JPH07332384A - 軸継手用ブーツ - Google Patents
軸継手用ブーツInfo
- Publication number
- JPH07332384A JPH07332384A JP6123692A JP12369294A JPH07332384A JP H07332384 A JPH07332384 A JP H07332384A JP 6123692 A JP6123692 A JP 6123692A JP 12369294 A JP12369294 A JP 12369294A JP H07332384 A JPH07332384 A JP H07332384A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boot
- clamp
- shaft coupling
- elliptical
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 title claims abstract description 14
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 title claims abstract description 14
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 title claims abstract description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Clamps And Clips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸継手用ブーツのクランプ側端部の断面形状
を楕円又は長円形状にすることにより、クランプバンド
によるクランプの際の噛み込み巻き上げ現象を回避し、
密封性を維持する。 【構成】 ブーツのクランプ側端部１Ａの断面形状が、
円形断面のクランプ側端部の内周長に等しい内周長を有
する楕円又は長円断面形状となるよう形成し、楕円形状
では小曲率部分、長円形状では直線部分１Ｂの位置でク
ランプバンドのレバー３ａの締め込みを行う。
を楕円又は長円形状にすることにより、クランプバンド
によるクランプの際の噛み込み巻き上げ現象を回避し、
密封性を維持する。 【構成】 ブーツのクランプ側端部１Ａの断面形状が、
円形断面のクランプ側端部の内周長に等しい内周長を有
する楕円又は長円断面形状となるよう形成し、楕円形状
では小曲率部分、長円形状では直線部分１Ｂの位置でク
ランプバンドのレバー３ａの締め込みを行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、軸継手の継手部分の周
囲をカバーするブーツ、特に、このブーツを継手部分に
クランプするクランプ状態を改善できる軸継手用ブーツ
に関するものである。
囲をカバーするブーツ、特に、このブーツを継手部分に
クランプするクランプ状態を改善できる軸継手用ブーツ
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、このようなブーツ１を軸継手の継
手部分２の外面に装着し、クランプバンド３によりクラ
ンプする場合（図１(a) 参照）、図２に示すようなクラ
ンプバンド３をブーツのクランプ側端部１Ａの周囲に巻
き付け、クランプバンド３の一方の端部に固着したレバ
ー３ａをクランプバンド３の他方の端部のフック部３ｂ
に引っ掛け（図１(b) の２点鎖線参照）、図１(b) の実
線で示すように、レバー３ａをクランプバンド３に密着
させるように変形させ、レバー３ａの端部をかしめ部３
ｃによって固定することによってクランプを完了する。
手部分２の外面に装着し、クランプバンド３によりクラ
ンプする場合（図１(a) 参照）、図２に示すようなクラ
ンプバンド３をブーツのクランプ側端部１Ａの周囲に巻
き付け、クランプバンド３の一方の端部に固着したレバ
ー３ａをクランプバンド３の他方の端部のフック部３ｂ
に引っ掛け（図１(b) の２点鎖線参照）、図１(b) の実
線で示すように、レバー３ａをクランプバンド３に密着
させるように変形させ、レバー３ａの端部をかしめ部３
ｃによって固定することによってクランプを完了する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のブーツ
をクランプバンドのレバー３ａをフック部３ｂに引っ掛
けて継手部分２にクランプしようとすると、図３に示す
ように、フック部３ｂとレバー３ａを取り付けたバンド
端部との間の隙間にブーツ材料を噛み込み、このため、
噛み込みを生じた部分に対応するブーツ端部１Ａの内面
が巻き上げられ、ブーツのクランプ側端部１Ａと継手部
分２との間に剥離（隙間）を生じ、密封性が損なわれる
ことになる。
をクランプバンドのレバー３ａをフック部３ｂに引っ掛
けて継手部分２にクランプしようとすると、図３に示す
ように、フック部３ｂとレバー３ａを取り付けたバンド
端部との間の隙間にブーツ材料を噛み込み、このため、
噛み込みを生じた部分に対応するブーツ端部１Ａの内面
が巻き上げられ、ブーツのクランプ側端部１Ａと継手部
分２との間に剥離（隙間）を生じ、密封性が損なわれる
ことになる。
【０００４】従って、本発明の目的は、クランプバンド
によるクランプにおける巻き上げ現象を回避する改善し
た軸継手用ブーツを得るにある。
によるクランプにおける巻き上げ現象を回避する改善し
た軸継手用ブーツを得るにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明軸継手用ブーツは、ブーツのクランプ側端部
の断面形状が、円形断面のクランプ側端部の内周長に等
しい内周長を有する楕円又は長円断面形状となるよう形
成したことを特徴とする。
め、本発明軸継手用ブーツは、ブーツのクランプ側端部
の断面形状が、円形断面のクランプ側端部の内周長に等
しい内周長を有する楕円又は長円断面形状となるよう形
成したことを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明軸継手用ブーツは、継手部分の外面に装
着するとき、楕円の曲率の小さい部分又は長円の直線部
分は、継手部分の外面に適合するよう半径方向外方に引
張力を受け、この拡開直径方向ラインの両側では周方向
に互いに逆向きの引っ張り力が加わり、この部分でクラ
ンプバンド端部相互を連結しようとする場合、クランプ
バンド端部相互間の連結部分の隙間への噛み込みを生ず
ることなく、従って、ブーツのクランプ側端部と継手部
分との間に剥離を生ずることなく、密封性が維持され
る。一方、拡開直径方向ラインに直交する直径方向ライ
ンの両側ではこの直径方向ラインに向かう圧縮力を生じ
て、従来のブーツと同様の円形断面形状となり、従来の
ブーツと同一の緊縛力が得られる。
着するとき、楕円の曲率の小さい部分又は長円の直線部
分は、継手部分の外面に適合するよう半径方向外方に引
張力を受け、この拡開直径方向ラインの両側では周方向
に互いに逆向きの引っ張り力が加わり、この部分でクラ
ンプバンド端部相互を連結しようとする場合、クランプ
バンド端部相互間の連結部分の隙間への噛み込みを生ず
ることなく、従って、ブーツのクランプ側端部と継手部
分との間に剥離を生ずることなく、密封性が維持され
る。一方、拡開直径方向ラインに直交する直径方向ライ
ンの両側ではこの直径方向ラインに向かう圧縮力を生じ
て、従来のブーツと同様の円形断面形状となり、従来の
ブーツと同一の緊縛力が得られる。
【０００７】
【実施例】次に、図面につき本発明の好適な実施例を説
明する。
明する。
【０００８】図４は、本発明による軸継手用ブーツのク
ランプ側端部１Ａの断面図であり、この断面図に示すよ
うに、本発明軸継手用ブーツは、断面を楕円又は長円形
状とする。
ランプ側端部１Ａの断面図であり、この断面図に示すよ
うに、本発明軸継手用ブーツは、断面を楕円又は長円形
状とする。
【０００９】本発明によれば、この楕円形状の曲率が小
さい小曲率部分又は長円形状の直線部分１Ｂでクランプ
するようにする。このため、この小曲率部分又は直線部
分１Ｂの適当な位置に、クランプ位置であることを示す
マーキングを施しておくとよい。
さい小曲率部分又は長円形状の直線部分１Ｂでクランプ
するようにする。このため、この小曲率部分又は直線部
分１Ｂの適当な位置に、クランプ位置であることを示す
マーキングを施しておくとよい。
【００１０】ブーツのクランプ側端部１Ａの内周長は、
通常の円形断面クランプ側端部の内周長に等しくする。
通常の円形断面クランプ側端部の内周長に等しくする。
【００１１】図４のような断面を有する本発明軸継手用
ブーツを、図５に示すように継手部分２に装着すると、
互いに直交する楕円の小曲率部分の中心を結ぶ直径ライ
ンＹの両側では、この直径ラインＹから周方向に離れる
向きの引張力Ｔが加わる。一方、直径ラインＹに直交す
る直径ラインＸの両側では、この直径ラインＸに向かう
圧縮力Ｃが加わる。
ブーツを、図５に示すように継手部分２に装着すると、
互いに直交する楕円の小曲率部分の中心を結ぶ直径ライ
ンＹの両側では、この直径ラインＹから周方向に離れる
向きの引張力Ｔが加わる。一方、直径ラインＹに直交す
る直径ラインＸの両側では、この直径ラインＸに向かう
圧縮力Ｃが加わる。
【００１２】このようにして、本発明本発明軸継手用ブ
ーツは、継手部分２の外径に適合した円形断面形状とな
り、通常の円形断面クランプ側端部と同様の緊縛力で継
手部分２の周りに密着する。
ーツは、継手部分２の外径に適合した円形断面形状とな
り、通常の円形断面クランプ側端部と同様の緊縛力で継
手部分２の周りに密着する。
【００１３】しかし、クランプバンド３のレバー３ａの
側の端部とフック部３ｃ側の端部とが結合するクランプ
部分１Ｂは、直径ラインＹから離れる向きに引き延ばさ
れるため、レバー３ａを実線に示すように引き絞ったと
しても、図３の従来の軸継手用ブーツのようにバンド端
部間の間隙への噛み込みを生ずることがなく、従って、
内面の密着部分の剥離を生ずることがない。このように
して、軸継手用ブーツの密封性は確保される。
側の端部とフック部３ｃ側の端部とが結合するクランプ
部分１Ｂは、直径ラインＹから離れる向きに引き延ばさ
れるため、レバー３ａを実線に示すように引き絞ったと
しても、図３の従来の軸継手用ブーツのようにバンド端
部間の間隙への噛み込みを生ずることがなく、従って、
内面の密着部分の剥離を生ずることがない。このように
して、軸継手用ブーツの密封性は確保される。
【００１４】
【発明の効果】このように、本発明軸継手用ブーツによ
れば、クランプバンドによるクランプの際の密着部分の
剥離を生ずることがなく、密封性を維持することができ
る。
れば、クランプバンドによるクランプの際の密着部分の
剥離を生ずることがなく、密封性を維持することができ
る。
【図１】従来の軸継手ブーツをクランプバンドにより継
手部分に装着した説明図であり、（ａ）は、軸継手の縦
断面、（ｂ）は継手部分の横断面図である。
手部分に装着した説明図であり、（ａ）は、軸継手の縦
断面、（ｂ）は継手部分の横断面図である。
【図２】ブーツの継手部分にクランプするクランプバン
ドの説明図である。
ドの説明図である。
【図３】従来の軸継手ブーツをクランプバンドでクラン
プするときの説明図である。
プするときの説明図である。
【図４】本発明による軸継手ブーツのクランプ側端部の
断面図である。
断面図である。
【図５】本発明による軸継手ブーツにより、継手部分を
クランプバンドでクランプするときの説明図である。
クランプバンドでクランプするときの説明図である。
１ ブーツ 1A クランプ側端部 ２ 継手部分 ３ クランプバンド 3a レバー 3b フック部 3c かしめ部
Claims (1)
- 【請求項１】ブーツのクランプ側端部の断面形状が、円
形断面のクランプ側端部の内周長に等しい内周長を有す
る楕円又は長円断面形状となるよう形成したことを特徴
とする軸継手用ブーツ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6123692A JPH07332384A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 軸継手用ブーツ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6123692A JPH07332384A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 軸継手用ブーツ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07332384A true JPH07332384A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14866970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6123692A Pending JPH07332384A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 軸継手用ブーツ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07332384A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010014186A (ja) * | 2008-07-03 | 2010-01-21 | Toyota Motor Corp | 締付けバンド |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP6123692A patent/JPH07332384A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010014186A (ja) * | 2008-07-03 | 2010-01-21 | Toyota Motor Corp | 締付けバンド |
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