JPH0733288Y2 - 車輌用灯具 - Google Patents

車輌用灯具

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JPH0733288Y2
JPH0733288Y2 JP2910590U JP2910590U JPH0733288Y2 JP H0733288 Y2 JPH0733288 Y2 JP H0733288Y2 JP 2910590 U JP2910590 U JP 2910590U JP 2910590 U JP2910590 U JP 2910590U JP H0733288 Y2 JPH0733288 Y2 JP H0733288Y2
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JP
Japan
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reflector
lens
reverse
lamp
hole
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JP2910590U
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JPH03119907U (ja
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隆 良知
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車輌用灯具に係り、特に反射器のレンズに対す
る取付構造の改良に関するものである。
[従来の技術] 車輌用灯具にあっては、レンズの一部に反射器を設け、
これによって後続車輌の前照灯のような外部光を入射方
向と同方向へ再帰反射させることで、後続車ドライバの
注意を喚起し、安全性の確保を図っている。このような
反射器は、実開昭52-124179号公報等に開示されている
ように、一般に相互に直角に交わる3つの平面を持つ直
角三角錐体からなる多数の反射素子を内面に突設して構
成されるもので、灯具ボディの前面開口部を覆うレンズ
の内面に一体に設けられるタイプ(実開昭50-124052号
公報等)と、前記レンズとは別個独立に製作してレンズ
の表面所要箇所に溶着などによって後付けされるタイプ
(実開昭50-107071号公報等)の2種類がある。第6図
は後付けタイプの反射器のレンズに対する取付構造を示
す従来例で、1は灯具ボディ(図示せず)の前面開口部
を覆うレンズ、2は灯具ボディ内に配設された光源とし
てのバルブ、3は反射器である。反射器3は透明もしく
は適宜色に着色された透光性のガラスもしくは樹脂によ
って背面側に開放する浅底箱型に形成され、その内面に
は上述したような直角三角錐体からなり、外光5をその
入射方向と同方向へ反射させる多数の反射素子4が密集
して一体に突設されている。6は前記レンズ1の表面に
凹設された凹陥部で、この凹陥部6内に前記反射器3が
嵌合され、且つ該反射器3の周壁7の先端部が凹陥部6
の内底面6aに溶着等によって固着される。そして、この
溶着後、前記内底面6aに設けたリークチェック用穴8よ
り反射器3の内側に空気9を送り込んで、正しく溶着さ
れているか否かの検査を行っている。この溶着の検査
は、溶着不良により埃等が雨水と共に反射器3と凹陥部
6の内壁面との間の隙間を通って反射器3内に侵入して
反射素子4に付着すると、反射器3としての性能を低下
させるため、必要とされる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来は単に反射器3を凹陥部6に嵌合し
ているだけで、格別の位置決め手段を設けていなかった
ため、反射器3を上下、左右逆にして凹陥部6に組込む
という事故が発生していた。その場合、一旦嵌め込む
と、密嵌状態で嵌合しているため取り外すのに手間がか
かり、また逆組込みしても上下、左右対称でレンズ表面
と反射器表面とが同一平面を形成する場合は何等問題な
いが、反射器3に自社マークを付してあるものとか、あ
るいはまたレンズ1の表面が傾斜したりしている場合に
は、逆組込を許されず、上下、左右を確認しながら組込
む必要があり、組込の作業性が悪いという欠点があっ
た。
したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、反射器の逆組込を確実に防止し得
るようにした車輌用灯具を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、灯具ボディの前面
開口部をレンズで覆い、内部に光源を有した車輌用灯具
において、内面に反射素子を備えた反射器を前記レンズ
の表面に凹設した凹陥部内に溶着固定すると共に、該反
射器の内面に逆組込防止用ピンを突設し、このピンを前
記凹陥部の底面に設けた逆付防止用穴に挿入するように
したものである。
[作用] 本考案において、反射器は逆組込防止用ピンを逆付防止
用穴に挿入することで、逆組込を防止される。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案に係る車輌用灯具の一実施例を示す第2
図のI−I線拡大断面図、第2図は同ランプの正面図、
第3図は第2図のIII-III線断面図である。なお、図中
第6図と同一構成部品のものに対しては同一符号を以て
示し、その説明を省略する。これらの図において、本実
施例はテール・アンドストップランプとターンシグナル
ランプを一体化して車体後部のコーナー部に取り付けら
れるコンビネーションランプに適用したものである。20
は車体21に取り付けられる灯具ボディで、この灯具ボデ
ィ20はポリプロピレン等の樹脂によって一体に形成さ
れ、内部が隔壁22、23によって3つの灯室24A、24B、24
Cに仕切られ、左2つの灯室24A、24B内にそれぞれテー
ル・アンドストップランプ用バルブ25A、25Bが収納され
ることにより、テール・アンドストップランプを構成
し、右側の灯室24C内にターンシグナルランプ用バルブ2
5Cが収納されることにより、ターンシグナルランプを構
成している。また、前記灯室24A、24B内には前記テール
・アンドストップランプ用バルブ25A、25Bから出た光を
前方に反射させるリフレクタ27A、27Bがそれぞれ収納配
置されている。リフレクタ27A、27Bは、内面が回転放物
反射面とされ、その焦点位置に前記各バルブ25A、25Bが
位置されている。したがって、各バルブ25A、25Bから出
てリフレクタ27A、27Bに当たって反射した光は、光軸と
平行な平行光線となって前方に進み、レンズ1を照射、
透過する。
前記灯具ボディ20の前面開口部を覆う前記レンズ1は、
アクリル樹脂等の透明樹脂によって形成され、周縁部裏
面に一体に突設した周壁部28が前記灯具ボディ20の前面
周縁部に形成された嵌合溝29に嵌入され、且つ接着剤30
によって固定されている。
31は前記レンズ1の後方に配設されたインナーレンズ
で、このインナーレンズ31は従来周知の多色成形法によ
って一体に形成されるもので、前記灯室24A、24Bを覆う
ポリカーボネート樹脂等によって形成れた赤色の第1イ
ンナーレンズ31Aと、灯室24Cを覆うアクリル樹脂等によ
って形成されたアンバー色の第2インナーレンズ31Bと
で構成されている。第1インナーレンズ31Aの裏面中央
部で反射器3に対応する箇所にはねじ取付部32が一体に
突設され、このねじ取付部32は前記灯具ボディ20に止め
ねじ33によって固定されている。また、第1インナーレ
ンズ31Aと第2インナーレンズ31Bの接合部裏面には後方
に向かって突起部34が一体に突設されており、この突起
部34は前記隔壁23の密接され、インナーレンズ31の左右
方向の位置決めを行っている。
さて、前記反射器3は、左右、上下に対称で左右方向に
長い箱形に形成されて前記灯室24Aと24Bとの境部のレン
ズ表面に配設されるもので、内面には逆組込防止用ピン
35が一体に突設され、またこの逆組込防止用ピン35に対
応して前記レンズ1の凹陥部6の内底面6aには逆付防止
用穴36が形成されている。
この場合、逆付防止用穴36は前記凹陥部6の内底面6aで
高さ方向中心線よりも下(もしくは上側)にずれて形成
される。前記逆組込防止用ピン35は反射器3の厚みより
長い長さを有することにより、先端部が該反射器3の後
方に突出しており、また、該先端部の径は前記逆付防止
用穴36の穴径より十分小さく設定されている。
このような構成からなる車輌用灯具において、反射器3
のレンズ1への組込に際して、第1図に示すように正常
状態で反射器3を凹陥部6内に嵌合すると、逆組込防止
用ピン35の先端部が逆付防止用穴36内に遊挿されるが、
上下左右反対にして組込むと、逆組込防止用ピン35の先
端面が凹陥部6の内底面6aに当接してそれ以上の挿入を
困難にする。したがって、反射器3の逆組込を確実に防
止することができ、また、逆組込の場合は反射器3が凹
陥部6内に完全には嵌合されていないので、反射器3の
取り外し作業も簡単である。さらに、反射器3を凹陥部
6に正しく嵌合して溶着固定した後のリークチェック
は、逆付防止用穴36と逆組込防止用ピン35との隙間より
空気9を反射器3内に送り込むことで行われる。このた
め、逆付防止用穴36は、リークチェック用穴を兼用して
おり、レンズ1に形成される穴数を少なくすることがで
きる。
第4図および第5図は本考案の他の実施例を示す正面図
およびV−V線拡大断面図である。この実施例は反射器
3の表面下端部に凸状の文字「LP」40を形成すると共
に、該文字40の太線部分に対応する反射器3内面に逆組
込防止用ピン35を一体に突設したものである。
このようにすると、反射器3を前方から見た際、逆組込
防止用ピン35の形成部分が暗い影となって目立ったりせ
ず、反射器3の外観を良好に維持することができると云
う利点を有する。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る車輌用灯具は、反射器
の内面に突設した逆組込防止用ピンを、レンズ表面に凹
設された前記反射器がはめ込まれる凹陥部の底面に設け
られた逆付防止用穴に挿入するように構成したので、反
射器の誤組込を確実に防止でき、作業性を向上させるこ
とができる。また、逆組込防止用ピンの先端部径を小さ
くして逆付防止用穴に遊挿するようにすれば、該穴をリ
ークチェック用穴としても使用することができ、穴数を
減らすことができるなど、その実用的効果は非常に大で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車輌用灯具の一実施例を示す第2
図のI−I線拡大断面図、第2図は同ランプの正面図、
第3図は第2図のIII-III線断面図、第4図および第5
図は本考案の他の実施例を示す正面図およびV−V線拡
大断面図、第6図は従来の反射器の取付構造を示す分解
断面図である。 1……レンズ、2……バルブ、3……反射器、4……反
射素子、5……外光、6……凹陥部、6a……内底面、8
……リークチェック用穴、9……空気、20……灯具ボデ
ィ、35……逆組込防止用ピン、36……逆付防止用穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】灯具ボディの前面開口部をレンズで覆い、
    内部に光源を有した車輌用灯具において、 内面に反射素子を備えた反射器を前記レンズの表面に凹
    設した凹陥部内に溶着固定すると共に、該反射器の内面
    に逆組込防止用ピンを突設し、このピンを前記凹陥部の
    底面に設けた逆付防止用穴に挿入するようにしたことを
    特徴とする車輌用灯具。
JP2910590U 1990-03-23 1990-03-23 車輌用灯具 Expired - Lifetime JPH0733288Y2 (ja)

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JPH03119907U JPH03119907U (ja) 1991-12-10
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