JPH07332764A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

Info

Publication number
JPH07332764A
JPH07332764A JP12363994A JP12363994A JPH07332764A JP H07332764 A JPH07332764 A JP H07332764A JP 12363994 A JP12363994 A JP 12363994A JP 12363994 A JP12363994 A JP 12363994A JP H07332764 A JPH07332764 A JP H07332764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water storage
storage tank
circulation pipe
branched
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12363994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3005156B2 (ja
Inventor
Iwao Uyama
巌 右山
Keitaro Arai
啓太郎 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Electric Appliances Co Ltd filed Critical Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Priority to JP12363994A priority Critical patent/JP3005156B2/ja
Publication of JPH07332764A publication Critical patent/JPH07332764A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3005156B2 publication Critical patent/JP3005156B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の貯湯タンクT1,T2の間で湯水の移動を
行なう。 【構成】 加熱器16および循環ポンプ17を有する加熱路
15を設ける。加熱路15の一端と各貯湯タンクT1,T2の上
部とを、上部循環配管19a ,19b で接続する。加熱路15
の他端と各貯湯タンクT1,T2の下部とを、下部循環配管
20a ,20b で接続する。上部循環配管19a ,19b に、上
部電動弁B1,B2を設ける。加熱路15と下部循環配管20a
,20b との間に、下部電動弁B3を設ける。循環ポンプ1
7および下部電動弁B3の間と上部循環配管19a ,19b と
を、移動用配管21で接続する。移動用配管21の分岐管部
23a ,23b に、移動用電動弁B4,B5を設ける。 【効果】 一方の貯湯タンクT1で湯量が減少しても、他
方の貯湯タンクT2の湯水を一方の貯湯タンクT1へ移動さ
せれば、一方の貯湯タンクT1での湯切れを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つの加熱器により複
数の貯湯タンクに湯水を貯湯させて各貯湯タンクからそ
れぞれ給湯する給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給湯装置は、複数の貯湯
タンクを例えば風呂、台所、洗面所などの使用場所にそ
れぞれ近接して設置することにより、1箇所の設置スペ
ースを小さくしてスペースの有効利用を図り、貯湯タン
クからの出湯管の長さを短くして湯水を早く給湯でき
る。しかも、加熱器は1つのみを用いて、この加熱器で
複数の貯湯タンクに貯湯できる。
【0003】このような給湯装置は、例えば図6に示す
ように、第1の貯湯タンク1aおよび第2の貯湯タンク1b
を備え、各貯湯タンク1a,1bの上部に出湯管2が、下部
に給水管3がそれぞれ接続されている。さらに、加熱器
4と循環ポンプ5とが接続された加熱路6を備え、この
加熱路6の一端に上部循環配管7が接続されて、この上
部循環配管7が各貯湯タンク1a,1bの上部にそれぞれ分
岐接続され、かつ、加熱路6の他端に下部循環配管8が
接続されて、この下部循環配管8が各貯湯タンク1a,1b
の下部にそれぞれ分岐接続されている。分割された上部
循環配管7には電動弁9a,9bがそれぞれ接続されてい
る。
【0004】そして、第1の貯湯タンク1aへの貯湯を行
なうには、電動弁9bは閉じたまま電動弁9aを開き、循環
ポンプ5を動作させることにより、第1の貯湯タンク1a
の下部の常温水を加熱器4で沸き上げ、沸き上げられた
湯水を第1の貯湯タンク1aの上部へ注入する。第1の貯
湯タンク1aの上部に注入された湯水は、下部側の常温水
との比重差によりその常温水と混合されずに貯湯され
る。このようにして、第1の貯湯タンク1aの上部側から
沸き上げられた湯水が順次貯湯される。
【0005】また、第2の貯湯タンク1bへの貯湯を行な
うには、電動弁9aを閉じるとともに電動弁9bを開くこと
により、前記第1の貯湯タンク1aへの貯湯と同様にし
て、第2の貯湯タンク1bの上部側から沸き上げられた湯
水が順次貯湯される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
給湯装置では、各貯湯タンクの間で湯水を移動させるこ
とができない。そのため、特に深夜電力時間帯などの特
定時間帯にのみ沸き上げを行なうようになされた給湯装
置は、例えば台所用の一方の貯湯タンクで湯切れが生じ
た場合に、風呂用の他方の貯湯タンクに湯水が残ってい
ても、その湯水を台所では使用できない。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、貯湯タンク内に貯湯されている湯水を他の貯湯タ
ンクに移動させることができる給湯装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の給湯装置
は、上部に給湯口を有するとともに下部に給水口を有す
る複数の貯湯タンクと、加熱器および循環ポンプを有す
る加熱路と、この加熱路の一端に接続されるとともに前
記各貯湯タンクの上部にそれぞれ分岐接続される上部循
環配管と、前記加熱路の他端に接続されるとともに前記
各貯湯タンクの下部にそれぞれ分岐接続される下部循環
配管と、前記分岐された上部循環配管にそれぞれ設けら
れる上部電動弁と、前記加熱路と下部循環配管との間に
設けられる下部電動弁と、前記循環ポンプと下部電動弁
との間に接続されるとともに前記分岐された上部循環配
管の上部電動弁と前記貯湯タンクとの間にそれぞれ分岐
接続される移動用配管と、この分岐された移動用配管に
それぞれ設けられる移動用電動弁とを備えたものであ
る。
【0009】請求項2記載の給湯装置は、上部に給湯口
を有するとともに下部に給水口を有する複数の貯湯タン
クと、加熱器および循環ポンプを有する加熱路と、この
加熱路の一端に接続されるとともに前記各貯湯タンクの
上部にそれぞれ分岐接続される上部循環配管と、前記加
熱路の他端に接続されるとともに前記各貯湯タンクの下
部にそれぞれ分岐接続される下部循環配管と、前記加熱
路と上部循環配管との間に設けられる上部電動弁と、前
記分岐された下部循環配管にそれぞれ設けられる下部電
動弁と、前記循環ポンプと上部電動弁との間に接続され
るとともに前記分岐された下部循環配管の下部電動弁と
前記貯湯タンクとの間にそれぞれ分岐接続される移動用
配管と、この分岐された移動用配管にそれぞれ設けられ
る移動用電動弁とを備えたものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の給湯装置では、沸上時におい
て、沸き上げを行なう貯湯タンクに接続する上部循環配
管の上部電動弁と下部電動弁とを開いてその貯湯タンク
と加熱路との循環路を形成し、加熱器で沸き上げる湯水
を循環ポンプで貯湯タンクの上部に注入して貯湯させ
る。また、湯水移動時において、湯水移動元の貯湯タン
クに接続された上部循環配管に接続する移動用配管の移
動用電動弁と湯水移動先の貯湯タンクに接続された上部
循環配管の上部電動弁とを開いて、湯水移動元の貯湯タ
ンクの上部から循環ポンプを介して湯水移動先の貯湯タ
ンクの上部に至る湯水移動路を形成し、循環ポンプによ
って湯水移動先に湯水を移動させる。
【0011】請求項2記載の給湯装置では、沸上時にお
いて、上部電動弁と沸き上げを行なう貯湯タンクに接続
する下部循環配管の下部電動弁とを開いて、その貯湯タ
ンクと加熱路との循環路を形成し、加熱器で沸き上げる
湯水を循環ポンプで貯湯タンクの上部に注入して貯湯さ
せる。また、湯水移動時において、湯水移動先の貯湯タ
ンクに接続された下部循環配管の下部電動弁と湯水移動
元の貯湯タンクに接続された下部循環配管に接続する移
動用配管の移動用電動弁とを開いて、湯水移動先の貯湯
タンクの下部から循環ポンプを介して湯水移動元の貯湯
タンクの下部から至る常温水移動路を形成し、循環ポン
プによって湯水移動元に常温水を移動させる。これに伴
って、湯水移動元の貯湯タンクの上部の湯水を上部循環
配管に押し出し、上部循環配管を通じて湯水移動先の貯
湯タンクの上部に湯水を移動させる。すなわち、循環ポ
ンプで貯湯タンクの下部の常温水を移動させることによ
って、常温水の移動方向とは逆方向に、貯湯タンクの間
で湯水を移動させる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の給湯装置の一実施例の構成を
図1ないし図4を参照して説明する。
【0013】図1において、T1,T2は貯湯タンクで、先
止押上式の給水給湯方式を採用しており、この各貯湯タ
ンクT1,T2の上部に給湯口11が、下部に給水口12がそれ
ぞれ形成され、各給湯口11に止水栓13a を有する出湯管
13が接続され、各給水口12に図示しない水道管に接続さ
れた給水管14が接続されている。各貯湯タンクT1,T2に
は、貯湯タンクT1,T2内の湯水の温度を検知する後述す
る温度センサS1,S2が上下方向に複数取り付けられてい
る。
【0014】また、15は加熱路で、この加熱路15には一
端側に加熱器16が、他端側に循環ポンプ17がそれぞれ接
続されている。加熱器16は所定温度の湯水に沸き上げる
加熱ヒータ18を有し、循環ポンプ17は加熱路16の他端側
から一端側へ湯水を流通させる。
【0015】そして、加熱路15の一端に上部循環配管19
a ,19b が接続され、この上部循環配管19a ,19b が各
貯湯タンクT1,T2の上部にそれぞれ接続されている。ま
た、加熱路15の他端に下部循環配管20a ,20b が接続さ
れ、この下部循環配管20a ,20b が各貯湯タンクT1,T2
の下部にそれぞれ接続されている。
【0016】各上部循環配管19a ,19b には電磁弁など
からなる上部電動弁B1,B2がそれぞれ取り付けられてい
る。加熱路15と下部循環配管20a ,20b との間には下部
電動弁B3が取り付けられている。
【0017】循環ポンプ17と下部電動弁B3との間に移動
用配管21の集合管部22が接続され、この移動用配管21の
分岐管部23a ,23b が上部循環配管19a ,19b の上部電
動弁B1,B2と貯湯タンクT1,T2との間にそれぞれ接続さ
れている。この分岐管部23a,23b に移動用電動弁B4,B
5がそれぞれ取り付けられている。
【0018】また、図2は給湯装置を制御する制御手段
31を有し、この制御手段31には、各貯湯タンクT1,T2の
複数の温度センサS1,S2、操作部32が接続されて、それ
らから検知信号および操作信号がそれぞれ入力され、か
つ、循環ポンプ17、加熱ヒータ18、電動弁B1〜B5がそれ
ぞれ接続されて、それらをそれぞれ制御する。
【0019】そして、制御手段31は、温度センサS1,S2
の検知温度に基づいて貯湯タンクT1,T2の残湯量を確認
する残湯量検知機能、深夜電力時間帯などの特定時間帯
に沸き上げを行なう沸上機能、沸き上げのための通電開
始時間を遅延させるピークシフト機能、両貯湯タンクT
1,T2の間で湯水を移動させる移動制御手段の機能を備
えている。
【0020】ピークシフト機能は、特定時間帯に入った
直後の電力の集中使用をなくしてその平準化を目的とす
る他に、沸き上げ完了を特定時間帯の終了時点に近付け
ることにより、沸き上げた湯水の無駄な放熱をなくし、
節電効果が得られるようにしている。
【0021】次に、本実施例の作用を説明する。
【0022】給湯装置は、貯湯タンクT1,T2を例えば風
呂、台所、洗面所などの使用場所にそれぞれ近接して設
置することにより、1箇所の設置スペースを小さくして
スペースの有効利用が図れ、貯湯タンクT1,T2からの出
湯管13の長さを短くして湯水を早く給湯できる。しか
も、加熱器16は1つのみを用いて、この加熱器16で貯湯
タンクT1,T2に貯湯できる。
【0023】まず、図3のフローチャートを参照し、深
夜電力時間帯などの特定時間帯での沸き上げについて説
明する。
【0024】特定時間帯に入ると(ステップ1)、各貯
湯タンクT1,T2ごとの残湯量を確認し(ステップ2)、
各貯湯タンクT1,T2ごとに設定されている沸上温度およ
び湯量をそれぞれ確認し(ステップ3)、両貯湯タンク
T1,T2への貯湯が可能とするピークシフトを確認すると
ともにいずれの貯湯タンクT1,T2から優先して沸き上げ
を行なうのか優先沸上順位を確認する(ステップ4)。
【0025】優先沸上順位が一方の貯湯タンクT1からで
あればその貯湯タンクT1についての沸上動作を行ない
(ステップ5)、他方の貯湯タンクT2からであればその
貯湯タンクT2についての沸上動作を行ない(ステップ
6)、また、両貯湯タンクT1,T2に所定の温度および湯
量の湯水が残っている場合には貯湯動作を行なわない。
【0026】一方の貯湯タンクT1について優先して沸き
上げを行なう場合、沸上温度および湯量を確認し(ステ
ップ7)、ピークシフトを行なう場合には特定時間帯に
入ってから所定時間経過した後(ステップ8、9)、各
電動弁B1,B3を開き(ステップ10)、加熱器16の加熱ヒ
ータ18をオンするとともに循環ポンプ17をオンする(ス
テップ11、12)。
【0027】これにより、貯湯タンクT1の下部から、下
部循環配管20a 、下部電動弁B3、循環ポンプ17、加熱器
16、上部電動弁B1、上部循環配管19a を通じて、貯湯タ
ンクT1の上部に至る循環路が形成される。そして、貯湯
タンクT1の下部の常温水が加熱器16で所定温度に沸き上
げられ、沸き上げた湯水が貯湯タンクT1の上部に注入さ
れる。貯湯タンクT1の上部に注入された湯水は、下部側
の常温水との比重差によりその常温水と混合されずに貯
湯される。このようにして貯湯タンクT1の上部側から沸
き上げられた湯水が順次貯湯されていく。
【0028】また、他方の貯湯タンクT2について優先し
て沸き上げを行なう場合にも、一方の貯湯タンクT1と同
様に、沸上温度および湯量を確認し(ステップ13)、ピ
ークシフトを行なう場合には特定時間帯に入ってから所
定時間経過した後(ステップ14、15)、各電動弁B2,B3
を開き(ステップ16)、加熱器16の加熱ヒータ18をオン
するとともに循環ポンプ17をオンする(ステップ11、1
2)。
【0029】これにより、貯湯タンクT2の下部から、下
部循環配管20b 、下部電動弁B3、循環ポンプ17、加熱器
16、上部電動弁B2、上部循環配管19b を通じて、貯湯タ
ンクT2の上部に至る循環路が形成される。そして、貯湯
タンクT2の下部の常温水が加熱器16で所定温度に沸き上
げられ、沸き上げた湯水が貯湯タンクT2の上部に注入さ
れる。貯湯タンクT2の上部に注入された湯水は、下部側
の常温水との比重差によりその常温水と混合されずに貯
湯される。このようにして貯湯タンクT2の上部側から沸
き上げられた湯水が順次貯湯されていく。
【0030】そして、優先して沸き上げを行なった貯湯
タンクT1(または貯湯タンクT2)内に所定の湯温および
湯量の湯水が貯湯されたら(ステップ17)、他の貯湯タ
ンクT2(または貯湯タンクT1)に沸き上げ要求があるか
確認する(ステップ18)。他の貯湯タンクT2(または貯
湯タンクT1)についても沸き上げ要求があれば、加熱器
16の加熱ヒータ18および循環ポンプ17はオンしたまま、
電動弁B1を閉、電動弁B2を開(または電動弁B1を開、電
動弁B2を閉)にそれぞれ切り換え、他方の貯湯タンクT2
(または貯湯タンクT1)についても同様に沸き上げる。
【0031】さらに、優先の貯湯タンクT1(または貯湯
タンクT2)について沸き上げを行なった後、他の貯湯タ
ンクT2(または貯湯タンクT1)に沸き上げ要求がない場
合や、両方の貯湯タンクT1,T2の沸き上げが完了した場
合には、加熱器16の加熱ヒータ18をオフするとともに循
環ポンプ17をオフし(ステップ20、21)、全ての電動弁
B1〜B3を閉じる(ステップ22)。
【0032】以上のようにして、各貯湯タンクT1,T2に
沸き上げられた湯水が貯湯される。そして、各貯湯タン
クT1,T2の出湯管13の先端に設けられた止水栓13a が開
けられることにより、給水管14から給水される水道水の
圧力によって各貯湯タンクT1,T2の上部の湯水が出湯さ
れる。
【0033】なお、両方の貯湯タンクT1,T2の沸き上げ
が完了した後、特定時間帯中は、貯湯タンクT1,T2に貯
湯された湯水の温度を監視し、温度低下が生じた場合に
はステップ10またはステップ16に戻って所定温度を維持
するようにしてもよい。
【0034】次に、図4のフローチャートを参照し、特
定時間帯以外において、貯湯タンクT1,T2のうちの一方
の残湯量が少なくなったり湯切れが生じた場合の対応と
して、貯湯タンクT1,T2間の湯水の移動について説明す
る。
【0035】この貯湯タンクT1,T2間の湯水の移動は、
操作部32によって湯水の移動方向が指定される移動選択
指示がなされた場合と、湯水の均等移動が指示された場
合とがある。
【0036】そして、貯湯タンクT1,T2のうちの一方の
残湯量が少なくなったり湯切れが生じた場合に、操作部
32で移動選択が指示されれば(ステップ31)、まず、移
動量の指示があるか確認し(ステップ32)、指示があれ
ばその移動量に設定するとともに、指示がなければ移動
量を自動設定し(ステップ33)、移動量を確認する(ス
テップ34)。
【0037】続いて、貯湯タンクT1,T2のうちの湯水移
動元に残湯があるか確認し(ステップ35)、ない場合に
は移動不可を警報する(ステップ36)。
【0038】そして、貯湯タンクT1,T2のうちの湯水移
動元に残湯がある場合には、湯水の移動が貯湯タンクT1
から貯湯タンクT2への場合には電動弁B2,B4を開き(ス
テップ37、38)、循環ポンプ17をオンする(ステップ3
9)。
【0039】これにより、貯湯タンクT1の上部から、上
部循環配管19a 、移動用配管21の分岐管部23a 、移動用
電動弁B4、移動用配管21の集合管部22、循環ポンプ17、
加熱器16、上部電動弁B2、上部循環配管19b を通じて、
貯湯タンクT2の上部に至る湯水移動路が形成され、貯湯
タンクT1の湯水が貯湯タンクT2に移動される。
【0040】また、湯水移動先が貯湯タンクT2から貯湯
タンクT1への場合には電動弁B1,B5を開き(ステップ4
0)、循環ポンプ17をオンする(ステップ39)。
【0041】これにより、貯湯タンクT2の上部から、上
部循環配管19b 、移動用配管21の分岐管部23b 、移動用
電動弁B5、移動用配管21の集合管部22、循環ポンプ17、
加熱器16、上部電動弁B1、上部循環配管19a を通じて、
貯湯タンクT1の上部に至る湯水移動路が形成され、貯湯
タンクT2の湯水が貯湯タンクT1に移動される。
【0042】貯湯タンクT1,T2の間での湯水の移動量が
設定値に達するか湯水移動元の残湯量が所定値に達して
移動完了したら(ステップ41)、循環ポンプ17をオフす
るとともに電動弁B2,B4(または電動弁B1,B5)を閉じ
(ステップ42、43)、ステップ31に戻る。
【0043】なお、貯湯タンクT1,T2の間での湯水の移
動量は、各貯湯タンクT1,T2に上下方向に沿って取り付
けられた複数の温度センサS1,S2で湯水の貯湯量を検知
することによって確認できる。
【0044】また、操作部32で均等移動の指示があれば
(ステップ44)、貯湯タンクT1,T2内の残湯量を確認
し、均等化に必要とする移動方向と移動量を求める均等
化処理を行なう(ステップ45)。
【0045】続いて、貯湯タンクT1,T2の間での移動が
可能か確認し(ステップ46)、移動不可であれば警報す
る(ステップ47)。
【0046】そして、貯湯タンクT1,T2の間での移動が
可能であれば、湯水の移動方向に該当する電動弁B2,B4
(または電動弁B1,B5)を開く(ステップ48)。すなわ
ち、貯湯タンクT1から貯湯タンクT2への移動の場合には
電動弁B2,B4を開き、貯湯タンクT2から貯湯タンクT1へ
の移動の場合には電動弁B1,B5を開く。
【0047】さらに、循環ポンプ17をオンすることによ
り(ステップ49)、貯湯タンクT1の湯水が貯湯タンクT2
に、または貯湯タンクT2の湯水が貯湯タンクT1に移動さ
れる。
【0048】貯湯タンクT1,T2の間での湯水の移動量が
設定値に達して移動完了したら(ステップ50)、循環ポ
ンプ17をオフするとともに電動弁B2,B4(または電動弁
B1,B5)を閉じ(ステップ51、52)、ステップ31に戻
る。
【0049】以上のようにして、貯湯タンクT1,T2の間
で湯水が移動される。そのため、深夜電力時間帯などの
特定時間帯以外において、貯湯タンクT1,T2のうちの一
方の残湯量が少なくなったり湯切れが生じた場合でも、
貯湯タンクT1,T2の他方に湯水が残っていれば、その貯
湯タンクT1,T2の他方から一方へ湯水を移動させること
で、湯切れを防止できる。
【0050】図5は本発明の他の実施例を示し、前記実
施例が循環ポンプ17で貯湯タンクT1,T2の上部の湯水を
直接的に移動させるのに対して、この実施例は、循環ポ
ンプ17で貯湯タンクT1,T2の下部の常温水を移動させる
ことによって貯湯タンクT1,T2の上部の湯水を間接的に
移動させるようにしている。
【0051】その配管構造は、加熱路15と上部循環配管
19a ,19b との間に上部電動弁B6が取り付けられ、下部
循環配管20a ,20b に下部電動弁B7,B8がそれぞれ取り
付けられている。
【0052】さらに、循環ポンプ17と加熱器16(上部電
動弁B6)との間に移動用配管21の集合管部22が接続さ
れ、この移動用配管21の分岐管部23a ,23b が下部循環
配管20a ,20b の下部電動弁B7,B8と貯湯タンクT1,T2
との間にそれぞれ取り付けられている。この分岐管部23
a ,23b に移動用電動弁B4,B5がそれぞれ接続されてい
る。
【0053】そして、貯湯タンクT1について沸き上げを
行なうには、電動弁B6,B7を開いて貯湯タンクT1と加熱
路15との循環路を形成し、加熱ヒータ18および循環ポン
プ17をオンして貯湯タンクT1の下部の常温水を沸き上げ
るとともに沸き上げた湯水を貯湯タンクT1の上部に注入
する。
【0054】また、貯湯タンクT2について沸き上げを行
なうには、電動弁B6,B8を開いて貯湯タンクT2と加熱路
15との循環路を形成し、加熱ヒータ18および循環ポンプ
17をオンして貯湯タンクT2の下部の常温水を沸き上げる
とともに沸き上げた湯水を貯湯タンクT2の上部に注入す
る。
【0055】次に、貯湯タンクT1から貯湯タンクT2に湯
水を移動させる場合には、電動弁B4,B8を開いて貯湯タ
ンクT2の下部から循環ポンプ17を通じて貯湯タンクT1の
下部に通じる常温水移動路を形成し、循環ポンプ17をオ
ンして貯湯タンクT2の下部の常温水を貯湯タンクT1の下
部へ注入する。これにより、貯湯タンクT1の上部の湯水
が上部循環配管19a に押し出され、上部循環配管19b を
通じて貯湯タンクT2の上部に湯水が移動される。
【0056】また、貯湯タンクT2から貯湯タンクT1に湯
水を移動させる場合には、電動弁B5,B7を開いて貯湯タ
ンクT1の下部から循環ポンプ17を通じて貯湯タンクT2の
下部に通じる常温水移動路を形成し、循環ポンプ17をオ
ンして貯湯タンクT1の下部の常温水を貯湯タンクT2の下
部へ注入する。これにより、貯湯タンクT2の上部の湯水
が上部循環配管19b に押し出され、上部循環配管19a を
通じて貯湯タンクT1の上部に湯水が移動される。
【0057】このように、循環ポンプ17で貯湯タンクT
1,T2の下部の常温水を移動させることによって、常温
水の移動方向とは逆方向に、貯湯タンクT1,T2の間で湯
水が移動される。そのため、深夜電力時間帯などの特定
時間帯以外において、貯湯タンクT1,T2のうちの一方の
残湯量が少なくなったり湯切れが生じた場合でも、貯湯
タンクT1,T2の他方に湯水が残っていれば、その貯湯タ
ンクT1,T2の他方から一方へ湯水を移動させることで、
湯切れを防止できる。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の給湯装置によれば、貯湯
タンク内に貯湯されている湯水を他の貯湯タンクに移動
させることができるため、1つの貯湯タンクの残湯量が
少なくなったり湯切れが生じた場合でも、他の貯湯タン
クに湯水が残っていれば、他の貯湯タンクの他方から湯
水を移動させることで、湯切れを防止できる。
【0059】請求項2記載の給湯装置によれば、循環ポ
ンプで貯湯タンクの下部の常温水を移動させることによ
って、常温水の移動方向とは逆方向に、貯湯タンクの上
部間で湯水を移動させることができるため、1つの貯湯
タンクの残湯量が少なくなったり湯切れが生じた場合で
も、他の貯湯タンクに湯水が残っていれば、他の貯湯タ
ンクの他方から湯水を移動させることで、湯切れを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給湯装置の一実施例を示す配管図であ
る。
【図2】同上実施例の制御ブロック図である。
【図3】同上実施例の沸上時のフローチャートである。
【図4】同上実施例の湯水移動時のフローチャートであ
る。
【図5】本発明の給湯装置の他の実施例を示す配管図で
ある。
【図6】従来の給湯装置の配管図である。
【符号の説明】
11 給湯口 12 給水口 15 加熱路 16 加熱器 17 循環ポンプ 19a ,19b 上部循環配管 20a ,20b 下部循環配管 21 移動用配管 B1,B2 上部電動弁 B3 下部電動弁 B4,B5 移動用電動弁 B6 上部電動弁 B7,B8 下部電動弁 T1,T2 貯湯タンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に給湯口を有するとともに下部に給
    水口を有する複数の貯湯タンクと、 加熱器および循環ポンプを有する加熱路と、 この加熱路の一端に接続されるとともに前記各貯湯タン
    クの上部にそれぞれ分岐接続される上部循環配管と、 前記加熱路の他端に接続されるとともに前記各貯湯タン
    クの下部にそれぞれ分岐接続される下部循環配管と、 前記分岐された上部循環配管にそれぞれ設けられる上部
    電動弁と、 前記加熱路と下部循環配管との間に設けられる下部電動
    弁と、 前記循環ポンプと下部電動弁との間に接続されるととも
    に前記分岐された上部循環配管の上部電動弁と前記貯湯
    タンクとの間にそれぞれ分岐接続される移動用配管と、 この分岐された移動用配管にそれぞれ設けられる移動用
    電動弁とを備えたことを特徴とする給湯装置。
  2. 【請求項2】 上部に給湯口を有するとともに下部に給
    水口を有する複数の貯湯タンクと、 加熱器および循環ポンプを有する加熱路と、 この加熱路の一端に接続されるとともに前記各貯湯タン
    クの上部にそれぞれ分岐接続される上部循環配管と、 前記加熱路の他端に接続されるとともに前記各貯湯タン
    クの下部にそれぞれ分岐接続される下部循環配管と、 前記加熱路と上部循環配管との間に設けられる上部電動
    弁と、 前記分岐された下部循環配管にそれぞれ設けられる下部
    電動弁と、 前記循環ポンプと上部電動弁との間に接続されるととも
    に前記分岐された下部循環配管の下部電動弁と前記貯湯
    タンクとの間にそれぞれ分岐接続される移動用配管と、 この分岐された移動用配管にそれぞれ設けられる移動用
    電動弁とを備えたことを特徴とする給湯装置。
JP12363994A 1994-06-06 1994-06-06 給湯装置 Expired - Fee Related JP3005156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12363994A JP3005156B2 (ja) 1994-06-06 1994-06-06 給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12363994A JP3005156B2 (ja) 1994-06-06 1994-06-06 給湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07332764A true JPH07332764A (ja) 1995-12-22
JP3005156B2 JP3005156B2 (ja) 2000-01-31

Family

ID=14865572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12363994A Expired - Fee Related JP3005156B2 (ja) 1994-06-06 1994-06-06 給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3005156B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007101004A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Kawamura Electric Inc 集合住宅用コージェネレーションシステム
JP2009030972A (ja) * 2003-03-28 2009-02-12 Denso Corp 貯湯式給湯風呂装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69733915T2 (de) 1996-04-23 2006-03-02 Canon K.K. Aufzeichnungsgerät und Aufzeichnungsverfahren
JP3413052B2 (ja) 1996-04-23 2003-06-03 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置及び制御方法
JP3576694B2 (ja) 1996-04-23 2004-10-13 キヤノン株式会社 インクジェット記録方法、その装置、画像処理方法及び画像処理方法を実行するプリント方法
DE69725043T2 (de) 1996-04-23 2004-07-08 Canon K.K. Tintenstrahldrucksystem, Verfahren und Apparat zum Tintenstrahldrucken

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009030972A (ja) * 2003-03-28 2009-02-12 Denso Corp 貯湯式給湯風呂装置
JP2007101004A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Kawamura Electric Inc 集合住宅用コージェネレーションシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3005156B2 (ja) 2000-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4294624B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JPH07332764A (ja) 給湯装置
JP5567948B2 (ja) 熱源装置
JP2012127553A (ja) 熱源装置
JPH06169853A (ja) 自動風呂釜の配管洗浄方法
JP2009204249A (ja) 給湯装置
JP2006349273A (ja) 給湯装置
JP2001124356A (ja) 即時出湯装置の即時出湯制御方法
JP2000193312A (ja) 風呂加熱及び浴室暖房装置
JPS62129645A (ja) 貯湯式電気温水器の湯張り制御装置
JP2989657B2 (ja) 風呂湯温および水位の制御方法
JPH0733087Y2 (ja) 風呂装置における凍結防止装置
JP2012052751A (ja) 熱源装置
JP3821926B2 (ja) 給湯装置の洗浄方法及びその装置
JP3848865B2 (ja) 風呂給湯器
JP2000193311A (ja) 風呂加熱及び浴室暖房装置
JPH0718928Y2 (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JPH11351662A (ja) 浴槽用給湯装置
JP2882707B2 (ja) 電気温水器
JP2881935B2 (ja) 給湯機の制御装置
JP4141294B2 (ja) 給湯機
JP3248535B2 (ja) 浴槽用湯水加熱装置
JP3691534B2 (ja) 風呂装置の湯張り注湯制御方法
JPH02203149A (ja) 全自動風呂装置の浴槽湯温制御方法
JP4141293B2 (ja) 給湯機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees