JPH07332383A - 軸継手用ブーツ - Google Patents
軸継手用ブーツInfo
- Publication number
- JPH07332383A JPH07332383A JP12369194A JP12369194A JPH07332383A JP H07332383 A JPH07332383 A JP H07332383A JP 12369194 A JP12369194 A JP 12369194A JP 12369194 A JP12369194 A JP 12369194A JP H07332383 A JPH07332383 A JP H07332383A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- boot
- shaft coupling
- side end
- circumferential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 238000010168 coupling process Methods 0.000 title claims abstract description 19
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 title claims abstract description 19
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 12
- 239000011800 void material Substances 0.000 claims description 6
- 238000004299 exfoliation Methods 0.000 abstract 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
- Diaphragms And Bellows (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸継手のクランプ側端部に周方向空隙部を設
けることにより、クランプバンドの噛み込みによるクラ
ンプ側端部内面と継手部分の外面との密着部分の剥離を
回避する。 【構成】 軸継手ブーツのクランプ側端部1Aの肉厚に
おける外周面と内周面との中間部分に周方向の少なくと
も一部にわたって延在する周方向空隙部4を設け、クラ
ンプバンド3のクランプレバー3aを引き絞るクランプ
の際に、クランプバンド端部3a、3c相互の連結部分にお
ける噛み込みによる影響をこの周方向空隙部4で吸収
し、クランプ側端部1Aの内面側に表れないようにし、
クランプ側端部1Aの内面と継手部分2の外面との間の
密着性を確保し、密封性を高める。
けることにより、クランプバンドの噛み込みによるクラ
ンプ側端部内面と継手部分の外面との密着部分の剥離を
回避する。 【構成】 軸継手ブーツのクランプ側端部1Aの肉厚に
おける外周面と内周面との中間部分に周方向の少なくと
も一部にわたって延在する周方向空隙部4を設け、クラ
ンプバンド3のクランプレバー3aを引き絞るクランプ
の際に、クランプバンド端部3a、3c相互の連結部分にお
ける噛み込みによる影響をこの周方向空隙部4で吸収
し、クランプ側端部1Aの内面側に表れないようにし、
クランプ側端部1Aの内面と継手部分2の外面との間の
密着性を確保し、密封性を高める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸継手の継手部分の周
囲をカバーするブーツ、特に、このブーツを継手部分に
クランプするクランプ状態を改善できる軸継手用ブーツ
に関するものである。
囲をカバーするブーツ、特に、このブーツを継手部分に
クランプするクランプ状態を改善できる軸継手用ブーツ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなブーツ1を軸継手の継
手部分2の外面に装着し、クランプバンド3によりクラ
ンプする場合(図1(a) 参照)、図2に示すようなクラ
ンプバンド3をブーツのクランプ側端部1Aの周囲に巻
き付け、クランプバンド3の一方の端部に固着したレバ
ー3aをクランプバンド3の他方の端部のフック部3b
に引っ掛け(図1(b) の仮想線参照)、図1(b) の実線
で示すように、レバー3aをクランプバンド3に密着さ
せるように変形させ、レバー3aの端部をかしめ部3c
によって固定することによってクランプを完了する。
手部分2の外面に装着し、クランプバンド3によりクラ
ンプする場合(図1(a) 参照)、図2に示すようなクラ
ンプバンド3をブーツのクランプ側端部1Aの周囲に巻
き付け、クランプバンド3の一方の端部に固着したレバ
ー3aをクランプバンド3の他方の端部のフック部3b
に引っ掛け(図1(b) の仮想線参照)、図1(b) の実線
で示すように、レバー3aをクランプバンド3に密着さ
せるように変形させ、レバー3aの端部をかしめ部3c
によって固定することによってクランプを完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のブーツ
をクランプバンドのレバー3aをフック部3bに引っ掛
けて継手部分2にクランプしようとすると、図3に示す
ように、フック部3bとレバー3aを取り付けたバンド
端部との間の隙間にブーツ材料を噛み込み、このため、
噛み込みを生じた部分に対応するブーツ端部1Aの内面
が巻き上げられ、ブーツのクランプ側端部1Aと継手部
分2との間に剥離を生じ、密封性が損なわれることにな
る。
をクランプバンドのレバー3aをフック部3bに引っ掛
けて継手部分2にクランプしようとすると、図3に示す
ように、フック部3bとレバー3aを取り付けたバンド
端部との間の隙間にブーツ材料を噛み込み、このため、
噛み込みを生じた部分に対応するブーツ端部1Aの内面
が巻き上げられ、ブーツのクランプ側端部1Aと継手部
分2との間に剥離を生じ、密封性が損なわれることにな
る。
【0004】従って、本発明の目的は、クランプバンド
によるクランプにおける巻き上げ現象を回避する改善し
た軸継手用ブーツを得るにある。
によるクランプにおける巻き上げ現象を回避する改善し
た軸継手用ブーツを得るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明軸継手用ブーツは、軸継手ブーツのクランプ
側端部の肉厚における外周面と内周面との中間部分に周
方向の少なくとも一部にわたって延在する周方向空隙部
を設けたことを特徴とする。
め、本発明軸継手用ブーツは、軸継手ブーツのクランプ
側端部の肉厚における外周面と内周面との中間部分に周
方向の少なくとも一部にわたって延在する周方向空隙部
を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明軸継手用ブーツのこの構成により、周方
向空隙部の外側でクランプバンドの端部の結合を行うよ
うにすると、周方向空隙部の内側には従来のような巻き
上げ現象は起こらず、ブーツのクランプ側端部内面と継
手部分の外面との密封性が損なわれることが回避され
る。
向空隙部の外側でクランプバンドの端部の結合を行うよ
うにすると、周方向空隙部の内側には従来のような巻き
上げ現象は起こらず、ブーツのクランプ側端部内面と継
手部分の外面との密封性が損なわれることが回避され
る。
【0007】
【実施例】次に、図面につき本発明の好適な実施例を説
明する。
明する。
【0008】本発明によれば、図4に示すように、軸継
手ブーツ1のクランプ側端部1Aの肉厚における外周面
と内周面との中間部分に周方向の少なくとも一部にわた
って延在する周方向空隙部4を設ける。
手ブーツ1のクランプ側端部1Aの肉厚における外周面
と内周面との中間部分に周方向の少なくとも一部にわた
って延在する周方向空隙部4を設ける。
【0009】図4の実施例では、この周方向空隙部4を
周方向の一部にわたり延在するものとして形成しが、全
周にわたり設けた環状の空隙部とすることもできる。
周方向の一部にわたり延在するものとして形成しが、全
周にわたり設けた環状の空隙部とすることもできる。
【0010】本発明によれば、図5の(a)に示すよう
に、周方向空隙部4の外側で、クランプバンド3のレバ
ー3aをフック部3cに引っ掛けて引き絞るとき、クラ
ンプバンド3のフック部側の端部とレバー側の端部との
間に噛み込みを生ずるが、周方向空隙部4の存在によ
り、周方向空隙部4の内側の部分には何ら影響は出ず、
図5の(b)に示すように、完全にクランプした状態で
は単に周方向空隙部4が潰れるだけで、ブーツのクラン
プ側端部1Aの内面と継手部分2の外面との間が密着し
た状態でクランプされ、密封性が損なわれることがな
い。
に、周方向空隙部4の外側で、クランプバンド3のレバ
ー3aをフック部3cに引っ掛けて引き絞るとき、クラ
ンプバンド3のフック部側の端部とレバー側の端部との
間に噛み込みを生ずるが、周方向空隙部4の存在によ
り、周方向空隙部4の内側の部分には何ら影響は出ず、
図5の(b)に示すように、完全にクランプした状態で
は単に周方向空隙部4が潰れるだけで、ブーツのクラン
プ側端部1Aの内面と継手部分2の外面との間が密着し
た状態でクランプされ、密封性が損なわれることがな
い。
【0011】図6は、本発明による軸継手ブーツの他の
実施例を示し、この実施例の場合、周方向空隙部4に細
条部材5を嵌合する。また環状空隙部の場合リング状細
条部材を嵌合するとよい。
実施例を示し、この実施例の場合、周方向空隙部4に細
条部材5を嵌合する。また環状空隙部の場合リング状細
条部材を嵌合するとよい。
【0012】この実施例の場合、ブーツのクランプ側端
部の補強が行われ、耐久性が向上するという効果が得ら
れるとともに、ブーツ端部の内面と継手部分の外面との
間の密着が一層一様となり、密封性が向上する効果も得
られる。
部の補強が行われ、耐久性が向上するという効果が得ら
れるとともに、ブーツ端部の内面と継手部分の外面との
間の密着が一層一様となり、密封性が向上する効果も得
られる。
【0013】
【発明の効果】本発明軸継手ブーツによれば、周方向空
隙部の存在によって、クランプバンドによるクランプの
際の巻き上げ現象が回避され、ブーツのクランプ側端部
の内面と継手部分の外面との間の密着が損なわれること
なく、密封性が向上するという効果が得られる。
隙部の存在によって、クランプバンドによるクランプの
際の巻き上げ現象が回避され、ブーツのクランプ側端部
の内面と継手部分の外面との間の密着が損なわれること
なく、密封性が向上するという効果が得られる。
【図1】従来の軸継手ブーツをクランプバンドにより継
手部分に装着した説明図であり、(a)は、軸継手の縦
断面、(b)は継手部分の横断面図である。
手部分に装着した説明図であり、(a)は、軸継手の縦
断面、(b)は継手部分の横断面図である。
【図2】ブーツの継手部分にクランプするクランプバン
ドの説明図である。
ドの説明図である。
【図3】従来の軸継手ブーツをクランプバンドでクラン
プするときの説明図である。
プするときの説明図である。
【図4】本発明による軸継手ブーツをクランプバンドに
より継手部分に装着した説明図であり、(a)は、軸継
手の縦断面、(b)は継手部分の横断面図である。
より継手部分に装着した説明図であり、(a)は、軸継
手の縦断面、(b)は継手部分の横断面図である。
【図5】本発明による軸継手ブーツをクランプバンドで
クランプするときの説明図であり、(a)はクランプバ
ンドのレバーを引き絞る前のクランプ直前の状態、
(b)は2点鎖線でクランプ直前の状態、実線でクラン
プ完了時の状態を示す説明図である。
クランプするときの説明図であり、(a)はクランプバ
ンドのレバーを引き絞る前のクランプ直前の状態、
(b)は2点鎖線でクランプ直前の状態、実線でクラン
プ完了時の状態を示す説明図である。
【図6】本発明による軸継手ブーツの他の実施例の図5
(a)と同様の説明図である。
(a)と同様の説明図である。
1 ブーツ 1A クランプ側端部 2 継手部分 3 クランプバンド 3a レバー 3b フック部 3c かしめ部 4 周方向空隙部 5 細条部材
Claims (3)
- 【請求項1】軸継手ブーツのクランプ端部の肉厚におけ
る外周面と内周面との中間部分に周方向の少なくとも一
部にわたって延在する周方向空隙部を設けたことを特徴
とする軸継手用ブーツ。 - 【請求項2】前記周方向空隙部を周方向全体にわたる環
状空隙部とした請求項1記載の軸継手用ブーツ。 - 【請求項3】前記周方向空隙部に、細条部材を嵌合した
請求項1又は2記載の軸継手用ブーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12369194A JPH07332383A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 軸継手用ブーツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12369194A JPH07332383A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 軸継手用ブーツ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07332383A true JPH07332383A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14866944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12369194A Pending JPH07332383A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 軸継手用ブーツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07332383A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19844987B4 (de) * | 1997-09-30 | 2012-07-19 | Ntn Corp. | Gleichlaufgelenk |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP12369194A patent/JPH07332383A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19844987B4 (de) * | 1997-09-30 | 2012-07-19 | Ntn Corp. | Gleichlaufgelenk |
DE19844987B8 (de) * | 1997-09-30 | 2012-11-29 | Ntn Corp. | Gleichlaufgelenk |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20031202 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040121 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040224 |