JPH07330240A - エレベータの停電灯点検装置 - Google Patents

エレベータの停電灯点検装置

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JPH07330240A
JPH07330240A JP12648894A JP12648894A JPH07330240A JP H07330240 A JPH07330240 A JP H07330240A JP 12648894 A JP12648894 A JP 12648894A JP 12648894 A JP12648894 A JP 12648894A JP H07330240 A JPH07330240 A JP H07330240A
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power failure
lamp
elevator
inspection
failure lamp
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JP12648894A
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Akira Ogawa
章 小川
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 停電灯に係る異常を早期に発見でき、停電灯
の不点灯に至るトラブルを事前に回避するエレベータの
停電灯点検装置を得る。 【構成】 かご室内照明灯1への電源供給を制御する点
検制御リレー8と、停電灯4へのバッテリー電源5によ
る電源供給を制御する点検制御リレー9と、定期点検時
間毎にCPU6からの点検信号の入力に基づいて点検制
御リレー8、9を制御してかご室内照明灯1を消灯させ
ると共に停電灯4を点灯させて、該停電灯の点灯開始時
と停電灯の点灯から一定時間経過後のバッテリー電源5
の端子電圧をそれぞれ検出し、それらの検出電圧の差か
らバッテリー電源5の連続負荷印加時の電圧降下を測定
し、その電圧降下が限界値と比較して大きいとき、バッ
テリー電源6の劣化を判定すると共に照度センサー10
による照度を検出して異常時に監視センターに通報する
停電灯自動点検装置7とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータかご室の
照明電源が停電したときに、エレベータかご内に設けた
停電灯をバッテリー電源で点灯するようにしたエレベー
タの停電灯に係り、特に、バッテリー電源の劣化等の不
具合を点検するエレベータの停電灯点検装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のエレベータ用停電灯回路の
一例を示す回路図である。図5において、1はかご室照
明灯、2A、2Bは連動するかご室照明の点灯用スイッ
チ、3はかご室照明電源の停電検出リレー、3Aはかご
室照明電源3の停電検出リレーのb接点、4は停電灯、
5は浮動充電などの充電器付の停電灯用バッテリー電源
である。
【0003】上記構成に係る動作について説明する。か
ご室照明灯1の点灯中、即ちかご室照明の点灯用スイッ
チ2Aが入のとき、かご室照明電源の停電検出リレー3
はピックアップし、停電検出リレー3のb接点3Aの開
放により停電灯4は消灯している。しかし、かご室照明
電源が停電すると、停電検出リレー3がドロップアウト
して、停電検出リレー3のb接点3Aが閉成するので、
停電灯用バッテリー電源5により停電灯4がかご室内を
照明する。なお、かご室照明の点灯用スイッチ2Bは、
かご室照明灯1の点灯時に停電となった場合のみ、停電
灯4が点灯するように設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記停電灯4
の点検は、かご室照明電源の遮断などにより故意に停電
状態として行うのが一般的である。点検は保守員により
毎月1回あるいは2回のエレベータの定期点検時に併せ
て行うため、この間に停電灯4のフィラメント切れ、バ
ッテリー電源5の劣化などがあってもチェックできず、
不具合があっても次回の点検まで判明せず、停電時にエ
レベータ利用者がかご室に閉じ込められたときに、停電
灯4が不点灯あるいは点灯しても暗く不安にさせるとい
う欠点があった。また、保守員による点検周期を短縮さ
せた場合、点検に要する時間が増え効率的な点検作業が
行い得ないという問題点があった。
【0005】この発明は上述したような従来例に係る問
題点を解消するためになされたもので、保守員を介在さ
せることなく自動的に停電灯に係る異常を早期に発見で
き、停電灯の不点灯に至るトラブルを事前に回避するこ
とができるエレベータの停電灯点検装置を得ることを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエレベータの停電灯点検装置は、かご室内照明灯を点
灯させるかご室照明電源の停電時に停電灯にバッテリー
電源を供給して上記停電灯を点灯させる停電灯回路を備
えたエレベータにおいて、上記かご室内照明灯へのかご
室内照明電源による電源供給を制御する第1の開閉手段
と、上記停電灯へのバッテリー電源による電源供給を制
御する第2の開閉手段と、定められた定期点検時間毎に
エレベータ制御手段からの点検信号の入力に基づいて上
記第1及び第2の開閉手段を制御して上記かご室内照明
灯を消灯させると共に上記停電灯を点灯させて、該停電
灯の点灯開始時と停電灯の点灯から一定時間経過後の上
記バッテリー電源の端子電圧をそれぞれ検出し、それら
の検出電圧の差からバッテリー電源の連続負荷印加時の
電圧降下を測定し、その電圧降下が限界値と比較して大
きいとき、バッテリー電源の劣化を判定する点検手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2に係るエレベータの停電灯
点検装置は、点検手段を、停電灯の点灯時にバッテリー
電源の負荷を増大させて電圧降下を測定するよう構成し
たことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項3に係るエレベータの停電灯
点検装置は、点検手段を、バッテリー電源の劣化判定出
力をエレベータ監視センターに通報するよう構成したこ
とを特徴とするものである。
【0009】また、請求項4に係るエレベータの停電灯
点検装置は、停電灯の照度を検出する照度センサーを備
え、点検装置を、上記停電灯を点灯させたときの上記照
度センサーにより検出される照度を設定値と比較して設
定値以下のときに停電灯の照度低下を判定するよう構成
したことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項5に係るエレベータの停電灯
点検装置は、点検手段を、停電灯の照度低下判定出力を
エレベータ監視センターに通報するよう構成したことを
特徴とするものである。
【0011】さらに、請求項5に係るエレベータの停電
灯点検装置は、点検手段を、照度センサーによる停電灯
の照度検出後に、第1の開閉手段を制御してかご室内照
明灯を点灯させてかご室内の照度を復旧させるよう構成
したことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】この発明の請求項1に係るエレベータの停電灯
点検装置においては、点検手段により、定められた定期
点検時間毎にエレベータ制御手段からの点検信号の入力
に基づいて第1及び第2の開閉手段を制御してかご室内
照明灯を消灯させると共に停電灯を点灯させて、該停電
灯の点灯開始時と停電灯の点灯から一定時間経過後のバ
ッテリー電源の端子電圧をそれぞれ検出し、それらの検
出電圧の差からバッテリー電源の連続負荷印加時の電圧
降下を測定し、その電圧降下が限界値と比較して大きい
とき、バッテリー電源の劣化を判定することにより、保
守員を介在させることなく自動的にバッテリー電源の劣
化を早期に発見でき、停電灯の不点灯に至るトラブルを
事前に回避する。
【0013】また、請求項2に係るエレベータの停電灯
点検装置においては、点検手段により、停電灯の点灯時
にバッテリー電源の負荷を増大させて電圧降下を測定す
るよう構成したことにより、バッテリー電源の劣化度合
いが顕著に現れ、バッテリー電源の劣化を早期に発見で
き、停電灯の不点灯に至るトラブルを事前に回避する。
【0014】また、請求項3に係るエレベータの停電灯
点検装置においては、点検手段により、バッテリー電源
の劣化判定出力をエレベータ監視センターに通報するよ
う構成したことにより、保守員を現地に派遣させること
なくバッテリー電源の劣化を検出でき、バッテリー電源
の再充電や交換を促して停電灯の不点灯に至るトラブル
を事前に回避する。
【0015】また、請求項4に係るエレベータの停電灯
点検装置においては、点検手段により、停電灯を点灯さ
せたときの照度センサーにより検出される照度を設定値
と比較して設定値以下のときに停電灯の照度低下を判定
することにより、保守員を介在させることなく自動的に
停電灯の劣化を早期に発見でき、停電灯の不点灯に至る
トラブルを事前に回避する。
【0016】また、請求項5に係るエレベータの停電灯
点検装置においては、点検手段により、停電灯の照度低
下判定出力をエレベータ監視センターに通報するよう構
成したことにより、保守員を現地に派遣させることなく
停電灯の劣化を検出でき、停電灯の交換を促して停電灯
の不点灯に至るトラブルを事前に回避する。
【0017】さらに、請求項6に係るエレベータの停電
灯点検装置においては、点検手段により、停電灯の点灯
開始時のバッテリー電源の端子電圧を検出した後に、第
1の開閉手段を制御してかご室内照明灯を点灯させてか
ご室内の照度を復旧させるよう構成したことにより、停
電灯の点検中も停電灯の照度測定後に速やかにかご室内
照明灯を点灯させて照度を確保してエレベータを使用可
能にする。
【0018】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図示実施例に基づ
いて説明する。図1は実施例1に係るエレベータの停電
灯点検装置を示すブロック構成図で、停電灯回路を組み
込んだものである。図1において、図5に示す従来例と
同一部分は同一符号を示し、1はかご室照明灯、2A、
2Bは連動するかご室照明の点灯用スイッチ、3はかご
室照明電源の停電検出リレー、3Aはかご室照明電源3
の停電検出リレーのb接点、4は停電灯、5は浮動充電
などの充電器付の停電灯用バッテリー電源である。
【0019】また、新たな構成として、6はエレベータ
制御用CPU、7は定期点検時間になり、さらに上記C
PU6からエレベータの呼びがないときに発する点検信
号に基づいて点検動作を開始する停電灯自動点検装置で
あり、かご室内照明灯1へのかご室照明電源による電源
供給を制御する点検制御リレー8及び停電灯4へのバッ
テリー電源5による電源供給を制御する点検制御リレー
9の時限動作制御機能、バッテリー電源5の電圧測定機
能、及び停電灯4の照度を検出する照度センサー10の
測定データ処理機能を持っている。
【0020】さらに、8Aは点検制御リレー8のb接
点、9Aは点検制御リレー9のa接点、11は停電灯自
動点検装置7がバッテリー電源5の電圧を測定するため
の結線、12は停電灯4及びバッテリー電源5などに異
常が認められた場合に上記停電灯自動点検装置7からエ
レベータ監視センターに通報するための通報出力であ
る。
【0021】また、図2は上記停電灯自動点検装置7の
動きを示すタイムチャートである。ここで、t1は点検
制御リレー8の動作時限で、停電灯4の照度測定のため
のかご室照明灯1の消灯時間1〜3秒の適当な時限、t
3は点検制御リレー9の動作時限で、1回の点検に要す
る例えば5〜10分程度のバッテリー劣化を判定するた
めに適当な時限、そして、t2は再度バッテリー電源5
の電圧を測定するタイミングを決めるもので、t3の時
限終了の直前に設定する。
【0022】さらに、図3は上記停電灯自動点検装置7
の動作フローチャートである。以下、図2及び図3を参
照して停電灯自動点検装置7の動作を説明する。まず、
図1に示すかご室照明の点灯用スイッチ2A、2Bは閉
成されていて、かご室内照明灯1は点灯し、かご室照明
電源の停電検出リレー3はピックアップし、停電検出リ
レー3のb接点3Aの開放により停電灯4は消灯してい
る。このような状態のときに、例えば1日1度、その建
物でエレベータの使用頻度が最も小さい夜間等に設定さ
れた定期点検時間となり、さらにその定期点検時間毎に
エレベータが使用されていないかを呼びが発生していな
いときにエレベータ制御用CPU6から送出される点検
信号によってチェックし、使用していないときまで待つ
(ステップS1、S2)。
【0023】そして、エレベータ制御用CPU6から点
検信号が入力されたときに停電灯4の自動点検を開始す
る。なお、このとき、かご室の扉は閉められている。停
電灯4の自動点検動作は、タイマを動作させて、図2に
示す時間に従って、点検制御リレー8及び9を作動させ
てそのb接点8Aを開放させると共にa接点9Aを閉成
させることにより、かご室内照明灯1を消灯させると共
に停電灯4を点灯させる。そして、このとき、かご室の
扉が閉められている状態での照度センサー10による停
電灯4の照度測定及びバッテリー電源5の端子電圧V1
の測定を行う(ステップS3ないしS6)。
【0024】その後、上記点検制御リレー8の動作時限
t1後、かご内に十分な照度を与えてエレベータを使用
可能に復旧させるために、点検制御リレー8を消勢させ
てそのb接点8Aを閉成させかご室内照明灯1を点灯さ
せるとともに、動作時限t2経過後のバッテリー電源5
の端子電圧V2を測定し、点検制御リレー9の動作時限
t3になったら、点検制御リレー9を消勢させてそのa
接点9Aを開放させることにより、停電灯4を消灯させ
て停電灯4の点検時の制御動作を終了する(ステップS
7ないしS11)。
【0025】そして、上記点検制御時に、上記ステップ
S5で得た照度センサー10による停電灯4の照度が定
められた値以下か否かを判定し、その設定値以下のとき
には図示しないエレベータ監視センターに停電灯4の照
度異常を通報する。また、上記ステップS6で得た停電
灯4を点灯した直後のバッテリー電源5の端子電圧V1
と、上記ステップS10で得た停電灯4を点灯してから
一定時間経過後のバッテリー電源5の端子電圧V2との
差、つまりバッテリー電源5に連続負荷をかけたときの
電圧降下(V1−V2)を測定し、その電圧降下が大き
ければ、簡易的ではあるがバッテリー電源5の蓄電能力
の判断ができるため、実測した電圧降下が予め設定した
限界値と比較して大きいとき、エレベータ監視センター
に通報し、現場にてバッテリー電源5に異常がないかを
直接点検する(ステップS12ないしS14)。
【0026】従って、上記実施例1によれば、停電灯自
動点検装置7により、定められた定期点検時間毎にCP
U6からの点検信号の入力に基づいてかご室内照明灯1
を消灯させると共に停電灯4を点灯させて、該停電灯4
の点灯開始時と点灯から一定時間経過後のバッテリー電
源5の端子電圧をそれぞれ検出し、それらの検出電圧の
差からバッテリー電源5の連続負荷印加時の電圧降下を
測定し、その電圧降下が限界値と比較して大きいとき、
バッテリー電源5の劣化を判定するようにしたので、保
守員を介在させることなく自動的にバッテリー電源5の
劣化を早期に発見できる。また、バッテリー電源5の劣
化判定出力をエレベータ監視センターに通報するので、
保守員を現地に派遣させることなくバッテリー電源5の
劣化を検出でき、バッテリー電源の再充電や交換を促し
て停電灯の不点灯に至るトラブルを事前に回避すること
ができる。
【0027】また、上記停電灯自動点検装置7により、
停電灯4を点灯させたときの照度センサー10により検
出される照度を設定値と比較して設定値以下のときに停
電灯4の照度低下を判定するので、停電灯4の劣化を早
期に発見でき、停電灯4の照度低下判定出力をエレベー
タ監視センターに通報するようにしたことにより、保守
員を現地に派遣させることなく停電灯4の劣化を検出で
き、停電灯4の交換を促して停電灯4の不点灯に至るト
ラブルを事前に回避する。また、停電灯4の点灯開始時
のバッテリー電源5の端子電圧を検出した後に、かご室
内照明灯1を点灯させてかご室内の照度を復旧させるよ
う構成したことにより、停電灯4の点検中も停電灯4の
照度測定後に速やかにかご室内照明灯1を点灯させて照
度を確保してエレベータを使用可能にすることができ
る。
【0028】実施例2.図4は、図1に示す実施例1に
対し、停電灯4の周辺回路に点検制御リレー9のa接点
9Bと負荷抵抗13を追加したもので、この実施例2で
は、バッテリー電源5に連続負荷をかけるとき、負荷が
大であればバッテリー電源5の劣化度合により電圧降下
が顕著に現れるように、点検時のみ停電灯4以外の負荷
13を並列に接続したものである。
【0029】すなわち、バッテリー電源5は、使用する
に従って端子電圧が低くなり、最後には寿命となるが、
これはバッテリー電源5の見掛け上の内部抵抗が増える
ためであり、電流が通ずることによりその内部抵抗に電
圧降下が生じ、バッテリー電源5の負荷を増大させるこ
とにより、バッテリー電源5の劣化度合により電圧降下
が顕著に現れるので、バッテリー電源5の劣化を早期に
発見でき、停電灯4の不点灯に至るトラブルを事前に回
避することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1に係
るエレベータの停電灯点検装置によれば、点検手段によ
り、定められた定期点検時間毎にエレベータ制御手段か
らの点検信号の入力に基づいて第1及び第2の開閉手段
を制御してかご室内照明灯を消灯させると共に停電灯を
点灯させて、該停電灯の点灯開始時と停電灯の点灯から
一定時間経過後のバッテリー電源の端子電圧をそれぞれ
検出し、それらの検出電圧の差からバッテリー電源の連
続負荷印加時の電圧降下を測定し、その電圧降下が限界
値と比較して大きいとき、バッテリー電源の劣化を判定
することにより、保守員を介在させることなく自動的に
バッテリー電源の劣化を早期に発見でき、停電灯の不点
灯に至るトラブルを事前に回避することができるという
効果がある。
【0031】また、請求項2に係るエレベータの停電灯
点検装置によれば、点検手段により、停電灯の点灯時に
バッテリー電源の負荷を増大させて電圧降下を測定する
よう構成したことにより、バッテリー電源の劣化度合い
が顕著に現れ、バッテリー電源の劣化を早期に発見で
き、停電灯の不点灯に至るトラブルを事前に回避するこ
とができるという効果がある。
【0032】また、請求項3に係るエレベータの停電灯
点検装置によれば、点検手段により、バッテリー電源の
劣化判定出力をエレベータ監視センターに通報するよう
構成したことにより、保守員を現地に派遣させることな
くバッテリー電源の劣化を検出でき、バッテリー電源の
再充電や交換を促して停電灯の不点灯に至るトラブルを
事前に回避することができるという効果がある。
【0033】また、請求項4に係るエレベータの停電灯
点検装置によれば、点検手段により、停電灯を点灯させ
たときの照度センサーにより検出される照度を設定値と
比較して設定値以下のときに停電灯の照度低下を判定す
ることにより、保守員を介在させることなく自動的に停
電灯の劣化を早期に発見でき、停電灯の不点灯に至るト
ラブルを事前に回避することができるという効果があ
る。
【0034】また、請求項5に係るエレベータの停電灯
点検装置によれば、点検手段により、停電灯の照度低下
判定出力をエレベータ監視センターに通報するよう構成
したことにより、保守員を現地に派遣させることなく停
電灯の劣化を検出でき、停電灯の交換を促して停電灯の
不点灯に至るトラブルを事前に回避することができると
いう効果がある。
【0035】さらに、請求項6に係るエレベータの停電
灯点検装置によれば、点検手段により、停電灯の点灯開
始時のバッテリー電源の端子電圧を検出した後に、第1
の開閉手段を制御してかご室内照明灯を点灯させてかご
室内の照度を復旧させるよう構成したことにより、停電
灯の点検中も停電灯の照度測定後に速やかにかご室内照
明灯を点灯させて照度を確保してエレベータを使用可能
にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係るエレベータの停電
灯点検装置を示すブロック構成図である。
【図2】 図1の停電灯自動点検装置7の動きを示すタ
イムチャートである。
【図3】 図1の停電灯自動点検装置7の動作を説明す
るフローチャートである。
【図4】 この発明の実施例2に係るもので、図1に示
す構成図の停電灯4の周辺回路に点検制御リレー9のa
接点9Bと負荷抵抗13を追加した部分構成図である。
【図5】 従来のエレベータの停電灯回路を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 かご室内照明灯、2A、2B 点灯用スイッチ、3
停電検出リレー、4 停電灯、5 バッテリー電源、
6 エレベータ制御用CPU、7 停電灯自動点検装
置、8、9 点検制御リレー、8A 点検制御リレー8
のa接点、9A 点検制御リレー9のa接点、9B 点
検制御リレー9のa接点、10 照度センサー、11
電圧を測定するための結線、12 通報出力、13 負
荷抵抗。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 かご室内照明灯、2A、2B 点灯用スイッチ、3
停電検出リレー、4 停電灯、5 バッテリー電源、
6 エレベータ制御用CPU、7 停電灯自動点検装
置、8、9 点検制御リレー、8A 点検制御リレー8
接点、9A 点検制御リレー9のa接点、9B 点
検制御リレー9のa接点、10 照度センサー、11
電圧を測定するための結線、12 通報出力、13 負
荷抵抗。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご室内照明灯を点灯させるかご室照明
    電源の停電時に停電灯にバッテリー電源を供給して上記
    停電灯を点灯させる停電灯回路を備えたエレベータにお
    いて、上記かご室内照明灯へのかご室内照明電源による
    電源供給を制御する第1の開閉手段と、上記停電灯への
    バッテリー電源による電源供給を制御する第2の開閉手
    段と、定められた定期点検時間毎にエレベータ制御手段
    からの点検信号の入力に基づいて上記第1及び第2の開
    閉手段を制御して上記かご室内照明灯を消灯させると共
    に上記停電灯を点灯させて、該停電灯の点灯開始時と停
    電灯の点灯から一定時間経過後の上記バッテリー電源の
    端子電圧をそれぞれ検出し、それらの検出電圧の差から
    バッテリー電源の連続負荷印加時の電圧降下を測定し、
    その電圧降下が限界値と比較して大きいとき、バッテリ
    ー電源の劣化を判定する点検手段とを備えたことを特徴
    とするエレベータの停電灯点検装置。
  2. 【請求項2】 上記点検手段は、停電灯の点灯時にバッ
    テリー電源の負荷を増大させて上記電圧降下を測定する
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの停電灯点
    検装置。
  3. 【請求項3】 上記点検手段は、バッテリー電源の劣化
    判定出力をエレベータ監視センターに通報することを特
    徴とする請求項1または2記載のエレベータの停電灯点
    検装置。
  4. 【請求項4】 上記停電灯の照度を検出する照度センサ
    ーを備え、上記点検装置は、上記停電灯を点灯させたと
    きに上記照度センサーにより検出される照度を設定値と
    比較して設定値以下のときに停電灯の照度低下を判定す
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    のエレベータの停電灯点検装置。
  5. 【請求項5】 上記点検手段は、停電灯の照度低下判定
    出力をエレベータ監視センターに通報することを特徴と
    する請求項4記載のエレベータの停電灯点検装置。
  6. 【請求項6】 上記点検手段は、上記照度センサーによ
    る停電灯の照度検出後に、上記第1の開閉手段を制御し
    て上記かご室内照明灯を点灯させてかご室内の照度を復
    旧させることを特徴とする請求項4または5記載のエレ
    ベータの停電灯点検装置。
JP12648894A 1994-06-08 1994-06-08 エレベータの停電灯点検装置 Pending JPH07330240A (ja)

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