grating spectroscope
US9546903B2 (en) Data knitting tandem dispersive range monochromator
US9551612B2 (en) Tandem dispersive range monochromator
JPS59196429A (ja) サインバ−機構
US6377899B1 (en) Method of calibrating spectrophotometer
US5504576A (en) Monochromator
JPH11241948A (ja) 分光測定装置
JPH0776748B2 (ja) 無機物元素濃度測定装置
JP3405250B2 (ja) 分光測光器
JP3473524B2 (ja) 分光分析装置
US10215635B2 (en) Data blending multiple dispersive range monochromator
US4560276A (en) Diffraction grating mounting device for scanning monochromator
JP2000310563A (ja) モノクロメータ
JP3142817B2 (ja) 波長選択用受光器及び光スペクトラム分析装置
JP3182744B2 (ja) 分光分析装置
JPH07113582B2 (ja) 分光分析装置
JPH01126519A (ja) 高速走査分光器
JPS63206624A (ja) 波長走査型分光器
JPH05340812A (ja) モノクロメータおよび分光測定器
JP2501832Y2 (ja) 回折格子型分光器
JPH07103823A (ja) 多重分光器及びその分光器を用いた測定方法
JPS6316704B2 (ja)