JPH07332334A - フロアカーペット留め具 - Google Patents
フロアカーペット留め具Info
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-
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Abstract
ることなく使用でき、汎用性を向上させてコストを下げ
ることができるフロアカーペット留め具を提供する。 【構成】 板状をした基部2に車体側に取り付ける取付
部5とフロアカーペット71を係止する係止部4とを一
体的に形成してなる樹脂製のフロアカーペット留め具で
あって、基部2の取付部5と係止部4との間の部分に、
この間の部分に可撓性を持たせるための肉薄部2cを設
けた。
Description
面に敷設されるフロアカーペットを床面に固定するため
のフロアカーペット留め具に関するものである。
アカーペットを敷くことが多くなっている。
ロアカーペットの取付構造の一例を示したものである。
ーペット留め具51が使用される部分に対応して、車体
側のフロアパネル61に取付孔62が形成されていると
ともに、フロアカーペット71に取付孔72が形成され
ている。
下、単に「留め具51」と言う)は、板状の基部52
と、この基部52の端から略上方へ起立する板状の起立
部53とを一体に有している他に、基部52に設けら
れ、取付孔72に挿入されてフロアカーペット71を係
止するための係止部54と、起立部53に設けられ、取
付孔62に圧入係止されて、起立部53をフロアパネル
61に取り付けるための弾性係止爪55aを有した取付
部55とを一体に有し、かつ基部52と起立部53との
コーナー部分に補強用のリブ56,57を形成した構造
になっている。
く場合、まず、留め具51の取付部55をフロアパネル
61の取付孔62に圧入係止させて留め具51をフロア
パネル61に固定し、次いでフロアカーペット71に設
けた取付孔72に係止部54を挿入する状態にしてフロ
アカーペット71を留め具51に係合させ、これにより
フロアカーペット71をフロアパネル61に固定する。
た従来の留め具51では、基部52に対する起立部53
の立ち上がり角度が固定になっている。このため、車種
によってフロアパネル61のフロアパネルの立ち上がり
角度が異なったような場合には、その都度、それに合っ
た留め具51を用意しなければならないので、色々な成
形型が必要となり、また部品管理も大変で経済性も悪
い。これにより、コストが高くなると言う問題点があっ
た。
のであり、その目的はフロアパネルの立ち上がり角度等
に影響されることなく使用でき、汎用性を向上させてコ
ストを下げることができるフロアカーペット留め具を提
供することにある。さらに、他の目的は、以下に説明す
る内容の中で順次明らかにして行く。
っては、板状をした基部に車体側に取り付ける取付部と
フロアカーペットを係止する係止部とを一体形成してな
る樹脂製のフロアカーペット留め具において、前記基部
の前記取付部と前記係止部との間の部分に、この間の部
分に可撓性を持たせるための肉薄部を設けた構造にする
ことによって達成される。
及び(2)のように構成しても良い。(1)先端に係止
爪が設けられているとともに、車体側のパネル材に形成
した取付孔に挿入させると前記係止爪が前記取付孔縁に
係着される第1の部材と、前記第1の部材が前記取付孔
縁に係着された後から前記第1の取付部内に圧入されて
前記係止爪が前記取付孔縁と離脱する方向に移動される
のを阻止するための第2の部材と、前記第1の部材と前
記第2の部材との間を連結している可撓性を有した連結
部材とを一体に設けて前記取付部を形成する。 (2)前記係止部を軸状に形成するとともに、この係止
部の外周で、かつ前記フロアカーペットに引き力が付与
される方向と反対側の面に、この係止部の基端より前記
フロアカーペットの略厚み分にわたって、切欠部を設け
た構成とすること。
立ち上がり角度が異なるような場合には、基部の取付部
と係止部の間の部分に設けられている肉薄部を屈曲させ
ることにより、立ち上がり角度が異なっても対応させる
ことができる。
もに、車体側のパネル材に形成した取付孔に挿入させる
と前記係止爪が前記取付孔縁に係着される第1の部材
と、前記第1の部材が前記取付孔縁に係着された後から
前記第1の取付部内に圧入されて前記係止爪が前記取付
孔縁と離脱する方向に移動されるのを阻止するための第
2の部材と、前記第1の部材と前記第2の部材との間を
連結している可撓性を有した連結部材とを一体に設けて
前記取付部を形成した場合には、車体側のパネル材に対
して取付部をより確実に固定することができる。
もに、この係止部の外周で、かつ前記フロアカーペット
に引き力が付与される方向と反対側の面に、この係止部
の基端より前記フロアカーペットの略厚み分にわたっ
て、切欠部を設けた構成とした場合では、係止部に係合
されたフロアカーペット側の取付孔の孔縁が切欠部に係
合され、より確実な固定がなされる。
詳細に説明する。図1乃至図3は本発明に係るフロアカ
ーペット留め具を用いたフロアカーペット取付構造の一
例を示すもので、図1はその概略縦断側面図、図2は図
1のA−A線に沿う断面図、図3は図2の一部を取り外
して示す分解図である。また、図4乃至図9は本発明に
係るフロアカーペット留め具単品を示すもので、図4は
その背面側より見た斜視図、図5はその背面側より見た
平面図、図6はその上面側より見た平面図、図7は図6
中の矢印B方向より見た側面図、図8は図6中の矢印C
方向より見た側面図、図9は図6中の矢印D方向より見
た側面図である。なお、図1乃至図3において、図13
と同じ符号を付して示すものは図13と同じものを示し
ているものである。
アカーペット取付構造では、フロアカーペット留め具1
が使用される部分に対応して、車体側のフロアパネル6
1に取付孔62が形成されているとともに、フロアカー
ペット71に取付孔72が形成されている。
単に「留め具1」と言う)は、樹脂(ナイロン)製であ
り、板状の基部2をベースとして形成されている。この
基部2は、フロアカーペット71側の取付孔72が挿入
された状態にして係合される係止部4が形成されている
第1の基部2aと、車体のフロアパネル61側の取付孔
62に圧入係止される取付部5が形成されている第2の
基部2bと、第1の基部2aと第2の基部2bとの間に
形成されている肉薄部2cとで成り、この肉薄部2cの
部分で上下方向に自由に屈曲できるようになっている。
なお、ここでの肉薄部2cの厚みは約1ミリである。
て、第1の基部2aより略直角に突出された状態にして
一体に形成されている。また、一部には一対のスリット
11が、第1の基部2aの裏面側から係止部4の先端に
至る直前まで形成され、各々のスリット11が係止部4
の周面を前後に横切った状態にして設けられている。加
えて、スリット11が開口された周面と略直角に位置し
ている両側の周面には、各々外側に膨出している部分1
2が形成されている。なお、この膨出部12の第1の基
部2aからの位置は、フロアカーペット71の厚みと略
同じか、これよりも若干大きく設定されている。そし
て、この係止部4では、係止部4がフロアカーペット7
1の取付孔72に挿入されるときに、膨出部12の最大
幅よりも取付孔72の内径が小さい場合には、スリット
11の部分で膨出部12を有した外周部分が内側に弾性
変形されて逃がされ、膨出部12が取付孔72を通過し
終わると再び弾性復帰されて、膨出部12がフロアカー
ペット71の上面側で孔縁に係合されて、係止部4から
フロアカーペット71が外れないようになる。また、前
記スリット11はフロアカーペット71の引張り方向
(例えば、図11の矢印Cで示す方向)と同方向に設け
られているため、係止部4の剛性が損なわれるいうこと
もない。
た左右一対の突片15A,15Aとでなる第1の部材1
5と、可撓性を有した帯状の連結部材13を介して第2
の基部2bと連結された板状部16A及びこの板状部1
6A上より略直角に突出された1つの突片16Bとを有
してなる第2の部材16とで形成されている。また、第
2の基部2bには、突片15,15Aの間に対応して、
開口14が形成されている。なお、この開口14の長さ
S(図5参照)は、取付孔62の長さL(図5参照)よ
りも1.5倍程大きく形成されていている。これは連結部
材13によって連結された第2の部材16の突片16B
が傾斜して挿入されるのを許容するためである。さら
に、各突片15A,15Aの先端には、各突片15Aの
両面側よりそれぞれ膨出された状態にして係止爪15a
が設けられ、それぞれの先端の断面が矢の頭状にして形
成されている。一方、第2の部材16の突片16Bは、
この突片16Bの先端に、この突片16Bの両面側より
それぞれ膨出された状態にして係止爪16aが設けら
れ、先端の断面が矢の頭状にして形成されている。ま
た、突片16Bの長さは、この突片16Bが第2の基部
2bの表面側より開口14内に差し込まれたときに、図
2に示すように、係止爪16aが突片15Aの係止爪1
5aを超えてわずかに突出され、抜き方向では係止爪1
5aに係合されて抜け止めされる大きさに設定されてい
る。
く場合、まず、留め具1の取付部5をフロアパネル61
の取付孔62に圧入係止させて留め具1をフロアパネル
61に固定する。そして、取付部5を取り付ける場合
は、突片16Bが突片15A,15Aとの間に挿入され
る前に、突片15A,15Aだけを取付孔62に挿入さ
せる。また、この挿入時に、突片15A,15Aが取付
孔62の孔縁にぶつかると、この突片15A,15Aが
共に内側に弾性変形され、この弾性変形によって挿入が
簡単に行われ、さに挿入後は弾性復帰されて係止爪15
aが孔縁に係合される。続いて、第2の部材16の可撓
性を有している連結部材13のところで折り返し、突片
16Bを第2の基部2bの表面側より開口14内に差し
込むと、図2に示すように、係止爪16aが突片15A
の係止爪15aを超えてわずかに突出された状態にな
る。すると、抜き方向では係止爪15aに係止爪16a
が係合されて抜け止めされる。これにより突片15A,
15Aが取付孔62の孔縁と離脱する方向に移動される
のが阻止され、取付部5がフロアパネル61に確実に取
り付けられる。なお、第2の部材16の突片16Bの挿
入過程では、第2の部材16が開口14に対して連結部
材13の折り曲げ作用により円弧状に移動しながら挿入
されるが、前述の如く開口14が取付孔62よりも大き
く形成されているので、連結部材13を無理に折り曲げ
無くともよい。
付孔72に係止部4を挿入する状態にしてフロアカーペ
ット71を留め具1に係合させると、これによりフロア
カーペット71がフロアパネル61に固定される。この
場合、膨出部12が抜け止めとして機能することにな
り、係止部4とフロアカーペット71との間の固定が確
実になされる。この同じ操作を、各留め具1が設けられ
る部分について行うことにより、フロアーカーペット7
1をフロアパネル61上に固定することができる。
1の立ち上がり角度が異なるような場合には、第1の基
部2aの取付部5と係止部4の間の部分に設けられてい
る肉薄部2cが屈曲されることにより、立ち上がり角度
が異なっても対応させることができる。したがって、汎
用性が向上し、少種多量生産が可能になるとともに、部
品管理も簡単で、コストを下げて安価に提供することが
できる。
ト留め具の一変形例と、これを用いてフロアカーペット
を取り付けた構造を示すものである。図10において、
図1乃至図9と同一符号を付したものは図1乃至図9と
同一のものを示している。そして、この図10に示す変
形例では、係止部4の外周で、かつフロアカーペット7
1に引き力が付与される方向と反対側の面に、この係止
部4の基端よりフロアカーペット71の略厚み分にわた
って、切欠部17を設けた構成として成るものである。
この場合では、カーペット側の取付孔72の孔径L1が
係止部12の先端部幅寸法L2より小さく設定されて両
者の係合が外れないように設定されているが、これに加
えて例えば、図11に示すようにフロアーカペット71
の取付過程などで第1の基部2aが上下方向に傾いたよ
うなときでも、フロアカーペット71側の取付孔72の
孔縁が切欠部17に係合され、この係合によりフロアカ
ーペット71が係止部4より不用意に外れるのが防止さ
れることになる。
ーペット留め具によれば、車体側のフロアパネル等の立
ち上がり角度が異なるような場合には、基部の取付部と
係止部の間の部分に設けられている肉薄部を屈曲させる
ことにより、立ち上がり角度が異なっても対応させるこ
とができる。これにより、汎用性が向上し、少種多量生
産が可能になるとともに、部品管理も簡単で、コストを
下げて安価に提供することができる。
もに、車体側のパネル材に形成した取付孔に挿入させる
と前記係止爪が前記取付孔縁に係着される第1の部材
と、前記第1の部材が前記取付孔縁に係着された後から
前記第1の取付部内に圧入されて前記係止爪が前記取付
孔縁と離脱する方向に移動されるのを阻止するための第
2の部材と、前記第1の部材と前記第2の部材との間を
連結している可撓性を有した連結部材とを一体に設けて
前記取付部を形成した場合には、車体側のパネル材に対
して取付部をより確実に固定することができる。
もに、この係止部の外周で、かつ前記フロアカーペット
に引き力が付与される方向と反対側の面に、この係止部
の基端より前記フロアカーペットの略厚み分にわたっ
て、切欠部を設けた構成とした場合では、係止部に係合
されたフロアカーペット側の取付孔の孔縁が切欠部に係
合され、より確実な固定がなされる。
取付構造の一例を示す概略縦断側面図である。
ある。
る。
る。
図である。
図である。
図である。
形例を用いた取付構造の概略縦断側面図である。
ための概略縦断側面図である。
概略縦断側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 板状をした基部に車体側に取り付ける取
付部とフロアカーペットを係止する係止部とを一体的に
形成してなる樹脂製のフロアカーペット留め具におい
て、 前記基部の前記取付部と前記係止部との間の部分に、こ
の間の部分に可撓性を持たせるための肉薄部を設けたこ
とを特徴とするフロアカーペット留め具。 - 【請求項2】 先端に係止爪が設けられているととも
に、車体側のパネル材に形成した取付孔に挿入させると
前記係止爪が前記取付孔縁に係着される第1の部材と、
前記第1の部材が前記取付孔縁に係着された後から前記
第1の取付部内に圧入されて前記係止爪が前記取付孔縁
と離脱する方向に移動されるのを阻止するための第2の
部材と、前記第1の部材と前記第2の部材との間を連結
している可撓性を有した連結部材とを一体に設けて前記
取付部を形成して成る請求項1に記載のフロアカーペッ
ト留め具。 - 【請求項3】 前記係止部を軸状に形成するとともに、
この係止部の外周で、かつ前記フロアカーペットに引き
力が付与される方向と反対側の面に、この係止部の基端
より前記フロアカーペットの略厚み分にわたって、切欠
部を設けた請求項1または2に記載のフロアカーペット
留め具。
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