JPH07329509A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
- Publication number
- JPH07329509A JPH07329509A JP6130265A JP13026594A JPH07329509A JP H07329509 A JPH07329509 A JP H07329509A JP 6130265 A JP6130265 A JP 6130265A JP 13026594 A JP13026594 A JP 13026594A JP H07329509 A JPH07329509 A JP H07329509A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pitch
- tread
- groove
- tire
- land
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0318—Tread patterns irregular patterns with particular pitch sequence
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 氷雪上における走行性能を維持しつつ騒音の
発生を低減した空気入りタイヤを提供する。 【構成】 一対のサイドウォ−ルに跨がって円筒状に延
びるクラウン部の外周にトレッドを備え、該トレッドが
複数の周方向主溝と、これら周方向主溝に交わって延び
る多数のラグ溝、および上記溝群によって区分された陸
部を含み、上記陸部の1つと該陸部に隣り合った1つの
ラグ溝を組とするピッチにつき、長さが異なる複数種類
によってピッチバリエ−ションを施したタイヤにして、
上記トレッドの周方向陸部列におけるピッチ総数を少な
くとも72個、最短ピッチ長さを少なくとも20mm、周
方向溝の深さと上記ピッチ総数の2乗の積が4.3×1
04〜5.2×104 であって、タイヤ幅に対するトレ
ッド幅の比率が70〜75%の範囲にある空気入りタイ
ヤ。
発生を低減した空気入りタイヤを提供する。 【構成】 一対のサイドウォ−ルに跨がって円筒状に延
びるクラウン部の外周にトレッドを備え、該トレッドが
複数の周方向主溝と、これら周方向主溝に交わって延び
る多数のラグ溝、および上記溝群によって区分された陸
部を含み、上記陸部の1つと該陸部に隣り合った1つの
ラグ溝を組とするピッチにつき、長さが異なる複数種類
によってピッチバリエ−ションを施したタイヤにして、
上記トレッドの周方向陸部列におけるピッチ総数を少な
くとも72個、最短ピッチ長さを少なくとも20mm、周
方向溝の深さと上記ピッチ総数の2乗の積が4.3×1
04〜5.2×104 であって、タイヤ幅に対するトレ
ッド幅の比率が70〜75%の範囲にある空気入りタイ
ヤ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、氷雪上における走行性
能を維持しつつ、騒音の発生を低減した空気入りタイヤ
に関するものである。
能を維持しつつ、騒音の発生を低減した空気入りタイヤ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】氷雪上走行に供される、いわゆる冬タイ
ヤのトレッドは、従来、例えば特公平3-23367 に示され
るように、周方向に向かって互いに並行に延びる複数本
(4本)のストレ−ト、またはクランク状周方向主溝
と、一方のトレッド端からそれらの周方向主溝を横切り
他端まで延びる多数のラグ溝によって区分された、ブロ
ックより成る構造が好んで使用されている。そして、特
に雪路上における駆動・制動性向上の観点から、夏タイ
ヤに比べてトレッドのネガティブ比(トレッド全体の面
積に対する溝の部分が占める割合)を大きくし、且つ溝
を深く設けられている。
ヤのトレッドは、従来、例えば特公平3-23367 に示され
るように、周方向に向かって互いに並行に延びる複数本
(4本)のストレ−ト、またはクランク状周方向主溝
と、一方のトレッド端からそれらの周方向主溝を横切り
他端まで延びる多数のラグ溝によって区分された、ブロ
ックより成る構造が好んで使用されている。そして、特
に雪路上における駆動・制動性向上の観点から、夏タイ
ヤに比べてトレッドのネガティブ比(トレッド全体の面
積に対する溝の部分が占める割合)を大きくし、且つ溝
を深く設けられている。
【0003】しかしながら、冬タイヤと云っても氷雪路
のみを走行する訳ではなく、雪のない舗装道路を高速で
走行する機会も多いため、その場合タイヤから発生する
騒音が問題となる。タイヤが発する騒音の主な原因は、
走行時においてトレッドのブロックが路面に踏み込み、
続いて蹴り出すとき、路面から受ける入力によって発生
するブロックの振動成分と、特に、周方向主溝につき、
溝幅が踏み込み部/蹴り出し部で、外力の作用によって
急変動するのに伴い溝壁に高周波振動が発生し、それが
接地面における周方向主溝内、つまり管内の空気を振動
させ、それに基づく音響的共鳴作用によって騒音が悪化
するものである。
のみを走行する訳ではなく、雪のない舗装道路を高速で
走行する機会も多いため、その場合タイヤから発生する
騒音が問題となる。タイヤが発する騒音の主な原因は、
走行時においてトレッドのブロックが路面に踏み込み、
続いて蹴り出すとき、路面から受ける入力によって発生
するブロックの振動成分と、特に、周方向主溝につき、
溝幅が踏み込み部/蹴り出し部で、外力の作用によって
急変動するのに伴い溝壁に高周波振動が発生し、それが
接地面における周方向主溝内、つまり管内の空気を振動
させ、それに基づく音響的共鳴作用によって騒音が悪化
するものである。
【0004】冬タイヤは上に述べたように、トレッドが
広く、且つ深い溝によって区分されたブロックにて形成
されているため、騒音に関する限り著しく不利である。
騒音低減の方策としては、夏タイヤに施される場合に準
じて、上記ブロックの振動成分に対しては、2、または
3種類の長さのピッチを用い、ピッチバリエ−ションの
手法を適用してトレッドの周上にブロックを配列し、音
の特定の周波数を分散させることによって気にならない
音にすることが行われてきた。一方気柱管共鳴について
は、共鳴を抑制するための突出部を、溝底、または溝壁
から周方向に所定間隔を置いて設けることなどが提案さ
れている。
広く、且つ深い溝によって区分されたブロックにて形成
されているため、騒音に関する限り著しく不利である。
騒音低減の方策としては、夏タイヤに施される場合に準
じて、上記ブロックの振動成分に対しては、2、または
3種類の長さのピッチを用い、ピッチバリエ−ションの
手法を適用してトレッドの周上にブロックを配列し、音
の特定の周波数を分散させることによって気にならない
音にすることが行われてきた。一方気柱管共鳴について
は、共鳴を抑制するための突出部を、溝底、または溝壁
から周方向に所定間隔を置いて設けることなどが提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】冬タイヤに関しては上
に述べたように、氷雪上における走行性能を維持する必
要があるため、夏タイヤに対する手段の単なる踏襲によ
っては騒音の低減を効果的に達成することは困難であ
る。本発明は上記問題に鑑みなされたもので、氷雪上走
行性能を維持しつつ騒音を低減した冬用タイヤを提供す
ることを目的とする。
に述べたように、氷雪上における走行性能を維持する必
要があるため、夏タイヤに対する手段の単なる踏襲によ
っては騒音の低減を効果的に達成することは困難であ
る。本発明は上記問題に鑑みなされたもので、氷雪上走
行性能を維持しつつ騒音を低減した冬用タイヤを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対のサイド
ウォ−ルに跨がって円筒状に延びるクラウン部の外周に
トレッドを備え、該トレッドが複数の周方向主溝と、こ
れら周方向主溝に交わって延びる多数のラグ溝、および
上記溝群によって区分された陸部を含み、上記陸部の1
つと該陸部に隣り合った1つのラグ溝を組とするピッチ
につき、長さが異なる複数種類によってピッチバリエ−
ションを施したタイヤにして、上記トレッドの周方向陸
部列におけるピッチ総数を少なくとも72個、最短ピッ
チ長さを少なくとも20mm、周方向溝の深さと上記ピッ
チ総数の2乗の積が4.3×104 〜5.2×104 で
あって、タイヤ幅に対するトレッド幅の比率が70〜7
5% の範囲にあることを特徴とする空気入りタイヤであ
る。
ウォ−ルに跨がって円筒状に延びるクラウン部の外周に
トレッドを備え、該トレッドが複数の周方向主溝と、こ
れら周方向主溝に交わって延びる多数のラグ溝、および
上記溝群によって区分された陸部を含み、上記陸部の1
つと該陸部に隣り合った1つのラグ溝を組とするピッチ
につき、長さが異なる複数種類によってピッチバリエ−
ションを施したタイヤにして、上記トレッドの周方向陸
部列におけるピッチ総数を少なくとも72個、最短ピッ
チ長さを少なくとも20mm、周方向溝の深さと上記ピッ
チ総数の2乗の積が4.3×104 〜5.2×104 で
あって、タイヤ幅に対するトレッド幅の比率が70〜7
5% の範囲にあることを特徴とする空気入りタイヤであ
る。
【0007】
【作用】冬用タイヤの騒音低減を目的として発明者が種
々検討を行ったところによると、耳障りな音の低減には
600〜1200HZの周波数帯のブロック振動音を減じ
る必要があり、そのために本発明においては、長さが異
なる複数種類のピッチ、好ましくは5種類、但しこの場
合、ブロック剛性維持のために最短ピッチ長さは少なく
とも20mmとし、各ブロック列における周上のピッチ総
数を少なくとも72個用いてピッチバリエ−ションを施
し(例えばランダム配列を基調として)、且つ音が発生
する区域としてのトレッドの幅をタイヤ幅の70〜75
% に限定することによって効果を上げた。最短ピッチ長
さが少なくとも20mmなる制限の下に、ピッチ総数が少
なくとも72個は、この種のタイヤにおいては著しく多
く、またトレッド幅が著しく狭い。
々検討を行ったところによると、耳障りな音の低減には
600〜1200HZの周波数帯のブロック振動音を減じ
る必要があり、そのために本発明においては、長さが異
なる複数種類のピッチ、好ましくは5種類、但しこの場
合、ブロック剛性維持のために最短ピッチ長さは少なく
とも20mmとし、各ブロック列における周上のピッチ総
数を少なくとも72個用いてピッチバリエ−ションを施
し(例えばランダム配列を基調として)、且つ音が発生
する区域としてのトレッドの幅をタイヤ幅の70〜75
% に限定することによって効果を上げた。最短ピッチ長
さが少なくとも20mmなる制限の下に、ピッチ総数が少
なくとも72個は、この種のタイヤにおいては著しく多
く、またトレッド幅が著しく狭い。
【0008】一方気柱管共鳴防止と氷雪上走行性維持の
ために、周方向主溝深さとピッチ総数の2乗の積を4.
3×104 〜5.2×104 に定めている。上記積が
4.3×104 に満たない場合は、気柱管共鳴に対して
は好ましいが、溝深さが浅くなり過ぎ、氷雪上での走行
性能が不足する。なお夏タイヤの場合は、上記積の値は
3.5×104 前後である。また5.2×104 を越え
ると、本発明の目的を達成することができず、その他ブ
ロックの耐摩耗性にも問題が生じる。
ために、周方向主溝深さとピッチ総数の2乗の積を4.
3×104 〜5.2×104 に定めている。上記積が
4.3×104 に満たない場合は、気柱管共鳴に対して
は好ましいが、溝深さが浅くなり過ぎ、氷雪上での走行
性能が不足する。なお夏タイヤの場合は、上記積の値は
3.5×104 前後である。また5.2×104 を越え
ると、本発明の目的を達成することができず、その他ブ
ロックの耐摩耗性にも問題が生じる。
【0009】
【実施例】以下図面に基づき説明する。図1は本発明に
おける1実施例を示すタイヤのトレッド平面展開図であ
り、図2は同タイヤの右半分の断面輪郭図である。本発
明においてタイヤT (図2)は、一対のサイドウォ−ル
S と、両サイドウォ−ルS に跨がって円筒状に延びるク
ラウン部C が連なり、クラウン部の外周にトレッド1
(図1)を備える。トレッド1 は、複数の周方向主溝2
と、これら周方向主溝に交わる多数のラグ溝3 、および
これら溝群によって区分された陸部4を含む。
おける1実施例を示すタイヤのトレッド平面展開図であ
り、図2は同タイヤの右半分の断面輪郭図である。本発
明においてタイヤT (図2)は、一対のサイドウォ−ル
S と、両サイドウォ−ルS に跨がって円筒状に延びるク
ラウン部C が連なり、クラウン部の外周にトレッド1
(図1)を備える。トレッド1 は、複数の周方向主溝2
と、これら周方向主溝に交わる多数のラグ溝3 、および
これら溝群によって区分された陸部4を含む。
【0010】この実施例においては、トレッド端E の一
方から、トレッド両端を基点とするトレッド幅WT(図
2)のほぼ1/4点、および3/4点位置に、周方向に
向かって素通しの部分、またはストレ−トに貫通する部
分をなくすか、あっても僅かに止めるために、ストレ−
ト要素5 に対し傾斜要素6 によって左右に振りを与え、
変形クランク状に延びる中間周方向主溝(以下、単に中
間主溝と云う)22を設けると共に、両中間主溝22に区画
される区域をほぼ3等分する位置に、同様の変形クラン
ク状センタ−寄り周方向主溝(以下、単にセンタ−寄り
主溝と云う)21を一対も設けている。
方から、トレッド両端を基点とするトレッド幅WT(図
2)のほぼ1/4点、および3/4点位置に、周方向に
向かって素通しの部分、またはストレ−トに貫通する部
分をなくすか、あっても僅かに止めるために、ストレ−
ト要素5 に対し傾斜要素6 によって左右に振りを与え、
変形クランク状に延びる中間周方向主溝(以下、単に中
間主溝と云う)22を設けると共に、両中間主溝22に区画
される区域をほぼ3等分する位置に、同様の変形クラン
ク状センタ−寄り周方向主溝(以下、単にセンタ−寄り
主溝と云う)21を一対も設けている。
【0011】両センタ−寄り主溝21に区画された部分
は、各上記主溝21から周方向に距離を置いて、センタ−
ラグ溝31を互い違いに赤道面O まで設け、センタ−陸部
41を区分している。その結果、センタ−陸部41は、分断
されることなくブリッジ7 にて周方向に連なるリブを成
している。次にセンタ−寄り主溝21と中間主溝22に区画
される区域は、その中央に設けた幅が狭い縮幅部8 と、
比較的幅が広まった拡幅部9 からなる周方向補助(以
下、単に補助溝と云う)10を介し左右の上記主溝21、22
間に延びる中間ラグ溝32によって区分した、ブロックに
成る中間陸部42形成している。そして中間主溝22とトレ
ッド端E に区画される区域は、トレッド端E から幅広く
延び、上げ底のくびれ部が続いて中間主溝22に交わるシ
ョルダ−ラグ溝33によってブロックに区分したショルダ
−陸部43を形成している。
は、各上記主溝21から周方向に距離を置いて、センタ−
ラグ溝31を互い違いに赤道面O まで設け、センタ−陸部
41を区分している。その結果、センタ−陸部41は、分断
されることなくブリッジ7 にて周方向に連なるリブを成
している。次にセンタ−寄り主溝21と中間主溝22に区画
される区域は、その中央に設けた幅が狭い縮幅部8 と、
比較的幅が広まった拡幅部9 からなる周方向補助(以
下、単に補助溝と云う)10を介し左右の上記主溝21、22
間に延びる中間ラグ溝32によって区分した、ブロックに
成る中間陸部42形成している。そして中間主溝22とトレ
ッド端E に区画される区域は、トレッド端E から幅広く
延び、上げ底のくびれ部が続いて中間主溝22に交わるシ
ョルダ−ラグ溝33によってブロックに区分したショルダ
−陸部43を形成している。
【0012】この実施例においては、ラグ溝3 は軸方向
に対し浅く傾斜したショルダ−ラグ溝33の上記くびれ部
を除き軸方向と平行に延びている。またラグ溝3 は、周
方向主溝2 と同等、または多少浅く設けることが好まし
い。なお符号11は、直線状、およびL字状サイプであ
り、直線状サイプは軸方向に延び、L字状サイプは軸方
向と周方向に延びる2つの要素から成る。図示を省略し
ているが、本発明においてタイヤは、サイドウォ−ルの
一方からクラウン部を通り、他方サイドウォ−ルに亙っ
て、例えばラジアルカ−カスを、また該カ−カスとトレ
ッド間に非伸長性ベルト層を配置することによって強化
した構造を適用することができる。
に対し浅く傾斜したショルダ−ラグ溝33の上記くびれ部
を除き軸方向と平行に延びている。またラグ溝3 は、周
方向主溝2 と同等、または多少浅く設けることが好まし
い。なお符号11は、直線状、およびL字状サイプであ
り、直線状サイプは軸方向に延び、L字状サイプは軸方
向と周方向に延びる2つの要素から成る。図示を省略し
ているが、本発明においてタイヤは、サイドウォ−ルの
一方からクラウン部を通り、他方サイドウォ−ルに亙っ
て、例えばラジアルカ−カスを、また該カ−カスとトレ
ッド間に非伸長性ベルト層を配置することによって強化
した構造を適用することができる。
【0013】本発明において、陸部4 と、この陸部に隣
り合った1つのラグ溝3 を組とするピッチにつき、長さ
が異なる複数を用いピッチバリエ−ションを施してお
り、周方向陸部列におけるピッチの総数は少なくとも7
4個、最大87個、そしてこの場合最短ピッチの長さを
少なくとも20mmで構成し、且つ周方向溝の深さとピッ
チ総数の2乗の積が4.3×104 〜5.2×104 の
範囲にあるものとする。
り合った1つのラグ溝3 を組とするピッチにつき、長さ
が異なる複数を用いピッチバリエ−ションを施してお
り、周方向陸部列におけるピッチの総数は少なくとも7
4個、最大87個、そしてこの場合最短ピッチの長さを
少なくとも20mmで構成し、且つ周方向溝の深さとピッ
チ総数の2乗の積が4.3×104 〜5.2×104 の
範囲にあるものとする。
【0014】図1に示す実施例は、長さが異なる5種類
のピッチP1〜P5(P1<P2<P3<P4<P5)を適用した例で
あるが、中間陸部42が位置する周方向陸部列においてピ
ッチP1は、補助溝10の左側の部分で中間陸部42と、その
下方に隣接する中間ラグ溝32から成る。ピッチP2〜P5も
同様である。補助溝10の右側部分は、図において上方に
約1/2ピッチ位相がずれてはいるが、左側部分と同一
のピッチ配分がなされている。センタ−、およびショル
ダ−陸部41、42が位置する陸部列についても周方向に所
定の位相差を設けているが、同様のピッチ配分であるこ
とに変わりはない。赤道面O より右側の領域は、左側の
領域とは形状的に陸部4 の周方向に対する向きが異なる
が、この領域においても同様のピッチ配分と、後述する
ピッチ配列を行っている。
のピッチP1〜P5(P1<P2<P3<P4<P5)を適用した例で
あるが、中間陸部42が位置する周方向陸部列においてピ
ッチP1は、補助溝10の左側の部分で中間陸部42と、その
下方に隣接する中間ラグ溝32から成る。ピッチP2〜P5も
同様である。補助溝10の右側部分は、図において上方に
約1/2ピッチ位相がずれてはいるが、左側部分と同一
のピッチ配分がなされている。センタ−、およびショル
ダ−陸部41、42が位置する陸部列についても周方向に所
定の位相差を設けているが、同様のピッチ配分であるこ
とに変わりはない。赤道面O より右側の領域は、左側の
領域とは形状的に陸部4 の周方向に対する向きが異なる
が、この領域においても同様のピッチ配分と、後述する
ピッチ配列を行っている。
【0015】トレッド1 の周上にピッチ配列を行うに当
たっては、ランダム配列を基調とし、その場合、陸部の
剛性が大きく異なるピッチP1とP5またはP4、ピッチP2と
P5の並置は避けることが望ましい。
たっては、ランダム配列を基調とし、その場合、陸部の
剛性が大きく異なるピッチP1とP5またはP4、ピッチP2と
P5の並置は避けることが望ましい。
【0016】本発明においてトレッドの幅WTは、タイヤ
幅WSの70〜75% と著しく小さい。トレッド幅をこの
ように狭くするために、この実施例では図2に示すよう
にタイヤ幅の基点Q から下方のサイドウォ−ルS の外表
面輪郭を、曲率半径R1の円弧にて形成し、点Q から上方
を曲率半径R1の1/2か、または多少大きめの曲率半径
の円弧でつなぎトレッド端に至る上方域を大きい曲率半
径R3の円弧にて形成している。
幅WSの70〜75% と著しく小さい。トレッド幅をこの
ように狭くするために、この実施例では図2に示すよう
にタイヤ幅の基点Q から下方のサイドウォ−ルS の外表
面輪郭を、曲率半径R1の円弧にて形成し、点Q から上方
を曲率半径R1の1/2か、または多少大きめの曲率半径
の円弧でつなぎトレッド端に至る上方域を大きい曲率半
径R3の円弧にて形成している。
【0017】
【効果】本発明にに成るタイヤの効果を確かめるべく20
5/70R16 サイズの乗用車用ラジアル構造タイヤを使用
し、比較品を交えて実車による通過騒音、および冬タイ
ヤとしてのスノ−性テストを行い評価をした。テストタ
イヤは、両者とも図1に示すトレッドを用い、トレッド
のネガティブ比を0.31と同一にした。トレッドの諸
元、およびテスト結果は表1に示す通りである。テスト
に当たって両種のタイヤは、6 1/2JJ リムに組み、1.
6Kgf/Cm2 の内圧を充填し、実車にて、通過騒音の測定
は、JASO規格に定める方法に基づき行った。またスノ−
性テストは、圧雪路上を50Km/Hの定速度で直進し、ブ
レ−キをかけた地点から停止地点までの距離を測定し
た。
5/70R16 サイズの乗用車用ラジアル構造タイヤを使用
し、比較品を交えて実車による通過騒音、および冬タイ
ヤとしてのスノ−性テストを行い評価をした。テストタ
イヤは、両者とも図1に示すトレッドを用い、トレッド
のネガティブ比を0.31と同一にした。トレッドの諸
元、およびテスト結果は表1に示す通りである。テスト
に当たって両種のタイヤは、6 1/2JJ リムに組み、1.
6Kgf/Cm2 の内圧を充填し、実車にて、通過騒音の測定
は、JASO規格に定める方法に基づき行った。またスノ−
性テストは、圧雪路上を50Km/Hの定速度で直進し、ブ
レ−キをかけた地点から停止地点までの距離を測定し
た。
【0018】
【表1】
【0019】表1に示すように本発明に成るタイヤは、
冬タイヤとしての性能を維持しつつ、効果的に改善され
た騒音特性を有するものである。
冬タイヤとしての性能を維持しつつ、効果的に改善され
た騒音特性を有するものである。
【図1】第1実施例のトレッド平面展開図。
【図2】同タイヤの断面輪郭図。
【符号の説明】 1 トレッド 2 周方向主溝 3 ラグ溝 4 陸部 P ピッチ WT トレッド幅 WS タイヤ幅
Claims (1)
- 【請求項1】 一対のサイドウォ−ルに跨がって円筒状
に延びるクラウン部の外周にトレッドを備え、該トレッ
ドが複数の周方向主溝と、これら周方向主溝に交わって
延びる多数のラグ溝、および上記溝群によって区分され
た陸部を含み、上記陸部の1つと該陸部に隣り合った1
つのラグ溝を組とするピッチにつき、長さが異なる複数
種類によってピッチバリエ−ションを施したタイヤにし
て、上記トレッドの周方向陸部列におけるピッチ総数を
少なくとも72個、最短ピッチ長さを少なくとも20m
m、周方向溝の深さと上記ピッチ総数の2乗の積が4.
3×104 〜5.2×104 であって、タイヤ幅に対す
るトレッド幅の比率が70〜75% の範囲にあることを
特徴とする空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6130265A JPH07329509A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6130265A JPH07329509A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07329509A true JPH07329509A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15030149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6130265A Pending JPH07329509A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07329509A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112021002920B4 (de) | 2020-05-28 | 2023-09-28 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Luftreifen |
-
1994
- 1994-06-13 JP JP6130265A patent/JPH07329509A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE112021002920B4 (de) | 2020-05-28 | 2023-09-28 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Luftreifen |
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