JPH07330967A - ポリオレフィン組成物 - Google Patents
ポリオレフィン組成物Info
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- JPH07330967A JPH07330967A JP6127479A JP12747994A JPH07330967A JP H07330967 A JPH07330967 A JP H07330967A JP 6127479 A JP6127479 A JP 6127479A JP 12747994 A JP12747994 A JP 12747994A JP H07330967 A JPH07330967 A JP H07330967A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】ポリオレフィン100重量部と、ロジン類の金
属塩を主成分として含有する結晶核剤0.001〜5重
量部とからなるポリオレフィン組成物。ポリオレフィン
100重量部と、下記式(I)で表される化合物および
/またはその金属塩0.001〜5重量部とからなるポ
リオレフィン組成物。 【化1】 (R1 、R2 、R3 は、水素原子、アルキル基、シクロ
アルキル基またはアリール基を示す。) 【効果】機械的性質および/または光学的性質に優れて
いる。
属塩を主成分として含有する結晶核剤0.001〜5重
量部とからなるポリオレフィン組成物。ポリオレフィン
100重量部と、下記式(I)で表される化合物および
/またはその金属塩0.001〜5重量部とからなるポ
リオレフィン組成物。 【化1】 (R1 、R2 、R3 は、水素原子、アルキル基、シクロ
アルキル基またはアリール基を示す。) 【効果】機械的性質および/または光学的性質に優れて
いる。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ポリオレフィン組成物に
関し、さらに詳しくは、ポリオレフィンとロジン類の金
属塩を主成分として含有する結晶核剤とからなるポリオ
レフィン組成物、またはポリオレフィンと特定の化合物
および/またはその金属塩とからなるポリオレフィン組
成物に関するものである。
関し、さらに詳しくは、ポリオレフィンとロジン類の金
属塩を主成分として含有する結晶核剤とからなるポリオ
レフィン組成物、またはポリオレフィンと特定の化合物
および/またはその金属塩とからなるポリオレフィン組
成物に関するものである。
【0002】
【発明の技術的背景】ポリエチレンやポリプロピレンな
どで代表されるポリオレフィンは、優れた加工性、耐薬
品性、電気的性質、機械的性質などを有しているため、
射出成形品、中空成形品、フィルム、シート、繊維など
に加工され各種用途に用いられている。しかしながら用
途によっては、剛性、耐熱剛性、透明性などが充分とは
いえない場合がある。
どで代表されるポリオレフィンは、優れた加工性、耐薬
品性、電気的性質、機械的性質などを有しているため、
射出成形品、中空成形品、フィルム、シート、繊維など
に加工され各種用途に用いられている。しかしながら用
途によっては、剛性、耐熱剛性、透明性などが充分とは
いえない場合がある。
【0003】このようなポリオレフィンからなる成形体
の剛性、耐熱剛性、透明性は、ポリオレフィンの結晶化
速度を速め、成形加工時に微細な結晶を急速に生成させ
ることができれば向上させられることが知られている。
このため従来からポリオレフィンの結晶化速度を速める
ために、ポリオレフィンに結晶核剤を添加することが行
われており、たとえばアジピン酸ナトリウム、パラ-t-
ブチル安息香酸のアルミニウム塩、ジベンジリデンソル
ビトール、アルキルフェノールリン酸エステルの金属塩
などが用いられている。
の剛性、耐熱剛性、透明性は、ポリオレフィンの結晶化
速度を速め、成形加工時に微細な結晶を急速に生成させ
ることができれば向上させられることが知られている。
このため従来からポリオレフィンの結晶化速度を速める
ために、ポリオレフィンに結晶核剤を添加することが行
われており、たとえばアジピン酸ナトリウム、パラ-t-
ブチル安息香酸のアルミニウム塩、ジベンジリデンソル
ビトール、アルキルフェノールリン酸エステルの金属塩
などが用いられている。
【0004】しかしながら従来の結晶核剤が添加された
ポリオレフィンでは、得られる成形体の剛性、耐熱剛性
などの機械的性質、および/または、透明性、光沢など
の光学的性質が必ずしも満足するものではなかった。
ポリオレフィンでは、得られる成形体の剛性、耐熱剛性
などの機械的性質、および/または、透明性、光沢など
の光学的性質が必ずしも満足するものではなかった。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記のような従来技術に鑑みて
なされたものであって、機械的性質および/または光学
的性質に優れた成形体を得ることができるようなポリオ
レフィン組成物を提供することを目的としている。
なされたものであって、機械的性質および/または光学
的性質に優れた成形体を得ることができるようなポリオ
レフィン組成物を提供することを目的としている。
【0006】
【発明の概要】本発明に係る第1のポリオレフィン組成
物は、ポリオレフィン100重量部と、ロジン類の金属
塩を主成分として含有する結晶核剤0.001〜5重量
部とからなることを特徴としている。
物は、ポリオレフィン100重量部と、ロジン類の金属
塩を主成分として含有する結晶核剤0.001〜5重量
部とからなることを特徴としている。
【0007】本発明では、前記ロジン類が、天然ロジ
ン、変性ロジンおよびこれらの精製物からなる群より選
ばれる少なくとも一種のロジン類であることが好まし
い。また、前記金属塩が、ナトリウム塩、カリウム塩お
よびマグネシウム塩からなる群より選ばれる少なくとも
一種の金属塩であることが好ましい。さらに前記ロジン
類の金属塩が、デヒドロアビエチン酸金属塩、ジヒドロ
アビエチン酸金属塩およびジヒドロピマル酸金属塩から
なる群より選ばれる少なくとも一種のロジン類の金属塩
であることが好ましい。
ン、変性ロジンおよびこれらの精製物からなる群より選
ばれる少なくとも一種のロジン類であることが好まし
い。また、前記金属塩が、ナトリウム塩、カリウム塩お
よびマグネシウム塩からなる群より選ばれる少なくとも
一種の金属塩であることが好ましい。さらに前記ロジン
類の金属塩が、デヒドロアビエチン酸金属塩、ジヒドロ
アビエチン酸金属塩およびジヒドロピマル酸金属塩から
なる群より選ばれる少なくとも一種のロジン類の金属塩
であることが好ましい。
【0008】本発明に係る第2のポリオレフィン組成物
は、ポリオレフィン100重量部と、下記式(I)で表
される化合物および/またはその金属塩0.001〜5
重量部とからなることを特徴としている。
は、ポリオレフィン100重量部と、下記式(I)で表
される化合物および/またはその金属塩0.001〜5
重量部とからなることを特徴としている。
【0009】
【化2】
【0010】(式中、R1 、R2 およびR3 は、水素原
子、アルキル基、シクロアルキル基またはアリール基を
示し、各同一であっても異なっていてもよい) 本発明では、前記式(I)で表される化合物および/ま
たはその金属塩のうち、R1 がイソプロピル基であり、
R2 およびR3 がメチル基である化合物および/または
その金属塩が好ましい。また、前記式(I)で表される
化合物の金属塩が、ナトリウム塩、カリウム塩またはマ
グネシウム塩からなる群より選ばれる少なくとも一種の
金属塩であることが好ましい。さらに、前記式(I)で
表される化合物の金属塩が、R1 がイソプロピル基であ
り、R2 およびR3 がメチル基である化合物のナトリウ
ム塩、カリウム塩またはマグネシウム塩からなる群より
選ばれる少なくとも一種の金属塩であることがより好ま
しい。
子、アルキル基、シクロアルキル基またはアリール基を
示し、各同一であっても異なっていてもよい) 本発明では、前記式(I)で表される化合物および/ま
たはその金属塩のうち、R1 がイソプロピル基であり、
R2 およびR3 がメチル基である化合物および/または
その金属塩が好ましい。また、前記式(I)で表される
化合物の金属塩が、ナトリウム塩、カリウム塩またはマ
グネシウム塩からなる群より選ばれる少なくとも一種の
金属塩であることが好ましい。さらに、前記式(I)で
表される化合物の金属塩が、R1 がイソプロピル基であ
り、R2 およびR3 がメチル基である化合物のナトリウ
ム塩、カリウム塩またはマグネシウム塩からなる群より
選ばれる少なくとも一種の金属塩であることがより好ま
しい。
【0011】本発明のポリオレフィン組成物は、結晶化
速度が速く、得られる成形体は機械的性質および/また
は光学的性質に優れている。本発明のポリオレフィン組
成物は、家庭用品から工業用品に至る広い用途、たとえ
ば、食品容器、電気部品、電子部品、自動車部品、機械
機構部品などの素材として好適に使用される。
速度が速く、得られる成形体は機械的性質および/また
は光学的性質に優れている。本発明のポリオレフィン組
成物は、家庭用品から工業用品に至る広い用途、たとえ
ば、食品容器、電気部品、電子部品、自動車部品、機械
機構部品などの素材として好適に使用される。
【0012】
【発明の具体的な説明】以下、本発明に係るポリオレフ
ィン組成物について具体的に説明する。本発明に係る第
1のポリオレフィン組成物は、ポリオレフィンと後述す
るようなロジン類の金属塩を主成分として含有する結晶
核剤とから形成され、第2のポリオレフィン組成物は、
ポリオレフィンと後述するような特定の化合物および/
またはその金属塩とから形成されている。
ィン組成物について具体的に説明する。本発明に係る第
1のポリオレフィン組成物は、ポリオレフィンと後述す
るようなロジン類の金属塩を主成分として含有する結晶
核剤とから形成され、第2のポリオレフィン組成物は、
ポリオレフィンと後述するような特定の化合物および/
またはその金属塩とから形成されている。
【0013】本発明のポリオレフィン組成物を形成する
ポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン-1、ポリメチルペンテン、ポリメチルブ
テンなどのオレフィン単独重合体、プロピレン・エチレ
ンランダム共重合体などのオレフィン共重合体などを挙
げることができる。また、本発明のポリオレフィン組成
物を形成するポリオレフィンとしては、2種以上のポリ
オレフィンからなる組成物、ポリオレフィン50重量%
以上とポリオレフィン以外の樹脂50重量%未満とから
なる組成物を挙げることができる。これらのポリオレフ
ィンのなかでは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテン-1が特に好ましい。
ポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン-1、ポリメチルペンテン、ポリメチルブ
テンなどのオレフィン単独重合体、プロピレン・エチレ
ンランダム共重合体などのオレフィン共重合体などを挙
げることができる。また、本発明のポリオレフィン組成
物を形成するポリオレフィンとしては、2種以上のポリ
オレフィンからなる組成物、ポリオレフィン50重量%
以上とポリオレフィン以外の樹脂50重量%未満とから
なる組成物を挙げることができる。これらのポリオレフ
ィンのなかでは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテン-1が特に好ましい。
【0014】本発明に係る第1のポリオレフィン組成物
は、前記ポリオレフィンと、ロジン類の金属塩を主成分
として含有する結晶核剤とから形成されている。本発明
のポリオレフィン組成物を形成する結晶核剤は、ロジン
類の金属塩を主成分として含有する結晶核剤であって、
ロジン類の金属塩を5〜100重量%、好ましくは10
〜100重量%の割合で含有している。
は、前記ポリオレフィンと、ロジン類の金属塩を主成分
として含有する結晶核剤とから形成されている。本発明
のポリオレフィン組成物を形成する結晶核剤は、ロジン
類の金属塩を主成分として含有する結晶核剤であって、
ロジン類の金属塩を5〜100重量%、好ましくは10
〜100重量%の割合で含有している。
【0015】本発明においてロジン類の金属塩とは、ロ
ジン類と金属化合物との反応生成物をいう。ロジン類と
しては、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジンな
どの天然ロジン;不均化ロジン、水素化ロジン、脱水素
化ロジン、重合ロジン、α,β-エチレン性不飽和カルボ
ン酸変性ロジンなどの各種変性ロジン;前記天然ロジン
の精製物、変性ロジンの精製物などを例示できる。な
お、前記α, β-エチレン性不飽和カルボン酸変性ロジ
ンの調製に用いられる不飽和カルボン酸としては、たと
えばマレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、アクリル酸、メタ
クリル酸などを挙げることができる。これらの中では、
天然ロジン、変性ロジン、天然ロジンの精製物および変
性ロジンの精製物からなる群より選ばれる少なくとも一
種のロジン類であることが好ましい。ここで、ロジン類
は、ピマル酸、サンダラコピマル酸、パラストリン酸、
イソピマル酸、アビエチン酸、デヒドロアビエチン酸、
ネオアビエチン酸、ジヒドロピマル酸、ジヒドロアビエ
チン酸、テトラヒドロアビエチン酸などから選ばれる樹
脂酸を複数含んでいる。
ジン類と金属化合物との反応生成物をいう。ロジン類と
しては、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジンな
どの天然ロジン;不均化ロジン、水素化ロジン、脱水素
化ロジン、重合ロジン、α,β-エチレン性不飽和カルボ
ン酸変性ロジンなどの各種変性ロジン;前記天然ロジン
の精製物、変性ロジンの精製物などを例示できる。な
お、前記α, β-エチレン性不飽和カルボン酸変性ロジ
ンの調製に用いられる不飽和カルボン酸としては、たと
えばマレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、アクリル酸、メタ
クリル酸などを挙げることができる。これらの中では、
天然ロジン、変性ロジン、天然ロジンの精製物および変
性ロジンの精製物からなる群より選ばれる少なくとも一
種のロジン類であることが好ましい。ここで、ロジン類
は、ピマル酸、サンダラコピマル酸、パラストリン酸、
イソピマル酸、アビエチン酸、デヒドロアビエチン酸、
ネオアビエチン酸、ジヒドロピマル酸、ジヒドロアビエ
チン酸、テトラヒドロアビエチン酸などから選ばれる樹
脂酸を複数含んでいる。
【0016】前記ロジン類と反応して金属塩を形成する
金属化合物としては、ナトリウム、カリウム、マグネシ
ウムなどの金属元素を有し、かつ前記ロジン類と造塩す
る化合物が挙げられる。具体的には、前記金属の塩化
物、硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩、炭酸塩、酸化物、水酸化
物などが挙げられる。
金属化合物としては、ナトリウム、カリウム、マグネシ
ウムなどの金属元素を有し、かつ前記ロジン類と造塩す
る化合物が挙げられる。具体的には、前記金属の塩化
物、硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩、炭酸塩、酸化物、水酸化
物などが挙げられる。
【0017】本発明では、ロジン類の金属塩が、前記ロ
ジン類のナトリウム塩、前記ロジン類のカリウム塩およ
び前記ロジン類のマグネシウム塩からなる群より選ばれ
る少なくとも一種のロジン類の金属塩であることが好ま
しい。さらに前記ロジン類の金属塩が、水素化ロジンの
金属塩、不均化ロジンの金属塩および脱水素化ロジンの
金属塩からなる群より選ばれる少なくとも一種のロジン
類の金属塩であることが好ましく、中でもデヒドロアビ
エチン酸金属塩、ジヒドロアビエチン酸金属塩およびジ
ヒドロピマル酸金属塩からなる群より選ばれる少なくと
も一種のロジン類の金属塩であることが好ましい。
ジン類のナトリウム塩、前記ロジン類のカリウム塩およ
び前記ロジン類のマグネシウム塩からなる群より選ばれ
る少なくとも一種のロジン類の金属塩であることが好ま
しい。さらに前記ロジン類の金属塩が、水素化ロジンの
金属塩、不均化ロジンの金属塩および脱水素化ロジンの
金属塩からなる群より選ばれる少なくとも一種のロジン
類の金属塩であることが好ましく、中でもデヒドロアビ
エチン酸金属塩、ジヒドロアビエチン酸金属塩およびジ
ヒドロピマル酸金属塩からなる群より選ばれる少なくと
も一種のロジン類の金属塩であることが好ましい。
【0018】このようなロジン類の金属塩の製造方法と
しては、従来公知の方法が採用でき、たとえば (1) 前記ロジン類と前記金属化合物を有機溶剤の存在下
または不存在下に直接反応させる方法(直接法) (2) ロジン類の金属塩と前記金属化合物を水および/ま
たは有機溶剤の存在下に反応させて塩交換させる方法
(複分解法)などが挙げられる。
しては、従来公知の方法が採用でき、たとえば (1) 前記ロジン類と前記金属化合物を有機溶剤の存在下
または不存在下に直接反応させる方法(直接法) (2) ロジン類の金属塩と前記金属化合物を水および/ま
たは有機溶剤の存在下に反応させて塩交換させる方法
(複分解法)などが挙げられる。
【0019】直接法を採用する場合には、収率や作業性
を考慮すれば、前記ロジン類を有機溶剤に溶解し、溶液
状態にて金属化合物と反応させることが好ましい。ここ
で用いられる有機溶剤としては、たとえばトルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素系溶剤、酢酸エチル、酢酸
ブチルなどのエステル系溶剤、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤が挙げられ
る。この有機溶剤は、ロジン類に対する溶解性、水分離
性などを考慮して用いられる。
を考慮すれば、前記ロジン類を有機溶剤に溶解し、溶液
状態にて金属化合物と反応させることが好ましい。ここ
で用いられる有機溶剤としては、たとえばトルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素系溶剤、酢酸エチル、酢酸
ブチルなどのエステル系溶剤、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤が挙げられ
る。この有機溶剤は、ロジン類に対する溶解性、水分離
性などを考慮して用いられる。
【0020】前記ロジン類と前記金属化合物とを反応さ
せる際の有機溶剤の使用量は特に限定されないが、通常
ロジン類の使用量100重量部に対し20〜500重量
部程度である。また、反応温度は特に限定されないが、
通常40〜150℃程度、好ましくは50〜120℃の
範囲である。ロジン類と金属化合物との反応は、ロジン
類のカルボキシル基に対する金属導入量が通常5〜10
0当量%、好ましくは10〜100当量%となるように
行われる。反応終了後、有機溶剤を留去することによ
り、目的のロジン類の金属塩が得られる。なお、得られ
たロジン類の金属塩は、必要に応じて精製してもよい。
せる際の有機溶剤の使用量は特に限定されないが、通常
ロジン類の使用量100重量部に対し20〜500重量
部程度である。また、反応温度は特に限定されないが、
通常40〜150℃程度、好ましくは50〜120℃の
範囲である。ロジン類と金属化合物との反応は、ロジン
類のカルボキシル基に対する金属導入量が通常5〜10
0当量%、好ましくは10〜100当量%となるように
行われる。反応終了後、有機溶剤を留去することによ
り、目的のロジン類の金属塩が得られる。なお、得られ
たロジン類の金属塩は、必要に応じて精製してもよい。
【0021】複分解法を採用する場合には、収率や作業
性を考慮すれば、前記ロジン類の金属塩(たとえば、ア
ルカリ金属塩)を有機溶剤に溶解し、水の存在下で異種
の金属化合物と反応させることが好ましい。ここで用い
られる有機溶剤としては、前記直接法で用いられる有機
溶剤と同様のものが挙げられる。この有機溶剤は、ロジ
ン類の金属塩に対する溶解性、水分離性などを考慮して
用いられる。
性を考慮すれば、前記ロジン類の金属塩(たとえば、ア
ルカリ金属塩)を有機溶剤に溶解し、水の存在下で異種
の金属化合物と反応させることが好ましい。ここで用い
られる有機溶剤としては、前記直接法で用いられる有機
溶剤と同様のものが挙げられる。この有機溶剤は、ロジ
ン類の金属塩に対する溶解性、水分離性などを考慮して
用いられる。
【0022】前記ロジン類の金属塩と金属化合物とを反
応させる際の有機溶剤の使用量は特に限定されないが、
通常ロジン類の金属塩の使用量100重量部に対し10
0〜1000重量部程度である。また、反応温度は特に
限定されないが、通常40〜150℃程度、好ましくは
50〜90℃の範囲である。反応終了後、有機溶剤およ
び水を留去することにより、目的のロジン類の金属塩が
得られる。なお、得られたロジン類の金属塩は、必要に
応じて精製してもよい。
応させる際の有機溶剤の使用量は特に限定されないが、
通常ロジン類の金属塩の使用量100重量部に対し10
0〜1000重量部程度である。また、反応温度は特に
限定されないが、通常40〜150℃程度、好ましくは
50〜90℃の範囲である。反応終了後、有機溶剤およ
び水を留去することにより、目的のロジン類の金属塩が
得られる。なお、得られたロジン類の金属塩は、必要に
応じて精製してもよい。
【0023】このようにして得られたロジン類の金属塩
は、微粒子化して結晶核剤として用いることが好まし
い。ロジン類の金属塩を微粒子化することによりポリオ
レフィンへの分散性が向上するため、ロジン類の金属塩
を均一に分散させることができる。ロジン類の金属塩を
微粒子化する方法としては、従来公知の方法が採用で
き、たとえば (a) 得られたロジン類の金属塩の固形物を、湿式または
乾式にて粉砕処理する方法 (b) ロジン類と前記金属化合物との反応が終了した後、
有機溶剤を留去することなく、溶液状態にて水と、必要
に応じて界面活性剤および/または水溶性高分子とを添
加し、次いで乳化分散を行った後、水および有機溶剤を
留去する方法などが挙げられる。
は、微粒子化して結晶核剤として用いることが好まし
い。ロジン類の金属塩を微粒子化することによりポリオ
レフィンへの分散性が向上するため、ロジン類の金属塩
を均一に分散させることができる。ロジン類の金属塩を
微粒子化する方法としては、従来公知の方法が採用で
き、たとえば (a) 得られたロジン類の金属塩の固形物を、湿式または
乾式にて粉砕処理する方法 (b) ロジン類と前記金属化合物との反応が終了した後、
有機溶剤を留去することなく、溶液状態にて水と、必要
に応じて界面活性剤および/または水溶性高分子とを添
加し、次いで乳化分散を行った後、水および有機溶剤を
留去する方法などが挙げられる。
【0024】前記(b) の方法で用いられる界面活性剤お
よび/または水溶性高分子としては、従来公知のものが
用いられる。より具体的には、ノニオン系界面活性剤、
アニオン系界面活性剤、ポリビニルアルコール、ポリ
(メタ)アクリル酸アルカリ金属塩、(メタ)アクリル
酸−アクリルアミド系共重合体、水溶性セルロース、デ
ンプンなどが挙げられる。なお前記(b) の方法では、水
および有機溶剤を留去した後、水洗操作などを行い、ロ
ジン類の金属塩から界面活性剤や水溶性高分子を除去し
てもよい。
よび/または水溶性高分子としては、従来公知のものが
用いられる。より具体的には、ノニオン系界面活性剤、
アニオン系界面活性剤、ポリビニルアルコール、ポリ
(メタ)アクリル酸アルカリ金属塩、(メタ)アクリル
酸−アクリルアミド系共重合体、水溶性セルロース、デ
ンプンなどが挙げられる。なお前記(b) の方法では、水
および有機溶剤を留去した後、水洗操作などを行い、ロ
ジン類の金属塩から界面活性剤や水溶性高分子を除去し
てもよい。
【0025】本発明のポリオレフィン組成物は、ポリオ
レフィン100重量部とロジン類の金属塩を主成分とし
て含有する結晶核剤0.001〜5重量部、好ましくは
ポリオレフィン100重量部とロジン類の金属塩を主成
分として含有する結晶核剤0.05〜2重量部とから形
成されている。前記のような組成のポリオレフィン組成
物は、ポリオレフィンが本来有する優れた特性を有し、
かつ、結晶化速度が速い。このようなポリオレフィン組
成物は、剛性、耐熱剛性などの機械的特性および/また
は透明性、表面平滑性などの光学的特性に優れた成形体
を製造することができ、しかも経済的にも有利である。
レフィン100重量部とロジン類の金属塩を主成分とし
て含有する結晶核剤0.001〜5重量部、好ましくは
ポリオレフィン100重量部とロジン類の金属塩を主成
分として含有する結晶核剤0.05〜2重量部とから形
成されている。前記のような組成のポリオレフィン組成
物は、ポリオレフィンが本来有する優れた特性を有し、
かつ、結晶化速度が速い。このようなポリオレフィン組
成物は、剛性、耐熱剛性などの機械的特性および/また
は透明性、表面平滑性などの光学的特性に優れた成形体
を製造することができ、しかも経済的にも有利である。
【0026】本発明のポリオレフィン組成物は、本発明
の目的の範囲内において、他の添加剤、たとえば、安定
剤、耐候安定剤、可塑剤、潤滑剤、帯電防止剤、着色
剤、発泡剤、難燃剤、ガラス繊維などの補強剤、充填
剤、増量剤などを含有していてもよい。
の目的の範囲内において、他の添加剤、たとえば、安定
剤、耐候安定剤、可塑剤、潤滑剤、帯電防止剤、着色
剤、発泡剤、難燃剤、ガラス繊維などの補強剤、充填
剤、増量剤などを含有していてもよい。
【0027】本発明に係る第2のポリオレフィン組成物
は、ポリオレフィンと後述するような特定の化合物およ
び/またはその金属塩とから形成されている。本発明の
ポリオレフィン組成物を形成するポリオレフィンとして
は、前記第1のポリオレフィン組成物に用いられるもの
と同様のポリオレフィンが挙げられる。
は、ポリオレフィンと後述するような特定の化合物およ
び/またはその金属塩とから形成されている。本発明の
ポリオレフィン組成物を形成するポリオレフィンとして
は、前記第1のポリオレフィン組成物に用いられるもの
と同様のポリオレフィンが挙げられる。
【0028】本発明のポリオレフィン組成物は、前記ポ
リオレフィンと、下記式(I)で表される化合物および
/または下記式(I)で表される化合物の金属塩とから
形成されている。
リオレフィンと、下記式(I)で表される化合物および
/または下記式(I)で表される化合物の金属塩とから
形成されている。
【0029】
【化3】
【0030】式中、R1 、R2 およびR3 は、水素原
子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基であ
る。アルキル基として具体的には、メチル、エチル、n-
プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル、tert-ブ
チル、ペンチル、ヘプチル、オクチルなどの炭素数1〜
8のアルキル基が挙げられ、これらの基はヒドロキシル
基、カルボキシル基、アルコキシ基、ハロゲンなどの置
換基を有していてもよい。
子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基であ
る。アルキル基として具体的には、メチル、エチル、n-
プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル、tert-ブ
チル、ペンチル、ヘプチル、オクチルなどの炭素数1〜
8のアルキル基が挙げられ、これらの基はヒドロキシル
基、カルボキシル基、アルコキシ基、ハロゲンなどの置
換基を有していてもよい。
【0031】シクロアルキル基として具体的には、シク
ロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどの炭
素数5〜8のシクロアルキル基が挙げれ、これらの基は
ヒドロキシル基、カルボキシル基、アルコキシ基、ハロ
ゲンなどの置換基を有していてもよい。
ロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどの炭
素数5〜8のシクロアルキル基が挙げれ、これらの基は
ヒドロキシル基、カルボキシル基、アルコキシ基、ハロ
ゲンなどの置換基を有していてもよい。
【0032】アリール基としては、フェニル基、トリル
基、ナフチル基などの炭素数6〜10のアリール基が挙
げられ、これらの基はヒドロキシル基、カルボキシル
基、アルコキシ基、ハロゲンなどの置換基を有していて
もよい。
基、ナフチル基などの炭素数6〜10のアリール基が挙
げられ、これらの基はヒドロキシル基、カルボキシル
基、アルコキシ基、ハロゲンなどの置換基を有していて
もよい。
【0033】これらのR1 、R2 およびR3 で示される
基は、各同一であってもよく、また異なっていてもよ
い。前記式(I)で表される化合物のなかでは、R1 、
R2 およびR3 がそれぞれ、同一または異なるアルキル
基である化合物が好ましく、R1 がi-プロピル基であ
り、R2 およびR3 がメチル基である化合物がより好ま
しい。このような化合物は、特に結晶化速度の向上効果
が優れる。
基は、各同一であってもよく、また異なっていてもよ
い。前記式(I)で表される化合物のなかでは、R1 、
R2 およびR3 がそれぞれ、同一または異なるアルキル
基である化合物が好ましく、R1 がi-プロピル基であ
り、R2 およびR3 がメチル基である化合物がより好ま
しい。このような化合物は、特に結晶化速度の向上効果
が優れる。
【0034】前記式(I)で表される化合物として具体
的には、たとえばデヒドロアビエチン酸などが挙げられ
る。このような、前記式(I)で表される化合物、たと
えばデヒドロアビエチン酸は、前記天然ロジンを不均化
または脱水素化し、次いで精製することにより得られ
る。
的には、たとえばデヒドロアビエチン酸などが挙げられ
る。このような、前記式(I)で表される化合物、たと
えばデヒドロアビエチン酸は、前記天然ロジンを不均化
または脱水素化し、次いで精製することにより得られ
る。
【0035】前記式(I)で表される化合物は、単独で
または2種以上組み合わせて用いられる。前記式(I)
で表される化合物の金属塩は、下記式(II)で表される
化合物である。
または2種以上組み合わせて用いられる。前記式(I)
で表される化合物の金属塩は、下記式(II)で表される
化合物である。
【0036】
【化4】
【0037】式中、R1 、R2 およびR3 は前記式
(I)と同様である。Mは、1〜3価の金属イオンであ
り、具体的には、リチウム、ナトリウム、カリウム、ル
ビジウム、セシウムなどの1価の金属イオン、ベリリウ
ム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリ
ウム、亜鉛などの2価の金属イオン、アルミニウムなど
の3価の金属イオンが挙げられる。
(I)と同様である。Mは、1〜3価の金属イオンであ
り、具体的には、リチウム、ナトリウム、カリウム、ル
ビジウム、セシウムなどの1価の金属イオン、ベリリウ
ム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリ
ウム、亜鉛などの2価の金属イオン、アルミニウムなど
の3価の金属イオンが挙げられる。
【0038】これらのうち、1価または2価の金属イオ
ンであることが好ましく、ナトリウムイオン、カリウム
イオン、マグネシウムイオンであることがより好まし
い。nは、前記Mの価数と同一の整数であり、1〜3の
整数である。
ンであることが好ましく、ナトリウムイオン、カリウム
イオン、マグネシウムイオンであることがより好まし
い。nは、前記Mの価数と同一の整数であり、1〜3の
整数である。
【0039】前記式(II)で表される化合物のなかで
は、R1 、R2 およびR3 がそれぞれ、同一もしくは異
なるアルキル基である化合物、または、Mが1価もしく
は2価の金属イオンである化合物が好ましく、R1 がi-
プロピル基であり、R2 およびR3 がメチル基である化
合物、または、Mがナトリウムイオン、カリウムイオン
もしくはマグネシウムイオンである化合物がより好まし
く、R1 がi-プロピル基であり、R2 およびR3 がメチ
ル基であり、かつ、Mがカリウムイオンもしくはマグネ
シウムイオンである化合物が特に好ましい。このような
化合物は、特に結晶化速度の向上効果が優れる。
は、R1 、R2 およびR3 がそれぞれ、同一もしくは異
なるアルキル基である化合物、または、Mが1価もしく
は2価の金属イオンである化合物が好ましく、R1 がi-
プロピル基であり、R2 およびR3 がメチル基である化
合物、または、Mがナトリウムイオン、カリウムイオン
もしくはマグネシウムイオンである化合物がより好まし
く、R1 がi-プロピル基であり、R2 およびR3 がメチ
ル基であり、かつ、Mがカリウムイオンもしくはマグネ
シウムイオンである化合物が特に好ましい。このような
化合物は、特に結晶化速度の向上効果が優れる。
【0040】前記式(II)で表される化合物として具体
的には、たとえばデヒドロアビエチン酸リチウム、デヒ
ドロアビエチン酸ナトリウム、デヒドロアビエチン酸カ
リウム、デヒドロアビエチン酸ベリリウム、デヒドロア
ビエチン酸マグネシウム、デヒドロアビエチン酸カルシ
ウム、デヒドロアビエチン酸亜鉛、デヒドロアビエチン
酸アルミニウムなどのデヒドロアビエチン酸金属塩など
が挙げられる。
的には、たとえばデヒドロアビエチン酸リチウム、デヒ
ドロアビエチン酸ナトリウム、デヒドロアビエチン酸カ
リウム、デヒドロアビエチン酸ベリリウム、デヒドロア
ビエチン酸マグネシウム、デヒドロアビエチン酸カルシ
ウム、デヒドロアビエチン酸亜鉛、デヒドロアビエチン
酸アルミニウムなどのデヒドロアビエチン酸金属塩など
が挙げられる。
【0041】前記式(II)で表される化合物は、前記式
(I)で表されるカルボン酸を常法により金属塩化する
ことにより製造することができる。たとえば、前記式
(II)で表される化合物がデヒドロアビエチン酸金属塩
である場合、この金属塩は、下記式(III)
(I)で表されるカルボン酸を常法により金属塩化する
ことにより製造することができる。たとえば、前記式
(II)で表される化合物がデヒドロアビエチン酸金属塩
である場合、この金属塩は、下記式(III)
【0042】
【化5】
【0043】で表されるデヒドロアビエチン酸と、前記
金属化合物とを前記方法と同様にして反応させることに
より製造できる。このような前記式(II)で表される化
合物は、単独でまたは2種以上組み合わせて用いられ
る。2種以上の化合物の組み合わせとしては、たとえ
ば、前記式(II)においてR1 〜R3 が同一であり、M
が異なる2種以上の化合物を組み合わせたもの、前記式
(II)においてR1 〜R3 の少なくとも1個が異なり、
Mが同一である2種以上の化合物を組み合わせたものな
どが挙げられる。
金属化合物とを前記方法と同様にして反応させることに
より製造できる。このような前記式(II)で表される化
合物は、単独でまたは2種以上組み合わせて用いられ
る。2種以上の化合物の組み合わせとしては、たとえ
ば、前記式(II)においてR1 〜R3 が同一であり、M
が異なる2種以上の化合物を組み合わせたもの、前記式
(II)においてR1 〜R3 の少なくとも1個が異なり、
Mが同一である2種以上の化合物を組み合わせたものな
どが挙げられる。
【0044】上記のような前記式(I)で表される化合
物〔化合物(I)〕および前記式(I)で表される化合
物の金属塩〔化合物(II)〕は、化合物(I)もしくは
化合物(II)それぞれ単独で、または、化合物(I)と
化合物(II)とを組み合わせて用いられる。化合物
(I)と化合物(II)との組み合わせとしては、化合物
(I)と、化合物(I)の金属塩である化合物(II)と
を組み合わせることが好ましい。また、デヒドロアビエ
チン酸のカルボキシル基1当量あたり金属が0.05〜
1当量となる範囲で適宜に組み合わせることが好まし
い。
物〔化合物(I)〕および前記式(I)で表される化合
物の金属塩〔化合物(II)〕は、化合物(I)もしくは
化合物(II)それぞれ単独で、または、化合物(I)と
化合物(II)とを組み合わせて用いられる。化合物
(I)と化合物(II)との組み合わせとしては、化合物
(I)と、化合物(I)の金属塩である化合物(II)と
を組み合わせることが好ましい。また、デヒドロアビエ
チン酸のカルボキシル基1当量あたり金属が0.05〜
1当量となる範囲で適宜に組み合わせることが好まし
い。
【0045】本発明のポリオレフィン組成物は、ポリオ
レフィン100重量部と前記式(I)で表される化合物
および/またはその金属塩0.001〜5重量部、好ま
しくはポリオレフィン100重量部と前記式(I)で表
される化合物および/またはその金属塩0.05〜2重
量部とから形成されている。前記のような組成のポリオ
レフィン組成物は、ポリオレフィンが本来有する優れた
特性を有し、かつ、結晶化速度が速い。このようなポリ
オレフィン組成物は、剛性、耐熱剛性などの機械的特性
および/または透明性、表面平滑性などの光学的特性に
優れた成形体を製造することができ、しかも経済的にも
有利である。
レフィン100重量部と前記式(I)で表される化合物
および/またはその金属塩0.001〜5重量部、好ま
しくはポリオレフィン100重量部と前記式(I)で表
される化合物および/またはその金属塩0.05〜2重
量部とから形成されている。前記のような組成のポリオ
レフィン組成物は、ポリオレフィンが本来有する優れた
特性を有し、かつ、結晶化速度が速い。このようなポリ
オレフィン組成物は、剛性、耐熱剛性などの機械的特性
および/または透明性、表面平滑性などの光学的特性に
優れた成形体を製造することができ、しかも経済的にも
有利である。
【0046】本発明のポリオレフィン組成物は、本発明
の目的の範囲内において、前記第1のポリオレフィン組
成物と同様の添加剤を含有していてもよい。本発明のポ
リオレフィン組成物を製造するには、可塑剤、安定剤、
着色剤、充填剤などをポリマーにブレンドする際に用い
られる従来公知の方法を採用することができる。たとえ
ば、ポリオレフィンと前記ロジン類の金属塩を主成分と
して含有する結晶核剤、もしくはポリオレフィンと前記
式(I)で表される化合物および/またはその金属塩と
を押出機、プラストミルなどの混合機を使用して混合す
ることにより製造することができる。
の目的の範囲内において、前記第1のポリオレフィン組
成物と同様の添加剤を含有していてもよい。本発明のポ
リオレフィン組成物を製造するには、可塑剤、安定剤、
着色剤、充填剤などをポリマーにブレンドする際に用い
られる従来公知の方法を採用することができる。たとえ
ば、ポリオレフィンと前記ロジン類の金属塩を主成分と
して含有する結晶核剤、もしくはポリオレフィンと前記
式(I)で表される化合物および/またはその金属塩と
を押出機、プラストミルなどの混合機を使用して混合す
ることにより製造することができる。
【0047】本発明のポリオレフィン組成物は、射出成
形、押出成形、中空成形などの各種成形法により、目的
とする成形品の製造に供される。
形、押出成形、中空成形などの各種成形法により、目的
とする成形品の製造に供される。
【0048】
【発明の効果】本発明に係る第1のポリオレフィン組成
物は、ポリオレフィンとロジン類の金属塩を主成分とし
て含有する結晶核剤とから形成されているので結晶化速
度が速く、得られる成形体は機械的特性および/または
光学的特性に優れている。
物は、ポリオレフィンとロジン類の金属塩を主成分とし
て含有する結晶核剤とから形成されているので結晶化速
度が速く、得られる成形体は機械的特性および/または
光学的特性に優れている。
【0049】本発明に係る第2のポリオレフィン組成物
は、ポリオレフィンと特定の化合物および/またはその
金属塩とから形成されているので結晶化速度が速く、得
られる成形体は機械的特性および/または光学的特性に
優れている。
は、ポリオレフィンと特定の化合物および/またはその
金属塩とから形成されているので結晶化速度が速く、得
られる成形体は機械的特性および/または光学的特性に
優れている。
【0050】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0051】なお、ポリオレフィン組成物の性能評価は
次の方法によった。 結晶化速度:得られたペレットを、示差走査熱量計(D
SC)により溶融状態から一定速度(10℃/分)で冷
却し、結晶化発熱ピーク温度〔結晶化温度(Tc)〕を
測定することにより結晶化速度を評価した。結晶化温度
(Tc)の上昇効果の高いものほど結晶化速度が速い。
次の方法によった。 結晶化速度:得られたペレットを、示差走査熱量計(D
SC)により溶融状態から一定速度(10℃/分)で冷
却し、結晶化発熱ピーク温度〔結晶化温度(Tc)〕を
測定することにより結晶化速度を評価した。結晶化温度
(Tc)の上昇効果の高いものほど結晶化速度が速い。
【0052】剛性(FM):2mm厚の圧縮成形シート
より切り出した、長さ100mm、巾10mm、厚み2
mmの試験片を用い、JIS K7203に準拠して曲
げ弾性率を測定した。曲げ弾性率の大きなものは剛性が
高い。
より切り出した、長さ100mm、巾10mm、厚み2
mmの試験片を用い、JIS K7203に準拠して曲
げ弾性率を測定した。曲げ弾性率の大きなものは剛性が
高い。
【0053】透明性(ヘイズ):厚み1.0mmの圧縮
成形試験片を用い、JIS K6714に準拠したヘイ
ズを測定した。ヘイズの低いものは透明性が高い。
成形試験片を用い、JIS K6714に準拠したヘイ
ズを測定した。ヘイズの低いものは透明性が高い。
【0054】
【実施例1〜10】ポリプロピレンホモポリマー(温度
230℃、荷重2.16kgで測定したMFR:1.2
g/10分)100重量部に、イルガノックス 101
0TM(チバガイギー社製)0.1重量部およびステアリ
ン酸カルシウム0.1重量部を添加し、さらに下記表1
または表2に示す結晶核剤を下記表3に示す量で添加し
て、押出機により樹脂温度230℃でメルトブレンドし
ペレット化した。
230℃、荷重2.16kgで測定したMFR:1.2
g/10分)100重量部に、イルガノックス 101
0TM(チバガイギー社製)0.1重量部およびステアリ
ン酸カルシウム0.1重量部を添加し、さらに下記表1
または表2に示す結晶核剤を下記表3に示す量で添加し
て、押出機により樹脂温度230℃でメルトブレンドし
ペレット化した。
【0055】得られたペレットを用い、溶融温度230
℃、冷却温度20℃で圧縮成形および射出成形により各
種の試験片を作成した。この試験片を用いて前記の試験
方法により各種物性の測定を行った。結果を表3に示
す。
℃、冷却温度20℃で圧縮成形および射出成形により各
種の試験片を作成した。この試験片を用いて前記の試験
方法により各種物性の測定を行った。結果を表3に示
す。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【比較例1】結晶核剤を使用しなかったこと以外は、実
施例1〜10と同様にしてペレットを製造した。
施例1〜10と同様にしてペレットを製造した。
【0059】得られたペレットを用い、実施例1〜10
と同様にして各種の試験片を作成した。この試験片を用
いて実施例1〜10と同様にして各種物性の測定を行っ
た。結果を表3に示す。
と同様にして各種の試験片を作成した。この試験片を用
いて実施例1〜10と同様にして各種物性の測定を行っ
た。結果を表3に示す。
【0060】
【比較例2】結晶核剤として前記表1または表2に示す
結晶核剤に替えてパラ-t-ブチル安息香酸アルミニウム
(シェル化学製:商品名 ALPTBBTM)(化合物H)を
0.3重量部添加した以外は実施例1〜10と同様にし
てペレットを製造した。
結晶核剤に替えてパラ-t-ブチル安息香酸アルミニウム
(シェル化学製:商品名 ALPTBBTM)(化合物H)を
0.3重量部添加した以外は実施例1〜10と同様にし
てペレットを製造した。
【0061】得られたペレットを用い、実施例1〜10
と同様にして各種の試験片を作成した。この試験片を用
いて実施例1〜10と同様にして各種物性の測定を行っ
た。結果を表3に示す。
と同様にして各種の試験片を作成した。この試験片を用
いて実施例1〜10と同様にして各種物性の測定を行っ
た。結果を表3に示す。
【0062】
【比較例3】結晶核剤として前記表1または表2に示す
結晶核剤に替えてジベンジリデンソルビトール(イーシ
ー化学製:商品名 EC-1TM)(化合物I)を0.3重量
部添加した以外は実施例1〜10と同様にしてペレット
を製造した。
結晶核剤に替えてジベンジリデンソルビトール(イーシ
ー化学製:商品名 EC-1TM)(化合物I)を0.3重量
部添加した以外は実施例1〜10と同様にしてペレット
を製造した。
【0063】得られたペレットを用い、実施例1〜10
と同様にして各種の試験片を作成した。この試験片を用
いて実施例1〜10と同様にして各種物性の測定を行っ
た。結果を表3に示す。
と同様にして各種の試験片を作成した。この試験片を用
いて実施例1〜10と同様にして各種物性の測定を行っ
た。結果を表3に示す。
【0064】
【表3】
【0065】
【実施例11〜19】線状低密度ポリエチレン(温度1
90℃、荷重2.16kgで測定したMFR:2.3g
/10分、23℃における密度:0.920g/cc)
100重量部に、イルガノックス 1076TM(チバガ
イギー社製)0.1重量部およびステアリン酸カルシウ
ム0.1重量部を添加し、さらに前記表1または表2に
示す結晶核剤を表4に示す量添加して、押出機により樹
脂温度200℃でメルトブレンドしペレット化した。
90℃、荷重2.16kgで測定したMFR:2.3g
/10分、23℃における密度:0.920g/cc)
100重量部に、イルガノックス 1076TM(チバガ
イギー社製)0.1重量部およびステアリン酸カルシウ
ム0.1重量部を添加し、さらに前記表1または表2に
示す結晶核剤を表4に示す量添加して、押出機により樹
脂温度200℃でメルトブレンドしペレット化した。
【0066】得られたペレットを用いて溶融温度200
℃、冷却温度20℃で圧縮成形により各種のシートを作
成した。このシートより前記の試験方法により各種物性
の測定を行なった。結果を表4に示す。
℃、冷却温度20℃で圧縮成形により各種のシートを作
成した。このシートより前記の試験方法により各種物性
の測定を行なった。結果を表4に示す。
【0067】
【比較例4】結晶核剤を使用しなかったこと以外は、実
施例11〜19と同様にしてペレットを製造した。
施例11〜19と同様にしてペレットを製造した。
【0068】得られたペレットを用い、実施例11〜1
9と同様にして各種のシートを作成した。このシートを
用いて実施例11〜19と同様にして各種物性の測定を
行った。結果を表4に示す。
9と同様にして各種のシートを作成した。このシートを
用いて実施例11〜19と同様にして各種物性の測定を
行った。結果を表4に示す。
【0069】
【比較例5】結晶核剤として前記表1または表2に示す
結晶核剤に替えて化合物Iを0.3重量部添加した以外
は実施例11〜19と同様にしてペレットを製造した。
結晶核剤に替えて化合物Iを0.3重量部添加した以外
は実施例11〜19と同様にしてペレットを製造した。
【0070】得られたペレットを用い、実施例11〜1
9と同様にして各種のシートを作成した。このシートを
用いて実施例11〜19と同様にして各種物性の測定を
行った。結果を表4に示す。
9と同様にして各種のシートを作成した。このシートを
用いて実施例11〜19と同様にして各種物性の測定を
行った。結果を表4に示す。
【0071】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠 井 徹 志 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 植 田 公 雄 大阪府大阪市鶴見区鶴見一丁目1番9号 荒川化学工業株式会社研究所内 (72)発明者 前 田 正 雄 大阪府大阪市鶴見区鶴見一丁目1番9号 荒川化学工業株式会社研究所内 (72)発明者 山 田 幸 治 大阪府大阪市鶴見区鶴見一丁目1番9号 荒川化学工業株式会社研究所内
Claims (7)
- 【請求項1】ポリオレフィン100重量部と、 ロジン類の金属塩を主成分として含有する結晶核剤0.
001〜5重量部とからなることを特徴とするポリオレ
フィン組成物。 - 【請求項2】 前記ロジン類が、天然ロジン、変性ロジ
ンおよびこれらの精製物からなる群より選ばれる少なく
とも一種のロジン類である請求項1に記載のポリオレフ
ィン組成物。 - 【請求項3】 前記金属塩が、ナトリウム塩、カリウム
塩およびマグネシウム塩からなる群より選ばれる少なく
とも一種の金属塩である請求項1または2に記載のポリ
オレフィン組成物。 - 【請求項4】 前記ロジン類の金属塩が、デヒドロアビ
エチン酸金属塩、ジヒドロアビエチン酸金属塩およびジ
ヒドロピマル酸金属塩からなる群より選ばれる少なくと
も一種のロジン類の金属塩である請求項1〜3のいずれ
かに記載のポリオレフィン組成物。 - 【請求項5】ポリオレフィン100重量部と、 下記式(I)で表される化合物および/またはその金属
塩0.001〜5重量部とからなることを特徴とするポ
リオレフィン組成物; 【化1】 (式中、R1 、R2 およびR3 は、水素原子、アルキル
基、シクロアルキル基またはアリール基を示し、各同一
であっても異なっていてもよい)。 - 【請求項6】前記式(I)で表される化合物および/ま
たはその金属塩が、前記式(I)においてR1 がイソプ
ロピル基であり、R2 およびR3 がメチル基である化合
物および/またはその金属塩である請求項5に記載のポ
リオレフィン組成物。 - 【請求項7】前記式(I)で表される化合物の金属塩が
ナトリウム塩、カリウム塩またはマグネシウム塩からな
る群より選ばれる少なくとも一種の金属塩である請求項
5または6に記載のポリオレフィン組成物。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6127479A JPH07330967A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | ポリオレフィン組成物 |
MYPI95001486A MY112911A (en) | 1994-06-09 | 1995-06-07 | Process for crystal nucleation of crystalline thermoplastic resin and crystalline thermoplastic resin composition |
TW084105769A TW278085B (ja) | 1994-06-09 | 1995-06-07 | |
CA002151302A CA2151302C (en) | 1994-06-09 | 1995-06-08 | Process for crystal nucleation of crystalline thermoplastic resin and crystalline thermoplastic resin composition |
DE69514039T DE69514039T2 (de) | 1994-06-09 | 1995-06-09 | Prozess für Kristallnukleierung von kristallinem thermoplastischem Harz und kristalline thermoplastische Harzzusammensetzung |
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KR100362208B1 (ko) * | 2000-11-09 | 2002-11-23 | 에스케이 주식회사 | 마개용 폴리프로필렌 조성물 |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP6127479A patent/JPH07330967A/ja active Pending
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