JPH07329632A - 自動車用前照灯の照射方向自動制御機構 - Google Patents

自動車用前照灯の照射方向自動制御機構

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JPH07329632A
JPH07329632A JP12241794A JP12241794A JPH07329632A JP H07329632 A JPH07329632 A JP H07329632A JP 12241794 A JP12241794 A JP 12241794A JP 12241794 A JP12241794 A JP 12241794A JP H07329632 A JPH07329632 A JP H07329632A
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steering
headlight
vehicle
signal
road
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JP12241794A
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Masayuki Dobashi
正幸 土橋
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のステアリングに連動させて前照灯の
照射方向を左右の傾動させる自動制御機構を改良して、
連動の必要性の少ない時(明るい道路を走行するとき)
は、上記の連動制御機能を制限する。照射方向の連動に
よって対向車に眩惑を与える虞れの有るときも、上記と
同様にして対向車線方向への連動に限って制限する。 【構成】 ステアリング操舵角センサ9の出力信号を入
力される制御回路21は、左,右のランプ駆動ユニット
2,4を、操舵方向に連動させるように作動信号を出力
する。光センサ22が、明るい道路照明を検知した時、
および、対向車の前照灯からの光を検知した時は、前記
作動信号の出力を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の走行状態を検出
して、それぞれの状態に適したように前照灯の照射方向
を自動的に制御する機構に関するものである。なお、本
発明において前照灯とは、例えばフォグランプなどの補
助前照灯を含む意である。
【0002】
【従来の技術】例えば図7(A)に示すように、自動車
が左カーブの道路を走行するときは、同図に示したよう
に前照灯の照射方向が左方に傾いて、進行方向前方の路
上を照射することが望ましい。こうした事情に鑑みて、
運転者が左方に操向すると(いわゆる、左にハンドルを
切ると)前照灯が左方に傾動し、右方に操向すると前照
灯が右方に傾動する自動装置が公知(例えば特開昭62
−231845号)である。ところが、雪道などでカー
ブを曲ろうとするとき、限界円旋回状態になる場合が少
なくない。この走行状態はドリフトとも呼ばれ、タイヤ
と路面との間の摩擦力を越える遠心力が作用して、車体
がカーブ外側に尻を振る現象である。例えば図7(B)
において、運転者が矢印aのように左旋回しようとして
左方に操向したとき、限界円旋回状態になって車体が矢
印bのように尻を振ると、運転者は車体の姿勢をたて直
すため右側に操向する。その結果、前記の公知の自動装
置を備えた自動車は本図7(B)に示されているよう
に、前照灯の照射方向が右に向いてしまうので、走行方
向前方の路上が照明されなくなる。このような不具合を
解消するため、特開平5−305845号に係る自動車
用前照灯が提案されている。
【0003】上記特開平5−305845号の自動車用
前照灯は車輪の空転を検出してドリフト状態を自動的に
判断し、ドリフトと判断されたときは前照灯の光軸を車
両中心に戻すようになっており、これにより、前照灯が
運転者の希望と反対に向いてしまうことが防止されると
いう優れた実用的効果を奏するが、なお次に述べるよう
な改良の余地が有った。全部の車輪に車輪速センサを設
け、その出力信号を制御手段まで導かねばならないので
配線長が長く、多岐配線となるのでコスト高である。例
えば図7(B)のようにドリフトしたしき、前照灯の光
軸は車体中央(矢印F)に戻されるが、この方向は車両
の走行方向前方(矢印a)と一致しない。
【0004】上述のような不具合を解消して、前照灯の
照射方向を適正に制御するため、自動車の操向装置の操
舵角および操舵方向を検出する手段と、自動車の車体が
受けている横方向の加速度およびその方向を検出する手
段と、自動車の前照灯を左右方向に傾動せしめる駆動手
段と、前記の操舵方向の検出信号および加速度の検出信
号を入力されて、前記駆動手段に作動信号を与える制御
回路とを具備しており、かつ、上記の制御回路は、操舵
方向と加速度方向とが反対方向であるときは、操舵角に
略比例せしめて前照灯を操舵方向に傾動させる作動信号
を出力し、操舵方向と加速度方向とが同一方向であると
きは、前照灯を操舵方向と反対に傾動させる信号を出力
するように構成すると有効である。この構成は本発明者
が創作して別途出願中の発明(特願平6−22794
号、以下、先願の発明という)である。次に、図8ない
し図10を順次に参照して先願発明の実施例を説明をす
る。図8は先願の発明の自動車用前照灯の照射方向自動
制御機構の1実施例を示す制御系統図である。符号8は
制御回路を示す。1,6はそれぞれ左,右の前照灯であ
って、それぞれの駆動ユニット2,4によって左右に往
復傾動せしめられる。上記左,右の駆動ユニット2,4
は、制御回路8から与えられる作動指令により、駆動回
路7を介して作動せしめられる。上記左,右の前照灯
1,6の傾動角は左,右の角度センサ3,5によって検
出され、前記の制御回路8にフィードバックされる。図
示の符号9は、自動車の操向装置に付設されたステアリ
ング操舵角センサであって、ハンドルからナックルアー
ムに至るステアリング系統を構成している部材のうち、
操舵角に比例して動く部分の変位を検出するようになっ
ている。上記ステアリング操舵角センサ9の出力信号は
操舵方向判断手段10に入力され、操舵方向を表わす信
号を添えて制御回路8に入力される。この場合の入力信
号情報は、例えば「左旋回5度」とか「右旋回10度」
とかいうように、操舵方向と操舵角度を表わす。図示1
1は車速センサであって必須の構成部材ではない。横G
センサ12は、車体に働く遠心加速度を検出し、横G方
向判断手段13を介して制御回路8に対して遠心加速度
の大きさと方向とを表わす信号を与える。ただし、制御
回路8が必要とする入力情報は必ずしも遠心加速度の大
きさをアナログ表示するものであることを要せず、所定
値以上の遠心加速度が所定時間継続した場合に、その概
要的な方向(車体の右向きか左向きか)を表わせば簡単
で安価なセンサで足りる。
【0005】制御回路8は、操舵方向判断手段10から
の入力信号と、横G方向判断手段13からの入力信号と
を比較し、双方の信号が同方向を意味するものであるか
反対方向を意味するものであるかを判別する。そして、
反対方向であれば通常の運転状態であると判定し、同方
向であれば限界円旋回状態であると判定する。図9は上
記実施例における前照灯の傾動を制御する状態を表わす
2次元図表であって、横軸にステアリング操舵角をとる
とともに縦軸に前照灯の左右傾動角をとり、通常走行時
における操舵角と前照灯傾動角との関係を示す連動カー
ブと、限界円旋回時における前照灯傾動角との関係を、
それぞれ左,右の操向を表わす2本のカーブ、計4本の
カーブで描いてある。15L,15Rは通常走行時の制
御カーブ、16L,16Rは限界円旋回時の制御カーブ
であって、それぞれ添字のLは左側前照灯を表わし、添
字のRは右側前照灯を表わしている。経時的に作動する
場合の零については図10を参照して後述するが、それ
に先立って、先ず基本的な作動を本図9について述べ
る。通常走行状態であると判定された場合、左旋回方向
に操舵されると、前照灯の照射方向は通常時連動カーブ
15Lのごとく操舵角に連動される。すなわち、ステア
リング操舵角の座標(横軸)が左方(矢印L)に、角θ
を越えると、操舵角の増加に比例してライト傾動角(縦
軸)が左方(矢印L′)に増加してゆき、操舵角φで最
大傾動角ψに達する。通常走行状態であると判定された
場合、右旋回方向に操舵されると、前照灯の照射方向は
通常時連動カーブ15Rのごとく操舵角に連動される。
すなわち、ステアリング操舵角の座標(横軸)が右方
(矢印R)に、角θを越えると、操舵角の増加に比例し
てライト傾動角(縦軸)が右方(矢印R′)に増加して
ゆき、操舵角φで最大傾動角ψに達する。限界円旋回状
態であると判定された場合、左旋回方向に操舵される
と、ドリフト時制御カーブ16Lのごとく、直ちに最大
傾動角ψまで右方(矢印R′)に傾動せしめられる。す
なわち、遠心加速度が左方に向いている状態でハンドル
を少しでも左に切ると、前照灯は即時的に右方へいっぱ
いに傾動される(これは、右カーブを走行中に限界円旋
回状態(ドリフト)に陥った場合における自動的な作動
である)。
【0006】限界円旋回状態であると判定された場合、
右旋回方向に操舵されると、ドリフト時制御カーブ16
Rのごとく、直ちに最大傾動角ψまで左方(矢印L′)
に傾動せしめられる。すなわち、遠心加速度が右方に向
いている状態でハンドルを少しでも右に切ると、前照灯
は即時的に左方へいっぱいに傾動される(これは、左カ
ーブを走行中に限界円旋回状態(ドリフト)に陥った場
合における自動的な作動である)。
【0007】次に、通常走行状態から限界円旋回状態に
移行する場合の作動を説明する。図10は横軸に時間を
とり、自動車の走行に関する各種の条件を示した図表で
あって、(A)は図8に示したライトスイッチ14の連
動操作状態を、(B)は同じく操舵方向判断手段10の
出力信号を、(C)は同じく横G方向判断手段13の出
力信号を、(D)は同じく車速センサ11の出力信号
を、(E)は進行方向を、(F)は走行状態を、それぞ
れ表わしている。時刻t1で、ライトスイッチが連動切
離し位置から連動位置に操作された。本実施例のライト
スイッチには、断,ポジション,ロービーム,連動の4
つのモードが有り、連動の場合のみ前照灯の照射方向が
ステアリングに連動して左右に傾動せしめられ、また、
ハイビームの場合でもライトスイッチが連動モードであ
れば連動作用が行なわれる。そして時刻t2で自動車が
発進し、車速センサの出力信号がHiとなる。時刻t3
で道路が左カーブし始める。これに伴ってハンドルが左
に切られ、操舵方向判断手段の出力信号はL側にHiが
出力されている。このとき、車体が左に旋回するため右
方向の遠心加速度を受け、横G方向判断手段の出力信号
はR側にHiが出力される。この、時刻t3直後の状態
では、操舵方向が左で、遠心加速度方向が右であり、相
互に反対向きになっているので、制御回路8(図8)は
通常走行状態である(ドリフトしていない)と判断し、
図9について先に述べた通常時連動カーブ15Lのごと
く、操舵角に略比例させて前照灯の照射方向を左方(矢
印L′方向)に傾動させ、車両進行方向前方路上に向け
て照射させる。時刻t4で左カーブが終わってハンドル
が中立状態に戻され、操舵方向判断手段の出力信号は左
右共にL0となり、車体が直進するので遠心加速度を受
けなくなり、横G方向判断手段の出力信号も左右共にL
0となる。ステアリング操舵角が零になるので、前照灯
の左右方向の傾動は図2に示した座標原点Oに復元し、
車体正面に向く。時刻t5で道路が右カーブし始める。
これに伴ってハンドルが右に切られ、操舵方向判断手段
の出力信号はR側にHiが出力されている。このとき、
車体が右に旋回するため左方向の遠心加速度を受け、横
G方向判断手段の出力信号はL側にHiが出力される。
この、時刻t5直後の状態では、操舵方向が右で、遠心
加速度方向が左であり、相互に反対向きになっているの
で、制御回路8(図8)は通常走行状態である(ドリフ
トしていない)と判断し、図9について先に述べた通常
時連動カーブ15Rのごとく、操舵角に略比例させて前
照灯の照射方向を右方(矢印R′方向)に傾動させ、車
両進行方向前方路上に向けて照射させる。時刻t6で右
カーブが終わってハンドルが中立状態に戻され、操舵方
向判断手段の出力信号は左右共にL0となり、車体が直
進するので遠心加速度を受けなくなり、横G方向判断手
段の出力信号も左右共にL0となる。ステアリング操舵
角が零になるので、前照灯の左右方向の傾動は図9に示
した座標原点Oに復元し、車体正面に向く。時刻t
7で、道路が再び左にカーブしているためハンドルが左
に切られ、先に述べた時刻t3における左操舵と同様に
して、通常走行状態における左カーブ操舵状態に入る。
ところが、時刻t8で限界円旋回状態に陥り(ドリフト
して)図7(C)に示したように車体後部が矢印b方向
に振れたので、運転者は車体の姿勢をたて直すべく、ハ
ンドルを右に切った。これにより、図10の時刻t
9で、操舵方向判断手段の出力信号は右側(R側)がH
iになっている。しかし、横G方向判断手段の出力信号
はR側がHiを示し、右向きの遠心加速度を受け続けて
いることを表している。このように、操舵方向と遠心加
速度方向が同一方向になることは異常であり、制御回路
8は限界円旋回状態になったものと判断し、図9の通常
時連動カーブ15Lに従って行なっていた前照灯照射方
向の傾動制御をドリフト時制御カーブ16Rに切り換
え、ステアリング操舵角の大小に比例せしめることな
く、左側へ最大傾動角ψまで傾動させる。これにより前
照灯は、図7(C)に示したように車体の方向よりも左
方に振れた矢印f方向に向けられ、走行方向前方路上を
照射する。
【0008】時刻t10で道路の左カーブが終って直進状
態となる。図10においては左カーブの道路を走行して
いる時に限界円旋回した例について述べたが、右カーブ
の道路を走行している時に限界円旋回した場合も同様に
作用し、前照灯の照射方向は右方に最大傾動角ψまで傾
動せしめられて走行方向前方路上を照射せしめられ、夜
間走行中に限界円旋回(ドリフト)した場合における進
行方向前方視認性を確保する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、以上に説
明した先願の発明に係る自動車用前照灯の照射方向自動
制御装置を特許出願した後、さらに該先願発明の実用化
試験研究を進め、実用面において所期の効果を奏するこ
とを確認した。そして、上記の実用化試験研究の結果、
さらに改善が望まれる問題点を二つ確認した。すなわ
ち、 イ.例えば市街地のように道路照明の多い地域を走行す
る時、および、幹線道路のように完全な照明が行われて
いる道路を走行する場合は、操向に伴って前照灯の照射
方向を自動制御することの効果が充分に発揮されない。
すなわち、前照灯の照射方向が車体に対して一定であっ
ても、旋回走行に別段の照射を感じない。このような走
行条件下においても前照灯の照射方向を自動制御する
と、自動制御機構の作動頻度が徒らに多く、ランプ駆動
部の損耗を早めてしまうことになる。 ロ.対向車線に対向者が有るとき、自己車が対向車線側
へ操向すると、(例えば左側通行である日本国内で右回
りにハンドルを切ると)、自己車の前照灯が自動的に対
向車の方へ傾動し、対向車に眩惑を与えるので危険であ
り、好ましくない。 本発明は上記イ,ロの事情に鑑みて為されたものであっ
て、第1の発明の目的は、比較的暗い道路を走行する時
にのみ前照灯の照射方向自動制御が作用して、比較的明
るい道路を走行する時は前照灯の照射方向自動制御が作
動しないような制御機構を提供することである。また、
第2の発明の目的は、対向車に眩惑を与える虞れの無
い、照射方向自動制御機構を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的(不必要な作
動の抑制,対向車の眩惑を防止)を達成するため第1の
発明の構成は、自動車の走行状態を検出して前照灯の照
射方向を自動的に制御する装置において、自動車の操向
装置の操舵角および操舵方向を検出する手段と、自動車
が走行している道路の照明状態の明・暗の度合いを検出
する手段と、自動車の前照灯を左右方向に傾動せしめる
駆動手段と、前記の操舵方向の検出信号および照明状態
明暗信号を入力されて、前記駆動手段に作動信号を与え
る制御回路とを具備しており、かつ、上記の制御回路
は、走行道路の照明状態が所定の値よりも暗いときは、
操舵角に略比例せしめて前照灯を操舵方向に傾動させる
作動信号を出力し、走行道路の照明状態が所定の値より
も明るいときは、前照灯を走行方向前方の基準方向に向
ける作動信号を出力するものであることを特徴とする。
そして、第2の発明の構成は、自動車の走行状態を検出
して前照灯の照射方向を自動的に制御する装置におい
て、自動車の操向装置の操舵角および操舵方向を検出す
る手段と、対向車の有無を検出する手段と、自動車の前
照灯を左右方向に傾動せしめる駆動手段と、前記の操舵
方向の検出信号および対向車の有無信号を入力されて、
前記駆動手段に作動信号を与える制御回路とを具備して
おり、かつ、上記の制御回路は、対向車が無いことを表
わす信号を受けているとき、操舵角に略比例せしめて前
照灯を操舵方向に傾動させる作動信号を出力し、対向車
が有ることを表わす信号を受けているときは、対向車線
方向の操舵角が検出されても、前照灯を対向車線方向に
傾動させる作動信号を出力しないものであることを特徴
とする。
【0011】
【作用】第1の発明の構成によると、操向状態を表わす
信号と、道路の明暗を表わす信号とが制御装置に入力さ
れ、道路が暗いときは操舵に伴って前照灯の照射方向が
自動的に操舵方向に向くので、旋回操向に際して予定前
方が照明されて好都合であり、しかも、道路が明るいと
きは上記の自動制御が停止されるので、無駄な自動制御
作動が抑制され、自動制御機構(とりわけ前照灯の照射
方向を傾けるべく該前照灯を傾動される駆動手段)の無
益な損耗が防止され、耐久性が向上する。
【0012】第2の発明の構成によると、操向状態を表
わす信号と、対向車の有無を表わす信号とが制御装置に
入力され、対向車が無いときは操舵に伴って前照灯の照
射方向が自動的に操舵方向に向くので、旋回操向に際し
て予定前方が照明されて好都合であり、しかも、対向車
が有るときは上記の自動制御が停止されるので、無駄な
自動制御作動が抑制され、自動制御機構(とりわけ前照
灯の照射方向を傾けるべく該前照灯を傾動させる駆動手
段)の無益な損耗が防止され、耐久性が向上する上に、
対向車に眩惑を与える虞れが無く、夜間交通の安全に貢
献する。
【0013】
【実施例】次に図1ないし第4を順次に参照しつつ第1
の発明の実施例を説明する。図1は第1の発明に係る自
動車用前照灯の照射方向自動制御機構の1実施例を示す
制御系統図である。本図1は前記先願に係る発明の実施
例における図8に対応し、該図8と同一の符号を付した
ものは上記先願の発明におけると同様ないし類似の構成
部分である。なお、先願の発明においてライトと呼称し
た構成部材と、本発明におけるランプとは類似の部材で
あるから同一の符号を付してある。図1(本発明)が図
8(先願の発明)と異なる主要な点は、自己車が走行す
る道路の照明状態の明・暗わ検出する光センサ22を設
けて、その出力信号(明暗を表す信号)を制御回路21
に入力するように構成したことである。図1における制
御回路21は図8における制御回路8と類似の構成機器
であるが、その制御機能は若干異なっている(詳細後
述)。本実施例におけるステアリング操舵角センサ9
は、角度信号用スリットを有する回転円板と光学式セン
サとよりなり、ステアリングホイールの操舵角を検出す
るようになっている。操舵方向判断手段10は、上記ス
テアリング操舵角センサ9の検出信号に基づいて、直進
状態に比してステアリングホイールがどちらの方向に傾
いているかを判断し、出力信号を制御回路21に入力す
る。光センサ22は、硫化カドミウムを用いた受光素子
を自動車のダッシュボードないしボンネット付近に配置
し、走行道路の照明光を検出するようにしてある。
【0014】制御回路21は、操舵方向判断手段10を
介してステアリング操舵角センサ9からの信号を入力さ
れ、これに基づいて操舵角を算出し、操舵角の算出値に
応じた制御信号を駆動用回路7を介して、左,右ランプ
の駆動ユニット2,4に与える。上記の制御回路21
は、光センサ22の信号出力が所定値以上になると、
左,右ランプの駆動ユニット2,4に停止信号を与え、
左,右ランプ1,6の照射方向を基準状態(車体の方向
を基準として法規で定められた状態)で停止させる。
【0015】以上のように構成された本実施例(図1)
の作動について以下に説明する。ランプスイッチ14に
は、OFF,ポジション,ロービーム,連動の4種類の
モードが有り、連動モードの場合のみ、ステアリングに
連動して、以下に述べるような前照灯照射方向の自動制
御が行なわれるようになっている。光センサ22の検出
信号が所定値以下の場合(道路の照明が暗い場合)、ス
テアリング操舵角センサ9で検出された信号は、操舵方
向判断手段10を経て制御回路21に入力される。上記
制御回路21はステアリング操舵角を算出して、操舵角
算出値に応じた駆動信号を出力し、駆動回路7を経て
左,右ランプの駆動ユニット2,4を作動させ、左,右
ランプ1,6を操舵方向に回動させる。左,右ランプ
1,6の回動角は、角度センサ3,5によって検出さ
れ、制御回路21にフィードバックされる。左,右ラン
プ1,6の回動角が、前記の操舵角算出値に適応した角
度になると、制御回路21はブレーキ信号を出力して
左,右ランプの駆動ユニット2,4を停止させる。光セ
ンサ22の検出信号が所定値以上となった場合の作用を
次に述べる。図2は上掲の図1に示した実施例を備えた
自動車が道路を走行したときのタイムチャートの1例を
示し、(A)はランプスイッチの出力信号を、(B)は
操舵方向判断手段の出力信号を、(C)は光センサの出
力信号を、(D)は左,右旋回に関するハンドル操作の
状態を、(E)は走行道路の照明状態を、それぞれ表し
た図表である。t1〜t5は、それぞれ時刻を表わしてい
る。時刻t1でランプスイッチ14(図1参照)が連動
モードに操作され、ランプスイッチ出力信号がL0から
Hiに変化している。操舵方向判断手段出力信号が示し
ているように、時刻t2からt3まで左旋回し、時刻t3
からt4まで直進し、時刻t4からt5まで右旋回し、時
刻t5からは直進になっている。上記のように左,右に
操舵されている間、道路条件は時刻t6までの間、光セ
ンサがL0信号を発信していることから分かるように比
較的暗い状態である。上記の暗い状態(t1〜t6)にお
いては、図1について説明したようにして、操舵に伴っ
て操舵方向に、前照灯の照射方向が自動的に変化せしめ
られる。時刻t6からt11まで、光センサ出力信号がH
iとなり、道路の照明条件が比較的明るいことを示して
いる。この間(t6〜t11)において、時刻t7からt8
まで左旋回、時刻t9からt10まで右旋回の操舵が行な
われているが、図1について説明したように、光センサ
22が暗いことを検知している(出力信号がL0であ
る)から、操舵方向判断手段10の出力信号の如何に拘
らず、左,右ランプの駆動ユニット2,4は作動信号を
与えられず、左,右ランプ1,6は基準方向に向けられ
たままである。時刻t11〜t13までは光センサ出力信号
がL0(道路照明状態・暗)であるから、t12で右旋回
が始まると、前照灯の照射方向は操舵角に応じて右に向
けられる。ところが、時刻t13で光センサ出力信号がH
iになるので、右に向けられていた前照灯照射方向は基
準方向に戻され、時刻t15までの間(道路の照明が明る
い間)前照灯照射方向は基準方向に保たれ、明るい所で
は必要の少ない前照灯照射方向の自動制御作動は中止さ
れ、前照灯の駆動機構の損耗を防止する。図3はステア
リング操舵角を横軸にとり、ランプ作動角を縦軸にとっ
て示した特性図表を示し、(A)は第1の発明において
道路の照明状態が暗い状態の場合、および第2の発明に
おいて対向車の無い場合であり、(B)は第2の発明に
おいて自己車が左側走行していて、右側に対向車が検出
されてランプ作動が制限された場合である。この(B)
図については図5,図6と併せて、後に詳述する。図4
は前掲の図1に示した実施例の照射方向自動制御機構に
おける作動を表したフローチャートである。ステップ3
1でスタートし、ステップ32でランプスイッチ14
(図1参照)が連動モードであるか否かを判定し、NO
であればステップ33に進んで終了する。連動モードで
あればステップ34を経てステップ35に進み、光セン
サ22(図1参照)の出力信号が所定値以上であるかを
判定する。所定値以上でなければ(道路の照明状態が暗
ければ)ステップ36に進んで、ステアリング操舵角に
応じて前照灯照射方向を自動制御して、以下、循環す
る。ステップ35で光センサ22の出力信号が所定値以
上であれば、ステップ37に進んで前照灯照射方向を基
準方向とし、ステップ38で左,右ランプの駆動ユニッ
ト2,4(図1参照)に制動指令を与えて左右ランプ
1,6を固定する。
【0016】次に、図5および図6を順次に参照して第
2の発明の実施例を説明する。図5は第2の発明に係る
前照灯自動制御機構の1実施例を示す系統図であって、
第1の実施例における図1に対応する図である。図5
(第2の発明)が図1(第1の発明)に比して異なると
ころは、光センサ22に代えて対向車検出手段23を設
けた点である。この対向車検出手段23も光センサを用
いた構成機器であるが、道路の照明状態を検知するよう
な位置・姿勢に設置することなく、対向車のヘッドラン
プから投射された光を検知するように、車体側面もしく
はドアミラーに配設してある。先に述べた第1の発明に
おいては光センサ22がHiレベルの検出信号を出力す
ると、操舵状態の如何に拘らず前照灯の照射方向を基準
方向(概要的には車体進行方向)に向けて固定した。第
2の発明を、これ(第1の発明)と比較して言えば、対
向車検出手段23(図5)が対向車の前照灯の光を検知
してHiレベルの検出信号を出力している状態において
は、イ.自己車線側(L)に操舵すると操舵角に応じて
ランプ作動角が自己車線側(L)へ傾動せしめられ、
ロ.対向車線側(R)へ操舵してもランプ作動角は基準
状態(車体進行方向)よりも対向車線側(R)に向かな
い。これにより、対向車に眩惑を与える虞れが無く、夜
間交通が安全である。図6は第2の発明に係る前照灯照
射方向制御機構の1実施例を備えた自動車が走行したと
きのタイムチャートの1例であって、第1の発明の実施
例における図2に対応する図であり、(A)はランプス
イッチの出力信号を、(B)は操舵方向判断手段の出力
信号を、(C)は対向車検出手段の出力信号を、(D)
は操向状態を、(E)は対向車の有無を、それぞれ表わ
す図表である。時刻t1でランプスイッチが連動モード
に操作される。時刻t6からt10までの間、対向車検出
手段の出力信号がHiレベルになって、対向車の存在を
表わしている。先に述べたように、本例の対向車検出手
段は対向車の前照灯からの光を検知する構造であるか
ら、対向車が存在するとは、お互いの前照灯が視界に入
る状態を意味している。時刻t13で、また別の対向車が
視界に入っていることが分かる。そして、対向車が無い
ときは図3(A)に示した制御特性のように、ステアリ
ング操舵方向に、かつ操舵角に応じて(或る値までは略
比例して)前照灯が照射方向(ランプ作動角)を自動制
御される。そして、対向車が有るとき(時刻t6からt
11まで、および、t13以降)は、図3(B)に示した制
御特性のように、左,右方向それぞれに操舵した場合、
自己車線側の操舵に伴って前照灯照射方向(ランプ作動
角)が自己車線側に向いて走行予定方向を照射するが、
対向車が有るときは対向車線側(R)に操舵しても前照
灯照射方向は基準方向(車体正面)よりも対向車線側
(R)に向かない。これにより、対向車に眩惑を与える
ことが防止される。
【0017】
【発明の効果】第1の発明を適用すると、操向状態を表
わす信号と、道路の明暗を表わす信号とが制御装置に入
力され、道路が暗いときは操舵に伴って前照灯の照射方
向が自動的に操舵方向に向くので、旋回操向に際して予
定前方が照明されて好都合であり、しかも、道路が明る
いときは上記の自動制御が停止されるので、無駄な自動
制御作動が抑制され、自動制御機構(とりわけ前照灯の
照射方向を傾けるべく該前照灯を傾動させる駆動手段)
の無益な損耗が防止され、耐久性が向上するという優れ
た実用的効果を奏する。また、第2の発明を適用する
と、操向状態を表わす信号と、対向車の有無を表わす信
号とが制御装置に入力され、対向車が無いときは操舵に
伴って前照灯の照射方向が自動的に操舵方向に向くの
で、旋回操向に際して予定前方が照明されて好都合であ
り、しかも、対向車が有るときは上記の自動制御が停止
されるので、無駄な自動制御作動が抑制され、自動制御
機構(とりわけ前照灯の照射方向を傾けるべく該前照灯
を傾動させる駆動手段)の無益な損耗が防止され、耐久
性が向上する上に、対向車に眩惑を与える虞れが無く、
夜間交通の安全に貢献するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る自動車用前照灯の照射方向自
動制御機構の1実施例を示す制御系統図である。
【図2】上掲の図1に示した実施例を備えた自動車が道
路を走行したときのタイムチャートの1例を示し、
(A)はランプスイッチの出力信号を、(B)は操舵方
向判断手段の出力信号を、(C)は光センサの出力信号
を、(D)は左,右旋回に関するハンドル操作の状態
を、(E)は走行道路の照明状態を、それぞれ表した図
表である。
【図3】ステアリング操舵角を横軸にとり、ランプ作動
角を縦軸にとって示した特性図表を示し、(A)は第1
の発明において道路の照明状態が暗い状態の場合、およ
び第2の発明において対向車の無い場合であり、(B)
は第2の発明において自己車が左側走行していて、右側
に対向車が検出されてランプ作動が制限された場合であ
る。
【図4】前掲の図1に示した実施例の照射方向自動制御
機構における作動を表したフローチャートである。
【図5】第2の発明に係る前照灯自動制御機構の1実施
例を示す系統図であって、第1の実施例における図1に
対応する図である。
【図6】第2の発明に係る前照灯照射方向制御機構の1
実施例を備えた自動車が走行したときのタイムチャート
の1例であって、第1の発明の実施例における図2に対
応する図であり、(A)はランプスイッチの出力信号
を、(B)は操舵方向判断手段の出力信号を、(C)は
対向車検出手段の出力信号を、(D)は操向状態を、
(E)は対向車の有無を、それぞれ表わす図表である。
【図7】自動車がカーブを曲がるときの車体の姿勢と前
照灯の照射方向との関係を示す平面図である。
【図8】先願の発明の自動車用前照灯の照射方向自動制
御機構の1実施例を示す制御系統図である。
【図9】上記実施例における前照灯の傾動を制御する状
態を表わす2次元図表であって、横軸にステアリング操
舵角をとるとともに縦軸に前照灯の左右傾動角をとり、
通常走行時における操舵角と前照灯傾動角との関係を示
す連動カーブと、限界円旋回時における前照灯傾動角と
の関係を、それぞれ左,右の操向を表わす2本のカー
ブ、計4本のカーブで描いてある。
【図10】横軸に時間をとり、自動車の走行に関する各
種の条件を示した図表であって、(A)は図8に示した
ライトスイッチ14の連動操作状態を、(B)は同じく
操舵方向判断手段10の出力信号を、(C)は同じく横
G方向判断手段13の出力信号を、(D)は同じく車速
センサ11の出力信号を、(E)は進行方向を、(F)
は走行状態を、それぞれ表わしている。
【符号の説明】
1…左側前照灯、2…左側前照灯の駆動ユニット、3…
左側前照灯の角度センサ、4…右側前照灯の駆動ユニッ
ト、5…右側前照灯の角度センサ、6…右側前照灯、7
…前照灯駆動回路、8…制御回路、9…ステアリング操
舵角センサ、10…操舵方向判定手段、11…車速セン
サ、12…横Gセンサ、13…横G方向判断手段、14
…ランプスイッチ、22…光センサ、23…対向車検出
手段、24…制御回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の走行状態を検出して前照灯の照
    射方向を自動的に制御する装置において、 自動車の操向装置の操舵角および操舵方向を検出する手
    段と、 自動車が走行している道路の照明状態の明・暗の度合い
    を検出する手段と、 自動車の前照灯を左右方向に傾動せしめる駆動手段と、 前記の操舵方向の検出信号および照明状態明暗信号を入
    力されて、前記駆動手段に作動信号を与える制御回路と
    を具備しており、 かつ、上記の制御回路は、走行道路の照明状態が所定の
    値よりも暗いときは、操舵角に略比例せしめて前照灯を
    操舵方向に傾動させる作動信号を出力し、 走行道路の照明状態が所定の値よりも明るいときは、前
    照灯を走行方向前方の基準方向に向ける作動信号を出力
    するものであることを特徴とする、自動車用前照灯の照
    射方向自動制御機構。
  2. 【請求項2】 自動車の走行状態を検出して前照灯の照
    射方向を自動的に制御する装置において、 自動車の操向装置の操舵角および操舵方向を検出する手
    段と、 対向車の有無を検出する手段と、 自動車の前照灯を左右方向に傾動せしめる駆動手段と、 前記の操舵方向の検出信号および対向車の有無信号を入
    力されて、前記駆動手段に作動信号を与える制御回路と
    を具備しており、 かつ、上記の制御回路は、対向車が無いことを表わす信
    号を受けているとき、操舵角に略比例せしめて前照灯を
    操舵方向に傾動させる作動信号を出力し、 対向車が有ることを表わす信号を受けているときは、対
    向車線方向の操舵角が検出されても、前照灯を対向車線
    方向に傾動させる作動信号を出力しないものであること
    を特徴とする、自動車用前照灯の照射方向自動制御機
    構。
JP12241794A 1994-06-03 1994-06-03 自動車用前照灯の照射方向自動制御機構 Pending JPH07329632A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007145233A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Denso Corp 光照射システム
JP2012112827A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Toyota Mapmaster:Kk 勾配変化量データ作成装置及びナビゲーション装置

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